K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

斉藤 こずゑ
文学部 教職課程
教授
Last Updated :2019/04/02

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    斉藤 こずゑ, サイトウ コズエ

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所属・職名

  • 文学部 教職課程, 教授

学位

  • 教育学修士

本学就任年月日

  • 1981年04月01日

研究分野

  • 発達心理学

研究活動

論文

  • 「生後2年間の伝達行動の発達」, 『教育心理学研究』, 第29巻第1号, 20, 29, 1981年03月01日, 日本教育心理学会, 斉藤こずゑ、武井澄江、萩野美佐子、大浜幾久子、辰野俊子, 複数の母子の生後2年間にわたる家庭での相互作用の縦断観察記録を用い,子どもの発声(泣き,むずかり,笑い,喃語,原初語,言語)と母子それぞれの行動特徴の相関関係を抽出し,各発声のもつコミュニケーションおよび認知的機能を明らかにした。特に,喃語と原初語はともに日本語音声の形式を持たない発声ではあるが,機能上は異なる役割を果たしていることが示唆された。
  • 「環境としての文化と子どものことばの発達」, 『國學院雑誌』, 第83巻第11号, 336, 346, 1982年11月01日, 國學院大學, 発達心理言語学および認知発達心理学の数十年の研究動向をレヴューし,あたらしい研究の発展方向を提唱した。子どもの言語獲得発達に関する理論の歴史は,古来から,生物学的基礎を重視する理論と,環境の影響とその学習を重視する理論,両者の相互作用を主張する理論の各立場の勢力の台頭からなる。今後の方向としては,生物学的基礎の仮定のもとで社会文化的環境の役割を厳密に吟味することの必要性を主張した。
  • 「性役割認知の発達とコミュニケーション」, 『國學院雑誌』, 第88巻第11号, 28, 42, 1987年11月01日, 國學院大學, 男女の性役割に基づく行動の一つに,男女による使用言語の違いがある。この性別ことばの獲得について,それを規定する要因を分析した。生物学的性差の存在は使用言語を直接左右する要因ではなく,その存在に対する社会文化的意味付けが,子どもの環境の中で暗黙のうちに,子どもの性役割認知を形成し,それがまた,子どもの性別によって異なる認知内容と行動を構成するという,性役割の社会的構成論の観点から,性別ことばの誤用を含めて考察を行った。
  • 「会話・小宇宙による世界の拡大」, 『別冊発達10 発達論の現在』, 99, 114, 1990年06月01日, ミネルヴァ書房, 言語およびコミュニケーション行動の発達を解明する可能性を目指し,子どもが環境との相互作用の中で得ている様々な規定要因についての考察を行った。子どもの物理的世界に関する経験が言語の獲得に寄与する基礎となるばかりではなく,会話の言語そのものの経験が子どもの言語的意味の世界を広げ,ひいては物理的世界を意味づけ直す過程を例示し,テクストとその文脈の区別と関係づけの能力が最も重要であるという仮説を提起した。
  • 「0~1歳児クラスのいざこざにおける保母の介入の変化」, 『山形大学紀要(教育科学)』, 第10巻第2号, 32, 43, 1991年01月01日, 松永あけみ、斉藤こずゑ、萩野美佐子, 保育園の1クラスの0~1歳時縦断ビデオ観察資料より,乳幼児集団内でのいざこざのエピソードを複数抽出し,その原因と結果の組み合わせから,いざこざの種類を分析した。さらにそれぞれのいざこざの種類に応じ,保母の介入の性質を分類した。結果から,保母の介入行動の量,質ともに子どもの月齢,いざこざの種類,子ども個人の性質に応じて調整されており,いざこざによる社会的認知発達への寄与が予想された。
  • 「遊びと描画に見られた3歳男児の「電車」知識」, 『東京大学教育学部紀要』, 第30巻, 141, 153, 1991年01月01日, 遠藤めぐみ、斉藤こずゑ, 子どものシンボル操作能力の発達は,言語のみならず,ふり遊びや描画内容にも反映する。1男児の生後24カ月から40カ月までの縦断観察資料をもとに,電車に関する言語的表現,遊び,描画を相互比較し,この男児の電車に関する認識発達を,3種のシンボル操作行動と関係づけて論じた。
  • 「保育園の0~1歳児クラスの子ども同士のいざこざにおける社会的能力の発達」, 『山形大学紀要(教育科学)』, 第11巻第2号, 23, 34, 1993年01月01日, 松永あけみ、斉藤こずゑ、萩野美佐子, 保育園の1クラスの0~1歳時縦断ビデオ観察資料より,乳幼児集団内でのいざこざを分類したのち,特定幼児のいざこざの変遷を特徴付けるため,個人別の分析を行った。その結果,同じ年齢集団でも,子どもによって,またその組み合わせによって,いざこざの頻度と質に差の見られることがわかった。子どものタイプによるいざこざのタイプの関係や,いざこざの解決パタンの関係を論じた。
  • Developmental Changes in Antecedents and Outcomes on Peer Conflict Among Preschool Children, Japanese Psychological Research, 57, 69, 1993年09月01日, 木下芳子、斉藤こずゑ、松永あけみ, 幼稚園の1クラスの3歳時から卒園までの縦断観察資料から,いざこざのエピソードを抽出し,原因結果関係を分析した。いざこざの原因と結果には相互関係があり,いざこざの典型的種類を見いだすことができた。この種類は,子どもの年齢に応じて変化し,子ども自身の社会的認知能力を反映していることがわかった。
  • 「「話者」はどのように獲得されるか」, 82, 92, 1996年11月01日, ミネルヴァ書房
  • 「乳幼児の音声・視覚コミュニケーションにおける話者-聴者関係の発達(Ⅰ)」, 『文部省科学研究費 平成9年度報告集』, 30, 40, 1998年01月01日
  • 「話者とはなにか?-発話の社会的構成について」, 『保育の実践と研究』, Vol.3,No.1, 39, 45, 1998年08月01日, 発話を構成する主体は、学一の話者ではなく、話者一聴者関係を成す複数の人々のダイナミックな相互作用が機能し、社会的に発話の意味が構成され、実際に発話された音声の知覚およびその記憶が、社会的構成結果の意味に対応する方向へと歪曲されうること、結果として話者の発話生産時点の意図も社会的に構成された意味に抹消されうることを、実際のデータ分析により示した。
  • 「発達研究の質の転換を促す研究者倫理問題」, 発達心理学研究, 第9巻第3号, 244, 246, 1998年12月15日, 日本発達心理学会 ISSN:09159029 , 発達研究において近年問題となてきている研究対象の人々と研究者の間に生ずる倫理上の問題について検討・考察した。特に倫理問題の解消には、研究自体の質の転換が必要であり、研究者の自覚的な自己言及的言説による相対化が不可欠であることを論じた。
  • 「乳幼児の音声・視覚コミュニケーションにおける話者-聴者関係の発達(Ⅱ)」, 『文部省科学研究費 平成10年度報告集』, 71, 82, 1999年01月01日
  • 「撮影現場-映像-協同視聴の会話:発達研究におけるビデオ映像の間テクスト性」, 『國學院大學教育学研究室紀要』, 第35号, 20, 55, 2001年03月01日, 國學院大學教育学研究室, 保育現場における長期縦断観察研究の中で行われた、実践者との保育のビデオを利用した園内研修での会話について、現実の現場での出来事と記憶、そして映像、これらのテクストを関係づける間テクスト的な性質を持つものと位置づけ、その特性を分析することで明らかになる保育の意味を考察した。
  • 「実践のための研究、研究のための実践:実践者と研究者の共同研究を可能にする媒介手段としてのAV機器」, 石黒広昭編『AV機器をもってフィールドへ:保育・教育・社会的実践の理解と研究のために』, 145, 171, 2001年09月01日, 新曜社, 保育園での長期縦断観察研究を、保育実践者と研究者の共同研究として性格づけ、その共同研究を媒介し発達的変化を促す点で重要な役割を果たす、ビデオ観察および映像の性質を考察した。
  • 「言語発達研究における子どもと「研究のストーリー」」, 『國學院大學教育学研究室紀要』, 第37号, 61, 93, 2003年03月01日, 國學院大學教育学研究室, 内外の言語発達研究を概観した結果、子どもを主体とした言語発達研究の観点が、言語発達過程を明らかにする上で必要であることを提言し、その方法論として、言語発達研究者の研究活動の背後にある、暗黙の仮定や、研究活動自体の経緯を、「研究のストーリー」として明示的に表現し記述していくことの可能性、必要性を説いた。
  • 「子ども主体の言語発達研究」, 日本児童研究所編『児童心理学の進歩』, 2003年版vol.42「特別論文」, 253, 285, 2003年06月01日, 金子書房, 内外の言語発達研究を概観した結果、生物学的普遍的言語構造、社会歴史文化的コミュニケーション構造を中心とした研究の中で、言語獲得主体の子どもの個体性に焦点化した研究の観点が忘れられていることを指摘し、子どもを主体とした言語発達研究の観点が、言語発達過程を明らかにする上で必要であることを提言した。
  • 親子関係の生涯発達心理学的研究(IV) : 親の世話に対する態度の検討, 東京家政大学研究紀要. 1, 人文社会科学, Vol.46(20060201) , 263, 270, 2006年02月01日, 東京家政大学 ISSN:03851206 , 西村 純一 , 井森 澄江 , 井上 俊哉 , 大井 京子 , 親の世話に対する態度 年代差 Life-span development psychological study the relationship of parents and their children attitudes towards care for parents generation gaps
  • 親子関係の生涯発達心理学的研究(III) : 愛着および親の養育態度の検討, 東京家政大学研究紀要. 1, 人文社会科学, Vol.46(20060201) , 253, 261, 2006年02月01日, 東京家政大学 ISSN:03851206 , 大井 京子 , 西村 純一 ,井森 澄江 , 井上 俊哉 , 年代差 Life-span development psychological study relationship of parent and their children attachment child-rearing attitude a generation gap
  • 親子関係の生涯発達心理学的研究 (II) : PBIとIPAの尺度の再検討, 東京家政大学研究紀要. 1, 人文社会科学, Vol.46(20060201) , 245, 251, 2006年02月01日, 東京家政大学 ISSN:03851206 , 井上 俊哉 , 大井 京子 , 西村 純一 , 井森 澄江 , 養育態度 愛着 因子分析 parental attitude attachment factor analysis
  • 親子関係の生涯発達心理学的研究(I) : 家族構造の世代差, 東京家政大学研究紀要. 1, 人文社会科学, Vol.46(20060201) , 237, 244, 2006年02月01日, 東京家政大学 ISSN:03851206 , 井森 澄江 ,井上 俊哉 ,大井 京子 , 西村 純一 , 質問紙法 life-span developmental psychological study the relationship of parents and their children family structure questionnaire method
  • 集団保育現場における外国籍幼児のコミュニケーション, 山形大学日本語教育論集, Vol.1(19980300), 133, 143, 1998年03月01日, 山形大学 ISSN:13434314 , 松永 あけみ
  • 発達研究・教育の質的技法としての 映像メディア・リテラシー(1), 國學院大學教育学研究室紀要, 42, 155, 185, 2008年02月01日
  • 「倫理的展開」に心理学を活かすには?--研究者倫理の表裏, 國學院大學教育学研究室紀要, 43, 229, 239, 2008年02月01日
  • 映像発達研究法の可能性 : フィールドにおける洞察を観る, 日本発達心理学研究, 第20巻第1号, 42, 54, 2009年04月01日, 日本発達心理学会, 映像発達研究法の可能性 : フィールドにおける洞察を観る 斉藤こずゑ  日本発達心理学研究 20(1) 査読無 42-54(2009)
  • 心理学領域の資格をめぐる問題, 國學院大學研究開発推進機構 日本文化研究所『日本文化研究所年報』第4号, 45, 53, 2011年09月30日, 國學院大學研究開発推進機構 日本文化研究所
  • 子どもの発達と記述メディア, 國學院雑誌, 115巻1号, 1, 17, 2014年01月15日, 國學院大學, 子どもの発達と記述メディア、國學院雑誌、査読有、115巻1号、2014、pp.1-17
  • 子どものフィールド参与観察における倫理, 質的心理学フォーラム, 第6号, 26, 33, 2014年10月01日, 日本質的心理学会, 質的心理学フォーラム第6号特集「対話と葛藤としての研究倫理」2014 p26-33
  • 子どもの権利、研究倫理、発達心理学研究の共同 , 國學院大學教育学研究室紀要, 第50号, 243, 246, 2016年02月20日, 國學院大學教育学研究室, 斉藤こずゑ.子どもの権利、研究倫理、発達心理学研究の共同. 國學院大學教育学研究室紀要第50号(2015年度版).査読有.243-246全280(2016年2月20日)
  • 「子ども・若者とともに行う研究の倫理」翻訳ノート:アセントの放棄をめぐって., 國學院大學教育学研究室紀要, 第52号, 255, 263, 2018年02月20日, 國學院大學教育学研究室, 斉藤こずゑ.「子ども・若者とともに行う研究の倫理」翻訳ノート:アセントの放棄をめぐって. 國學院大學教育学研究室紀要第52号(2017年度版).査読有.255-263 全288(2018年2月20日)ISSN 0385-8170

Misc

  • 「言語獲得理論の発展は言語進化に寄与するか?-岩立論文へのコメント」, 『心理学評論』, Vol.49,No.1, 19, 24, 2006年07月01日, 心理学評論刊行会, 本誌特集「子どもの言語獲得」の中の論文「生得論と使用に準拠した理論で十分か?ー社会的・生物的認知アプローチ」(岩立志津夫)に対するコメント論文。コメント対象論文を発端に、内外の研究から、生得論、経験論の対立を超える統合的発展としての言語獲得理論の条件を模索した。その結果、言語獲得の個体発達的変化の説明可能性を追究することが、不可避的に、言語起源・進化の理論的問題に連なっていくことから、言語起源・進化研究と言語獲得研究の共同の必要性を指摘した。
  • 特集:座談会「ストレス研究における倫理とは-心理学の立場から」, ストレス科学研究所機関誌 ストレス科学研究, 24, 1, 19, 2009年01月01日, ストレス科学研究所, 特集:座談会「ストレス研究における倫理とは-心理学の立場から」熊田孝恒 斉藤こずゑ 廣田昭久 藤田みさお 司会 児玉昌久ストレス科学研究所機関誌 ストレス科学研究Vol.24 査読無 1-19(2009
  • 子ども・若者とともに行う研究の倫理, 2017年11月20日, 新曜社, 子どもとともに行う研究の倫理  新曜社 訳 平成29年11月20日The ethics of research with children and young people: A practical handbook Alderson, P., & Morrow, V. (2011). Sage

著書等出版物

  • 『子ども時代を豊かに』, 学文社, 1986年10月01日, 無藤隆、内田伸子、斉藤こずゑ, 既成の欧米の発達理論の紹介中心の発達心理学書にあきたりない編者らが,子どもの保育施設でのフィールドワークによって子どもの発達にアプローチしている研究者を集めて編んだ本。第3章仲間関係は,斉藤が,幼稚園における3年間の縦断ビデオ観察資料(共同研究)をもとに,特に子どものいざこざのエピソードを分析した結果を紹介した。いざこざの原因や結果に関する年齢差,性差,内容面の特性を論じた。
  • 『仲間・友人関係』, 金子書房, 1992年10月01日, 子どもの社会的認知の発達において,他者との相互作用がどのような役割を果たすかを明らかにする目的でレヴューを行った。仲間関係の機能を理論的に考察し,仲間概念が発達研究者の間でも異なっていること,手段としての仲間関係ではなく解明すべき対象としての仲間関係そのものに関する研究は社会的構成理論の中で最も純粋に行われていることを示した。また,相互作用概念に関しても社会的構成の観点から,状況や社会文化による差異の吟味のないマクロな概念のままで,どこまで分析の道具として役立つかという問題を示した。
  • 『児童心理学』, ミネルヴァ書房, 1993年04月01日, 無藤 隆、小島康次、斉藤こずゑ、朝生あけみ、柴崎正行、西野泰広、荻野美佐子, 保育講座ではあるが,理論的に最も新しい枠組みを入れ,しかも著者の研究資料に基づく具体的な情報を盛り入れることを目的とした。第3章「ことばとコミュニケーションの発達」では,言語獲得の生物学的基礎から文化的要因の影響までを考慮したいくつかの理論を紹介している。第7章「遊びが培うもの」では,幼児期に特徴的な象徴遊び,集団でのごっこなどを中心に,遊びを基礎づける諸能力の理論的考察を行った。
  • 『多文化化への葛藤を意味づける』, 国土社, 1995年11月01日
  • 『心理学 倫理ガイドブック-リサーチと臨床』, 有斐閣, 2000年11月01日, 心理学研究者に必要とされる研究者倫理について、過去5年に渡る日本発達心理学会ワーキンググループの活動をもとに、まとめたもの。相当章では、3章で、観察法を用いた研究で留意すべき事項を解説し、8章で、文献レビュー法で問題となりやすい著作権や引用の事項を検討し、10章で、心理学論文の作成・公表に伴う基本的問題を指摘した。
  • シリーズ臨床発達心理学4巻『言語発達とその支援』, ミネルヴァ書房, 2002年08月01日, 「臨床発達心理士」の資格を得る人達のテキストの一部であるが、日本の発達心理学者の多くが最新の情報を紹介した。本節は言語発達の基礎・理論の中で、子どもと社会的環境の関係および子どもの言語発達への意図について論じた。
  • 4、多文化・多言語の保護者への支援, ミネルヴァ書房, 2011年03月30日
  • 第18章 発達研究における倫理 , 日本発達心理学会[編] 岩立志津夫・西野泰広[責任編集]新曜社, 2011年11月25日
  • 第2章 実践研究における研究者倫理, 金子書房, 2018年04月13日, 斉藤こずゑ 著 第2章 実践研究における研究者倫理(本郷一夫編著 実践研究の理論と方法)p12-25 2018 金子書房 ISBN978-4-7608-9572-4

講演・発表

  • 臨床発達心理士としての倫理と子どもの権利, 斉藤 こずゑ, 臨床発達心理士認定運営機構倫理委員会主催・倫理研修会(全国研修会)(早稲田大学), 2016年10月16日, 斉藤こずゑ.臨床発達心理士としての倫理と子どもの権利. 臨床発達心理士認定運営機構倫理委員会主催・倫理研修会(全国研修会)早稲田大学戸山キャンパス.2016年10月16日(13時30分~16時30分)
  • 子どもの権利と研究倫理~発達心理学の活躍の場(特集「今、研究倫理を問いなおす」), 斉藤 こずゑ, 日本発達心理学会, 2015年02月
  • 映像メディアによる発達表象と時代効果 公放送映像メディアの分析, 斉藤 こずゑ, 日本発達心理学会第26回大会(東京大学), 2015年03月
  • 公共放送、映像メディアによる子ども表象の妥当性, 斉藤 こずゑ, 日本発達心理学会第27回大会(北海道大学), 2016年04月
  • 公共放送における子どもの表象と引用映像の機能, 斉藤 こずゑ, 日本発達心理学会第28回大会(広島大学), 2017年03月
  • 協同参加研究で児童の権利・研究倫理を担保する記述メディア, 斉藤 こずゑ, 日本発達心理学会, 2018年03月
  • 子どもの研究倫理と児童の権利の相互関連と矛盾の検討, 斉藤 こずゑ, 日本心理学会第82回大会, 2018年09月
  • 「人を指示する表現と話者-聴者関係の発達」, 『日本心理学会第62回大会発表論文集』, 1998年09月01日, 日本語習得過程にある幼児にとって、日本語の人を指示する表現は多様であり、複雑であるにもかかわらず、比較的早期に獲得される。その理由として、入力言語として幼児の周囲で用いられる大人の使用方法に、一定のルールがあり、しかも子ども向けの発話では、そのルールが獲得しやすい性質を持っている可能性が考えられる。子どもの環境言語および子どもたち自身の発話資料に出現した人を指示する表現の分析をすることによって、上記ルールの存在を明らかにした。
  • 「幼児のオノマトピアの理解」, 『日本発達心理学会第10回大会発表論文集』, 1999年03月01日
  • 「幼児のオノマトピア獲得における即興・刷新性の効果」, 『日本発達心理学会第11回大会発表論文集』, 2000年03月01日, 言語獲得期における入・出力言語には多くの擬音・擬態語(オノマトピア)が含まれている。しかし、言語獲得においてそれらのことばの果たす機能については、まだ明らかにされていない。そこで、特にオノマトピアの即興性、刷新性の効果について検討するため、オノマトピアを含む物語の理解、記憶、再話の分析を行なった。
  • 「引用発話における人を指示する表現の選択の発達」, 『日本教育心理学会第42回発表論文集』, 2000年07月25日, 日本教育心理学会 , 言語獲得において比較的初期に獲得され、言語使用ルールの基礎となる知識のひとつに、人を指示する表現のシステムがある。これらの表現は、発話間の間テクスト的関係と連動して一層複雑なものとなる。そこで半統制的実験場面を設定し、そこでのインタラクティブな会話で選択された人を指示する表現について、発達的変化を分析した。
  • 「発達研究方法論としての映像化の検討」, 『日本発達心理学会第18回大会論文集』, 2007年02月01日, 日本発達心理学会, 発達研究で子どもの行動をビデオ映像データとして記録し分析することは、今では当然であり、多くの研究がその恩恵を受けてきた。他方で映像の実践的利便性が映像自体や映像利用の意味の検討を隠蔽しがちなため、映像は無反省に、現実の操作容易な代用品として切り取られ、分類され、計数され、発達的意味づけを与えられる。テストやインタビュー調査、さらには観察などの発達研究方法論の検討に比較して、「方法論としての映像化」の検討は不十分である。本論では発達研究における映像データの意味を問い、映像化と発達事象の意味づけの関係について検討した。
  • 「発達的変化の記述の意味づけ:映像制作およびリテラシーにおける共同性と独自性」, 日本質的心理学会第4回大会論文集, 2007年09月01日, 日本質的心理学会, 伊藤哲司、秋田喜代美企画「保育の場におけるビデオの目」自主シンポジューム話題提供発表。発達心理学研究における観察法で、ビデオ記録を行うことに関わる意味を考察し、ビデオ映像と現実の関係を理解する問題を、映像制作、映像リテラシーの両面から検討した。
  • Whose drawing? Joint construction characteristics in drawing class and naive theory of ability , Programme Book Xth European Congress of Psychology, 2007年07月01日, Xth European Congress of Psychology Prague,Czech Republic , RESEARCH PROBLEM: This research examines what influence it has that an adult intervenes in when a child is engaged in the activity to describe the past experience in a drawing. Two conditions of related to the child’s drawing activity are assumed. Condition 1 :two major factors that influences child’s drawing. A. Memory remembrance of the past experience. B.Construction of joint remembrance by interaction in a drawing activity scene. Condition 2: Both child and teacher has either naive theory of ability for drawing A of individualism or B as joint drawing as social construction. The evaluation of drawing and the drawing guidance of the child will change because of the relation between both cnditions 1 and 2. CONCLUSION: It claims that the character of an interaction itself, or the naive theory of ability each child and adult have does not become the cause independently, but that the gap in itself among the character of the interaction and the naive theory of ability each child and adult have becomes the cause of leading to poor evaluation of individual drawing capability or an education effect.
  • 「映像による世界創発メカニズムとリテラシーに独自性はあるか? :現実・映像・言語の関係」, 日本質的心理学会第3回大会論文集, 2006年08月01日, 日本質的心理学会, 秋田喜代美、伊藤哲司企画「研究法としての映像:ビジュアルエスノグラフィーの可能性」自主シンポジューム話題提供発表 発表概要は、現実を映す映像を言語との関係で比較考察し、映像が特権的に現実を温存するとする観点を相対化し、言語と同じく現実の表象としての制約を負うことを考察した。
  • 「取り調べの共同参照『時間』操作装置としての描画描出過程  野田事件の供述分析(4)」, 法と心理学会第6回大会論文集, 2005年10月01日, 法と心理学会, 会話に軽度の問題があるとされた知的障害者が、取調べ場面で調査官と行った、会話と描画を分析し、調査官と被疑者の発話の時制が、事件の起こった過去の時間と、現在の取調べ(描画描出)時間に言及する上で齟齬があり、それが被疑者を事件の行為主体として構成する機能を持つことを考察した。
  • 描画の共同構築性と会話の時制操作, 日本発達心理学会第19回大会発表論文集, 2008年03月01日, 日本発達心理学会
  • 自律的な倫理の目を 日本臨床発達心理士会(職能問題検討委員会)企画シンポジューム「臨床発達心理士における倫理を考える」話題提供, 日本発達心理学会第19回大会発表論文集, 2008年03月01日, 日本発達心理学会
  • 映像メディア・リテラシーにおける制作体験の機能, 日本教育心理学会第50回総会発表論文集, 2008年10月01日, 日本教育心理学会
  • 映像実践における自己と場の意味付けー大学生の映像メディア表現における分析, 日本発達心理学会第21回大会論発表文集, 2010年03月01日, 日本発達心理学会
  • 言語発達観形成とメディアの機能:言語と映像, 日本発達心理学会第20回大会発表論文集, 2009年03月01日, 日本発達心理学会, 言語と映像という異媒体による言語発達観形成の効果を検討する目的で、大学の言語発達概論受講生の言語発達観形成における言語的説明と静止映像による説明の効果を比較した。 映像媒体は動画でなく静止画であっても、現実の発達現象の制約(時間的反復不可能な1回性、個別性、記憶による変容と消失)を超越し、映像化による現実の変容(映像化された時間の開始終了、持続時間、反復性の変化、記憶の刷新、自己の媒体化による自己言及可能性増大)が記述内容を左右する機能を果たすと考えられた。
  • 保育実践の研究と倫理:園での研究における留意点 (日本保育学会・準備委員会共催企画研究倫理問題特別ワークショップ) , 日本保育学会第62回大会論文集, 2009年01月01日, 保育実践の研究と倫理:園での研究における留意点 日本保育学会・準備委員会共催企画研究倫理問題特別ワークショップ  話題提供者:秦野悦子 岩立京子 柏女霊峰 小川清実 指定討論:佐々木保行 斉藤こずゑ 企画:秋田喜代美  日本保育学会第62回大会論文集44-45 (2009)
  • 臨床発達心理士の『倫理の基本』 日本臨床発達心理士会倫理委員会企画シンポジウム, 日本臨床発達心理士会第5回全国大会プログラム, 2009年01月01日, 臨床発達心理士の『倫理の基本』 日本臨床発達心理士会倫理委員会企画シンポジウム 話題提供:尾崎康子 前川あさ美 向後礼子 指定討論:野村武司 斉藤こずゑ 日本臨床発達心理士会第5回全国大会プログラム 17 (2009)
  • 映像制作における制作者の映像ナラティヴ :大学生の映像メディア表現における経験と創造の分析, 日本心理学会第73回大会論文集, 2009年01月01日, 映像制作における制作者の映像ナラティヴ :大学生の映像メディア表現における経験と創造の分析 斉藤こずゑ 日本心理学会第73回大会論文集 査読無 950 (2009)
  • ファインダーの裏側:映像データの語る観察者のナラティヴ, 日本心理学会第73回大会論文集, 2009年01月01日, ファインダーの裏側:映像データの語る観察者のナラティヴ 話題提供 斉藤こずゑ 家島明彦 新井一寛 企画:やまだようこ  ワークショップ『ビジュアル・ナラティヴ研究の可能性』 日本心理学会第73回大会論文集 WS12 (2009)
  • 子ども理解のパラドックス:子どもの観察方法 , 2009年01月01日, 調停員さいたま少年友の会主催講演会, 子ども理解のパラドックス:子どもの観察方法 斉藤こずゑ  調停員さいたま少年友の会主催講演会 招待講演(2009)
  • 映像ナラティヴとしての映像実践の特性分析, 日本発達心理学会第22回大会発表論文集, 2011年03月25日, 日本発達心理学会 東京学芸大学
  • 育児ブログにおける映像とブロガーの発達観, 日本心理学会第75回大会発表論文, 2011年09月15日, 日本大学, 斉藤こずゑ 育児ブログにおける映像とブロガーの発達観 2011年9月14-17日 日本心理学会第75回大会発表論文 日本大学 ポスター発表2011年9月15日 予稿集p995
  • 発達ナラティヴにおける表象媒体と場の変容の効果, 日本発達心理学会第23回大会, 2012年03月09日, 日本発達心理学会 名古屋大学, 斉藤こずゑ 発達ナラティヴにおける表象媒体と場の変容の効果 2012年3月9ー11日 日本発達心理学会第23回大会 名古屋大学 ポスター発表2012年3月9日 予稿集p160
  • 発達記述メディアの構成する育児支援距離の機能, 日本発達心理学会第24回大会, 2013年03月15日, 日本発達心理学会 (明治学院大学), 斉藤こずゑ 発達記述メディアの構成する育児支援距離の機能 2013年3月15日ー17日 日本発達心理学会第24回大会  ポスター発表3月15日  予稿集p91
  • 「倫理意識向上に関する一具体策~倫理規程作成~」 倫理委員会企画講習会Eシンポジウム 音楽療法における「倫理意識とリスクマネジメント力」の向上を目指して, 講習会E シンポジウム倫理委員会企画, 2013年03月03日, 日本音楽療法学会近畿支部第11回近畿学術大会(大阪音楽大学), 斉藤こずゑ「倫理意識向上に関する一具体策~倫理規程作成~」 倫理委員会企画講習会(シンポジウム) 音楽療法における「倫理意識とリスクマネジメント力」の向上を目指して 日本音楽療法学会近畿支部第11回近畿学術大会     2013/3/2-3 大阪音楽大 講習会E シンポジウム倫理委員会企画 13:00-14:30
  • 映像メディアにおける発達表象の構成, 日本発達心理学会第25回大会, 2014年03月21日, 日本発達心理学会(京都大学), 斉藤こずゑ 映像メディアにおける発達表象の構成 2014年3月21日ー23日 日本発達心理学会第25回大会 ポスター発表3月21日  予稿集p289/全753
  • 話題提供2 「子どものフィールド参与観察における倫理を執筆して」『質的心理学フォーラム』編集委員会企画シンポジウム 「質的研究と倫理: 対話と葛藤としての研究倫理」, 日本質的心理学会大11回大会予稿集, 2014年10月18日, 日本質的心理学会大11回大会(松山大学), 斉藤こずゑ 話題提供2 「子どものフィールド参与観察における倫理を執筆して」 『質的心理学フォーラム』編集委員会企画シンポジウム 「質的研究と倫理: 対話と葛藤としての研究倫理」 企画・司会 家島明彦 話題提供1 池田光穂 話題提供2 斉藤こずゑ 話題提供3 安藤泰至 指定討論  尾見康博 日本質的心理学会大11回大会 10月18日

その他

  • 責任編集・まえがき『児童心理学の進歩  Vol.49[2010年版]』, 児童心理学の進歩[2010年版], 49, 日本児童研究所 金子書房, 2010年06月01日, 責任編集・『児童心理学の進歩  Vol.49[2010年版]』 (日本児童研究所 編、 責任編集、金子書房)2010年6月

競争的資金

  • 17K04369, 映像メディアによる子どもの表象―子どもの権利と研究倫理の検討, 平成29年は、;目的1、社会文化的観点から子どもの図像・映像媒体による子どもの表象記述条件を検出し理論的精緻化を行う目的で、(1)長期縦断フィールド観察映像の表象分析、(2)国内外の公共放送映像資料による子どもの表象分析を行った。(2)の結果はNHKアーカイブス学術利用で日本の公共映像資料を閲覧分析した。外国の映像資料に関しては英国王立文化人類研究所主催民族誌映画祭(RAI)の開催時期が変更になったため参加できず映像資料の分析ができなかった。後にDVD化された資料を分析する予定である。他方山形国際ドキュメンタリー祭での映像資料閲覧分析は実施できた。;目的1の達成度はデータおよび理論化ともに発表までに至らず不十分だったが、本研究の基礎であり理論的な枠組み構築にとっての基本なのでさらに検討を押し進めていく。;目的2、子どもの権利条約条項の概念と子どもの研究倫理を相互規定的に関係づけた新しい枠組みを提起し、子どもと協同する研究のモデル化によって倫理問題に配慮した映像発達研究法の構築を目指した。(1)子どものフィールド観察映像、(2)公共放送、ドキュメンタリー映像など既成映像、両者における発達の記述を子どもの権利条項(54条項中、研究倫理との関連の深い18条項)と関係づけて精査した。この作業の前提として子どもの能力と参加及び保護の権利について検討し、学会発表を行った。また理論的根拠となる子どもの倫理に関する書籍を翻訳した。;目的2の達成度は高かったが、今後、子どもの表象と権利、研究倫理との関係をさらに進め、文化差も検討する。;平成29年度の研究進捗状況は、全体として順調だが、当初の計画に照らすと、外部の事情で変更の必要があった(海外映像資料参照の機会変更、分析補助バイトに適切な人材が見つからなかったなど)ために達成できなかった点と、予想以上に達成できた点(子どもの権利と研究倫理の関係分析、文献資料翻訳、文献資料開拓)が混在する。;未達成の点については次年度の課題に加えて実践していく。;前年度に準じて同様に行い、結果をインフォーマントに質問調査するなどして適宜微調整を行う。;目的1、社会文化歴史的観点から子どもの図像・映像媒体による子どもの表象記述条件を見出し理論的精緻化を行う。(1)長期縦断フィールド観察映像から子どもの表象分析を行う。(2)国内外の公共放送及びドキュメンタリー映像資料により子どもの表象分析を行う。日本の映像資料分析:・NHKアーカイブス学術利用で日本の公共映像資料を閲覧分析する際、戦後3世代期間、日本の出生人口動態に基づく3期間の放送番組から選択し比較する。・分析手続き:研究代表者が映像を視聴し、映像の内容分析を行う。民放のアーカイブズやドキュメンタリー映像、図像の分析も並行して行う。海外の映像資料分析:多様な映像資料を多く閲覧できる映像祭(台湾国際ドキュメンタリー映像祭など)が開催年度に当たり有益だと判断されたら参加する。また英国、カナダなどの映像アーカイブズに赴く可能性も検討する。・分析手続き:日本の映像資料に準ずる。;目的2、子どもの権利条約条項の概念と子どもの研究倫理を相互規定的に関係づけた新しい枠組みを提起し、子どもと協同する研究のモデル化によって子どもの倫理的問題を配慮した映像発達研究法の構築を目指す。上述の(1)子どもの長期縦断フィールド観察映像、(2)国内外の公共放送、ドキュメンタリー映画など既成の映像、両者における発達の記述を子どもの権利条項のうち子どもの研究倫理と関係の深い18条項に関係づけて精査する。H30年度はこの分析を完成させ、イタリア、イノチェンティ研究所に赴き情報資料収集・交換を行うことや、子どもの権利・子どもの協同参画関連の学会に参加し情報収集を行うことの可能性を検討し、文化的相対化を行いたい。
  • 26380902, 映像メディアに基づく子どもに関する表象―発達の解釈への影響と社会文化歴史的変遷, 映像の持つ豊かな表象構成機能を重視した映像発達研究法を構築し提唱することを最終目的とした研究の一環として、NHKの公共放送映像資料を基に、子どもの表象構成とその表象実践の過程を実証しようとした。社会文化歴史的検証を目指し、日本の歴史的3期(第一次、第二次ベビーブーム世代、その子どもの少子化世代)の子ども表象構成と表象実践を比較し、さらに欧米の映像による子ども表象構成と比較し、映像による子どもの表象構成が表象実践に影響する共通性と、時代文化による内容の差異を実証しようとした。結果として、子どもの権利や子どもを主体とした研究・社会的実践における映像の役割の検討という新しい課題が示唆された
  • 23530865, 子どもを巡る映像実践の分析と映像発達研究法の検討, 映像利用の発達心理学研究法の構築を最終目的に、発達心理学の映像実践と、他領域及び日常の各種映像実践を比較した。(1) 子どもの図像・映像資料の収集と分析については社会文化歴史的相対化として、国内外の子どもの映像に関する表象分析から普遍的発達表象と個別的発達表象の下位カテゴリを抽出した。(2) 子どもを巡る映像実践に関するフィールド縦断研究を行った結果、発達事象の映像メディア化の効果は、映像発達研究法の可能性に関して、単に映像民族誌学的手法の応用や、発達の映像記録といった技法面だけでなく、発達、育児環境の支援システム構築や、子どもの発達そのものへの影響という広範で重要な役割を持つことが分かった。
  • 20530605, 発達研究・教育における映像メディア・リテラシーの検討, 本研究の目的は,映像メディア・リテラシーについて、表象発達の一つとしてその内的過程をとらえ、それを自覚可能にするメタ認識を促進する教育方法を検討することであった。大学教育における縦断アクション・リサーチによって、発達心理学領域の知識内容を利用して映像メディア・リテラシーを促進する方法を探索的に検討した結果、既成映像視聴に比して、学生自身による映像制作が、映像メディアの機能自体の知識のみならず、映像内容に関する動機づけ、考察を深化する効果があることが見出された。
  • 17530483, 著作物とその変形に関する日常的認知の発達, 本研究では以下の3点について検討する目的で、文献研究を行い、幼児および成人の会話、描画描出場面について、半統制観察、自然観察を行った。著作物の変形の過程としては、発話の引用や描画の修正、描画に伴う発話の時制との関係などに焦点化し、著作物の変形に関する日常的認知を分析した。;1、有形/無形物の所有比較による、発話帰属方略の検討:幼児(4歳〜6歳)と成人3-5人の小集団が個室で課題を行う場面をビデオ観察した。課題は、所有形態が無形の場合(会話のみ、映像視聴)と有形の場合(描画活動)を用意し、そのときの言語・非言語相互行為を比較した。;2、有形/無形創作物についての各種変数操作による、創作活動と産物の関係の検討:対象者、データ収集方法、分析方法は1に準じ、変換操作を介在させた活動と産物の帰属を調べた。;3、オリジナルと変形の根拠と関係の検討:対象者、データ収集方法、分析方法は1に準じ、変換操作の変数(動作主の有無の関係など)の影響を比較し、変形の根拠をより明確にした。;当初の計画の発展として、子どもや大人が自ら映像制作という創造に関わることによって、映像対象や手段の意味づけに変化が予想されたことから、著作物の帰属の問題は、単に創作者と創作物の関係の問題だけではなく、メディアとしての著作物を利用する利用者のメディア・リテラシーの問題としても検討する必要があることに気づいた。その点から、著作権法の下位条項の各種概念と比較対照する試みを行い、さらに新しい研究構想を得て今後の研究課題の吟味と展望を行った。
  • 15530434, コミュニケーション発達における発話の帰属と知的所有, 本書では、平成15-16年度に助成された基盤研究で得たデータとその分析資料をもとに、言語発達に関する筆者の持論である「子ども主体の言語発達研究」(斉藤、2003a, b)の観点を深めた。内容的に以下の構成である。;1部は発達的研究の紹介で、1章では文献研究による、子ども主体の言語発達研究の理論的考証を行い、続けて2章では実証的研究として、発達的要因、文化差要因、私的著作活動要因の関わる複数の場面での子どもや大人の相互作用の観察データをもとに、メタ言語行動として自己との関わりの深い引用発話の具体的データ分析研究を紹介する。結果は自他引用の相対差が、大人と子ども、日本語児と外国籍児の間で見られた。また、引用内容のカテゴリーにも差があり、大人では動詞や助詞付きの句が、子どもでは名詞、代名詞単独の引用が多く、自己発話の引用の多さとも併せて、発話への動機付け、会話内容の継続の発達との関係が予想された。今回の報告では一部になっているが、描画場面や、自己関与のある内容とそうでない場合などで、引用の内容に変化があり、引用という言語行為が自己の様々な特性と深く関わっていることを示唆している。;2部ではさらに、応用分野の一つとして裁判資料のための取り調べの会話分析データで、繰り返し発話の機能を検討する。今回の結果は膨大なデータの分析結果の一部ではあるが、先述の理論的見地から、最も有望な指標とみなされる自他引用の分析であり、他に類を見ないため、探索的な重要性が高いものである。
  • 14651024, 乳幼児期のオノマトペ発話に関する異言語間比較, 本研究は乳幼児期の言語獲得過程において、オノマトペが音声言語の獲得に果たす役割を、オノマトペ使用を異言語間で実験的に観察し、解析・比較する中で、その認知と言語の関連を明らかにすることを目的とするものである。日本とスウェーデンの異言語下において得られた、乳幼児の音声と行動及び親の入力言語と行動の相互関係を、音声の音響分析と行動のマイクロ分析を行い比較検討する中で、1)母親等養育者の対乳幼児発話に見られる「オノマトペ」が、言語獲得にどのような役割をはたすのか、また、2)乳幼児の音声行動におけるオノマトペの出現の機序と、その出現をうながす音声・行動刺激はどのようなものであるかを明らかにしようとした。;現時点で得られている結果は次の通りである。1)発話音声の音響的解析と音声に伴う行動のマイクロ分析から、日本語話者においては親の指示語なしに児自らが発話する音声には、既成のオノマトペを含まない刷新された表現の出現が示唆された。2)この傾向には個人差はあるものの、対象児の年齢によって出現傾向が異なることも明らかになった。3)日本語話者に比べ、スウェーデン語話者では対乳幼児発話における「オノマトペ」発話が少ないことも示唆された。;ただし、この結果をさらに明確なものにするためには、現在、分析を進めているスウェーデン語発話についての、音声・行勤に関するさらなる微細分析が必要となってきている。そこで、海外共同研究者との連絡を密にし、微細な相違が発生しないようさらに慎重に解析を継続している。
  • 13610163, コミュニケーション発達における発話の帰属と著作権及び私的所有概念の獲得, コミュニケーション発達においては、個人超越的言語体系ではなく、発話と個人性情報の関係が、言語所有者としての個人のアイデンティティと深く関わる重要な機能を持つことを仮定し、平成14年度は13年度に引き続き、発話の特定話者への帰属方略とその発達過程を、1.会話相互作用の行動分析、2.インタビュー・質問紙法、3.文献研究、によって調べた。;1.では、ビデオ録画資料の微視的分析によって抽出した、視聴覚的帰属方略のいくつかについて、発達的変化をより詳しく検討した。その結果、発話の帰属と微視的動作の開係において、視聴覚的志向性を示す動作(視線、顔体の向き、指さしなど)が自他の発話の帰属機能を果たすことが見出され、コミュニケーション発達につれて、発話および動作の繰り返しや同期、同質化など、帰属メカニズム方略としてより洗練されていくことが示された。2.では、発話の個人性情報と発話の帰属、さらに、各種形態の知的、私的創作物に関する著作権および所有概念、との関係について検討するため、幾つかの質問項目を新たに用意し、年長児と成人で調査した。さらに13年度の結果より上記1の行動レベルの発話の帰属と2のメタ的知識との乖離の原因を探ることが発話の帰属の本質と関わる重要な課題だと考えられたためその点の理論的検討を行った。結果から、発話と権利概念の関係は単純な関係ではなく、発話の帰属や知的所有概念に関わるものとして、会話や相互作用の社会文化歴史的構造を検討することの必要性が示唆された。そこで、3の文献研究では、子どもや大人の会話の構造の社会文化的な差異や、発話の意図に関する発達研究を探求した。今後、さらにこの観点から知的所有や著作権についての発達理論を構築することも目的としたい。
  • 11610135, 日本語教室をめぐる人的資源と日本児・外国籍児の社会文化的認識発達, 本研究は、今日の日本の国際化、多文化化状況の中で、外国籍児をめぐる問題に焦点を当て、日本語教室におけるフィールド縦断観察によって、人的リソースや組織の公式・非公式な変化が、日本児および外国籍児の社会文化的認識発達にどのように関係するかを明らかにすることを目的とした。;11-12年度は、中、小学生の日本語教室での活動観察の他、メインストリームの教室での日本児、外国籍児の相互作用の観察を行い、両場面の比較をした。その結果、外国籍児の在日時間の継過にともない、両場面での行動(相互作用の質量)に差がなくなる傾向が見られた。また、外国籍児に1対1でサポートする補助教員の制度が短期で廃止されると、それに代わる非公式なサポータが自然発生的に出現するなど、リソースの流動的活用システムが、制度にとってかわる様子が見られた。外国語を母語とする外国籍児にとっての日本語習得について、社会的リソース利用の観点から説明づけると同時にリソースとなる周りの環境の変化の規則性を共構成というキー概念で説明した。
  • 10114220, 乳幼児の音声・視覚コミュニケーションにおける話者-聴者関係の発達, 本研究は、次の諸点を目標として計画された。コミュニケーション能力の発達において、個人性情報の果たす役割は未だに十分解明されてはいないが、申請者は、過去5年間の研究によって、発話の生産、理解に関与する個人性情報を分析し、マイクロ、およびマクロな観点からコミュニケーション発達において重要な働きをする個人性情報の要因を抽出してきた。それは、第1に発話行動の知覚においてであり、話者の発する個人性、言語、感情の3情報の処理の課題である。第2に発話行動の社会的認知においては、単なる2者関係を越えた多様な会話場面において社会文化的に共有された原則が、話者ー聴者関係と意図理解の課題として問題となる。;平成10年度の調査場面は、(1)実験室または家庭での母子観察・実験、(2)集団保育場面での観察、(3)小グループ幼児の観察・実験、(4)年長児・成人の観察・実験の4種である。生後3か月齢より就学前幼児を中心とし、小学生、成人、および外国語話者も含む。この4種の相互作用場面で;1, 話者属性の表出と理解の分析として、(1)発話の重なりの調整、(2)人を指示する表現の変異(「人を指示する表現と話者ー聴者関係の発達」斉藤、1998)、および(3)言語行為の個性化(「幼児のオノマトピアの理解」斉藤他)について検討した。平成11-12年度はこの課題をさらに発展させるほか、(4)発話の記憶と帰属についての新たな資料を加え、個人性情報との関係を検討する。;2, 聴者属性の表出と理解の分析として聴者が会話への参与度の違いに応じてどのような手段(動作、表情、声)で聴者の方略を示すかについて検討してきたが、それをさらに発展させ、一般的処理方略と、聴者の各種属性に依存した方略を検討する。さらに話者の個人性のタイプと、聴者の選択する方略の関係を明らかにする。
  • 09610139, 多文化化する家族、学校、地域、メディアと日本児及び異文化児の社会文化的認識発達, 本研究は、今日の日本の国際化、多文化化状況の中で、外国籍児をめぐる問題に焦点を当てた平成4年から現在に至る一連の研究の一部である。理論的背景としては、外国籍児・者の日本文化への一方的適応ではなく双方向的社会文化的認識発達の可能性の検討を行っている。S県 W市の複数保育園・小学校の長期フィールド研究を継続するなかで、外国籍児をみぐる様々な角度からの問題が研究の射程に浮上してきたため、その解明を目的とした研究計画が幾度かの修正を加えて構成され、実践に移された。平成10年度の研究は11年度以降に引き継がれ現在進行中であるが、S県 W市の家庭、学校、地域活動、メディアの4フィールドから社会文化的認識発達と変容について多角的に捉えようとしている。平成9-10年度の研究のまとめである本報告は、分析方法はマクロな社会的関係分析とミクロな認知過程分析である。前者では、外国籍児を巡る社会的ネットワーク及び社会的相互作用行動の分析を聞き取り調査およびビデオ分析によって行い、後者では異文化性に関する意識調査およぶビデオの微視分析を行っている。結果は、4フィールド全てにおいて、日本における子どもの異文化接触の問題に対処するためには、単に外国籍児の適応という一方向的観点ではなく、日本児や教師の社会文化的認知変容を含む双方向的観点からの教育や環境整備が必用なことを示唆している。本報告書では、特に人を呼ぶ、または支持するこばの使用に焦点化し、社会的相互作用分析によってコミュニケーションネットワークに反映された社会文化的認識の変容を検討した。
  • 09207219, 乳幼児の音声・視覚コミュニケーションにおける話者-聴者関係の発達, 本研究は9〜11年度の間に複数の観察実験を通して、個人性、感情、言語情報の相互関係を年齢との関係で明らかにすることを目的にした。言語発達研究はさまざまな観点から行われうるが、個人性情報検出能力は当然視され、検討されることが少ない。しかし実際には話者にしろ行為者にしろ、個人の同定は、人の社会的カテゴリーを形成する能力や、自他の分化とも関わる重要な認知能力である。生後すぐから経験し始める話者-聴者関係は、個人性情報検出の基礎となり、発達に伴ってきまざまなレベルでの個人性認識が形成されるものと思われる。先行研究で声質、社会的役割、性別、年齢、母語、既知性などを扱ったので、今回は話者-聴者のマイクロな相互作用行動における話者属性、聴者属性の表出と理解を分析する。話者属性・聴者属性の表出と理解の分析の変数は多様であるが、今回は「人を示す指示のことばreference to person」を規定する要因を検討する。話者の指示表現選択課題に関わる要因として、(1)カテゴリ化と個別化の機能、(2)指示対象領域、(3)個別言語の指示体系、(4)話者/聴者の言語能力、(5)固有名詞優先原理、(6)参与者構造と認知・情報処理上の制約、などが考えられる。子ども集団における指示表現選択課題の特性を、予想される3種の規定因((1)普遍的認知的制約、(2)個別言語の指示システム要因、(3)個人の好みの傾向)について検討した。結果から3要因それぞれの寄与が示され、話者のもつ複数の特性(日本語習得レベル、年齢、好みなど)の相互関係の検討が検討課題として残された。
  • 08610138, 日本の外国籍小学生、成人日本語学習者をめぐる双方向的社会文化的認識の検討, 本研究は、今日の日本の国際化、多文化化状況の中での異文化児を巡る社会文化的認識の変化と、その中での異文化及び日本の子どもの社会的認識発達を明らかにすることを目的にしている。先行研究の発展として、小学校の日本語教室を巡る社会的ネットワークの中で、教師、在日異文化児、日本児、保護者、さらに帰国異文化児とその両親、及び、日本の地域の日本語ボランティア教師とその外国籍成人日本語学習者を対象とする観察、質問紙調査を行い、社会文化的認識の変容の方向性と、相互交渉行為の上での作用の方向性の関わりを検討した。研究方法は社会的関係分析法と認知過程分析法を併用した。1、定期行動観察結果:毎月1回の1公立小学校の日本語教室および、日本語教師宅での少人数の日本語指導のビデオ観察データは、日本語教師と異文化児の関係のみならず、異文化児と保護者(主に母親)、異文化児同士、異文化児と日本児の関係を、言語及び非言語的働きかけの方向性と頻度、内容の観点から分析し数量化を行っている。2、インタビュー結果:異文化児とその両親、日本児、教師、成人日本語学習者などへの2回の質問紙調査結果は集計し、数量化および内容分析を行っている。3、1、2のデータを突き合わせることによって、社会文化的認識変容と相互交渉行為の方向性の関わりを分析している。結果から一例をあげれば、日本語学習過程で見られる相互交渉行為の方向性は、日本語教師が一方向的に能動的な役割を果たす傾向から、異文化児者が母語を教示するなどの双方向的交渉へと早い時期に変容し、それには、日本語学習以外(食事、バースデ-の祝いなど)の多様な場面での相互交渉が寄与している。この行為の双方向性は、個別社会文化の認識上の双方向性、相互性の認識と切り放し難く、ハイブリッドな社会文化的認識を促進する。
  • 08202101, 乳幼児の音声コミュニケーションにおけるプロソディとジェスチャーの機能に関する研究, 本研究では、母児間の音声とジェスチャーによる相互作用場面を、以下の4点を中心に検討してきた。;1)母親の子ども向け発話に表出した感情情報の推移の縦断観察研究;2)母子相互作用場面における注意調整方略の分析と、子どもによる認知の実験研究;3)乳児の音声(非叫換)に表出した感情性の情報の分析と認知の研究;4)発話に表出した音声の個人性情報の分析と認知の研究;結果は以下の通りである。;1)では、母親の子ども向け発話の特徴は周産期やそれ以後一貫して表れ、子どもの出生、成長などを契機とした時期による変化があること、子ども向け発話の音声特徴の成立は、文法形式(疑問か平叙か、匂か文かなど)や意味機能(肯定か否定かなどの語彙の性質)など、発話の内容に影響されること、子ども向け発話の音声特徴の継時的変化には共通性と同時に個人差もあること、などが明らかになった。;2)では、半統制的な相互作用場面での母親の用いる注意調整方略は、場面の制約が方略に質的な違いをもたらし、またその変化を子どもも理解し行動に反映させること、子どもの音・音声を対象とした認知実験では、模倣の誘引となった刺激音は感情情報が豊かでリズミカルな特徴のある音声であるのに対して、感情情報の表出が顕著でない成人の外国語発話は模倣の誘引とはならないこと、音声認知方略の一つとして、能動的模倣が新奇な音・音声の同定や、音に表出した感情情報の認知に寄与する可能性があることがわかった。;3)では、2〜6歳の幼児は乳児音声に含まれる感情性にかかわる情報を成人と同様の規則性をもって認知できること、とりわけ「快」対「不快」の基本的感情性の聴取は成人の判断に近いことが明らかになった。;4)では、月齢を追うに従い話者認識正答率は上がり、特に3歳と4歳の間で変化すること、被同定度による音声評定の因子分析では3因子が抽出され、子どもの声の第1因子スコアと被同定度には負相関があること、言語情報が一定の場合は、既知社会的カテゴリー属性に対立がある話者対(性別、年齢差)や既知話者の発話は、未知話者に比べて個人性識別が顕著であること、話者の既知性を統制した未知話者対の場合は、言語情報が理解不能あるいは曖昧で言語情報量の少ない場合では、言語理解情報の十分な場合に比べて、発話の感情識別が高くなることなどが示唆された。しかしまた、成人は複数の未知乳児の言語情報を欠く非言語音声のみから個体性認知ができ、同一乳児における異月齢間、異感情価間、異発話事例間で識別に差があることが明らかになった。
  • 07610143, 日本の小学校における異文化児の社会的ネットワークと社会的認知発達, 本研究は、保育園での研究成果をもとに、小学校に焦点を絞って異文化児を巡る社会的ネットワークと社会的認識発達の研究を行った。1、異文化児。および日本児、家族、先生への質問紙調査を行った:質問紙は、社会文化的認識として、文化的接触に対する意見のほか、子どもの教育や発達に関わる信念や期待、実際の子どもの行動や仲間関係の記述、評価などを問うものであった。結果は、質問紙の回答の背後にこそ最も重大な認識や感情が潜んでいることを伺わせるものであったため、少数のケースについて面接インタビューをインフォーマルおよびフォーマルに行った。その結果、子どもの加齢につれて、家庭内で生じる問題が変化をきたしていることがわかった。その問題は(1)帰国問題(母国がどこでも、幼児期を過ぎると家族の将来的展望が、本国の家族との関係も含め、複雑化するため帰国に関する重大な意志決定を迫られる。その結果、帰国、別離、在日様々な決定が行われる。それに伴って子どもへの配慮も変わって来るため子どもの心理的負担が社会的ネットワーク上の様々な部分で噴出する)(2)仲間関係の問題(家族での問題とは別に、子どもの成長に連れ複雑な仲間関係意識が日本児、異文化児に共に生ずる。仲間関係のダイナミックスの中でいじめや教室での孤立につながりかねない関係が生ずる)2、月1回の定期観察を行った:子ども達の相互作用行動の分析のためのデータを定期的に得る。対象は、異文化児の在籍クラスの日本児、および日本語補習クラスに在籍する異文化児同士と来訪する日本児たちおよび教師であった。相互作用行動の記録と分析によって、暗黙のメッセージの分析(画像分析)を行った。結果は、異文化児の日本語教室内の行動と、それ以外の場面での行動に明らかに変化があるということであった。変化は日本語教室における屈折した本音(甘え)の表出と、通常クラスにおける目立たない行為(たてまえ)である。この2面性は、異文化児野社会的認識を明確にするための言語表現ではなかな捉えがたいが、上記2種のデータ(質問紙調査、行動観察)の相互関係の分析によって明確にできたといえよう。今後は異文化児の親をはじめとする地域の異文化成人集団と日本語教師、ボランティア集団などに社会的ネットワークの範囲を広げ、その中での異文化児の位置づけから、彼らの文化的認識と自己アイディンティティとの関係を明確にできるような計画を検討中である。
  • 07202102, 乳幼児の音声コミュニケーションにおけるプロソディとジェスチャーの機能に関する研究, 平成7年度は、これまで継続して行ってきた実験の中から、1)母子相互作用場面における注意調整方略の分析と子どもによる認知実験研究、2)幼児の乳児音声の感情情報及び成人・幼児・乳児音声の個人性情報の認知実験研究、を中心に検討した。;その結果、まず、1)に関しては、半統制的な相互作用場面で母親の用いる注意調整方略を抽出し、子どもの側における注意の社会化や子ども自身の注意調整方略の発達を調べ分析したところ、場面による母の行動変化に応じて子どもの注意調整方略に変化が見られ、子どもの側でも異なる反応を示した。母親による子どもの言動の模倣相互作用では、12ヵ月以上の子どもに、あきらかに模倣されていることに気付く反応が見られ、気付いた時点の前後で発声量は変化し、母親に対する反応確認のための注視が増えた。さらに、実験場面で使用した刺激音と子どもの発声とを全て音響分析し、類似性を分析した結果、12ヵ月以上の子どもが刺激音に応じた発声が多く、音声特性も類似していた。このことから、子どもの音声認知の方略の一つとして、受動的知覚ではなく、能動的模倣が、新奇な音・音声の同定、音に表出した感情情報の認知に寄与している可能性がある。;2)に関しては、(1)成人の聴取実験に基づいて分類された2カ月乳児の「快」「不快」音声を用いて、幼児による乳児音声の感情的要因(感性情報)の聴取傾向を、乳児の表情を評定尺度として検討した結果、幼児の年齢によって快、不快の評定に差異がみられ、「不快」音声についての評定の一致率は年齢の上昇と共に高くなるものの、「快」音声への一致率は低下した。これらのことから、幼児の乳児音声の非言語的情報の認知は、成人の聴取判断とほぼ同様であるものの、聴取評定項目によっては成人より豊かな聴取傾向を持つ可能性が示唆された。;また、(2)音声の個人性情報の認知能力の発達を4つの実験で検討した。第1実験では言語情報、感情情報を一定、個人性情報を変数とし、話者は既知話者を中心にし、少数の未知話者も入れ検討した。第2実験では被験者年齢を上げ、さらに話者認知における年齢差、社会的関係差、音質の音響特性差の検討を行った。第3実験では、話者との社会的関係を統制するため、話者を未知話者に限定して行った。第4実験では、感情情報、個人情報の相互作用関係をさまざまな属性をもつ7種の話者対比較条件で検討した。言語情報は一定に統制する条件と、理解困難な条件(外国語、方言、前言語、幼児語)を用いた。これらの実験から、3〜5歳の幼児でも母親以外の既知話者の話者認識が可能であることに加え、未知話者の識別も可能なことがわかった。また未知話者では、性差、年齢差などの社会的カテゴリに基づく識別が最も容易で、非母語、方言、前言語などの言語情報劣化の場合には話者識別も影響されたこと、さらに、感情認知は話者認識とは必ずしも同じ条件で難易傾向を示すのではなく、言語情報劣化の影響もあまり顕著ではないことが分かった。;以上のことから、今回の一連の実験で実際に幼児が行った課題の解決過程では、聴覚、視覚刺激を対応づける認知過程が働いていたことが明らかになった。今後は、音声における個人・感情両情報の関係のみならず、視覚における個人・感情情報の関係、さらに個人・感情情報処理における視覚、聴覚情報の相互影響関係をも考慮した認知過程の検討が必要であると考える。
  • 06610133, 異文化の子どもを巡る社会的環境と異文化性の認識発達, 1.3保育園の3クラスの縦断行動観察:平成4、5年の第1研究を継続し、異文化児の在籍する3クラスの観察を行った。今年度は卒園年にあたるため、この3月までの3年間に渡る記録の分析を平行して行っている。ビデオ資料の1部について行動の分類、分析を行い、以下の結果を得た。(1)異文化児と日本児の相互作用行動は、異文化児の入園後の時期によって質量ともに異なり、異文化児の積極的働きかけ行動の増加が見られた。この増加は日本児の応答の質の変化と相互に関係があると見なされた。(2)異文化児によって個人差のある行動特性と、共通の変化を示す行動特性のあることがわかった。;2.異文化児を巡る社会的ネットワーク:(1)異文化児やその両親が、園との関係でもたらす問題を分析した結果、両親のおかれた社会的文脈やサポートシステムの影響が反映される可能性があり、異文化児独自の問題は少ないとみなされた。(2)異文化児の保育施設、就学施設選択の意志決定にかかわる要因は、異文化児本人の社会的ネットワークよりも、両親の自己文化の維持にかかわる要因が濃厚であった。まず、自己文化の育児観に合う施設を選び、合わない場合にはどういう点で役立てるかを位置づけるなど。しかし、合わない施設で問題が生じたときには理由は文化的信念の対立に至る。就学施設の選択に際しては、日本以外の選択枝も考慮し、その理由は日本の就学施設における諸種の問題の予期であることが多い。(3)日本語教室の異文化児にとっての機能は、自己文化ののアイデンティティの確立とも関係し、日本語の勉強以外の機能が濃厚である。ほかにクラスでの問題友達関係などへも解決の糸口を与える。両親の期待する機能はむしろ日本語の習得が中心であり、子どもの得ている経験とは異なる。今後一層多くの日本語教室での状況把握が必要である。
  • 06205102, 乳幼児の音声コミュニケーションにおけるプロソディとジェスチャーの機能に関する研究, 平成6年度は、言語獲得期の子どもに対する成長児や大人の言葉かけ(CHILD-DIRECTED-SPEECH,MOTHERESE)等、言語環境に関しての継続観察から 1)母児間相互交渉場面のオノマトペ使用に視点を当てた検証を行い、さらに 2)言語獲得期の幼児を対象とした音声に関する個人性の識別についての実験を行った。;その結果、まず1)に関しては、幼児の月齢の違いによる母親のオノマトペ出現率については明瞭な傾向はみられなかったものの、1〜2歳代に比べ3歳代の母親の発話に擬態類オノマトペの出現傾向が多かった。また、母親による個人差はみられたものの、使用されるオノマトペの品詞の割合は名詞形が最もおおく、次いで動詞形であった。さらに、幼児の発話中のオノマトペ出現率は低いものの、母親のオノマトペに対する模倣は高い頻度で出現した。2)に関しては、幼児の話者認識の程度に年齢差はあるか、幼児同志の社会的関係が話者認識の程度に影響するか、幼児の発話音声の音響的特性の違いが話者認識の程度に影響するか、の3点について検討した。その結果、話者識別率は加齢と共に上昇し、5歳児では成人の結果と同程度になること、限定的ではあるものの社会的関係は認識の程度に影響することがわかった。また、音声の音響的特徴としては、基本周波数FOが高くかつレンジが大きい、音声長の短い音声が識別され易い傾向がみられた。;以上の分析結果から、母親の発話には幼児の年齢変化に伴ったオノマトぺの変容が示唆された。また、幼児の話者認識には加齢による識別能力に増加がみられるものの、各年齢で利用される要因が必ずしも同じとは限らず、話者が既知未知か等の要因、また音響的諸特性などの多様な要因が影響している過程であることがわかった。今後はさらにジェスチャーの解析を加え、音声コミュニケーションの発達過程を明確にして行きたい。
  • 05206102, 乳幼児の音声コミュニケーションにおけるプロソディとジェスチャーの機能に関する研究, 本研究は、乳児期の母児間音声コミュニケーションにおける音声プロソディとジェスチャーの定量的解析により、音声のイントネーション構造、時間構造を解析し、喃語の普遍的パタンから母語に固有なパタンへの変容を明らかにすることを目的としている。;今年度は、言語獲得期の子どもに対する年長児や大人のことばかけ(CHILD-DIRECTED-SPEECH,MOTHERESE)等、言語環境に関しての出産前からの継時的観察を行い、出産前後の母親の音声プロソディ変化について次の1)から3)を検討した。;1)周産期のいくつかの時点における音声特徴の継次的変化;2)ことばかけの内容(形式、意味機能)による音声特徴の継次的変化;3)子どもへのことばかけの音声特徴の継次的変化及び成立における個人差;その結果、個人間比較により「定型台詞」という内容の統一にもかかわらず、発話の抑揚に個人差があること、また、大人に対する発話と子どもに対するものを比較すると、ピッチの上下限の差が大きいのは概して子ども向けの発話であり、さらに産前より産後の時期の発話であることが分かった。さらに、出産前後の時期の変化に応じ「定型台詞」それぞれのピッチの上下限差は変化したものの、その変化は一様ではなく場面や発話ごとに異なった。次に、発話を個別的な発話の形式及び内容特性と関係づけて検討すると、発話の内容特性に応じて、子ども向けの音声特徴の出現傾向に差があることが示唆された。;これらの分析結果から、子どもに向けた大人の発話の音声特徴を明らかにするには、周産期時期効果と場面効果のほかに、発話内容効果や個人差を考慮する必要性があることが分かった。すなわち、オノマトペVS.叙述などの発話の形式、意味機能上の差そのものが、おとなの発話が子ども向けの発話の音声特徴を帯びるようになることに影響を与える可能性がある。子ども向けの発話の音声特徴は、確かに周産期に一貫した変化を来すが、発話の意味内容や形式と独立に、普遍的かつ自動的に成立するものではないことが示唆された。
  • 04616069, 保育施設における幼児の異文化接触とコミュニケーション能力の発達, 1.昨年度からの継続課題であるため、昨年度のデータ処理と新たなデータ収集が平行して平成5年度の研究内容となった。データ集めは昨年に等しく東京・山形の6園の縦断観察を月1回行なった。;2.昨年度収集分のデータ処理、分析結果は、以下のようである。;(1)研究成果は、平成5年度内に2つの主要学会で公表した。;・「異文化児のいるクラスにおける仲間関係とコミュニケーション」1993年9月 日本心理学会第57回大会発表論文集(P326);・「異文化の子どもをめぐる信念体等と社会的環境」1993年10月日本教育心理学会第35回総会発表論文集(P215);(2)両発表の内容は、第一に保育クラスにおける子どもの仲間関係と仲間認知の発達を、異文化児の在籍の有無との関係で調べ、異文化児の存在が日本児の仲間関係に影響を与えることを示した。第二に、外国語や異文化の認識など、社会文化的認識発達においても日本児は、異文化児の存在の影響を受けるが、親や教師の与えた情報が知識を左右する傾向の強いことがわかった。第三に親や教師の信念について調べると、日本人は日本の文化の信念を基準に、食事・集団生活・衛生などについて、異文化児の行動を評価し、それを表現していることが示された。異文化児の親も共通した傾向であるが、保育方法について異論をとなえるなどの傾向は少なかった。第四に日本国内の都市化に伴う地域差のある中で、異文化児の保育の社会的環境を比較すると、公けの保育指針においてほぼ共通した傾向が見られる他、保育者の保育の工夫なども同等であった。むしろ在籍する外国児の国・文化に差があり、それが社会的環境に差をもたらす方向での地域差が見られた。異文化児をめぐる社会的環 境の分折には今後の検討が必須である。

教育活動

担当授業

  • 発達と学習, 2019, 「発達と学習」の内容は、教師と生徒の関係、学習のメカニズム、教授法など多様なテーマを含んでいます。このような内容を知識として学んで行くことも大切ですが、より重要なことは、これらの知識を実際の場で用いていくことだと思います。そこで、この講義では、1、発達と学習の知識の獲得、2、教育過程のシミュレーション、の二つを目的とします。1については、テキストと、関連する参考文献、資料を用いることによって果たします。2の目的については、グループによる議論と発表、それに対する批評、討論活動、担当教員によるフィードバックを行うことによって果たします。通常の一斉授業とは違い、発表のための参考資料の引用、参照方法、意見の表現方法、自他の意見の明確化のためのやり取りの機能など、討論の構成法についても実践的に学びます。
  • 教育実習IA(事前指導), 2019, 教育実習に行くための準備期間として、次の事を行います。|1、教育実習に関する事前指導面接| 次年度の教育実習校に関する相談や書類作成を中心に、教育実習やその後の進路などについて個別に相談します。|2、教室でのコミュニケーションに関する講義| 教室での教師ー生徒関係、生徒ー生徒関係を始めとして、教育の過程で問題となる対人関係をテーマに講義を行います。
  • 発達と学習, 2019, 「発達と学習」の内容は、教師と生徒の関係、学習のメカニズム、教授法など多様なテーマを含んでいます。このような内容を知識として学んで行くことも大切ですが、より重要なことは、これらの知識を実際の場で用いていくことだと思います。そこで、この講義では、1、発達と学習の知識の獲得、2、教育過程のシミュレーション、の二つを目的とします。1については、テキストと、関連する参考文献、資料を用いることによって果たします。2の目的については、グループによる議論と発表、それに対する批評、討論活動、担当教員によるフィードバックを行うことによって果たします。通常の一斉授業とは違い、発表のための参考資料の引用、参照方法、意見の表現方法、自他の意見の明確化のためのやり取りの機能など、討論の構成法についても実践的に学びます。
  • ボランティアと社会参加, 2019, この講義は介護等体験実習の土台となる知識的な基礎の構築を目指しています。実習に参加する前に、人の社会的な発達や、社会参加の実践についての理論や事例を知ることによって、社会のメンバーとして、社会に参加することによって学ぶことを意識化してもらいます。また、社会的課題解決過程を体験してもらうために、実際の社会に素材を見出し、グループで問題を発見し、仮説を立て、調べ、考察し、発表する活動によって、社会参加を積極的に考える姿勢をクラス全体で作り上げることを目的とします。
  • ボランティアと社会参加, 2019, この講義は介護等体験実習の土台となる知識的な基礎の構築を目指しています。実習に参加する前に、人の社会的な発達や、社会参加の実践についての理論や事例を知ることによって、社会のメンバーとして、社会に参加することによって学ぶことを意識化してもらいます。また、社会的課題解決過程を体験してもらうために、実際の社会に素材を見出し、グループで問題を発見し、仮説を立て、調べ、考察し、発表する活動によって、社会参加を積極的に考える姿勢をクラス全体で作り上げることを目的とします。
  • 発達と学習, 2019, 「発達と学習」の内容は、教師と生徒の関係、学習のメカニズム、教授法など多様なテーマを含んでいます。このような内容を知識として学んで行くことも大切ですが、より重要なことは、これらの知識を実際の場で用いていくことだと思います。そこで、この講義では、1、発達と学習の知識の獲得、2、教育過程のシミュレーション、の二つを目的とします。1については、テキストと、関連する参考文献、資料を用いることによって果たします。2の目的については、グループによる議論と発表、それに対する批評、討論活動、担当教員によるフィードバックを行うことによって果たします。通常の一斉授業とは違い、発表のための参考資料の引用、参照方法、意見の表現方法、自他の意見の明確化のためのやり取りの機能など、討論の構成法についても実践的に学びます。
  • 教職実践演習, 2019, 授業のテーマと到達目標に即して、|1、受講生各自の教育実習での経験と履修カルテにおける学びの履歴を省察し、各自の学習指導や生徒理解と生徒指導、学級経営等における成果と課題を明らかにする。|2、それらの課題について、小グループ活動による仮説検証手続きによって解答を見出す。その過程で課題設定と、エビデンスの探索による解決の論理の明確化や小グループ討論の役割を自覚的に学ぶ。|3、グループの仮説検証結果をクラスで発表し討論する。クラス全体でグループの課題や解答を共有し討論することによって、より豊かな解答を見出すに至る過程を重視する。参加者による報告に基づく全体討論や、エビデンスとしての資料の用い方、授業の事例研究、ロールプレイ(模擬授業含む)などを取り入れつつ、教師として求められる資質を総合的に確認できるにようにする。
  • ボランティアと社会参加, 2019, この講義は介護等体験実習の土台となる知識的な基礎の構築を目指しています。実習に参加する前に、人の社会的な発達や、社会参加の実践についての理論や事例を知ることによって、社会のメンバーとして、社会に参加することによって学ぶことを意識化してもらいます。また、社会的課題解決過程を体験してもらうために、実際の社会に素材を見出し、グループで問題を発見し、仮説を立て、調べ、考察し、発表する活動によって、社会参加を積極的に考える姿勢をクラス全体で作り上げることを目的とします。
  • 発達と学習, 2019, 「発達と学習」の内容は、教師と生徒の関係、学習のメカニズム、教授法など多様なテーマを含んでいます。このような内容を知識として学んで行くことも大切ですが、より重要なことは、これらの知識を実際の場で用いていくことだと思います。そこで、この講義では、1、発達と学習の知識の獲得、2、教育過程のシミュレーション、の二つを目的とします。1については、テキストと、関連する参考文献、資料を用いることによって果たします。2の目的については、グループによる議論と発表、それに対する批評、討論活動、担当教員によるフィードバックを行うことによって果たします。通常の一斉授業とは違い、発表のための参考資料の引用、参照方法、意見の表現方法、自他の意見の明確化のためのやり取りの機能など、討論の構成法についても実践的に学びます。
  • 教育心理学特殊講義I, 2019, 教授学習過程では、従来言語メディアが中心でしたが、最近では映像を中心としたメディアによる教授学習の吟味が必要とされて来ています。私たちが会話を行い、ことばで意味を伝え合うことができるのは、会話や相互作用に関する暗黙のルールを共有しているからだと考えられます。それと同じように、非言語的な映像メディアにもその発信と、理解の暗黙のルールが存在します。それについて、第一に文献購読による知識を得ることを目的にします。文献は、会話や映像メディア分析を扱った、社会学、心理学、言語学、比較行動学などの分野のものをいくつか利用します。第二には、そのようにして得た知識や方法を元に、各グループで実際に映像制作、編集を行い、講評会をします。このような作業を通して、映像メディアに現れた暗黙の信念や価値づけに気づき、映像視聴という日常的営みに対する批判的リテラシーを身につけることを目標とします。
  • 卒業論文, 2019

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018, 木曜日3時限

学外活動

学協会活動

  • 日本教育心理学会, 1976年04月
  • 日本心理学会, 1976年04月
  • 日本保育学会, 1986年04月
  • 日本発達心理学会, 1990年01月, 1991年12月
  • 日本発達心理学会, 1990年01月
  • Society for Research in Child Development, 1988年01月
  • 日本音声言語医学会, 1990年01月, 2010年12月
  • 日本音響学会, 1990年01月, 2009年12月
  • 日本発達心理学会, 1999年01月, 2000年12月
  • 日本質的心理学会, 2004年07月
  • 法と心理学会, 2005年04月
  • 日本発達心理学会, 1996年12月, 2006年01月
  • 法と心理学会, 2006年08月, 2009年10月
  • 日本質的心理学会, 2005年04月
  • 日本心理学会, 2007年10月, 2012年06月
  • アメリカ文化人類学会 会員, 2009年06月
  • 日本質的心理学会機関紙編集委員, 2010年04月
  • 法と心理学会機関紙編集委員, 2007年04月
  • Society for the Study of Childhood in the Past, 2010年01月
  • Royal Anthropological Institute Of Great Britain And Ireland, 2009年04月
  • 日本臨床発達心理士会, 2004年04月
  • 日本臨床発達心理士会倫理相談委員会第三者委員, 2010年04月
  • 日本質的心理学会