K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

神長 美津子
人間開発学部 子ども支援学科
教授
Last Updated :2019/04/19

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    神長 美津子, カミナガ ミツコ

所属・職名

  • 人間開発学部 子ども支援学科, 教授

学位

  • 1994年03月, 教育学修士, 宇都宮大学, 教修第66号

本学就任年月日

  • 2013年04月01日

研究分野

  • 幼児教育学、保育学

研究活動

論文

  • 「幼児期の教育に求められること」, 『幼稚園じほう』, 第33巻第1号, 5, 11, 2004年04月01日, 全国国公立幼稚園長会, これから幼稚園として、幼児期の教育の独自性と学校教育としての一貫性をもつこと、少子化や情報化の中にあっては幼児の人間関係を深め生活体験を豊かにしていくこと、幼稚園の機能を拡大させていくことを提言する。
  • 「生きる力の基礎を培う幼児教育」, 『初等教育資料』, №767, 78, 84, 2006年04月01日, 東洋館出版社, 学校教育のはじまりとしての幼稚園教育をどのように考えるのかについて論述する。特に、幼児期の教育の中核となる遊びに焦点をあて、遊びの中で幼児がどのような経験をしているか、どのようなことを学んでいるかをとらえながら、小学校以降の生活や学習の基盤をどう培っていくかを論述する。
  • 「遊びの再考」, 『幼稚園じほう』, 第35巻第2号, 5, 11, 2006年05月01日, 全国国公立幼稚園長会, 幼児教育の基本である「遊びを通しての総合的な指導」について、「遊びを支える条件」と「遊びの中で学んでいること」の二つの視点から論述する。
  • 「小学校との連携~子ども観や教育観を交流する~」, 『幼稚園じほう』, 第36巻第8号, 5, 11, 2007年11月01日, 全国国公立幼稚園長会, 学校教育法改正、幼稚園教育要領改訂を受け、幼小の連携がどうあるべきかについて述べる。特に、幼児児童の活動の交流や、教職員の研修、人事の交流等を通して、幼稚園教員や小学校教員が学ぶべきこととして、子ども観や教育観の交流することとして、幼児期から児童期への教育を見通して行うことをあげている。
  • 「『預かり保育』の充実を目指して」, 『幼稚園じほう』, 第37巻第5号, 5, 11, 2008年08月01日, 全国国公立幼稚園長会, 学校教育法改正、幼稚園教育要領改訂を受け、幼稚園における預かり保育がどうあるべきかについて述べる。特に、幼児の1日の生活を踏まえた計画を立て、家庭生活と園生活との連続性を大事にすることを強調する。その際、園全体の協力体制や家庭との連携が重要であることを指摘している。
  • 「幼児期の教育と小学校教育との滑らかな接続」, 『幼稚園じほう』, 第39巻第9号, 5, 11, 2011年12月01日, 全国国公立幼稚園長会, 現状の幼小の連携を一歩進め、発達や学びの連続性を確保するために、接続期のカリキュラムを作成し、幼児期から児童期を「学びの芽生えを培う教育」として充実させていくことを論述する。
  • これからの幼稚園に求められるカリキュラム・マネジメント, 初等教育資料, No.955, 84, 91, 2017年07月01日, 東洋館出版, 平成30年度実施幼稚園教育要領では、幼児教育の質を高めるために、幼稚園教育において育みたい資質・能力に沿ってカリキュラム・マネジメントが重要とされている。この趣旨に沿って、幼稚園ではカリキュラム・マネジメントはどう進めていくのか、その課題はどこにあるかについて論述する。
  • 専門職としての保育者, 保育学研究, 第53巻1号, 94, 103, 2015年08月01日, 日本保育学会, 乳幼児期の保育・教育に携わる幼稚園教員と保育所保育士を「保育者」としてとらえ、保育者の専門性について明らかにした上で、保育者の専門性を高めるためにはどうしたらよいか、資質・向上に関わる課題を明らかにする。
  • 「行事の在り方」再考, 幼稚園じほう, 第42巻第3号, 5, 11, 2014年06月01日, 全国国公幼幼稚園長会, 「失われた育ちの機会」と言われ、幼児期の体験が不足していることを踏まえ、幼児が豊かな体験を得る場としての幼稚園における園行事の意義や在り方について考察。改めて、人と人とが触れ合う場としての園行事の在り方について論述する。

著書等出版物

  • 『改訂 保育原理』, 光生館, 2003年10月01日, 砂上史子、柴崎正行、小櫃智子、森真理、佐藤暁子、福田泰雅、青井倫子、中橋美穂、神長美津子、小田豊、湯川嘉津美、芦田宏、松川由希子、泉千勢、植松紀子、森高ホサナ、田極直子、内藤芳子、永瀬真澄, 保育入門の書として、第1部保育との出会い、第2部保育実践の要、第3部保育の歩み、第4部保育の地平線に分けて、保育についてわかりやすく解説。具体的には、子どもの特性や保育の基本、保育者の専門性と役割、幼稚園や保育所の生活、遊びや保育方法、保育の歴史、これからの保育課題である。
  • 『保育のレベルアップ講座』, ひかりのくに, 2003年11月01日, いくつかの保育のエピソードから、保育の中で大事にしたいことや、現在の保育の中で求められることについて述べる。具体的には、「遊びの指導とは」「幼児期の道徳性」「指導計画の作成とは」「幼児理解の在り方」「クラス担任に求められること」「保育者としての成長」「個と集団」「ティーム保育」「情報化と保育」等である。
  • 『心を育てる幼児教育』, 東洋館出版社, 2004年11月01日, 神長美津子、安達喜美子、村山哲哉、篠原孝子、田代幸代、藤原和子、谷脇のぞみ、松本純子、増田まゆみ、石田周、安見克夫、今井美穂、前原由紀、米澤千秋、中村千絵、近藤祥子、深堀由比、佐々木晃、桶田ゆかり、田中伊津子、岡澤陽子、菊地弘美, 幼児期における道徳性の芽生えを培う指導の在り方について、実践例をあげながら論述する。具体的には、幼児期における道徳性の芽生えを培う指導を行う際の指導計画の在り方、保育者のかかわり方、家庭との連携のポイント、保育者の資質向上などである。また実践例としては、良いことや悪いこと、ルールを守る、思いやり、いざこざ、友達のよさに気付く等をあげ、その指導の在り方を述べている。
  • 『新幼稚園教育要領改訂のポイントと解説』, チャイルド本社, 2008年07月01日, 無藤隆、神長美津子、塩美佐枝、田中雅道、柴崎正行、大竹節子, 平成20年改訂幼稚園教育要領の趣旨について、「改訂の経緯」「改訂のポイント」「おさえておきたいキーワード」に分けてわかりやすく解説。
  • 『保育内容総論』, 光生館, 2009年03月01日, 神長美津子、津金美智子、西村重稀、小田豊、松井とし、松本純子、高柳恭子、守田ミチヨ、千葉武夫、湯川嘉津美、渡辺英則, 保育者養成における「保育内容総論」のテキストとして編集・執筆する。保育者養成において、保育原理や乳幼児の発達に関する科目、保育方法に関する科目等と、保育内容をどのように関連させて、保育の実践をつくりだしていくのかについて学ぶことは重要である。本書は、保育の全体構造を明らかにすることで、保育実践への手がかりや保育者の役割を明らかにするものである。「教職論」の参考図書として活用の予定。
  • 『教育課程総論』, 北大路書房, 2009年03月01日, 神長美津子、小田豊、福元真由美、塩美佐枝、上垣内伸子、渡辺英則、岡上直子、小林研介、佐々木聡子、廿日出里美、松村和子, 保育者養成における「教育課程論」のテキストとして編集・執筆する。幼児期の教育の教育課程(保育課程)について、「あそびと学び」「保育内容と領域」「教育課程と指導計画作成」「教育課程の評価・改善」などからわかりやすく解説する。本書は、学生が幼児教育の基本を学んだ上で、教育課程(保育課程)をいかに編成し実践するかの視点から編集・執筆している。「教育課程論」のテキストとして活用予定。
  • 『保育所保育指針・幼稚園教育要領-保育実践への具体的な生かし方-』, 第一法規出版, 2009年03月01日, 池田多津美、犬塚順子、柏女霊峰、蓮池房子、神長美津子、川口順子、草山充、小泉雅子、小久保篤子、小清水奈央、新澤拓治、仙田晃、岡田厳、高辻千絵、高山静子、田中浩二、千明素子、津田典子、西村重稀、西村真美、橋本真紀、鳩山多加子、福井直美、松山益代、御園愛子、無藤隆、村石理恵子,渡辺英則, 幼稚園教育要領、保育所保育指針の改訂にともなって、改訂の趣旨や改訂の内容、それをどのように実践に移していくかなどについて、具体的な実践例をあげながら解説する。
  • 『保育方法』, 光生館, 2009年03月01日, 神長美津子、近内愛子、徳永静江、塚本美智子、佐藤暁子、塩美佐枝、小林紀子、田代幸代、川山京子、塩谷香、石井雅、多田慧子、工藤充枝、神永直美、足立裕子、浦田憲二、山路純子, 保育者養成における「保育方法」のテキストとして編集する。保育の基本を学んだ上にそれを具体的な実践にどうつなげていくかをわかりやすく解説する。幼児理解とその方法、環境の構成の在り方、一人一人に応じる指導、遊びの指導、生活の指導、年齢別発達に応じた指導、クラス経営、保育者に求められる専門性等、具体的に解説している。本書は、学生が、保育の基本を学んだ上で、具体的な実践をどうつくっていくか、保育実践への手がかりを示すものである。「保育実践演習」の参考図書として活用の予定。
  • 『はじめよう 幼稚園・保育所と小学校との連携』, フレーベル館, 2009年07月01日, 幼稚園や保育所と小学校との連携について、連携の経緯、課題を論述した後、14の実践事例に沿って具体的に連携の在り方や工夫について述べる。
  • 『幼稚園幼児指導要録・保育所児童保育要録記入ハンドブック』, ぎょうせい, 2009年12月01日, 神長美津子、塩谷香、稲川知美、大島奈津子、大山祐介、篠原祐子、高根沢伸友、長島弥生、永田英子、檜佐めぐみ、星野彩香、前原由紀、市川里美、佐々木万希代、山本悦子, 幼児期の教育における幼児理解や評価の考え方、保育記録の書き方を論述した後に、幼稚園幼児指導要録と保育所児童保育要録の書き方について具体的に解説。
  • 『教育課程・保育課程論』, 光生館, 2011年01月01日, 神長美津子、小田豊、湯川嘉津美、塩谷香、大竹節子、高柳恭子、石井雅、岩立京子、森真理, 保育の基本とその計画の考え方をおさえ、それに基づいて幼稚園の教育課程と保育所の保育課程それぞれの編成の考え方、実施や評価の在り方について述べる。いずれも幼稚園教育要領、保育所保育指針に示す教育課程や保育課程の考え方に沿って解説している。「教育課程論」の参考資料とする予定。
  • 『幼児教育の世界』, 学文社, 2011年03月01日, 神長美津子、湯川嘉津美、岩立京子、榎沢良彦、青柳宏、永井聖二、作野友美、天童暁子、藤井美保、鈴木正敏, 時代の変化とともに変わりゆく子育ての中で、幼児教育の現状を分析し、これからの幼児教育のあり方について論述する。幼児教育の現状を踏まえて、幼児期の発達、遊びと学び、幼児教育のカリキュラム、ジェンダー形成、幼稚園教員の専門性、幼小の連携、育児メディア等、幼児教育の抱える課題について論述する。
  • 『保育の質を高める 園評価の実践ガイド』, ぎょうせい, 2011年07月01日, 神長美津子、天野珠路、岩立京子、都築圭子、四ツ釜雅彦、齋藤善郎、猪俣奈緒美、山本勝義、田中浩二、角谷正雄、安達譲、高梨珪子、岡上直子、福元真由美、高辻千恵、石井章仁, 保育の質を高める、園評価のあり方について、「評価と何か」「幼稚園における学校評価とは」「保育所の評価」などについて具体的に解説。
  • 『地域における保育臨床相談のあり方』, ミネルヴァ書房, 2011年07月01日, 赤坂榮、大豆生田啓友、神長美津子、菅野信夫、塩谷香、柴崎正行、杉本洋子、鈴木晋子、関章信、高梨珪子、滝口俊子、野本茂夫、秦野悦子、平糠友紀、藤井和枝、帆足暁子、帆足英一、増田まゆみ、村橋雅宏、吉田弘道、渡邊明子、渡辺英則, 保育学会の中に設置された保育臨床システム検討委員会が、園で行われる保育臨床相談の質を高めるために編集出版した本である。保育臨床相談にかかわる園の立場、外部の専門家のそれぞれから何をするべきか、何に配慮するかが論述されている。
  • 『3・4・5歳児の指導計画』, 小学館, 2013年02月01日, 鍋島恵美、高野史朗、冨田奈津子、板橋富士見幼稚園教職員会, 若い保育者や学生の実習生の指導計画作成時の参考書となることを目的として、幼稚園3歳児、4歳児、5歳児の指導計画の実際をまとめ、監修する。本人執筆は、「はじめに」「短期の指導計画」「短期指導計画を建てるときのポイント」「日々の保育記録」であり、指導計画作成の基本的な考え方を論述する。
  • 『子どもと楽しむ自然体験活動~保育力をみがくネイチャーゲーム』, 光生館, 2013年03月01日, 田代幸代、山口哲也、石崎一記、堂本真美子、山崎奈美、五十嵐市郎、吉岡奈津子、細川由紀、原令子、近藤麻美、村田隆行、杉田明日香、去田ゆかり, 都市化や情報化の進展等により子どもを取り巻く環境が変化したことに伴い、子どもの自然体験不足を踏まえ、幼稚園や保育所等には自然体験を豊かにする機会を提供することが期待されている。本書はこうした現状を踏まえ、保育者や保育者を目指す学生が、保育の中に自然体験活動を取り入れていくために参考となる、幼児期における自然体験の意義や実践事例を紹介している。本人執筆は序章「自然大好きな子どもを育てる保育」であり。幼児期の子どもにとっての自然や自然体験のもつ意義について論述している。
  • 『保育・教職実践演習』, 光生館, 2013年03月01日, 小田豊、大方美香、塩谷香、福井直美、安家周一、矢澤弘美、秋山照呼、丸山智子、坂場美枝子、永井由利子、邨橋雅広、野本茂夫、濱名浩、渡邊郁美、丹羽さがの, 保育者養成における講義「教職実践演習」「保育実践演習」の教科書として作成。幼稚園教員と保育士の仕事をわかりやすく解説、執筆担当部分は「これまでの学修を振り返る」。「教職実践演習」「保育実践演習」で学修することを論述している。
  • 幼稚園教育要領ハンドブック, 学研, 2017年09月19日, 無藤隆 神長美津子 吉田伊津美 古賀松香 本山方子 横山真貴子 吉永早苗 山下文一, 本書は、平成30年実施の幼稚園教育要領の解説をするものである。執筆は、幼稚園教育要領の前文と第1章総則について解説する。
  • 子どもと自然とネイチャーゲーム, 日本ネイチャーゲーム協会, 2012年05月25日, 尾形則子 加藤徹 神長美津子 酒井幸子 佐藤美佳 菅野和美 田代幸代 津金美智子 能條歩 林正三 日置光久 降旗真一保母禎造 村田降行 村山哲也 山本巌, 日本ネーチャーゲーム協会により、幼児や児童を対象としたネイチャーゲームの実践を紹介した本である。執筆は、幼児教育における自然体験活動の意義や実践を進める視点について解説した。
  • 『科学する心を育む保育―園内研修に生かせる―実践・記録・共有アイディア』, 学研, 2016年04月05日, 秋田喜代美、神長美津子, 幼稚園等において「科学する心」を育むためには子どもの環境の関わる力を育てることが重要。そのための園内研修の改善の視点を提供。「科学する心を育む保育」の視点から、工夫され、すぐれた園内研修の取組を紹介しコメントする。

その他

  • 「幼稚園教員の教職意識に関する研究」, 『東京成徳大学年報』, №5, 2007年03月01日, 深谷昌志、神長美津子、小原由美子、遠藤良江、塙和明, 幼稚園教員の教職意識について、アンケート調査を行い、幼稚園教員としての心情、仕事に対する期待、子ども観や教育観、教職意識等についてまとめる。第16回乳幼児教育学会にて発表。
  • 「幼児教育に対する保護者の意識調査」, 『東京成徳大学年報』, №7, 2008年03月01日, 深谷昌志、神長美津子、小原由美子、遠藤良江、塙和明, 幼稚園児をもつ保護者に対しアンケート調査を行い、保護者の子ども観、幼稚園教員に対する理解、幼稚園教育に対する期待、子育て意識等についてまとめる。第17回乳幼児教育学会にて発表。
  • 「幼稚園教員と保育士の教職・保育職意識の比較」, 『東京成徳大学年報』, №10, 2009年03月01日, 深谷昌志、神長美津子、小原由美子、遠藤良江、塙和明, 幼稚園児をもつ保護者に対しアンケート調査を行い、保護者の子ども観、幼稚園教員に対する理解、幼稚園教育に対する期待、子育て意識等についてまとめる。第17回乳幼児教育学会にて発表。

競争的資金

  • 17K04642, 幼稚園におけるミドルリーダー育成のための現代的な研修システムの開発, 「幼稚園におけるミドルリーダー育成のための現代的な研修システムの開発」研究の初年度である当該年度においては、ミドルリーダーの研修システムにかかる定量的な調査をする前段階として、①ミドルリーダーにかかる先行研究を分析、②前回の科研「保育相談力向上をめざす園内研修システムの開発」で実施した園長先生や研修担当教員による園内研修にかかる自由記述の分析、③ミドルリーダーに対するインタビュー調査を実施した。;①については、興味深い研究としては、Dennis,S.E.,&O`Connor,E.(2013)による「幼児教育における質の再検討:組織風土と保育の質との関係の研究」があり、これについては、連携研究者の橋本祐子が継続研究を行うことになっている。;②については、前回の科研調査「保育相談力向上をめざす園内研修システムの開発」で実施した園長と研修担当教員による園内研修にかかる質問紙調査の自由記述について、教員の資質向上の問題意識の視点から分析考察している。園内研修の必要性を指摘しながらも、それぞれの立場より園内研修の様々な課題を指摘している。今後、研究代表者神長、連携研究者の山瀬範子と廣井雄一が課題をまとめ、一部を質問紙調査にいかすこととなっている。;③については、現在のところ、予備調査として保育者として成長してきた過程における危機や転機について、それぞれの立場から語ってもらっている。特に、保育者自身が感じている危機やその回避について分析する中で、その背景に同僚性や管理者からの支援などの組織風土の問題が大きいことに改めて気づく。今後の質問紙調査の項目づくりに生かしていきたいと考えている。;現在、①,②,③のそれぞれを研究を進めている段階ではあるが、平成30年度も3つの柱で進めながら、同時にそれらを総合しながら、研究テーマについての質問紙調査を実施する。;当該年度は、ミドルリーダーにかかる定量的な調査の質問紙項目を作成するまでに至る予定であったが、その前段階でとどまっている。;その理由の一つは、先行研究の中に、同僚性や職業人としての成長、管理者からの支援等の園の組織風土が幼児教育の質に深くかかわることを指摘した論文があり、本研究のミドルリーダー育成のための研修システムと深くかかわるのではないかと考えた。このため、引き続き現在、園の組織風土や「専門的成長の危機」に視点をあてて、先行研究分析を行っている。また、前回の質問紙調査の自由記述の分析からも、園長と研究担当では研修に対する期待や問題意識の差をまとめている。この分析においても組織風土の問題が深くかかわることが明らかになっている。さらに、インタビュー調査は継続して実施しながら、「保育者の専門的成長の危機」の背景について考察している。;質問紙調査の前段階として取り組んできた先行研究分析や、園長と研修担当者の自由記述分析、またインタビュー調査のそれぞれが現在、独立して研究を進めている形になっている。したがって、研究計画の段階で予定していた質問紙調査が実施できず、現在の状況を「やや遅れている」と評価した。;ただし、現在継続している研究で取り上げている問題は、ミドルリーダー育成のための現代的な研修システムの構築に欠かせないものである。むしろ、急いで各研究をまとめて、質問紙調査を実施するよりは、それぞれの研究視点を深めて、その成果を質問紙の項目に生かしていくことが、研究テーマに迫るものであると考えている。;
    ;平成30年度前半においては、現在進めている、組織風土と保育の質にかかわる先行研究分析と、園長と研修担当者が考える教員の資質向上に係る問題意識の差についての自由記述分析、保育者の専門的成長と危機についてのインタビュー調査を継続して行う。;9月に研究会を行い、それぞれの研究の成果について発表し、意見交換をしていく予定である。;その後、幼稚園においてミドルリーダーを育てていく研修システムについての質問紙調査を作っていく予定である。質問紙は、主に研究代表の神長美津子、連携研究者の野本茂夫、山瀬範子、廣井雄一が作成にあたる。研究分担者の日浦直美、連携研究者の橋本祐子、中橋美穂はインタビュー調査を実施していくことを考えている。;質問紙調査は、前回の科研研究「保育相談力を高める園内研修システムの開発」において実施した質問紙調査の実施地域と同じ地域(横浜市、兵庫県、栃木県等)の私立幼稚園で実施していく予定である。
  • 18606005, 同時双方向性通信メディアを活用した持続可能な女子教育支援プログラム開発, 本研究では、国際協力の成果の持続可能性を保持する方法として、JICA-Netを活用した遠隔ワークショップの効果的なプログラムの内容・方法・展開、コース運営、教材/マニュアル等を含むプログラム開発を試みた。;研究の方法は、「研修ニーズの調査」、「遠隔ワークショップの企画・実施」、「ワークショップ用教材研究と制作」、「ワークショップの効果を評価」、「プログラム開発」、「類似事例の情報収集」である。;研究内容の主たるものは、JICA-Netを介して試行した計5回の遠隔ワークショップにおけるプログラム開発、「幼児教育用ローコスト教材制作と活用の手引」の制作、および類似事例の情報取集である。;遠隔ワークショップは、(1) 平成15年に専門家派遣により行った技術移転のフォロー(平成18年度1回、対パキスタン。幼児教育分野)、(2) 専門家派遣期間中には完成が望めない長期間の作業を要する技術移転の補完とフォロー(平成18、19年度各1回、対パプア・ニューギニア。地域啓発・学校運営分野)、(3) 既に行った技術移転のフォローではなく、自力での持続可能性を維持する上で必要な意識啓発(平成20年度2回、対パプア・ニューギニア。地域啓発・学校運営、遠隔教育分野)という異なる性格と特徴を持たせた;幼児教育用ローコスト教材開発は、開発途上国に共通のニーズがあることから、対パキスタンとの遠隔ワークショップの折に開発した英文版教材を基に、当日のプレゼンテーションも加味して1冊のブックレットにした;類似事例の情報収集は、英国(国際開発省におけるプロジェクト終了後の技術移転フォローアップの方法/その際のテレビ会議システムの活用状況、初等・中等教育段階における理数科教育振興のための取り組み)、およびパキスタン(メディアを介したバーチャル・ユニバーシティにおける学習者の課題)で行った。;本研究の前提である「開発途上国における技術移転の持続可能性の問題を解決する手段として同時双方向性通信メディアの活用は有効である」という点に焦点を当てると、遠隔ワークショップの成果と課題として、以下のことが挙げられる。;参加者のほとんどがテレビ会議への参加は初めてであったが、全員がワークショップに満足した。その主たる理由は、(1)臨場感、質問も含めて意見交換のしやすさ、映像の見易さと音声の聞きやすさなどハード面、(2)プログラムの内容・展開などのソフト面である。プログラムの内容・展開では、ローコスト教材の制作と活用の講義とデモンストレーション、日本の幼児教育に関する質疑方式での情報提供(以上パキスタン)、テレビ授業の改善と持続可能性に向けたフリーディスカッション、セントラル州とポートモレスビー市で実施した「テレビ授業の持続可能調査」の報告と意見交換(以上パプア・ニューギニア)を評価する参加者からのフィードバックが目立った。今後もこの種のフォローアップ遠隔ワークショップを希望する声は、パキスタン、パプア・ニューギニア両国の参加者から挙がっている。;JICA-Net活用の研修の効果は派遣・招聘経費の軽減、人材の確保の上から大きい。遠隔研修を推進する上での当面の課題を列挙する。;(1) 主催者(日本側)の課題 : 「JICAにおけるフォローアップ研修の必要性の認識」、「JICA現地事務所における遠隔研修の担当窓口の設置とそれに伴う要員の確保」、「遠隔研修を本格化するためのJICA-Net回線の確保、「遠隔フォローアップ支援を視野に入れたプロジェクト設計」、「象地関係省庁の協力」;(2) 参加者(国)側の課題 : 「最低限の治安の確保」、「日本側講師陣とフォローアップ・プログラム開発をするための遠隔研修ワーキング・グループの常置」、「ワークショップ開催に伴う事務費等負担(配布資料作成のための経費、参加者の交通費等)」、「メールなど比較的安価なコミュニケーション手段の確保」
  • 26381097, 保育相談力向上をめざす園内研修システムの開発, 本研究では、私立幼稚園における園内研修の実態調査から、園長、研修担当教員、新規採用教員のそれぞれが研修に異なるイメージをもっていることを明らかにした。;園の保育相談力向上のためには、カリキュラム検討のみで終始する「従来型」の園内研修から脱却し、個別の事例を取り上げて、教員間で子どもの見方や環境の在り方を話し合うことは重要であり、保育実践を交流して学び合う園内研修は、新規採用教員の研修にも、また他の教員の研修にも有効である。ただし、この場合、園内研修の中核としての中堅教員の役割は重要であり、ここを基盤にして園内研修システムを再構築することが求められることを確認した。

教育活動

担当授業

  • 教職実践演習, 2019, 授業は、各クラスの学修計画に沿って学ぶことを基本とする。学修計画の作成に当たっては、授業の内容として、幼稚園教員として求められる、①使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、②社会性や対人関係能力に関する事項、③幼児理解や学級経営等に関する事項、④保育内容等の指導力に関する事項から構成する。
  • 保育方法論, 2019, 幼児教育で育みたい資質・能力についての理解を深めるとともに、そのための保育の在り方について、ねらいとの関連、発達や環境との関係、教師や他の幼児の関係との関連等、保育を構成する多様な視点を学び、保育方法についての理解を深める。同時に、質の高い教育を保証するため保育記録のとり方やPDCAのサイクルについての理解を深め、多様な視点から保育を構想する力を養う。
  • 教職論, 2019, 教職について、その意義や資質として求められることを理解した上で、幼稚園教諭や保育教諭、保育士の専門職としての保育者の仕事について学修する。具体的には、幼稚園や認定こども園、保育所の一日の生活にそって幼稚園教員や保育教諭、保育士の仕事や役割を確認し、それぞれに求められる専門性について理解を深める。さらに教員(保育士)として成長するための研修やそれに臨む姿勢を理解し、学生一人一人が自らの幼稚園教諭や保育教諭、保育士としての適性について省察し、幼稚園教諭や保育教諭、保育士になることへの関心や意欲をもつ。
  • 教育課程論(幼), 2019, 学校教育における教育課程の意義や変遷、基本的な考え方、カリキュラム・マネジメントの進め方を学ぶ。学校教育体系の中での幼児期の教育の位置付けを明確にした上で、幼稚園における教育課程の意義や変遷と、保育所や認定こども園における全体的な計画の意義や変遷について学ぶ。教育課程と指導計画との関係や、指導計画の作成に関する基礎的知識を学ぶ。
  • 教育実習IA(事前指導), 2019, 本科目は「教育実習Ⅱ」の事前指導である。教育実習の意義と目的の理解、実習内容の確認と自らの課題の明確化を目的とする。実習を具体的にイメージできるよう、幼稚園に関する予備的学習を始め、幼稚園教育要領の再確認、子ども理解の方法や記録のとり方に関する学習、保育教材の研究等を行う。また、人権擁護、守秘義務について学び、実習生としての心構えを持つ。
  • 保育原理, 2019, 乳幼児期の子どもの特性についての理解を深め、保育の意義や保育の基本、保育の歴史等の保育にかかる基本的な事項を学習する。また、日本の保育制度や、保育所保育指針の概要、保育所や幼稚園、こども園における保育内容、保育の計画等について学修し、保育や幼児教育についての理解を深める。その上で、保育ビデオなどを通して、保育における環境の構成や保育者の援助について具体的に学び、保育に関する基礎的知識を身につけるとともに、これから保育を学ぶことへの意欲や関心をもつ。
  • 演習(人間開発学部), 2019, 幼児期の人間関係の発達、遊びと学び、幼児教育のカリキュラム、保育者の専門性、小学校との連携等、幅広く幼児期の教育の現代的課題について理解を深める。その上で、各自の卒論のテーマを設定し、関連する先行研究の論文等を読み、研究の課題を整理していく。同時に、実際に保育を参観しながら、保育研究の方法を学んでいく。
  • 演習・卒業論文(人間開発学部), 2019, 4年間の学修のまとめとして、卒業論文に取り組む。幼児教育にかかるいくつかの論文を読み、ゼミ内で討論しながら、、各自の課題意識を整理して、卒論のテーマを設定する。その上で、テーマに関する先行研究の分析を行い、研究の道筋を立てていく。特に、幼児期の発達や指導を研究テーマとして取り上げる場合には、できるだ保育場面の観察、分析、考察を通した事例研究を行っていきたい。卒論テーマはそれぞれだが、論文講読や討論を随時行い、論文の構成や内容についての考えを深めていく。
  • 教育実習IB(事後指導), 2019, 大学で学んだ教育理論と幼稚園での教育臨床場面とを結びつける場となった教育実習Ⅱ(参観実習)およびⅢ(教壇実習)を省察し、今後研鑽すべき自己課題を確認していくことは、教職に就く上で不可欠なことである。また、実習中の自分の言動が社会人としてどうあったのかを内省したり、教師としての子ども理解、教材研究、環境設定等がどうあったのかを省察したりして今後の自己課題を明確にできるようにする。そして、教職を目指す者として今後も実践的教育力形成に向けて臨もうとする意欲喚起の機会となるよう体系的な事後指導を行う。
  • 保育実習II(保育所), 2019, 観察や子どもとのかかわりを通して、保育についての理解を深めるとともに、全日実習や部分実習の責任実習において、指導計画の作成、実践、観察、記録、評価を重ねて、保育実践力をつける。また、既習の教科内容と保育実習Ⅰの経験を踏まえて、子どもの保育及び保護者・家庭への支援と地域社会等との連携について総合的に学ぶ。さらには、保育士としての業務と職業倫理についての理解を深め、自己の課題の明確化を図る。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • 関東教育学会, 1993年10月
  • 日本保育学会, 1995年04月
  • 日本子ども社会, 1998年04月
  • 日本乳幼児教育学会, 2005年04月
  • 日本乳幼児教育学会, 2005年11月
  • 関東教育学会, 2009年04月, 2011年03月
  • 日本保育学会, 2009年04月
  • 日本保育学会, 2011年09月
  • 日本乳幼児教育学会
  • 日本保育学会
  • 保育教諭養成課程研究会
  • 日本子ども社会学会