考古学からみたDNA分析, 谷口康浩, 考古学研究会70周年記念誌『考古学の輪郭』, 228, 229, 2024年04月20日, 考古学研究会
勝坂と阿玉台-土偶表象に表れた文化生態的差異-, 谷口康浩, 『縄文社会の探求-高橋龍三郎先生古稀記念論集-』, 357, 366, 2024年01月20日, 六一書房
縄文化はなぜ、どのように始まったか-旧石器-縄文移行期の人間集団と生態行動-, 谷口康浩, 岩宿フォーラム2023シンポジウム『更新世末期から完新世初頭における遊動的狩猟採集民』, 3, 11, 2023年11月04日, 岩宿博物館
Diversity in matrilineages among the Jomon individuals of Japan, Fuzuki Mizuno, Yasuhiro Taniguchi, Osamu Kondo, Michiko Hayashi, Kunihiko Kurosaki & Shintaroh Ueda, Annals of Human Biology, 50, 1, 324, 331, 2023年07月11日, Taylor & Francis
縄文時代中期の石棒と環状集落, 谷口康浩, 『何が歴史を動かしたのか 第1巻 自然史と旧石器・縄文考古学』, 193, 204, 2023年06月25日, 雄山閣, 石棒は中期の東日本地域で発達した、縄文時代最大の石製象徴物である。石棒の地理的分布は中期に発達した環状集落の分布と重複しており、両者が本質的に関連していたことを示している。また、石棒の出現・発達から破壊・放棄に至る歴史も、中期環状集落の発達と衰退の動向と密接に関連していた。歴史的な時空間における両者の重なりから判断すると、石棒祭儀の主体者は中期環状集落の背後にその存在が想定された分節的な出自集団と考えられ、出自集団にとって最も重要な祖先・系譜観念を物質化したシンボルとして、祖先祭祀や葬送儀礼に用いられた可能性が高い。石棒と環状集落が最も発達した地域には、父系出自が優先される社会組織が存在した蓋然性がある。
環状集落の変質と終焉, 谷口康浩, 季刊考古学, 別冊40号, 119, 122, 2023年03月25日, ㈱雄山閣
縄文土器型式の概念と実態-曽利式土器の多型と変異-, 谷口康浩, 山梨県考古学協会2021年度研究集会『曽利式土器とその周辺』, 18, 33, 2021年11月20日, 山梨県考古学協会
Population dynamics in the Japanese Archipelago since the Pleistocene revealed by the complete mitochondrial genome sequences, Fuzuki Mizuno, Jun Gojobori, Masahiko Kumagai, Hisao Baba, Yasuhiro Taniguchi, Osamu Kondo, Masami Matsushita, Takayuki Matsushita, Fumihiko Matsuda, Koichiro Higasa, Michiko Hayashi,
Li Wang, Kunihiko Kurosaki, and Shintaroh Ueda, Scientific Reports, (2021)11:12018 Open access 2021.13.June, 2021年06月13日, Nature
土器出現と縄文文化の胎動, 谷口康浩, 多摩のあゆみ「特集 旧石器時代から縄文時代へ」, 179, 52, 69, 2020年08月31日, たましん地域文化財団
A study of 8,300-year-old Jomon human reemains in Japan using complete mitogenome sequences obtained by next-generation sequencing, Fuzuki Mizuno, Yasuhiro Taniguchi, Osamu Kondo, Michihiko Hayashi, Kunihiko Kurosaki & Shintaroh Ueda, Annals of Human Biology, 47, 6, 555, 559, 2020年08月19日, Society for the Study of Human Biology, Taylor & Francis, Yasuhiro Taniguchi, Osamu Kondo, Michihiko Hayashi, Kunihiko Kurosaki & Shintaroh Ueda
大平山元Ⅰ遺跡, 谷口康浩, 『上黒岩岩陰と縄文草創期』季刊考古学別冊32, 83, 85, 2020年05月25日, 雄山閣
旧石器-縄文移行期の生態的位相と遺跡形成, 谷口康浩, 『上黒岩岩陰と縄文草創期』季刊考古学別冊32, 136, 140, 2020年05月25日, 雄山閣
居家以岩陰遺跡, 谷口康浩, 季刊考古学, 151, 83, 84, 2020年05月01日, 雄山閣
縄文時代における葬墓制の変遷と社会複雑化, 谷口康浩, 『縄文時代葬墓制研究の現段階』, 109, 116, 2019年12月07日, 縄文時代文化研究会
縄文時代早期の洞窟・岩陰葬, 谷口康浩・茅原明日香・松本耕作, 国史学, 229, 1, 38, 2019年11月30日, 国史学会
縄文時代の儀礼と社会-行為と物質性からのアプローチ-, 谷口康浩, 季刊考古学, 148, 14, 18, 2019年08月01日, 雄山閣
A female human skeleton from the Initial Jomon period found in the Iyai rock shelter in mountainous Kanto, Japan, 近藤修、米田穣、谷口康浩, Anthropological Science, 126, 3, 151, 164, 2018年12月01日, 日本人類学会, Minoru YONEDA, Yasuhiro TANIGUCHI
The impact of environmental change on the use of early pottery by East Asian hunter-gatherers, Alexandre Lucquin, Harry K. Robson, Yvette Eley, Shinya Shoda, b, Dessislava Veltcheva, Kevin Gibbs, Carl P. Heron, Sven Isaksson, Yastami Nishida, Yashuhiro Taniguchi, Shōta Nakajima, Kenichi Kobayashi, Peter Jordan, Simon Kaner and Oliver E. Craig, Proceedings of the National Academy of Science, 115, 31, 7931, 7936, 2018年07月31日, PNAS www.pnas.org, Alexandre Lucquin, Harry K. Robson, Yvette Eley, Shinya Shoda, b, Dessislava Veltcheva, Kevin Gibbs, Carl P. Heron, Sven Isaksson, Yastami Nishida, Yashuhiro Taniguchi, Shōta Nakajima, Kenichi Kobayashi, Peter Jordan, Simon Kaner and Oliver E. Craig
環状集落の分節構造と異系統家屋, 谷口康浩, 国立歴史民俗博物館研究報告, 208, 113, 141, 2018年03月09日, 国立歴史民俗博物館
The development of pottery and associated technological developments in Japan, Korea, and the Russian Far East, Simon Kaner, Yasuhiro Taniguchi, Handbook of East and Southeast Asian Archaeology, 321, 346, 2017年12月01日, Springer (New York, USA), Simon Kaner
柄鏡形敷石住居での儀礼, 川島義一・谷口康浩, 季刊考古学, 148, 69, 73, 2019年08月01日, 雄山閣
柄鏡形住居研究の論点と課題整理, 国史学, 223, 2017年11月30日, 国史学会
柄鏡形敷石住居と再葬制の接点, 『二十一世紀考古学の現在』, 211, 221, 2017年05月10日, 六一書房
縄文人の心象世界と縄文土器, 火焔型土器のデザインと機能, 68, 71, 2016年12月10日, 信濃川火焔街道連絡協議会
大形石棒の残され方-放棄時の状況と行為のパターン-, 考古学ジャーナル, 678号, 3, 7, 2015年11月30日
更新世末の土器出現期における遺跡立地と生態的行動-信濃川水系の遺跡群にみる行動パターン-, 考古学ジャーナル, 677, 2015年10月01日, ニューサイエンス社
縄文早期の生態史と遺跡群, 季刊考古学, 132, 2015年08月01日, 雄山閣
祭祀考古学は成り立つか 方法論研究の必要性, 祭祀儀礼と景観の考古学, 2012年03月01日, 國學院大學伝統文化リサーチセンター
「大形石棒の重要性と研究課題」, 『縄文時代の大形石棒-東日本地域の資料集成と基礎研究-』, 27, 38, 2011年02月28日, 國學院大學研究開発推進機構学術資料館
「縄文人の石神-大形石棒の象徴的意味を探る-」, 『シンポジウム発表要旨集 縄文人の石神-大形石棒にみる祭儀行為-』, 2010年10月09日, 國學院大學研究開発推進機構学術資料館考古学部門
「羨道」とは何か-境界としての象徴性と儀礼-, 『日本基層文化論叢』, 2010年08月31日, 雄山閣
「縄文時代概念の基本的問題」, 『縄文時代の考古学1 縄文文化の輪郭』, 2010年06月05日, 同成社
「縄文時代の開始-『草創期』再考-」, 『縄文時代の考古学1 縄文文化の輪郭』, 2010年06月05日, 同成社
「縄文時代の竪穴家屋にみる空間分節とシンボリズム」, 『國學院大學伝統文化リサーチセンター研究紀要』, 2号, 2010年03月31日
Beginning of Pottery Technology in Japan: The Dating and Function of Incipient Jomon Pottery, The Emergence of Pottery in West Asia: The Search for the Origin of Pyrotechnology, 2009年11月01日, Department of Archaeology, University of Tsukuba
「縄文時代竪穴住居にみる屋内空間のシンボリズム」, 『環状列石をめぐるマツリと景観』, 2009年06月01日, 國學院大學伝統文化リサーチセンター
「縄文時代の生活空間―「集落論」から「景観の考古学」へ―」, 『縄文時代の考古学8 生活空間』, 2009年03月20日, 同成社
「縄文時代の環状集落と集団関係」, 『考古学研究』, 第55第3号, 2008年12月30日, 考古学研究会
「縄文時代の祖先祭祀と社会階層化-儀礼祭祀と特殊生産の関係-」, 『國學院雑誌』, 第109巻第11号, 2008年11月15日, 國學院大學
「土器型式情報の伝達と変容-属性分析からみた加曽利E式土器の多様性-」, 『縄文時代の考古学7 土器を読み取る-縄文土器の情報-』, 2008年08月15日, 同成社, 永瀬史人
「円孔文系土器、多縄文系土器」, 『総覧 縄文土器』, 2008年06月30日, アム・プロモーション
「祖先祭祀の変容」, 『弥生時代の考古学7 儀礼と権力』, 2008年05月30日, 同成社
「親族組織・出自集団」, 『縄文時代の考古学10 人と社会-人骨情報と社会組織-』, 2008年04月15日, 同成社
「祖先祭祀」, 『縄文時代の考古学11 心と信仰-宗教的観念と社会秩序-』, 2007年09月30日, 同成社
「階層化原理としての『出自』」, 『國學院大學考古学資料館紀要』, 第23輯, 43, 66, 2007年03月01日, 國學院大學考古学資料館, 社会階層化、階級形成のブロセスは、一般に農業生産力の伸長による余剰の発生や農業共同体を束ねる政治的首長の発生によって階級分解が開始したと説明されている。しかし、縄文時代後半期における墓制の発達、大規模記念物の造営、儀礼祭祀の発達といった文化要素は、社会の複雑化・階層化の兆候をすでに示しており、これは唯物史観だけではもはや説明できない。本論では、出自集団と祖先祭祀のはたらきを重視し、それが同族意識と自他の差異化を助長したこと、出自集団が本来もつ位階秩序が社会内部を成層化し権力の正統性や階層的身分秩序を形成する原理となったことを論じた。
「縄文時代の社会」, 『季刊考古学』, 第98号, 27, 32, 2007年02月01日
「財としての神子柴型石斧」, 『長野県考古学会誌』, 118号, 13, 40, 2006年11月01日, 旧石器時代から縄文時代への移行期だけに見られる特異な大形石斧「神子柴型石斧」について、①形状が著しく規格的で熟練技巧者が製作した選りすぐりの逸品であった可能性が高いこと、②石器群の自家消費サイクルから離れて大形石斧が遺跡間・地域間を転移していく動き(トランスファー)があることを明らかにし、製品の譲渡や贈与交換の対象となったものと推論した。つまり、ニューギニア島民が婚資や賠償に用いる大形石斧と同様に、神子柴型石斧には財としての象徴的な価値があり、その贈与交換を通じて互酬的な社会関係を形成・維持するシステムが当時の列島に広がっていたと解した。
「石棒と石皿」, 『考古学Ⅳ』, 77, 102, 2006年04月01日, 縄文時代の葬制に深く結びついた大形石棒祭儀の性格について、特徴的な儀礼行為の復元を通じて考察した。石棒と石皿を男性・女性の性象徴として対に用い、生殖行為を隠喩表現する儀礼行為が、縄文時代中期から晩期にかけて広汎に行われたことを、多くの事例から検証した。そして、この種の儀礼行為が、再葬を含む葬送儀礼の過程で特徴的に行われていた点に注目し、葬制の中で象徴的な生殖行為が演じられることの意味を、死者を他界へと通過させ祖先として再生させるための通過儀礼として解釈できる旨、社会学・文化人類学・宗教学を援用して論じた。
「環状炉穴群と大形住居」, 『國學院大學考古学資料館紀要』, 第22輯, 1, 36, 2006年03月01日, 國學院大學考古学資料館
Dating and Function of the Oldest Pottery in Japan, Current Research in the Pleistocene, vol.23, 33, 35, 2006年01月01日
「極東における土器出現の年代と初期の用途」, 『名古屋大学加速器質量分析計業績報告書ⅩⅥ』, 34, 53, 2005年03月01日, 日本・中国・ロシア極東地域における出現期の土器群とその年代測定値を集成して整理し、極東地域における土器の出現が、完新世(後氷期)に起こった出来事ではなく、更新世の最終氷期(晩氷期以前)に遡る事実を明確にした。極東地域における土器発生は、定住・農耕開始後に土器使用が開始した西アジア地域とは機能的要因が異なる。日本列島における土器の出土量の年代的推移から見ると、「草創期」の間の土器使用は限定的な用途・季節が推定され、完新世に移行する縄文早期初頭になると、日常的な調理やアク抜きなどに用途が拡大し使用量が飛躍的に増大することが分かる。
「石棒の象徴的意味」, 『國學院大學考古学資料館紀要』, 第21輯, 27, 53, 2005年03月01日, 國學院大學考古学資料館, 縄文時代最大の宗教的遺物である大形石棒は、男性器を象る祭祀儀礼用具と言われるが、その象徴的意味や祭儀の性格については定説がない。本論では大形石棒の特徴、歴史的変遷、遺跡での出土状況を詳細に検討して、石棒祭儀が家や葬送儀礼と密接に結びついている点を明らかにし、家族ないし親族集団が奉祭する祖先祭祀の性格をもつものと結論した。大形石棒の発生が環状集落や墓制の発達に随伴することには共通の根があり、出自や祖先といった観念の発達に関係し、親族秩序の強い部族的社会構造の確立とともに祖先祭祀が体系化されてきたことを意味する、と解した。
「縄文の発生形態と施文原体」, 『考古学ジャーナル』, 523号, 5, 9, 2004年11月01日
「環状集落の成立過程」, 『帝京大学山梨文化財研究所研究報告』, 12集, 179, 206, 2004年10月01日
「財としての大形石斧とそのトランスファー」, 長野県考古学会誌, 107号, 37, 43, 2004年10月01日
「日本列島初期土器群のキャリブレーション14C年代と土器出土量の年代的推移」, 『考古学ジャーナル』, 519号, 4, 10, 2004年08月01日
「縄文時代」「年代学」「領域」, 『現代考古学事典』, 2004年05月01日, 同成社
「環状集落から探る縄文社会」, 『栃木県考古学会誌』, 25集, 17, 25, 2004年05月01日
「環状集落の比較生態論」, 『文化の多様性と比較考古学』, 151, 158, 2004年03月01日, 考古学研究会
「竪穴住居型式の分析からみた三内丸山遺跡の空間構成と変遷」, 『特別史跡三内丸山遺跡年報』, 7, 49, 53, 2004年03月01日
Chronology of the Beginning of Pottery Manufacture in East Asia., Radiocarbon,46(1);345-341, 2004年01月01日
Understanding the Beginnings of Pottery Technology in Japan and Neighboring East Asia., The Review of Archaeology, 24(2), 3, 14, 2003年12月01日
「日本列島における土器出現の年代および土器保有量の年代的推移」, 『東アジアにおける新石器文化の成立と展開』, 63, 73, 2003年12月01日, 國學院大學
「長者久保・神子柴石器群と細石刃石器群の関係」, 『日本の細石刃文化Ⅱ』, 171, 192, 2003年10月01日, 八ヶ岳旧石器研究グループ
「諸磯式期におけるセトルメント・パターンの振幅」, 『和田西遺跡の研究』, 3, 22, 2003年05月01日, 考古学を楽しむ会
「縄文時代中期における拠点集落の分布と領域モデル」, 『考古学研究』, 49巻4号, 39, 58, 2003年03月01日
「縄文土器型式情報の伝達と変形」, 『土器から探る縄文社会』, 39, 55, 2002年12月01日, 山梨県考古学協会, 縄文土器にはそれぞれ、さまざまな文様・造形要素を組み合わせて規則的な型式に組み立てる編集規則がある。土器型式を成り立たせるこの複雑な情報は、遺跡間・地域間の伝達の過程で徐々に変形され、土器の形を変容させていく。本論では、関東地方に分布する中期後葉の曽利式系土器を例に、9000個体以上の資料の多変量解析から各遺跡が保有した情報量を測定し、土器型式情報の流れの地理的な傾斜と変形の実態を数量的なモデルとして視覚化した。遺跡間の関係の有無だけでなく統計量で比較することで、製品や情報を伝達する社会の仕組みがいかなるものかを具体的に推定できる。
「縄文時代の領域」, 『季刊考古学』, 29, 33, 2002年08月01日
「縄文早期のはじまる頃」, 『異貌』, 20号, 2, 36, 2002年05月01日, 共同体研究会, 縄文時代早期初頭の14C年代測定値を集成して確度の高い年代値を求め、さらに年輪年代に基づくキャリブレーション(暦年較正)を応用することで、早期初頭の年代的位置が地質学編年の完新世初頭に相当することを明らかにした。早期初頭に各地で発現してくるさまざまな考古学的変化―定住化と地域化・貝塚の出現・土器使用量の増大・堅果類の集中的利用など―は、晩氷期から後氷期への自然環境変化を背景に、人間生活の生態的システムと組織が構造的に変化したことを意味しており、そこに縄文文化の確立期としての歴史的意義を認めて旧石器-縄文時代の時代区分論を再考した。
「日本および極東における土器出現の年代」, 『國學院大學考古学資料館紀要』, 第18輯, 45, 67, 2002年03月01日, 國學院大學考古学資料館
「長者久保・神子柴文化期における土器出現の14C年代・較正暦年代」, 『第四紀研究』, 40巻6号, 485, 498, 2001年12月01日
「環状集落の空間構成」, 『縄文時代集落研究の現段階』, 61, 71, 2001年12月01日, 縄文時代文化研究会
「縄文時代遺跡の年代」, 『季刊考古学』, 77号, 17, 21, 2001年11月01日, 年代測定学各分野の飛躍的な進歩に伴って、考古学の年代研究も新たな段階を迎え、さまざまな見直し作業が進められている。本論では、縄文時代6期の暦年代を明らかにするために、関東・中部地方の信頼性のある14C年代測定値を集成して各期の年代値を求め、年縞年代・年輪年代に基づく14C年代キャリブレーション(暦年較正)を応用して、各期の較正暦年代を推定した。前期以降の各期に対して草創期・早期の年代幅が著しく長いなど、暦年代の改訂によって時代区分論や歴史観の見直しが必要になることを指摘した。さらに考古学が14C年代測定を利用する際のさまざまな注意点も検討した。
Radiocarbon Dating of Charred Residues on the Earliest Pottery in Japan., Radiocarbon,43(2B);1129-1138, 2001年01月01日
「日本列島東北部における土器出現の14C年代・暦年代と時代区分の問題」, 『日本第四紀学会講演要旨集』, 30号, 186, 189, 2000年08月01日
「極東における土器の起源とその年代」, 『名古屋大学加速器質量分析計業績報告書』, ⅩⅠ, 17, 37, 2000年03月01日
「縄文時代文化研究の100年 集落・領域研究」, 『縄文時代文化研究の100年』(第3分冊), 38, 58, 1999年12月01日, 縄文時代文化研究会
「揺らぐ縄文文化の枠組」, 『白い国の詩』, 520号, 20, 27, 1999年12月01日
「青森県大平山元Ⅰ遺跡の調査成果と問題提起」, 『第13回東北日本の旧石器文化を語る会発表要旨』, 53, 67, 1999年12月01日
「環状集落形成論」, 『古代文化』, 50巻4号, 1, 18, 1998年04月01日
「縄文時代早期撚糸文期における集落の類型と安定性」, 『考古学ジャーナル』, 429号, 9, 14, 1998年04月01日
「縄文時代集落論の争点」, 『國學院大學考古学資料館紀要』, 第14輯, 43, 88, 1998年03月01日, 國學院大學考古学資料館
「室谷洞窟出土土器の再検討」, 『神谷地域総合学術調査報告書 かみたに』, 15, 50, 1996年08月01日, 新潟県上川村
「栗原遺跡の撚糸文系土器」, 『いたばし区史研究』, 4号, 4, 23, 1995年03月01日
「勝坂式土器の地域性」, 『季刊考古学』, 48号, 23, 27, 1994年08月01日
「小瀬が沢洞窟出土土器の編年的考察」, 『環日本海における土器出現期の様相』, 178, 180, 1993年10月01日, 日本考古学協会
「縄文時代集落の領域」, 『季刊考古学』, 44号, 67, 71, 1993年08月01日
「木曽開田高原柳又遺跡における細石刃文化」, 『國學院雑誌』, 第92巻第2号, 21, 51, 1991年02月01日, 國學院大學
「土偶のこわれ方」, 『季刊考古学』, 30号, 63, 67, 1990年02月01日
「円孔文系土器群とその編年的位置をめぐる問題」, 『大和のあけぼのⅡ』, 69, 91, 1988年03月01日, 大和市教育委員会
「撚糸文系土器様式の成立に関する問題」, 『史学研究集録』, 第12号, 1, 23, 1987年03月01日
「縄文時代の親族組織と集団表象としての土器型式」, 『考古学雑誌』, 第72巻第2号, 1, 21, 1986年11月01日
「縄文時代集石遺構に関する試論」, 『東京考古』, 4号, 17, 85, 1986年04月01日
「打越式土器の再検討」, 『東京考古』, 2号, 13, 63, 1984年04月01日
「形式に関する一般理論」, 『國學院雑誌』, 第84巻第6号, 60, 74, 1983年06月01日
長者久保・神子柴文化期における土器出現の^<14>C年代・較正暦年代, 谷口 康浩;川口 潤, 第四紀研究, 40, 6, 485, 498, 2001年12月01日, 日本第四紀学会, 日本列島東北部を中心に分布する長者久保・神子柴文化に土器が出現する.青森県大平山元I遺跡は,最古の土器を出土した遺跡の一つである.大平山元I遺跡出土土器の表面に付着していた煮炊きのコゲとみられる微量の炭化物を試料として,加速器質量分析計(AMS)による
14C年代測定を行った結果,12,680±140~13,780±170yrs BPの年代値が得られた.長者久保・神子柴文化よりも相対的に新しい十和田八戸テフラのAMS
14C年代が12,380±110~13,080±60yrs BPであることに照らしてもこれは妥当な年代であり,長者久保・神子柴文化期における土器出現の
14C年代は13,000yrs BP以前に遡る可能性が強い.INTCAL98を使用して大平山元I遺跡の
14C年代を暦年較正すると15,320~16,540cal BPとなる.これは晩氷期の年代域よりもさらに古い.土器の出現は後氷期に起こった人類技術革新の一つと説明されてきたが,極東地域では最終氷期の寒冷な環境下ですでに土器の使用が始まっていたことが確実となった.長者久保・神子柴文化期を縄文時代草創期に含めている現在の時代区分は見直しが必要である.
極東における土器の起源とその年代, 谷口 康浩, 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書, 11, 17, 37, 2000年03月, 名古屋大学, 第12回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム(平成11 (1999年度)報告 名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計第1号機の研究実績と1号機,2号磯の利用計画
極東における土器出現の年代と初期の用途(第17回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム平成16(2004)年度報告), 谷口 康浩, 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書, 16, 34, 53, 2005年03月, 名古屋大学, 第17回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム平成16(2004)年度報告 Proceedings of the 17th symposiumon Researches Using the Tandetron AMS System at Nagoya University in 2004\日時:平成17 (2005)年1月24日(月)、25日(火) 会場:名古屋大学シンポジオン Date:January 24th and 25th, 2005 Place:Nagoya University Symposion Hall
14C Ages and Calibrated Dates of the Oldest Pottery Culture in the Chojakubo-Mikoshiba Period., 谷口 康浩;川口 潤, 第四紀研究, 40, 6, 485, 498, 2001年, 日本第四紀学会, The Odaiyamamoto I site, which is located in Aomori Prefecture, is one of several sites where the oldest type of pottery in the Japanese archipelago has been found. The site belongs to the Chojakubo-Mikoshiba culture period. Charred residues, which are presumably some food burned in cooking, were sampled from the surface for radiocarbon dating using AMS. The result of the dating indicated ages of 12, 680±140 to 13, 780±170yrs BP. The dates of the Odaiyamamoto I sample seem to be consistent with those of the Towada-Hachinohe Tephra (12, 380±110 to 13, 080±60yrs BP), because the Towada-Hachinohe Tephra was preceded by the Chojakubo-Mikoshiba culture. The calibrated ages using INTCAL98 are 15, 320-16, 540 cal BP, indicating that the oldest pottery appeared during the last glacial period instead of the post-glacial period as we anticipated. Thus, reconsideration is necessary for our pottery chronology, which includes the Chojakubo-Mikoshiba culture period in the Incipient Jomon Period.
日本石造文化事典, 浜田弘明・阿由葉司・小川直之・斎木勝・大工原豊・谷口康浩(共編), 朝倉書店, 2024年10月01日
清瀬市史 資料編7 考古, 谷口康浩、薮下詩乃ほか, 清瀬市, 2024年03月31日
居家以岩陰遺跡Ⅲ 第4次・第5次発掘調査報告書 補遺編[動物遺存体], 山﨑京美・松本耕作・大内利紗, 國學院大學文学部考古学研究室, 2024年02月29日
居家以人骨の研究Ⅰ, 谷口康浩・大日方一郎・茅原明日香・近藤修・米田穣・尾嵜大真・大森貴之・植田信太郎・水野文月, 六一書房, 2023年03月31日, 群馬県居家以岩陰遺跡出土の縄文時代早期後葉の個体埋葬7個体についての骨考古学研究の成果を公表した。各個体の出土状態の記録とフォトグラメトリによる実測図、各個体の骨形態の分析、放射性炭素年代測定と骨抽出コラーゲンの炭素・窒素安定同位体分析による食性分析(縄文前期個体との比較)、DNA分析によるミトコンドリアおよび核ゲノムの研究成果を収録。全個体についてミトコンドリアDNAの全長塩基配列が高い精度で把握され、各個体のハプロタイプと遺伝的な類縁度とともに、個体間の母系血縁関係が初めて確認された画期的な研究成果を含む。また、腰部で遺体を切断する特徴的な埋葬様式が把握されたことも注目される。
新編立川市史 資料編 先史, 谷口康浩 山崎晴雄 工藤雄一郎 鳥越多工摩 薮下詩乃 松本耕作 安孫子昭二 秋山道生 大工原豊 青木敬 山本華 河西学 二宮修治 三浦麻衣子, 立川市, 2023年03月10日
居家以岩陰遺跡Ⅲ 第4次・第5次発掘調査報告書, 谷口康浩・松本耕作・多賀谷 蓮・大日方一郎・吉澤 徹・長崎芽衣・鈴木大賀・茅原明日香・大内利紗・山崎京美(國學院大學 居家以岩陰遺跡調査団)
横山 真・千葉 史・中島将太・工藤雄一郎・米田 穣・伊藤 茂・佐藤正教・廣田正史・山形秀樹・Zaur Lomtatidze・黒沼保子・山本 華・バンダリ・スダルシャン・佐々木由香・竹原弘展・森 勇一(学外執筆者), 國學院大學文学部考古学研究室, 2023年02月28日
土偶と石棒-儀礼と社会ドメスティケーション-, 谷口康浩, 雄山閣, 2021年12月10日
縄文早期の居家以人骨と岩陰遺跡, 谷口康浩・近藤修・米田穣・植田信太郎・水野文月・百原新・工藤雄一郎・吉田明弘・那須浩郎・佐々木由香・山崎京美・大工原豊・三浦麻衣子・建石徹・二宮修治・吉田邦夫・宮内信雄, 國學院大學博物館, 2021年03月04日
居家以岩陰遺跡Ⅱ 第2次・第3次発掘調査報告書, 谷口康浩ほか, 國學院大學文学部考古学研究室, 2020年02月29日
入門 縄文時代の考古学, 谷口康浩, 同成社, 2019年02月20日
The Emergency of Pottery in West Asia, 谷口康浩, Oxbow Books (Oxford & Philadelphia), 2017年04月06日
『居家以岩陰遺跡 2014年度発掘調査報告書』 , 國學院大學文学部考古学研究室, 2017年03月31日
『縄文時代の社会複雑化と儀礼祭祀』, 谷口康浩, 同成社, 2017年03月15日
『縄文時代 その枠組・文化・社会をどう捉えるか?』, 吉川弘文館, 2017年03月01日
史跡下布田遺跡 第2・3・7・8地点, 調布市教育委員会, 2016年03月31日
青森県東北町赤平(1)遺跡 2013年度発掘調査報告書, 國學院大學文学部考古学研究室, 2016年03月31日
講座日本の考古学4 縄文時代(下), 谷口康浩, 青木書店, 2014年05月26日, 松井章ほか
墓域からみた縄文社会, 吉川弘文館, 2013年05月30日
『縄文人の石神 大形石棒にみる祭儀行為』, 谷口康浩, 六一書房, 2012年05月20日, 大工原豊、中島啓治、長田友也、中島将太、鈴木素行、山本暉久、川口正行、中村耕作、阿部昭典、中村豊、加藤元康
『縄文文化起源論の再構築』, 谷口康浩, 同成社, 2011年12月10日, 縄文時代の始まりと考えられている「草創期」について、その歴史的評価を揺るがすことになる基本的な問題点を明らかにし、通説となっている考古学の時代区分の妥当性と縄文文化の起源に関する説明を根幹から見直した論考。
『縄文時代の考古学4 人と動物の関わりあい 食料資源と生業圏』, 谷口康浩, 同成社, 2010年10月20日
『縄文時代の考古学1 縄文文化の輪郭-比較文化論による相対化-』, 谷口康浩, 同成社, 2010年06月05日
『本ノ木遺跡 2007年度発掘調査報告書』, 國學院大學文学部考古学研究室, 2010年03月09日
『縄文時代の考古学12 研究の行方』, 谷口康浩, 同成社, 2010年01月05日
『出現期の土器の用途と縄文文化形成におけるその意義: 卯ノ木泥炭層遺跡の考古学調査』平成20年度特別推進研究助成金研究成果報告書, 谷口康浩, 國學院大學 谷口康浩, 2009年07月01日, 久保田健太郎・パリノサーヴェイ(株)
『縄文時代の考古学3 大地と森の中で』, 谷口康浩, 同成社, 2009年05月25日
『縄文時代の考古学8 生活空間』, 谷口康浩, 同成社, 2009年03月20日
『縄文時代の考古学7 土器を読み取る-縄文土器の情報-』, 谷口康浩, 同成社, 2008年08月15日
『縄文時代の考古学10 人と社会-人骨情報と社会組織-』, 谷口康浩, 同成社, 2008年04月15日
『縄文時代の考古学2 歴史のものさし-縄文時代研究の編年体系-』, 谷口康浩, 同成社, 2008年02月10日
『縄文時代の考古学5 なりわい-食料生産の技術-』, 谷口康浩, 同成社, 2007年12月05日
『縄文時代の考古学11 心と信仰-宗教的観念と社会秩序-』, 谷口康浩, 同成社, 2007年09月30日, 縄文時代の考古学研究の成果を集約する全12巻の総合講座のうちの第11巻。縄文時代人の精神文化や信仰、宗教的観念に関する論文を編集。
『縄文時代の考古学6 ものづくり-道具製作の技術と組織-』, 同成社, 2007年08月05日, 縄文時代の考古学研究の成果を集約する全12巻のうちの第6巻。道具製作の技術と組織に関する論文を編集。
『縄文時代の考古学6 ものづくり-道具製作の技術と組織-』, 谷口康浩, 同成社, 2007年08月05日, 縄文時代の考古学研究の成果を集約する全12巻のうちの第6巻。道具製作の技術と組織に関する論文を編集。
『縄文時代の考古学9 死と弔い-葬制-』, 谷口康浩, 同成社, 2007年05月25日, 縄文時代の考古学研究の成果を集約する全12巻の論文集のうちの第9巻。縄文時代の葬制に関する論文を編集。
『下野原遺跡-奥多摩町海沢チャート原産地における縄文時代集落の発掘調査-』, 下野原遺跡調査会, 2007年03月31日, 谷口康浩・永瀬史人・高橋 毅・藤田征史・中島将太・中村耕作・今井 俊・大堀皓平・上本進二・望月明彦・河西 学・浜中廣見
, 東京都奥多摩町海沢のチャート原産地に立地する、縄文時代中期・後期を中心とする集落遺跡の発掘調査記録、および関連する論文を収録。
『環状集落と縄文社会構造』(博士論文), 谷口康浩, 学生社, 2005年03月01日, 環状集落の分析を通して縄文時代の社会構造の復元を目指した研究。環状集落の顕著な特徴に、墓群や竪穴住居群を空間的に区分する「分節構造」があるが、本論ではこの意味に着目し、文化人類学をも援用しながら、背後にリネージ・クランのような出自集団が存在したと結論づけた。縄文前・中期における環状集落の発達は、出自原理に秩序づけられた分節的な部族社会の成立を社会背景にもつ。海進期の人口増加とそれに惹起された領域問題がそうした社会構造を生み出す要因になったこと、後期に現れる社会階層化とともに環状集落が解体することなどを論じ、環状集落の歴史を社会進化として説明した。
『ムラ研究の方法』, 岩田書院, 2002年11月01日
『縄文社会論(上)』, 同成社, 2002年05月01日
『大平山元Ⅰ遺跡の考古学調査』, 谷口康浩, 大平山元Ⅰ遺跡発掘調査団, 1999年06月01日, 青森県外が浜町大平山元Ⅰ遺跡の発掘調査報告書である。旧石器時代から縄文時代への移行期に位置する長者久保石器群に伴って出土した、我国最古の土器片の付着炭化物の加速器放射性炭素年代測定によって、日本列島における土器の出現が約16,000年前の更新世最終氷期に遡る事実を明らかにした。この成果は、極東地域における土器の起源が世界最古級の古さをもつことを解明すると同時に、弥生時代開始期を含めた近年の年代論争を喚起する契機となり、日本考古学の時代区分および年代観の大幅な見直しにもつながった。
『縄文学の世界』, 朝日新聞社, 1999年05月01日
『縄文世界の一万年』, 集英社, 1999年03月01日
『土偶研究の地平2』, 勉誠社, 1998年02月01日
『板橋区史 資料編1』, 板橋区, 1995年03月01日
『図解日本の人類遺跡』, 東京大学出版会, 1992年09月01日
『古代日本七つの謎』, 文藝春秋社, 1991年05月01日
『縄文土器大観1』, 小学館, 1989年04月01日
『縄文人の道具』, 講談社, 1988年11月01日
『縄文土器大観2』, 小学館, 1985年04月01日
遺跡から読み解く縄文人の世界観, 谷口康浩, 秋田県埋蔵文化財センター講演会, 2024年10月14日
縄文文化の始まりを探る-洞窟・岩陰遺跡調査の可能性-, 谷口康浩, 令和6年年度埋蔵文化財担当職員等講習会, 2024年09月19日, 文化庁, 山形市
石棒と土偶, 谷口康浩, 第6回 佐久石棒フォーラム『縄文のシンボル 石棒とは何か』, 2024年07月06日, 佐久考古学会・佐久穂町
群馬県居家以岩陰遺跡の調査成果, 谷口康浩, 日本考古学協会第90回総会, 2024年05月25日, 日本考古学協会, 千葉市
縄文人骨研究の現在, 谷口康浩, 第49回東京都遺跡調査・研究発表会, 2024年03月03日, 東京都教育委員会・渋谷区
縄文土器から読む縄文人の心とコミュニケーション, 谷口康浩, 埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展『縄文コードをひもとく』記念講演会, 2023年12月10日, 埼玉県立歴史と民俗の博物館, 日本・大宮市
縄文化はなぜ、どのように始まったか-旧石器-縄文移行期の人間集団と生態行動-, 谷口康浩, 岩宿フォーラム2023シンポジウム, 2023年11月04日, 岩宿博物館・岩宿フォーラム実行委員会, 群馬県みどり市
ここまでわかった!居家以岩陰遺跡, 谷口康浩, 長野原町文化財講演会, 2023年09月09日, 長野原町, 群馬県・長野原町
居家以岩陰遺跡の重要性, 谷口康浩, 日本第四紀学会シンポジウム『縄文時代早期人とその生態―群馬県居家以岩陰遺跡を中心に―』, 2023年03月05日, 日本第四紀学会、科学研究費補助金 基盤研究(S)『半定住狩猟採集民の社会組織と葬制:骨考古学先端技術との連携による先史社会の復元』(令和3年度~7年度、課題番号21H04983)
群馬県居家以岩陰遺跡における縄文早期人骨群の発掘調査:その人類学的・考古学的意義, 谷口康浩・近藤修, 第76回日本人類学会大会・第38回日本霊長類学会大会連合大会 シンポジウム, 2022年09月19日, 近藤修
縄文文化の領域と下越の地域性, 谷口康浩, 新潟県埋蔵文化財センター講演会, 2022年05月22日
半定住狩猟採集民の葬制と死生観―縄文時代早期の岩陰葬―, 谷口康浩, 研究会『死生観の歴史学-人は死をどのように捉えてきたか-』, 2022年02月13日, 國學院大學文学部共同研究
縄文土器型式の概念と実態-曽利式土器の多型と変異-, 谷口康浩, 山梨県考古学協会2021年度研究集会, 2021年11月13日
縄文時代草創期をめぐる学説史-時代区分の問題-, 谷口康浩, 令和3年度北海道立埋蔵文化財センター講演会, 2021年10月31日, 北海道立埋蔵文化財センター
群馬県居家以岩陰遺跡出土の動物遺存体から見た縄文早期の動物資源利用 −2017・2018年資料を中心に−, 山崎京美・黒住耐二・江田真毅・大内利紗 ・谷口康浩, 日本動物考古学会第8回大会, 2021年07月03日
新潟県苗場山小松原湿原群の花粉分析からみた亜高山帯針葉樹林の発達過程, 吉田明弘・百原新・工藤雄一郎・谷口康浩, 日本地球惑星科学連合大会2021, 2021年06月04日
上信越地域における縄文時代早期沈線文系土器群と遺跡形成, 谷口康浩・松本耕作, 国史学会研究会, 2021年03月13日
縄文のムラと社会, 谷口康浩, 茨城県立歴史館特別展講演会, 2020年11月07日
縄文時代の信仰と儀礼, 谷口康浩, 令和2年度 新潟県の魅力ある文化財の保存・活用創造事業
「地域に受け継がれる歴史遺産-信仰からみる阿賀町の魅力-」, 2020年10月17日, 新潟県教育庁文化行政課, 新潟県阿賀町
群馬県居家以岩陰遺跡から出土した縄文早期人骨のミトコンドリアDNA解析, 水野文月、林美千子、谷口康浩、近藤修、王瀝、植田信太郎、黒崎久仁彦, 第28回日本DNA多型学会学術集, 2019年11月28日
居家以岩陰遺跡(縄文早期)及び土井ヶ浜遺跡(弥生中期)出土人骨の核ゲノム解析(予報), 石谷孔司、水野文月、熊谷真彦、五條堀淳、林美千子、松下真実、松下孝幸、谷口康浩、近藤修、黒崎久仁彦、王瀝、植田信太郎, 第73回日本人類学会大会, 2019年10月14日
居家以岩陰遺跡(縄文早期)及び土井ヶ浜遺跡(弥生中期)出土人骨のエピゲノム解析の試み, 熊谷真彦、水野文月、石谷孔司、五條堀淳、林美千子、松下真実、松下孝幸、谷口康浩、近藤修、黒崎久仁彦、王瀝、植田信太郎, 第73回日本人類学会大会, 2019年10月14日
群馬県居家以岩陰遺跡(2017年度)における縄文時代早期の動物利用, 山崎京美・黒住耐二・江田真毅・谷口康浩, 日本動物考古学会, 2019年06月15日
群馬県居家以岩陰遺跡における縄文早期人骨の発掘調査, 谷口康浩, 日本考古学協会第85回総会「セッション5」, 2019年05月19日
大形石棒と中期縄文社会, 谷口康浩, くにたち郷土文化館講演会, 2019年03月21日, くにたち郷土文化館
縄文時代の文化景観-縄文人の世界観を読み解く-, 谷口康浩, 古代史講座, 2019年03月04日
縄文草創期4000年-更新世の土器文化と人間行動-, 谷口康浩, 岩宿文化博物館「岩宿郷土史講座」, 2019年02月24日
縄文時代早期の洞窟・岩陰葬, 谷口康浩・茅原明日香・松本耕作, 国史学会, 2019年02月23日
縄文時代のムラと社会, 谷口康浩, 国史跡山野貝塚講演会, 2019年01月26日, 袖ケ浦市教育委員会, 千葉県袖ケ浦市
The Ancient DNA Analysis of Initial Jomon Skeletons and Bioarchaeological Research in the Iyai Project, 谷口康浩, Jomon Transition in Comparative Context, 2019年01月11日, セインズベリー日本芸術研究所・イーストアングリア大学・秋田国際教養大学・ケンブリッジ大学・早稲田大学, イギリス・ケンブリッジ
コメを選んだ縄文人, 国史学会平成30年度大会(公開講演), 2018年06月23日, 国史学会
本ノ木遺跡の時代をどう捉えるか-國學院大學による学術調査の成果-, 『座談会 60年目の本ノ木遺跡 要旨集』, 2017年10月01日, 津南町教育委員会・信濃川火焔街道連携協議会
Functions of pottery and patterns of ecological behaviour during the Incipient Jomon period: a model from the Shinanogawa river basin, Innovation and dispersal of pottery in East Asia , 2017年03月23日, University of York, UK
Boiling fish, roasting meat? Specialization in the use of ceramic vessels in prehistoric hunter-gatherer societies., The Eighth World Archaeological Congress, Kyoto, 2016年08月28日, 世界考古学会議第8回京都大会実行委員会
環状集落にみる社会複雑化, 『第99回歴博フォーラム 縄文時代・文化・社会をどのように捉えるか』, 2015年12月06日, 国立歴史民俗博物館
Food crusts and Jomon pottery, 9th International Conference on the Mesolithic in Europe, 2015年09月14日, University of Belgrade, National Museum Belgrade and Cardiff University
縄文時代の集落景観と新潟県の地域性, 『越後国域確定1300年記念事業記録集』, 2015年03月17日, 新潟県教育委員会
縄文時代のムラと社会, 2014年12月20日, 茨城県教育財団主催(招待講演)
縄文時代の祖霊観念と儀礼, 縄文遺跡群世界遺産推進フォーラム, 2014年11月29日, 北秋田市教育委員会主催(招待講演)
縄文時代の集落景観と新潟県の地域性, 2014年06月22日, 新潟県教育委員会主催(招待講演)
The Beginning of Pottery Culture in the Pleistocene Japanese Archipelago, 19th Annual Meeting of the European Association of Archaeologists 2013 Pilsen Czech Republic, 2013年09月07日, The European Association of Archaeologists
The Archaeology of Jomon Cultural landscape, 2013年03月12日, University College London, Institute of Archaeology, UK
Dating and function of the Incipient Jomon pottery, 2013年03月01日, University of Cambridge, UK
How Jomon people perceived the cosmos, 2013年01月17日, Sainsbury Institute for the Study of Japanese Arts and Cultures, UK
Understanding Jomon culture, 2012年12月07日, The British Museum
Jomon pots, one of the world's earliest ceramic traditions, 2012年12月05日, The British Museum
The beginning of pottery culture in Pleistocene Japan, 2012年11月29日, University of Aberdeen, School of geoscience, Department of archaeology, UK
Why did pottery use begin in Pleistocene Far East?, 2012年11月20日, University of Oxford, School of archaeology, Centre for Asian archaeology, art and culture, UK
Pottery use in the Incipient Jomon: Reasoning from the contexts, 2012年11月14日, University of York, Department of archaeology, UK
What’s Jomon? reflections on the history of Jomon pottery, 2012年08月14日, Orkney Archaeology Society, Scotland, UK
Jomon culture: reflected in the changing symbolism of its pottery, 2012年06月09日, Ruthin Craft Centre, Wales, UK
Incipient Jomon sites in the Shinano River Basin: Recent research results, The Archaeology of River Valleys, Symposium in Alsace, France, 2011年12月04日, Sainsbury Institute (Norwich, UK) and DRAC (Strasbourg, France)
「縄文土器の造形から読む縄文人の心」, 『縄文土器名宝展 展示図録』, 2011年09月27日, 山梨県立考古博物館
The Social and Cultural Contexts for the Development of Spirituality and Rituals in the Jomon Period, The Archaeology of Jomon Ritual and Religion, 2009年11月01日, The Society of Antiquaries of London
「縄文社会の変化と階層化-モノからコトへの考古学の流れ-」, 『季刊東北学』, 2008年04月25日, 東北芸術工科大学東北文化研究センター
「縄文時代の環状集落と集団関係」, 『考古学研究』, 2008年03月30日, 考古学研究会
「縄文時代の祖先祭祀と社会階層化」, 『生産と権力、職掌と身分』, 2008年02月10日, 國學院大學文学部共同研究『社会階層形成の歴史学研究』