受刑者の権利保障を確保するための「行刑」のかたちとは, 安田恵美, 法学館憲法研究所LawJournal, 2025年05月, 法学館憲法研究所
新しい刑事政策(第6回) 「犯罪をした高齢者の特性とそれに応じた対応」, 安田恵美, 法学セミナー, 69, 9, 87, 92, 2024年08月, 日本評論社
フランスにおける「効果的で意味のある刑罰」をめぐる立法と議論 : 「再犯防止」と「社会参加の促進」に向けた施策と実践に対する批判的考察, 安田恵美, 国学院法学, 61, 4, 2024年03月, 國學院大學法学会
高齢受刑者等への対応に関わる「専門家」間の協働関係, 安田恵美, 法律時報, 96, 3, 21, 25, 2024年03月, 日本評論社
日仏の刑務所制度の表象を超えて, 安田恵美=VANDERSTUKKEN,O= BENBOURICHE,M., 国学院法学, 61, 3, 2023年12月, 国学院大学法学会
Le système pénitentiaire japonais.
Approche comparée entre le Japon et la France, Megumi YASUDA, Olivier VANDERSTUKKEN, Massil BENBOURICHE, Les Cahiers de la sécurité et de la justice, 2023年09月19日, l'Institut des hautes études du ministère de l'Intérieur
Le système pénitentiaire japonais et la gestion de la délinquance au Japon
Dépasser les représentations par l’approche culturelle, Megumi YASUDA, Olivier VANDERSTUKKE Massil BENBOURICHE, Cahiers de la sécurité et de la justice, 2023年05月03日, l'Institut des hautes études du ministère de l'Intérieur
新型コロナウイルス感染症対策としての早期釈放制度活用の可能性 : フランスにおける2020年3月25日のオルドナンス2020-303号の経験から, 安田恵美, 国学院法学, 59, 4, 89, 128, 2022年03月10日, 國學院大學法学会
刑務所医療の枠組みにおける新型コロナウイルス感染症対策とその課題, 安田恵美, 都市と社会, 5, 36, 41, 2021年03月, 大阪市立大学都市研究プラザ
刑務所拘禁による「社会的排除」を回避するための施策に関する一考察, 安田恵美, 現代の社会病理, 34, 39, 54, 2019年09月30日, 日本社会病理学会
教育講演:高齢犯罪者の社会復帰と権利保障, 安田恵美, 日本フォレンジック看護学会誌, 5, 2, 91, 104, 2019年07月31日, 日本フォレンジック看護学会
拘禁の継続と相いれない受刑者に対する自由刑の裁量的執行停止の運用に関する一考察, 安田恵美, 法学雑誌, 64巻, 4号, 971, 1010, 2019年03月31日, 大阪市立大学法学会
第1章刑務所出所者の社会で更に生きるチカラとそれを支える人々のチカラの醸成, URP「先端的都市研究」シリーズ13『先端的都市研究拠点2017年度公募型共同研究によるアクションリサーチ』, 2018年03月01日
フランスにおける治療を理由とする刑の執行停止制度の改革 , 罪と罰, 55号1巻, 2017年12月01日
高齢犯罪者と「社会的排除」, 法学セミナー, 62巻11号, 2017年11月01日
拘禁の弊害と社会復帰 , 法学セミナー, 62巻11号, 2017年11月01日
治療を理由とした刑の修正を受ける人々の居場所と援助 : 尊厳をもってケアを受ける(受け入れ先紹介実用ガイドブック), フランス刑事立法研究会;井上 宜裕;安田 恵美, 法政研究, 83, 4, 941, 967, 2017年03月10日, 九州大学法政学会, はしがき 治療を理由とした刑の修正を受ける人々の居場所と援助
筆者より, 安田 恵美, 犯罪社会学研究, 42, 0, 2017年, 日本犯罪社会学会
高齢受刑者の医療を受ける権利の保障とその手段としての早期釈放制度の積極的運用(6・完) , 大阪市立大学法学雑誌, 62巻1号, 2016年03月01日
高齢受刑者の医療を受ける権利の保障とその手段としての早期釈放制度の積極的運用(5) , 大阪市立大学法学雑誌, 61巻4号, 2015年11月01日
高齢受刑者の医療を受ける権利の保障とその手段としての早期釈放制度の積極的運用 (五), 安田 恵美, 大阪市立大學法學雜誌, 61, 4, 863, 923, 2015年11月, 大阪市立大学
高齢受刑者の医療を受ける権利の保障とその手段としての早期釈放制度の積極的運用(4), 大阪市立大學法學雜誌, 61巻3号, 2015年09月01日
高齢受刑者の医療を受ける権利の保障とその手段としての早期釈放制度の積極的運用(四) (大阪市立大学法学研究科法曹養成専攻創立10周年記念講演会), 安田 恵美, 大阪市立大學法學雜誌, 61, 3, 596, 638, 2015年09月, 大阪市立大学
「高齢受刑者の医療を受ける権利の保障とそのための早期釈放制度の積極的運用(3)」, 「法学雑誌」, 61巻1号, 370, 429, 2015年03月01日, 大阪市立大学法学会
「高齢受刑者の医療を受ける権利の保障とそのための早期釈放制度の積極的運用(2)」, 「法学雑誌」, 60巻2号, 572, 622, 2014年03月01日, 大阪市立大学法学会
「福祉的ニーズを持つ被疑者への起訴猶予」, 「法学雑誌」, 60巻3・4号, 171, 230, 2014年03月01日, 大阪市立大学法学会, 刑事司法の手中に置かれた障がいを有する人や高齢者といった、福祉的ニーズを有する人々における供述の任意性の確保や、処分・量刑決定における福祉的ニーズの斟酌の在り方が問題とされている。これらの「入口支援」のうち、とりわけ、被疑者段階における起訴猶予に向けた福祉的支援については、各機関が試みている。しかし、実際にヒアリングを行った結果、被疑者段階における入口支援が非常に困難であることが明らかとなった。その根底には期間の短さや情報の少なさといった問題を生み出している、刑訴法 条の「境遇」という文言の理解の違いがあると思われる。すなわち、福祉的ニーズを有する被疑者に対する起訴猶予を選択する基準として、福祉的支援が確保されているところまで必要となるのか否か、という点である。この点、検察の中でも一貫していないように思われる。ただし、更生保護法条は、検察は「(福祉的支援の)必要があるときに」更生緊急保護に関する情報提供の義務を課せられている。この規定にかんがみれば、検察官の役割は福祉的ニーズを確認し、本人の支援への同意を確認するところまでであり、支援の確保は考慮されるべきではない。もっとも、起訴猶予を積極的に運用することについては、検察官の権限を増大させ、捜査の糾問化をもたらすおそれがあることから、慎重な検討が必要であろう。しかし、起訴猶予が積極的に用いられ、ダイバージョンにおいて大きな役割を担っている現状にかんがみれば、起訴猶予における福祉的配慮について理論的検討を行う必要があると思われる。
「受刑者における『塀の外で死ぬ』権利」, 「犯罪社会学研究」, 38号, 170, 185, 2013年10月01日, 日本犯罪社会学会, 受刑者の中には、がんにり患し終末期を経て死亡した者が少なからずいる。その一方で、同じく末期がんにり患している受刑者であっても、自由刑の執行停止を用いて早期釈放する場合もある。その対応の違いの背景には帰住先がみつかったかどうか、という事情がある。しかし、このような受刑者本人の力のみではどうにもならない事柄によって死ぬ場所が変わる、というのは大いに問題がある。これは死ぬ場所の問題のみならず、受刑者として死ぬか、一市民として死ぬかという受刑者本人の尊厳に深くかかわる問題だからである。そこで、受刑者の権利として、塀の外で死を迎えるための制度を整備してきたフランスの議論から示唆を得て、受刑者の塀の外で死ぬ権利に関する議論の必要性を指摘した。
「高齢受刑者の医療を受ける権利の保障とそのための早期釈放制度の積極的運用(1)」, 「法学雑誌」, 60巻1号, 1, 79, 2013年09月01日, 大阪市立大学法学会, 近時、日本の刑務所において人に人が歳以上の高齢受刑者である。彼らの多くは、生活に困窮し、生きるために軽微な財産犯を繰り返している。それゆえ、高齢者犯罪への対応の在り方については刑事政策のみならず、社会政策全般において検討がなされつつある。しかし、実際に刑務所の中で高齢受刑者に対してどのような処遇を行うべきか、についてはあまり議論がなされていないように思われる。そこで本稿では高齢受刑者処遇においては医療的福祉的対応の充実がまずは必要であることを示した。それは、高齢受刑者と非高齢受刑者の質的違いは、医療的・福祉的ニーズの多様性・複合性にあると考えるからである。生きていなければ社会復帰はできない。さらに、健康であるほうが釈放後の受け皿の範囲が広がる。それゆえ、医療的・福祉的対応の充実は必要不可欠である。刑務所では当該高齢受刑者のケアを十分に行うことができない場合には、刑の執行停止(刑訴法条)を用いて早期釈放することが必要である。なぜならば、諸法の要請にかんがみれば、高齢受刑者の生命および健康の維持は自由刑の執行に優先されなければならないからである。
「高齢受刑者の尊厳を基礎とした処遇に向けて」(学位論文), 2013年03月01日, 高齢者は非高齢者よりも体力が減退し、病気のリスクが高い。それ故フランスでは高齢犯罪者に対して、より拘禁を回避し、刑務所内でも手厚い治療と介護を行ってきた。一方、日本の刑事司法においては「高齢者」の扱い方に関する指針がない。その結果、拘禁されやすく、かつ刑務所内でも特性に応じた処遇は行われていない。この対応は諸法の要請に反している。そこで、現行制度においては高齢受刑者を早期釈放することが必要である。
高齢者犯罪における所得保障制度の犯罪予防的役割の重要性(ニ・完): フランスにおける高齢者犯罪の動向と高齢者に対する所得保障の発展の関係を素材に, 安田恵美, 法学雑誌, 2010年12月01日, 大阪市立大学法学会
高齢者犯罪における所得保障制度の犯罪予防的役割の重要性(一): フランスにおける高齢者犯罪の動向と高齢者に対する所得保障の発展の関係を素材に, 安田恵美, 法学雑誌, 2010年03月01日, 大阪市立大学法学会
「フランスにおける高齢者の経済状況と高齢者犯罪」(修士論文), 2009年03月01日, 生活困窮を原因とした高齢者犯罪の予防策として、より手厚い所得保障は効果的なのか。この点について、より実証的に検討すべく、本稿では、高齢社会に到達しているが、高齢者犯罪が少ないフランスを比較対象として、高齢者の生活状況、所得保障状況等と高齢者犯罪の動向を検討した。その検討から、フランスでは高齢者の生活水準の引上げによる困窮状況の改善が高齢者による軽微な財産犯の抑止になっていることを明らかにした。
刑務所内での精神病理学の位置付け : 社会的表象がグッドプラクティスに及ぼす影響について, O. VANDERSTUKKEN, 安田 恵美, 西村 朋子, 国学院法学, 62, 2, 64, 33, 2024年09月, 国学院大学法学会
フランスにおけるカップル間暴力行為者に対する保護観察付司法統制処分の試行, 井上 宜裕=大貝 葵=安田 恵美, 国学院法学, 61, 2, 2023年09月01日, 国学院法学法学会
フランスの刑事施設における高齢者の特性を考慮した処遇の実践, 安田 恵美, 国学院法学, 61, 1, 2023年07月, 国学院大学法学会
フランスにおける再犯概念に関する研究の20年(2000年ー2020年), Raphaël BECQUES、安田恵美訳, 国学院法学, 59, 3, 115, 149, 2022年, 國學院大學法学会
犯罪をした高齢者の社会復帰とそれに向けた支援 (名城大学法学部創立70周年記念シンポジウム 高齢社会における法・政策上の課題), 安田恵美, 名城法学, 71, 2, 26, 35, 2021年, 名城大学法学会
シンポジウム「高齢社会における法・政策上の課題」, 伊川 正樹
関 ふ佐子
安田 恵美
柳澤 武
前田 智彦, 名城法学, 71, 2, 1, 63, 2021年10月25日, 名城大学法学会
フランス刑事施設等参観記録, 井上宜裕、金澤真理、寺嶋文哉、徳永元、安田恵美, 國學院法学, 57, 3, 35, 59, 2020年03月, 國學院大學法学会
公益奉仕労働, Zarianta ABDOULHAMID, 安田恵美訳, 國學院法学, 2019年07月10日, 國學院大學法学会
「書評 この人が選ぶこの一冊 山本譲司著『覚醒』」, 「ホームレスと社会」, 6号, 115, 2012年07月01日, 「ホームレスと社会」編集委員会
治療を理由とした刑の修正を受ける人々の居場所と援助 : 尊厳をもってケアを受ける(受け入れ先紹介実用ガイドブック), 法政研究, 83巻4号, 2017年03月01日
La prise en charge des deteus ages au Japon, 安田恵美, Prisons du monde et catégories institutionnelles.
Regards croisés sur les « groupes » en détention, 2025年03月13日, Université Grenoble Alpes, CERDAP, フランス、グルノーブル
La criminalite et le systeme penitentiaire au Japon, YASUDA,Megumi, Conférence annuele pour la FRAMAPAD / UFRAMA de Dijon, 2024年09月13日
「意思決定や意思表示が苦手な高齢犯罪者等」, 安田恵美, 沖縄県地域生活定着支援センター、令和5年度罪に問われた高齢・障害者の地域生活移行支援セミナー, 2024年03月05日
「自律的な生活再建を支える専門家の役割、刑事政策的・比較法的観点からのコメント」, 安田恵美, 第11回ERCJ 講演会「受刑者の出所後支援を考えるー社会参加と再犯防止」, 2023年12月10日
Japon et France, ーComparaison des dispositifs pénitentiaires., YASUDA,Megumi, Groupe Multiprofessionnel des Prisons, 2022年10月04日
再犯防止から社会参加へ
~日本の外から日本の高齢受刑者のくらしをながめる~, 安田恵美, 2021 よりそいセミナー 記念講演会, 2021年09月15日
テーマセッションA 高齢出所者の地域生活によりそうー専門性の限定をめぐって, 安田恵美, 第48回犯罪社会学会, 2021年10月16日
日本における高齢受刑者, 安田恵美, ランス大学犯罪学研究会, 2021年12月06日
フランスと日本における高齢受刑者処遇, 安田恵美, La reception de bienvenue, La direction d'administration penitenaitire, Ministere de la justice, 2021年06月22日
『犯罪をした高齢者の社会復帰とそれに向けた支援』, 安田恵美, 名城大学創立70周年記念シンポジウム「高齢社会における法・政策上の課題」, 2021年12月06日
若手の刑事政策研究者の立場から テーマセッションE「刑事政策学の復権Ⅳ:刑事政策学のこれから, 安田恵美, 日本犯罪社会学会第45回大会, 2018年10月21日
日本およびフランスにおけるセクシャリティと未成年にたいする性暴力, 安田恵美ほか, 第10回フランス語圏国際性暴力学会, 2019年06月13日
[高齢犯罪者の権利保障と社会復帰」, 安田恵美, フォレンジック看護学会第5回学術集会, 2018年09月02日
「フランスにおける犯罪をした人の社会包摂」, 2012年03月01日, 釜ヶ崎まち再生フォーラム3月定例会
「フランスにおける犯罪をした人の社会包摂―高齢犯罪者を中心に」, 2012年03月01日, 大阪府人権協会よりそいネットおおさかよりそいサロン
「高齢受刑者への早期釈放の積極的運用に向けて」, 2013年01月01日, 刑法学会関西部会
「刑務所出所後の『居場所』と『出番』の確保に向けて」, 2015年03月01日, 新しい自立化支援塾「刑余者を受け入れる地域文化醸成のための講座」
プレ企画1.刑事司法との連携を考える ~事例報告から弁護士との連携を探る~, 2017年06月01日, 第52回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会・第15回日本精神保健福祉士学会学術集会
刑務所ぐらし、シャバぐらし―更に生きる本人のチカラ、支援者のチカラ, 2016年09月30日, 岡山司法福祉ネット研修会
刑務所出所後の「居場所」と「出番」の確保にむけて, 2016年09月09日, あいぽーと徳島「人権教育啓発リーダー養成講座」
Le sens de la peine privative de la liberté des condamnés très âges au Japon, 2017年09月08日, 於フランス、Reims大学
La situation de l’infraction au japon, 2018年03月13日, 於フランス、REIMS大学