K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

Ryo FUJISHIMA
Department of Law
Professor
Last Updated :2024/05/22

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    Ryo FUJISHIMA

ホームページ・researchmap等のリンク

所属・職名

  • Department of Law, Professor

学位

  • Mar. 2010, 博士(法学), 東京大学, 第17325号

本学就任年月日

  • 01 Apr. 2014

研究分野

  • Comparative politics

研究活動

論文

  • 第42号, 63, 69, 10 Mar. 2020
  • 20 Jun. 2019
  • Obsession with Conspiracy Theories: The Ideology of the Romanian Ultranationalist, Ryo Fujishima, 第56巻, 第4号, 107頁, 133頁, 10 Mar. 2019
  • Ryo Fujishima, Takashi Narihiro, “New Party Entries and Dramatic Moves along the Left-Right Spectrum: Party Competition in Bulgaria and Romania during the 2000s”, Kokugakuin Journal of Law and Politics, Vol.54, No.2, September 2016, 第54巻第2号, 43, 79, 10 Sep. 2016, Kokugakuin University, 成廣孝(Takashi Narihiro)
  • 209, 237, 30 Jun. 2016
  • 101, 138, 30 Jan. 2015
  • Annals of the Japan Association for Comparative Politics, 129, 155, 01 Jun. 2014
  • 01 Mar. 2014
  • 01 Jun. 2013
  • Traian Băsescu, “Player-president”: Romanian Semi-Presidentialism in a Comparative Perspective, Ryo Fujishima, Russian and East European Studies, 41, 3, 18, 01 Mar. 2013, The Japanese Association for Russian and East European Studies, https://www.jstage.jst.go.jp/article/jarees/2012/41/2012_3/_pdf/-char/ja
  • 01 Jun. 2012
  • 第39号, 63, 86, 01 Mar. 2011
  • 01 May 2010
  • 01 Mar. 2010
  • 第37号, 95, 99, 01 Mar. 2010
  • 399, 435, 01 May 2009
  • 01 Oct. 2006
  • 第113巻5・6号, 140, 206, 01 May 2000
  • 第22号, 37, 52, 01 May 2000

著書等出版物

  • 15 Feb. 2022
  • 30 Nov. 2021
  • 01 Aug. 2012

その他

  • "Obsession with Conspiracy Theories: The Ideology of the Romanian Ultranationalist", The Society for Romanian Studies 2018 Conference, D8 Panel, 27 Jun. 2018
  • 20 Apr. 2019
  • vol.63, Apr. 2019
  • 2020年9月号, 01 Sep. 2020, 20, 23
  • 01 Jun. 1999, 東欧史研究会例会において、なぜ戦間期ルーマニアという条件下で、ファシズム運動(軍団運動/鉄衛団)が成長したのか、という問題について報告(修士論文の内容報告)。
  • 01 Oct. 2006, 日本比較政治学会第9回研究大会、分科会D「リベラル・デモクラシーへの対抗構想:歴史的文脈での再検討」において、ルーマニアの民族主義的知識人による議会制民主主義に対する批判について報告。
  • 01 Oct. 2008, 日本国際政治学会2008年度研究大会、部会14「バルカン地域とEU拡大」において、EU加盟交渉がルーマニアの国内政治、とりわけ政党システムに与えた影響について報告。
  • 01 Jun. 2010, 日本比較政治学会第13回研究大会、自由企画11「戦間期ヨーロッパにおける君主-内閣-議会」において、戦間期ルーマニアの議会政治が、機能不全から崩壊へと至る過程について報告。
  • 01 Jun. 2012, 日本比較政治学会第15回研究大会、分科会B「政治発展と非公式制度-前世紀転換期のヨーロッパとラテンアメリカ-」において、ブルガリアとルーマニアが、大衆政治状況に直面した際に、対照的な経路を辿った理由について報告。
  • 01 Oct. 2012, ロシア・東欧学会第41回研究大会、共通論題「ポスト共産時代のリーダーとリーダーシップ」において、2000年代ルーマニア政治で中心的役割を果たした大統領バセスクのリーダーシップについて、半大統領制比較の視座から報告。
  • 01 Jun. 2013, 日本比較政治学会第16回研究大会、自由企画3「政党というビジネス-中・東欧における政党の可塑性と固定性」において、政党の政策位置の「大移動」、あるいは、有力な新政党の「参入」という現象について、ルーマニアとブルガリアの事例を中心に報告。岡山大学法学部成廣孝教授との共著。
  • 01 Nov. 2012, EUSI(EU研究コンソーシアム)の公開講座「民主化とEU加盟は中・東欧の社会をどう変えたか」において、EUの「協力・検証メカニズム」がルーマニアの汚職対策及び司法制度改革に与えた影響について報告。
  • 第112巻11・12号, 01 Dec. 2009, 214, 217, Matthew Feldman et al.(eds.),Clerical Fascism in Interwar Europeに関する、比較政治史・比較ファシズム論の観点からの書評。
  • 01 Dec. 2010, 79, 106, 『ポスト社会主義諸国 政党・選挙ハンドブックⅢ』の「ルーマニア」の章。ルーマニアの政治制度・選挙制度の概要と、主要政党及び体制転換以降の選挙に関する詳細な説明・データ。
  • 01 Apr. 2009, 「ポスト社会主義諸国の政党・選挙データベース」の「ルーマニア」部分。ルーマニアの政治制度・選挙制度・主要政党の概要と、体制転換以降の選挙に関する詳細なデータ。京都大学地域情報統合センターのホームページ上では2009年以降、北海道大学スラブ研究センターのホームページ上では2010年以降公開され、主要選挙のたびにデータを更新。

競争的資金

  • 19K01453, 2019
  • 25285037, Comparative studies on political development in mainly smaller European countries and Japan, This research project asserted the importance of comparative studies between the political development of modern Japan and that of the European non-model countries. It aimed to compare 1) the process of establishment of Party-Government in Japan with that of parliamentary government in Northern Europe, 2) the pattern of governmental changes of the Japanese Party-Governments with that of oligarchic parliamentarianism in Southern or Southeastern Europe, 3) the establishment of authoritarian regimes in Japan and Southern or East-Central Europe, 4) the formation of post-war predominant party systems in the context of centralized welfare states in Japan, France and Italy. Through nine Meetings on the Comparative European Political History, which gathered Japanese and European political historians, we have done several surveys on the relevant themes in comparative politics, the evaluation of the works of pioneers in the field of historical political science, and individual researches.
  • 24530124, A comparative study of mutual interaction between constitutional regimes and informal institutions in the developments in Southern European and Latin American politics, Political changes in Lain America, Southern Europe and the Balkans since 19th century have generally been viewed in a superficial and static way from such stereotype as "discrepancy between institution and reality". We conducted some research to make an attempt to reinterpret the political developments in these countries in the context of "dynamic interaction between 'institution'(constitutional regimes) and 'reality'(informal institution)." One of our findings is that the problem of structural political corruption still deep and serious in these countries is not explained by simple social reductionism, but has been maintained changing over time through styles and qualities of core executive or electoral politics.
  • 23530142, Stability and Effectiveness in Party Government: The Cases of Volatile Party Systems and Semi-Presidentialism in Central and Eastern Europe, In the Czech Republic, Slovakia and Bulgaria, numerous new parties has gained parliamentary seats in the recent elections. It is difficult to explain voter's support for these new parties by voter's social attribute. The "relatively established" parties from the 1990s has been losing support and are forced to accept these new parties as partners in governmental coalitions. It makes policy making more fluid. In Romania with its semi-presidential regime, established parties has changed their ideological stance or merged under the strong influence of the president. These polities cannot be classified as the hybrid or the transitory case of established democracies. Rather, they should been seen as a new type of democracy which is in flux constantly.
  • 21330035, The Transformation in the Structure of Party Competition and Party Strategies in Europe, Main contribution of this project is threefold ;(1) Conceptual clarification of"competition"is necessary. Mere existence of plural parties do not lead to"competition"in strict sense. They can just co-exist, mobilizing their"own"voters.(2)"Catch-all parties"do not replace the"organized(mass) parties". In reality, catch-all parties tried to re-organize their core voters. In this sense, the image of linear decline of party organization is to be corrected.(3) The Golden Age of West European Party Politics in the postwar era was made possible on specific conditions. Changes in both dimensions jeopardize the trust in party politics, and, eventually, in democratic politics.
  • 19K01453
  • 22H00808
  • 23H00044
  • 24H00135, The "Third Wave" of Democratization Revisited: New Perspectives on Regime Transition
  • 23K22080

教育活動

担当授業

  • 2019, この授業では、主に第二次世界大戦後から1990年代までのヨーロッパの政治の歩みについて取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」、「デモクラシー」、「福祉国家」などはヨーロッパで生まれ、成長したシステムです。同時に、絶えずそのようなシステムを問い直し、新たな「試み」を続けているのもヨーロッパの特徴であり、EUはその典型と言えるでしょう。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、戦後史の具体的な展開・事例を踏まえながら、考えてみたいと思います。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。
  • 2019, 1970年代後半以降の世界的な民主化の進展によって、現在では、世界の過半数の国で一応「民主的」とされる選挙が行われています。しかし、依然として半数以上の国は民主政に分類できない国であり、また、民主政に「移行」したとされる国々の中にも、政治の実態を見れば、民主政と呼ぶのが困難な事例が多数存在します。さらに、現代民主政の歴史的背景を理解する上でも、非民主的体制についての理解は重要です。そこで本講義では、非民主的体制の類型やそれぞれの特質、民主化の過程・動態や力学、民主化後の政治の問題点などについて、考察してみたいと思います。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。|
  • 2019, 現代民主政の実態は、いわゆる先進国(日米欧)に限定した場合でも多様であり、それは日本とアメリカの政治のあり方を思い浮かべれば、容易に実感できると思います。さらに、ヨーロッパにおける民主政の多様なあり方には、目を見張るものがあります。本講義では、このような民主政のバリエーションについて、第一に、政治制度の異同、第二に、制度の運用の実態の違いや、政党を始めとする政治アクターの特質などから考察し、現代民主政についての理解を深めます。講義全体を通じて、具体的事例としてはヨーロッパを中心とし、比較の観点から日本の事例についても積極的に取り上げます。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。
  • 2019, 政治専攻の1年生の皆さんは、前期開講の基礎演習Aにおいて、大学での学修の「基本のき」、特に「読む」「聞く」「話す」を学びますが、後期開講の基礎演習Bでは、「書く」ことに的を絞って勉強します。| 4年間の大学生活において、レポートを書くことを避けて通ることはできません。また、学期末・学年末試験では、きちんとした答案を書くことが要求されます。この演習では、文章作成法を学ぶことを通して、「書く」ことの基本的作法と技術の習得をめざします。| そして、実際に中間レポート・学期末レポートを書いてみることで、形式的要件を満たし、かつ説得力に富んだレポートの作り方の基礎を身につけます。
  • 2019, 政治をめぐるニュースや議論のなかで、「ポピュリズム」という言葉を耳にしたことはあると思います。この言葉は、歴史的には人民主義などと訳されてきましたが、近年では、単なる人気取りの政策や、「敵」を名指しして国民を煽る無責任な政治として、批判的に使われることが多くなりました。実際、ポピュリズムのマイナス面は、日本に限らず、ヨーロッパやアメリカにおいても大きな問題となっています。その一方で、民主主義である以上、「大衆的な人気」自体は望ましい、必要なものであるとも言えます。また、ポピュリズムが成長する背景には、現在の政党政治の問題点、さらには社会の大きな変容が存在すると考えられます。本演習では、まず、ポピュリズムとは何であるのかという観点から、その歴史的変遷や多様なあり方について整理します。その上で、現在ポピュリズムが「流行」している理由について考察し、民主主義とは切っても切り離せない、この現象との付き合い方について考えていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はポピュリズムをテーマとした新書・概説書、後期はポピュリズムに関するやや専門的な文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告・コメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2019, 政治をめぐるニュースや議論のなかで、「ポピュリズム」という言葉を耳にしたことはあると思います。この言葉は、歴史的には人民主義などと訳されてきましたが、近年では、単なる人気取りの政策や、「敵」を名指しして国民を煽る無責任な政治として、批判的に使われることが多くなりました。実際、ポピュリズムのマイナス面は、日本に限らず、ヨーロッパやアメリカにおいても大きな問題となっています。その一方で、民主主義である以上、「大衆的な人気」自体は望ましい、必要なものであるとも言えます。また、ポピュリズムが成長する背景には、現在の政党政治の問題点、さらには社会の大きな変容が存在すると考えられます。本演習では、まず、ポピュリズムとは何であるのかという観点から、その歴史的変遷や多様なあり方について整理します。その上で、現在ポピュリズムが「流行」している理由について考察し、民主主義とは切っても切り離せない、この現象との付き合い方について考えていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はポピュリズムをテーマとした新書・概説書、後期はポピュリズムに関するやや専門的な文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告・コメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2019, 政治をめぐるニュースや議論のなかで、「ポピュリズム」という言葉を耳にしたことはあると思います。この言葉は、歴史的には人民主義などと訳されてきましたが、近年では、単なる人気取りの政策や、「敵」を名指しして国民を煽る無責任な政治として、批判的に使われることが多くなりました。実際、ポピュリズムのマイナス面は、日本に限らず、ヨーロッパやアメリカにおいても大きな問題となっています。その一方で、民主主義である以上、「大衆的な人気」自体は望ましい、必要なものであるとも言えます。また、ポピュリズムが成長する背景には、現在の政党政治の問題点、さらには社会の大きな変容が存在すると考えられます。本演習では、まず、ポピュリズムとは何であるのかという観点から、その歴史的変遷や多様なあり方について整理します。その上で、現在ポピュリズムが「流行」している理由について考察し、民主主義とは切っても切り離せない、この現象との付き合い方について考えていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はポピュリズムをテーマとした新書・概説書、後期はポピュリズムに関するやや専門的な文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告・コメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2019, 現代の政治は、グローバル化や社会の根本的な変容(「脱成長社会」)という流れの中で、大きく変化するとともに、複雑化・重層化しています。また、このような変化に十分に対応できていない政党政治、さらには「政治」自体に対する不信感の高まりは、現在の先進国に共通する現象・課題といえるでしょう。本授業では、まず、このような現代政治を理解するための基本的な考え方や、概念、理論の枠組みについて整理します。その上で、現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのか、「日本の政治をどう見るのか?」という点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。
  • 2019, 国際ニュースでは、内戦やクーデタなどの暴力的な事件、あるいは、「民主化」という、より長期にわたる現象を耳にすることも多いと思います。また、20世紀史を繙けば、革命と呼ばれる多くの出来事が記されています。本講義では、これらの一連の現象を政治変動として捉えた上で、いかなる政治変動が、いつ、そしてなぜ生じ、どのような帰結をもたらしたのか、という問題について考察してみたいと思います。その際、政治変動に関する主要な理論を説明するとともに、20世紀の政治史について、政治変動という観点から、その概略を検討してみたいと考えています。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。
  • 2019, 現在国内外で生じている政治的な出来事や現象を理解するうえで、比較政治は有効な道具・手立てとなります。「(そもそも)どのような現象が起こっているのか/それが何であるのか?」「なぜそのような現象が起こったのか?」という問いに答えるためには、「比較」という方法や視点が不可欠だからです。この授業では、まず、現代の政治現象を捉えるための、基本的な考え方や、概念、理論の枠組みについて整理します。その上で、時事問題を含めた現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのかという点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。講義全体を通じて、具体的事例としてはヨーロッパを中心とし、比較の観点から日本の事例についても積極的に取り上げます。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。
  • 2020, この授業では、主に第二次世界大戦後から1990年代までのヨーロッパの政治の歩みについて取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」「デモクラシー」「福祉国家」などは、ヨーロッパで生まれ、成長したシステムです。同時に、絶えずそのようなシステムを問い直し、新たな「試み」を続けているのもヨーロッパの特徴であり、EUはその典型と言えるでしょう。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、戦後史の具体的な展開・事例を踏まえながら考えてみたいと思います。|【本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施します】
  • 2020, 1970年代以降の世界的な民主化の進展によって、現在では、世界の過半数の国で一応「民主的」とされる選挙が行われています。しかし、依然として半数以上の国は民主政に分類できない国であり、また、民主政に「移行」したとされる国々の中にも、政治の実態を見れば、民主政と呼ぶのが困難な事例が多数存在します。さらに、現代民主政の歴史的背景を理解する上でも、非民主的体制についての理解は重要です。そこで本講義では、非民主的体制の類型やそれぞれの特質、民主化の過程・動態や力学、民主化後の政治の問題点などについて、考察してみたいと思います。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。|本授業は、主にPowerPointを利用した遠隔授業として実施します。
  • 2020, 現代民主政の実態は、いわゆる先進国(日米欧)に限定した場合でも多様であり、それは日本とアメリカの政治のあり方を思い浮かべれば、容易に実感できると思います。さらに、ヨーロッパにおける民主政の多様なあり方には、目を見張るものがあります。本講義では、このような民主政のバリエーションについて、第一に、政治制度の異同、第二に、制度の運用の実態の違いや、政党を始めとする政治アクターの特質などから考察し、現代民主政についての理解を深めます。講義全体を通じて、具体的事例としてはヨーロッパを中心とし、比較の観点から日本の事例についても積極的に取り上げます。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。|【本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施します】
  • 2020, 基礎演習Aでは、大学での学習に必要となる基礎的な読解力と報告・討論の基礎に焦点を当てて、みなさんが演習などに参加しても困らないような基本的な技術を習得してもらうことを目的としています。| 政治や現代の社会に関する教材を使いながら、要点を的確につかむ本の読み方、自分の主張の論理的な構成方法、他人に自分の主張を正確に伝える発表や報告のしかた、議論の問題点を明確にする質問や議論の方法、などについて、ポイントを指導するとともに、実習をしてもらいます。|なお、大学の教室での授業が可能になるまでは、Zoomによる授業とK-SMAPYIIによる課題提出で進行することとなります。詳細は5/7の開講前に履修者メール等でお知らせします。
  • 2020, 近年、EUの危機、難民・移民問題、各国におけるポピュリズムの席巻など、ヨーロッパ政治の危機や激動が語られています。しかし、見方を変えれば、政治は絶えざる危機の連続、常に激動と言うこともできます。したがって、本当に重大な変化が生じているのか、どのような性格の危機なのか、じっくりと見定める必要があると考えられます。以上のような問題関心から、ヨーロッパ政治の現在地について、歴史的視点や、日本を含めた他の先進民主主義国との比較を重視しながら、その「変容」を跡づけ・位置づけていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はヨーロッパの政治・歴史をテーマとした新書・概説書、後期はヨーロッパ現代政治に関するやや専門的な文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後半はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者/担当班を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。|本授業は、主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施します。
  • 2020, 近年、EUの危機、難民・移民問題、各国におけるポピュリズムの席巻など、ヨーロッパ政治の危機や激動が語られています。しかし、見方を変えれば、政治は絶えざる危機の連続、常に激動と言うこともできます。したがって、本当に重大な変化が生じているのか、どのような性格の危機なのか、じっくりと見定める必要があると考えられます。以上のような問題関心から、ヨーロッパ政治の現在地について、歴史的視点や、日本を含めた他の先進民主主義国との比較を重視しながら、その「変容」を跡づけ・位置づけていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はヨーロッパの政治・歴史をテーマとした新書・概説書、後期はヨーロッパ現代政治に関するやや専門的な文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後半はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者/担当班を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。|本授業は、主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施します。
  • 2020, 近年、EUの危機、難民・移民問題、各国におけるポピュリズムの席巻など、ヨーロッパ政治の危機や激動が語られています。しかし、見方を変えれば、政治は絶えざる危機の連続、常に激動と言うこともできます。したがって、本当に重大な変化が生じているのか、どのような性格の危機なのか、じっくりと見定める必要があると考えられます。以上のような問題関心から、ヨーロッパ政治の現在地について、歴史的視点や、日本を含めた他の先進民主主義国との比較を重視しながら、その「変容」を跡づけ・位置づけていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はヨーロッパの政治・歴史をテーマとした新書・概説書、後期はヨーロッパ現代政治に関するやや専門的な文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後半はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者/担当班を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。|本授業は、主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施します。
  • 2020, 現代の政治は、グローバル化や社会の根本的な変容(「脱成長社会」)という流れの中で、大きく変化するとともに、複雑化・重層化しています。また、このような変化に十分に対応できていない政党政治、さらには「政治」自体に対する不信感の高まりは、現在の先進国に共通する現象・課題といえるでしょう。本授業では、まず、このような現代政治を理解するための基本的な考え方や概念、理論の枠組みについて整理します。その上で、現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのか、「日本の政治をどう見るのか?」という点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。|【本授業は、主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施します】
  • 2020, この授業では、主に19世紀末から第二次世界大戦に至る、ヨーロッパ政治の激動の展開について取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」「デモクラシー」「議会制」「福祉国家」などは、ヨーロッパで生まれ、成長した理念やシステムです。同時に、それらは絶えず戦争や経済危機、独裁などにより脅かされ、様々な紆余曲折や「刷新」の試みを経て、現在の姿をとるようになりました。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、政治史の具体的な展開・事例を踏まえながら考えてみたいと思います。|【本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施します】
  • 2020, 国際ニュースでは、内戦やクーデタなどの暴力的な事件、あるいは「民主化」という、より長期にわたる現象を耳にすることも多いと思います。また、20世紀の歴史を繙けば、革命と呼ばれる多くの出来事が記されています。本講義では、これらの一連の現象を政治変動として捉えた上で、いかなる政治変動が、いつ、そしてなぜ生じ、どのような帰結をもたらしたのか、という問題について考察してみたいと思います。その際、政治変動に関する主要な理論を説明するとともに、20世紀末から今世紀初頭の政治史について、政治変動という観点から検討してみたいと考えています。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。|本授業は、主にPowerPointを利用した遠隔授業として実施します。
  • 2021, この授業では、主に第二次世界大戦後から1990年代までのヨーロッパの政治の歩みについて取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」「デモクラシー」「福祉国家」などは、ヨーロッパで生まれ、成長したシステムです。同時に、絶えずそのようなシステムを問い直し、新たな「試み」を続けているのもヨーロッパの特徴であり、EUはその典型と言えるでしょう。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、戦後史の具体的な展開・事例を踏まえながら考えてみたいと思います。|
  • 2021, 1970年代以降の世界的な民主化の進展によって、現在では、世界の過半数の国で一応「民主的」とされる選挙が行われています。しかし、依然として半数以上の国は民主政に分類できない国であり、また、民主政に「移行」したとされる国々の中にも、政治の実態を見れば、民主政と呼ぶのが困難な事例が多数存在します。さらに、現代民主政の歴史的背景を理解する上でも、非民主的体制についての理解は重要です。そこで本講義では、非民主的体制の類型やそれぞれの特質、民主化の過程・動態や力学、民主化後の政治の問題点などについて、考察してみたいと思います。|
  • 2021, 現代民主政の実態は、いわゆる先進国(日米欧)に限定した場合でも多様であり、それは日本とアメリカの政治のあり方を思い浮かべれば、容易に実感できると思います。さらに、ヨーロッパにおける民主政の多様なあり方には、目を見張るものがあります。本講義では、このような民主政のバリエーションについて、第一に、政治制度の異同、第二に、制度の運用の実態の違いや、政党を始めとする政治アクターの特質などから考察し、現代民主政についての理解を深めます。講義全体を通じて、具体的事例としてはヨーロッパを中心とし、比較の観点から日本の事例についても積極的に取り上げます。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。|
  • 2021, 基礎演習Aでは、大学での学習に必要となる基礎的な読解力と報告・討論の基礎に焦点を当てて、みなさんが演習などに参加しても困らないような基本的な技術を習得してもらうことを目的としています。| 政治や現代の社会に関する教材を使いながら、要点を的確につかむ本の読み方、自分の主張の論理的な構成方法、他人に自分の主張を正確に伝える発表や報告のしかた、議論の問題点を明確にする質問や議論の方法、などについて、ポイントを指導するとともに、実習をしてもらいます。
  • 2021, 「グローバル化」の時代といわれる今日においても、ナショナリズムは弱まる気配はなく、むしろその影響力を増しているように見られます。また、ナショナリズムは、日常生活での情緒・感情と結びついた現象(スポーツでの代表チームの応援など)であると同時に、国際政治を左右するような高度な原理という多面的な性格を持ち、そのあらわれ方も時代や地域によって大きく異なります。本演習では、主に政治現象としてのナショナリズムに焦点を合わせ、その歴史的変遷や多様なあり方、今後の展望などについて考察してみたいと思います。授業の進め方としては、前期はナショナリズムをテーマとした必読の新書・概説書、後期はナショナリズム論の古典的文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者/担当班を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2021, 「グローバル化」の時代といわれる今日においても、ナショナリズムは弱まる気配はなく、むしろその影響力を増しているように見られます。また、ナショナリズムは、日常生活での情緒・感情と結びついた現象(スポーツでの代表チームの応援など)であると同時に、国際政治を左右するような高度な原理という多面的な性格を持ち、そのあらわれ方も時代や地域によって大きく異なります。本演習では、主に政治現象としてのナショナリズムに焦点を合わせ、その歴史的変遷や多様なあり方、今後の展望などについて考察してみたいと思います。授業の進め方としては、前期はナショナリズムをテーマとした必読の新書・概説書、後期はナショナリズム論の古典的文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者/担当班を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2021, 「グローバル化」の時代といわれる今日においても、ナショナリズムは弱まる気配はなく、むしろその影響力を増しているように見られます。また、ナショナリズムは、日常生活での情緒・感情と結びついた現象(スポーツでの代表チームの応援など)であると同時に、国際政治を左右するような高度な原理という多面的な性格を持ち、そのあらわれ方も時代や地域によって大きく異なります。本演習では、主に政治現象としてのナショナリズムに焦点を合わせ、その歴史的変遷や多様なあり方、今後の展望などについて考察してみたいと思います。授業の進め方としては、前期はナショナリズムをテーマとした必読の新書・概説書、後期はナショナリズム論の古典的文献を全員で読み進めます(輪読形式)。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告も予定しています。また、初回の授業時に、各回の報告担当者/担当班を決定し、第2回目以降、主に担当者の報告と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2021, 法的あるいは政治的な考え方は、現実に起こっている問題を解決するための「道具」です。そして、法学部では、その道具の使い方を中心に学びます。しかし、解決すべき問題の方を知らずに、道具の使い方だけを教わっても、うまく使いこなすどころか、なぜそのような道具が必要なのか、ということすらわからないまま学修を進めることになってしまうでしょう。|その原因の一つは、法律や政治というものに対して、みなさんが思い描いている漠然としたイメージと、法律や政治が解決を迫られている現実とのギャップにあります。何となく法律や政治について勉強するのではなく、具体的にどのような問題に対して法的な解決や政治的な解決が求められているのかを知って初めて、法的な考え方や政治的な考え方の意味を知ることができると思いますし、そこから「より深く知りたい」という気持ちも生まれてくると思います。そして、その気持ちが、「自ら積極的に学修する」意欲の基礎になるのです。|そこで、この「基礎演習」という授業では、現実の社会の中で法的な解決や政治的な解決が要求されているさまざまな場面や事例を、具体的に知ってもらい、時には、それに対する解決を具体的に考えてもらうことで、法律や政治という「道具」の必要性と有効性を、より具体的で実感を伴った形で理解してもらいます。
  • 2021, 現代の政治は、グローバル化や社会の根本的な変容(「脱成長社会」)という流れの中で、大きく変化するとともに、複雑化・重層化しています。また、このような変化に十分に対応できていない政党政治、さらには「政治」自体に対する不信感の高まりは、現在の先進国に共通する現象・課題といえるでしょう。本授業では、まず、このような現代政治を理解するための基本的な考え方や概念、理論の枠組みについて整理します。その上で、現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのか、「日本の政治をどう見るのか?」という点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。|
  • 2021, この授業では、主に19世紀末から第二次世界大戦に至る、ヨーロッパ政治の激動の展開について取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」「デモクラシー」「議会制」「福祉国家」などは、ヨーロッパで生まれ、成長した理念やシステムです。同時に、それらは絶えず戦争や経済危機、独裁などにより脅かされ、様々な紆余曲折や「刷新」の試みを経て、現在の姿をとるようになりました。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、政治史の具体的な展開・事例を踏まえながら考えてみたいと思います。|
  • 2021, 国際ニュースでは、内戦やクーデタなどの暴力的な事件、あるいは「民主化」という、より長期にわたる現象を耳にすることも多いと思います。また、20世紀の歴史を繙けば、革命と呼ばれる多くの出来事が記されています。本講義では、これらの一連の現象を政治変動として捉えた上で、いかなる政治変動が、いつ、そしてなぜ生じ、どのような帰結をもたらしたのか、という問題について考察してみたいと思います。その際、政治変動に関する主要な理論を説明するとともに、20世紀末から今世紀初頭の政治史について、政治変動という観点から検討してみたいと考えています。|
  • 2022, この授業では、主に第二次世界大戦後から1990年代までのヨーロッパの政治の歩みについて取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」「デモクラシー」「福祉国家」などは、ヨーロッパで生まれ、成長したシステムです。同時に、絶えずそのようなシステムを問い直し、新たな「試み」を続けているのもヨーロッパの特徴であり、EUはその典型と言えるでしょう。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、戦後史の具体的な展開・事例を踏まえながら考えてみたいと思います。|
  • 2022, 1970年代以降の世界的な民主化の進展によって、現在では、世界の過半数の国で一応「民主的」とされる選挙が行われています。しかし、依然として半数以上の国は民主政に分類できない国であり、また、民主政に「移行」したとされる国々の中にも、政治の実態を見れば、民主政と呼ぶのが困難な事例が多数存在します。さらに、現代民主政の歴史的背景を理解する上でも、非民主的体制についての理解は重要です。そこで本講義では、非民主的体制の類型やそれぞれの特質、民主化の過程・動態や力学、民主化後の政治の問題点などについて、考察してみたいと思います。|
  • 2022, 現代民主政の実態は、いわゆる先進国(日米欧)に限定した場合でも多様であり、それは日本とアメリカの政治のあり方を思い浮かべれば、容易に実感できると思います。さらに、ヨーロッパにおける民主政の多様なあり方には、目を見張るものがあります。本講義では、このような民主政のバリエーションについて、第一に、政治制度の異同、第二に、制度の運用の実態の違いや、政党を始めとする政治アクターの特質などから考察し、現代民主政についての理解を深めます。講義全体を通じて、具体的事例としてはヨーロッパを中心とし、比較の観点から日本の事例についても積極的に取り上げます。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。|
  • 2022, 基礎演習Aでは、大学での学習に必要となる基礎的な読解力と報告・討論の基礎に焦点を当てて、みなさんが演習などに参加しても困らないような基本的な技術を習得してもらうことを目的としています。| 政治や現代の社会に関する教材を使いながら、要点を的確につかむ本の読み方、自分の主張の論理的な構成方法、他人に自分の主張を正確に伝える発表や報告のしかた、議論の問題点を明確にする質問や議論の方法、などについて、ポイントを指導するとともに、実習をしてもらいます。
  • 2022, 政治をめぐるニュースや議論のなかで、「ポピュリズム」という言葉を耳にしたことはあると思います。この言葉は、歴史的には人民主義などと訳されてきましたが、近年では、単なる人気取りの政策や、「敵」を名指しして国民を煽る無責任な政治といったニュアンスで、批判的に使われることが多くなりました。実際、ポピュリズムのマイナス面は、日本に限らず、ヨーロッパやアメリカにおいても大きな問題となっています。その一方で、民主主義である以上、「大衆的な人気」自体は望ましい、必要なものであるとも言えます。また、ポピュリズムが成長する背景には、現在の政党政治の問題点、さらには社会の大きな変容が存在すると考えられます。本演習では、まず、ポピュリズムとは何であるのかという観点から、その歴史的変遷や多様なあり方について整理します。その上で、現在ポピュリズムが「流行」している理由について考察し、民主主義とは切っても切り離せない、この現象との付き合い方について考えていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はポピュリズムや民主主義をテーマとした新書・概説書、後期はポピュリズムに関するやや専門的な文献を全員で読み進めます。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告を行います。また、初回の授業時に、各回の担当班を決定し、第2回目以降、発表と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2022, 政治をめぐるニュースや議論のなかで、「ポピュリズム」という言葉を耳にしたことはあると思います。この言葉は、歴史的には人民主義などと訳されてきましたが、近年では、単なる人気取りの政策や、「敵」を名指しして国民を煽る無責任な政治といったニュアンスで、批判的に使われることが多くなりました。実際、ポピュリズムのマイナス面は、日本に限らず、ヨーロッパやアメリカにおいても大きな問題となっています。その一方で、民主主義である以上、「大衆的な人気」自体は望ましい、必要なものであるとも言えます。また、ポピュリズムが成長する背景には、現在の政党政治の問題点、さらには社会の大きな変容が存在すると考えられます。本演習では、まず、ポピュリズムとは何であるのかという観点から、その歴史的変遷や多様なあり方について整理します。その上で、現在ポピュリズムが「流行」している理由について考察し、民主主義とは切っても切り離せない、この現象との付き合い方について考えていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はポピュリズムや民主主義をテーマとした新書・概説書、後期はポピュリズムに関するやや専門的な文献を全員で読み進めます。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告を行います。また、初回の授業時に、各回の担当班を決定し、第2回目以降、発表と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2022, 世界の様々な地域を研究し、現地の事情に精通しているゲスト講師をお招きして、現代国際社会の諸問題について多面的に理解する。
  • 2022, 政治をめぐるニュースや議論のなかで、「ポピュリズム」という言葉を耳にしたことはあると思います。この言葉は、歴史的には人民主義などと訳されてきましたが、近年では、単なる人気取りの政策や、「敵」を名指しして国民を煽る無責任な政治といったニュアンスで、批判的に使われることが多くなりました。実際、ポピュリズムのマイナス面は、日本に限らず、ヨーロッパやアメリカにおいても大きな問題となっています。その一方で、民主主義である以上、「大衆的な人気」自体は望ましい、必要なものであるとも言えます。また、ポピュリズムが成長する背景には、現在の政党政治の問題点、さらには社会の大きな変容が存在すると考えられます。本演習では、まず、ポピュリズムとは何であるのかという観点から、その歴史的変遷や多様なあり方について整理します。その上で、現在ポピュリズムが「流行」している理由について考察し、民主主義とは切っても切り離せない、この現象との付き合い方について考えていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はポピュリズムや民主主義をテーマとした新書・概説書、後期はポピュリズムに関するやや専門的な文献を全員で読み進めます。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告を行います。また、初回の授業時に、各回の担当班を決定し、第2回目以降、発表と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2022, 現代の政治は、グローバル化や社会の根本的な変容(「脱成長社会」)という流れの中で、大きく変化するとともに、複雑化・重層化しています。また、このような変化に十分に対応できていない政党政治、さらには「政治」自体に対する不信感の高まりは、現在の先進国に共通する現象・課題といえるでしょう。本授業では、まず、このような現代政治を理解するための基本的な考え方や概念、理論の枠組みについて整理します。その上で、現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのか、「日本の政治をどう見るのか?」という点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。|
  • 2022, この授業では、主に19世紀末から第二次世界大戦に至る、ヨーロッパ政治の激動の展開について取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」「デモクラシー」「議会制」「福祉国家」などは、ヨーロッパで生まれ、成長した理念やシステムです。同時に、それらは絶えず戦争や経済危機、独裁などにより脅かされ、様々な紆余曲折や「刷新」の試みを経て、現在の姿をとるようになりました。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、政治史の具体的な展開・事例を踏まえながら考えてみたいと思います。|
  • 2022, 国際ニュースでは、内戦やクーデタなどの暴力的な事件、あるいは「民主化」という、より長期にわたる現象を耳にすることも多いと思います。また、20世紀の歴史を繙けば、革命と呼ばれる多くの出来事が記されています。本講義では、これらの一連の現象を政治変動として捉えた上で、いかなる政治変動が、いつ、そしてなぜ生じ、どのような帰結をもたらしたのか、という問題について考察してみたいと思います。その際、政治変動に関する主要な理論を説明するとともに、20世紀末から今世紀初頭の政治史について、政治変動という観点から検討してみたいと考えています。|
  • 2022, この科目は、学修の集大成として、自らの問題関心に基づいて「スタディ・ペーパー」と呼ばれる論文を作成する科目です。|スタディ・ペーパーは、短期間で簡単に作成できるものではなく、ある程度の予備知識の上に、周到な準備を重ねて初めて完成するものになります。2年生から演習に参加して、各自の関心に応じて深めた知識を前提として、基本的に現在所属している演習の先生の指導の下で執筆してもらいます。
  • 2023
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  • 2023, この授業では、主に第二次世界大戦後から1990年代までのヨーロッパの政治の歩みについて取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」「デモクラシー」「福祉国家」などは、ヨーロッパで生まれ、成長したシステムです。同時に、絶えずそのようなシステムを問い直し、新たな「試み」を続けているのもヨーロッパの特徴であり、EUはその典型と言えるでしょう。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、戦後史の具体的な展開・事例を踏まえながら考えてみたいと思います。|
  • 2023, 1970年代以降の世界的な民主化の進展によって、現在では、世界の過半数の国で一応「民主的」とされる選挙が行われています。しかし、依然として半数以上の国は民主政に分類できない国であり、また、民主政に「移行」したとされる国々の中にも、政治の実態を見れば、民主政と呼ぶのが困難な事例が多数存在します。さらに、現代民主政の歴史的背景を理解する上でも、非民主的体制についての理解は重要です。そこで本講義では、非民主的体制の類型やそれぞれの特質、民主化の過程・動態や力学、民主化後の政治の問題点などについて、考察してみたいと思います。|
  • 2023, 現代民主政の実態は、いわゆる先進国(日米欧)に限定した場合でも多様であり、それは日本とアメリカの政治のあり方を思い浮かべれば、容易に実感できると思います。さらに、ヨーロッパにおける民主政の多様なあり方には、目を見張るものがあります。本講義では、このような民主政のバリエーションについて、第一に、政治制度の異同、第二に、制度の運用の実態の違いや、政党を始めとする政治アクターの特質などから考察し、現代民主政についての理解を深めます。講義全体を通じて、具体的事例としてはヨーロッパを中心とし、比較の観点から日本の事例についても積極的に取り上げます。また、毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義形式で授業を進めます。|
  • 2023, 基礎演習Aでは、大学での学習に必要となる基礎的な読解力と報告・討論の基礎に焦点を当てて、みなさんが演習などに参加しても困らないような基本的な技術を習得してもらうことを目的としています。| 政治や現代の社会に関する教材を使いながら、要点を的確につかむ本の読み方、自分の主張の論理的な構成方法、他人に自分の主張を正確に伝える発表や報告のしかた、議論の問題点を明確にする質問や議論の方法、などについて、ポイントを指導するとともに、実習をしてもらいます。
  • 2023, 近年、EUの危機、難民・移民問題、各国におけるポピュリズムの席巻など、ヨーロッパ政治の危機や変動が語られてきましたが、ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、文字通り激動の時期を迎えました。このような時にこそ、どのような性格の危機なのか、実際にどのような変化が生じているのか、じっくりと見定める必要があると考えられます。以上のような問題関心から、ヨーロッパ政治の現在地について、歴史的視点や、日本を含めた他の先進民主主義国との比較を重視しながら、その「変容」を跡づけ・位置づけていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はヨーロッパの政治・歴史をテーマとした新書・概説書、後期はヨーロッパ現代政治に関するやや専門的な文献を全員で読み進めます。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告を行います。また、初回の授業時に、各回の担当班を決定し、第2回目以降、発表と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2023, 近年、EUの危機、難民・移民問題、各国におけるポピュリズムの席巻など、ヨーロッパ政治の危機や変動が語られてきましたが、ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、文字通り激動の時期を迎えました。このような時にこそ、どのような性格の危機なのか、実際にどのような変化が生じているのか、じっくりと見定める必要があると考えられます。以上のような問題関心から、ヨーロッパ政治の現在地について、歴史的視点や、日本を含めた他の先進民主主義国との比較を重視しながら、その「変容」を跡づけ・位置づけていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はヨーロッパの政治・歴史をテーマとした新書・概説書、後期はヨーロッパ現代政治に関するやや専門的な文献を全員で読み進めます。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告を行います。また、初回の授業時に、各回の担当班を決定し、第2回目以降、発表と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2023, 近年、EUの危機、難民・移民問題、各国におけるポピュリズムの席巻など、ヨーロッパ政治の危機や変動が語られてきましたが、ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、文字通り激動の時期を迎えました。このような時にこそ、どのような性格の危機なのか、実際にどのような変化が生じているのか、じっくりと見定める必要があると考えられます。以上のような問題関心から、ヨーロッパ政治の現在地について、歴史的視点や、日本を含めた他の先進民主主義国との比較を重視しながら、その「変容」を跡づけ・位置づけていきたいと思います。授業の進め方としては、前期はヨーロッパの政治・歴史をテーマとした新書・概説書、後期はヨーロッパ現代政治に関するやや専門的な文献を全員で読み進めます。後期はさらに、参加者が関心を持った個別テーマの報告を行います。また、初回の授業時に、各回の担当班を決定し、第2回目以降、発表と全員が毎回事前に提出するコメントに基づき、内容の確認や検討、討論を行います。取り上げるテキストはいずれも骨太の内容であり、関係するテーマ・領域も多岐にわたりますので、自分なりの関心・問題設定に基づいて、毎回の演習に臨む姿勢が期待されます。
  • 2023, 現代の政治は、グローバル化や社会の根本的な変容(「脱成長社会」)という流れの中で、大きく変化するとともに、複雑化・重層化しています。また、このような変化に十分に対応できていない政党政治、さらには「政治」自体に対する不信感の高まりは、現在の先進国に共通する現象・課題といえるでしょう。本授業では、まず、このような現代政治を理解するための基本的な考え方や概念、理論の枠組みについて整理します。その上で、現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのか、「日本の政治をどう見るのか?」という点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。|
  • 2023, この授業では、主に19世紀末から第二次世界大戦に至る、ヨーロッパ政治の激動の展開について取り上げます。現在、国際政治・経済におけるヨーロッパの存在感は低下しつつあるように見えます。しかし、現代の世界を特徴づける「国民国家」「デモクラシー」「議会制」「福祉国家」などは、ヨーロッパで生まれ、成長した理念やシステムです。同時に、それらは絶えず戦争や経済危機、独裁などにより脅かされ、様々な紆余曲折や「刷新」の試みを経て、現在の姿をとるようになりました。このようなヨーロッパの経験が問いかけるものは何か、政治史の具体的な展開・事例を踏まえながら考えてみたいと思います。|
  • 2023, 国際ニュースでは、内戦やクーデタなどの暴力的な事件、あるいは「民主化」という、より長期にわたる現象を耳にすることも多いと思います。また、20世紀の歴史を繙けば、革命と呼ばれる多くの出来事が記されています。本講義では、これらの一連の現象を政治変動として捉えた上で、いかなる政治変動が、いつ、そしてなぜ生じ、どのような帰結をもたらしたのか、という問題について考察してみたいと思います。その際、政治変動に関する主要な理論を説明するとともに、20世紀末から今世紀初頭の政治史について、政治変動という観点から検討してみたいと考えています。|
  • 2023, 授業の前半では、国際情勢について書かれた英語の新聞記事・コラムを、後半では、政治学に関連した英語のテキストを読みます。政治学に関連した専門用語を含め、英文を正確な日本語に翻訳することを重視し、テキストを精読します。毎回、全員が事前に提出する課題を踏まえ、疑問点や文法の確認、段落の要約、論点といった何らかの発言を求めます。
  • 2023, この科目は、学修の集大成として、自らの問題関心に基づいて「スタディ・ペーパー」と呼ばれる論文を作成する科目です。|スタディ・ペーパーは、短期間で簡単に作成できるものではなく、ある程度の予備知識の上に、周到な準備を重ねて初めて完成するものになります。2年生から演習に参加して、各自の関心に応じて深めた知識を前提として、基本的に現在所属している演習の先生の指導の下で執筆してもらいます。

教育活動に関する評価・表彰・受賞等

  • 202012, 第2回立教大学教育活動特別賞, 立教大学
  • 202010, 令和元年度「学生が選ぶベスト・ティーチング賞」, 國學院大學

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • Apr. 1997
  • Apr. 1999
  • Jun. 2012
  • Oct. 2012
  • Jan. 2018


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