K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

十代田 朗
観光まちづくり学部 観光まちづくり学科
教授
Last Updated :2023/12/21

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    十代田 朗, ソシロダ アキラ

ホームページ・researchmap等のリンク

所属・職名

  • 観光まちづくり学部 観光まちづくり学科, 教授

学歴

  • 1987年, 東京工業大学
  • 1987年, 東京工業大学, 理工学研究科, 社会工学
  • 1985年, 東京工業大学, 工学部, 社会工学

学位

  • 1993年12月31日, 博士(工学), 東京工業大学, 工学関係, 乙第2558号, 関東圏における近代別荘地形成に関する史的研究

職歴

  • 1987年04月, 1990年03月, 株式会社三菱総合研究所, 研究員
  • 1990年04月, 1994年03月, 東京工業大学, 工学部社会工学科, 助手
  • 1994年04月, 2000年03月, 新潟大学, 工学部建設学科, 助教授
  • 2000年04月, 2007年03月, 東京工業大学, 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻, 助教授
  • 2003年04月, 2006年03月, 立教大学, 観光学部, 兼任講師
  • 2006年, 2007年
  • 2007年04月, 2016年03月, 東京工業大学, 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻, 准教授
  • 2010年04月, 2015年09月, 放送大学, 客員准教授
  • 2016年04月, 2022年03月, 東京工業大学, 環境・社会理工学院建築学系, 准教授

本学就任年月日

  • 2022年04月01日

研究分野

  • レクリエーション
  • リゾート
  • 観光
  • 都市計画
  • 地域計画

研究活動

論文

  • 全国京都会議の加盟自治体による「小京都」を用いた地域ブランディングの変遷に関する研究, 小林 良樹; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 52, 3, 887, 894, 2017年, 公益社団法人 日本都市計画学会, 近年、全国各地の「小京都」によって組織される「全国京都会議」を退会する自治体が見られるようになり、各自治体が独自のPRを模索していると考えられる。そこで本研究は、2016年10月時点で全国京都会議への入会または退会の経験がある、京都市を除いた62自治体を対象として、(1)旅行マーケットからの「小京都」へのまなざしの変化、(2)自治体の「小京都」を用いた地域ブランディングの姿勢・現状、(3)「小京都」を用いた地域ブランディングの変遷とその経緯、以上3点を明らかにすることで、今後の自治体の地域ブランディングに関する示唆を得ることを目的する。調査の結果、(1)外部からの「小京都」の意味合いが変化し、「小京都らしさ」の認識が拡大した。(2)以前「小京都らしさ」として認識されていた要素が、独自性を持つ別のブランドとして、他都市との差異化に採用されるようになった。(3)「小京都」は、新しいコンセプトを打ち出す1ステップや、様々な地域活動で別称として用いられる。ことが分かった。
  • 都市と農村の交流に関する言説の変遷, 小山 環; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 52, 2, 198, 208, 2017年, 公益社団法人 日本都市計画学会, 我が国の都市と農村の交流の歴史は1970年代の地域運動に遡り、その後、リゾートやグリーン・ツーリズムといった概念が導入され、様々な言葉で語られるようになった。しかし、時代の変化の中で、都市と農村の交流の意義や課題を改めて見直すことが求められている。そこで本研究では、専門誌から都市と農村の交流に関する言説分析を行い、次のことが明らかとなった。交流が全国に広まった現象として、1970年代後半からの産直を中心としたふるさと運動、および90年代後半からのグリーン・ツーリズムの普及という二つの波がみられた。経済的効果の位置づけは時代とともに低下し、近年は都市・農村住民の協働を通じた持続的発展が志向されるようになった。また、農村内部の体制の限界が指摘されるようになり、協働のための新たな取組体制の必要性が生じている。
  • 地域遺産の選定と特徴に関する研究, 柿本 佳哉; 津々見 崇; 十代田 朗, 都市計画論文集, 52, 3, 731, 738, 2017年, 公益社団法人 日本都市計画学会, 近年、文化財の枠組みは拡大を続けると共にその活用にも焦点が当てられている。一方で、全国統一的な遺産以外にも、各地域において文化財保護法で定められた種類の文化財だけでなく、より現代的、または生活に密接に関わるものも含めて選定し、観光振興や保全によって地域活性化を図る取り組みが広がっている。そこで本研究では「地域遺産」を一定の地域範囲内にある資源の中から選定された資源(群)とし、32の地域を対象として、地域遺産の設定、目的・基準、成立経緯及び活用の現状と課題を考察した。その結果、(1)地域遺産は文化財の枠組みよりも選定の幅が広く、選定基準では客観的なものよりも、愛着や地域らしさの継承が重視されていること、(2)選定団体は選定の目的と基準によって3つに分類でき、「主観的遺産探求型」は地域遺産の新たな形となりうること、(3)事例調査から、地域遺産を地域に新たな評価や刺激をもたらすものと捉える場合、選定基準を寛容にし自薦を推奨することで、多様な観点から遺産候補が推薦され、また選定に向けて地域で意見を交わすことで地域遺産に取り組む意義が深まり、共有されると推察されること、が明らかとなった。
  • シンガポールにおけるカジノ合法化検討過程に関する研究, 鶴田 一; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 52, 3, 723, 730, 2017年, 公益社団法人 日本都市計画学会, 国内ではカジノ政策の成功例としてシンガポールが取り上げられる事が多いが、同国における合法化検討の歴史とそれに伴う観光政策、都市計画の歴史が同時に考察される事は少ない。同国では2005年にIRという概念の下、カジノが合法化されたが、本研究はその際に具体的な証拠を基に議論がなされたかを検証し、カジノ合法化過程を観光政策、都市計画の歴史と併せて分析することで、3つの要素が各時代にどのような関連性を持つのかを考察する。さらに2005年のリー・シェンロン首相の声明文との整合性を検証し、最終的にIRに関して、観光政策との関連を踏まえながら、都市計画上の知見を得ることを目的とする。分析の結果、シンガポールでは1965年の建国時から合法化を4回否決してきたが、第4回目以降の合法化検討過程において、シンガポールの都市計画、観光政策は類似した内容を打ち出し、実施していくという関連性が見られた。また声明文での、IRにより大型の都市開発を海外からの投資を得て自国の経済的リスクを負うことなく短期間で行えるとの言及は、観光政策と都市計画とを関連させて新しい観光資源を生み出していくという点で有益と考えられる。
  • 都市部のまち歩きガイド組織の特徴とガイドの個人特性と意識に関する研究, 阿久津 千晶; 十代田 朗; 津々見 崇, 観光研究, 28, 2, 81, 92, 2016年, 日本観光研究学会, 本研究では、全国の都市・115 自治体の168 のまち歩きガイド組織を対象とし、アンケート調査およびその結果をもとにした数量化理論Ⅲ類とクラスタ分析を行うことで、若手ガイドが多く活動している組織の特徴とガイド個人の特性と意識を明らかにした。結論として、『若手(50 代以下のガイド)』の参加促進方策のひとつとしては、「『若手』も気軽に参加でき、知識の吸収欲を満たせるような、ガイドの前段階となる装置を用意すること」が提案できたとともに、ガイド活動は、より自地域への愛着を増幅させ、更なる地域活動への参画を促すものにもなりうることがガイド個人へのアンケート結果より推察された。
  • 韓国におけるパブリックアートによる観光まちづくり, 白 リナ; 十代田 朗; 津々見 崇, 観光研究, 26, 1, 33, 46, 2014年, 日本観光研究学会, This paper clarifies effects on community organizations and spaces after public art projects in Korea. 31 towns held on public art projects and this paper focuses on 9 towns in Gyeongsagnam-do. Not only art activities but also other activities such as events, culture schools and road improvements are performed, which are different by purposes and main actors. Main actors of 4 towns which aim at tourist development consider that residents' participation is important to be tourism spots. They have established community organizations in order that the residents manage the town. Building community facilities, educating residents, and job offerings are useful to encourage residents' participation
  • 戦前の風致地区指定の特徴に関する研究, 保川 一歩; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 49, 3, 1065, 1070, 2014年, The City Planning Institute of Japan, 戦前の風致地区は、多様な規制がかけられており、道府県ごとに個性を持っていたといわれている。そのような個性ある風致地区がどのように指定されていたのかを明らかにすることは重要だと言える。そこで本研究は、戦前の風致地区指定の実際を明らかにするため、戦前の全ての風致地区を対象に、どのよう指定がなされたのか、その実態を把握した。風致地区が指定された際の理由書を、1区域を除く150区域全てで入手し、理由書中の表現を背景・課題・利用法・指定地のそれぞれの側面から分析し、内務省が持っていた理念との比較を行った。その結果、地区の指定は概ね理念に即していたが、一部では運用の過程において当初の制度の理念を超えて、解釈を広げていた。背景や、指定地では1930年代より発展してきた観光の動きに伴って、指定を行う傾向が見られた。また、利用法については、制度の性格である、「維持」や「保護」といった消極的なものに加え、制度策定中失われてしまった「保育」「開発」といったような積極的な性格を持つものも見られた。
  • 市民マラソン大会の運営における地域資源の活用に関する研究:埼玉県のケーススタディ, 上村 将人; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 49, 3, 285, 290, 2014年, The City Planning Institute of Japan, 近年ランニングイベント数が増加してきており、ランニングイベントの従来の目的である健康増進の枠を越えた地域向けのイベントとして捉えられるようになってきている。一方で各地域では特産品や名所などの地域資源を多様な方法でPRしたいというニーズがある。従って、こうした地域資源をランニングイベントに付加価値として結び付けていくことが、大会の振興・地域の活性化の両方の意味で重要になってくると考えられえる。そこで本研究では、埼玉県を対象としたインタビュー調査により、地域資源の種類と活用方法について分析し、今後の市民マラソン大会での地域資源の活用に関する示唆を得ることを目的としている。その結果、(1)行政主導の大会と民間主導の大会では活用している地域資源の種類が違うこと、(2)地域資源の種類を増やすだけではなく、1つの地域資源を重点的に用いることでも市民マラソン大会に魅力を付加できること、(3)地域資源は大会開始当初から必ずしも活用されているとはかぎらず、途中から大会に付加された資源もあること、(4)市民マラソン大会の振興と地域の活性化の両方の面が達成しうる可能性があること、の4点が明らかになった。

Misc

  • 観光リゾート地としての内湾 (特集 内湾から都市のビジョンを考える) -- (内湾からみた都市の文化とデザイン), 十代田 朗, 都市計画 = City planning review, 66, 1, 52, 55, 2017年01月15日, 日本都市計画学会
  • 雑誌「農業と経済」にみる都市と農村の交流に関わる用語の変遷, 小山 環; 十代田 朗; 津々見 崇, 日本観光研究学会全国大会学術論文集 Proceedings of JITR annual conference, 31, 85, 88, 2016年12月, 日本観光研究学会
  • 移住者支援における主体間の連携 (特集 『第二の住まい』による地域づくり), 十代田 朗; 中村 賢佑; 津々見 崇, 都市住宅学 = Urban housing sciences, 89, 32, 35, 2015年, 都市住宅学会
  • 移住者支援に向けた主体間連携に関する一考察 : 長野県を事例として, 中村 賢佑; 十代田 朗; 津々見 崇, 日本観光研究学会全国大会学術論文集, 28, 309, 312, 2013年12月, 日本観光研究学会
  • 地域鉄道沿線における広域観光の取組みに関する研究, 髙橋 進; 十代田 朗; 津々見 崇, 日本観光研究学会全国大会学術論文集, 28, 113, 116, 2013年12月, 日本観光研究学会
  • 新しい観光の潮流とまちづくり (特集 消費社会における観光と国土へのまなざし), 十代田 朗, ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture, 77, 3, 198, 201, 2013年11月, 日本造園学会
  • 観光振興におけるレンタサイクルの活用に関する研究, 橋口 結樹; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集 = Journal of the City Planning Institute of Japan, 48, 1101, 1106, 2013年, 日本都市計画学会
  • 45-1, 51, 56, 2010年
  • 伝統的温泉街における景観への取り組みに関する研究, 津田夕梨子; 峯苫俊之; 十代田朗; 津々見崇, 都市計画論文集, 45-1, 51, 56, 2010年
  • 200, 2009年
  • 44-3, 367, 372, 2009年
  • Results in Innsbruck, AKIRA SOSHIRODA, A data book of outdoor activities Austria and Japan, 200, 2009年
  • 乳幼児を伴う外出行動の実態に関する研究 -東京・自由が丘及び代官山におけるケーススタディ-, 新福 綾乃; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 44-3, 367, 372, 2009年
  • 43-3, 625, 630, 2008年
  • 43-3, 613, 618, 2008年
  • 43-3, 607, 612, 2008年
  • 43-3, 601, 606, 2008年
  • 43-3, 223, 228, 2008年
  • 新しい観光と道路の役割, 十代田朗, 道路, 804, 12, 18, 2008年
  • 景観と観光, 十代田朗, 観光資源としての景観活用に係る事業に関する業務報告書, 5-6,21-30, 2008年
  • 高齢来街者の滞留行動特性に関する研究 -巣鴨地蔵通り商店街を対象として-, 柿沼 美紀; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 43-3, 625, 630, 2008年
  • 23区による公共レンタサイクルへの施策と観光利用特性に関する基礎的研究, 鈴木 繁; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 43-3, 613, 618, 2008年
  • 成熟段階を迎えたリゾートにおける課題と将来像を巡る論議 -長野県軽井沢町を事例として-, 峯苫 俊之; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 43-3, 607, 612, 2008年
  • 町並み観光地の発展過程と観光振興及び町並み保全をめぐる意見の関係に関する研究 -倉敷・美観地区を対象として-, 土田 夢子; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 43-3, 601, 606, 2008年
  • 公開空地・有効空地の計画コンセプトと利用実態に関する研究, 斎藤 直人; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 43-3, 223, 228, 2008年
  • 岡山・倉敷地域における広域計画「百万都市構想」の淵源とその展開, 佐野浩祥; 十代田朗, 日本都市計画学会都市計画論文集, 42, 1, 69, 74, 2007年04月
  • オーストリア・インスブルックにみる都市のアイデンティティ, 十代田朗, 都市計画, 267, 80, 2007年
  • 69, 4, 301, 306, 2006年
  • 41, 935, 940, 2006年
  • 41, 433, 438, 2006年
  • 69, 4, 301, 306, 2006年
  • 41, 3, 457, 462, 2006年
  • 41-3, 935, 940, 2006年
  • 来訪者の観光地評価に関する研究, 羽生冬佳; 森田義規; 小久保恵三; 十代田朗; 津々見崇, ランドスケープ研究, 69, 4, 301, 306, 2006年
  • 明治期以降の東京におけるキリスト教会の立地とその要因に関する研究, 永井恵一; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 41, 935, 940, 2006年
  • 「物語」を用いた地域PRの取り組み内容に関する研究, 山崎隆之; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 41, 433, 438, 2006年
  • 来訪者の観光地評価の構造に関する研究, 羽生冬佳; 森田義規; 小久保恵三; 十代田朗; 津々見崇, 日本造園学会誌ランドスケープ研究, 69, 4, 301, 306, 2006年
  • 都市にとって観光とは何か?, 十代田朗, これからの観光地を考える竏衷迫フ域からの観光への視線竏驤, 2-3, 23-32, 2006年
  • 都市空間におけるストリートダンスの実態, 斎藤直人; 十代田朗; 津々見崇, 都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 41, 3, 457, 462, 2006年
  • 明治期以降の東京におけるキリスト教会の立地とその要因に関する研究, 永井恵一; 十代田朗; 津々見崇, 都市計画論文集, 41-3, 935, 940, 2006年
  • 32, 4, 1100, 1120, 2005年10月
  • 32, 4, 1100, 1120, 2005年10月
  • 40, 259, 264, 2005年
  • 40, 883, 888, 2005年
  • 40, 979, 984, 2005年
  • 16, 2, 1, 8, 2005年
  • 16, 2, 1, 8, 2005年
  • 40, 3, 259, 264, 2005年
  • 40, 3, 979, 984, 2005年
  • 40, 3, 883, 888, 2005年
  • 国際イベントを機とした市民の国際交流活動に関する実証的研究 -広島アジア大会を事例として-, 植木久美; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 40, 259, 264, 2005年
  • 東京23区におけるギャラリーの空間的特性に関する研究, 近岡祐太; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 40, 883, 888, 2005年
  • 統計指標から見た広域集客型エリアと大規模商業集積地域との商業的・空間的関係, 籾山真人; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 40, 889, 894, 2005年
  • 富山・高岡地域における拠点開発計画の変遷およびその意義と限界, 佐野浩祥; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 40, 949, 954, 2005年
  • 宅地化地域における農耕儀礼コミュニティーの変容に関する研究 -東京都板橋区徳丸・下赤塚地域のケーススタディ-, 池田佳和; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 40, 979, 984, 2005年
  • 外客誘致からみた東京の低廉宿泊施設に関する研究, 松崎裕介; 十代田朗; 津々見崇, 観光研究, 16, 2, 1, 8, 2005年
  • 第一回 都市の計画と観光:魅力ある都市―観光論からの視線―, 十代田朗, 建築の研究, 167, 1, 4, 2005年
  • 外客誘致からみた東京の低廉宿泊施設に関する研究, 松崎裕介; 十代田朗; 津々見崇, 観光研究(日本観光研究学会), 16, 2, 1, 8, 2005年
  • 第二回 都市の個性と景観:魅力ある都市―観光論からの視線―, 十代田朗, 建築の研究, 168, 9, 14, 2005年
  • 第三回 東京のイメージ、まちのイメージ:魅力ある都市―観光論からの視線―, 十代田朗, 建築の研究, 169, 18, 22, 2005年
  • 国際イベントを機とした市民の国際交流活動に関する実証的研究 -広島アジア大会を事例として-, 植木久美; 十代田朗; 津々見崇, 都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 40, 3, 259, 264, 2005年
  • 宅地化地域における農耕儀礼コミュニティーの変容に関する研究 -東京都板橋区徳丸・下赤塚地域のケーススタディ-, 池田佳和; 十代田朗; 津々見崇, 都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 40, 3, 979, 984, 2005年
  • 東京23区におけるギャラリーの空間的特性に関する研究, 近岡祐太; 十代田 朗; 津々見崇, 都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 40, 3, 883, 888, 2005年
  • 39, 427, 432, 2004年
  • 39, 385, 390, 2004年
  • 39, 157, 162, 2004年
  • 39, 97, 102, 2004年
  • 39, 37, 42, 2004年
  • 39, 13, 18, 2004年
  • 39, 7, 12, 2004年
  • 39, 3, 7, 12, 2004年
  • 39, 3, 13, 18, 2004年
  • 39, 3, 37, 42, 2004年
  • 39, 3, 427, 432, 2004年
  • 江戸期以降-戦前までの有名遊里・遊郭の都市内における空間的変遷に関する研究, 北地祐幸; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 39, 889, 894, 2004年
  • 東京23区内におけるキリスト教会の立地と地域活動に関する研究, 永井恵一; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 39, 427, 432, 2004年
  • 国土計画における大規模地域開発事業の計画内容と位置づけの変遷 -むつ小川原開発と苫小牧東部大規模工業開発を事例として-, 佐野浩祥; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 39, 385, 390, 2004年
  • 東京における「都市情報誌」に登場する広域集客型エリア内部の商業的・空間的特性, 籾山真人; 十代田朗; 羽生冬佳, 日本都市計画学会論文集, 39, 157, 162, 2004年
  • 地域イメージの表現手法に関する研究-司馬遼太郎『街道をゆく』における文章構成の分析から-, 山崎隆之; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 39, 97, 102, 2004年
  • 都道府県の情報地域特性に関する試論的研究, 宮嶋慶一; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 39, 37, 42, 2004年
  • 過疎地域における地域情報基盤の持続的活用に関する実証的研究, 坂入威郎; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 39, 13, 18, 2004年
  • 大分県一村一品にみる特産品づくりの特徴と振興策に関する研究, 林真希; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 39, 7, 12, 2004年
  • 大分県一村一品にみる特産品づくりの特徴と振興策に関する研究, 林 真希; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集(日本都市計画学会), 39, 3, 7, 12, 2004年
  • 過疎地域における地域情報基盤の持続的活用に関する実証的研究, 坂入 威郎; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 39, 3, 13, 18, 2004年
  • 都道府県の情報地域特性に関する試論的研究, 宮嶋 慶一; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 39, 3, 37, 42, 2004年
  • 東京23区内におけるキリスト教会の立地と地域活動に関する研究, 永井 恵一; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 39, 3, 427, 432, 2004年
  • 62, 71, 2003年
  • *, 2003年
  • 66, 5, 389, 392, 2003年
  • 38, 2, 146, 876, 2003年
  • 都市の「誇り」と観光の「魅力, 十代田朗, 『月刊観光』日本観光協会, 436, 54, 62, 2003年
  • 明治中期に刊行された外国人向け英文観光ガイドブックの記述内容の特徴, 里居真一; 羽生冬佳; 十代田朗; 津々見崇, ランドスケープ研究, 66, 5, 389, 392, 2003年
  • 中禅寺湖畔における大使館別荘の立地と利用に関する一考察-英国公使アーネスト・サトウを中心として-, 十代田朗; 篠崎浩佳, 観光研究, 14, 2, 1, 6, 2003年
  • A Study on the Policy and the development of Urban Tourism in Seoul - A Comparison with Tokyo -, Joo Young; Kawak Akira; Soshiroda Takashi Tsutsumi, Proceedings of the International Symposium on City Planning, 62, 71, 2003年
  • 戦後復興期の観光関係特別都市建設法の成立と同法制定都市における観光都市計画に関する研究, 高橋正義; 十代田朗; 羽生冬佳, 日本都市計画学会論文集, 38, 96, 576, 2003年
  • 過去20年間におけるわが国の国土計画に関する言説の変遷, 佐野浩祥; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 38, 187, 192, 2003年
  • 都市における民俗信仰有形物にまつわる管理及び活動に関する実証的研究-東京都目黒区を事例として-, 池田佳和; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 38, 871, 876, 2003年
  • 明治以降戦前までの東京案内本の記載情報の変遷-旧東京15区を対象として-, 森田義規; 羽生冬佳; 十代田朗, 観光研究, 15, 1, 11, 18, 2003年
  • 国府の立地特性とその変遷に関する研究, 佐野浩祥; 十代田朗, 土木史研究 講演集, 23, 351, 354, 2003年
  • A Study on the Policy and the Development of Urban Tourism in Seoul -A Comparison with Tokyo-, JOOYOUNG KWAK; TAKASHI TSUTSUMI; AKIRA SOSHIRODA, Proceedings of International Symposium on City Planning, *, 2003年
  • 明治中期に刊行された外国人向け英文観光ガイドブックの記述内容の特徴, 里居 真一; 羽生 冬佳; 十代田 朗; 津々見 崇, ランドスケープ研究, 66, 5, 389, 392, 2003年
  • 都市における民俗信仰有形物にまつわる管理及び活動に関する実証的研究-東京都目黒区を事例として-, 池田 佳和; 十代田 朗; 津々見 崇, 都市計画論文集, 38, 3, 871, 876, 2003年
  • 37, 793, 798, 2002年
  • 37, 727, 732, 2002年
  • 37, 427, 432, 2002年
  • 37, 937, 942, 2002年
  • 都市情報誌にみる東京の広域集客型商業エリアの空間及びイメージの変容に関する研究, 籾山真人; 十代田朗; 羽生冬佳; 山田光一, ランドスケープ研究, 65, 5, 875, 878, 2002年
  • 名所本にみる江戸期を通じた近郊名所の変遷に関する研究, 岡野祥一; 十代田朗; 羽生冬佳, ランドスケープ研究, 65, 5, 797, 800, 2002年
  • 田村剛による「公園計画」・「温泉地計画」の特徴に関する事例研究, 十代田朗; 岸本史大; 中野文彦, ランドスケープ研究, 65, 5, 413, 416, 2002年
  • 東京における「都市情報誌」に登場する広域集客型エリアの商業的特性に関する研究, 籾山真人; 十代田朗; 羽生冬佳; 山田光一, 日本都市計画学会論文集, 37, 13, 18, 2002年
  • 農村部の小学校における「むら」及び「むらづくり」に関する学習内容の現状分析-新潟県農村部のケーススタディ-, 津々見崇; 田平優友; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 37, 427, 432, 2002年
  • 東京圏における同郷会の活動特性とその役割に関する基礎的研究, 宮嶋慶一; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 37, 727, 732, 2002年
  • 離島の類型と人口増減要因に関する基礎的分析, 湯本能章; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 37, 793, 798, 2002年
  • 総合保養地域整備法(リゾート法)制定以降のわが国におけるリゾートに関する言説の変遷, 小谷拓也; 十代田朗; 羽生冬佳, 日本都市計画学会論文集, 37, 925, 930, 2002年
  • 農村における都市との交流施策の類型及び展開に関する研究, 小山環; 十代田朗; 津々見崇, 日本都市計画学会論文集, 37, 937, 942, 2002年
  • 観光地化にともなう農山村伝統集落の空間変容および住民生活への影響に関する研究~富山県五箇山相倉を事例として~, 荒井崇浩; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 37, 949, 954, 2002年
  • 都市計画研究の現状と展望-地方・リゾート-, 十代田朗, 都市計画, 239, 81, 86, 2002年
  • 観光ガイドブックにみる観光地のアピールポイントの変遷-日光地域を対象として-, 今野理文; 十代田朗; 羽生冬佳, 観光研究, 14, 1, 9, 16, 2002年
  • 農山村の観光地化に伴う住民の観光業への生業意識の形成過程-富山県五箇山相倉集落を事例として-, 荒井崇浩; 十代田朗, 観光研究, 14, 1, 17, 24, 2002年
  • 離島の類型と人口増減要因に関する基礎的分析, 湯本 能章; 十代田 朗; 津々見 崇, 平成14年度都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 37, 793, 798, 2002年
  • 東京圏における同郷会の活動特性とその役割に関する基礎的研究, 宮嶋 慶一; 十代田 朗; 津々見 崇, 平成14年度都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 37, 727, 732, 2002年
  • 農村部の小学校における「むら」及び「むらづくり」に関する学習内容の現状分析-新潟県農村部のケーススタディ-, 津々見 崇; 田平優友; 十代田 朗, 平成14年度都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 37, 427, 432, 2002年
  • 農村における都市との交流施策の類型及び展開に関する研究, 小山 環; 十代田 朗; 津々見 崇, 平成14年度都市計画論文集((社)日本都市計画学会), 37, 937, 942, 2002年
  • 9, 12, 2001年
  • 戦後復興期の別府市における一連の「観光都市建設計画」に関する研究, 高橋正義; 十代田朗; 羽生冬佳, 日本都市計画学会論文集, 36, 241, 246, 2001年
  • 江戸における大名屋敷の立地特性と都市及び庶民生活に与えた影響に関する研究, 羽生冬佳; 渡邉貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 36, 223, 228, 2001年
  • “Tourists Guide and Interpreter”にみる明治中期の外国人向け観光ガイドブックの特徴, 里居真一; 十代田朗; 津々見崇; 羽生冬佳, 日本観光研究学会研究発表論文集, 16, 9, 12, 2001年
  • 富山県平村相倉における集落空間の観光地化に関する研究 -農山村空間から観光地空間への変容と住民生活の関わりについて-, 荒井崇浩; 十代田朗, 日本観光研究学会研究発表論文集, 16, 177, 180, 2001年
  • Tourist's Guide And Interpreterにみる明治中期の外国人向け観光ガイドブックの特徴, 津々見崇, 日本観光研究学会第16回全国大会論文集, 9, 12, 2001年
  • 観光地としての立山黒部アルペンルートの形成過程と富山県側での論議, 十代田朗; 野崎哲矢, ランドスケープ研究, 63, 5, 743, 748, 2000年
  • バリアフリーのまちづくり関連施策の実現度に関する研究, 阿部一之; 十代田朗, 日本建築学会北陸支部建築報告集, 43, 2000年
  • 観光ガイドブックにみる観光地のアピールポイントの変遷 -日光地域を対象として-, 今野理文; 十代田朗; 羽生冬佳, 日本観光研究学会研究発表論文集, 15, 57, 60, 2000年
  • 観光地・リゾート地において「観光地・リゾート地としてのマスタープラン」が果たした役割に関する比較研究-群馬県草津町と新潟県湯沢町を事例として-, 中野文彦; 十代田朗, 日本建築学会計画系論文報告集, 522, 247, 254, 1999年
  • グリーンツーリズム型観光開発が過疎地域に及ぼす影響に関する実証的研究-新潟県高柳町を例として-, 高橋慎也; 十代田朗; 加藤純子, 日本都市計画学会論文集, 33, 691, 696, 1998年
  • 租界時代の上海からの避暑地としての廬山の成立過程, 十代田朗; 渡辺貴介, ランドスケープ研究, 61, 5, 643, 646, 1998年
  • 新潟県における観光政策の変遷に関する基礎的研究, 岡村憲之; 十代田朗, 観光研究, 9, 1, 19, 26, 1997年
  • 別荘地・熱海の展開過程に関する実証的研究, 十代田朗; 小林恵; 田中道郎, 日本都市計画学会論文集, 31, 97, 102, 1996年
  • 群馬県草津町にみるリゾート地の発展過程と「リゾート地としてのマスタープラン」の関連に関する研究, 中野文彦; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 31, 103, 108, 1996年
  • 近代日本における「避暑」思想の受容と普及に関する研究, 十代田朗, ランドスケープ研究, 59, 5, 105, 108, 1996年
  • 田村剛の『妙高大公園計画』(昭和2年)におけるリゾート計画思想, 岸本史大; 十代田朗, 日本建築学会技術報告集, 2, 169, 172, 1996年
  • 明治期の大磯「祷龍館」及び稲毛「海氣館」にみる海浜リゾート計画思想に関する比較研究, 十代田朗; 渡辺貴介, 日本都市計画学会論文集, 30, 19, 24, 1995年
  • 韓国東莱温泉の発達過程に関する研究, 任和淳; 渡辺貴介; 十代田朗, 観光研究, 6, 1・2, 5, 11, 1995年
  • 近代日本における温泉盛衰史, 斎藤徹; 任和淳; 十代田朗; 安藤正順, 観光研究, 6, 1・2, 12, 19, 1995年
  • わが国における用語「都市」の登場と定着過程に関する研究, 望月卓郎; 渡辺貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 29, 217, 222, 1994年
  • 総合保養地域整備法に基づく重点整備地区プランの特性に関する総括的分析, 河口飛路志; 渡辺貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 29, 349, 354, 1994年
  • 奥座敷温泉鉄道の盛衰とその温泉街の空間演出手法に関する研究, 安藤正順; 渡辺貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 28, 19, 24, 1993年
  • 中国避暑山荘と承徳市の発達に関する研究, 畢鮮栄; 渡辺貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 28, 205, 210, 1993年
  • 江戸時代の特産品製造業の立地と育成方策に関する基礎的研究, 中田康之; 渡辺貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 28, 223, 228, 1993年
  • 戦前の関東圏における別荘の立地とその類型に関する研究, 十代田朗, 日本建築学会計画系論文報告集, 436, 79, 86, 1992年
  • 戦前の武蔵野における別荘の立地とその成立背景に関する研究, 十代田朗, 造園雑誌, 55, 5, 373, 378, 1992年
  • 豪雪地帯における非過疎的村の特性に関する研究, 山口裕紀; 渡辺貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 26-A, 151, 156, 1991年
  • 海浜リゾ-ト都市の発展過程の比較分析, 池田憲一郎; 渡辺貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 26-A, 409, 414, 1991年
  • 青年の“原風景”の特性と構造に関する研究, 茂原朋子; 渡辺貴介; 十代田朗, 日本都市計画学会論文集, 26-A, 457, 462, 1991年
  • 明治大正期における湘南及び房総地域の臨海部別荘地の成立過程, 十代田朗, 日本都市計画学会学術論文集, 20, 331, 336, 1985年
  • 富山県五箇山の観光地化過程に関する研究, 荒井崇浩, 日本観光研究学会研究発表論文集

著書等出版物

  • 2008年
  • 観光地域づくり概論, 経済産業省, 2008年
  • 観光地における愉しさの創造, 現代書館, 2008年
  • Past the Island Boom : The Case of Yoron Island, Erich Schmidt Verlag GmbH & Co., 2008年
  • ヴィジュアル版建築学入門10『建築と都市』, 彰国社, 2003年
  • AERA Mook『観光学がわかる』, 朝日新聞社, 2002年
  • (社)日本不動産学会編『不動産学事典』, 住宅新報社, 2002年
  • 雪国の視座, 毎日新聞社, 2001年
  • 日本別荘史ノート, 住まいの図書館出版局, 1991年

講演・発表

  • 作家の「まなざし」からひろがる地域づくり, 日本観光研究学会全国大会学術論文集, 2008年
  • 2007年
  • 2007年
  • 2007年
  • 歴史的集落・町並みの類型化に関する基礎的研究, 第22回日本観光研究学会全国大会学術論文集, 2007年
  • ディスカバー・ジャパン・キャンペーンの方法及び対象に関する基礎的研究, 第22回日本観光研究学会全国大会, 2007年
  • 倉敷・美観地区にみる観光地の盛衰と景観論議の関係に関する一考察, 第22回日本観光研究学会全国大会, 2007年
  • 2006年
  • Changing after Mass Tourism in the Destination Island, International Conference “From the ‘OLD’ to the ‘NEW’ tourism: Managing Change in the tourism industry”, 2006年
  • 2005年
  • 日本における都市風景の歴史的変遷, 日・韓国際観光研究交流フォーラム, 2005年
  • 観光地の個性化と景観形成, 2005年
  • 個性かがやく都市の再生, 第67回全国都市問題会議, 2005年

受賞

  • 1997年, アジア太平洋観光交流センター「第三回観光に関する学術研究論文」二席
  • 1994年, 日本都市計画学会論文奨励賞

競争的資金

  • 観光地・リゾート地の発達過程
  • 観光政策論
  • 地域開発史
  • 国際観光
  • 観光地化の影響
  • 20H02328, 観光振興を考慮した都市の持続的発展を表現する概念モデルの構築, 本研究は、人口減少社会での集約型都市構造化に向けて様々な都市政策が打たれる中、都市の持続的な発展のためには、観光はどのような役割が果たせるのかに関して有用な知見を得るために、都市計画・政策と観光政策の関連、および都市変容と観光振興の相互作用について実証的に分析することを試みる。;具体的には、いくつかの都市を選定し、人口構造、産業構造といった都市的側面と、観光入込客数、集客施設の立地といった観光的側面の両者から都市の発展過程を捉え両者の関係性を分析する。それにより観光振興を考慮した都市の持続的な発展を表現する概念モデルを提示することを最終目的とする。;2021年度は、我が国の地方都市における都市政策及び観光政策の連携に関する現地調査と資料収集及び分析が主題である。;そこでまず今年度は、国内で都市政策と観光政策が連携していると推測される都市(九州地方の地方都市である大分市、北九州市、別府市、東北地方の地方都市である八戸市、十和田市)を対象とした。;対象都市の発展過程を概観し、都市政策及び観光政策の連携を分析考察するために、都市の空間的、景観的状況を把握するための現地調査と過去の観光振興の概況などがわかる資料収集を図書館などで行った。;さらに、研究分担者と観光振興を考慮した都市の持続的発展を表現する概念モデルを構築するためのブレインストーミングを数回行った。;5都市の現地調査が終わった段階で、まだ現地調査と資料収集に出向いていない都市が存在する。;特に、反証としての観光振興が停滞している都市についての現地調査と資料収集が遅れている。;今後は、地方都市のだ現地調査と資料収集を続けるとともに、研究分担者とブレインストーミングを重ね、観光振興を考慮した都市の持続的発展を表現する概念モデルの構築を可能にしていきたい。合わせて、成果の一部を日本都市計画学会と日本観光研究学会で発表する予定である。(ただし論文が不採用になった場合は実現しない。)
  • 19K12583, 観光者の環境配慮行動を誘発する他者行動:旅の恥をかき捨てない観光者行動の為に, 2019年度は観光振興を意図したビーチクリーニングの選定を行う。2020年度は、前年度に選定したビーチでビーチクリーニング参加者へのインタビューを行い、具体的な環境関連動機を抽出する。2021年度は、初年度に選定したビーチでの海水浴客を対象とする質問票調査を行い、ビーチクリーニングに関する動画情報4条件が観光関連動機と環境配慮行動意向の強さ及び両者の関係に与える影響の検証を行う。;2022年度の8月上旬の週末を含む3日間、コロナ禍による緊急事態宣言が発令されなかったため、「海水浴客への質問票調査」を兵庫県豊岡市竹野浜海岸で実施した。調査期間に関しては、猛暑であったこと、コロナ禍が就職したとは言えなかったことから、3日間1回に限定した。実施に当たっては、関係各位に感染症対策について説明し、調査実施に関する了解を得た。;「ビーチクリーニング参加者(観光者)への定性的インタビュー」については、コロナ禍など諸般の事情により実施を見送り、先行研究の一般的な観光者の環境配慮行動に関わる項目を基に質問票を作成した。;また、質問票調査実施時点ではコロナ禍が収束したとは言い難く、回答者との接触を最小限にするため、料金受取人払郵便を利用した返信用封筒を用いて回収を行った。また、当初の予定ではビーチクリーニングの様子を撮影したビデオの視聴の影響を検証することを目的としていたが、回答者との密な接触を避ける為に取りやめ、海水浴客がその場で感じる、他の海水浴客の環境配慮行動をうかがわせる手がかり(例:ごみの散乱状態など)の影響(descriptive norm)の影響の検証に目的を切り替えた。;なお、2023年度に、2022年度に実施できなかった内容を含めた調査を実施できる可能性があること、コロナ禍が鎮静化していることが期待され、感染症の影響が緩和された状況下でのデータ収集ができる可能性があったため、2023年度までの調査期間の延長が申請してこれが認められている。;【研究実績の概要】で述べたとおり、当初の予定されていた調査の取りやめ、調査項目の削減はあったが、当初の計画で最終年度に実施する予定だった「海水浴客への質問票調査」は実施できた。コロナ禍により2021年度からほぼ止まっていた本研究であったが、予定通りではないとはいえ、研究の進捗の遅れを取り戻しつつある。これも【研究実績の概要】で述べたとおり、2023年度には、コロナ禍が鎮静化していることが期待される状況下での同種の調査を予定しており、現在までに収集したデータの分析結果を基にした発表は行っていない。;【研究実績の概要】で述べたとおり、2023年度には、コロナ禍が鎮静化していることが期待される状況下での同種の調査を予定している。;「海水浴客への質問票調査」では、調査員への謝金、旅費、質問票への回答データ入力費用が主な出費となる。;「ビーチクリーニング参加者(観光者)への定性的インタビュー」については、当初の「質問票調査のベースとなる結果を得る」という目的を変更し、「質問票調査の結果」を基にした実学的示唆を得る為、対象を「ビーチクリーニング実施者」に変更し、調査対象地である竹野浜海岸での海岸清掃の実態についてインタビューをすることを検討している。主な費目としては、聞き取りのための交通費、聞き取り内容テープ起こし、回答者への謝礼品代を想定している。
  • 18K11838, 主観的・探求的価値に基づく地域遺産の価値整理と観光魅力化に関する手法の体系化, (1)石狩遺産プロジェクトM(正統派遺産型)への参与観察調査を実施し、市民へのアウトリーチ活動を通じた地域遺産の観光魅力化に関する意識の変容を分析した。具体的には、①石狩遺産のスタディツアーを企画し、コースやガイドを検討する作業を通じ、選定時の推薦書作成を上回る量の学習を担当グループが主導して行われ、アウトリーチ活動を通じてまずメンバーが地域遺産について理解を深める様子が窺えた。また②ツアー対象者の想定やコース設定を通じてターゲット層について議論が行われ、地域遺産と市民を結び付ける最適な接点にまなざしが向けられ、地域遺産と市民やまちづくりの接続が意識されることに繋がるといえる。さらに③ツアー実施のための移動手段の確保・関係各所との調整・集客のための広報等の具体的な検討が、観光ツアーのプロトタイプを形成することに結び付いた。以上、地域遺産の選定団体が選定後にメンバーや地元市民を対象としたスタディツアーを実施することで、観光まちづくりへの接続の初歩的段階の役割を果たしているといえる。;(2)越後長岡地域の宝(主観的遺産探求型)の中之島地域をケーススタディし、地域遺産化された地域資源がどのように観光交流等へ接続し、さらに地域遺産への還元や他のまちづくりへ接続しているかを分析した。①選定過程の分析からは、主観的遺産探求型であっても市民提案の約60件から3件へと絞り込む段階で従前からの有名資源が選定され、客観的基準による選定と変わらない結果となっていることが判った。②記録資料を用い、選定後の保存・活用に係る住民のアイデアとその実現のための取組みを分類し、対応関係を分析した。以上から中之島地域では受け入れられやすい地域遺産を選定し、遺産保全に尽力する住民の思いを発信するところから始め、交流拡大や教育コンテンツ充実を図ることで、地域づくりへの【接続】を実現しているといえる。;新型コロナウイルス感染症の影響で、地域住民を対象とした現地調査を実施することが予定通り行えなかったため、研究期間を延長している。;令和5年度は最終年度であり、残余調査の早急な実施と研究の総とりまとめを行う。;(1)石狩遺産については、今年度「観光まちづくりへの接続の初歩的段階」と結論づけたアウトリーチについて実施状況を調査し、観光まちづくりへの接続・発展に向けたさらなる課題を整理する。また、参加市民へのインタビュー調査を通じて、接続・発展過程における市民参与の可能性について検討する。;(2)奄美遺産については、観光まちづくり事業を実施した地区において、住民・集落の地域資源との関わりや観光による変容等についてケーススタディを行うことと、奄美遺産を展開する群島内他地域の事例についてもケーススタディを行いたいと考えている。;(3)主観的遺産探求型である、とよた世間遺産、遠野遺産等についても、観光まちづくりへの接続の様相についてケーススタディを実施する予定である。;(4)日本観光研究学会等において、本年度の成果等に関する発表を行う。また、次期研究に向けた課題の整理を行う。
  • 15K01952, 歴史的町並みにおける外国人観光客・住民間交流と地域理解促進の関係の類型化, 本研究では、商業空間において外国人観光客と観光地の住民が相手に対して抱く心理的要因に与える影響を明らかにする為、外国人の有無による日本人の古い町並みの評価への影響、日本人客と中国人客に対する商業従事者の感情、外国人と日本人が持つ歴史的建物を利用した商店の印象、観光者と観光業従事者の持つ店舗の印象に関する調査を行った。その結果、西洋人特有の観光地の印象への悪影響は確認されず、外国人が地域元来の建築形態を評価する傾向、商業事業者の近づきやすさが購買欲求を高める傾向が示され、地元感や商業従事者の親しみやすさを意識することが、外国人を含めた観光者の商業空間に対する好ましい印象に繋がることが示唆された。;西洋人の存在が、日本人の持つ場所の印象に殊更ネガティブな影響を与えず、むしろ好ましい影響もある可能性を示す結果は学術的に意義のある発見であり、持続可能なインバウンド振興への手掛かりを与えるものであった。また、外国人が地域元来の建築形態を評価する傾向と商業事業者の近づきやすさと地元感が購買欲求を高める傾向は、地域文化の保全と観光振興の両立を目指す上での地域の地元感の重要性を示す結果だと考えられる。
  • 26360060, 日本人のリゾートへの志向を考慮したリゾートの再生方策に関する研究, 本研究は、わが国におけるリゾートに対するニーズとリゾート地のシーズをマッチングさせ、リゾートの再生方策を提示することを目的としている。まず、消費者アンケート調査を実施し、次に “Tourism Area Life Cycle Concept”を援用し、長野県白馬村、瀬戸内海島嶼部、グアム・サイパン両島、奄美大島を対象に現在までの展開過程を分析している。その結果、ニーズ調査からは、リーズナブルなリゾートを広い層に提供することを提案し、事例分析では、外国人客の取込とそのための組織づくりがリゾート再生には有効であること、「新しい観光」への取組が重要であること等を示唆している。;本研究は、わが国におけるリゾート再生の方策として、ニーズ調査からは、リーズナブルなリゾートを広い層に提供することを提案し、事例調査からは外国人客の取込と「新しい観光」への取組が有効であることを示唆している点で、社会的意義がある。また学術的意義としては、わが国の特殊なリゾート地の展開過程を踏まえた再生方策の提案により、世界の多くの観光研究者が目指している"Tourism Area Life Cycle Concept"の再構築にも寄与することがあげられる。
  • 24611011, 歴史的町並みにおける生活の様相への訪問客のまなざしの生成に関する研究, 本研究は、歴史的町並みの地元の生活の様相への訪問客のまなざしと彼らの訪問地に対する評価の関係を明らかにすることを目的とした。まず、旅行雑誌記事の内容分析から、岐阜県高山市の町並みの人の行動や営みへのまなざしが示された。その後の質問票調査で、当該町並みが観光空間、生活空間双方としての特性を持つことが示唆された。又、歴史的町並みで訪問客がまなざしを向ける、訪問客向けと訪問客向けでない二種の地元の生活の様相が示された。更に、観光地的、生活空間としての様相への幅広いまなざしが、町並みの調和、独自性、学びの機会、交流の機会に関する訪問客の好ましい評価と他者への訪問推奨と正の関係にあることが分かった。
  • 24611008, 那覇市における生活文化に着眼した都市型観光資源管理および計画に関する基礎研究, 当該研究は、観光者の認知的視点であるアトラクションの分析を通して、観光目的地の魅力特性の分析を行った。研究手法は被験者の任意な視点での評価を可能とするキャプション評価法やシステマチックなインタビュから構成されている評価グリッド法という環境心理学的手法を用い、沖縄県那覇市国際通り周辺地域をケースとし実証的な調査研究を実施した。その結果、当該調査手法は、観光振興等に資する指針を得ることのできる有用な手法であることが理解された。
  • 24611005, 観光まちづくりにおける学習と活動の接続に関する研究, 観光まちづくり学習事例が増えている昨今、それと実際の観光まちづくり活動との<接続>が重要である。本研究は、①観光まちづくり学習教材の内容分析、②学習教材の制作経緯・活用方法の特徴の整理、③過去の学習経験者が活動へと接続した内容と要因の分析を通じ、<接続プロセスモデル>を構築することを目的とし、更に④エコミュージアム設立準備活動を事例として、学習と活動への展開を分析することで、<接続プロセスモデル>の検証を行った。<接続プロセスモデル>は事前準備を含む8段階に整理でき、事例から一定のモデルへの適合が示された。今後はまちづくり活動組織が行う人材育成のプロセスモデルとの比較検証が必要と考えられる。
  • 23614024, 産直取引から発展した、都市農村交流に関する研究, 今後の都市農村間における対等な関係での交流活動、協働のあり方を検討するため、本研究では生協活動を中心とした産地交流活動を研究対象とした。日本生活協同組合連合会の行う「グリーンライフ」の概念や参加人数及び実施地域の推移等の現状について明らかにした。生協等による産直交流活動に関しては、山形県遊佐町を中心に調査を行い、その特徴を明らかにした。また、都市側でのイベントをきっかけに都市農村交流が進展した新潟県高柳町を比較対象として分析し、交流と観光の接合点について考察している。
  • 23614006, 観光地再生のための発展モデルの構築に関する学際的研究, 本研究は、わが国の主な観光地を対象に、その発展過程を成長、成熟、あるいは再生・衰退等の段階に分け、さらに段階の移行の外的・内的要因(マーケット側、地域側)を探ることで、観光地づくりとマーケティングとの関係性を解明し、有効な観光地再生の手法を提示することを目指している。研究資料は、入込客数等の統計資料、地方新聞等、及び関係者へのインタビュー等を用いている。その結果,①旅行雑誌にみる町並み観光地のイメージの変遷と地域特性との関連、②歴史的町並みのイメージの構造と変遷、③英・ブラックプールの発展再生過程、④長野県小布施町における観光まちづくりの展開過程、等を明らかにしている。
  • 23614004, 観光圏におけるブランド構築に関する実証的研究, 観光地の振興のためには、認知、動機付け、訪問へと結びつける地域のブランド構築を図っていく必要があるが、様々な主体が協力し合う広域観光エリアにおいて統一的なブランドを構築することは喫緊の課題である。本研究では2008年から国によって認定されてきた観光圏を対象としてブランド構築のための体制や取り組み、ならびに各観光圏に対するユーザーの認識を明らかにするとともに、海外事例について現地調査を行い、広域的な観光地におけるブランド構築に向けた戦略について考察した。その結果、ブランド構築に向けて3段階で戦略を検討することや、広域エリア全体のマーケティングを適切に行う組織と仕組みの必要性などが示された。
  • 21580295, 農村の新たな担い手の戦略的確保に向けたグリーンツーリズムに関する基礎的研究, 今後の農村・農業の維持に資するグリーンツーリズムのあり方を探るために、本研究では自治体の取り組み状況と、農業特性・農村特性、消費者の志向(訪問意向・体験内容の嗜好・発地着地の関係等)とを対照させることで、地域条件に応じた好ましいグリーンツーリズムメニューを検討した。また、グリーンツーリズムを通じた農業の6次産業化や長期間継続可能性の先進地域の事例分析を通じて、新たな担い手としての外部人材の特徴についても考察している。
  • 16610005, 世界的大都市における国際観光推進戦略に関する学際的研究, 本年度は、英国のロンドン、仏国のパリ、そして韓国のソウルを対象に、「国際観光推進戦略」=「外国人観光客誘致戦略」に関する調査を実施し、以下の3視点から整理・分析した。対象組織は、国際観光振興機構の各現地宣伝事務所、VisitLondon、フランス観光代表省、パリ市観光局OTCP、韓国観光公社、ソウル市役所等である。;(1)行政サイドからの政策・施策の内容分析;上記3カ国・3都市の行政、及び国際観光推進において関連する組織に着目して、各都市への外客誘致のために、いかなる施策・取組みを行っているかを次の点において分析・考察した。;(1)都及び市への外来観光客動態及び属性の特性(統計、及び調査手法も含め);(2)観光に関する国の法体系・都市の条例の特徴;(3)観光政策を実行する行政組織・関連組織の構成;(4)誘客のための宣伝・広報活動の特徴;(5)観光資源性の高い都市再開発や伝統的建造物保存等の都市空間整備の現状;(6)イベント、フォーラム等の開催状況;(7)海外拠点の分布と活動内容の特徴;(2)各国における企業サイドの経営戦略の内容分析;各国の旅行企業が国際観光推進という点において、どのような企業活動を行っているかを分析した。;(1)海外拠点(現地法人・支店)の分布と海外拠点における外客誘致の組織体制;(2)各国・各都市のアピールポイントと提供商品の特徴;(3)誘客対象国の国民性、習慣を考慮に入れた提供サービスの有無、及びその内容の特徴;(4)誘客のための宣伝やイベント開催での行政組織との連携
  • 12650612, 小学校の「地域教育」にみる農村部の"むら"及び"むらづくり"教育の現状分析, 本研究は、今後の農村部における住民参加型地域づくりに向けた実効的な"むら"及び"むらづくり"についての学習(以下「むらづくり学習」)を探るために、新潟県の町村部においては(1)自分たちの"むら"の現状についてどのように教えているか、(2)"むら"の問題点解決や理想像達成のための"むらづくり"についてどのように教えているか、を明らかにした上で、むらづくり教育が先進的に行われている自治体を対象に、(3)環境学習や試行中の総合学習ではどのようにむらづくり学習が行われているか、を把握することを目的としたものである。目的(1)(2)に関しては新潟県内71町村(54冊)の副読本を対象とし、(3)に関してはアンケート調査で回答のあった62町村147校、ヒアリング調査3町3校を対象とした。;分析の結果、(1)農村部の社会科副読本における"むら"に関する教育内容は13項目に分類することができ、多く取り扱われるのは「地勢・自然環境」「地域の文化・履歴」等であり、身近な存在である自然や農業、伝統文化を題材に"むら"のことを理解させようとする傾向がみられる、(2)"むらづくり"に関する記述に関しては、理想像は規範的・抽象的に教えられ、問題点は生活必需的・具体的に掲げられている。解決策では、開発型が保全型の2倍近くあり、"むらづくり"とは、地域の生活環境を整備するものであると示す傾向が強い、(3)社会科副読本におけるむらづくり学習の内容は、「環境学習」や「総合学習」とは特に「自然環境を認識させる」ことに関しては内容的に類似がみられたが、現場ではむらづくり学習との連携は現状ではさほど意識されていない、また、小学校3・4年生の段階では「むらづくり」すなわち「計画」の概念が学習にほとんど導入されておらず、「むらの良さ」を知り、またそれを守る態度を育てることに重点が置かれて学習が進められている、等の結論を得た。

教育活動

担当授業

  • 導入ゼミナール, 2022, 1年次前期の必修となる本科目では、観光まちづくり学部での学習を始めるにあたり、大学における主体的な学修の方法を理解し、基礎的な学修能力を身につけることを目的とする。|具体的には、初歩的なアカデミックスキルとして、文献検索・引用の作法や、論理的な記述方法に基づいたレポートの作成方法を修得する。また、 他者と協働して課題に取り組むためのディスカッションやプレゼンテーシ ョンの作法について、観光やまちづくりにかかわる課題を通して実践的に身につける。
  • 基礎ゼミナールA, 2022
  • 国土・都市計画論, 2023
  • 導入ゼミナール, 2023
  • 基礎ゼミナールA, 2023
  • 国土・都市計画論, 2023, 人々が普段生活したり、旅行で訪れる魅力的な国や都市は、個々人の自由な振る舞いだけでその姿に至ったわけではなく、多くの場合、何らかの「計画」 の介入のもとで形作られている。そのため、地域づくりに携わる者には、その地域がどのように計画されて形成しているのかを読み解く力や、 課題の解決や潜在的な魅力の発掘のためにどのような計画技術が適用し得るのかを構想する力が求められる。その初歩として、本講義では、国土や都市空間をコントロールする技術としての国土計画・都市計画の考え方を受講生が理解することを目的とする。|授業の前半では、都市とは何か、を考えた上で、わが国の都市は、日本古来の都市づくりによる空間をベースに、海外において誕生した近代都市計画技術を取り入れ適用することで、現在の様態になったことから、わが国の都市計画が現在の制度に至るまでの都市計画史を概説する。|中盤では、現在のわが国の都市計画制度について、土地利用、都市施設等の観点から概説し、人口減少問題、地球環境問題など21世紀の諸課題を念頭に置きつつ、これからの都市計画のあり方について考察し議論する。|後半では、主にわが国の国土計画・国土政策を取り上げ、時々の社会経済状況に対応した計画内容とその変遷、空間のスケールと性格に応じた計画内容とその変遷を概説した上で、これからの時代に適応する国土の利用と形成、保全のあり方について、都市と地方の関係にも着目しながら考察し議論する。|また、国土計画や都市計画は観光とどのように関係づけられるのかも理解する。|
  • 導入ゼミナール, 2023, 1年次前期の必修となる本科目では、観光まちづくり学部での学習を始めるにあたり、大学における主体的な学修の方法を理解し、基礎的な学修能力を身につけることを目的とする。|具体的には、初歩的なアカデミックスキルとして、文献検索・引用の作法や、論理的な記述方法に基づいたレポートの作成方法を修得する。また、他者と協働して課題に取り組むためのディスカッションやプレゼンテーシ ョンの作法について、観光やまちづくりにかかわる課題を通して実践的に身につける。
  • 基礎ゼミナールA, 2023, 本科目は1年次後期に開講する少人数制の選択科目のゼミナールである。担当教員が専門分野に従って提示する課題の中から2つに取り組むことで、観光まちづくりに関連する各専門分野のより個別的な内容にふれるとともに、観光まちづくりへの多様なアプローチを実践的に学んでいく。また、導入ゼミナールで身につけたアカデミックスキルを実際の研究やプロジェクトに近い形で活用する。|本科目の履修を通して、自らの興味・関心を観光まちづくりの関連分野でどのように位置づけ、掘り下げていくことができるのかを考える。

学外活動

学協会活動

  • international planning history society
  • 日本建築学会
  • 日本造園学会
  • 日本観光研究学会, 1985年
  • 日本都市計画学会

学外委員等活動

  • 2005年, 日本都市計画学会, 表彰委員, 日本都市計画学会
  • 2021年, 日本観光研究学会, 副会長, 日本観光研究学会

社会貢献活動

  • 「福島県における観光関連復興支援事業検討会」委員, 2013年
  • 「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」選定委員会委員, 観光庁, 2023年
  • 「神奈川県国土利用審議会」委員, 2020年
  • 「ブルーツーリズム推進支援事業」審査委員, 観光庁, 2022年
  • 「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」選定委員会委員, 観光庁, 2022年, 2023年