Consideration of Authenticity through a Comparison of Japan’s Cultural Property Protection System and the World Heritage System, SHIMOTSUMA Kumiko, Report on the 35th Seminar 30 Years of the Nara Document in the Global Context of Heritage Conservation, 42, 46, 22 Mar. 2025
Preparing for a Large-scale Disaster, Kumiko SHIMOTSUMA, ACCU International Workshop 2023
Disaster Risk Management for Cultural Heritage in the Asia-Pacific Region
Current State and Issues (III): Disaster Mitigation and Preparedness for Resilience Building, 17, 43, 31 Mar. 2024, Asia-Pacific Cultural Centre for UNESCO (ACCU)
ICOMOS Japan EP: Participation in the 1st Session of the Study Series on Authenticity, SHIMOTSUMA Kumiko, ICOMOS Japan Information 12-6, 27, 28, 08 Jun. 2023
Philosophy, Terminology, and Methodology of Immovable Cultural Heritage Conservation - A Call to Review Them in Consideration of Different Viewpoints on Domestic Trends, SHIMOTSUMA Kumiko, ICOMOS Japan Information 12-3, 16, 17, 07 Sep. 2022
18, 25, 31 Aug. 2022
№504, 52, 53, 22 Mar. 2021
№480, 23 Mar. 2020
№462, 44, 45, 24 Jun. 2019
№451, 44, 45, 14 Jan. 2019
105号, 6, 7, 28 Feb. 2017
№632, 6, 9, 01 May 2016
№622, 36, 39, 01 Jul. 2015
№607, 38, 45, 01 Apr. 2014
№602, 49, 51, 01 Nov. 2013
№583, 47, 50, 01 Apr. 2012
№559, 8, 15, 01 Apr. 2010
№529, 13, 18, 01 Oct. 2007
№453, 12, 17, 25 Jun. 2006
№442, 12, 15, 25 Jul. 2005
№496, 20, 25, 01 Jan. 2005
30, 56, 30 Jun. 2003
№397~№402, 25 Oct. 2001
25 Apr. 2001
№381, 6, 9, 25 Jun. 2000
№376, 8, 10, 25 Jan. 2000
41, 60, 01 Mar. 1995
№311, 4, 11, 25 Aug. 1994
10th Anniversary International Symposium of Tomioka Silk Mill and Related Sites ”The Further Evolution of Authenticity through the Lens of Heritage Ecosystems: Heritage, Communities, and Sustainable Development", 【事業概要】「富岡製⽷場と絹産業遺産群」の世界遺産登録10周年を記念し、また、「オーセンティシティに関する奈良⽂書」採択 30 年を記念し、2025年1月10日(金)及び11日(土)に、 群馬音楽センター(群馬県高崎市)において、群馬県、群馬歴史文化遺産発掘・活用・発信実行委員会、日本イコモス国内委員会
の共催により、件名のシンポジウムが開催された。 2025年1月9日(木)には、これに先駆けて、日本イコモス主催の世界遺産サイトビジットが開催された。
【事業趣旨】現在は、遺産が生まれた時代とは異なる社会経済的環境にある。しかし遺産は、現在および将来に向かって過去の様々な情報を伝え、インスピレーションをもたらす源泉、宝庫である。それゆえ、我々が未来に目を転じる時、遺産の特徴や特質を保ちつつ、地域社会が遺産に経済的、社会的、文化的、環境的、教育的、技術的等の多様な付加価値を加えながら、サステナビリティをどう実現するのか、というオーセンティシティのもつ普遍的な課題に向き合うことになる。
本シンポジウムでは、この課題について、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」を中核となる事例とし、参加者た持ち寄る多様な事例を合わせ、ヘリテージ・エコシステムを切り口として討議を行った。ヘリテージ・エコシステムとは、自然をも含む、遺産と関わりのある地域の豊かな文化的環境を成り立たせる多様な要素の循環関係や有機的な関係全体を意味するものである。
【参加者】「富岡製糸場と絹産業遺産群」に関わる事例発表者として国内専門家6名を招待した。また、演題登録から学術委員会の審査を経た19国・地域からの33組の事例発表者及び11名のポスター発表者が参加した。討議は全体討議と4グループによるグループ討議から構成され、学術委員会メンバー等8名がグループ討議のアニメーターを務めた。
【最終成果】討議の最終成果は、「Gunma Declaration on Heritage Ecosystem/ヘリテージ・エコシステムに関する群馬宣言」としてまとめられ、日本イコモスのホームページ〈https://icomosjapan.org/〉で公開されている。「お知らせ」のサイトにおける「2025年2月4日『ヘリテージ・エコシステムに関する群馬宣言』の公開」より閲覧・ダウンロードが可能である。https://icomosjapan.org/news/
【本人担当部分】日本イコモスNARA+30特別委員会の一員として企画運営にあたった。また、学術委員会の一員として登録演題の審査を行うと共に、シンポジウム当日には「富岡製⽷場と絹産業遺産群の10年」と題する情報提供を行い、グループ討議のアニメーターを務めた。
【業績概要】UNESCOおよびICCROM、文化庁、独立行政法人国立文化財機構が、ICOMOS−ICORP(国際記念物会議防災国際学術委員会)および ICOM-DRTF(国際博物館会議災害救援タスクフォース )等の協力を得て、2015年3月11日〜17日に、東京都港区および宮城県仙台市で開催した国際専門家会合である。
災害に強い地域社会の確実な構築のために文化遺産及び文化の果たす役割を確認し、防災全体の枠組みの中に文化遺産防災を的確に位置付けることを目的とするもので、中核となる東京戦略会議(3月11─13日)には、世界各地域のから50名以上の専門家が出席した。また、一部は、 第3回国連防災世界会議本体会議テーマ別会合「災害に強い文化遺産」(3月15日)としてUNISDR、 UNESCO、ICCOM、ICOMOS-ICORP、文化庁、国立文化財機構が共同で開催した。
この会議開催における日本の連絡窓口として、国際機関や関係省庁、出席者等との連絡調整にあたると共に、会議の司会、「国際専門家会合『文化遺産と災害に強い地域社会』勧告 」の作成、報告書(和文、英文)の監修等を担った。
【業績概要】アジアでは保存技術を有した専門家は育ちつつあるものの、計画的な管理の実践にまで至ってはおらず、また、保存のための伝統的な技能が残ってはいるものの、後継者の育成や資材供給の仕組みが失われつつあることが課題であった。LHSPは、これらの課題に対応するため、東南アジア及び南アジアを主対象とし、地域に根ざした文化遺産の継承のあり方を検討するために2002年より開始されたICCROMのプロジェクトである。
そのキックオフとして、(a)課題、(b)協力者、(c)事業目標達成のための戦略及び具体的取り組み、等を具体的に認識することを目的として、2005年9月(SARSの流行により2002年12月から延期)に開催された専門家会合の企画・運営・報告書作成を担当した。
【業績概要】AAHMは、UNESCOバンコク事務所とICCROMの支援によって平成13年に設立されたアジア太平洋地域の教育機関のネットワークであり、研修、調査研究、情報共有等を通じて、文化遺産の管理に係る専門的資質の向上を図ることを目的とする。ICCROMのプロジェクト・マネジャーとしてこの設立に携わると共に、UNESCOバンコク事務所、香港大学、マカオ旅游学院等と協力し、平成13年12月に開催された第1回実地研修(於:中華人民共和国マカオ特別行政区)のカリキュラム開発を行い、講師としてこれに参加した。
【業績概要】ブータン王国の依頼に基づき平成4年度~同14年度に行われた文化庁アジア・太平洋地域文化財建造物保存修復協力事業で、ブータンの文化財担当職員を招聘し、また日本の専門家を派遣し、相手国の専門家育成に協力を行ったものである。事業は第1期(予備調査:平成4~7年)、第2期(本調査:平成8~10年)、第3期(フォローアップ:平成11~13年)に区分して実施された。
【業績概要】ワット・プーは、ラオス南部に所在するクメール文化の影響を見せるヒンドゥー教寺院の遺跡である。ユネスコ・バンコク事務所に在勤中、日本国、イタリア国のそれぞれが拠出するユネスコ信託基金により実施された2件のワット・プー事業を担当し、現地の保存管理体制の構築を支援すると共に、保存対策検討のための連絡調整全般を担った。
成果としてまとめられた”Zoning and Environemental Management Plan for the Preservation of Wat Phu site (ワット・プー遺跡の保存のためのゾーニング及び環境管理計画)”は、平成13年に本遺跡が世界遺産登録された際の申請書類の一部を成す。