2019, 学生による発表を中心とした演習形式の授業。発表資料を作成し、口頭発表を行う。年二回発表を行う。発表者以外の受講生は、積極的に質疑応答を行う。取り上げる歌は万葉集全巻の中から選び、複数の巻・歌・歌人を考察対象とする。前期は作者未詳歌を中心とし、後期は宮廷歌を中心とする。
2019, 國學院大學の万葉研究の大きな特色として、万葉集の「民俗学的研究」がある。民俗とは「生活の古典」であり、万葉集に歌われた生活と心意を明らかにするためには、わずかに残された古代の文献資料を読むだけでははっきりしないことが多く、後代の資料や、伝承された習慣や心意を手掛かりに考えていくしかないところがある。こうした時間の順序を超えた「倒立立証法」によって、何をどれだけ明らかにすることができるか、あれこれ試してみたいと思っている。
2019, 國學院大學の万葉研究の大きな特色として、万葉集の「民俗学的研究」がある。民俗とは「生活の古典」であり、万葉集に歌われた生活と心意を明らかにするためには、わずかに残された古代の文献資料を読むだけでははっきりしないことが多く、後代の資料や、伝承された習慣や心意を手掛かりに考えていくしかないところがある。こうした時間の順序を超えた「倒立立証法」によって、何をどれだけ明らかにすることができるか、あれこれ試してみたいと思っている。
2019, 1、研究の対象となる言語の特質を理解する。2、作品本文の複数性・流動性を理解し、その調査の重要性を認識する。3、書物の形態と歴史について理解する。4、国学および近代国文学の研究方法について理解し、國學院の存在意義を認識し、そこで学ぶことの意味を自覚する。
2019, 1、「作者」と「読者」の問題、「作品」と「テクスト」、「解釈」することの意味と可能性について考える。2、物語の類型性から「話型」「役割語」「元型」の問題へと進み、さらに「構造」という考えを理解する。3、多様な文学研究の方法を知る。
2019, 古事記・万葉集などの上代(古代前期)文学と、古今集・伊勢物語・枕草子・源氏物語などの中古(古代後期)文学について概説する。本当は院政期以後にも言及したいが、時間の都合で、歴史学上の区分で「古代」とされる摂関期までを取り上げることにする。知識・情報の羅列ではなく、作品本文の読解を組み込んだ立体的な文学史を目指したい。また、上代と中古の差異と連続性にも留意する。
2019, 古事記・万葉集などの上代(古代前期)文学と、古今集・伊勢物語・枕草子・源氏物語などの中古(古代後期)文学について概説する。本当は院政期以後にも言及したいが、時間の都合で、歴史学上の区分で「古代」とされる摂関期までを取り上げることにする。知識・情報の羅列ではなく、作品本文の読解を組み込んだ立体的な文学史を目指したい。また、上代と中古の差異と連続性にも留意する。
2019, -
2019
2021, 「日本文学概説」は、文学史の概説ではない。日本文学研究方法の概説である。知識を伝授されるという構えではなく、自分が「日本文学」を研究する(学科に所属している)ことの意味を考えてもらいたい。この授業はその考えるヒントを与えるためのものである。従って、授業の後に文学作品なり評論なりを読むことが求められる。自ら本を読んで授業内容を補完し、納得しなければ、履修したことにはならない。
2021, 授業内で同時に読める文学作品という理由から、短詩型文学を採り上げる。有名な俳句や和歌を毎回少しづつ採り上げ、読んでゆく。最低限の情報を確認した上で、どう読めるかを考えてゆく。また「本文」とは何かも考えなくてはならない。辞書やネットの情報だけでは実感できないものをつかむことが求められる。ことばの意味も、「辞書的な意味」だけではない。辞書を使うにしても、大切なのは説明や分類ではなく、用例である。「常識」にとらわれず、結論を急がず、「読む」ことと「考える」ことを経験してもらいたい。
2021, 文学作品と時代との関係が講義の中心となる。ひとつは政治制度の問題であり、それに関連して空間や風土の問題が関係してくる。もうひとつはことばの問題であり、とくに文字表記の問題が関係してくる。これらと各作品の主題や特色がリンクしてくるので、時代背景を理解する必要がある。
2021, 文学作品と時代との関係が講義の中心となる。ひとつは政治制度の問題であり、それに関連して空間や風土の問題が関係してくる。もうひとつはことばの問題であり、とくに文字表記の問題が関係してくる。これらと各作品の主題や特色がリンクしてくるので、時代背景を理解する必要がある。
2021, 演習形式であるので、学生自身の発表が授業の中心になる。細かい手順は授業内に指示するが、基本的に①調べる、②考える、③資料にまとめる、④調べてわかったことと自分で考えたことを発表する、という手順で行われる。そして発表に対して全員で質疑応答や討議を行い、読みと考えを深めてゆく。年二回発表。
2021, 四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2021, 四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2022, 「日本文学概説」は、文学史の概説ではない。日本文学研究方法の概説である。知識を伝授されるという構えではなく、自分が「日本文学」を研究する(学科に所属している)ことの意味を考えてもらいたい。この授業はその考えるヒントを与えるためのものである。従って、授業の後に文学作品なり評論なりを読むことが求められる。自ら本を読んで授業内容を補完し、納得しなければ、履修したことにはならない。
2022, 授業内で同時に読める文学作品という理由から、短詩型文学を採り上げる。有名な俳句や和歌を採り上げ、読んでゆく。最低限の情報を確認した上で、どう読めるかを考えてゆく。また「本文」とは何かも考えなくてはならない。辞書やネットの情報だけでは実感できないものをつかむことが求められる。ことばの意味も、「辞書的な意味」だけではない。辞書を使うにしても、大切なのは説明や分類ではなく、用例である。「常識」にとらわれず、結論を急がず、「読む」ことと「考える」ことを経験してもらいたい。
2022, 演習形式であるので、学生自身の発表が授業の中心になる。細かい手順は授業内に指示するが、基本的に①調べる、②考える、③資料にまとめる、④調べてわかったことと自分で考えたことを発表する、という手順で行われる。そして発表に対して全員で質疑応答や討議を行い、読みと考えを深めてゆく。年二回発表。
2022, 前期の内容については、(日本文学演習ⅠA 渋谷 土佐 秀里 火曜5限)を参照してください。後期の内容については、(日本文学演習ⅠB 渋谷 土佐 秀里 火曜5限)を参照してください。
2022, 演習形式であるので、学生自身の発表が授業の中心になる。細かい手順は授業内に指示するが、基本的に①調べる、②考える、③資料にまとめる、④調べてわかったことと自分で考えたことを発表する、という手順で行われる。そして発表に対して全員で質疑応答や討議を行い、読みと考えを深めてゆく。年二回発表。
2022, 四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2022, 四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2022, 文学作品と時代との関係が講義の中心となる。ひとつは政治制度の問題であり、それに関連して空間や風土の問題が関係してくる。もうひとつはことばの問題であり、とくに文字表記の問題が関係してくる。これらと各作品の主題や特色がリンクしてくるので、時代背景を理解する必要がある。
2022, 文学作品と時代との関係が講義の中心となる。ひとつは政治制度の問題であり、それに関連して空間や風土の問題が関係してくる。もうひとつはことばの問題であり、とくに文字表記の問題が関係してくる。これらと各作品の主題や特色がリンクしてくるので、時代背景を理解する必要がある。
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2023, 國學院大學の歴史や建学の精神、日本文学研究の伝統について解説し、その学問的特質を踏まえた文学(日本文学)研究についての基礎的な事項を講述する。具体的な文学作品のいくつかを取り上げ、その表現における特質を考察した上で、読むこと、調べること、考えること、そして書くことの四項目について実践し、文学研究に関わるコミュニケーション全般を体験する。毎回の授業は、専任教員のオムニバス形式で進めていく。
2023, 現在の日本文学研究にはさまざまな立場・方法がある。その多様性を、専任教員がそれぞれの専門領域について講じるオムニバス形式によって学ぶ。すなわち概説Ⅱでは、概説Ⅰにおいて学んだ基礎的知識を踏まえた上で、7名の担当者が時代やジャンルごとの一般論を語るというよりもそれぞれの専門性を活かして研究の面白さや意義深さを具体的に伝える。そのことによって、受講生自身の研究に対する姿勢を考える機会とする。
2023, 文学一般にも該当する問題であるが、上代文学(史)を考えるということは、文学作品と時代との関係が問題の中心となってくる。ひとつは政治制度(たとえば律令)の問題であり、それに関連して空間(たとえば都市)や風土の問題が関係してくる。もうひとつはことばの問題であり、とくに文字表記(漢字という外国語で日本語を書くこと)という問題が浮上してくる。これらの問題と各作品の主題や特色がリンクしてくるので、七~八世紀日本の時代背景をよく理解しておく必要がある。そのように政治史や言語史という観点から文学を捉えることが、この講義の考える「文学史」の意味であって、単なる名詞の羅列のようなものが文学史ではない。|この講義では、万葉集が「ますらをぶり」であるといった明らかに間違った見方を排する。学生に求めるものも、そうした高校かどこかで聞きかじったいい加減な嘘の「常識」を忘却して、まっすぐに作品に向き合う目をもつことである。既成の「常識」を反復したいだけの怠け者には、この授業は向かないし、単位取得もおぼつかないだろう。|文学は言語であり、言語は現実ではない。人は虚構の言語に感動するくせに、虚構よりも現実の方が上だと盲信している。この講義は現実の意義や価値を疑う。現実の意味を相対化しながらも、現実を反映し、あるいは現実を作り出してしまう文学=言語とは何であるのかを課題とし、それを考える授業としたい。
2023, 文学一般にも該当する問題であるが、上代文学(史)を考えるということは、文学作品と時代との関係が問題の中心となってくる。ひとつは政治制度(たとえば律令)の問題であり、それに関連して空間(たとえば都市)や風土の問題が関係してくる。もうひとつはことばの問題であり、とくに文字表記(漢字という外国語で日本語を書くこと)という問題が浮上してくる。これらの問題と各作品の主題や特色がリンクしてくるので、七~八世紀日本の時代背景をよく理解しておく必要がある。そのように政治史や言語史という観点から文学を捉えることが、この講義の考える「文学史」の意味であって、単なる名詞の羅列のようなものが文学史ではない。|この講義では、万葉集が「ますらをぶり」であるといった明らかに間違った見方を排する。学生に求めるものも、そうした高校かどこかで聞きかじったいい加減な嘘の「常識」を忘却して、まっすぐに作品に向き合う目をもつことである。既成の「常識」を反復したいだけの怠け者には、この授業は向かないし、単位取得もおぼつかないだろう。|文学は言語であり、言語は現実ではない。人は虚構の言語に感動するくせに、虚構よりも現実の方が上だと盲信している。この講義は現実の意義や価値を疑う。現実の意味を相対化しながらも、現実を反映し、あるいは現実を作り出してしまう文学=言語とは何であるのかを課題とし、それを考える授業としたい。
2023, 演習形式であるので、学生自身の発表が授業の中心になる。細かい手順と必ず引用すべき資料名は授業で指示するので、従うこと。基本的には、①調べる、②考える、③資料にまとめる、④調べてわかったことと自分で考えたことを発表する、という手順で行われる。そして発表に対して全員で質疑応答や討議を行い、読みと考えを深めてゆく。半期一回単独発表と発表資料作成を義務とする。
2023, 前期の内容については(日本文学演習ⅠA 渋谷 土佐 秀里 木曜4限)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅠB 渋谷 土佐 秀里 木曜4限)を参照してください。
2023, 演習形式であるので、学生自身の発表が授業の中心になる。細かい手順と必ず引用すべき資料名は授業で指示するので、従うこと。基本的には、①調べる、②考える、③資料にまとめる、④調べてわかったことと自分で考えたことを発表する、という手順で行われる。そして発表に対して全員で質疑応答や討議を行い、読みと考えを深めてゆく。半期一回単独発表と発表資料作成を義務とする。
2023, 学生が自ら調べ、考えたことを資料にまとめ、発表するという演習形式の授業である。この演習では、上代文学の『万葉集』を研究する。毎回、万葉集の中から特定の歌をいくつか取り上げて発表する。大きなテーマとしては、①万葉集の歌を、物語を読むようにして読む、②万葉集の歌の歴史的背景を考えて読む、③ひとつひとつの単語の意味を深く考えて読む、という点を重視する。ただし個々の発表は、それぞれの発表者が個別に具体的なテーマを設定し、それに見合った具体的な作品を精読してゆくことになる。個別のテーマ設定と作品選択については教員がアドバイスする。ただしそこに「作品を読む」という要素がないものは発表として認めない。また、その「読み方」が既存の注釈書等に頼っただけの「浅い」ものであれば、評価できない。自分で考えた、自分の「読み」を提示すること。|最初の授業でこの演習の基本方針と評価の基準を示すので、第一回目の授業には必ず出席し、演習の趣旨を十分に理解してから発表を行うこと。この理解ができていないと判断される発表には単位を与えないので注意すること。|四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2023, 前期の内容については(日本文学演習ⅡA 渋谷 土佐 秀里 木曜5限)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅡB 渋谷 土佐 秀里 木曜5限)を参照してください。
2023, 学生が自ら調べ、考えたことを資料にまとめ、発表するという演習形式の授業である。この演習では、上代文学の『万葉集』を研究する。毎回、万葉集の中から特定の歌をいくつか取り上げて発表する。大きなテーマとしては、①万葉集の歌を、物語を読むようにして読む、②万葉集の歌の歴史的背景を考えて読む、③ひとつひとつの単語の意味を深く考えて読む、という点を重視する。ただし個々の発表は、それぞれの発表者が個別に具体的なテーマを設定し、それに見合った具体的な作品を精読してゆくことになる。個別のテーマ設定と作品選択については教員がアドバイスする。ただしそこに「作品を読む」という要素がないものは発表として認めない。また、その「読み方」が既存の注釈書等に頼っただけの「浅い」ものであれば、評価できない。自分で考えた、自分の「読み」を提示すること。|最初の授業でこの演習の基本方針と評価の基準を示すので、第一回目の授業には必ず出席し、演習の趣旨を十分に理解してから発表を行うこと。この理解ができていないと判断される発表には単位を与えないので注意すること。|四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2023, 学生が自ら調べ、考えたことを資料にまとめ、発表するという演習形式の授業である。この演習では、上代文学の『万葉集』を研究する。毎回、万葉集の中から特定の歌をいくつか取り上げて発表する。大きなテーマとしては、①万葉集の歌を、物語を読むようにして読む、②万葉集の歌の歴史的背景を考えて読む、③ひとつひとつの単語の意味を深く考えて読む、という点を重視する。ただし個々の発表は、それぞれの発表者が個別に具体的なテーマを設定し、それに見合った具体的な作品を精読してゆくことになる。個別のテーマ設定と作品選択については教員がアドバイスする。ただしそこに「作品を読む」という要素がないものは発表として認めない。また、その「読み方」が既存の注釈書等に頼っただけの「浅い」ものであれば、評価できない。自分で考えた、自分の「読み」を提示すること。|最初の授業でこの演習の基本方針と評価の基準を示すので、第一回目の授業には必ず出席し、演習の趣旨を十分に理解してから発表を行うこと。この理解ができていないと判断される発表には単位を与えないので注意すること。|四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2023, 前期の内容については(日本文学演習ⅢA 渋谷 土佐 秀里 木曜5限)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅢB 渋谷 土佐 秀里 木曜5限)を参照してください。
2023, 学生が自ら調べ、考えたことを資料にまとめ、発表するという演習形式の授業である。この演習では、上代文学の『万葉集』を研究する。毎回、万葉集の中から特定の歌をいくつか取り上げて発表する。大きなテーマとしては、①万葉集の歌を、物語を読むようにして読む、②万葉集の歌の歴史的背景を考えて読む、③ひとつひとつの単語の意味を深く考えて読む、という点を重視する。ただし個々の発表は、それぞれの発表者が個別に具体的なテーマを設定し、それに見合った具体的な作品を精読してゆくことになる。個別のテーマ設定と作品選択については教員がアドバイスする。ただしそこに「作品を読む」という要素がないものは発表として認めない。また、その「読み方」が既存の注釈書等に頼っただけの「浅い」ものであれば、評価できない。自分で考えた、自分の「読み」を提示すること。|最初の授業でこの演習の基本方針と評価の基準を示すので、第一回目の授業には必ず出席し、演習の趣旨を十分に理解してから発表を行うこと。この理解ができていないと判断される発表には単位を与えないので注意すること。|四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2024, 演習形式であるので、学生自身の発表が授業の中心になる。細かい手順と必ず引用すべき資料名は授業で指示するので、従うこと。基本的には、①調べる、②考える、③資料にまとめる、④調べてわかったことと自分で考えたことを発表する、という手順で行われる。そして発表に対して全員で質疑応答や討議を行い、読みと考えを深めてゆく。半期一回単独発表と発表資料作成を義務とする。
2024, 演習形式であるので、学生自身の発表が授業の中心になる。細かい手順と必ず引用すべき資料名は授業で指示するので、従うこと。基本的には、①調べる、②考える、③資料にまとめる、④調べてわかったことと自分で考えたことを発表する、という手順で行われる。そして発表に対して全員で質疑応答や討議を行い、読みと考えを深めてゆく。半期一回単独発表と発表資料作成を義務とする。
2024, 学生が自ら調べ、考えたことを資料にまとめ、発表するという演習形式の授業である。この演習では、上代文学の『万葉集』を研究する。毎回、万葉集の中から特定の歌をいくつか取り上げて発表する。大きなテーマとしては、①万葉集の歌を、物語を読むようにして読む、②万葉集の歌の歴史的背景を考えて読む、③ひとつひとつの単語の意味を深く考えて読む、という点を重視する。ただし個々の発表は、それぞれの発表者が個別に具体的なテーマを設定し、それに見合った具体的な作品を精読してゆくことになる。個別のテーマ設定と作品選択については教員がアドバイスする。ただしそこに「作品を読む」という要素がないものは発表として認めない。また、その「読み方」が既存の注釈書等に頼っただけの「浅い」ものであれば、評価できない。自分で考えた、自分の「読み」を提示すること。|最初の授業でこの演習の基本方針と評価の基準を示すので、第一回目の授業には必ず出席し、演習の趣旨を十分に理解してから発表を行うこと。この理解ができていないと判断される発表には単位を与えないので注意すること。|四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2024, 前期の内容については(日本文学演習ⅢA 渋谷 木5 土佐秀里)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅢB 渋谷 木5 土佐秀里)を参照してください。
2024, 学生が自ら調べ、考えたことを資料にまとめ、発表するという演習形式の授業である。この演習では、上代文学の『万葉集』を研究する。毎回、万葉集の中から特定の歌をいくつか取り上げて発表する。大きなテーマとしては、①万葉集の歌を、物語を読むようにして読む、②万葉集の歌の歴史的背景を考えて読む、③ひとつひとつの単語の意味を深く考えて読む、という点を重視する。ただし個々の発表は、それぞれの発表者が個別に具体的なテーマを設定し、それに見合った具体的な作品を精読してゆくことになる。個別のテーマ設定と作品選択については教員がアドバイスする。ただしそこに「作品を読む」という要素がないものは発表として認めない。また、その「読み方」が既存の注釈書等に頼っただけの「浅い」ものであれば、評価できない。自分で考えた、自分の「読み」を提示すること。|最初の授業でこの演習の基本方針と評価の基準を示すので、第一回目と二回目の授業には必ず出席し、演習の趣旨を十分に理解してから発表を行うこと。この理解ができていないと判断される発表には単位を与えないので注意すること。|四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2024, 文学一般にも該当する問題であるが、上代文学(史)を考えるということは、文学作品と時代との関係が問題の中心となってくる。ひとつは政治制度(たとえば律令)の問題であり、それに関連して空間(たとえば都市)や風土の問題が関係してくる。もうひとつはことばの問題であり、とくに文字表記(漢字という外国語で日本語を書くこと)という問題が浮上してくる。これらの問題と各作品の主題や特色がリンクしてくるので、七~八世紀日本の時代背景をよく理解しておく必要がある。そのように政治史や言語史という観点から文学を捉えることが、この講義の考える「文学史」の意味であって、単なる名詞の羅列のようなものが文学史ではない。|この講義では、万葉集が「ますらをぶり」であるといった明らかに間違った見方を排する。学生に求めるものも、そうした高校かどこかで聞きかじったいい加減な嘘の「常識」を忘却して、まっすぐに作品に向き合う目をもつことである。既成の「常識」を反復したいだけの怠け者には、この授業は向かないし、単位取得もおぼつかないだろう。|文学は言語であり、言語は現実ではない。人は虚構の言語に感動するくせに、虚構よりも現実の方が上だと盲信している。この講義は現実の意義や価値を疑う。現実の意味を相対化しながらも、現実を反映し、あるいは現実を作り出してしまう文学=言語とは何であるのかを課題とし、それを考える授業としたい。
2024, 前期の内容については(日本文学演習ⅠA 渋谷 木4 土佐秀里)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅠB 渋谷 木4 土佐秀里)を参照してください。
2024, 学生が自ら調べ、考えたことを資料にまとめ、発表するという演習形式の授業である。この演習では、上代文学の『万葉集』を研究する。毎回、万葉集の中から特定の歌をいくつか取り上げて発表する。大きなテーマとしては、①万葉集の歌を、物語を読むようにして読む、②万葉集の歌の歴史的背景を考えて読む、③ひとつひとつの単語の意味を深く考えて読む、という点を重視する。ただし個々の発表は、それぞれの発表者が個別に具体的なテーマを設定し、それに見合った具体的な作品を精読してゆくことになる。個別のテーマ設定と作品選択については教員がアドバイスする。ただしそこに「作品を読む」という要素がないものは発表として認めない。また、その「読み方」が既存の注釈書等に頼っただけの「浅い」ものであれば、評価できない。自分で考えた、自分の「読み」を提示すること。|最初の授業でこの演習の基本方針と評価の基準を示すので、第一回目と二回目の授業には必ず出席し、演習の趣旨を十分に理解してから発表を行うこと。この理解ができていないと判断される発表には単位を与えないので注意すること。|四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2024, 学生が自ら調べ、考えたことを資料にまとめ、発表するという演習形式の授業である。この演習では、上代文学の『万葉集』を研究する。毎回、万葉集の中から特定の歌をいくつか取り上げて発表する。大きなテーマとしては、①万葉集の歌を、物語を読むようにして読む、②万葉集の歌の歴史的背景を考えて読む、③ひとつひとつの単語の意味を深く考えて読む、という点を重視する。ただし個々の発表は、それぞれの発表者が個別に具体的なテーマを設定し、それに見合った具体的な作品を精読してゆくことになる。個別のテーマ設定と作品選択については教員がアドバイスする。ただしそこに「作品を読む」という要素がないものは発表として認めない。また、その「読み方」が既存の注釈書等に頼っただけの「浅い」ものであれば、評価できない。自分で考えた、自分の「読み」を提示すること。|最初の授業でこの演習の基本方針と評価の基準を示すので、第一回目の授業には必ず出席し、演習の趣旨を十分に理解してから発表を行うこと。この理解ができていないと判断される発表には単位を与えないので注意すること。|四年生には、原則として卒業論文に関わるテーマで発表をしてもらう。三年生は、卒業論文のことも見据えつつ、興味のあるテーマで発表を行ってもらう。テーマの決定および扱う歌については、担当教員と相談して決めてゆくことにする。
2024, 前期の内容については(日本文学演習ⅡA 渋谷 木5 土佐秀里)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅡB 渋谷 木5 土佐秀里)を参照してください。
2024, 文学一般にも該当する問題であるが、上代文学(史)を考えるということは、文学作品と時代との関係が問題の中心となってくる。ひとつは政治制度(たとえば律令)の問題であり、それに関連して空間(たとえば都市)や風土の問題が関係してくる。もうひとつはことばの問題であり、とくに文字表記(漢字という外国語で日本語を書くこと)という問題が浮上してくる。これらの問題と各作品の主題や特色がリンクしてくるので、七~八世紀日本の時代背景をよく理解しておく必要がある。そのように政治史や言語史という観点から文学を捉えることが、この講義の考える「文学史」の意味であって、単なる名詞の羅列のようなものが文学史ではない。|この講義では、万葉集が「ますらをぶり」であるといった明らかに間違った見方を排する。学生に求めるものも、そうした高校かどこかで聞きかじったいい加減な嘘の「常識」を忘却して、まっすぐに作品に向き合う目をもつことである。既成の「常識」を反復したいだけの怠け者には、この授業は向かないし、単位取得もおぼつかないだろう。|文学は言語であり、言語は現実ではない。人は虚構の言語に感動するくせに、虚構よりも現実の方が上だと盲信している。この講義は現実の意義や価値を疑う。現実の意味を相対化しながらも、現実を反映し、あるいは現実を作り出してしまう文学=言語とは何であるのかを課題とし、それを考える授業としたい。