K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

稲葉 あや香
観光まちづくり学部 観光まちづくり学科
助手
Last Updated :2022/05/14

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    稲葉 あや香, イナバ アヤカ

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所属・職名

  • 観光まちづくり学部 観光まちづくり学科, 助手

学歴

  • 東京大学, 大学院総合文化研究科, 超域文化科学専攻 文化人類学コース

学位

  • 2017年03月23日, 修士(学術), 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻, 社会学・社会福祉学関係, 修総合第5267号, 滞日ブラジル人労働者のローカルな空間実践とつながり

職歴

  • 2021年04月, 2021年09月, 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部 グローバル・メディア学科, 非常勤講師

本学就任年月日

  • 2022年04月01日

研究分野

  • 人の国際移動
  • 集合的記憶
  • 日系アメリカ人
  • 日系人
  • デジタルアーカイブ
  • エスニシティ
  • メディア論

研究活動

論文

  • 「不正義の景観」デジタルアーカイブにおける日系カナダ人家族の記憶, 稲葉 あや香, デジタルアーカイブ学会誌, 6, 2, e11, e15, 2022年04月04日, デジタルアーカイブ学会, 本稿は日系カナダ人財産没収を主題とする「不正義の景観(LoI)」アーカイブを事例に、デジタルアーカイブが日系カナダ人の想起に与える影響を考察する。LoIアーカイブは学術資料、日系カナダ人の集合的記憶、家族の記憶という3つの側面を持つ。日系カナダ人ユーザーが書いた記事の分析から、ユーザーにとってLoIの資料が家族史として重要である事が示された。ユーザーは感情に着目することで、財産没収が持つ行政の不正義と家族の過去という側面を、共に個別的な家族の記憶として理解する。このような理解は、より大きな集団の物語と個別的な記憶を競合なく並存させることができるデジタルアーカイブの表現の可能性を示唆している。
  • 滞日ブラジル人労働者のローカルな空間実践とつながり, 稲葉あや香, 東京大学大学院総合文化研究科 修士学位論文, 2017年03月

Misc

  • 「デジタルアーカイブ」に至る道―月尾嘉男先生インタビュー, 柳 与志夫; 生貝 直人; 稲葉 あや香; 福島 幸宏; 宮本 隆史; 阿部 卓也; 加藤 諭; 谷川 智洋, デジタルアーカイブ学会誌, 5, 4, 246, 251, 2021年10月01日

著書等出版物

  • 検証 コロナと五輪:変われぬ日本の失敗連鎖, 吉見俊哉編著, 河出書房新社, 2021年12月

講演・発表

  • グローバル日系コミュニティの中での日系アメリカ人表象 —ウェブサイト「ディスカバー・ニッケイ」を事例に, 稲葉 あや香, 第6回日本移民学会冬季研究大会, 2021年12月11日
  • 企画セッション 3「アーカイブをメディアとして読み解く」(担当部分:報告「日系カナダ人のデジタルアーカイブ『不正義の景観』のメディア生態系」), 稲葉 あや香, デジタルアーカイブ学会第 6 回研究大会第2部, 2021年10月16日
  • デジタルメディアを用いた歴史実践とエスニックな歴史叙述の再帰性:日系アメリカ人強制収容所のヴァーチャル巡礼を事例として, 稲葉 あや香, 第94回日本社会学会大会, 2020年11月01日
  • カナダにおけるエスニック・コミュニティの歴史デジタルアーカイブの事例報告:日系カナダ人歴史保存プロジェクト「Landscapes of Injustice」を事例として, 稲葉 あや香, デジタルアーカイブ学会第 4 回研究大会, 2020年04月25日, 本発表では日系カナダ人の歴史保存プロジェクト「Landscapes of Injustice(以下、LOI)」の取り組みを紹介し、エスニック・コミュニティの歴史保存にデジタルアーカイブが果たす役割を考察する。ブリティッシュ・コロンビア州在住の日系人と大学教員との協働で運営されるLOIは、公文書や法務書類の収集とデジタル化を通して、戦時中の日系人財産強制売却の実態を伝えることを目的とする。報告者は2019年11月にLOI製作陣を訪問し①資料デジタル化の動機②資料管理の指針③日系人コミュニティとの関わりの3点について聞き取り調査を行った。その結果、LOIのデータベースの目的が、日系人社会や博物館との関わりを通じて学術利用から公的利用へと移り変わったこと、それに伴い日系人への文書提供などコミュニティ志向の活動が生まれたことが明らかになった。
  • ヴァーチャル化する記憶の場――日系人のオーラルヒストリープロジェクトのオンライン展開, 稲葉あや香, 第116回現代人類学研究会「転置の記憶を潜在させる環境――インターネットと親密空間」【共催】ディアスポラの記憶と想起の媒体に関する文化人類学的研究(JSPS科研費基盤(B)18H00783、代表:岩谷彩子), 2019年02月17日
  • 人の国際移動のアーカイブ化:日系人コミュニティウェブサイト「ディスカバー・ニッケイ」を事例に, 稲葉あや香, 平成30年度みんぱく若手研究者奨励セミナー「時空間を超える知識の共有―タテにつながる、ヨコにつながる―」, 2018年11月08日
  • 語られる来日の記憶:日本の中国語新聞から見る在日中国人, 稲葉あや香, 平成28年度卓越大学院トライアル「海外研究拠点ネットワークを使っての院生のグループワークの支援」日中民俗学大学院生交流会, 2017年03月02日, 中国・上海、広州

競争的資金

  • 22H01667, 歴史文化遺産の保存と活用に資するイコモス「遺産影響評価」の拡張と実装に関する研究, わが国における歴史文化遺産の保存と活用の対象・方法の拡張、社会環境変化及び気候変動を踏まえると、歴史文化遺産及び周辺環境への多様な影響を事前に特定・評価し、負の影響の緩和へ結びつけていく仕組みが不可欠である。;本研究は、イコモス「遺産影響評価」よりも広い歴史文化遺産及び周辺環境を対象とした「拡張型遺産影響評価」の方法と実装の理論的構築を目指して、①歴史文化遺産及び周辺環境への「影響」の多面的・包括的把握、②国内外の「遺産影響評価」導入・運用の実態と課題の整理、③現行制度を踏まえた「拡張型遺産影響評価」の方法と実装へ向けた検討、④「拡張型遺産影響評価」の計画制度への実装のための実践的検討を行う。

学外活動

学協会活動

  • 日本移民学会, 2021年10月, 9999年
  • 日本アメリカ史学会, 2021年07月, 9999年
  • 日本メディア学会(旧 日本マス・コミュニケーション学会), 2019年06月, 9999年
  • 日本社会学会, 2019年04月, 9999年
  • デジタルアーカイブ学会, 2017年04月, 9999年
  • 日本マス・コミュニケーション学会事務局第37期幹事, 2019年06月, 2021年06月