2019, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの王朝や国家に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポートを数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2019, この演習は、前期の演習Bと同じように、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題を専門的に研究してみたいという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート執筆の3つを行なってもらいます。①については、前期の成果を踏まえ、複数の論文を読んだうえ、それらを比較・分析し、問題点を抽出するという、いわゆる「研究史の整理」に挑戦してもらいます。②については、アジアの歴史的人物、またはアジアに関わった日本や西洋の歴史的人物を1人とりあげ、その思想と行動について調査・報告してもらいます。③については、①と②の成果を踏まえ、複数回のレポートを書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。したがって、授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2019, この授業は、来年度、中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係などを含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書いてみたいという学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目となるべきテーマを具体的に設定する、②それぞれの興味に応じて課題を探し出し、それについて調査・報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、少しうるさいくらいでいいですから、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2019, この授業は、来年度、中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係などを含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書いてみたいという学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目となるべきテーマを具体的に設定する、②それぞれの興味に応じて課題を探し出し、それについて調査・報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、少しうるさいくらいでいいですから、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2019, 本授業の前半では、本学の史学科生として充実した学生生活を送るために必要な基礎知識や能力、姿勢を培う。具体的には以下の4つを学ぶ。|(1)「学びの場」である史学科の歴史やカリキュラム、特徴を理解する|(2)大学での学び方、生活のマナーを身につける|(3)学修に必要な知識・情報(書籍・論文)の入手の仕方、情報ツールの活用法、学習・研究上の倫理(ルール)を知る|(4)学んだことをまとめ、考えたことを仲間に伝えるための発表の技術、文章作成術を身につける||本授業の後半では、各自が専攻しようとするコースでどのような研究をする場なのか、実際の研究にふれて、その概要を知る機会とする。|
2019, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、少しうるさいくらいでいいですから、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2019, この授業は、近代日中関係史上の特質と変化を、前近代から近代への連続性と非連続性に留意しながら、説明する。とくに、前近代の東アジア国際秩序原理となった冊封(朝貢)体制が近代になって崩壊し、それにかわる新秩序形成への模索が進むなかで、「アジアの盟主」を自任する日本のアジア、とくに中国大陸にむかっての進出・侵略がそうした秩序形成にどのような影響を与えたのかという観点を、この授業は重視する。このため、前近代と近代との比較上、授業の前半では、前近代の東アジア国際関係史に言及する。| 近代の日中関係を説明するさいに強調されるのは、革命と戦争である。もちろん、この授業でも、それらを軽視しない。しかし、太平洋戦争や国共内戦の終結から半世紀以上が経過した今日の日中両国において、戦争や革命という言説のみに固執して往時をきりとることは、むしろ自由な発想を妨げ、狭小な愛国心や自傷心を煽るだけである。この授業でむしろ重視したいのは、近代という歴史を前近代の歴史の流れに乗せてあげることにより、古代からの日中関係の特質と変容を把握し、さらに、これから続いていく現在から未来への日中関係の見通しを立てることである。
2019
2020, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2020, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2020, 本授業の前半では、本学の史学科生として充実した学生生活を送るために必要な基礎知識や能力、姿勢を培う。具体的には以下の4つを学ぶ。|(1)「学びの場」である史学科の歴史やカリキュラム、特徴を理解する|(2)大学での学び方、生活のマナーを身につける|(3)学修に必要な知識・情報(書籍・論文)の入手の仕方、情報ツールの活用法、学習・研究上の倫理(ルール)を知る|(4)学んだことをまとめ、考えたことを仲間に伝えるための発表の技術、文章作成術を身につける|| 本授業の後半では、各自が専攻しようとするコースでどのような研究をする場なのか、実際の研究にふれて、その概要を知る機会とする。
2020, 本授業は、主に Zoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。||この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、少しうるさいくらいでいいですから、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2020, この授業は、中国史上最大の「漢奸」(=裏切り者、売国奴の意)といわれている汪兆銘(精衛)と彼がつくった政権(汪兆銘政権)を、中国史や東アジア国際政治史の大きな流れのなかに位置付けて理解しようとするものである。| 従来、汪兆銘は、日中戦争期に日本軍の占領下にある地域に政権を樹立したことから、戦後、「漢奸」として断罪され、その政権も中国人から正統性・合法性のある政権として理解されてこなかった。しかし、この世に生を受けた瞬間から裏切りものになろうとするものはいないし、たとえ裏切り者になったとしても、その人物が同時代の社会に与えた影響が皆無であるわけでもない。| この授業では、汪兆銘の人生の軌跡を丁寧に跡付け、彼がなぜ祖国を裏切るかたちになったのか、その思想や目的を明らかにしたうえ、汪兆銘政権がなぜ誕生し、中国社会や国際社会にどのような影響を与えたのかを考察していく。| そのさい、汪の思想や行動の歴史的意義を浮き彫りにするため、彼の政治的ライヴァルであった介石や毛沢東との比較・検討を行なう。介石・毛沢東の両者もそれぞれ自前に政権(現在の中華民国=台湾や中華人民共和国の前身となる政権)を持っており、それらと比較することで、汪兆銘の特質をよりいっそう明確にしようというのである。| この授業を「現代版三国志」と名付けたのも、そうした比較史的手法を用いることで、汪兆銘と彼の政権の歴史的役割を明らかにしたいとの意図があるからである。
2021, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について卒業論文を書く予定の学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」(とくに東南アジアから南アジアにかけての地域)の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2021, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、少しうるさいくらいでいいですから、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2021, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2021, この授業は、中国史上最大の「漢奸」(=裏切り者、売国奴の意)といわれている汪兆銘(精衛)と彼がつくった政権(汪兆銘政権)を、中国史や東アジア国際政治史の大きな流れのなかに位置付けて理解しようとするものである。| 従来、汪兆銘は、日中戦争期に日本軍の占領下にある地域に政権を樹立したことから、戦後、「漢奸」として断罪され、その政権も中国人から正統性・合法性のある政権として理解されてこなかった。しかし、この世に生を受けた瞬間から裏切りものになろうとするものはいないし、たとえ裏切り者になったとしても、その人物が同時代の社会に与えた影響が皆無であるわけでもない。| この授業では、汪兆銘の人生の軌跡を丁寧に跡付け、彼がなぜ祖国を裏切るかたちになったのか、その思想や目的を明らかにしたうえ、汪兆銘政権がなぜ誕生し、中国社会や国際社会にどのような影響を与えたのかを考察していく。| そのさい、汪の思想や行動の歴史的意義を浮き彫りにするため、彼の政治的ライヴァルであった介石や毛沢東との比較・検討を行なう。介石・毛沢東の両者もそれぞれ自前に政権(現在の中華民国=台湾や中華人民共和国の前身となる政権)を持っており、それらと比較することで、汪兆銘の特質をよりいっそう明確にしようというのである。| この授業を「現代版三国志」と名付けたのも、そうした比較史的手法を用いることで、汪兆銘と彼の政権の歴史的役割を明らかにしたいとの意図があるからである。
2022, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2022, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2022, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2022, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2022, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、少しうるさいくらいでいいですから、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2022, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、少しうるさいくらいでいいですから、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2022, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、少しうるさいくらいでいいですから、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2022, この授業は、近代日中関係史上の特質と変化を、前近代から近代への連続性と非連続性に留意しながら、説明するものである。とくに、前近代の東アジア国際秩序原理となった冊封(朝貢)体制が近代になって崩壊し、それにかわる新秩序形成への模索が進むなかで、「アジアの盟主」を自任する日本のアジア、とくに中国大陸にむかっての進出・侵略がそうした秩序形成にどのような影響を与えたのかという観点を、この授業では重視する。このため、前近代と近代との比較上、授業の前半では、前近代の東アジア国際関係史について説明する。| 近代の日中関係を説明するさいに強調されるのは、革命と戦争である。もちろん、この授業でも、それらを軽視しない。しかし、太平洋戦争や国共内戦の終結から半世紀以上が経過した今日の日中両国において、戦争や革命という言説のみに固執して往時をきりとることは、むしろ自由な発想を妨げ、狭小な愛国心や自傷心を煽るだけである。この授業でむしろ重視したいのは、近代という歴史を前近代の歴史の流れに乗せてあげることにより、古代からの日中関係の特質と変容を把握し、さらに、これから続いていく現在から未来への日中関係の見通しを立てることである。
2022, この授業は、中国史上最大の「漢奸」(=裏切り者、売国奴の意)といわれている汪兆銘(精衛)と彼がつくった政権(汪兆銘政権)を、中国史や東アジア国際政治史の大きな流れのなかに位置付けて理解しようとするものである。| 従来、汪兆銘は、日中戦争期に日本軍の占領下にある地域に政権を樹立したことから、戦後、「漢奸」として断罪され、その政権も中国人から正統性・合法性のある政権として理解されてこなかった。しかし、この世に生を受けた瞬間から裏切りものになろうとするものはいないし、たとえ裏切り者になったとしても、その人物が同時代の社会に与えた影響が皆無であるわけでもない。| この授業では、汪兆銘の人生の軌跡を丁寧に跡付け、彼がなぜ祖国を裏切るかたちになったのか、その思想や目的を明らかにしたうえ、汪兆銘政権がなぜ誕生し、中国社会や国際社会にどのような影響を与えたのかを考察していく。| そのさい、汪の思想や行動の歴史的意義を浮き彫りにするため、彼の政治的ライヴァルであった介石や毛沢東との比較・検討を行なう。介石・毛沢東の両者もそれぞれ自前に政権(現在の中華民国=台湾や中華人民共和国の前身となる政権)を持っており、それらと比較することで、汪兆銘の特質をよりいっそう明確にしようというのである。| この授業を「現代版三国志」と名付けたのも、そうした比較史的手法を用いることで、汪兆銘と彼の政権の歴史的役割を明らかにしたいとの意図があるからである。
2023
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2023, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2023, この演習は、中国・朝鮮古代史を除いたアジア史の諸問題について専門的に勉強しようという学生を対象とします。授業の内容としては、①論文講読、②研究報告、③レポート(コメントペーパー)執筆の3つを行ないます。①については、アジア諸国・諸地域の歴史に関する学術論文を読みます。「東洋史」というと「中国史」を連想しがちですが、この演習では、日中朝三地域を中心とする「漢字文化圏」に属さない、アジアの「横文字文化圏」の歴史に関する論文も読みます。②については、アジアの歴史的事象に関する報告をしてもらいます。③については、論文分析や報告内容に関わるレポート等を数回書いてもらいます。①〜③の作業を通じて、テーマを設定する、調査・分析を行なう、結論を導きだすといった論文執筆のために必要となる技術を身につけてください。なお、この授業は、皆さんの報告を中心に進められ、教員である私は、皆さんのアドヴァイザーとして脇役に徹します。授業のなかでいちばん大事すべき要素は、自分の感性にもとづき、自分の意見を自分の言葉で述べることです。うるさいくらいでかまわないので、積極的に授業に参加し、どんどん発言をしてください。
2023, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2023, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2023, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2023, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2023, この授業は、近代の中国・朝鮮・台湾・日中及び日朝関係等を含んだ東アジア地域、あるいは東南アジア地域の歴史的諸問題をめぐって卒業論文を書くつもりの学生を対象とするものです。授業のなかで皆さんに具体的にやってもらうのは、①複数の論文を講読し、それらの比較・分析・批判(すなわち、研究史の整理)をしたうえで、論文の題目を設定し、その構成を考える、②論文の題目にあわせて具体的課題を設定し、史料や文献を収集したうえで、それについての報告を行なう、③以上の内容を下敷きにして、卒業論文の中間報告を含めた複数回のレポートを執筆する、の三つです。授業の最終的目標は、これらの作業を通じて、卒業論文の「青写真」「設計図」をつくることです。なお、授業は皆さんの報告を主体に、皆さんを主役として進められます。教員である私の役割は、あくまでもアドヴァイザーの立場から、皆さんに助言する程度にとどめるつもりです。この演習において皆さんに希望することは、毎週の授業に積極的に参加し、自分自身の意見を自分自身の言葉で述べることです。
2023, この授業は、近代日中関係史上の特質と変化を、前近代から近代への連続性と非連続性に留意しながら、説明するものである。とくに、前近代の東アジア国際秩序原理となった冊封(朝貢)体制が近代になって崩壊し、それにかわる新秩序形成への模索が進むなかで、「アジアの盟主」を自任する日本の対中政策がそうした秩序形成にどのような影響を与えたのかという観点を、この授業では重視する。このため、前近代と近代との比較上、授業の前半では、前近代の東アジア国際関係史についても、できるだけ丁寧に説明していく。
2023, この授業は、中国史上最大の「漢奸」(=裏切り者、売国奴の意)といわれている汪兆銘(精衛)と彼がつくった政権(汪兆銘政権)を、中国史や東アジア国際政治史の大きな流れのなかに位置付けて理解しようとするものである。| 従来、汪兆銘は、日中戦争期に日本軍の占領下にある地域に政権を樹立したことから、戦後、「漢奸」として断罪され、その政権も中国人から正統性・合法性のある政権として理解されてこなかった。しかし、この世に生を受けた瞬間から裏切りものになろうとするものはいないし、たとえ裏切り者になったとしても、その人物が同時代の社会に与えた影響が皆無であるわけでもない。| この授業では、汪兆銘の人生の軌跡を丁寧に跡付け、彼がなぜ祖国を裏切るかたちになったのか、その思想や目的を明らかにしたうえ、汪兆銘政権がなぜ誕生し、中国社会や国際社会にどのような影響を与えたのかを考察していく。| そのさい、汪の思想や行動の歴史的意義を浮き彫りにするため、彼の政治的ライヴァルであった介石や毛沢東との比較・検討を行なう。介石・毛沢東の両者もそれぞれ自前に政権(現在の中華民国=台湾や中華人民共和国の前身となる政権)を持っており、それらと比較することで、汪兆銘の特質をよりいっそう明確にしようというのである。| この授業を「現代版三国志」と名付けたのも、そうした比較史的手法を用いることで、汪兆銘と彼の政権の歴史的役割を明らかにしたいとの意図があるからである。