2022, 『利根川図志』とは、医師・赤松宗旦が著した江戸時代の地誌書である。本書は、越後魚沼の雪国の生活を描いた鈴木牧之の『北越雪譜』とも比較されることが多く、当時主流であった一国ごとの地誌とは異なり、利根川という自然環境を中心に、その流域の歴史・文化・民俗等を描写したところに特徴がある。また本書は、利根川を媒介として地域と地域とが結ばれ、あたかも「地中海世界」ならぬ「利根川世界」(利根川文化圏)が形成されていたことを窺わせるものでもある。さらに挿絵には多くの著名な絵師たちも参加している。| この演習では、地図や絵図などを使用しながら、『利根川図志』をテキストとして、受講生はそれぞれにテーマを選び、それに基づいた発表を行う。そのための文献検索の方法、論文の読み方、地図・絵図・景観の読解方法、レジュメの作成方法、口頭発表のやり方等について事前に指導を行う。本演習を通じて、「地域文化と景観コース」の学習と研究に必要なスキルを身につけたい。
2022, 地域を重層的に捉えて多様な要素間の相互関係の仕組みを検討し、そこから見出される地域の特徴を明らかにする地誌学の基本的な考え方を学ぶ。地域を構成する様々な要素を、有機的に関連させて地域を捉える視点を養いたい。 さらに、日本地誌を概観して地誌的な見方と地域の特徴を学ぶ。
2022, 本授業は主にZoomを利用したオンデマンド授業として実施する。|主として近世以降の歴史地理学研究を概観し、日本の地理的背景及び歴史地理学の方法について学ぶ。|日本の近代化は、前近代における組織や産業、地理的条件によって特色づけられるが、そうした歴史的基盤を踏まえることで日本的近代化の理解に繋がるといえる。歴史地理学の研究対象は多岐に及ぶが、とりわけ本講義では近世以降における都市と村落の景観及び機能、そしてそれらを相互的に結びつける交通、流通、経済を中心にみていくことにする。| 近年の歴史学においても空間に対する関心が高まってきているが、歴史地理学の方法論を学ぶことで歴史地理学の目指す方向についての理解を深めたい。 |
2022, 地域を重層的に捉えて多様な要素間の相互関係の仕組みを検討し、そこから見出される地域の特徴を明らかにする地誌学の基本的な考え方を学ぶ。地域を構成する様々な要素を、有機的に関連させて地域を捉える視点を養いたい。 さらに、日本地誌を概観して地誌的な見方と地域の特徴を学ぶ。
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2023, この演習は、地域文化と景観コースにおいて卒業論文を作成する上で必要となるスキルの習得を目的としています。卒業論文の作成にあたっては、研究史の課題、史資料の活用、分析方法、論理的展開など様々な点について学ぶ必要があります。そこで個人で取り組む研究テーマと全体で取り組む研究テーマとを設定し、相互に関連させながら研究の基礎を受講生全員で一緒に学んでいきます。後者においては、ひとつの地域を取り上げ互いに協力しながら現地調査を行い、様々な歴史地理学的な調査方法を学びます。その際に地形図、絵図、古文書、金石文、伝承などの史資料についての理解を深めるとともに、それらを活用した景観の復原や地域の解明を目指します。|また、城下町や村落などの景観を観察する巡検(現地観察)を開催し、様々な景観の見方について学んでいきます。こうして習得した歴史地理学的手法や考え方を、それぞれの研究に生かすことができるよう指導していきます。
2023, この演習は、地域文化と景観コースにおいて卒業論文を作成する上で必要となるスキルの習得を目的としています。卒業論文の作成にあたっては、研究史の課題、史資料の活用、分析方法、論理的展開など様々な点について学ぶ必要があります。そこで個人で取り組む研究テーマと全体で取り組む研究テーマとを設定し、相互に関連させながら研究の基礎を受講生全員で一緒に学んでいきます。後者においては、ひとつの地域を取り上げ互いに協力しながら現地調査を行い、様々な歴史地理学的な調査方法を学びます。その際に地形図、絵図、古文書、金石文、伝承などの史資料についての理解を深めるとともに、それらを活用した景観の復原や地域の解明を目指します。|また、城下町や村落などの景観を観察する巡検(現地観察)を開催し、様々な景観の見方について学んでいきます。こうして習得した歴史地理学的手法や考え方を、それぞれの研究に生かすことができるよう指導していきます。|
2023, 歴史地理学における近世都市研究は、従来ややもすれば都市プランと呼ばれる都市の形態や景観に偏重する傾向がみられた。しかし、そうした都市プランの根底には、人々の行動やその軌跡が作り出す生活空間が存在している。とりわけ都市における寺社の祭礼は、都市全体の空間を大きく位置づける一大イベントでもあった。こうした豊かで多様な寺社と祭礼の空間を考えることは、日本の都市が育んできた伝統的文化を理解すると同時に、新たな都市空間の性質を解明する上で重要であるといえる。この講義では、地域文化と景観研究において寺社や祭礼をどのように扱って行くことができるのか、その可能性を模索するものである。まずは、寺社空間の研究にはどのような論点が存在し、どのような課題がみられるのかを確認しながら、受講生とともにこの問題を考えていきたい。|尚、講義に際しては、教室を離れ野外での半日巡検を実施したいと考えている。|
2023, 地域を重層的に捉えて多様な要素間の相互関係の仕組みを検討し、そこから見出される地域の特徴を明らかにする地誌学の基本的な考え方を学ぶ。地域を構成する様々な要素を、有機的に関連させて地域を捉える視点を養いたい。 さらに、日本地誌を概観して動態地誌的な見方と地域の特徴を学ぶ。
2023, 『利根川図志』とは、医師・赤松宗旦が著した江戸時代の地誌書である。本書は、越後魚沼の雪国の生活を描いた鈴木牧之の『北越雪譜』とも比較されることが多く、当時主流であった一国ごとの地誌とは異なり、利根川という自然環境を中心に、その流域の歴史・文化・民俗等を描写したところに特徴がある。また本書は、利根川を媒介として地域と地域とが結ばれ、あたかも「地中海世界」ならぬ「利根川世界」(利根川文化圏)が形成されていたことを窺わせるものでもある。さらに挿絵には多くの著名な絵師たちも参加している。| この演習では、地図や絵図などを使用しながら、『利根川図志』をテキストとして、受講生はそれぞれにテーマを選び、それに基づいた発表を行う。そのための文献検索の方法、論文の読み方、地図・絵図・景観の読解方法、レジュメの作成方法、口頭発表のやり方等について事前に指導を行う。本演習を通じて、「地域文化と景観コース」の学習と研究に必要なスキルを身につけたい。
2023, 主に日本国内を対象とする地域や景観の問題を、歴史地理学の方法論を用いて研究します。この演習では、自身のテーマにおける研究史上の問題点や研究課題を明確化し、ふさわしい手法を用いてオリジナルな見解を導く卒業論文の完成を目指します。また、受講生に少なくとも必ず2回の発表を行って貰います。自身の研究の進展を随時ゼミ形式で確認しながら、積極的な議論を展開し、受講生同士が切磋琢磨しながら互いの研究を深めていって貰いたいと考えます。卒業論文の作成にあたっては、問題の設定、現地調査の方法、データーの分析、結論の見通し、論文構成、執筆方法など各段階に応じた指導を行います。演習の時間はもちろんのこと、授業時間以外にも個別の指導を行いますので、随時研究の進展を報告してください。
2023, 主に日本国内を対象とする地域や景観の問題を、歴史地理学の方法論を用いて研究します。この演習では、自身のテーマにおける研究史上の問題点や研究課題を明確化し、ふさわしい手法を用いてオリジナルな見解を導く卒業論文の完成を目指します。また、受講生に少なくとも必ず5回の発表を行って貰います。自身の研究の進展を随時ゼミ形式で確認しながら、積極的な議論を展開し、受講生同士が切磋琢磨しながら互いの研究を深めていって貰いたいと考えます。卒業論文の作成にあたっては、問題の設定、現地調査の方法、データーの分析、結論の見通し、論文構成、執筆方法など各段階に応じた指導を行います。演習の時間はもちろんのこと、授業時間以外にも個別の指導を行いますので、随時研究の進展を報告してください。
2023, 主に日本国内を対象とする地域や景観の問題を、歴史地理学の方法論を用いて研究します。この演習では、自身のテーマにおける研究史上の問題点や研究課題を明確化し、ふさわしい手法を用いてオリジナルな見解を導く卒業論文の完成を目指します。また、受講生に少なくとも必ず3回の発表を行って貰います。自身の研究の進展を随時ゼミ形式で確認しながら、積極的な議論を展開し、受講生同士が切磋琢磨しながら互いの研究を深めていって貰いたいと考えます。卒業論文の作成にあたっては、問題の設定、現地調査の方法、データーの分析、結論の見通し、論文構成、執筆方法など各段階に応じた指導を行います。演習の時間はもちろんのこと、授業時間以外にも個別の指導を行いますので、随時研究の進展を報告してください。
2023, 本授業は対面授業として実施する。|本授業の前半では、本学の史学科生として充実した学生生活を送るために必要な基礎知識や能力、姿勢を培う。具体的には以下の4つを学ぶ。|(1)「学びの場」である史学科の歴史やカリキュラム、特徴を理解する。|(2)大学での学び方、生活のマナーを身につける。|(3)学修に必要な知識・情報(書籍・論文)の入手の仕方、情報ツールの活用法、学習・研究上の倫理(ルール)を知る。|(4)学んだことをまとめ、考えたことを仲間に伝えるための発表の技術、文章作成術を身につける。| 本授業の後半では各自が専攻しようとするコースはどのような研究をする場なのか、実際の研究にふれて、その概要を知る機会とする。
2023, 『利根川図志』とは、医師・赤松宗旦が著した江戸時代の地誌書である。本書は、越後魚沼の雪国の生活を描いた鈴木牧之の『北越雪譜』とも比較されることが多く、当時主流であった一国ごとの地誌とは異なり、利根川という自然環境を中心に、その流域の歴史・文化・民俗等を描写したところに特徴がある。また本書は、利根川を媒介として地域と地域とが結ばれ、あたかも「地中海世界」ならぬ「利根川世界」(利根川文化圏)が形成されていたことを窺わせるものでもある。さらに挿絵には多くの著名な絵師たちも参加している。| この演習では、地図や絵図などを使用しながら、『利根川図志』をテキストとして、受講生はそれぞれにテーマを選び、それに基づいた発表を行う。そのための文献検索の方法、論文の読み方、地図・絵図・景観の読解方法、レジュメの作成方法、口頭発表のやり方等について事前に指導を行う。本演習を通じて、「地域文化と景観コース」の学習と研究に必要なスキルを身につけたい。
2023, 主として近世以降の歴史地理学研究を概観し、日本の地理的背景及び歴史地理学の方法について学ぶ。|日本の近代化は、前近代における組織や産業、地理的条件によって特色づけられるが、そうした歴史的基盤を踏まえることで日本的近代化の理解に繋がるといえる。歴史地理学の研究対象は多岐に及ぶが、とりわけ本講義では近世以降における都市と村落の景観及び機能、そしてそれらを相互的に結びつける交通、流通、経済を中心にみていくことにする。| 近年の歴史学においても空間に対する関心が高まってきているが、歴史地理学の方法論を学ぶことで歴史地理学の目指す方向についての理解を深めたい。 |