K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

加納 なおみ
教育開発推進機構
准教授
Last Updated :2021/07/13

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    加納 なおみ, カノウ ナオミ

所属・職名

  • 教育開発推進機構, 准教授

学位

  • 2012年05月, 博士(教育学), コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ大学院国際異文化研究学部国際教育開発学研究科, 教育学・保育学関係, Translanguaging as a process and a pedagogical tool for Japanese students in an English writing course in New York.
  • 2001年05月, 修士(教育学), コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ大学院国際異文化研究学部国際教育開発学研究科, 教育学・保育学関係, The state policy in Japanese literacy education and its impact on college writing instruction.
  • 2001年05月, 修士(人文学), シカゴ大学 人文学部大学院哲学人文学科, 文学関係, A comparative study in English academic writing and Japanese academic writing: The differences in the idea of paragraph.

本学就任年月日

  • 2019年04月01日

研究分野

  • リテラシー教育、ライティング教育、バイリンガル・マルチリンガル・マルチリテラシーズ教育、トランス・ランゲージング、リテラシー・スタディーズ, 協働学習、アクティブ・ラーニング、教師教育,   研究・活動テーマ「マルチリテラシーズ育成に関する社会文化的・認知的側面からの研究と教育」

研究活動

論文

  • 「トランス・ランゲージング」再考-その理念、批判、教育実践–, 加納なおみ, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究, 17, 52, 74, 2021年05月30日, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会
  • 「基礎日本語」から「アカデミック・リテラシーズ」へ−アクティブ・ラーニング化とオンライン化を通じた2019年以降の授業改革−」, 加納なおみ, 國學院大学教育推進開発機構論文集, 12, 1, 13, 2021年03月01日, 國學院大學教育開発推進機構
  • 「アクティブ・ラーニング実現のためのオンライン授業における教師の協働」, 加納なおみ, 2020年度ICT利用による教育改善研究発表会論文資料集, 82, 85, 2020年08月01日, ICT利用による教育改善研究発表会
  • 「トランス・ランゲージングを考える−多言語使用の実態に根ざした教授法の確立のためにー」, 加納なおみ, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究, 12, 1, 22, 2016年05月30日, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会
  • Translanguaging as process and pedagogy: Developing the English writing of Japanese students in the US., García,O., and Kano,N., The multilingual turn in languages education: Opportunities and challenges., 264, 283, 2014年03月01日, Multilingual Matters
  • Japanese community schools: New pedagogy for a changing population., Kano, N., Bilingual community education and multilingualism: Beyond heritage languages in a global city., 99, 112, 2012年03月01日, Multilingual Matters.
  • 「トランス・ランゲージングの明示的学習と大学院生のトランス・ランゲージング方略の変化」, 加納なおみ, 言語文化学会論集, 2016年夏号, 99, 122, 2016年09月01日, 言語文化学会
  • 「トランス・ランゲージングと概念構築−その関係と役割を考える−」, 加納なおみ, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究, 12, 77, 94, 2016年05月30日, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会
  • 「日本語教育実習における授業改善の試み−実習録画資料を活用した『内省』に着目して−」, 加納なおみ, 人文科学研究, 14, 183, 197, 2018年03月01日, お茶の水女子大学
  • 「『打ち言葉』における句点の役割 – 日本人大学生のLINEメッセージを巡る一考察 – 」, 加納なおみ・佐々木泰子・楊虹・船戸はるな, 人文科学研究, 13, 91, 104, 2017年03月01日, お茶の水女子大学
  • 「LINEにおける会話の開始・終結について」, 船戸はるな・佐々木泰子・加納なおみ・楊虹・倉田芳弥, 言語文化と日本語教育, 52, 47, 50, 2016年03月01日, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会
  • Taiguu hyoogen and language teaching in Japan., Kano, N., Guidelines: A periodical for classroom language teachers, 15, 1, 68, 76, 1993年03月01日, Singapore: SEAMEO Regional Language Centre.

著書等出版物

  • 『基礎日本語 –言語技能と思考力を磨く-』, 加納なおみ, 國學院大學, 2020年04月01日
  • 『ピアで学ぶ大学生の日本語表現:プロセス重視のレポート作成』, 大島弥生・池田玲子・大場理恵子・加納なおみ・高橋淑郎・岩田夏穂, ひつじ書房, 2014年03月01日
  • 「日本語表現能力を育む授業のアイデア」, 加納なおみ, ひつじ書房, 2009年03月01日

講演・発表

  • 「マルチリテラシーズのためのeラーニングを考える:アメリカの大学教育からの事例報告-『教える』授業から『考える』授業へ」, 加納なおみ, 日本国語教育学会大学会., 2005年08月18日
  • Translanguaging as a process and a pedagogical tool for Japanese students in an English writing course in New York., Kano, N., Mercy College, Manhattan Campus, NYC., 2014年03月15日
  • 「多言語環境のリテラシー教育を考える:リテラシー, バイリテラシー,トランス・ランゲージング」, 加納なおみ, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会 第49回研究会, 2014年11月25日
  • 「『トランス・ランゲージング』を概観する」, 加納なおみ, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 2015年度研究大会, 2015年08月07日
  • 「多言語環境におけるリテラシー教育とトランス・ランゲージングを考える」, 加納なおみ, 早稲田こども日本語研究会第23回研究会, 2015年10月30日
  • 「トランス・ランゲージング:教育における多言語的転回」, 加納なおみ, 津田塾大学言語文化研究所2016年度研究会, 2017年03月05日
  • 「多言語話者・多言語使用に関わる概念と教室現場との接点を考える」, 加納なおみ, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会2017年度研究大会継承語部会, 2017年08月07日
  • 「トランス・ランゲージングとその実践」, 加納なおみ, Northeast Council of Teachers of Japanese. Back to School Conference, 2018年08月20日
  • 「トランス・ランゲージングとは:楽しい日本語クラスにするために」, 加納なおみ, インターナショナルスクール日本語教師会, 2018年10月30日
  • Language and education policy for transnational Japanese youth: Achieving biliteracy in English and Japanese., Kano, N., Comparative and International Education Society., 2008年03月05日
  • 「トランスランゲージング:バイリンガル日本人生徒のための思考・内容重視のライティング教授法」, 加納なおみ, Northeast Council of Teachers of Japanese. 継承日本語研究大会, 2009年08月20日
  • Japanese community schools: New pedagogy for a changing population., Kano, N., New York State Association for Bilingual Education (NYSABE) 35th Annual Conference, 2012年03月01日
  • 「トランスランゲージング:バイリンガル日本人学習者のライティングプロセスにおける二言語使用」, 加納なおみ, 母語・継承語・バイリンガル教育研究会, 2012年08月07日
  • 「北米補習校における動向:学習者の変化に対応した教授法とは」, 加納なおみ, お茶の水女子大学日本言語文化学研究会 第47回研究会, 2012年11月30日
  • Bilingual Community Education and Multilingualism: Japanese community schools - New pedagogy for a changing population., Kano, N., Second International Conference on Heritage/Community Languages., 2014年03月01日
  • Translanguaging strategies developed by multilingual students in a Japanese graduate program., Kano, N., 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会, 2015年03月30日
  • 「大学院授業でのトランス・ランゲージングの明示的学習と大学院生のトランス・ランゲージング方略を巡る一考察」, 加納なおみ, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 2015年度研究大会, 2015年08月07日
  • 「外国につながる子どものことばを育てるワークショップ-多言語インターアクションに注目した実践報告-」, 山下佳那子・Han Jiawen・Nguyen Oanh・西川朋美・加納なおみ・本林響子, 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 2016年度研究大会, 2016年08月13日
  • 「LINEの会話における聞き手の行動-相づちの分析から−」, 倉田芳弥・佐々木泰子・加納なおみ・楊虹, 社会言語科学会第39回大会 , 2017年08月01日
  • 「アクティブ・ラーニング実現のためのオンライン授業における教師の協働」, 加納なおみ, 2020年度ICT利用による教育改善研究発表会, 2020年08月01日, 赤木美香

競争的資金

  • 18K12423, 2018, 科学研究費助成事業/日本学術振興会, 科学研究費補助金, 「海外日本語補習授業校におけるリテラシー能力強化をめざす新たな日本語教育プログラム」
  • 16K02803, 2016, 科学研究費助成事業/日本学術振興会, 科学研究費補助金, 「LINEをプラットフォームとした多言語多文化社会におけるネットワーク構築」
  • 18K12423, 海外日本語補習授業校におけるリテラシー能力強化をめざす新たな日本語教育プログラム, 令和元年度2月以降急速に進行した新型コロナ感染拡大によって、海外渡航に関する大幅な移動制限が生じた結果、同年年度末に予定していた協力校(アメリカ東海岸の補習授業校)への訪問調査を断念した。当初、この訪問時に令和2年度以降の実施計画についての具体的な打ち合わせ及びデータ収集を予定しており、令和2年度はそれらに基づきカリキュラム整備を進める予定であった。しかし、コロナ禍では現地調査を再開する目処が立たなかったため、オンラインで調査を進めることができるよう、年度途中に全面的な計画の見直しを行なった。研究協力者である米国北東部日本語教師会のカルダー淑子氏とも協議を重ね、改めて、グローバル化の進展の中で多様化が進む補習授業校には現地の実情を反映し、時代の要請に応えるカリキュラムの提供が不可欠であることを確認した。そして、対象校を世界各地に広げ、トランス・ランゲージング教授法とも親和性が高く、多言語話者である日本語学習者に対し先進的・意欲的な取り組みを行なっている補習授業校に協力を呼びかけることにした。カルダー氏とはさらにプロジェクト全体について討議を続けており、現時点ではヨーロッパ、東アジア等に位置する複数の学校から協力を得られる見通しである。目下、地域性や対象者の属性、各学校の理念や教育上の特色などを考慮し、世界各地の現場のニーズに柔軟に応じることができるよう、最適化した形でカリキュラム提供を行うための方策を検討中である。;令和元年2月以降、急速に進行した新型コロナ感染拡大の影響から、同年年度末に予定していた北米の協力校への訪問調査は断念せざるを得なくなった。この訪問調査を前提としていた、令和2年度に実施予定だった研究計画は;大幅に見直す必要に迫られた。コロナ禍では現地調査を再開する目処が立たなかったため、オンラインで調査を進めることとし、調査対象校を含め、全面的に計画を変更する必要が生じた。この一連の変更により、調査の中断が生じ、計画に遅れが発生した。;コロナ禍で調査方法を見直し、オンライン化を中心に実施計画を再検討した結果、研究計画全体を複数のカリキュラムから成るカリキュラム・プロジェクトと捉え直した。今後は協力校代表者らとより緊密に連携し、全体案を検討したうえで関連学会または研究会などでの口頭発表等を行う。さらに、ウェブサイトからの発信を中心に、補習授業校や継承語プログラムの教育現場に向けてカリキュラム例及び指導上の資料や関連情報を提供する準備を進める。
  • 16K02803, LINEをプラットフォームとした多言語多文化社会におけるネットワーク構築, 本研究では日本語母語話者同士、留学生同士及び母語話者と留学生とのLINEでのやり取りで使用される日本語に着目した。会話分析の結果からは音声による会話とは異なり、「目で見る」会話、「記録性のある」メディアであるという特性を生かして相づちや感動詞を配置することによって、非同期的なやり取りをあたかも同期的なやり取り、つまり音声による会話をしているように参加者がふるまっていることを明らかにした。LINE会話で多様なモードが使用されるのは人びとが日常性の中で意味実現を志向していることの現れであり、今後のコミュニケーション研究におけるマルチモーダルアプローチの重要性を指摘した。;LINEなどのソーシャルネットワークサービスに代表される新しい社会的ネットワーク構築システムは、急速にグローバル化する社会において人間関係を築く重要なツールとされる。これらのツールの中でもLINEは留学生にとって日常のコミュニケーションで欠くことのできないものとなっている。本研究では日本語母語話者同士、留学生同士及び母語話者と留学生とのLINEでのやり取りで使用される日本語に着目し、会話分析及びマルチモーダルアプローチの観点から、インターネット上の新たなコミュニケーションスタイルの実態を明らかにし、多文化間コミュニケーションの新たな可能性の一端を示すことができた。

教育活動

担当授業

  • 基礎日本語, 2019, 「読む・書く」を中心に、基礎的な日本語力を確認し、自分の考えを文章にまとめる学修をします。具体的には、①グループワークを通して論理構築の練習をする、②熟語、同音異義語、慣用句などの基礎語彙力をはかる小テストを通して、語彙力を向上させる、③文章要約の仕方、引用の仕方、敬語の使い方、手紙の書き方を確認する、④ ①〜③の体験と学びとを通して、大学の学修に必要なレポートや論文を書くための基礎を学びます。
  • アカデミック・リテラシーズⅠ, 2020, ・本授業は、ZoomとGoogle Classroomを利用したオンライン双方向型授業として実施します。|・授業では、大学の学修に不可欠な日本語力、思考力の確認と定着を目指し、自分の意見や考えを言語化し、わかりやすく効果的に伝える方法を学びます。具体的には、①レポートにおけるテーマの絞り込み方、文章構成の立て方、引用及び口頭発表の仕方を学ぶ、②グループワーク等を通して論理構築の練習をする、③大学生活に必要な敬語の知識とその使い方を確認する、④オンライン双方向型授業への参加を通じ、現代社会で必要とされるデジタル・リテラシーの基本を身につける、⑤ ①〜④の体験と学びとを通して、自分の考えを文章にまとめ、効果的に伝え合う具体的な方法を習得していきます。
  • アカデミック・リテラシーズⅠ, 2021, ”・授業では、大学の学修に不可欠な日本語力、思考力の強化とその定着を目指し、自分の意見や考えを言語化し、わかりやすく効果的に伝える方法を学びます。具体的には、①レポートにおけるテーマの絞り込み方、文章構成の立て方、引用及び口頭発表の仕方を学ぶ、②グループワーク等を通して論理構築の練習をし、コミュニケーション能力を高める、③大学生活に必要な敬語の知識とその使い方を確認する、④授業への参加を通じ、現代社会で必要とされるデジタル・リテラシーの基本を身につける、⑤ ①〜④の体験と学びとを通して、自分の考えを文章にまとめ、効果的に伝え合う具体的な方法を習得していきます。|・本授業は、課題遂行の便宜を図り、デジタル・リテラシーを強化するために、Google Classroomを併用します。毎回、PCなどGoogle Classroomを使用することができる機器を必ず持参してください。”
  • アカデミック・リテラシーズⅡ, 2021, ”・本講座の履修は、令和元年後期以降の「基礎日本語」または令和3年度前期の「アカデミック・リテラシーズI」履修を前提としています。これらの授業内容を「入門編」とし、既習事項をさらに発展させ、大学生活のみならず、就職活動時及び社会に出てからも生かせる能力の基盤を総合的に養います。特に発信力の強化を目指すため、履修生一人一人の発表の機会を「入門編」授業より増やしています。                                                                                                                                             ・日本語で身につけた思考方法や知識を英語で活用するための発想と方略を学びます。多言語多文化的要素の重要性が高まる現代のコミュニケーション場面において、個人が持つ言語力、認知力、多様なスキルを効果的に活用して目的を達成するための実践的な方法を学びます。                                                      ・「入門編」の授業では「現代日本の食を巡る社会的課題」に取り組み、一つの重要なテーマをクラスで多角的に考えました。そこでの学びをより深化させるため、この上級クラスでは皆さんにとって今後ますます重要性が高まる「SDGs(Sustainable Development Goals; 持続可能な開発目標)」を扱います。SDGsは「将来の世代のニーズを満たしつつ、現代の世代のニーズも満たせる開発」と定義され、2015年9月に開かれた国連サミットで採択された行動計画を備えています。SDGsの目標は環境問題解決、貧困、飢餓、健康福祉、教育、ジェンダー平等、水資源、エネルギー、経済、包摂的かつ持続可能な産業化、気候変動、海洋、森林、平和、パートナーシップなど多くの重要な分野をカバーしています。本講座で私たちは、SDGsの目標や様々な取り組みについて理解を深めながら、「自分や社会を未来に向けて再構築するために学び、働き、日々の生活を営む」姿勢について考えていきたいと思います。                                                          ・本クラスでは課題遂行の便宜を図り、デジタルリテラシーを伸ばすために、毎時間ICT(Information and Communication Technology; 情報通信技術)を介した活動を取り入れ、Google Classroomを併用します。毎回、PCなどGoogle Classroomを使用することができる機器を必ず持参してください。                                              ”

教育活動に関する特記事項

  • 2021, 「学生のマルチな力を育むために リテラシー教育とバイリンガル教育を横断する意義とは」 , https://www.kokugakuin.ac.jp/article/230741
  • 2021, 「いま、必要とされる「問う力」を身につけるために必要なこととは」, https://www.kokugakuin.ac.jp/article/230774

学外活動

学協会活動

  • 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会 理事, 2018年
  • お茶の水女子大学日本言語文化学研究会, 2013年
  • 米国北東部日本語教師会継承語研究会, 2007年
  • 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会, 2005年
  • 日本語教育学会, 1991年