「どうして?」「やってみたい!」があふれる幼児期の学び, 吉永安里, 月間国語教育研究, 595, 56, 57, 2021年11月10日, 日本国語教育学会
『おおきなかぶ』における幼小の指導の連続性ー読みの環境構成と指導内容の観点から―, 吉永安里, 読書科学62(3・4), 175, 195, 2021年05月10日, 日本読書学会
コロナ禍における幼小接続の取り組み, 吉永安里, 月刊国語教育研究, 2021年3月号, 587, 2, 3, 2021年03月10日, 日本国語教育学会
幼児期の教育から小学校教育への言語指導の円滑な接続に関する一考察 : ベルギー・フランダースのフレネ教育の実践から, 吉永安里, 國學院大學人間開発学研究 (11), 57, 77, 2020年02月, 國學院大學人間開発学会, 岡本拡子
ドイツおよびベルギーの多文化教育実践, 岡本拡子、吉永安里, 健康福祉研究, 16, 1, 13, 20, 2019年09月, 高崎健康福祉大学総合福祉研究所紀要
社会的行為としての絵本読み聞かせ, 藤森裕治、吉永安里, 読書科学, 61, 2, 64, 76, 2019年07月22日, 日本読書学会, 吉永安里
幼小の読みの指導の差異性と共通性
―日本,アメリカ,ベルギーの事例検討から―, 吉永安里, 読書科学60(3), 138, 155, 2018年09月14日, 日本読書学会
幼稚園と小学校の読むことの指導場面における教師の関わりの比較研究―日本とアメリカの事例から―, 吉永安里, 國學院大學人間開発学研究第8号, 2017年02月28日, 國學院大學人間開発学会
保育者養成校における「幼小接続」に関する授業の実態―保育者養成課程の関連科目や生活科のシラバス分析から―, 掘越紀香、松嵜洋子、吉永安里、佐久間路子、福田洋子、横山真貴子, 保育教諭養成課程研究第2号, 3, 16, 2016年11月01日, 保育教諭養成課程研究会
保育者養成校における「幼小接続」に対する学生理解の実態, 掘越 紀香 , 白川 佳子 , 原 孝成 , 松嵜 洋子 , 塩野谷 祐子 , 吉永 安里 , 福田 洋子 , 今井 康晴 , 鈴木 美枝子 , 横山 真貴子, 保育教諭養成課程研究, 1, 13, 26, 2016年02月01日, 保育教諭養成課程研究会
保育表現技術の自己教育プログロム構築―絵本の読み聞かせの技能向上を目指して―, 國學院大學人間開発学研究, 6, 111, 120, 2015年02月01日, 國學院大學人間開発学部, 結城孝治・山瀬範子・廣井雄一
保育表現技術の習得における評価方法の影響―絵本の読み聞かせ技術を題材にした聞き手との相互作用への気づき―, 國學院大學紀要, 53, 159, 178, 2015年01月01日, 結城孝治・山瀬範子・廣井雄一
「特集論文/日々の育ちをとらえてつながりのある指導をつくる」, 『月刊国語教育研究』, 3月号, 10, 15, 2012年03月01日, 「指導と評価の一体化」をめざすために、最も大切なのは評価のための指導、評価のための評価にならないよう、児童の日々の育ちを捉えて単元を構想し、形成的評価をしながら常に反省的に指導を改善していくことが大切である。また、一単元指導後の総括的評価を次の単元の事前評価とし、単元と単元のつながりを児童が自然に意識でき、一単元の児童の育ちを次の単元の指導に生かすことができるように、教師が常に指導のつながりを強く意識する姿勢をもって、日々児童と関わることが大切である。5年最初の文学教材「五月になれば」と続く「大造じいさんとガン」の実践から、子どもの実態や育ち、単元間等のつながりを大切にした指導と評価の一体化を訴える論文である。
「私の学習室/読む力・表現力を高める読みの新聞作り-「ごん中山かわらばんを作ろう!」の実践-」, 『月刊国語教育研究』, 8月号No460, 42, 43, 2010年08月01日, 読んだことを表現に生かせるような単元を構想し、読みの力を高めるとともに、表現力を高めようと試みた『一つの花』の壁新聞の実践から出た課題をもとに、新聞としての形式を重視し、児童同士の記事の交流から生まれる学び合いに重点をおいた実践である。『ごんぎつね(作:新美南吉)』の場面ごとの読みを壁新聞とし、トップ記事を何にしたらよいか、見出しをどのようにつけるかなど、新聞の形式を考えることで、再度読みに立ち戻り、読みを深めることができ、学習効果が高まった。また、記事を交流する時間をとり、交流の観点を示すことで、互いの読みを評価し合い、読みを高め合うことができた。
「言葉と向き合い、愉しむ子の育成―活用につながる説明的文章の学習―」, 『東京学芸大学教育学部附属小金井小学校研究紀要』, 31, 15, 24, 2009年02月01日, 大塚健太郎・細川太輔・吉永安里・片山順也・片山守道・川端秀成, 東京学芸大学附属小金井小学校国語部では、平成20年度「言葉と向き合い、愉しむ子の育成―活用につながる説明的文章の学習―」について研究、実践を行ってきた。説明的文章の学習でつけた力を日常生活や他教科・他領域に活用していくことで、言葉の力を実感し、将来にわたって言葉を楽しみ続ける言葉の学び手を育てることをねらい、理論構築を行なった。
「表現に活きる読みの力を育てる―第3学年「広い言葉、せまい言葉」の実践―」, 東京学芸大学教育学部附属小金井小学校研究紀要』, 31, 39, 44, 2009年02月01日, 東京学芸大学附属小金井小学校国語部「言葉と向き合い、愉しむ子の育成-活用につながる説明的文章の学習」の理論を受け、活用の視点から、「読むこと」の学習で育んだ力を他領域の「書くこと」の表現につなげることで「読むこと」の学習効果を上げられるという仮説をもち、実践を試みた。テキストを理解・評価しながら読み、読み取ったことを書くことに活用する意識をもたせることで、読みの力の伸長を図り、また児童が目的意識や相手意識をもって、意欲的に学習に取り組むことができた。この成果を、児童のプロトコル等に基づいて、実証的に論述した論文である。読解力を高めることに主眼をおいた新たな「読み書き関連」の授業設計を提案することができた。
「求めあい、つなげ合い、学び合う子―吟味のある授業を求めて―(研究総論)」, 『東京学芸大学教育学部附属小金井小学校研究紀要』, 33, 5, 14, 2010年03月01日, 片山守道・高橋丈夫・青山尚司・上嶋玲子・齊藤和貴・松岡仁・三井寿哉・吉永安里, 東京学芸大学附属小金井小学校では、平成20年度の研究「求めあい、つなげあう子~受容から広がる学びの姿~」で、学習対象や仲間、自分自身をまず受容する中で、それぞれが求め合ったり、つなげ合ったりする学び合いが成立するという研究結果を得た。しかし、受容するだけでは学びの高まりが十分でなかったため、ただつなげ合うのではなく、学習対象や仲間、自分に対して十分吟味した上でつなげ合うという「質の高いつなげ合い」に注目して研究を行うこととした。平成21年度はこの質の高いつなげ合いを成立させるための「吟味」に注目し、受容・吟味・表現のプロセスを学習過程に想定することで、児童の学び合いの質的向上をめざした。平成21年度研究部員として、本研究の理論構築、実践データ収集・分析に貢献した。
「言葉と向き合い、愉しむ子の育成―活用につながる「読むこと」の学習(国語科)」, 『東京学芸大学附属小金井小学校研究紀要』, 32, 15, 20, 2010年03月01日, 片山順也・大塚健太郎・川畑秀成・吉永安里・細川太輔・片山守道, 東京学芸大学附属小金井小学校国語部では、平成20年度「言葉と向き合い、愉しむ子の育成―活用につながる説明的文章の学習―」の研究を行い、活用を意識した単元構想を行うことで、説明的文章の読みの学習効果を上げることができるという研究知見を得た。これを平成21年度「言葉と向き合い、愉しむ子の育成―活用につながる「読むこと」の学習―」において、説明的文章だけでなく文学的文章も含めた「読むこと」の学習へさらに研究対象を広げて、実践データを収集・分析を行うこととした。読みの学習でつけた力を日常生活や他教科・他領域に活用していくことで、言葉の力を実感し、将来にわたって言葉を楽しみ続ける言葉の学び手を育てることをねらい、理論構築と実践の提案を行なった。結果、説明的文章だけでなく、文学的文章においても、活用の視点が学習効果を高めること、また本校研究テーマである質の高いつなげ合いもさらに学習効果を高めていることを実証した。
「つなげ合って学びが生まれる授業づくり―第4学年「一つの花」実践―」, 『東京学芸大学附属小金井小学校研究紀要』, 32, 37, 40, 2010年03月01日, 本校国語部「活用につながる読みの学習」の研究と、新学習指導要領において求められる思考力・判断力・表現力の向上について、国語科の読みの学習において、読んだことを表現に活用することで、読みの力も表現力も高められるような単元を構想した。本単元では読んだことを壁新聞の記事に表現することで、読むことの目的意識を高め、また読んだことを表現に整理し直す中で、読みの力そのものも磨くことをめざした。また、壁新聞というクラスで一枚の作品を仕上げることを目的とすることで、互いの表現を交流し合い、高め合うことの目的意識をもたせることもねらった。学習過程は、『一つの花(作:今西佑行)』をクラスで読み取り、そこでの読みをもとに、児童一人一人が記者として一場面一本ずつ記事を書き、クラス全体で各場面ごとに一枚ずつ壁新聞をつくるという流れである。登場人物に同化した読みの表現である日記やつぶやき形式、異化した読みの表現である登場人物へのインタビュー形式や記者・専門家になりきって場面や登場人物を客観的に分析した論説形式のものなど、場面ごとに児童それぞれの読みに適した形式を工夫させながら、一授業の中で、様々な読みと表現の力を高めていけるような授業設計を行い、学習意欲の向上とともに、文学的文章の学習にも活用の視点が大きな学習効果をもたらすことを実証した。
「活用につながる読むことの授業づくりに関する研究:「読みのフレーム」による教科書教材の特性の分析(共同研究)」, 『東京学芸大学附属学校研究紀要』, 38, 69, 82, 2011年08月01日, 川畑秀成・大塚健太郎・片山守道・細川太輔・吉永安里, 本校国語部平成22年度「活用につながる読むことの学習」で得られた知見をもとに、説明的文章では「読みの観点」、文学的文章では「読みの技術」という文章を読む際の視点を、「読む」という行為に鑑みて、「読みのフレーム」にまとめた。また、活用につなげるための教材の分析に役立つ各社平成23年度版教科書の特性分析を行い、教材の特性にあった指導事項を特性分析表にまとめた。
「求めあい、つなげ合い、学び合う子―吟味のある授業をつくる―(研究総論)」, 『東京学芸大学教育学部附属小金井小学校研究紀要』, 33, 5, 11, 2011年02月01日, 片山守道・高橋丈夫・青山尚司・上嶋玲子・河野希代子・前田良子・三井寿哉・吉永安里, 東京学芸大学附属小金井小学校では、平成21年度の研究「求め合い、つなげ合い、学び合う子―吟味のある授業を求めて―」で、「質の高いつなげ合い」に注目して研究を行った。質の高いつなげ合いを成立させるための「吟味」に注目して、授業構想し、授業分析を行った結果、受容・吟味・表現のプロセスを学習過程に想定することで、児童の学び合いの質的向上を図ることができた。この研究成果を受けて、平成23年度「求めあい、つなげ合い、学び合う子―吟味のある授業をつくる―」として、吟味のある授業づくりの視点として、「教材研究」、「学習者理解」、「授業構想」、「教師の役割」が不可欠であると考え、この4つの視点から授業を評価することした。「他者の表現したものを受け入れて、既習事項・経験と照らし合わせて吟味し、それを生かそうとする力」を高めるための教師のかかわりに関する研究として、教師のあり方が吟味のある授業には欠かせない存在であり、「復唱」をはじめとした、教師の出について質の高い授業を成立させる要素を抽出し、まとめることができた。平成22年度研究部員として、本研究の理論構築、実践データ収集・分析に貢献した。
「言葉と向き合い、愉しむ子の育成―活用につながる「読むこと」の学習(国語科), 『東京学芸大学附属小金井小学校研究紀要』, 33, 14, 19, 2011年02月01日, 片山順也・大塚健太郎・川畑秀成・吉永安里・細川太輔・片山守道, 東京学芸大学附属小金井小学校国語部では、平成20年度「言葉と向き合い、愉しむ子の育成―活用につながる説明的文章の学習―」の研究を行い、活用を意識した単元構想を行うことで、説明的文章の読みの学習効果を上げることができるという研究知見を得た。これを平成21年度「言葉と向き合い、愉しむ子の育成―活用につながる「読むこと」の学習―」において、説明的文章だけでなく文学的文章も含めた「読むこと」の学習へさらに研究対象を広げて、実践データを収集・分析を行うこととした。読みの学習でつけた力を日常生活や他教科・他領域に活用していくことで、言葉の力を実感し、将来にわたって言葉を楽しみ続ける言葉の学び手を育てることをねらい、理論構築と実践の提案を行なった。結果、説明的文章だけでなく、文学的文章においても、活用の視点が学習効果を高めることに貢献していること、また本校研究テーマである質の高いつなげ合いがさらに学習効果を高めていることを実証した。
「幼稚園における「言葉」の教授スタイルの研究-グラウンデッド・セオリー・アプローチで「おおきなかぶ」の実践を分析する―」, 『学芸国語教育研究』, 30, 55, 66, 2012年12月25日, 東京学芸大学国語科教育学研究室
「子どもの生活に根ざした読書単元の開発―「1年1くみ え本の森へようこそ!」の実践―」, 東京学芸大学附属小金井小学校研究紀要, 35, 19, 24, 2013年03月19日, 東京学芸大学附属小金井小学校
幼稚園・小学校における「おおきなかぶ」の教授スタイルの様相:「自覚的な学び」の視点から, 國學院大學 人間開発学研究, 5, 159, 178, 2014年03月01日
幼小の読みの指導の差異性と共通性:日本,アメリカ,ベルギーの事例検討から, 吉永 安里, 読書科学, 60, 3, 138, 155, 2018年, 日本読書学会,
The purpose of this research is to identify differences and commonalities in reading instruction between Early Childhood Education (ECE) and Primary School Education (PSE),and to examine how teachers can assist their
children smoothly transit from ECE to PSE. Two ECE and PSE teachers respectively participated in Japan,the U.S.
and Belgium.In total twelve classes were audio-recorded and field notes were taken under natural observation. There were differences and commonalities in strategies of each country and they displayed various transition issues. For example,in the U.S.,there were more commonalities between ECE and PSE than in the other countries. However,there were differences in learning content,it was suggested that there was sequence and stepwise from ECE to PSE. PSE teachers taught higher reading skills than in the other countries by using the same learning style and type of language as in ECE. In Belgium,the learning content,style,and type of language was similar to the U.S.in ECE,however,PSE seemed to encourage their children to read a textbook by themselves,then they tended to prepare much easier content than those in ECE. In Japan,there were the big differences in type of language and learning style between ECE and PSE teachers seemed to adjust learning content to the same level as in ECE and demand desirable classroom behavior.
The outcome of this research suggests that there are pros and cons in school transition of each country,and incorporating the other countriesʼ"good"practices will be one clue of achievement of smoother transition.
幼稚園・小学校における「おおきなかぶ」の教授スタイルの様相 : 言語性を促す教師の関わりに着目して(自由研究発表), 吉永 安里, 全国大学国語教育学会発表要旨集, 128, 19, 22, 2015年05月30日, 全国大学国語教育学会
幼稚園・小学校における「おおきなかぶ」の教授スタイルの様相 : 「自覚的な学び」の視点から(自由研究発表), 吉永 安里, 全国大学国語教育学会発表要旨集, 125, 361, 364, 2013年10月26日, 全国大学国語教育学会
保育・幼児教育・子ども家庭福祉辞典, 吉永安里, ミネルヴァ書房, 2021年06月01日
あそびの中の学びが未来を開く 幼児教育から小学校教育への接続, 田澤里喜・吉永安里, 世界文化社, 2020年04月
小学校国語科教育研究, 吉永安里, 東洋館出版社, 2019年09月26日
新・基本保育シリーズ9子ども家庭支援の心理学, 吉永安里, 中央法規, 2019年03月01日
幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿, 吉永安里, 東洋館出版社, 2018年04月13日
育てたい子どもの姿とこれからの保育, 吉永安里, ぎょうせい, 2018年03月23日
言語活動中心 国語概説, 吉永安里, 学文社, 2018年09月15日
板書で見る全単元の授業のすべて 国語 小学校5年下, 中村 和弘 (監修)、井上 陽童・小木 和美 (編著),吉永安里(著), 東洋館出版社, 2020年08月11日
保育・教職実践演習 学びの軌跡の集大成を目指して, 編著:神長美津子、田代幸代
著:宮里暁美、中野圭祐、岸千夏、廣井雄一、守隨香、望月文代、河合優子、島田由紀子、吉永安里、津金美智子、夏秋 英房, 光生館, 2021年02月26日
小学生実用BOOKS5分でわかる友だち術, 監修:上條正義・菅原徹、指導:吉永安里、神田裕子, 学研プラス, 2021年03月02日
板書で見る全単元の授業のすべて 国語 小学校5年上, 中村和弘・井上陽童・小木和美, 東洋館出版社, 2020年04月
保育内容総論, 渡邉英則・大豆生田啓友, ミネルヴァ書房, 2020年04月
保育内容「表現」, 岡本拡子・花原幹夫・汐見稔幸, ミネルヴァ書房, 2020年04月
『小学校言語活動の授業をつくる1・2年』, 学事出版, 2009年05月01日, 神野雅博・齋藤裕吉・則岡小織・高橋正純・片桐純子・吉永安里・内田佐代子・増山亜紀子・吉原純子・久保田千恵・金子慶子・大塚健太郎, 言語活動を取り入れた授業設計を行うことで、児童の読みを深め、学習意欲を向上させた2つの実践を紹介した。1年生説明的文章『じどうしゃくらべ』では、自分の紹介したい乗り物を一人一ページ、絵と文で紹介し、それをクラスで一冊の乗り物図鑑にまとめるという言語活動を取り入れた。児童は、自分の紹介したい乗り物についてどんなことを、どの順番で書くか考えながら『じどうしゃくらべ』を読み、乗り物には「はたらき」とそれにあった「つくり」があることに気づき、図鑑を作りに生かすことができた。また、2年生文学的文章『アレキサンダとぜんまいねずみ』では、劇をすることを学習の目的とし、登場人物の台詞を、叙述から想像をふくらませながらつけ足していき、劇での表現に生かしていった実践である。文章からただ漠然と気持ちを読み取るのではなく、劇で自分たちの考えた台詞を表現できる楽しさを味わいながら、意欲的に学習に取り組むことができた。言語活動が読みの深化と学習意欲向上に有効に働いたことを実証的に記述した。
『新版 教えて考えさせる授業 小学校』, 図書出版, 2009年11月01日, 紺谷静子・赤塚佳子・與儀里未・山口由美子・鷲見辰美・森田和良・佐々木昭弘・落合節子・嶋田雄一・吉永安里・吉原美和子・浅香泰江・鈴木司郎・伊藤孝行・川畑徹大, 『春のうた(作:草野心平)』を教材とし、何を教師が教え、どこを児童に考えさせるか、「教えて考えさせる」の学習方法を具現化した実践報告である。これまで音読では注目されていなかった目線、『春のうた』の語りの視点であるカエルの目線に注目して詩を読むことを教え、目線がどこにあるか児童に考えさせることで読みを深め、音読表現に生かす授業を、児童の実際の表現をもとに実証的に論じた。
デジタル教科書『新しい国語/書写』, 東京書籍, 2009年12月01日, 小学校国語科デジタル教科書制作委員として、5年生の国語デジタル教科書の物語文を担当した。
『啐啄同機 求め合い、つなげ合い、学び合う子-吟味のある授業をつくる』, 東洋館出版, 2011年08月01日, 長野秀章・飯田秀利・関田義博・塚本博則・片山守道・吉永安里・青山尚司・高橋丈夫・三井寿哉・齊藤和貴・上島玲子 他多数, 東京学芸大学小金井小学校では、平成21・22年度「求め合い、つなげ合い、学び合う子-吟味のある授業をつくる」について研究を行ってきた。これは、児童が互いの意見を尊重し、まずは聞き、理解すること、その上で、自分の考えとの相違を吟味しながらよりよい考えをつくっていくという質の高い学び合いをめざした研究である。本書の全体の構成としては、各教科の理論と実践、本校の特色である教育実習や宿泊生活などのコラムをまとめた学校研究著書となっている。本人は、児童が質の高い学び合いを実現する上で必要な、テキスト、人などとの関わらせ方について国語部としての理論をまとめた。国語部の理論、教育実習についてのコラムを執筆した。教育実習のコラムでは、児童にとっての教育実習の意義、教育実習生の存在の大きさについて、児童の姿を交えながらまとめた。本校研究部として、執筆だけでなく、本著書の企画・編集も担当した。
『教科別・単元展開の可能性に挑戦する5 「大造じいさんとガン」の授業』, 東洋館出版, 2011年08月01日, 吉永安里・石上佐和子・黒田英津子・齊藤真子・谷亮子・河合啓志, 『大造じいさんとガン』を読んで書評を書くことを学習の目的とし、書評を書く観点を明確化する手立てとした読みのレーダーチャート、ダイヤモンドチャートの指導法を開発した。作品から作者の書き方の工夫を読み取り、その工夫されている点を項目としたレーダーチャートに表し、作品のよさを数値化、可視化するとともに、質的な記述による書評を書かせることで、単なる作品全体を通した感想ではなく、多様な観点からの分析の伴う書評を書くことができた。ダイヤモンドチャートの指導法については、学習におけるその効果が出版社から評価され、ダイヤモンドチャートの多様な可能性を紹介する著書を単著にて執筆中である。
『ダイヤモンドチャート法―読みを可視化する方略』, 東洋館出版社 , 2013年08月05日
小学校 子どもが生きる国語科学習用語 授業実践と用語解説, 東洋館出版社, 2013年02月16日
新版 小学校国語 板書で見る 全単元の授業のすべて 6年上, 吉永安里, 東洋館出版社, 2012年03月14日, 植松雅美、泉宜宏、景山恵美、宇賀村康子、浜崎秀教、岡﨑智子、小木和美、勝山みどり、井上陽童、西川義浩、清水良、柴田紀子、釼持勉
「書くこと」の言語活動 25の方略, 吉永安里, 教育出版, 2014年02月16日
基本保育シリーズ⑧『保育の心理学Ⅰ』, 吉永安里, 中央法規出版, 2015年11月25日
教科教育学シリーズ第1巻 国語科教育, 吉永安里, 一藝社, 2015年12月08日
改訂新版 小学校国語 板書で見る 全単元の授業のすべて 6年上, 吉永安里, 東洋館出版社, 2016年03月12日
平成29年改訂 小学校教育課程実践講座 国語, 吉永安里, ぎょうせい, 2017年10月30日
教師保幼こ・小の接続期を担う教師の力量形成ー養成と研修ならびに資格制度の課題ースタートカリキュラムの実際とカリキュラムマネジメント, 吉永安里, 日本教師教育学会第31回大会大会企画若手研究者育成支援部企画話題提供③, 2021年10月03日
ベルギーにおける言語指導の幼小接続の課題と取り組み:フレネ学校の取り組みに着目して, 吉永安里, 日本保育学会第74回大会, 2021年05月15日, 岡本拡子, 日本
国語科教育と神話・伝承, 吉永安里, 国際シンポジウム「いにしへの「心」を伝える」, 2019年10月18日, 古事記学センター, 東京
幼小連携 幼児教育で大切にしたいこと, 吉永安里, 2019年度 第2回教諭研修会, 2019年09月11日, 東京都私立幼稚園連合会, 東京
子どもの育ちと学びをつなぐために ~接続期カリキュラムの考え方~, 吉永安里, 第2回幼保小関連研修会, 2019年07月30日, 習志野市, 習志野
幼保小連携 幼児教育で大切にしたいこと, 吉永安里, 2019年度 市川市研修会, 2019年10月25日, 市川市, 市川
幼児期の豊かな学びを小学校につなぐ ー10の姿を核に―, 吉永安里, 2019年度教研大会 , 2019年07月25日, 東京都私立幼稚園連合会, 東京
A Smooth Transition from Early Childhood Education(ECE) to Primary School Education (PSE) Focused on Literacy Education : Through a Comparative Case Study of Japan and the UK Through A Comparative Case Study of Japan and the UK, Asato Yoshinaga, Yuji Fujimori, The 21st European Conference on Literacy, 2019年08月06日
How can we achieve smooth transition from ECE to CSE? An international comparative study of language education and the
assessment, Asato Yoshinaga, 29th EECERA ANNUAL CONFERENCE, 2019年08月23日, European Early CHildhood Education Research Association
A smooth transition from ECE to elementary school education (ESE) focused on literacy education: Through a comparative case study
between Japan and the UK, 藤森裕治、吉永安里, 28th EECERA ANNUAL CONFERENCE, 2018年08月30日, Yuji Fujimori
A cross-cultural study on language education practices for smooth transition from ECE to CSE: Comparison between Belgium, US, and Japan, Asato Yoshinaga, EECERA 27th Conference, 2017年08月29日, European Early childhood Education research Association
Comparison of teaching strategies in reading instruction: An examination of the transition from ECE to CSE in Japan, Belgium and the U.S., Asato Yoshinaga, 20th European conference on literacy, 2017年07月03日, International Literacy Associatoion
A cross-cultural study on educational practice for smooth transition from ECE to CSE: Comparison between Japan and US, Asato Yoshinaga, The 26th European Early Childhood Education Research Association conference, 2016年09月01日, Ireland Dublin
A cross-cultural study on educational practice for smooth transition
from ECEC to primary school education : Comparison of Japan, Belgium, and US, Asato Yoshinaga, The 25th European Early Childhood Education Research Association conference , 2015年09月01日, Spain Barcelona
幼稚園・小学校の言葉の指導場面における教師の関わりの比較研究 ―日本、ベルギー、アメリカの事例から―, 吉永安里, 第130回 全国大学国語教育学会新潟大会 , 2016年05月29日, 全国大学国語教育学会, 新潟
幼小連携に関する国際比較―日本・ベルギー・アメリカの事例から, 吉永安里, 日本保育学会, 2016年05月08日, 日本保育学会, 東京
イギリスの幼小接続の取り組み―言葉の教育とその評価―, 吉永安里, 第71回日本保育学会大会, 2018年05月12日, 日本保育学会, 仙台
幼小接続におけることばの教育日・英の事例研究を通して, 藤森裕治、吉永安里, 第134回全国大学国語教育学会大阪大会, 2018年05月26日, 全国大学国語教育学会, 大坂
保育者養成校における「幼小接続」に関する授業の実態, 保育教諭養成課程研究会第3回研究大会抄録集, 2016年06月01日
絵本の読み聞かせの自己学習支援システムの構築と学習効果Ⅱ, 結城 孝治、廣井 雄一、山瀬 範子、吉永 安里, 第67回日本保育学会大会, 2014年05月17日, 大阪
絵本の読み聞かせの自己学習支援システムの構築と学習効果Ⅰ, 吉永 安里、山瀬 範子、廣井 雄一、結城 孝治, 第67回日本保育学会, 2014年05月17日, 日本保育学会, 大阪
幼稚園・小学校における 「おおきなかぶ」の教授スタイルの様相 ―言語性を促す教師の関わりに着目して―, 吉永安里, 第128回 全国大学国語教育学会兵庫大会, 2015年05月30日, 兵庫
社会的行為としての絵本読み聞かせ, 藤森裕治、吉永安里, 日本読書学会, 2017年07月30日, 日本読書学会, 東京
幼小連携の国際比較―ベルギー・アメリカの実践から―, 吉永安里, 第70回日本保育学会大会, 2017年05月21日, 日本保育学会, 岡山
絵本の読み聞かせの自己学習支援システムの構築, 日本保育学会大阪大会, 2014年05月17日
「幼稚園・小学校における「おおきなかぶ」の教授スタイルの様相:「自覚的な学び」の観点から」, 第125回広島大会研究発表要旨集 , 2013年10月26日, 全国大学国語教育学会