K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

川名 禎
文学部 史学科
准教授
Last Updated :2024/03/18

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    川名 禎, カワナ タダシ

ホームページ・researchmap等のリンク

所属・職名

  • 文学部 史学科, 准教授

学歴

  • 1997年04月, 2001年03月, 國學院大學大学院博士課程後期, 文学研究科
  • 1995年04月, 1997年03月, 東京学芸大学大学院修士課程, 教育学部, 社会科教育専攻日本文化講座
  • 1991年04月, 1995年03月, 國學院大学, 文学部, 史学科

学位

  • 2023年03月09日, 博士(歴史学), 國學院大學, 文学関係, 文乙第302号, 城下空間の再編と近世都市の形成原理
  • 1997年03月19日, 修士(学術), 東京学芸大学

職歴

  • 2018年01月, 9999年, 市川市史編さん調査員
  • 2014年09月, 9999年, 了徳寺大学, 非常勤講師
  • 2012年04月, 9999年, 千葉経済大学短期大学部, 非常勤講師
  • 2009年, 9999年, 千葉経済大学, 非常勤講師
  • 2004年04月, 9999年, 國學院大學, 非常勤講師
  • 2020年04月, 2022年03月, 國學院大學栃木短期大学
  • 2017年04月, 2022年03月, 大正大学, 非常勤講師
  • 2016年04月, 2017年03月, 法政大学, 非常勤講師
  • 2014年09月, 2015年03月, 東京学芸大学, 非常勤講師
  • 2012年09月, 2014年03月, 千葉大学, 非常勤講師
  • 2008年04月, 2013年03月, 私立武蔵野女子学院中学高等学, 非常勤講師
  • 2002年04月, 2007年03月, 国立歴史民俗博物館 共同研究員
  • 2004年10月, 2005年03月, 東京学芸大学 非常勤講師
  • 2002年04月, 2005年03月, 茨城県境町町史編さん室, 調査委員
  • 2003年08月, 2004年03月, 臼杵市近世古絵図調査, 指導補助員
  • 2001年04月, 2001年09月, 茨城県立歴史館, 嘱託職員

本学就任年月日

  • 2023年04月01日

研究分野

  • 文化的景観
  • 絵図
  • 景観
  • 城下町
  • 近世都市
  • 歴史地理学

研究活動

論文

  • 三河国刈谷における城付四カ村の形成と城付役, 川名 禎, 國學院雑誌, 125, 1, 1, 20, 2024年01月, 國學院大學
  • “川合”地域における政治領域の形成とその地域性―上野国邑楽郡を中心に―, 川名 禎, 地方史研究, 73, 4, 47, 2023年08月, 地方史研究協議会
  • 「結城氏新法度」にみる戦国期の結城について, 川名 禎, 千葉経済論叢, 68, 265, 280, 2023年06月30日, 千葉経済大学, 戦国期における城下の実態は、従来その都市的な側面に注目が集まっていた。しかし、戦国期の城下は近世のそれとは異なり、その領域が制度化されておらず、何を以て城下と捉えるのかという点に課題が残されている。本稿では戦国期結城氏の家法とされる「結城氏新法度」の分析から、結城氏本領を示す「膝の下」という領域に注目する一方、商工業の進展ではなく、領民の役負担によって城と強く結びつく領域の在り方を明らかにした。さらにそうした領域を「城鄕」と捉え、城の労働力編成によって結びつく領域と位置づけた。戦国期における結城の城鄕は、やがて近世に至り「結城本郷」という広大な藩政村に継承され、形を変えつつも近代にまで至ったのである。
  • 絵図からみた城下町佐倉, 川名 禎, 佐倉市史研究, 32, 1, 25, 2019年05月, 佐倉市
  • 『半七捕物帳』に描かれた江戸の場所イメージとその構造―岡本綺堂が描く江戸の地域―, 川名 禎, 千葉経済大学短期大学部研究紀要, 15, 951, 955, 2019年03月, 千葉経済大学短期大学部
  • 「城下町」用語とその概念の変遷, 川名 禎, 國學院雑誌, 119, 3, 21, 36, 2018年03月, 國學院大學
  • 久世氏入部期における関宿城総構内の屋敷配置と空間構成―「世喜宿城之図」の検討を通じて―, 川名 禎, 野田市史研究, 26, 105, 124, 2016年03月, 野田市
  • 「江戸における砂利の需要と供給及びその流通について」, 川名 禎, 『新宿区南榎町遺跡発掘調査報告書』, 223, 251, 2015年03月
  • 高等学校地理における生徒の自発性を導く地域調査の実践 ―武蔵野台地の窪地地形を題材に―, 川名 禎, 千葉経済短期大学部研究紀要, 10, 39, 46, 2014年03月, 千葉経済大学短期大学部
  • 砂鉄採取地域における液状化・流動化被害の歴史地理学的考察 - 千葉県旭市蛇園地区を事例に -, 川名 禎, 千葉経済大学短期大学部研究紀要, 9, 35, 43, 2013年03月
  • 税務大学校税務情報センター所蔵の明治前期作成地籍図, 川名 禎; 三河雅弘, 国立歴史民俗博物館研究報告, 163, 2011年03月
  • 南関東における泥面子の分布とその要因, 川名 禎, 関西近世考古学研究, 16, 63, 70, 2008年
  • 分散城下町の成立とその統合原理—下総国関宿城下町の復原を通じて—, 川名 禎, 歴史地理学, 50, 5, 23, 42, 2008年12月, 歴史地理学会
  • 笠間稲荷神社所蔵の関宿城絵図について, 川名 禎, 利根川文化研究, 30, 45, 50, 2007年
  • 二王座村絵図にみる臼杵城下の景観と地域構成, 川名 禎, 地図, 44, 3, 1, 18, 2006年, Japan Cartographers Association
  • 近世・関東に於ける「時の鐘」について, 川名 禎, 利根川文化研究, 24, 29, 60, 2003年12月
  • 『半七捕物帳』にみる岡本綺堂の江戸情報-半七は実在したか-, 川名 禎, 利根川文化研究, 20, 1, 28, 2001年
  • 『町方以後留』にみる城下町津山の生活空間, 川名 禎, 国史学, 171, 117, 148, 2000年, 国史学会
  • 泥面子分布に見る江戸近郊の肥料流通, 川名 禎, 利根川文化研究, 10, 15, 33, 1996年
  • 二王座村絵図にみる臼杵城下の景観と地域構成, 川名 禎, 地図, 44, 3, 1, 18, 2006年, 日本地図学会
  • <書評>平井松午編『近泄城下絵図の景観分析・GIS分析』, 川名 禎, 史林, 103, 3, 418, 424, 2020年05月31日, 史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内)

Misc

  • 近世における結城本郷の成立と在地構造, 川名 禎, 地方史研究, 416, 99, 100, 2022年04月
  • 中世の所領関係を伝える「内」地名, 川名 禎, 利根川文化研究, 45, 61, 62, 2022年03月
  • 古賀邦雄著『ダム建設と地域住民補償』, 川名 禎, 利根川文化研究, 45, 65, 69, 2022年03月
  • 大矢敏夫著『小金原御鹿狩のことがわかる徳川将軍の小金原御鹿狩』, 川名 禎, 利根川文化研究, 44, 63, 66, 2021年03月
  • 平井松午編『近世城下絵図の景観分析・GIS分析』, 川名 禎, 史林, 103, 3, 58, 64, 2020年05月
  • 村田一男先生喜寿記念論集編集委員会編『村田一男先生喜寿記念論集 地域史の再検討』, 川名 禎, 利根川文化研究, 43, 74, 76, 2020年02月
  • 北原糸子著『日本震災史―復旧から復興への歩み』, 川名 禎, 利根川文化研究, 42, 72, 75, 2019年01月
  • 葛飾区郷土と天文の博物館企画展『かつしか絵図風土記―描かれた東京低地―』, 川名 禎, 地方史研究, 394, 93, 96, 2018年08月
  • 簗瀬大輔著『関東平野の中世―政治と環境―, 川名 禎, 利根川文化研究, 41, 77, 80, 2018年01月
  • 五十嵐行男著『龍のきた道―下総國龍角寺・龍腹寺・龍尾寺縁起集成』, 川名 禎, 利根川文化研究, 39, 83, 84, 2015年12月
  • 松井簡治資料集刊行会編『松井簡治資料集』, 川名 禎, 利根川文化研究, 39, 81, 82, 2015年12月
  • 上野英雄編『ダムを造らない社会へ―八ッ場ダムの問いかけ』, 川名 禎, 利根川文化研究, 38, 101, 2014年12月
  • 設立二〇周年を迎えた利根川文化研究会, 川名 禎, 千葉史学, 60, 207, 208, 2012年05月
  • 野中和夫編『江戸の自然災害』, 川名 禎, 利根川文化研究, 34, 73, 74, 2011年01月
  • 『新青森市史 資料編4 近世(2)』, 川名 禎, 弘前大学国史研究, 120, 120, 60, 63, 2006年03月, 弘前大学
  • 広瀬武著『公害の原点を後世に-入門・足尾鉱毒事件-』, 川名 禎, 利根川文化研究, 22, 68, 70, 2002年06月

著書等出版物

  • 『企画展示 風景の記録―写真資料を考える―』, 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博物館, 2011年11月
  • 「房総の城下町-「城下町時代」の終焉を告げた城〝上総国松尾城-〟」(『千葉県の歴史100話』), 国書刊行会, 2006年03月
  • 「河岸町・境の大福帳と東日本」 (『町史だよりふるさとの歴史』), 川名 禎, 境町歴史民俗資料館, 2006年01月
  • 共著「臼杵における地籍図類の作成経緯とその特色」(『臼杵市所蔵絵図資料群調査報告書』), 臼杵市教育委員会, 2005年03月
  • 共著「臼杵藩天保地押絵図の表現内容とその作成過程」(『臼杵市所蔵絵図資料群調査報告書』), 臼杵市教育委員会, 2005年03月
  • 下総境の生活史3 図説・境の歴史, 川名 禎, 2005年03月
  • 下総境の生活史 史料編 近世 3 河岸問屋の大福帳, 川名 禎, 茨城県境町, 2004年12月
  • 『利根川荒川事典』「犬吠埼」「犬若」「臼井八景」「カハボタル」「黒生浜」「下総板碑」「千騎ヶ岩」「千人塚」「武蔵型板碑」など, 国書刊行会, 2004年06月

講演・発表

  • 江戸時代の絵図からみた佐倉城下町, 川名 禎, しづ市民大学しず学入門, 2021年11月13日
  • 近世初期における結城本郷の成立と在地構造について, 川名 禎, 地方史研究協議会 研究例会報告(リモート開催), 2021年08月29日
  • 「問い」を基盤とした教養教育とコロナ禍のオンライン授業の可能性, 吉田俊弘; 寺田喜朗; 小林惇道; 川名 禎; 村岸; 純; 日下田岳史; 問芝志保; 大場あや; 大山直樹; 以上; 大正大学I類科目; 問いの探究; 担当教員; 報告者代表; 吉田俊弘, 大学教育学会, 2021年06月06日
  • 小田原城見学Ⅱ八幡山古郭東曲輪~小峰の大堀切, 川名 禎, 認定NPO法人川崎市民アカデミー講座, 2019年10月09日
  • 城下町の地名と景観―城下町小田原を歩く―, 川名 禎, 認定NPO法人川崎市民アカデミー講座, 2019年05月15日
  • 絵図からみた城下町佐倉, 川名 禎, 平成30年度 佐倉の歴史講演会, 2018年10月27日
  • 時代小説による江戸の世界―『半七捕物帳』を中心に―, 川名 禎, オープンカレッジかまがや, 2018年09月29日
  • 利根川の水運と東日本, 川名 禎, 高山彦九郎記念館講演会, 2018年06月23日
  • 近世都市の成立と展開に関する一試論, 川名 禎, 国史学会 例会報告, 2017年12月16日
  • 城下町と地名, 川名 禎, 川崎市教育委員会地名資料室「地名塾~地名入門講座パートⅡ~」, 2017年01月31日
  • 江戸における砂利の生産と流通, 川名 禎, 利根川文化研究会例会報告, 2016年10月22日
  • 世界遺産と日本の景観, 川名 禎, オープンカレッジかまがや, 2015年09月12日
  • 交通拠点としての木下・布川地域の性格, 川名 禎, 木下河岸の歴史を学ぶ「続・寺子屋吉岡」夏期特別公開講座, 2015年08月09日
  • 関宿城下町の成立と空間構成, 川名 禎, 野田市史集中講座講演, 2015年03月01日
  • 江戸初期における瀬戸内城下町高松の空間構造―「高松城下図屏風」の検討を通じて―, 川名 禎, 福武財団第2回助成活動成果発表大会, 2014年11月29日
  • 砂鉄採取地域における液状化・流動化被害について, 川名 禎, 政治経済研究所液状化問題研究会, 2013年11月06日
  • 東日本の物流拠点・関宿 境河岸, 川名 禎, 千葉県立関宿城博物館・企画展「川が結ぶ-東北地方と江戸を結んだ利根川水運-」, 2013年10月14日
  • 鮮魚街道と房総の交通, 川名 禎, オープンカレッジかまがや, 2013年09月28日
  • 大都市江戸の商品流通―米・卵・ゴミをめぐって―, 川名 禎, オープンカレッジかまがや, 2012年09月08日
  • 地図の歴史と日本の絵地図, 川名 禎, MOONLIGHT BOOKSTORE トークワンダーランド, 2012年07月29日
  • 小田原城下の地名と景観, 川名 禎, 全国地名研究者大会, 2011年10月29日
  • 絵図からみた小田原城下町の変遷, 川名 禎, 一六一七会, 2011年02月05日
  • 近世都市関宿の成立と地域編成, 千葉歴史学会中世支部会, 2009年09月19日
  • 城下町関宿の形成について, 利根川文化研究会, 2009年02月08日
  • 南関東における泥面子の分布とその要因, 関西近世考古学研究会, 2008年
  • 下総境河岸問屋小松原家の大福帳について, 相武研究会, 2007年07月08日
  • 明治初期地籍図における近世絵図の利用―臼杵藩作成の絵図を中心に, 日本地理学会 地籍図研究部会, 2006年03月29日
  • 近世城下町における時の鐘の立地, 歴史地理学会, 2003年06月21日
  • 城下町の時の鐘とその立地, 利根川文化研究会, 2003年02月23日
  • 作家岡本綺堂の江戸認識, 国史学会, 2000年12月16日
  • 『町方以後留』にみる城下町津山の空間構造, 国史学会, 1999年12月18日
  • 半七捕物帳にみられる江戸の都市構造, 川名 禎, 歴史地理学会, 1998年06月07日
  • 城下町津山の生活空間, 人文地理学会, 1997年11月16日
  • 陸奥国骨寺村の現地調査報告, 國學院大學地理学教室; 報告者; 川名 禎; 橋村 修, 歴史地理学会, 1997年04月26日
  • 泥面子分布と江戸近郊の肥料流通, 利根川文化研究会, 1995年06月25日
  • 泥面子分布と江戸近郊の肥料流通, 江戸遺跡研究会, 1995年05月17日
  • 泥面子分布と江戸近郊の肥料流通, 日本地理教育学会, 1995年03月16日

受賞

  • 2011年06月, 歴史地理学会 学会賞(研究奨励賞)
  • 2007年02月, 日本国際地図学会 学会賞(論文賞)

競争的資金

  • 近世都市の都市構造と生活空間

教育活動

担当授業

  • 史学基礎演習Ⅰ, 2022, 『利根川図志』とは、医師・赤松宗旦が著した江戸時代の地誌書である。本書は、越後魚沼の雪国の生活を描いた鈴木牧之の『北越雪譜』とも比較されることが多く、当時主流であった一国ごとの地誌とは異なり、利根川という自然環境を中心に、その流域の歴史・文化・民俗等を描写したところに特徴がある。また本書は、利根川を媒介として地域と地域とが結ばれ、あたかも「地中海世界」ならぬ「利根川世界」(利根川文化圏)が形成されていたことを窺わせるものでもある。さらに挿絵には多くの著名な絵師たちも参加している。| この演習では、地図や絵図などを使用しながら、『利根川図志』をテキストとして、受講生はそれぞれにテーマを選び、それに基づいた発表を行う。そのための文献検索の方法、論文の読み方、地図・絵図・景観の読解方法、レジュメの作成方法、口頭発表のやり方等について事前に指導を行う。本演習を通じて、「地域文化と景観コース」の学習と研究に必要なスキルを身につけたい。
  • 地誌学, 2022, 地域を重層的に捉えて多様な要素間の相互関係の仕組みを検討し、そこから見出される地域の特徴を明らかにする地誌学の基本的な考え方を学ぶ。地域を構成する様々な要素を、有機的に関連させて地域を捉える視点を養いたい。 さらに、日本地誌を概観して地誌的な見方と地域の特徴を学ぶ。
  • 地域文化と景観概論II, 2022, 本授業は主にZoomを利用したオンデマンド授業として実施する。|主として近世以降の歴史地理学研究を概観し、日本の地理的背景及び歴史地理学の方法について学ぶ。|日本の近代化は、前近代における組織や産業、地理的条件によって特色づけられるが、そうした歴史的基盤を踏まえることで日本的近代化の理解に繋がるといえる。歴史地理学の研究対象は多岐に及ぶが、とりわけ本講義では近世以降における都市と村落の景観及び機能、そしてそれらを相互的に結びつける交通、流通、経済を中心にみていくことにする。| 近年の歴史学においても空間に対する関心が高まってきているが、歴史地理学の方法論を学ぶことで歴史地理学の目指す方向についての理解を深めたい。 |
  • 地誌学, 2022, 地域を重層的に捉えて多様な要素間の相互関係の仕組みを検討し、そこから見出される地域の特徴を明らかにする地誌学の基本的な考え方を学ぶ。地域を構成する様々な要素を、有機的に関連させて地域を捉える視点を養いたい。 さらに、日本地誌を概観して地誌的な見方と地域の特徴を学ぶ。
  • 史学展開演習I(地域文化と景観), 2023
  • 史学展開演習II(地域文化と景観), 2023
  • 地域文化各論II, 2023
  • 地誌学, 2023
  • 史学基礎演習Ⅰ, 2023
  • 史学応用演習I, 2023
  • 史学応用演習(地域文化と景観), 2023
  • 史学応用演習II, 2023
  • 史学導入演習Ⅰ, 2023
  • 史学基礎演習Ⅱ, 2023
  • 地域文化と景観概論II, 2023
  • 史学展開演習I(地域文化と景観), 2023, この演習は、地域文化と景観コースにおいて卒業論文を作成する上で必要となるスキルの習得を目的としています。卒業論文の作成にあたっては、研究史の課題、史資料の活用、分析方法、論理的展開など様々な点について学ぶ必要があります。そこで個人で取り組む研究テーマと全体で取り組む研究テーマとを設定し、相互に関連させながら研究の基礎を受講生全員で一緒に学んでいきます。後者においては、ひとつの地域を取り上げ互いに協力しながら現地調査を行い、様々な歴史地理学的な調査方法を学びます。その際に地形図、絵図、古文書、金石文、伝承などの史資料についての理解を深めるとともに、それらを活用した景観の復原や地域の解明を目指します。|また、城下町や村落などの景観を観察する巡検(現地観察)を開催し、様々な景観の見方について学んでいきます。こうして習得した歴史地理学的手法や考え方を、それぞれの研究に生かすことができるよう指導していきます。
  • 史学展開演習II(地域文化と景観), 2023, この演習は、地域文化と景観コースにおいて卒業論文を作成する上で必要となるスキルの習得を目的としています。卒業論文の作成にあたっては、研究史の課題、史資料の活用、分析方法、論理的展開など様々な点について学ぶ必要があります。そこで個人で取り組む研究テーマと全体で取り組む研究テーマとを設定し、相互に関連させながら研究の基礎を受講生全員で一緒に学んでいきます。後者においては、ひとつの地域を取り上げ互いに協力しながら現地調査を行い、様々な歴史地理学的な調査方法を学びます。その際に地形図、絵図、古文書、金石文、伝承などの史資料についての理解を深めるとともに、それらを活用した景観の復原や地域の解明を目指します。|また、城下町や村落などの景観を観察する巡検(現地観察)を開催し、様々な景観の見方について学んでいきます。こうして習得した歴史地理学的手法や考え方を、それぞれの研究に生かすことができるよう指導していきます。|
  • 地域文化各論II, 2023, 歴史地理学における近世都市研究は、従来ややもすれば都市プランと呼ばれる都市の形態や景観に偏重する傾向がみられた。しかし、そうした都市プランの根底には、人々の行動やその軌跡が作り出す生活空間が存在している。とりわけ都市における寺社の祭礼は、都市全体の空間を大きく位置づける一大イベントでもあった。こうした豊かで多様な寺社と祭礼の空間を考えることは、日本の都市が育んできた伝統的文化を理解すると同時に、新たな都市空間の性質を解明する上で重要であるといえる。この講義では、地域文化と景観研究において寺社や祭礼をどのように扱って行くことができるのか、その可能性を模索するものである。まずは、寺社空間の研究にはどのような論点が存在し、どのような課題がみられるのかを確認しながら、受講生とともにこの問題を考えていきたい。|尚、講義に際しては、教室を離れ野外での半日巡検を実施したいと考えている。|
  • 地誌学, 2023, 地域を重層的に捉えて多様な要素間の相互関係の仕組みを検討し、そこから見出される地域の特徴を明らかにする地誌学の基本的な考え方を学ぶ。地域を構成する様々な要素を、有機的に関連させて地域を捉える視点を養いたい。 さらに、日本地誌を概観して動態地誌的な見方と地域の特徴を学ぶ。
  • 史学基礎演習Ⅰ, 2023, 『利根川図志』とは、医師・赤松宗旦が著した江戸時代の地誌書である。本書は、越後魚沼の雪国の生活を描いた鈴木牧之の『北越雪譜』とも比較されることが多く、当時主流であった一国ごとの地誌とは異なり、利根川という自然環境を中心に、その流域の歴史・文化・民俗等を描写したところに特徴がある。また本書は、利根川を媒介として地域と地域とが結ばれ、あたかも「地中海世界」ならぬ「利根川世界」(利根川文化圏)が形成されていたことを窺わせるものでもある。さらに挿絵には多くの著名な絵師たちも参加している。| この演習では、地図や絵図などを使用しながら、『利根川図志』をテキストとして、受講生はそれぞれにテーマを選び、それに基づいた発表を行う。そのための文献検索の方法、論文の読み方、地図・絵図・景観の読解方法、レジュメの作成方法、口頭発表のやり方等について事前に指導を行う。本演習を通じて、「地域文化と景観コース」の学習と研究に必要なスキルを身につけたい。
  • 史学応用演習I, 2023, 主に日本国内を対象とする地域や景観の問題を、歴史地理学の方法論を用いて研究します。この演習では、自身のテーマにおける研究史上の問題点や研究課題を明確化し、ふさわしい手法を用いてオリジナルな見解を導く卒業論文の完成を目指します。また、受講生に少なくとも必ず2回の発表を行って貰います。自身の研究の進展を随時ゼミ形式で確認しながら、積極的な議論を展開し、受講生同士が切磋琢磨しながら互いの研究を深めていって貰いたいと考えます。卒業論文の作成にあたっては、問題の設定、現地調査の方法、データーの分析、結論の見通し、論文構成、執筆方法など各段階に応じた指導を行います。演習の時間はもちろんのこと、授業時間以外にも個別の指導を行いますので、随時研究の進展を報告してください。
  • 史学応用演習(地域文化と景観), 2023, 主に日本国内を対象とする地域や景観の問題を、歴史地理学の方法論を用いて研究します。この演習では、自身のテーマにおける研究史上の問題点や研究課題を明確化し、ふさわしい手法を用いてオリジナルな見解を導く卒業論文の完成を目指します。また、受講生に少なくとも必ず5回の発表を行って貰います。自身の研究の進展を随時ゼミ形式で確認しながら、積極的な議論を展開し、受講生同士が切磋琢磨しながら互いの研究を深めていって貰いたいと考えます。卒業論文の作成にあたっては、問題の設定、現地調査の方法、データーの分析、結論の見通し、論文構成、執筆方法など各段階に応じた指導を行います。演習の時間はもちろんのこと、授業時間以外にも個別の指導を行いますので、随時研究の進展を報告してください。
  • 史学応用演習II, 2023, 主に日本国内を対象とする地域や景観の問題を、歴史地理学の方法論を用いて研究します。この演習では、自身のテーマにおける研究史上の問題点や研究課題を明確化し、ふさわしい手法を用いてオリジナルな見解を導く卒業論文の完成を目指します。また、受講生に少なくとも必ず3回の発表を行って貰います。自身の研究の進展を随時ゼミ形式で確認しながら、積極的な議論を展開し、受講生同士が切磋琢磨しながら互いの研究を深めていって貰いたいと考えます。卒業論文の作成にあたっては、問題の設定、現地調査の方法、データーの分析、結論の見通し、論文構成、執筆方法など各段階に応じた指導を行います。演習の時間はもちろんのこと、授業時間以外にも個別の指導を行いますので、随時研究の進展を報告してください。
  • 史学導入演習Ⅰ, 2023, 本授業は対面授業として実施する。|本授業の前半では、本学の史学科生として充実した学生生活を送るために必要な基礎知識や能力、姿勢を培う。具体的には以下の4つを学ぶ。|(1)「学びの場」である史学科の歴史やカリキュラム、特徴を理解する。|(2)大学での学び方、生活のマナーを身につける。|(3)学修に必要な知識・情報(書籍・論文)の入手の仕方、情報ツールの活用法、学習・研究上の倫理(ルール)を知る。|(4)学んだことをまとめ、考えたことを仲間に伝えるための発表の技術、文章作成術を身につける。| 本授業の後半では各自が専攻しようとするコースはどのような研究をする場なのか、実際の研究にふれて、その概要を知る機会とする。
  • 史学基礎演習Ⅱ, 2023, 『利根川図志』とは、医師・赤松宗旦が著した江戸時代の地誌書である。本書は、越後魚沼の雪国の生活を描いた鈴木牧之の『北越雪譜』とも比較されることが多く、当時主流であった一国ごとの地誌とは異なり、利根川という自然環境を中心に、その流域の歴史・文化・民俗等を描写したところに特徴がある。また本書は、利根川を媒介として地域と地域とが結ばれ、あたかも「地中海世界」ならぬ「利根川世界」(利根川文化圏)が形成されていたことを窺わせるものでもある。さらに挿絵には多くの著名な絵師たちも参加している。| この演習では、地図や絵図などを使用しながら、『利根川図志』をテキストとして、受講生はそれぞれにテーマを選び、それに基づいた発表を行う。そのための文献検索の方法、論文の読み方、地図・絵図・景観の読解方法、レジュメの作成方法、口頭発表のやり方等について事前に指導を行う。本演習を通じて、「地域文化と景観コース」の学習と研究に必要なスキルを身につけたい。
  • 地域文化と景観概論II, 2023, 主として近世以降の歴史地理学研究を概観し、日本の地理的背景及び歴史地理学の方法について学ぶ。|日本の近代化は、前近代における組織や産業、地理的条件によって特色づけられるが、そうした歴史的基盤を踏まえることで日本的近代化の理解に繋がるといえる。歴史地理学の研究対象は多岐に及ぶが、とりわけ本講義では近世以降における都市と村落の景観及び機能、そしてそれらを相互的に結びつける交通、流通、経済を中心にみていくことにする。| 近年の歴史学においても空間に対する関心が高まってきているが、歴史地理学の方法論を学ぶことで歴史地理学の目指す方向についての理解を深めたい。 |

学外活動

学協会活動

  • 千葉歴史学会
  • 利根川文化研究会
  • 国史学会
  • 日本国際地図学会
  • 人文地理学会
  • 歴史地理学会

学外委員等活動

  • 2005年, 9999年, 利根川文化研究会, 編集委員
  • 2008年06月, 2011年06月, 国史学会, 国史学会委員
  • 1999年12月, 2001年05月, 国史学会, 国史学会委員

社会貢献活動

  • 佐倉市令和5年市民カレッジ, 2023年09月01日
  • 佐倉市令和5年度しづ市民大学, 2023年09月16日