2020, 本授業は、Zoomを利用したオンデマンド型授業とK-SMAPYⅡを利用した講義資料・課題提示による遠隔授業を組み合わせて実施する。||この講義では、古代・中世(おおよそ6,7世紀から戦国期にかけて)の神道思想について、同時代の日本社会のあり方との関係を考慮しながら学ぶ。思想とは、せまい意味では主題のある文章の形で示されたものを指すが、神道についてそうした「思想」が現れるのは中世である。ただし、それ以前の日本社会においても「思想」の形ではないにしても、古典における神の表現やその時代の社会規範などの背後には、神についての人々の考え方・意識が見られる。この講義では、まず『古事記』『日本書紀』や『万葉集』などの古典における神のとらえ方について学ぶ。その後、日本文化における仏教の影響が強まるなかで、神についての考えが展開し、思想が形成されるまでの過程を理解する。さらに、その結果形成された主要な神道説について、その基本的な内容を理解する。|* なお、この授業は、神道文化学部の ディプロマ・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづく科目である。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化う自ら協働して学ぶことができる。
2020, この授業は、主に Zoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。|K-SMAPYⅡを利用した課題の提示・提出も行う。||この授業では、神道思想史学Ⅰのあとを受けて、近世から近代にかけての日本社会において神道思想がどのように展開してきたのか、またその内容はどのようなものであったか考える。近世社会における神道、神社、神職のあり方の重要な前提となった吉田神道から説き起こし、近世の神道説にとって重要な意味をもった儒学(とりわけ朱子学)の基本的な内容を説明した上で、儒家たちが神道を語った神道説や朱子学と深い関係を持ちながら、儒家とは異なる形での神道説として形成された垂加神道、また儒学への批判・反発が強まるなかで成立した国学(なかでも古道学)など、近世の主要な神道思想について学び、近代を展望する。|* なお、この授業は、神道文化学部のカリキュラム・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづくものである。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化を自ら協働して学ぶことができる。
2020, 本授業は、Zoomを利用したオンデマンド型授業とK-SMAPYⅡを利用した講義資料・課題提示による遠隔授業を組み合わせて実施する。||この講義では、古代・中世(おおよそ6,7世紀から戦国期にかけて)の神道思想について、同時代の日本社会のあり方との関係を考慮しながら学ぶ。思想とは、せまい意味では主題のある文章の形で示されたものを指すが、神道についてそうした「思想」が現れるのは中世である。ただし、それ以前の日本社会においても「思想」の形ではないにしても、古典における神の表現やその時代の社会規範などの背後には、神についての人々の考え方・意識が見られる。この講義では、まず『古事記』『日本書紀』や『万葉集』などの古典における神のとらえ方について学ぶ。その後、日本文化における仏教の影響が強まるなかで、神についての考えが展開し、思想が形成されるまでの過程を理解する。さらに、その結果形成された主要な神道説について、その基本的な内容を理解する。|* なお、この授業は、神道文化学部の ディプロマ・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづく科目である。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化う自ら協働して学ぶことができる。
2020, この授業は、主に Zoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。|K-SMAPYⅡを利用した課題の提示・提出も行う。||この授業では、神道思想史学Ⅰのあとを受けて、近世から近代にかけての日本社会において神道思想がどのように展開してきたのか、またその内容はどのようなものであったか考える。近世社会における神道、神社、神職のあり方の重要な前提となった吉田神道から説き起こし、近世の神道説にとって重要な意味をもった儒学(とりわけ朱子学)の基本的な内容を説明した上で、儒家たちが神道を語った神道説や朱子学と深い関係を持ちながら、儒家とは異なる形での神道説として形成された垂加神道、また儒学への批判・反発が強まるなかで成立した国学(なかでも古道学)など、近世の主要な神道思想について学び、近代を展望する。|* なお、この授業は、神道文化学部のカリキュラム・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづくものである。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化を自ら協働して学ぶことができる。
2020, *本授業は、 オンラインツールを利用したオンデマンド型授業とK-SMAPYⅡを利用した講義資料・課題提示による遠隔授業を組み合わせて実施する。||この演習は、宗教学演習Ⅰと宗教学演習Ⅱを合同で行うものである。両演習の内容について下記に記す。両者がともに通底した内容をもつことはおのずと看取されるかと思う。||(宗教学演習Ⅰ)宗教・信仰においては、ふだんの世界からは知ることのできない不思議な世界や存在が登場する。それらは、日常生活のなかで常に眼にするものではないが、宗教・信仰の内部の者にとっては、ときに日常世界以上のリアリティをもって迫ってくる。このリアリティは人々にとってどのような仕組みで立ち現れているのか。この演習では、単なる個人の想念ということではなく、集団的・社会的な作用にもその根拠を考えたい。||(宗教学演習Ⅱ)多くの宗教現象では、神と人、あの世とこの世など、性質の異なる二つの存在や領域を媒介する人やものが観察される。この演習では、これらをまとめて〈とりつぐもの〉(もの=者、物、…)と呼び、これを糸口としてさまざまな宗教や信仰への理解を深める。人としては、神職、僧侶、預言者、御師、霊能者など、さまざまな宗教者がこれにあたるだろう。また、多くの宗教伝統における聖典などの文章、神宝や聖遺物などの物も考えられる。||(共通)履修する学生は〈非日常世界、あるいはそこに存在するもの〉〈とりつぐもの〉を共通の関心としつつ、各自が具体的な対象を設定して考察を進めることになる。学問的な視角は、宗教学、社会史、宗教社会学、文化人類学などの宗教関係諸学から学ぶ。||
2020, *本授業は、 オンラインツールを利用したオンデマンド型授業とK-SMAPYⅡを利用した講義資料・課題提示による遠隔授業を組み合わせて実施する。||この演習は、宗教学演習Ⅰと宗教学演習Ⅱを合同で行うものである。両演習の内容について下記に記す。両者がともに通底した内容をもつことはおのずと看取されるかと思う。||(宗教学演習Ⅰ)宗教・信仰においては、ふだんの世界からは知ることのできない不思議な世界や存在が登場する。それらは、日常生活のなかで常に眼にするものではないが、宗教・信仰の内部の者にとっては、ときに日常世界以上のリアリティをもって迫ってくる。このリアリティは人々にとってどのような仕組みで立ち現れているのか。この演習では、単なる個人の想念ということではなく、集団的・社会的な作用にもその根拠を考えたい。||(宗教学演習Ⅱ)多くの宗教現象では、神と人、あの世とこの世など、性質の異なる二つの存在や領域を媒介する人やものが観察される。この演習では、これらをまとめて〈とりつぐもの〉(もの=者、物、…)と呼び、これを糸口としてさまざまな宗教や信仰への理解を深める。人としては、神職、僧侶、預言者、御師、霊能者など、さまざまな宗教者がこれにあたるだろう。また、多くの宗教伝統における聖典などの文章、神宝や聖遺物などの物も考えられる。||(共通)履修する学生は〈非日常世界、あるいはそこに存在するもの〉〈とりつぐもの〉を共通の関心としつつ、各自が具体的な対象を設定して考察を進めることになる。学問的な視角は、宗教学、社会史、宗教社会学、文化人類学などの宗教関係諸学から学ぶ。||
2020, ※本授業は、Zoomを利用した双方向型授業とPowerPointや講義資料を利用した遠隔授業を組合せて実施する。||神道の基本的な知識を修得することをはじめ、読後リポートや発表シート・レジュメを作成するなど、以下の作業を通じて、これからの大学生活において神道文化・宗教文化を学んでいく上で必要となる基礎力を身につける。|1. 『國學院大學の歴史』のテキストを用いて、母校となる國學院大學の建学の精神や歴史について理解する。|2. 『プレステップ神道学』・『神道事典』を用いた小テストを実施することにより、神道に関する基礎知識を修得する。|3. 國學院大學博物館に展示されている神道資料を通じて、神道文化を学修する。|4. 神道・宗教に関する課題図書(課題論文)を読んでリポートを作成し、これから神道文化・宗教文化を専門的に学ぶ上での基礎学力を身につける。|5. 神道文化・宗教文化に関する調査・研究テーマを設定して発表シート・レジュメを作成し、これからの学修・研究の指針を得る。
2020, 主に、Zoomを利用した遠隔授業の形式でおこなう。||神道文化や宗教学の基本的な文献や論文を講読し、その内容について資料を作成し発表することで、資料・史料やデータの読み方、それに基づく自らの考えの発表方法を身につける。|また、担当教員が自らの研究と論文の紹介を行い、資料・史料やデータの扱い方、それを使った論述方法(発表・論文の作成方法)についても学ぶ。
2020, この授業は、主に Zoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。|K-SMAPYⅡを利用した課題の提示・提出も行う。||前期は、古代・中世(おおよそ6,7世紀から戦国期にかけて)の神道思想について、同時代の日本社会のあり方との関係を考慮しながら学ぶ。思想とは、せまい意味では主題のある文章の形で示されたものを指すが、神道についてそうした「思想」が現れるのは中世である。ただし、それ以前の日本社会においても「思想」の形ではないにしても、古典における神の表現やその時代の社会規範などの背後には、神についての人々の考え方・意識が見られる。この講義では、まず『古事記』『日本書紀』などの古典における神のとらえ方について学ぶ。その後、日本文化における仏教の影響が強まるなかで、神についての考えが展開し、思想が形成されるまでの過程を理解する。さらに、その結果形成された主要な神道説について、その基本的な内容を理解する。|後期は、近世から近代にかけての日本社会において神道思想がどのように展開してきたのか、またその内容はどのようなものであったか考える。近世社会における神道、神社、神職のあり方の重要な前提となった吉田神道から説き起こし、近世の神道説にとって重要な意味をもった儒学(とりわけ朱子学)の基本的な内容を説明した上で、儒家たちが神道を語った神道説や朱子学と深い関係を持ちながら、儒家とは異なる形での神道説として形成された垂加神道、また儒学への批判・反発が強まるなかで成立した国学(なかでも古道学)など、近世の主要な神道思想について学び、近代を展望する。
2021, この講義は、宗教の学び方の基本を身につけることを目的とする。自分の信仰・信念と異なった信仰・信念を持つ人々についても拒絶することなく、理解するためにはどのような方法が必要だろうか。その基本的な部分について学ぶ。
2021, 世の中にさまざまな形で存在している宗教について、どのような論点や問題が生じているのだろうか。この授業では、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、その歴史的背景にも考慮しながら学ぶ。授業では、まず近代になってからの宗教研究にはどのような視点があったのか理解を試みる。続いて、宗教の現在の問題に背景となる世界宗教の歴史的背景について学ぶ。その上で、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、順次その概要について把握する。基本用語や分析概念の意味やそれが成立した経緯については注意を払う。|
2021, この授業は、遠隔授業(オンデマンド型)として実施する予定である。|K-SMAPYⅡを利用した課題の提示・提出も行う。||この授業では、古代・中世(おおよそ6,7世紀から戦国期にかけて)の神道思想について、同時代の日本社会のあり方との関係を考慮しながら学ぶ。思想とは、せまい意味では主題のある文章の形で示されたものを指すが、神道についてそうした「思想」が現れるのは中世である。ただし、それ以前の日本社会においても「思想」の形ではないにしても、古典における神の表現やその時代の社会規範などの背後には、神についての人々の考え方・意識が見られる。この講義では、まず『古事記』『日本書紀』や『万葉集』などの古典における神のとらえ方について学ぶ。その後、日本文化における仏教の影響が強まるなかで、神についての考えが展開し、思想が形成されるまでの過程を理解する。さらに、その結果形成された主要な神道説について、その基本的な内容を理解する。|* なお、この授業は、神道文化学部の ディプロマ・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづく科目である。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化う自ら協働して学ぶことができる。
2021, この授業は、遠隔授業(オンデマンド型)として実施する予定である。|K-SMAPYⅡを利用した課題の提示・提出も行う。||この授業では、神道思想史学Ⅰのあとを受けて、近世から近代にかけての日本社会において神道思想がどのように展開してきたのか、またその内容はどのようなものであったか考える。近世社会における神道、神社、神職のあり方の重要な前提となった吉田神道から説き起こし、近世の神道説にとって重要な意味をもった儒学(とりわけ朱子学)の基本的な内容を説明した上で、儒家たちが神道を語った神道説や朱子学と深い関係を持ちながら、儒家とは異なる形での神道説として形成された垂加神道、また儒学への批判・反発が強まるなかで成立した国学(なかでも古道学)など、近世の主要な神道思想について学び、近代を展望する。|* なお、この授業は、神道文化学部のカリキュラム・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづくものである。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化を自ら協働して学ぶことができる。
2021, この授業は、遠隔授業(オンデマンド型)として実施する予定である。|K-SMAPYⅡを利用した課題の提示・提出も行う。||この授業では、古代・中世(おおよそ6,7世紀から戦国期にかけて)の神道思想について、同時代の日本社会のあり方との関係を考慮しながら学ぶ。思想とは、せまい意味では主題のある文章の形で示されたものを指すが、神道についてそうした「思想」が現れるのは中世である。ただし、それ以前の日本社会においても「思想」の形ではないにしても、古典における神の表現やその時代の社会規範などの背後には、神についての人々の考え方・意識が見られる。この講義では、まず『古事記』『日本書紀』や『万葉集』などの古典における神のとらえ方について学ぶ。その後、日本文化における仏教の影響が強まるなかで、神についての考えが展開し、思想が形成されるまでの過程を理解する。さらに、その結果形成された主要な神道説について、その基本的な内容を理解する。|* なお、この授業は、神道文化学部の ディプロマ・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづく科目である。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化う自ら協働して学ぶことができる。
2021, この授業は、遠隔授業(オンデマンド型)として実施する予定である。|K-SMAPYⅡを利用した課題の提示・提出も行う。||この授業では、神道思想史学Ⅰのあとを受けて、近世から近代にかけての日本社会において神道思想がどのように展開してきたのか、またその内容はどのようなものであったか考える。近世社会における神道、神社、神職のあり方の重要な前提となった吉田神道から説き起こし、近世の神道説にとって重要な意味をもった儒学(とりわけ朱子学)の基本的な内容を説明した上で、儒家たちが神道を語った神道説や朱子学と深い関係を持ちながら、儒家とは異なる形での神道説として形成された垂加神道、また儒学への批判・反発が強まるなかで成立した国学(なかでも古道学)など、近世の主要な神道思想について学び、近代を展望する。|* なお、この授業は、神道文化学部のカリキュラム・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづくものである。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化を自ら協働して学ぶことができる。
2021, この演習は、宗教学演習Ⅰと宗教学演習Ⅱを合同で行うものである。両演習の内容について下記に記す。両者がともに通底した内容をもつことはおのずと看取されるかと思う。|(宗教学演習Ⅰ)宗教は、生まれる前から死んだ後まで、人間のそれぞれの段階について深く考えようとする。生命観、人生観、死後観などに独特の理解を示し、ときに〈見えない世界〉から日常世界以上のリアリティを受け取る。この演習では、宗教における生と死というテーマについて、各自が具体的なテーマを設定して研究を進める。|(宗教学演習Ⅱ)宗教・信仰においては、ふだんの世界からは知ることのできない不思議な世界や存在が登場する。それらは、日常生活のなかで常に眼にするものではないが、宗教・信仰の内部の者にとっては、ときに日常世界以上のリアリティをもって迫ってくる。このリアリティは人々にとってどのような仕組みで立ち現れているのか。この演習では、単なる個人の想念ということではなく、集団的・社会的な作用にもその根拠を考えたい。|(共通)履修する学生は〈宗教における生と死〉〈見えない世界〉〈非日常世界、あるいはそこに存在するもの〉という、相互に関係しあう主題を共通の関心としつつ、各自が具体的な対象を設定して考察を進めることになる。学問的な視角は、宗教学、社会史、宗教社会学、文化人類学などの宗教関係諸学から学ぶ。
2021, この演習は、宗教学演習Ⅰと宗教学演習Ⅱを合同で行うものである。両演習の内容について下記に記す。両者がともに通底した内容をもつことはおのずと看取されるかと思う。|(宗教学演習Ⅰ)宗教は、生まれる前から死んだ後まで、人間のそれぞれの段階について深く考えようとする。生命観、人生観、死後観などに独特の理解を示し、ときに〈見えない世界〉から日常世界以上のリアリティを受け取る。この演習では、宗教における生と死というテーマについて、各自が具体的なテーマを設定して研究を進める。|(宗教学演習Ⅱ)宗教・信仰においては、ふだんの世界からは知ることのできない不思議な世界や存在が登場する。それらは、日常生活のなかで常に眼にするものではないが、宗教・信仰の内部の者にとっては、ときに日常世界以上のリアリティをもって迫ってくる。このリアリティは人々にとってどのような仕組みで立ち現れているのか。この演習では、単なる個人の想念ということではなく、集団的・社会的な作用にもその根拠を考えたい。|(共通)履修する学生は〈宗教における生と死〉〈見えない世界〉〈非日常世界、あるいはそこに存在するもの〉という、相互に関係しあう主題を共通の関心としつつ、各自が具体的な対象を設定して考察を進めることになる。学問的な視角は、宗教学、社会史、宗教社会学、文化人類学などの宗教関係諸学から学ぶ。
2021, 宗教の学び方の基本を身につけることを目的とする。自分の信仰・信念と異なった信仰・信念を持つ人々についても拒絶することなく、理解するためにはどのような方法が必要だろうか。前期は、その基本的な部分について学ぶ。|後期は、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、その歴史的背景にも考慮しながら学ぶ。授業では、まず近代になってからの宗教研究にはどのような視点があったのか理解を試みる。続いて、宗教の現在の問題に背景となる世界宗教の歴史的背景について学ぶ。その上で、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、順次その概要について把握する。基本用語や分析概念の意味やそれが成立した経緯については注意を払う。|
2021, この授業は、遠隔授業(オンデマンド型)として実施する予定である。|K-SMAPYⅡを利用した課題の提示・提出も行う。||前期の授業では、古代・中世(おおよそ6,7世紀から戦国期にかけて)の神道思想について、同時代の日本社会のあり方との関係を考慮しながら学ぶ。思想とは、せまい意味では主題のある文章の形で示されたものを指すが、神道についてそうした「思想」が現れるのは中世である。ただし、それ以前の日本社会においても「思想」の形ではないにしても、古典における神の表現やその時代の社会規範などの背後には、神についての人々の考え方・意識が見られる。この講義では、まず『古事記』『日本書紀』や『万葉集』などの古典における神のとらえ方について学ぶ。その後、日本文化における仏教の影響が強まるなかで、神についての考えが展開し、思想が形成されるまでの過程を理解する。さらに、その結果形成された主要な神道説について、その基本的な内容を理解する。|後期の授業では、前期のあとを受けて、近世から近代にかけての日本社会において神道思想がどのように展開してきたのか、またその内容はどのようなものであったか考える。近世社会における神道、神社、神職のあり方の重要な前提となった吉田神道から説き起こし、近世の神道説にとって重要な意味をもった儒学(とりわけ朱子学)の基本的な内容を説明した上で、儒家たちが神道を語った神道説や朱子学と深い関係を持ちながら、儒家とは異なる形での神道説として形成された垂加神道、また儒学への批判・反発が強まるなかで成立した国学(なかでも古道学)など、近世の主要な神道思想について学び、近代を展望する。|
2024, 前期は、宗教の学び方の基本を身につけることを目的とする。自分の信仰・信念と異なった信仰・信念を持つ人々についても拒絶することなく、理解するためにはどのような方法が必要だろうか。前期は、その基本的な部分について学ぶ。|後期は、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、その歴史的背景にも考慮しながら学ぶ。授業では、まず近代になってからの宗教研究にはどのような視点があったのか理解を試みる。続いて、宗教の現在の問題に背景となる世界宗教の歴史的背景について学ぶ。その上で、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、順次その概要について把握する。基本用語や分析概念の意味やそれが成立した経緯については注意を払う。||*第4回(前期)・第23回(=後期第8回)については、オンデマンド授業として実施する(これらの回の対面授業はない)。|
2024, この講義は、宗教の学び方の基本を身につけることを目的とする。自分の信仰・信念と異なった信仰・信念を持つ人々についても拒絶することなく、理解するためにはどのような方法が必要だろうか。その基本的な部分について学ぶ。
2024, 世の中にさまざまな形で存在している宗教について、どのような論点や問題が生じているのだろうか。この授業では、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、その歴史的背景にも考慮しながら学ぶ。授業では、まず近代になってからの宗教研究にはどのような視点があったのか理解を試みる。続いて、宗教の現在の問題に背景となる世界宗教の歴史的背景について学ぶ。その上で、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、順次その概要について把握する。基本用語や分析概念の意味やそれが成立した経緯については注意を払う。|*第7回については、オンデマンド授業として実施する。
2024, この授業は、対面授業として実施する予定である。|K-SMAPYⅡを利用した小テスト、および中間レポートの提示・提出も行う。|第4回は古代の神道思想に関する課題学習として実施する(この回の対面授業はない)。||この授業では、古代・中世(おおよそ6,7世紀から戦国期にかけて)の神道思想について、同時代の日本社会のあり方との関係を考慮しながら学ぶ。思想とは、せまい意味では主題のある文章の形で示されたものを指すが、神道についてそうした「思想」が現れるのは中世である。ただし、それ以前の日本社会においても「思想」の形ではないにしても、古典における神の表現やその時代の社会規範などの背後には、神についての人々の考え方・意識が見られる。この講義では、まず『古事記』『日本書紀』や『万葉集』などの古典における神のとらえ方について学ぶ。その後、日本文化における仏教の影響が強まるなかで、神についての考えが展開し、思想が形成されるまでの過程を理解する。さらに、その結果形成された主要な神道説について、その基本的な内容を理解する。|* なお、この授業は、神道文化学部の ディプロマ・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづく科目である。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化う自ら協働して学ぶことができる。
2024, この授業は、対面授業として実施する予定である。|K-SMAPYⅡを利用した小テスト、および中間レポートの提示・提出も行う。|第4回(前期)・第22回(=後期第7回)は課題学習として実施する(これらの回は、対面授業はない)。||前期の授業では、古代・中世(おおよそ6,7世紀から戦国期にかけて)の神道思想について、同時代の日本社会のあり方との関係を考慮しながら学ぶ。思想とは、せまい意味では主題のある文章の形で示されたものを指すが、神道についてそうした「思想」が現れるのは中世である。ただし、それ以前の日本社会においても「思想」の形ではないにしても、古典における神の表現やその時代の社会規範などの背後には、神についての人々の考え方・意識が見られる。この講義では、まず『古事記』『日本書紀』や『万葉集』などの古典における神のとらえ方について学ぶ。その後、日本文化における仏教の影響が強まるなかで、神についての考えが展開し、思想が形成されるまでの過程を理解する。さらに、その結果形成された主要な神道説について、その基本的な内容を理解する。|後期の授業では、前期のあとを受けて、近世から近代にかけての日本社会において神道思想がどのように展開してきたのか、またその内容はどのようなものであったか考える。近世社会における神道、神社、神職のあり方の重要な前提となった吉田神道から説き起こし、近世の神道説にとって重要な意味をもった儒学(とりわけ朱子学)の基本的な内容を説明した上で、儒家たちが神道を語った神道説や朱子学と深い関係を持ちながら、儒家とは異なる形での神道説として形成された垂加神道、また儒学への批判・反発が強まるなかで成立した国学(なかでも古道学)など、近世の主要な神道思想について学び、近代を展望する。
2024, この講義は、宗教の学び方の基本を身につけることを目的とする。自分の信仰・信念と異なった信仰・信念を持つ人々についても拒絶することなく、理解するためにはどのような方法が必要だろうか。その基本的な部分について学ぶ。
2024, この授業は、対面授業として実施する予定である。|K-SMAPYⅡを利用した小テスト、および中間レポートの提示・提出も行う。|第7回は課題学習として実施する(対面授業はない)。||この授業では、神道思想史学Ⅰのあとを受けて、近世から近代にかけての日本社会において神道思想がどのように展開してきたのか、またその内容はどのようなものであったか考える。近世社会における神道、神社、神職のあり方の重要な前提となった吉田神道から説き起こし、近世の神道説にとって重要な意味をもった儒学(とりわけ朱子学)の基本的な内容を説明した上で、儒家たちが神道を語った神道説や朱子学と深い関係を持ちながら、儒家とは異なる形での神道説として形成された垂加神道、また儒学への批判・反発が強まるなかで成立した国学(なかでも古道学)など、近世の主要な神道思想について学び、近代を展望する。|* なお、この授業は、神道文化学部のカリキュラム・ポリシーのうち、下記の各項目にもとづくものである。|最重要: (思考力・判断力・表現力)神道や宗教に関わる古典や資料の理解にもとづく思考力や判断力を身につけている。|重要1: (知識・技能)神道を中心とする日本の伝統文化と社会のあり方に関する基礎知識を身につけている。|重要2: (主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度)神道を中心とする日本の伝統文化を自ら協働して学ぶことができる。
2024, 世の中にさまざまな形で存在している宗教について、どのような論点や問題が生じているのだろうか。この授業では、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、その歴史的背景にも考慮しながら学ぶ。授業では、まず近代になってからの宗教研究にはどのような視点があったのか理解を試みる。続いて、宗教の現在の問題に背景となる世界宗教の歴史的背景について学ぶ。その上で、宗教の現在に関わる主要な問題・論点について、順次その概要について把握する。基本用語や分析概念の意味やそれが成立した経緯については注意を払う。|*第7回については、オンデマンド授業として実施する。
2024, この演習は、宗教学演習Ⅰと宗教学演習Ⅱを合同で行うものである。両演習の内容について下記に記す。両者がともに通底した内容をもつことはおのずと看取されるかと思う。|(宗教学演習Ⅰ)19 世紀以降の宗教・宗教文化・宗教的現象について理解することを目的とする。 時代を19 世紀以降と限定したのは、この時期に近代社会の合理化・世俗化がいわれる一方で、新しい宗教や神秘主義的実践がつぎつぎ登場するなど、宗教的・信仰的なものは存続、あるいは新たに展開しているという状況について考えるためである。より素朴な形でいえば、〈世の中は開けてきたはずなのに、宗教的なものがなくならないのはなぜか〉というような問いを演習参加者のなかで共有したいからだ。テーマ については各自が設定する。最初抽象的になりがちだが、演習を通じて具体的なものにしていく。 研究にあたっては、まず歴史的な前提に注意し、自分のテーマとした対象に特定の時代性や地域性が影響していないか、まずは考える。その上で、対象とする宗教文化・宗教的現象の個性について具体的に理解するという順序で研究を進めてほしい。||(宗教学演習Ⅱ)宗教・信仰においては、ふだんの世界からは知ることのできない不思議な世界や存在が登場する。それらは、日常生活のなかで常に眼にするものではないが、宗教・信仰の内部の者にとっては、ときに日常世界以上のリアリティをもって迫ってくる。このリアリティは人々にとってどのような仕組みで立ち現れているのか。この演習では、単なる個人の想念ということではなく、集団的・社会的な作用にもその根拠を考えたい。||(共通)履修する学生は〈宗教における生と死〉〈見えない世界〉〈非日常世界、あるいはそこに存在するもの〉〈近代・現代における宗教的なものの展開〉という、相互に関係しあう主題を共通の関心としつつ、各自が具体的な対象を設定して考察を進めることになる。学問的な視角は、宗教学、社会史、宗教社会学、文化人類学などの宗教関係諸学から学ぶ。
2024, この演習は、宗教学演習Ⅰと宗教学演習Ⅱを合同で行うものである。両演習の内容について下記に記す。両者がともに通底した内容をもつことはおのずと看取されるかと思う。|(宗教学演習Ⅰ)19 世紀以降の宗教・宗教文化・宗教的現象について理解することを目的とする。 時代を19 世紀以降と限定したのは、この時期に近代社会の合理化・世俗化がいわれる一方で、新しい宗教や神秘主義的実践がつぎつぎ登場するなど、宗教的・信仰的なものは存続、あるいは新たに展開しているという状況について考えるためである。より素朴な形でいえば、〈世の中は開けてきたはずなのに、宗教的なものがなくならないのはなぜか〉というような問いを演習参加者のなかで共有したいからだ。テーマ については各自が設定する。最初抽象的になりがちだが、演習を通じて具体的なものにしていく。 研究にあたっては、まず歴史的な前提に注意し、自分のテーマとした対象に特定の時代性や地域性が影響していないか、まずは考える。その上で、対象とする宗教文化・宗教的現象の個性について具体的に理解するという順序で研究を進めてほしい。||(宗教学演習Ⅱ)宗教・信仰においては、ふだんの世界からは知ることのできない不思議な世界や存在が登場する。それらは、日常生活のなかで常に眼にするものではないが、宗教・信仰の内部の者にとっては、ときに日常世界以上のリアリティをもって迫ってくる。このリアリティは人々にとってどのような仕組みで立ち現れているのか。この演習では、単なる個人の想念ということではなく、集団的・社会的な作用にもその根拠を考えたい。||(共通)履修する学生は〈宗教における生と死〉〈見えない世界〉〈非日常世界、あるいはそこに存在するもの〉〈近代・現代における宗教的なものの展開〉という、相互に関係しあう主題を共通の関心としつつ、各自が具体的な対象を設定して考察を進めることになる。学問的な視角は、宗教学、社会史、宗教社会学、文化人類学などの宗教関係諸学から学ぶ。