K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

Kiyotaka HASEGAWA
Department of Chinese Literature
Associate Professor
Last Updated :2024/06/10

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    Kiyotaka HASEGAWA

所属・職名

  • Department of Chinese Literature, Associate Professor

学位

  • 修士(文学)

本学就任年月日

  • 01 Apr. 2008

研究分野

  • Chinese thought

研究活動

論文

  • 第122巻, 第7号, 1, 22, 15 Jul. 2021
  • 第45輯, 1, 10, 01 Dec. 1999
  • 復刊第85号, 24, 34, 01 Sep. 2000
  • 第33輯, 283, 300, 01 Mar. 2002
  • 復刊第88号, 26, 39, 01 Mar. 2002
  • 第52輯, 22, 35, 01 Dec. 2006
  • 第54輯, 22, 43, 25 Dec. 2008
  • 第110巻第10号, 1, 15, 15 Oct. 2009
  • 第55輯, 19, 31, 25 Dec. 2009
  • 第56輯, 19, 30, 25 Dec. 2010
  • 第113巻第3号, 1, 13, 15 Mar. 2013
  • 第60輯, 28, 43, 25 Dec. 2014

講演・発表

  • 03 Dec. 2011
  • 26 May 2012
  • 25 May 2013
  • 14 Sep. 2014
  • 10 Jan. 2015

その他

  • 第43~47輯, 01 Dec. 1997, Dec. 2001, 本譯注稿は、國學院大學大学院において昭和61年4月以降開講された、吹野安教授の講座「漢文學研究」「中国文学特論Ⅰ」等の成果に基づき、同講座を受講する大学院生の手によってまとめられたものである。底本には、中國古典文學基本叢書『楚辭補注』を使用、譯解には、藤野岩友博士の『楚辭』(集英社「漢詩大系」)と、その最晩年の講義ノートとを拠り所とし、必要に応じて適宜他の研究・注釈書を参照した。譯注稿(十)~(十四)では、「離騒」本文第六十小段・第二三九句より最終亂辭・第三七五句まで、及び王逸の敍を譯注している。

教育活動

担当授業

  • 2019, 春秋・戦国時代は、周王朝の権威が衰え、諸侯が統治する各国が勢力を拡大し、覇権を握らんと争った時代である。この時期、中国文化は競争を通じて大いに発展したが、思想もまた、後世に「諸子百家」と呼ばれる、種々の特徴ある諸家が登場し、個人・社会・国家のあるべきかたちを論じて、一大活況を呈した。本授業は代表的な諸子百家の文章の講読を通じて、その主張や時代背景を理解し、中国文学・思想理解の深化を目指す。講読は漢文訓読による。漢和辞典無き者、教場に入るべからず。
  • 2019, -
  • 2019, 春秋・戦国時代は、周王朝の権威が衰え、諸侯が統治する各国が勢力を拡大し、覇権を握らんと争った時代である。この時期、中国文化は競争を通じて大いに発展したが、思想もまた、後世に「諸子百家」と呼ばれる、種々の特徴ある諸家が登場し、個人・社会・国家のあるべきかたちを論じて、一大活況を呈した。本授業は代表的な諸子百家の文章の講読を通じて、その主張や時代背景を理解し、中国文学・思想理解の深化を目指す。講読は漢文訓読による。漢和辞典無き者、教場に入るべからず。
  • 2019, 1年次「中国古典読法Ⅰ・Ⅱ」に引き続き、中国古典読解のための基本項目を指導する。文法の整理・古語表現への習熟・調査の方法・注釈の読解法・内容把握法の修得を目指し、古典を深く読み味わう実力の涵養を目指す。漢和辞典・予習なき者、教場に入るを得ず。
  • 2019, 後期開講の中国古典読法Ⅱと併せ、一年間をかけて以下の内容を指導する。| 1、漢文の基本構造・句法| 2、漢文に使用する古典文法| 3、漢文の解釈法|中国古典は人の生き方・世の在り方を述べるもの非常に多く、わが国が中国文化の影響を強く受けたという要因以上に、日本人にとって重要であり続けた。現代、日常を生きる上で古典の存在は希薄なように見えて、ひとたび生を探究するや、実に中国古典はなお大きな影響を及ぼしていることに気づく。本授業は、中国古典文(漢文)の読解の前提となる「漢文訓読法」の基礎を、反復練習と確認テストを重ねながら身につけ、的確かつスピーディな訓読・読解ができるようになることを目指す。予習・復習をおろそかにする者・漢和辞典を携行せざる者、教場に入るを得ず。
  • 2019, 本講座は中国文学のメニューを提示することが、一つの目的となる。|中国文学は、もとより外国語の文学であるが、必ずしも外国の文学ではなかった。それは、歴史的に見れば、この文学が、中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。|しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は、中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって、理解される。|したがって、各作品の持つ意味を、作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが、「概説」することになるはずである。|加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが、一つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。指定のテキストで、各作品の前に、概説文を置いた所以である。
  • 2019, 中学校・高等学校国語科教員を目指す学生を主な対象とした授業である。ただし漢文教材を教室でどのように教えるか、といった教授法を指導することを意図する授業ではない。教員として授業を展開していく上で、教材の内容について、教授者自身がその内容をいかに正確に理解していくか、内容の核心を正しくつかむための方法を、各人が身につけることを目指す授業である。| 高等学校・国語科用教科書「国語総合」「古典」に採録される史伝(主に『史記』)・詩文(主に唐詩)・思想(『論語』をはじめとする諸子)の教材の出典作品について、その内容・特質を解説するとともに、教材研究のための参考文献などを紹介する。|
  • 2019, 春秋・戦国時代は、諸侯の国々が覇権(ないしは生存)をかけて競い合い、文化の発展を促進した。その中で思想も、多種多様な主張が登場し、中国思想史を彩る時期となっている。それを承けた漢代には、学術の体系化がなされ、経学が形成されるとともに諸子の学も分類され、揚雄・王充など総合的考察を行った人物も出た。本授業では、先秦・漢代に展開された諸子の思想を、テーマ・キーワードを手がかりに、読解・比較を通じて探究する。予習・復習をおろそかにする者・漢和辞典を携行せざる者、教場に入るを得ず。
  • 2019, 本講座は中国文学のメニューを提示することが、一つの目的となる。|中国文学は、もとより外国語の文学であるが、必ずしも外国の文学ではなかった。それは、歴史的に見れば、この文学が、中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。|しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は、中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって、理解される。|したがって、各作品の持つ意味を、作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが、「概説」することになるはずである。|加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが、一つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。指定のテキストで、各作品の前に、概説文を置いた所以である。
  • 2019, 本講座は中国文学のメニューを提示することが、一つの目的となる。|中国文学は、もとより外国語の文学であるが、必ずしも外国の文学ではなかった。それは、歴史的に見れば、この文学が、中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。|しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は、中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって、理解される。|したがって、各作品の持つ意味を、作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが、「概説」することになるはずである。|加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが、一つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。指定のテキストで、各作品の前に、概説文を置いた所以である。
  • 2019, 漢文を正しく理解・訓読し、読解する力を養成します。| 漢語のしくみ、返り点のつけかたを始めとして、中国古典文(漢文)の読解法を一から学びます。漢文を読む必要があるが、高校漢文の漢文学習が不十分であると考える人向けの授業です。| ただし、漢文を読むというのは、古典中国語である原文を理解し、それを古典日本語で表現するという、非常に高度な作業です。高校漢文の教材は基本的に訓読されていますが、ここでは短い語→句→文→文章と、対象を少しずつ長くしながら、自力で訓読することを目指します。そのために、授業では理論学修と並行して実践を多くし、原則として毎時間始業時に前回の確認テストを行います。漢和辞典や漢文文法書を活用しながら、よく反復して知識を蓄積し、技術・読解力を向上させてください。|
  • 2019
  • 2019
  • 2019
  • 2021, 中国では、文章は文藝にとどまらず、「文章は経国の大業、不朽の盛事」(魏文帝「典論論文」)というように、知識人が精魂を傾け、国家経営に寄与しうる内容をもつべきものであると強く意識されてきた。唐代・宋代は、文章が修辞に流れ、雄渾さを失ったことへの反省から、「古文」の復興が唱えられ、筆者の主張の強い文章が多く書かれた時代である。中でも唐の韓愈・柳宗元、宋の欧陽修・蘇洵・蘇軾・蘇轍・曾鞏・王安石は「唐宋八大家」と称され、その文章は中国ばかりでなく我が国でもよく読まれてきた。本授業では、文章の歴史を概観したのち、唐の韓愈・柳宗元の文章を中心に講読する。
  • 2021, 中国では、文章は文藝にとどまらず、「文章は経国の大業、不朽の盛事」(魏文帝「典論論文」)というように、知識人が精魂を傾け、国家経営に寄与しうる内容をもつべきものであると強く意識されてきた。唐代・宋代は、文章が修辞に流れ、雄渾さを失ったことへの反省から、「古文」の復興が唱えられ、筆者の主張の強い文章が多く書かれた時代である。中でも唐の韓愈・柳宗元、宋の欧陽修・蘇洵・蘇軾・蘇轍・曾鞏・王安石は「唐宋八大家」と称され、その文章は中国ばかりでなく我が国でもよく読まれてきた。本授業では、前期「Ⅰ」の内容を踏まえ、宋の欧陽修・蘇洵・蘇軾・蘇轍・曾鞏・王安石の文章を講読する。
  • 2021, 中国の文学や思想において歴史が言及される対象・範囲は、儒教・経学が古をたっとぶこともあって、上古の五帝時代から漢代までであることが多い。この期間の流れは、例えば聖人たちの禅譲継承期、殷周の勃興と衰退、春秋・戦国の覇権争い、漢楚抗争、漢代四百年の推移とまとめられるが、それぞれの時期を考える上で要所がある。「講読」である本授業では、周~漢代の要所を知る手がかりとなる文章を、主に漢文訓読によって講読し、読解探究する。
  • 2021, 本概説は中国文学のメニューを提示することが目的となる。|中国文学は、もとより外国語の文学であるが必ずしも外国の文学ではない。それは歴史的に見れば、中国文学は中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。|しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって理解される。|したがって、各作品の持つ意味を作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが「概説」することになるはずである。|加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが1つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。これが指定の教科書において各作品の前に概説文を置いた理由である。
  • 2021, 1年次「中国古典読法Ⅰ・Ⅱ」に引き続き、中国古典読解のための基本項目を指導する。文法の整理・古語表現への習熟・注釈の読解法・内容把握法の修得を目指し、古典を深く読み味わう実力の涵養を目指す。
  • 2021, 本概説は中国文学のメニューを提示することが目的となる。|中国文学は、もとより外国語の文学であるが必ずしも外国の文学ではない。それは歴史的に見れば、中国文学は中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。|しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって理解される。|したがって、各作品の持つ意味を作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが「概説」することになるはずである。|加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが1つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。これが指定の教科書において各作品の前に概説文を置いた理由である。
  • 2021, 本概説は中国文学のメニューを提示することが目的となる。|中国文学は、もとより外国語の文学であるが必ずしも外国の文学ではない。それは歴史的に見れば、中国文学は中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。|しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって理解される。|したがって、各作品の持つ意味を作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが「概説」することになるはずである。|加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが1つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。これが指定の教科書において各作品の前に概説文を置いた理由である。
  • 2021, 漢文を正しく理解・訓読し、読解する力を養成します。|漢語のしくみ、返り点のつけかたを始めとして、中国古典文(漢文)の読解法を一から学びます。漢文を読む必要があるが、高校漢文の漢文学習が不十分であると考える人向けの授業です。|ただし、漢文を読むというのは、古典中国語である原文を理解し、それを古典日本語で表現するという、非常に高度な作業です。高校漢文の教材は基本的に訓読されていますが、ここでは短い語→句→文→文章と、対象を少しずつ長くしながら、自力で訓読することを目指します。そのために、授業では理論学修と並行して実践を多くし、原則として毎時間始業時に前回の確認テストを行います。漢和辞典や漢文文法書を活用しながら、よく反復して知識を蓄積し、技術・読解力を向上させてください。
  • 2021, 漢文を正しく理解・訓読し、読解する力を養成します。|漢語のしくみ、返り点のつけかたを始めとして、中国古典文(漢文)の読解法を一から学びます。漢文を読む必要があるが、高校漢文の漢文学習が不十分であると考える人向けの授業です。|ただし、漢文を読むというのは、古典中国語である原文を理解し、それを古典日本語で表現するという、非常に高度な作業です。高校漢文の教材は基本的に訓読されていますが、ここでは短い語→句→文→文章と、対象を少しずつ長くしながら、自力で訓読することを目指します。そのために、授業では理論学修と並行して実践を多くし、原則として毎時間始業時に前回の確認テストを行います。漢和辞典や漢文文法書を活用しながら、よく反復して知識を蓄積し、技術・読解力を向上させてください。
  • 2021, 前期開講の中国古典読法Ⅰに続き、以下の内容を指導する。|(1)中国古典の基本構造・句法|(2)漢文訓読に使用する古典文法|(3)中国古典の解釈法
  • 2021, 前期開講の中国古典読法Ⅰに続き、以下の内容を指導する。|(1)中国古典の基本構造・句法|(2)漢文訓読に使用する古典文法|(3)中国古典の解釈法
  • 2022, 前期開講の中国古典読法Ⅰに続き、以下の内容を指導する。|(1)中国古典の基本構造・句法|(2)漢文訓読に使用する古典文法|(3)中国古典の解釈法|
  • 2022, 司馬遷が『史記』を著して帝王諸侯個人の伝を主軸とした紀伝体によって時勢を述べ、班固『漢書』がこれを踏襲したことにより、中国正史は人物伝を中心に構成されることになった。史伝にはしばしば筆者の価値観が織り込まれて示唆に富むものになっており、読む側には記述自体を読むにとどまらず、内包された深意を考え、ひいては世の道理や法則を考究する姿勢が求められた。唐代以降には、史伝や歴史についての評論も盛んになる。本授業では、著名な史伝と、その史伝に基づく史論を読解、探究する。
  • 2022, 本概説は中国文学のメニューを提示することが目的となる。中国文学は、もとより外国語の文学であるが必ずしも外国の文学ではない。それは歴史的に見れば、中国文学は中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって理解される。したがって、各作品の持つ意味を作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが「概説」することになるはずである。加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが1つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。これが指定の教科書において各作品の前に概説文を置いた理由である。
  • 2022, 漢文を正しく理解・訓読し、読解する力を養成します。|漢語のしくみ、返り点のつけかたを始めとして、中国古典文(漢文)の読解法を一から学びます。漢文を読む必要があるが、高校漢文の漢文学習が不十分であると考える人向けの授業です。|ただし、漢文を読むというのは、古典中国語である原文を理解し、それを古典日本語で表現するという、非常に高度な作業です。高校漢文の教材は基本的に訓読されていますが、ここでは短い語→句→文→文章と、対象を少しずつ長くしながら、自力で訓読することを目指します。そのために、授業では理論学修と並行して実践を多くし、原則として毎時間始業時に前回の確認テストを行います。漢和辞典や漢文文法書を活用しながら、よく反復して知識を蓄積し、技術・読解力を向上させてください。
  • 2022, 現在の教育では、初等・中等高等教育を問わず、「新時代に対応した在り方」が求められています。特に、高等学校国語科においては今年度より新学習指導要領が導入され、必修科目「現代の国語」・「言語文化」がスタート。そして古典については、「「言語文化」で育成された資質・能力のうち「伝統的な言語文化に関する理解」 をより深めるため,ジャンルとしての古典を学習対象とする「古典探究」を設定する」とされ、その目標は「古典を主体的に読み深めることを通して,自分と自分を取り巻く社会にとっての古典の意義や価値について探究する科目として,主に古文・漢文を教材に,「伝統的な言語文化に関する理解」を深めることを重視するとともに,「思考力・判断力・表現力等」を育成する」とされています。古典の大切さは従来も一貫して強調されてきたものの、優先度や学習意欲は低く、また教授者の知識・技術にも多くの課題があります。本授業では古典中、漢文についての基本知識と教材研究スキルの獲得を中核とし、あわせていかに主体的な漢文学習を実現するか摸索することを目標とします。
  • 2022, 前期開講の中国古典読法Ⅰに続き、以下の内容を指導する。|(1)中国古典の基本構造・句法|(2)漢文訓読に使用する古典文法|(3)中国古典の解釈法|
  • 2022, 本概説は中国文学のメニューを提示することが目的となる。中国文学は、もとより外国語の文学であるが必ずしも外国の文学ではない。それは歴史的に見れば、中国文学は中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって理解される。したがって、各作品の持つ意味を作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが「概説」することになるはずである。加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが1つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。これが指定の教科書において各作品の前に概説文を置いた理由である。
  • 2022, 漢の司馬遷は、去勢の刑に遇う非運を超え、父司馬誕の悲願であった通史の書を完成した。後に『史記』と呼ばれるようになったその書は、帝王・諸侯・個人の伝を主軸として編成され、記述は史実を描写するに止まらず、司馬遷の歴史観・人間観が色濃く反映されたものとなっている。そのため、『史記』は歴史だけでなく、文学、思想としての性質を併せ持ち、わが国でも大いに愛読された。本授業では、『史記』の主要な伝を講読し、その叙述の特徴を理解・鑑賞する。
  • 2022, 漢代に成立した『史記』は、秦末漢初の人物の伝記部分が濃密であり、関連する人物の伝を相互に読解することで、様々な知見を得ることができる。本授業では、『史記』の秦末漢初の主要な伝を講読し、その叙述の特徴を理解・鑑賞する。
  • 2022, 漢文を正しく理解・訓読し、読解する力を養成します。|漢語のしくみ、返り点のつけかたを始めとして、中国古典文(漢文)の読解法を一から学びます。漢文を読む必要があるが、高校漢文の漢文学習が不十分であると考える人向けの授業です。|ただし、漢文を読むというのは、古典中国語である原文を理解し、それを古典日本語で表現するという、非常に高度な作業です。高校漢文の教材は基本的に訓読されていますが、ここでは短い語→句→文→文章と、対象を少しずつ長くしながら、自力で訓読することを目指します。そのために、授業では理論学修と並行して実践を多くし、原則として毎時間始業時に前回の確認テストを行います。漢和辞典や漢文文法書を活用しながら、よく反復して知識を蓄積し、技術・読解力を向上させてください。
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023
  • 2023, 本概説は中国文学のメニューを提示することが目的となる。中国文学は、もとより外国語の文学であるが必ずしも外国の文学ではない。それは歴史的に見れば、中国文学は中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって理解される。したがって、各作品の持つ意味を作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが「概説」することになるはずである。加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが1つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。これが指定の教科書において各作品の前に概説文を置いた理由である。
  • 2023, 前期開講の中国古典読法Ⅰに続き、以下の内容を指導する。|(1)中国古典の基本構造・句法|(2)漢文訓読に使用する古典文法|(3)中国古典の解釈法
  • 2023, 『荀子』は戦国時代の荀況(荀卿、孫卿)の思想を反映したとされる書であり、儒家に分類される。『荀子』といえば礼の重視と性悪説の主張が有名であるが、『荀子』の主張は修養、制度、弁論、学界批判をはじめ非常に広汎であり、後の漢代の学術体系に大きな影響を与えた。本授業は『荀子』の主要な篇を講読し、その主張を整理した上で、『荀子』を総合的に理解することを目指す。
  • 2023, 「君子」には人君、為政者の意もあるが、この語が有名であるのは「徳を成した者」、すなわち道徳の完成者、理想的人格者の意を有するからであると言ってよい。「君子」は道を説き、往事の是非を断じる存在であり、また、知識人・教養人たらんとする人々の目標であった。本授業では、『論語』をはじめとする漢文原典に描かれる「君子」の記述を読み、「君子」像の諸側面を整理し、探究する。
  • 2023, 本概説は中国文学のメニューを提示することが目的となる。中国文学は、もとより外国語の文学であるが必ずしも外国の文学ではない。それは歴史的に見れば、中国文学は中国一国だけの文学ではなく、時間的にも空間的にも東アジア全体に拡がりを持ち得たからである。しかし、こうした歴史的事実を生み出した要因は中国の歴史の古さのみに帰すべきではない。むしろ、中国文学に内在する普遍性に着目しなければならない。その普遍性は、各時代の作品を精確に読み解くことによって得られる特性を基とし、社会との関係の中でそれらの作品を位置づけることによって理解される。したがって、各作品の持つ意味を作品内部や作者個人だけに閉じさせるのではなく、相互の等質性や異質性に留意しつつ、講じてゆくことが「概説」することになるはずである。加えて、中国文学は社会性・政治性を持つことが1つの理想であった文学であるから、作品の理解に際して、先行する「文学史」上の作品に求めるべきではなく、それを生み出した社会を認識しておく必要がある。これが指定の教科書において各作品の前に概説文を置いた理由である。
  • 2023, 現在の教育では、初等・中等高等教育を問わず、「新時代に対応した在り方」が求められています。特に、高等学校国語科においては昨年度より新学習指導要領が導入され、必修科目「現代の国語」・「言語文化」がスタート。そして古典については、「「言語文化」で育成された資質・能力のうち「伝統的な言語文化に関する理解」 をより深めるため,ジャンルとしての古典を学習対象とする「古典探究」を設定する」とされ、その目標は「古典を主体的に読み深めることを通して,自分と自分を取り巻く社会にとっての古典の意義や価値について探究する科目として,主に古文・漢文を教材に,「伝統的な言語文化に関する理解」を深めることを重視するとともに,「思考力・判断力・表現力等」を育成する」とされています。古典の大切さは従来も一貫して強調されてきたものの、優先度や学習意欲は低く、また教授者の知識・技術にも多くの課題があります。本授業では古典中、漢文についての基本知識と教材研究スキルの獲得を中核とし、あわせていかに主体的な漢文学習を実現するか摸索することを目標とします。
  • 2023, 本授業は人文総合プログラムを選択し学修する上で、重要となる基本知識を概説する。人文学の分野は言うまでもなく多岐にわたり、その総体を示しきることは困難だが、本授業では特に言語、歴史、政治、思想、教育、芸術をとりあげ、その概要を理解することを目指す。
  • 2023, 前期開講の中国古典読法Ⅰに続き、以下の内容を指導する。|(1)中国古典の基本構造・句法|(2)漢文訓読に使用する古典文法|(3)中国古典の解釈法
  • 2023, 中国古典中最重要文献のひとつ『論語』を、宋学の巨人・朱子(名は熹、諡は文公。1130~1200)の注釈である『論語集注』によって読む。まず『論語』について説明し、主要な注釈・注釈の性質について説明した後、実際の注に即して講読し、朱子の注釈の特徴、朱子学の基本知識について言及しながら、『論語』各章を理解し、古典を学ぶ意味を考える。
  • 2023, 中国古典中最重要文献のひとつ『孟子』を、宋学の巨人・朱子(名は熹、諡は文公。1130~1200)の注釈である『孟子集注』によって読む。まず『孟子』について説明し、主要な注釈・注釈の性質について説明した後、実際の注に即して講読し、朱子の注釈の特徴、朱子学の基本知識について言及しながら、『孟子』各章を理解し、古典を学ぶ意味を考える。
  • 2023, 漢文を正しく理解・訓読し、読解する力を養成します。|漢語の仕組み、返り点のつけかたを始めとして、中国古典文(漢文)の読解法を1から学びます。|漢文を読むというのは、古典中国語である原文を理解し、それを古典日本語で表現するという、作業となります。高校漢文の教材は基本的に訓読されていますが、ここでは短い語→句→文→文章と、対象を少しずつ長くしながら、自力で訓読することを目指します。そのために、授業では理論学修と並行して実践を多くします。漢和辞典や漢文文法書を活用しながら、よく反復して知識を蓄積し、技術・読解力を向上させてください。
  • 2023, 1年次「中国古典読法Ⅰ・Ⅱ」に引き続き、中国古典読解のための基本項目を指導する。文法の整理・古語表現への習熟・注釈の読解法・内容把握法の修得を目指し、古典を深く読み味わう実力の涵養を目指す。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • Apr. 1997
  • Jul. 1999
  • Nov. 1999
  • Apr. 2007

学外委員等活動

  • 01 Apr. 2019, 31 Mar. 2022, 國學院大學中國學會, 会計委員


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