K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

Shinji KARITA
Department of Law
Professor
Last Updated :2023/12/21

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    Shinji KARITA

ホームページ・researchmap等のリンク

所属・職名

  • Department of Law, Professor

学位

  • 修士(法学)

本学就任年月日

  • 01 Apr. 1997

研究分野

  • History of political thought, Political philosophy, Political theory

研究活動

論文

  • Causation Theory of MacIver, KARITA Shinji, Kokugakuin Journal of Law and Politics, 60, 4, 1, 30, 20 Mar. 2023, Society of Law and Politics at Kokugakuin University
  • A Daialogue on the Role of Social Science Between R. Lynd and R. M. MacIver, Shinji Karita, Kokugakuin Journal of Law and Politics, 第58巻, 第4号, 1, 30, 10 Mar. 2021, The Kokugakuin Daigaku Hogakukai, By analysing the discussion between Robert Lynd and Robert MacIver on "Survey Graphic" in 1939, I clarify the antagonism in social science disciplines at Columbia University. In my analysys, Lynd accentuated the practical character of soicial science and stressed on the training of young social scientiest as a practitioner. MacIver, on the other hand try to keep building academic social sciences. This was another expression of continuing antagonism between academics versus practice, which is a characteristic of early social science in US.
  • 55, 4, 1, 29, 10 Mar. 2018
  • 第52巻第4号, 1, 22, 10 Mar. 2015
  • 第52巻2号, 1, 22, 10 Sep. 2014
  • 第48巻第4号, 1, 17, 15 Mar. 2011
  • 第46巻第2号, 10 Sep. 2008
  • 第6号, 61, 81, 01 May 2006
  • 第40巻第4号, 311, 332, 01 Mar. 2003
  • 第36巻, 1, 18, 01 Mar. 1998
  • 1, 60, 01 Jan. 1997
  • 43, 75, 01 Sep. 1996
  • 219, 315, 01 Sep. 1995
  • 106, 149, 01 Mar. 1993

Misc

  • 第53巻第9号, 6, 13, 01 Oct. 2011, 磯前順一

著書等出版物

  • 20 Dec. 2022
  • 15 Oct. 2021
  • Japanese Translation of Talal Asad, "Secular Translations", KARITA, Shinji, 20 Apr. 2021
  • Justice and Politics of Difference (Translation), 25 Sep. 2020
  • 15 Mar. 2017
  • 28 Feb. 2015
  • 31 Jul. 2014
  • 01 Mar. 2014
  • 20 Sep. 2011
  • 30 Nov. 2010
  • 18 Jul. 2008
  • 01 Aug. 2002

講演・発表

  • 28 May 2022
  • 21 Mar. 2023
  • 04 Oct. 2022
  • 14 Dec. 2019
  • 14 Jul. 2018
  • 12 May 2018
  • 13 Mar. 2018
  • 10 Mar. 2017
  • 20 Feb. 2016
  • 10 Mar. 2015
  • 09 Sep. 2012
  • 22 Jul. 2012
  • 07 Oct. 2007
  • 01 May 2005
  • 01 Aug. 1997

その他

  • 2015年1月9日号
  • 2014年3月14日号
  • 第104巻第3・4号, 01 Sep. 1991, 210, 211

競争的資金

  • 19H00525, 2019
  • 16K03483, The Idea of Social Science of R. M. MacIver, I analysed the later thought of R. M. MacIver in respect of the History of social sciences. I found (a) the main concepts of the later MacIver thought are "interactionality", "institutionalism" and " dynamic evaluation" and the gap between the "cultural order" and the "technological order" cause the "social order" by means of dyanamic evaluation, (b)There is a sharp distinction between the causation in natural science and that in social science,(c)MacIver conflicted with his colleague, Robert Lynd on the idea of the social science and the task of the social scientific education.
  • 24402010, Comparative analysis on the emergence of new public spheres in transforming global cities, This project aims to compare features of American and European global cities by focusing on the roles of new public spheres within the city boundaries. It not only examines the existing literatures on globalization of cities and rural areas but also compares many different contemporary and historical cases of globalization.
  • 23330039, 2011
  • 23530163, 2011
  • 17530113, 2005
  • 19H00525, History of Comparative Religions Concerning Human Rights and Discriminations, Based on the results of the Scientific Research (C) "Reconsidering the History of Japanese Religions from the Viewpoint of Discrimination: The Logic of the Sacred and the Profane in Shrines, Temples, and Kingship" (Representative: Junichi Isomae), we further explored the relationship between discrimination and the idea of "human rights" in Japan, the West and other Asian countries. Specifically, by analyzing how the human rights based on Western Enlightenment thought relates to its religious traditions from the viewpoints of Theoritical Studies, Historical Studies, and Area Studies, We clarified the inseparable relationship between the human rights and various views of discrimination and exclusion (race, religion, gender, social group).
  • 22H00612

教育活動

担当授業

  • 2019, 国内に様々な文化的少数派を抱える国々において、少数派を公正に扱うための方法として、多文化主義という考え方があります。カナダやオーストラリアのように公式に多文化主義を制度化した国々はもとより、アメリカ合衆国やヨーロッパの諸国においても、多文化主義は、お互いのアイデンティティを尊重する共存の新たな可能性として、様々な形で政治の場面で取り上げられてきました。|しかし、21世紀に入って、多文化主義の抱える様々な問題点や困難が明らかになりつつあります。今年度の演習では、多文化主義の基礎的な理解を踏まえた上で、その現代的な展開あるいは転換について、オーストラリア・カナダ・ヨーロッパの具体的な事例を通して考察してみたいと思います。|
  • 2019, 国内に様々な文化的少数派を抱える国々において、少数派を公正に扱うための方法として、多文化主義という考え方があります。カナダやオーストラリアのように公式に多文化主義を制度化した国々はもとより、アメリカ合衆国やヨーロッパの諸国においても、多文化主義は、お互いのアイデンティティを尊重する共存の新たな可能性として、様々な形で政治の場面で取り上げられてきました。|しかし、21世紀に入って、多文化主義の抱える様々な問題点や困難が明らかになりつつあります。今年度の演習では、多文化主義の基礎的な理解を踏まえた上で、その現代的な展開あるいは転換について、オーストラリア・カナダ・ヨーロッパの具体的な事例を通して考察してみたいと思います。|
  • 2019, 国内に様々な文化的少数派を抱える国々において、少数派を公正に扱うための方法として、多文化主義という考え方があります。カナダやオーストラリアのように公式に多文化主義を制度化した国々はもとより、アメリカ合衆国やヨーロッパの諸国においても、多文化主義は、お互いのアイデンティティを尊重する共存の新たな可能性として、様々な形で政治の場面で取り上げられてきました。|しかし、21世紀に入って、多文化主義の抱える様々な問題点や困難が明らかになりつつあります。今年度の演習では、多文化主義の基礎的な理解を踏まえた上で、その現代的な展開あるいは転換について、オーストラリア・カナダ・ヨーロッパの具体的な事例を通して考察してみたいと思います。|
  • 2019, 基礎演習Aでは、大学での学習に必要となる基礎的な読解力と報告・討論の基礎に焦点を当てて、みなさんが演習などに参加しても困らないような基本的な技術を習得してもらうことを目的としています。| 政治や現代の社会に関する教材を使いながら、要点を的確につかむ本の読み方、自分の主張の論理的な構成方法、他人に自分の主張を正確に伝える発表や報告のしかた、議論の問題点を明確にする質問や議論の方法、などについて、ポイントを指導するとともに、実習をしてもらいます。|
  • 2019, 民主主義について、そして政治というものについて、基本的なことがらを講義する
  • 2019, 現代社会では、さまざまな政策の実施や社会問題の発見・検討・解決に際して、政府に属さず、また、利益を目的とするのではない、さまざまな非政府・非営利市民団体が大きな役割を果たしています。市民活動セクターの遅れが指摘されてきた日本でも、1998年に特定非営利活動促進法(NPO法)が制定されて以降NOPが急速に発展し、現在では5万団体以上に達しています。このオムニバスセミナーでは、そうしたNPO団体の活動の現状とそれを支える制度についての具体的な理解を深めてもらうことを目標とします。|そのため、このセミナーでは多様な分野で活動する規模の異なるNPOから講師を招き、現場からの報告を学ぶこと、つまり教科書的な知識ではなく、具体的、実践的なNPO論を検討することに主眼を置き、以下のような構成で進めます。|1 最初に、現場からの報告を理解するための予備知識を得るため、NPOと市民活動に関する入門的な説明を行います。|2 そのうえで、12回にわたり、社会福祉、災害援助、難民支援、国際協力、教育学習、街づくり等多様な分野で活動するNPO団体の代表から各団体の活動内容、組織運営、財政、人材養成等について現状と問題点を話していただきます。さらに、これらNPOの支援、ネット—ワーク化を目的とする中間支援NPOからも現場報告を受け、NPOの制度的位置づけをとらえ返します。| 3 最後に、全体のまとめとして、日本のNPOの問題点と展望を検討します。|講義は、毎回の講師の方にお話をいただいた後、質疑応答および討論を行う形で進めます。||☆この科目は2016年度後期に開講した「オムニバス・セミナー(NPO市民活動)」と同内容です。この科目の単位をすでに取得済みの方は、重ねて受講することができませんので、注意してください。||
  • 2019, 「西洋政治思想史」は、西洋における政治についての考え方の歴史を理解し、その特質と意義を考える講義です。|「西洋政治思想史A」では、西洋政治思想史上の主要な思想家を取り上げ、その議論の概略を把握します。あまり細かい議論や、思想的な解釈には立ち入らず、全体的な歴史の流れと各思想家の議論を理解する上で必須と思われる基礎的な部分のみをたどっていくことにします。|古典古代から19世紀に至るまで、主要な思想家とトピックをまんべんなく取り上げることで、政治思想を考える場合だけでなく、政治に関する議論をする場合に最低限知っておくべき政治思想についての知識をとりあえず入手することができます。
  • 2019, この講義では、自由と自由主義をめぐる思想の歴史的展開を、近現代を中心にたどっていきます。|議論の生まれてくる歴史的な背景と思想との関係を中心に、思想の流れが理解できる「思想史」を構成していきます。また、思想家の原典にも触れながら進めていきます。
  • 2019, 日本は、非西洋世界ではまれな「成功した近代化」の事例として知られています。そして、世界の先進国の1つとして、経済・社会・文化などの様々な面で、国際的な注目を現在でも浴びています。|しかし、こうした日本の近代化の裏側には、近代化に取り残された人々や近代化の犠牲になった人々がいます。現代日本の繁栄は、同じ日本人でありながら、そうした人々を無視し、排除し、差別してきたことの裏返しでもあるのです。|このフィールドワークでは、そうした日本の近代化の犠牲になった人々の足跡をたどり、その現状を調査していきます。日本のもう一つの姿を、直接自分の目で見、耳で聞く体験をすることで、近代日本の意味を、別の面から問い直すことを試みてみます。
  • 2020, 本授業は、主にZoom を利用した双方向型授業として実施する。|個人の自由な意思を尊重するリベラリズム(自由主義)の中で、個人の決定を非常に重視し、政府による制限を原則として認めない立場のことを、リバタリアニズム(絶対自由主義)といいます。|リバタリアニズムは、経済的自由に対して国家が制限を加える福祉国家に反対する立場の議論(その意味では右派の議論)として取り上げられることが多いです。しかし、経済的自由だけでなく、個人の自由をできるだけ広く認める(例えば同性婚は個人の自由だと考える)議論だと考えると、右派よりも左派に近い側面も持っています。|今年度の演習では、リバタリアニズムについて、まずアメリカを席巻している右派リバタリアニズムの現状を理解した上で、比較的取り上げられることの少ない左派リバタリアニズムについて、検討することを目標としたいと思います。|
  • 2020, 本授業は、主にZoom を利用した双方向型授業として実施する。|個人の自由な意思を尊重するリベラリズム(自由主義)の中で、個人の決定を非常に重視し、政府による制限を原則として認めない立場のことを、リバタリアニズム(絶対自由主義)といいます。|リバタリアニズムは、経済的自由に対して国家が制限を加える福祉国家に反対する立場の議論(その意味では右派の議論)として取り上げられることが多いです。しかし、経済的自由だけでなく、個人の自由をできるだけ広く認める(例えば同性婚は個人の自由だと考える)議論だと考えると、右派よりも左派に近い側面も持っています。|今年度の演習では、リバタリアニズムについて、まずアメリカを席巻している右派リバタリアニズムの現状を理解した上で、比較的取り上げられることの少ない左派リバタリアニズムについて、検討することを目標としたいと思います。|
  • 2020, 本授業は、主にZoom を利用した双方向型授業として実施する。|個人の自由な意思を尊重するリベラリズム(自由主義)の中で、個人の決定を非常に重視し、政府による制限を原則として認めない立場のことを、リバタリアニズム(絶対自由主義)といいます。|リバタリアニズムは、経済的自由に対して国家が制限を加える福祉国家に反対する立場の議論(その意味では右派の議論)として取り上げられることが多いです。しかし、経済的自由だけでなく、個人の自由をできるだけ広く認める(例えば同性婚は個人の自由だと考える)議論だと考えると、右派よりも左派に近い側面も持っています。|今年度の演習では、リバタリアニズムについて、まずアメリカを席巻している右派リバタリアニズムの現状を理解した上で、比較的取り上げられることの少ない左派リバタリアニズムについて、検討することを目標としたいと思います。|
  • 2020, 本授業は、主にビデオ教材と講義資料を組み合わせたオンデマンド型の遠隔授業として実施します。|この講義では、政治について考える場合に欠かすことのできない基本的な思想や概念について、その意味を明確にし、理解することを目的とします。特に、「平等」の概念を中心に、これまでの議論を振返り、そうした議論が生まれる背景を考えていきたいと思います。| できるだけ具体的な例を交えて講義する予定ですが、ある程度の現実の政治や政治学についての知識がないと、例そのものがよくわからないかもしれません。政治や政治学の知識に足らない部分がある場合には、自分の力で補って下さい。| なお、この講義でとりあげるのは、学問的な意味での「政治哲学」(政治的な諸原理の根底的な検討)であって、通俗的な意味の「政治哲学」(政治に関する信念や信条)ではないので、誤解のないように。
  • 2020, 本授業は、主にビデオ教材と講義資料を組み合わせたオンデマンド型の遠隔授業として実施します。|「西洋政治思想史」は、西洋における政治についての考え方の歴史を理解し、その特質と意義を考える講義です。|「西洋政治思想史A」では、西洋政治思想史上の主要な思想家を取り上げ、その議論の概略を把握します。あまり細かい議論や、思想的な解釈には立ち入らず、全体的な歴史の流れと各思想家の議論を理解する上で必須と思われる基礎的な部分のみをたどっていくことにします。|古典古代から19世紀に至るまで、主要な思想家とトピックをまんべんなく取り上げることで、政治思想を考える場合だけでなく、政治に関する議論をする場合に最低限知っておくべき政治思想についての知識をとりあえず入手することができます。
  • 2020, 本授業は、主に K-SMAPY を利用した講義資料・課題提示による遠隔授業として実施します。K-SMAPYにアップロードされたビデオを試聴する形式になります。詳細については、初回講義前に配付する「西洋政治思想史Bの受講について」および初回講義にて説明します。||この講義では、自由と自由主義をめぐる思想の歴史的展開を、近現代を中心にたどっていきます。|議論の生まれてくる歴史的な背景と思想との関係を中心に、思想の流れが理解できる「思想史」を構成していきます。また、思想家の原典にも触れながら進めていきます。
  • 2020, ”この科目は、学修の集大成として、自らの問題関心に基づいて「スタディ・ペーパー」と呼ばれる論文を作成する科目です。|スタディ・ペーパーは、短期間で簡単に作成できるものではなく、ある程度の予備知識の上に、周到な準備を重ねて初めて完成するものになります。2年生から演習に参加して、各自の関心に応じて深めた知識を前提として、基本的に現在所属している演習の先生の指導の下で執筆してもらいます。”
  • 2021, *この講義は、ビデオ教材の配信による遠隔授業(オンデマンド型)で行います。受講方法の詳細については、開講前にK-SMAPYの「授業資料」コーナーで配付される「政治哲学入門・受講について」で確認してください。|政治哲学というのは、聞き慣れない言葉で、難しそうな気がするかもしれません。実際、政治に関する哲学的な考察という以上の説明をするのは、なかなか難しいのですが、その一つの中心は、現実の政治の中で使われる様々な言葉の意味を正確に理解することと、時代の状況に合わせて、その意味を修正していくことです。| この講義は、政治哲学への入門として、政治哲学の議論でよく出てくる言葉(概念)や考え方(理論)について検討していきたいと思います。政治哲学に出てくる言葉や考え方は、それ自体様々な意味を持って使われています。そうした意味の多様性を整理して理解する中で、日常的な意味における政治で使われる言葉の意味を整理するとともに、そうした意味の背景にある哲学的な原理を考えてみようと思います。| さらに、具体的な政治の問題と抽象的な議論とがどのように関係しているかを考えることで、実際にこうした概念を使って議論したり、思考したりすることができるようになることを目標とします。
  • 2021, *この講義は、ビデオ教材の配信による遠隔授業(オンデマンド型)で行います。受講方法の詳細については、開講前にK-SMAPYの「授業資料」コーナーで配付される「政治哲学入門・受講について」で確認してください。|政治哲学というのは、聞き慣れない言葉で、難しそうな気がするかもしれません。実際、政治に関する哲学的な考察という以上の説明をするのは、なかなか難しいのですが、その一つの中心は、現実の政治の中で使われる様々な言葉の意味を正確に理解することと、時代の状況に合わせて、その意味を修正していくことです。| この講義は、政治哲学への入門として、政治哲学の議論でよく出てくる言葉(概念)や考え方(理論)について検討していきたいと思います。政治哲学に出てくる言葉や考え方は、それ自体様々な意味を持って使われています。そうした意味の多様性を整理して理解する中で、日常的な意味における政治で使われる言葉の意味を整理するとともに、そうした意味の背景にある哲学的な原理を考えてみようと思います。| さらに、具体的な政治の問題と抽象的な議論とがどのように関係しているかを考えることで、実際にこうした概念を使って議論したり、思考したりすることができるようになることを目標とします。
  • 2021, *この講義は、ビデオ教材の配信による遠隔授業(オンデマンド型)で行います。受講方法の詳細については、開講前に、K-SMAPYの「授業資料」コーナーで配付される「政治哲学A・受講について」で確認してください。|この講義では、政治について考える場合に欠かすことのできない基本的な思想や概念について、その意味を明確にし、理解することを目的とします。特に、「平等」の概念を出発点にして、これまでの議論を振返り、そうした議論が生まれる背景を考えていきたいと思います。| できるだけ具体的な例を交えて講義する予定ですが、ある程度の現実の政治や政治学についての知識がないと、例そのものがよくわからないかもしれません。政治や政治学の知識に足らない部分がある場合には、自分の力で補って下さい。| なお、この講義でとりあげるのは、学問的な意味での「政治哲学」(政治的な概念や原理の根底的な検討)であって、通俗的な意味の「政治哲学」(政治に関する信念や信条)ではないので、誤解のないように。
  • 2021, *この講義は、ビデオ教材の配信による遠隔授業(オンデマンド型)で行います。受講方法の詳細については、開講前に、K-SMAPYの「授業資料」コーナーで配付される「西洋政治思想B・受講について」で確認してください。|この講義では、19世紀から20世紀にかけての政治思想の歴史的展開をたどっていきます。|議論の生まれてくる歴史的な背景と思想との関係を中心に、思想の流れが理解できる「思想史」を構成していきます。また、思想家の原典にも触れながら進めていきます。
  • 2021, コロナ感染症が流行して、経済活動が停止した際、一時的であれ、収入を失う人が数多く生まれました。これに対して、政府は、国民全員に10万円の特別定額給付金を配付することで、当面の危機を乗り切ろうとしました。|今回の特別定額給付金のように、所得によらず一定の給付金を国民全員に支給する(ただし、一時的にではなく、継続的に)考え方をベーシック・インカム(基礎的所得保障)と呼びます。右派・左派を問わず、以前から議論に上っていたベーシック・インカムは、コロナ禍の中で、現実的な政策選択肢の1つとして考えられるようになってきました。|それでは、ベーシック・インカムには、どのような長所と問題点があるのでしょか。ベーシック・インカムが主張される背景には、どのような考え方が潜んでいるのでしょうか。来年度の演習では、ベーシック・インカムをテーマに、その実現可能性と背景を考えていきたいと思います。||
  • 2021, コロナ感染症が流行して、経済活動が停止した際、一時的であれ、収入を失う人が数多く生まれました。これに対して、政府は、国民全員に10万円の特別定額給付金を配付することで、当面の危機を乗り切ろうとしました。|今回の特別定額給付金のように、所得によらず一定の給付金を国民全員に支給する(ただし、一時的にではなく、継続的に)考え方をベーシック・インカム(基礎的所得保障)と呼びます。右派・左派を問わず、以前から議論に上っていたベーシック・インカムは、コロナ禍の中で、現実的な政策選択肢の1つとして考えられるようになってきました。|それでは、ベーシック・インカムには、どのような長所と問題点があるのでしょか。ベーシック・インカムが主張される背景には、どのような考え方が潜んでいるのでしょうか。来年度の演習では、ベーシック・インカムをテーマに、その実現可能性と背景を考えていきたいと思います。||
  • 2021, コロナ感染症が流行して、経済活動が停止した際、一時的であれ、収入を失う人が数多く生まれました。これに対して、政府は、国民全員に10万円の特別定額給付金を配付することで、当面の危機を乗り切ろうとしました。|今回の特別定額給付金のように、所得によらず一定の給付金を国民全員に支給する(ただし、一時的にではなく、継続的に)考え方をベーシック・インカム(基礎的所得保障)と呼びます。右派・左派を問わず、以前から議論に上っていたベーシック・インカムは、コロナ禍の中で、現実的な政策選択肢の1つとして考えられるようになってきました。|それでは、ベーシック・インカムには、どのような長所と問題点があるのでしょか。ベーシック・インカムが主張される背景には、どのような考え方が潜んでいるのでしょうか。来年度の演習では、ベーシック・インカムをテーマに、その実現可能性と背景を考えていきたいと思います。||
  • 2021, ”この科目は、学修の集大成として、自らの問題関心に基づいて「スタディ・ペーパー」と呼ばれる論文を作成する科目です。|スタディ・ペーパーは、短期間で簡単に作成できるものではなく、ある程度の予備知識の上に、周到な準備を重ねて初めて完成するものになります。2年生から演習に参加して、各自の関心に応じて深めた知識を前提として、基本的に現在所属している演習の先生の指導の下で執筆してもらいます。”
  • 2022, この講義では、現代政治哲学の展開を、いくつかのテーマに沿って検討していきます。|今年度の講義では、1. リベラリズム論争、2. 分配的平等論、3. 承認の平等論、4. 政治哲学の基礎概念の順でお話ししていきます。|できるだけ具体的な例を交えて講義する予定ですが、現実の政治についての知識や政治学についての知識がある程度ないと、例そのものがよくわからないかもしれません。参考文献等は適宜紹介しますので、政治や政治学の知識に足らない部分がある場合には、自分で補って下さい。|なお、この講義でとりあげるのは、学問的な意味での「政治哲学」(政治的な概念や原理の根底的な検討)であって、通俗的な意味の「政治哲学」(政治に関する信念や信条)ではないので、誤解のないように。
  • 2022, この講義では、19世紀から20世紀にかけての政治思想の歴史的展開をたどっていきます。|歴史的な背景と思想との関係を解説し、歴史の流れの中で思想が理解できる「思想史」を構成していきます。また、思想家の原典にも触れながら進めていきます。
  • 2022, 最近、民主主義が危機にあるとよくいわれます。アフガニスタンやミャンマーでの民主主義の全面的な後退だけでなく、民主主義が確立しているはずの国々でもポピュリズムや権威主義の拡大が拡大しています。こうした現象を見ると、確かに民主主義の将来は、かつてのように楽観的に考えることのできない状況にあるように思えます。|しかし、そもそも私たちは、現代の民主主義という政治制度について、どの程度正確に理解しているのでしょうか?民主主義は、どのような価値を実現するもので、民主主義が健全に機能している状態というのは、どのような状態なのでしょうか? |今年度の演習は、「民主主義」をテーマとして、現代の民主主義がどのようなしくみでなのかを、主に思想の側面から考えてみることにします。そして、「くじ引き民主主義」(ロトクラシー)という、いささか奇妙に見える制度を材料に、民主主義が持つ可能性を、いっしょに検討していきたいと思います|
  • 2022, 最近、民主主義が危機にあるとよくいわれます。アフガニスタンやミャンマーでの民主主義の全面的な後退だけでなく、民主主義が確立しているはずの国々でもポピュリズムや権威主義の拡大が拡大しています。こうした現象を見ると、確かに民主主義の将来は、かつてのように楽観的に考えることのできない状況にあるように思えます。|しかし、そもそも私たちは、現代の民主主義という政治制度について、どの程度正確に理解しているのでしょうか?民主主義は、どのような価値を実現するもので、民主主義が健全に機能している状態というのは、どのような状態なのでしょうか? |今年度の演習は、「民主主義」をテーマとして、現代の民主主義がどのようなしくみでなのかを、主に思想の側面から考えてみることにします。そして、「くじ引き民主主義」(ロトクラシー)という、いささか奇妙に見える制度を材料に、民主主義が持つ可能性を、いっしょに検討していきたいと思います|
  • 2022, 最近、民主主義が危機にあるとよくいわれます。アフガニスタンやミャンマーでの民主主義の全面的な後退だけでなく、民主主義が確立しているはずの国々でもポピュリズムや権威主義の拡大が拡大しています。こうした現象を見ると、確かに民主主義の将来は、かつてのように楽観的に考えることのできない状況にあるように思えます。|しかし、そもそも私たちは、現代の民主主義という政治制度について、どの程度正確に理解しているのでしょうか?民主主義は、どのような価値を実現するもので、民主主義が健全に機能している状態というのは、どのような状態なのでしょうか? |今年度の演習は、「民主主義」をテーマとして、現代の民主主義がどのようなしくみでなのかを、主に思想の側面から考えてみることにします。そして、「くじ引き民主主義」(ロトクラシー)という、いささか奇妙に見える制度を材料に、民主主義が持つ可能性を、いっしょに検討していきたいと思います|
  • 2022, *この講義は、ビデオ教材の配信による遠隔授業(オンデマンド型)で行います。受講方法の詳細については、開講前にK-SMAPYの「授業資料」コーナーで配付される「政治哲学入門・受講について」で確認してください。|政治哲学というのは、聞き慣れない言葉で、難しそうな気がするかもしれません。実際、政治に関する哲学的な考察という以上の説明をするのは、なかなか難しいのですが、その一つの中心は、現実の政治の中で使われる様々な言葉の意味を正確に理解することと、時代の状況に合わせて、その意味を修正していくことです。|この講義は、政治哲学への入門として、政治哲学の議論でよく出てくる言葉(概念)や考え方(理論)について検討していきたいと思います。政治哲学に出てくる言葉や考え方は、それ自体様々な意味を持って使われています。そうした意味の多様性を整理して理解する中で、日常的な意味における政治で使われる言葉の意味を整理するとともに、そうした意味の背景にある哲学的な原理を考えてみようと思います。|さらに、具体的な政治や社会の問題と抽象的な議論とがどのように関係しているかを考えることで、実際にこうした概念を使って議論したり、思考したりすることができるようになることを目標とします。
  • 2022, *この講義は、ビデオ教材の配信による遠隔授業(オンデマンド型)で行います。受講方法の詳細については、開講前にK-SMAPYの「授業資料」コーナーで配付される「政治哲学入門・受講について」で確認してください。|政治哲学というのは、聞き慣れない言葉で、難しそうな気がするかもしれません。実際、政治に関する哲学的な考察という以上の説明をするのは、なかなか難しいのですが、その一つの中心は、現実の政治の中で使われる様々な言葉の意味を正確に理解することと、時代の状況に合わせて、その意味を修正していくことです。|この講義は、政治哲学への入門として、政治哲学の議論でよく出てくる言葉(概念)や考え方(理論)について検討していきたいと思います。政治哲学に出てくる言葉や考え方は、それ自体様々な意味を持って使われています。そうした意味の多様性を整理して理解する中で、日常的な意味における政治で使われる言葉の意味を整理するとともに、そうした意味の背景にある哲学的な原理を考えてみようと思います。|さらに、具体的な政治や社会の問題と抽象的な議論とがどのように関係しているかを考えることで、実際にこうした概念を使って議論したり、思考したりすることができるようになることを目標とします。
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023, 「持続可能な開発のための目標(SDGs)」は、気候変動・環境汚染・貧困・差別など現代社会のさまざまな問題に対して、包括的な形で対処するために国連で定められた目標です。政府・企業・NGOは協力して、この目標の実現を目指したさまざまな取り組みを行っています。この講義では、そうしたSDGsに対する具体的な取り組みを紹介するとともに、そこで解決が求められている問題の背景や構造を理解し、取り組みについてをいっしょに考えてみることで、SDGsをより身近で具体的なものとして考えてみます。|講義は、受講者同士の積極的な討論を交えたアクティヴ・ラーニング方式で行われます。|
  • 2023, 現代のデモクラシーは、リベラル・デモクラシーであると言われます。つまり、リベラリズムとデモクラシーが結びついたものなのです。リベラリズムは、価値の多元性を重視して、価値の選択に関する個人の自由を重視する立場で、広い意味でこの立場に立つ人々のことを「リベラル」と呼びます。「リベラル」は、個人の自由を重視するだけでなく、社会的な公正や弱者に対する配慮などを重要な価値と考えており、20世紀の重要な政治的な立場の1つでした。|しかし、現代では、「リベラル」の立場はさまざまな方面から攻撃に晒されています。平等を重視する政策を批判して、経済的な自由に対する制約を解除しようとする動きは1980年代から続いています。現代では、弱者への配慮を否定して移民排斥を主張する集団や、秩序の安定のために市民的自由を制約しようとする動きさえあります。。|今年度の演習では、「リベラル」の思想的・政治的歴史をたどって、その現代的な状況を明らかにするとともに、「リベラル」の思想的根拠であるリベラリズムの意味を再考してみることにします。||
  • 2023, 現代のデモクラシーは、リベラル・デモクラシーであると言われます。つまり、リベラリズムとデモクラシーが結びついたものなのです。リベラリズムは、価値の多元性を重視して、価値の選択に関する個人の自由を重視する立場で、広い意味でこの立場に立つ人々のことを「リベラル」と呼びます。「リベラル」は、個人の自由を重視するだけでなく、社会的な公正や弱者に対する配慮などを重要な価値と考えており、20世紀の重要な政治的な立場の1つでした。|しかし、現代では、「リベラル」の立場はさまざまな方面から攻撃に晒されています。平等を重視する政策を批判して、経済的な自由に対する制約を解除しようとする動きは1980年代から続いています。現代では、弱者への配慮を否定して移民排斥を主張する集団や、秩序の安定のために市民的自由を制約しようとする動きさえあります。。|今年度の演習では、「リベラル」の思想的・政治的歴史をたどって、その現代的な状況を明らかにするとともに、「リベラル」の思想的根拠であるリベラリズムの意味を再考してみることにします。||
  • 2023, 現代のデモクラシーは、リベラル・デモクラシーであると言われます。つまり、リベラリズムとデモクラシーが結びついたものなのです。リベラリズムは、価値の多元性を重視して、価値の選択に関する個人の自由を重視する立場で、広い意味でこの立場に立つ人々のことを「リベラル」と呼びます。「リベラル」は、個人の自由を重視するだけでなく、社会的な公正や弱者に対する配慮などを重要な価値と考えており、20世紀の重要な政治的な立場の1つでした。|しかし、現代では、「リベラル」の立場はさまざまな方面から攻撃に晒されています。平等を重視する政策を批判して、経済的な自由に対する制約を解除しようとする動きは1980年代から続いています。現代では、弱者への配慮を否定して移民排斥を主張する集団や、秩序の安定のために市民的自由を制約しようとする動きさえあります。。|今年度の演習では、「リベラル」の思想的・政治的歴史をたどって、その現代的な状況を明らかにするとともに、「リベラル」の思想的根拠であるリベラリズムの意味を再考してみることにします。||
  • 2023, *この講義は、ビデオ教材の配信による遠隔授業(オンデマンド型)で行います。受講方法の詳細については、開講前にK-SMAPYの「授業資料」コーナーで配付される「政治哲学入門・受講について」で確認してください。|政治哲学というのは、聞き慣れない言葉で、難しそうな気がするかもしれません。実際、政治に関する哲学的な考察という以上の説明をするのは、なかなか難しいのですが、その一つの中心は、現実の政治の中で使われる様々な言葉の意味を正確に理解することと、時代の状況に合わせて、その意味を修正していくことです。|この講義は、政治哲学への入門として、政治哲学の議論でよく出てくる言葉(概念)や考え方(理論)について検討していきたいと思います。政治哲学に出てくる言葉や考え方は、それ自体様々な意味を持って使われています。そうした意味の多様性を整理して理解する中で、日常的な意味における政治で使われる言葉の意味を整理するとともに、そうした意味の背景にある哲学的な原理を考えてみようと思います。|さらに、具体的な政治や社会の問題と抽象的な議論とがどのように関係しているかを考えることで、実際にこうした概念を使って議論したり、思考したりすることができるようになることを目標とします。
  • 2023, *この講義は、ビデオ教材の配信による遠隔授業(オンデマンド型)で行います。受講方法の詳細については、開講前にK-SMAPYの「授業資料」コーナーで配付される「政治哲学入門・受講について」で確認してください。|政治哲学というのは、聞き慣れない言葉で、難しそうな気がするかもしれません。実際、政治に関する哲学的な考察という以上の説明をするのは、なかなか難しいのですが、その一つの中心は、現実の政治の中で使われる様々な言葉の意味を正確に理解することと、時代の状況に合わせて、その意味を修正していくことです。|この講義は、政治哲学への入門として、政治哲学の議論でよく出てくる言葉(概念)や考え方(理論)について検討していきたいと思います。政治哲学に出てくる言葉や考え方は、それ自体様々な意味を持って使われています。そうした意味の多様性を整理して理解する中で、日常的な意味における政治で使われる言葉の意味を整理するとともに、そうした意味の背景にある哲学的な原理を考えてみようと思います。|さらに、具体的な政治や社会の問題と抽象的な議論とがどのように関係しているかを考えることで、実際にこうした概念を使って議論したり、思考したりすることができるようになることを目標とします。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • 1994
  • 1998
  • 1998

学外委員等活動

  • 01 Apr. 2023, 31 Mar. 2024, 国際日本文化研究センター, 共同研究員, 共同研究員として、同センターの共同研究に参画する。
  • 01 Apr. 2022, 31 Mar. 2023, 国際日本文化研究センター, 客員教授, 国際日本文化研究センターの共同研究などに従事する。
  • 01 Apr. 2020, 31 Mar. 2022, 国際日本文化研究センター, 客員教授
  • 01 Apr. 2016, 31 Mar. 2020, 国際日本文化研究センター, 共同研究員

社会貢献活動

  • Setagaya Citizen's College, Setagaya-Ku, United States and Politcal Science in 20th Centrury, 01 Apr. 2018, 31 Jul. 2018, As a Lecturer of the Setagaya Citizen's College, I gave twelve lectures.


Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.