K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

菊地 康人
文学部 日本文学科
教授(特別専任)
Last Updated :2023/12/21

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    菊地 康人, キクチ ヤスト

所属・職名

  • 文学部 日本文学科, 教授(特別専任)

学歴

  • 1979年04月, 1982年03月, 東京大学, 大学院人文科学研究科言語学専攻博士課程 単位取得退学
  • 1977年04月, 1979年03月, 修了, 東京大学, 大学院人文科学研究科言語学専攻修士課程
  • 1975年04月, 1977年03月, 卒業, 東京大学, 文学部, 言語学専攻

学位

  • 1979年03月29日, 文学修士, 東京大学, 文学関係, 日本語の文の構造の分析

職歴

  • 2002年02月, 9999年, 東京大学, 教授
  • 1988年04月, 2002年01月, 東京大学 助教授
  • 1986年03月, 1988年03月, 東京大学 専任講師
  • 1986年, 1988年, 東京大学
  • 1982年04月, 1986年02月, 東京大学 助手
  • 1982年, 1986年

本学就任年月日

  • 2020年04月01日

研究活動

論文

  • 文法的な見方を活かす授受動詞の日本語教育設計, 菊地康人・前原かおる, 日本語文法, 23, 1, 4, 19, 2023年03月31日, 日本語文法学会, 前原かおる
  • 日本語教育の受身の指導法改善と,被害の有無の識別法-〈さし向け〉による受身の捉え直しと,その日本語学への提案-, 菊地康人・増田真理子, 庵 功雄 編 『日本語受身文の新しい捉え方』   , 167, 198, 2022年12月23日, くろしお出版
  • 『敬語の指針』についての覚書と,もう一つの敬語分類案, 菊地康人, 近藤泰弘・澤田淳 編『敬語の文法と語用論』開拓社, 17, 58, 2022年03月24日, 開拓社
  • 日本語教育における「は」と「が」, 菊地康人, 国学院雑誌, 122, 10, 横1, 横20, 2021年10月15日, 国学院大学
  • 敬語的なものを広く捉えようとすることについて, 菊地康人, 日本語学, 36, 6, 1010, 15, 2017年06月01日, 明治書院
  • 日本語教育の「動詞基本形」をめぐる攻防, 菊地康人, 日本語学, 32, 13, 76, 84, 2013年11月01日, 明治書院
  • 日本語を教えることで見えてくる日本語の文法-「XはYがZ」文と「YがZ」句-, 菊地 康人, 日本語文法, 10, 2, 22, 38, 2010年09月
  • 日本後の文構成原理と,「が」の文構成上の機能, 菊地 康人, 上野善道監修『日本語研究の12章』(明治書院), 117, 133, 2010年06月
  • 初級文法教育の現状と課題-「です・ます完全文」をテンプレートとする教育からの転換を-, 菊地 康人・ 増田 真理子, 日本語学, 28, 10, 64, 74, 2009年09月, 明治書院
  • 「ておく」の分析, 菊地 康人, 東京大学留学生センター教育研究論集, 15, 1, 20, 2009年03月
  • 敬語の現在-敬語史の流れの中で,社会の変化の中で-, 菊地 康人, 文学(隔月刊), 9, 6, 8, 23, 2008年11月
  • 受身は「難しくて役に立たない」か-現場から考える「初級文法教育,こうしたら」-, 菊地 康人, AJALT(国際日本語普及協会), 30, 18, 22, 2007年06月
  • 主題のハと,いわゆる主題性の無助詞, 菊地 康人, 益岡・野田・森山編『日本語文法の新地平2 文論編』くろしお出版, 1, 26, 2006年10月
  • 「敬語とは何か」がどう変わってきているか, 菊地康人, 日本語学, 24, 11(9月臨時増刊号), 14, 21, 2005年09月
  • 「どうせ」の用法の分析, 菊地康人, 石塚晴通教授退職記念会『日本学・敦煌学・漢文訓読の新展開』(汲古書院), 734(左421)-712(左443)., 2005年05月
  • 三上章の敬語論-日本語の主語論への貢献も含めて-, 菊地康人, 国文学 解釈と鑑賞, 69, 1, 99, 109, 2004年
  • 現代語の極限のとりたて, 菊地 康人, 沼田善子・野田尚史編『日本語のとりたて―現代語と歴史的変化・地理的変異』(くろしお出版), 85, 105, 2003年11月
  • 敬語とその主な研究テーマの概観, 菊地康人, 菊地康人編『朝倉日本語講座8 敬語』朝倉書店, 1, 30, 2003年
  • ハとガの話, 菊地 康人, UP(東京大学出版会), 31, 12, 25, 29, 2002年
  • 文語文法をわかりやすく, 国語展望(小学館), 108, 16, 17, 2001年11月
  • 敬語の現在と将来, 『日本語学研究』(韓国日本語学会), 3, 1, 17, 2001年03月
  • 〈形〉と〈意味〉を結ぶ〈文法〉を追う魅力-「は」や,とりたての構文を例に-, 国文学 解釈と教材の研究, 46, 2, 6, 14, 2001年02月
  • 「ようだ」と「らしい」-「そうだ」「だろう」との比較も含めて-, 菊地 康人, 国語學, 51, 1, 46, 60, 155-156, 2000年06月30日, 日本語学会, ヨウダ・ラシイを中心に,標記各語の互いに類似する用法について,比較検討する。ヨウダは〈対象を直接観察し,観察に密着した一体のものとして様子を述べる〉場合に,ラシイは〈観察に推論を加えて,または伝聞に基づいて,判断内容を述べる〉場合に使う。〈観察対象と判断内容の距離〉が近いと捉えればヨウダ,遠いと捉えればラシイが使われるといってもよい。「観察に密着して様子が見てとれる」とも,「観察に推論を加えた結果そう判断される」とも捉えられる場合は,ヨウダもラシイも使える。なお,伝聞用法のラシイとソウダの違いは,前者が〈信じるに足る〉という判断を加えて採用するプロセスを含むのに対し,後者は〈そのまま伝える〉点にある。様態のソウダは〈現実とは区別して捉えられた`可能世界' を思い描いて述べる(また,現実がそのように思い描かせるような性質をそなえている)〉場合に,ダロウは〈見当をつけて述べる〉場合に使う。
  • 所有の「ある」と「もっている」, 菊地 康人, 世界の日本語教育. 日本語教育論集, 10, 147, 163, 2000年06月, 独立行政法人国際交流基金
  • 良質の記述的研究の重要性-日本語研究界と日本語教育界とにあって思うこと- (特集 日本語研究の将来と国語学会), 菊地 康人, 国語学, 200, 48, 50, 2000年03月, 国語学会
  • いわゆる様態の「そうだ」の基本的意味-あわせて,その否定各形の意味の差について-, 菊地 康人, 日本語教育, 107, 16, 25, 2000年
  • テン(読点)の打ち方の基本, 菊地 康人, 国語展望(小学館), 107, 14, 15, 2000年
  • タノシイとウレシイ, 菊地 康人, 山田・菊地・籾山編『日本語 意味と文法の風景』(ひつじ書房), 143, 159, 2000年
  • 「のだ(んです)」の本質, 菊地 康人, 『東京大学留学生センター紀要』, 10, 25, 51, 2000年
  • 「は」と「が」の大きな違い, 菊地 康人, 国語展望(小学館), 106, 14, 15, 2000年
  • 動詞の活用をどう教えるか-日本語教授者のための知識・教授方針の整理, 東京大学留学生センター紀要, 9, 29, 53, 1999年
  • サエとデサエ, 菊地 康人, 『日本語科学』, 6, 7, 31, 1999年
  • 「ら抜き」は日本語の乱れか, 菊地 康人, 国語展望(小学館), 105, 8, 9, 1999年
  • 変わりゆく「させていただく」 (特集 ポライトネスの言語学--敬語行動の今を探る), 菊地 康人, 言語, 26, 6, 40, 47, 1997年06月, 大修館書店
  • 「カキ料理は広島が本場だ」構文の成立条件, 菊地 康人, 広島大学日本語教育学科紀要, 7, 89, 107, 1997年
  • 「が」の用法の概観, 菊地 康人, 『日本語文法 体系と方法』ひつじ書房, 101, 123, 1997年
  • 名詞句「AがBのC」とその関連諸表現についての基礎研究-V性とN性の中和を一つの柱として-, 『言語学林 1995-1996』三省堂, 425-441, 1996年
  • 国語教育と日本語教育, 菊地 康人, 文化庁 新「ことば」シリーズ3『日本語教育』, 77-90, 1995年
  • 〈背景解析型〉の「は」構文とその周辺, 東京大学留学生センター紀要, 5,49-98, 1995年
  • 〈内容説明型〉の「は」構文, 『築島裕博士古稀記念 国語学論集』汲古書院, 1156-1131, 1995年
  • 〈細分並立型〉の「は」構文とその周辺, 東京大学言語学論集, 14,407-462, 1995年
  • 「は」構文の概観, 『日本語の主題と取り立て』くろしお出版, 37-69, 1995年
  • 変種型の「XはYがZ」文-並立によって成り立つものを中心に-, 『長谷川欣佑教授還暦記念論文集』研究社, 139-152, 1995年
  • 「XがYがZ」文の整理-「XはYがZ」文との関連から-, 東京大学留学生センター紀要, 6,1-46, 1995年
  • 日本語教科書の作成と言語学-あわせて,動詞の活用のとりあげ方について-, 東京大学留学生センター紀要, 4、17-40, 1994年
  • 日本語教育のための基礎研究-言語学者の仕事と日本語教育家の仕事-, 菊地 康人, 東京大学留学生センター紀要, 3,13-48, 1993年
  • 日本語教育における文法の役割, 菊地 康人, 言語, 22, 1, 45, 53, 1993年
  • 敬語化・非敬語化のモデル, 菊地 康人, 『辻村敏樹教授古稀記念 日本語史の諸問題』明治書院, 177-192, 1992年
  • 「XとYが(は)」と「Xが(は)Yと」-用法の整理と言語学的な解析-, 菊地 康人, 東京大学留学生センター紀要, 1,15-69, 1991年
  • 「XのYがZ」に対応する「XはYがZ」文の成立条件, 菊地 康人, 『文法と意味の間』くろしお出版, 105-132, 1990年
  • 待遇表現-敬語を中心に-, 菊地 康人, 『講座日本語と日本語教育1:日本語学要説』明治書院, 276-310, 1989年
  • 従属節中の語句の主題化と分析できる「XはYがZ」文について, 菊地 康人, 東京大学言語学論集'88, 203-227, 1988年
  • 作文の評価方法についての一私案, 菊地 康人, 日本語教育, 63,87-104, 1987年
  • 動詞の尊敬語形・謙譲語形とその相互承接形, 菊地 康人, 国文学 解釈と鑑賞, 51, 1, 103, 111, 1986年01月
  • 日本語の構文論研究の小史・動向・展望, 菊地 康人, 『東京大学言語学論集'84』, 91-148, 1984年
  • コエル・コス, 菊地 康人, 『意味分析』(東京大学文学部言語学研究室), 1,20-22, 1983年
  • バカリ・ダケ, 菊地 康人, 『意味分析』(東京大学文学部言語学研究室), 1,57-59, 1983年
  • 格助詞「が」「を」「に」の配置(case marking)試案, 菊地 康人, 『言語学演習'81』(東京大学文学部言語学研究室), 120-130, 1981年
  • 「上下待遇表現」の記述, 菊地 康人, 国語学, p39, 54, 1980年09月, 国語学会
  • 「謙譲語」について, 菊地 康人, 言語, 8, 6, 32, 37, 1979年06月
  • 日本語の「文核」の基底構造と意味解釈, 菊地 康人, 『言語学演習'78』(東京大学), 72, 86, 1979年
  • 「ヲーガ交替」について, 佐川 誠義; 菊地 康人, 『日本語の基本構造に関する理論的・実証的研究』」(1978年度科学研究費研究報告書), 203, 231, 1979年
  • 敬語の性格分析--先学の敬語論と私自身の把握, 菊地 康人, 国語と国文学, 55, 12, p42, 56, 1978年12月, 至文堂

Misc

  • 国広哲弥先生 ありがとうございました[追悼 国広哲弥先生], 菊地康人, 言語研究, 162, 161, 163, 2022年09月25日, 日本言語学会
  • 留学生に対する日本語教育の現状と課題-あわせて,東京大学留学生センターでの事例紹介-, 菊地 康人, 留学交流, 23, 3, 2, 5, 2010年03月
  • 受難の「んです」を救えるか, 菊地 康人, 言語, 35, 12, 6, 7, 2006年12月
  • 言葉の教育に望むこと, 菊地 康人, 月刊国語教育, 23, 6, 40, 43, 2003年08月
  • 「書く力」低下に注意必要, 菊地 康人, 読売新聞(2002.1.31朝刊15面), 2002.1.31朝刊, 15, 2002年01月
  • 敬語の力を高めるために, 菊地 康人, 月刊国語教育, 21, 10, 12, 15, 2001年12月
  • Education Key to Maintaining Language Standards, The Daily Yomiuri, 2000.1.24, 7, 2000年01月
  • 言葉の品位 教育に課題, 菊地 康人, 読売新聞, 2000.1.10朝刊, 31, 2000年
  • 古文の敬語を理解するために―現代語の敬語と比較しながら, 菊地 康人, 『三省堂詳説古語辞典』, 1387-1390, 2000年
  • 2000.1.24, 7, 2000年
  • 教師の「わざ」と「学」, 菊地 康人, 読売新聞, 1999.11.13夕刊, 9, 1999年
  • 敬語の要点, 菊地 康人, 『三省堂現代新国語辞典』, 1372, 1376, 1998年
  • 敬語の散歩道, 菊地 康人, 読売新聞日曜版, 1998.1.11-1998.5.31, 1998年
  • 敬語の原理をどう教えるか, 菊地 康人, 『三省堂高校国語教育』, 1997-夏, 18, 27, 1997年
  • 待遇表現<日本語学の対象と方法>, 『日本語学』, 15, 8, 86, 93, 1996年
  • 上下の言語学, 菊地 康人, 言語, 25, 5, 48, 51, 1996年
  • 現代敬語Q&A 40, 菊地 康人, 国文学 解釈と教材の研究, 40, 14, 82, 122, 1995年
  • 作文-その性質と出題・採点-, 菊地 康人, 『日本語テストハンドブック』大修館書店, 305-324, 1991年
  • 類推, 『日本大百科全書』小学館, 235-236, 1988年
  • 敬語と言語体系-言語における敬語/敬語と意味/敬語と文法/敬語と文体, 菊地 康人, 『日本語大百科事典』大修館書店, 615-625, 1988年
  • 生成文法, 『国文法講座1:文法の体系』明治書院, 198-224, 1987年
  • 文法, 『大百科事典』平凡社, 13,386-389, 1985年
  • 文節, 『大百科事典』平凡社, 13,370, 1985年
  • 文, 『大百科事典』平凡社, 13,316, 1985年
  • チョムスキー, 『大百科事典』平凡社, 9,1070-1071, 1985年
  • 生成文法, 『大百科事典』平凡社, 8,353-354, 1985年
  • シンタクス, 『大百科事典』平凡社, 7,995, 1985年
  • 主語・述語, 『大百科事典』平凡社, 7,181-183, 1985年
  • 日本語の構文論研究の動向(国内), 菊地 康人, 言語, 12, 6, 132, 135, 1983年

著書等出版物

  • 敬語の事典, 荻野綱男篇, 朝倉書店, 2022年09月01日
  • はじめて学ぶ日本語学-ことばの奥深さを知る15章-, 益岡 隆志, ミネルヴァ書房, 2011年10月
  • 敬語再入門 (新版), 菊地 康人, 講談社(講談社学術文庫), 2010年
  • 朝倉日本語講座8 敬語(編著), 菊地 康人, 朝倉書店, 2003年
  • 日本語 意味と文法の風景(共編著), 山田 進; 菊地 康人; 籾山 洋介, ひつじ書房, 2000年
  • 三省堂詳説古語辞典(共編著), 2000年
  • 現代日語敬語常識100例, 菊地 康人著; 蔡 敦達訳, 上海訳文出版社, 1999年
  • 日本語表現法, 清水 康行, 放送大学教育振興会, 1997年03月
  • 敬語, 菊地 康人, 講談社(講談社学術文庫), 1997年, 『敬語』(1994,角川書店)の再刊
  • 敬語再入門, 菊地 康人, 丸善(丸善ライブラリー), 1996年08月
  • 敬語, 菊地 康人, 角川書店, 1994年06月, 第23回金田一賞受賞
  • 敬語の用法, 辻村 敏樹, 角川書店, 1991年

講演・発表

  • 日本語教育と〈ことばの用法の分類〉, 菊地康人, 第29回多文化交流フォーラム, 2023年02月22日, 京都大学 国際高等教育院 附属 日本語・日本文化教育センター, オンライン
  • 「が」の「とりたて助詞」的性格, 菊地康人, 対照言語行動学研究会 第20回記念大会 講演, 2022年10月08日, 対照言語行動学研究会, 横浜
  • 初級日本語教育の諸問題の連鎖と,それらの一括解決の提案-辞書形をはじめ,プレインフォームへの習熟を-, 菊地康人, 日本語/日本語教育研究会 第14回大会 講演, 2022年10月02日, 日本語/日本語教育研究会, 東京
  • 文法研究者・日本語教授者・日本語学習者の目で受身を見る-あわせて,被害性の有無にかかわる要因を求める-, 菊地康人, 日本語文法学会第20回大会記念シンポジウム, 2019年12月08日, 日本語文法学会, 東京
  • 従属節の「丁寧形+から」の使用実態と,その教育再考, 前原かおる・増田真理子・河内彩香・猪股来未・菊地康人, 2018年度 日本語教育学会 春季大会, 2018年05月27日, 日本語教育学会, 東京
  • 様態の「そう」の指導法改善, 前原 かおる・増田 真理子・菊地 康人・向井 留実子・河内 彩香・竹山 直子, 日本語教育国際研究大会 2012名古屋, 2012年08月
  • 認知プロセスを考慮した補助動詞の文型指導-「てある」「ておく」「てくる」「てもらう」を例として-, 増田 真理子・菊地 康人・前原 かおる・向井 留実子, 日本語教育国際研究大会 名古屋2012, 2012年08月18日, 日本語教育国際研究大会, 名古屋
  • システムでとらえる日本語の敬語, 菊地 康人, 実践女子大学国文学科特別講演会, 2009年11月
  • 日本語を教えることで見えてくる日本語の文法-「XはYがZ」文と「YがZ」句-, 菊地 康人, 日本語文法学会第10回大会記念フォーラム(講演), 2009年10月
  • 「てある」文から格助詞「が」を考える, 菊地 康人, 第99回関東日本語談話会, 2008年07月
  • 文化審議会答申「敬語の指針」説明, 菊地 康人, 文化審議会答申「敬語の指針」説明会(文化庁・大阪府教育委員会主催), 2007年06月
  • 「敬語の指針」をめぐって(鼎談), 菊地 康人; 井田 由美; 町田 大輔, 文化審議会答申「敬語の指針」説明会(文化庁・大阪府教育委員会主催), 2007年06月
  • 三上章の敬語論, 菊地 康人, 生誕100年記念 三上章フェスタ フォーラム:三上文法への誘い, 2003年03月

受賞

  • 第23回金田一賞(金田一京助博士記念賞)

競争的資金

  • 日本語教育の方法・設計についての研究
  • 日本語の敬語の研究
  • 日本語シンタクスの研究
  • 15K02632, 漢字圏学習者のための、日本語「漢字音」学習教材の開発, 本研究は、漢字圏学習者向けの漢字教育の一提案として、漢字2字熟語の読みに焦点を当て教材開発を行った。その主眼は、1)漢字2字熟語の多くが音読みの組み合わせで読めること、2)その一部に規則的に音交替するものがあること、という原理を、タスクを通して学習するものだが、これらの規則を適用して正しく読むためには、日本語の漢字の音読みの特徴や、これらと紛れやすい類似の現象についての知識を正しく持つことも同様に重要であることから、それらを含めた総合的な学習教材の開発を行った。;本研究による教育提案は、1)単に個別の漢字語彙学習ではなく、未習語にも対応可能な読みの原理の学習であること、2)こうした漢字学習を出発点として、実際の日本語使用場面における聞き取り・表記・発音の安定までもを目指していること、3)これらの知識が、教授者から学習者に対し一方向的に与えられるのではなく、カードタスクなどを通じて学習者が納得して学習できるよう設計されていること、4)中国語の母方言の知識のない一般の日本語教師でも対応可能なこと、といった点に意義がある。
  • 26370590, 「日本語としての自然さ」を追求した日本語教育のためのシラバス構築と教材開発, 本研究では、1)相互的コミュニケーションに役立つ、自然な日本語を積み上げる初級教材の開発、2)上記1)に関連して、取り上げる学習項目についての基礎研究、の2点を行った。1)については、研究グループによる検討会と執筆を重ねて試作版を完成し、所属機関の学習者約500名に対する試用を行った。2)については、特に「んです(けど)」とその関連項目「から」「けど」、及び、「受身」に焦点を当て、各種コーパス調査、教材分析などを通して、それぞれ初級教材での現行の扱われ方の問題点を指摘するとともに、具体的な解決方法を提案した。
  • 18520400, 日本語学習者のための「デジタル文法辞典」の開発-動的イメージで示す文法の「コア」-, 本研究では,日本語学習者が,必要な文法知識をeラーニングにより動的なイメージでコンパクトに理解できるような「文法学習のツール」を開発した。開発は,(1)「動詞の活用」に関するもの,(2)主要な「格助詞」に関するもの,(3)主要な「構文」(あるいは構文を構成する主要な言語形式)に関するもの,の3系統に分けて行われた。他に,狭義の文法ではないが,(4)「音と文字の学習」に関するコンテンツにも取り組んだ。これらの成果は,研究代表者・分担者の所属機関の日本語教育に実際に活かしており,他機関への公開に足る整備を現在行っている。

教育活動

担当授業

  • 日本語教育学演習I, 2020, [本講は,主にZoom利用の双方向方オンライン授業(ライブ配信)として実施する。ただし,可能であれば,何回かは対面で行いたい。対面の場合でも,遠隔での参加も可能な「ハイブリッド方式]で行う。]| 日本語教育の基礎的な実践力を身につけることにつながる学びをすること,日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養うことを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業をめざす。| 具体的には,日本語の初級(一部は中級)の文法項目をいくつか選び,その意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。できれば,ことばの意味の分析や指導法も一部扱いたい。また,関連する日本語学上のトピックや,〈教授者が学習者に伝える〉ことや〈授業を運ぶ〉ことなどについても,可能なら触れたい。| 毎回,発表者を割り当てて,発表してもらい,それをもとに授業を進めるのが演習の本来の姿だと思うが,遠隔で,しかも1回が短時間とあっては,それはかなり難しいように思われる。ただ,可能な範囲でそれに近づきたいという気持ちは持っている。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育学演習II, 2020, [本講は,主にZoom利用の双方向方オンライン授業(ライブ配信)として実施する。ただし,可能であれば,何回かは対面で行いたい。対面の場合でも,遠隔での参加も可能な「ハイブリッド方式]で行う。]| 日本語教育の基礎的な実践力を身につけることにつながる学びをすること,日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養うことを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業をめざす。| 具体的には,日本語の初級(一部は中級)の文法項目をいくつか選び,その意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。できれば,ことばの意味の分析や指導法も一部扱いたい。また,関連する日本語学上のトピックや,〈教授者が学習者に伝える〉ことや〈授業を運ぶ〉ことなどについても,可能なら触れたい。| 毎回,発表者を割り当てて,発表してもらい,それをもとに授業を進めるのが演習の本来の姿だと思うが,遠隔で,しかも1回が短時間とあっては,それはかなり難しいように思われる。ただ,可能な範囲でそれに近づきたいという気持ちは持っている。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育研究I, 2020, [本授業は,対面授業が行えるまでの間は,Zoomによる双方向型授業として実施する]| 日本語教育の基礎知識を学ぶことと,日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養うことを,2つの大きな柱とする。| 日本語を母語としない人に日本語を教える〈日本語教育〉は,次第に社会的なニーズも高まり,教授者も増えてきているが,良質の教育が提供できる教授者になるためには,専門的な勉強や,教授技術を高めるための努力が必要である。本講は,日本語教育に関心をもつ受講者が,将来,日本語教授者になった場合に良質な教育が提供できるように,「日本語教育研究Ⅱ」(後期)と合わせて,必要な基礎知識をしっかり提供したい。日本語教育界で広く共有されている基礎知識のほか,一部,本講担当者の経験と研究を踏まえての独自の成果・見方を紹介する場合もある。|  日本語教授者には,日本語についての知識以外にも,学習者の目線や習得に目を向ける能力,学習者への提示の仕方や練習の仕方を工夫する能力,文化的・社会的な把握力,その他さまざまな能力が要請されるので,これらについても授業の中で触れていくが,最も欠かせないのは,やはり,日本語そのものについて,持つべき知識や分析する力を持ち,それを踏まえて〈学習者にわかりやすく,学習者が上手になる授業〉を展開する能力である。そこで,本講では,受講者の皆さんが,日本語そのものについての知識(特に文法的な知識)や,日本語を分析する能力(いわば「日本語を見る目」)を身につけることができるように,ということをもう1つの目標とする。それはまた,日本語の奥深さを感じる体験でもある。こちらは,日本語学の領域といえるが,日本語教育を通して日本語を見ることで,新たな新鮮な見方が得られるはずである。| 将来,日本語教育に従事する可能性が高くない人にとっても,「日本語再発見」として興味を持ってもらえる内容であろうと思う。本講を,日本語との新たな出会いの場にしてほしい。| ||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法|
  • 日本語教育研究II, 2020, [本講は,主にZoom利用の双方向方オンライン授業(ライブ配信)として実施する。]| 前期に開講した「日本語教育研究Ⅰ」の続きとして,日本語教育の基礎知識を学ぶことと,日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養うことを,2つの大きな柱とする。「日本語教育研究Ⅰ」または他の日本語教育関係の科目をこれまでに受講していることが望ましい(本講「日本語教育研究Ⅱ」が日本語教育に関する初めての受講だという学生は,本講の受講にあたり,かなりの努力が必要になるであろう)。| 日本語を母語としない人に日本語を教える〈日本語教育〉は,次第に社会的なニーズも高まり,教授者も増えてきているが,良質の教育が提供できる教授者になるためには,専門的な勉強や,教授技術を高めるための努力が必要である。本講は,日本語教育に関心をもつ受講者が,将来,日本語教授者になった場合に良質な教育が提供できるように,「日本語教育研究Ⅰ」と合わせて,必要な基礎知識をしっかり提供したい。日本語教育界で広く共有されている基礎知識のほか,一部,本講担当者の経験と研究を踏まえての独自の成果・見方を紹介する場合もある。|  日本語教授者には,日本語についての知識以外にも,学習者の目線や習得に目を向ける能力,学習者への提示の仕方や練習の仕方を工夫する能力,文化的・社会的な把握力,その他さまざまな能力が要請されるので,これらについても授業の中で触れていくが,最も欠かせないのは,やはり,日本語そのものについて,持つべき知識や分析する力を持ち,それを踏まえて〈学習者にわかりやすく,学習者が上手になる授業〉を展開する能力である。そこで,本講では,受講者の皆さんが,日本語そのものについての知識(特に文法的な知識)や,日本語を分析する能力(いわば「日本語を見る目」)を身につけることができるように,ということをもう1つの目標とする。それはまた,日本語の奥深さを感じる体験でもある。こちらは,日本語学の領域といえるが,日本語教育を通して日本語を見ることで,新たな新鮮な見方が得られるはずである。| 将来,日本語教育に従事する可能性が高くない人にとっても,「日本語再発見」として興味を持ってもらえる内容であろうと思う。本講を,日本語との新たな出会いの場にしてほしい。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法|
  • 日本語教育学演習I, 2021, 日本語教育の基礎的な実践力を身につけることにつながる学びをすることと,日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養い,日本語を改めて知ることを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業をめざす。| 具体的には,日本語の初級(一部は中級)の文法項目をいくつか選び,その意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。できれば,ことばの意味の分析や指導法も一部扱いたい。また,関連する日本語学上のトピックや,〈教授者が学習者に伝える〉とはどういうことか,〈授業を運ぶ〉とはどういうことか,などにの一端についても,できるだけ触れたい。| 毎回,全員が事前課題に取り組み,それをK-SmapyⅡに提出した上で受講する方式をとる(下記「授業時間外の学習方法」参照)。これに加えて,発表者を割り当てて,発表してもらい,それをもとに授業を進めることもしたいが,それがどこまで可能かは,授業形態(対面がどの程度可能か)にもよる面があろう。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育学演習II, 2021, 日本語教育の基礎的な実践力を身につけることにつながる学びをすることと,日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養い,日本語を改めて知ることを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業をめざす。| 具体的には,日本語の初級(一部は中級)の文法項目をいくつか選び,その意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。できれば,ことばの意味の分析や指導法も一部扱いたい。また,関連する日本語学上のトピックや,〈教授者が学習者に伝える〉とはどういうことか,〈授業を運ぶ〉とはどういうことか,などにの一端についても,できるだけ触れたい。| 毎回,全員が事前課題に取り組み,それをK-SmapyⅡに提出した上で受講する方式をとる(下記「授業時間外の学習方法」参照)。これに加えて,発表者を割り当てて,発表してもらい,それをもとに授業を進めることもしたいが,それがどこまで可能かは,授業形態(対面がどの程度可能か)にもよる面があろう。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育研究I, 2021, 日本語教育の基礎知識を学ぶことと,日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養い,改めて日本語を知ることを,2つの大きな柱とする。| 日本語を母語としない人に日本語を教える〈日本語教育〉は,次第に社会的なニーズも高まり,教授者も増えてきているが,良質の教育が提供できる教授者になるためには,専門的な勉強や,教授技術を高めるための努力が必要である。本講は,日本語教育に関心をもつ受講者が,将来,日本語教授者になった場合に良質な教育が提供できるように,「日本語教育研究Ⅱ」(後期)と合わせて,必要な基礎知識をしっかり提供したい。日本語教育界で広く共有されている基礎知識のほか,一部,本講担当者の経験と研究を踏まえての独自の成果・見方を紹介する場合もある。|  日本語教授者には,日本語についての知識以外にも,学習者の目線や習得に目を向ける能力,学習者への提示の仕方や練習の仕方を工夫する能力,文化的・社会的な把握力,その他さまざまな能力が要請されるので,これらについても授業の中で触れていくが,最も欠かせないのは,やはり,日本語そのものについて,持つべき知識や分析する力を持ち,それを踏まえて〈学習者にわかりやすく,学習者が上手になる授業〉を展開する能力である。そこで,本講では,受講者の皆さんが,日本語そのものについての知識(特に文法的な知識)や,日本語を分析する能力(いわば「日本語を見る目」)を身につけることができるように,ということをもう1つの目標とする。それはまた,日本語の奥深さを感じる体験でもある。こちらは,日本語学の領域といえるが,日本語教育を通して日本語を見ることで,新たな新鮮な見方が得られるはずである。| 将来,日本語教育に従事する可能性が高くない人にとっても,「日本語再発見」として興味を持ってもらえる内容であろうと思う。本講を,日本語との新たな出会いの場にしてほしい。| |[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法|
  • 日本語教育研究II, 2021, 前期に開講した「日本語教育研究Ⅰ」の続きとして,日本語教育の基礎知識を学ぶことと,日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養い,改めて日本語を知ることを,2つの大きな柱とする。「日本語教育研究Ⅰ」または他の日本語教育関係の科目をこれまでに受講していることが望ましい(本講「日本語教育研究Ⅱ」が日本語教育に関する初めての受講だという学生は,本講の受講にあたり,かなりの努力が必要になるであろう)。| 日本語を母語としない人に日本語を教える〈日本語教育〉は,次第に社会的なニーズも高まり,教授者も増えてきているが,良質の教育が提供できる教授者になるためには,専門的な勉強や,教授技術を高めるための努力が必要である。本講は,日本語教育に関心をもつ受講者が,将来,日本語教授者になった場合に良質な教育が提供できるように,「日本語教育研究Ⅰ」と合わせて,必要な基礎知識をしっかり提供したい。日本語教育界で広く共有されている基礎知識のほか,一部,本講担当者の経験と研究を踏まえての独自の成果・見方を紹介する場合もある。|  日本語教授者には,日本語についての知識以外にも,学習者の目線や習得に目を向ける能力,学習者への提示の仕方や練習の仕方を工夫する能力,文化的・社会的な把握力,その他さまざまな能力が要請されるので,これらについても授業の中で触れていくが,最も欠かせないのは,やはり,日本語そのものについて,持つべき知識や分析する力を持ち,それを踏まえて〈学習者にわかりやすく,学習者が上手になる授業〉を展開する能力である。そこで,本講では,受講者の皆さんが,日本語そのものについての知識(特に文法的な知識)や,日本語を分析する能力(いわば「日本語を見る目」)を身につけることができるように,ということをもう1つの目標とする。それはまた,日本語の奥深さを感じる体験でもある。こちらは,日本語学の領域といえるが,日本語教育を通して日本語を見ることで,新たな新鮮な見方が得られるはずである。| 将来,日本語教育に従事する可能性が高くない人にとっても,「日本語再発見」として興味を持ってもらえる内容であろうと思う。本講を,日本語との新たな出会いの場にしてほしい。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法|
  • 日本語教育学演習I, 2022, 〈日本語教育の入門的な知識を体系的に身につける〉ことと,〈日本語教育の学習を通して日本語そのものを見つめ直し,日本語について新たな発見をしながら,ことばを観察・分析する目を養い,ことばの魅力を改めて感じる〉ことを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 具体的には,日本語の初級教科書を本講のメインテキストとし,各課の趣旨を捉え,いくつかの文法項目の意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。他に,ことばの意味の分析や指導法,その他の日本語教育の諸相(読解の指導,中級の文法項目など),関連する日本語学上のトピックについても一部だが扱う。また,〈教授者が学習者に伝える〉とはどういうことか,〈授業を運ぶ〉とはどういうことか,などの一端についても,わかって(感じて)もらえるようにしたい。| 広い意味では日本語学的な授業の一種であるが,〈日本語学習者の目で日本語を見る〉とか〈日本語学習者のための文法〉という面がしばしば出てくるので,新たな切り口に接し,新鮮に感じてもらえるであろう。〈実際にどう教えるか〉にも,時間を一部割きたい(教案を書いたり,実際に教えることを模して実演したりしてもらい,改善を図る)[どの程度できるかは,人数にもよるが]。 | 「毎回1~2人だけが大きな課題を課せられて臨み,発表する」というタイプの普通の演習の方式ではなく(日本語教育の場合,学生諸君の予備知識がそれほど十分ではないので,少なくとも初めのうちはこのやり方は難しいと思う),「毎回,当方が事前課題を課し,その答を各自全員が準備した上で(授業前の指定された時刻までにK-SmapyⅡに答を提出した上で)授業に臨む」という演習の方式を採る予定(下記「授業時間外の学習方法」参照)。毎回の準備に必要な時間は40~80分程度を想定している。学生諸君が日本語教育に馴染んできたら,年度の途中からは,発表者を割り当てて,発表してもらう方式を一部採り入れる可能性もあるが,それがどの程度可能かは,人数などにもよるであろう。| |[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育学演習II, 2022, 〈日本語教育の入門的な知識を体系的に身につける〉ことと,〈日本語教育の学習を通して日本語そのものを見つめ直し,日本語について新たな発見をしながら,ことばを観察・分析する目を養い,ことばの魅力を改めて感じる〉ことを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 具体的には,日本語の初級教科書を本講のメインテキストとし,各課の趣旨を捉え,いくつかの文法項目の意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。他に,ことばの意味の分析や指導法,その他の日本語教育の諸相(読解の指導,中級の文法項目など),関連する日本語学上のトピックについても一部だが扱う。また,〈教授者が学習者に伝える〉とはどういうことか,〈授業を運ぶ〉とはどういうことか,などの一端についても,わかって(感じて)もらえるようにしたい。| 広い意味では日本語学的な授業の一種であるが,〈日本語学習者の目で日本語を見る〉とか〈日本語学習者のための文法〉という面がしばしば出てくるので,新たな切り口に接し,新鮮に感じてもらえるであろう。〈実際にどう教えるか〉にも,時間を一部割きたい(教案を書いたり,実際に教えることを模して実演したりしてもらい,改善を図る)[どの程度できるかは,人数にもよるが]。 | 「毎回1~2人だけが大きな課題を課せられて臨み,発表する」というタイプの普通の演習の方式ではなく(日本語教育の場合,学生諸君の予備知識がそれほど十分ではないので,少なくとも初めのうちはこのやり方は難しいと思う),「毎回,当方が事前課題を課し,その答を各自全員が準備した上で(授業前の指定された時刻までにK-SmapyⅡに答を提出した上で)授業に臨む」という演習の方式を採る予定(下記「授業時間外の学習方法」参照)。毎回の準備に必要な時間は40~80分程度を想定している。学生諸君が日本語教育に馴染んできたら,年度の途中からは,発表者を割り当てて,発表してもらう方式を一部採り入れる可能性もあるが,それがどの程度可能かは,人数などにもよるであろう。| |[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育研究I, 2022, (1) 日本語教育の基礎知識を学ぶことと,(2) 日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養い,改めて日本語を知ることを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 日本語を母語としない人に日本語を教える〈日本語教育〉は,次第に社会的なニーズも高まり,教授者も増えてきているが,良質の教育が提供できる教授者になるためには,専門的な勉強や,教授技術を高めるための努力が必要である。本講は,日本語教育に関心をもつ受講者が,将来,日本語教授者になった場合に良質な教育が提供できるように,「日本語教育研究Ⅱ」(後期)と合わせて,必要な基礎知識をしっかり提供したい。日本語教育界で広く共有されている基礎知識のほか,一部,本講担当者の経験と研究を踏まえての独自の成果・見方を紹介する場合もある。| 日本語教授者には,日本語についての知識以外にも,学習者の目線や習得に目を向ける能力,学習者への提示の仕方や練習の仕方を工夫する能力,文化的・社会的な把握力,その他さまざまな能力が要請されるので,これらについても授業の中で触れていくが,最も欠かせないのは,やはり,日本語そのものについて,持つべき知識や分析する力を持ち,それを踏まえて〈学習者にわかりやすく,学習者が上手になる授業〉を展開する能力である。そこで,本講では,受講者の皆さんが,日本語そのものについての知識(特に文法的な知識)や,日本語を分析する能力(いわば「日本語を見る目」)を身につけることができるように,ということをもう1つの目標とする。それはまた,日本語の奥深さを感じる体験でもある。こちらは,日本語学の領域といえるが,日本語教育を通して日本語を見ることで,新たな新鮮な見方が得られるはずである。| 将来,日本語教育に従事する可能性が高くない人にも,「日本語再発見」として興味を持ってもらえる内容であろうと思う。本講を,日本語との新たな出会いの場にしてほしい。| なお,実際に教えることを模した実演系の内容も,できれば少し採り入れたいが,それができるかどうかは人数にもよる。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法|
  • 日本語教育研究II, 2022, 前期に開講した「日本語教育研究Ⅰ」の続きとして,(1) 日本語教育の基礎知識を学ぶこと,(2) 日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養い,改めて日本語を知ることを,2つの大きな柱とする授業である。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 日本語教授者には,日本語教育についての知識以外にも,学習者の目線や習得に目を向ける能力,学習者への提示の仕方や練習の仕方を工夫するスキル,文化的・社会的な把握力,その他さまざまな能力が要請されるが(これらについても授業の中で触れていくが),最も欠かせないのは,やはり,日本語そのものについて,持つべき知識や分析する力を持ち,それを踏まえて〈学習者にわかりやすく,学習者が上手になる授業〉を展開する能力である。| そこで,本講では,受講者の皆さんが,日本語教育の基礎知識を身につけるとともに,日本語そのものについての知識(特に文法的な知識)や,日本語を分析する能力(いわば「日本語を見る目」)を身につけることができるように,ということを重視する。これが上記の (1) と (2) であるが,特に (2) はまた〈日本語の奥深さ〉を感じる体験でもある。こちらは日本語学の領域といえるが,普通の日本語学の見方にとどまらず,〈日本語教育を通して日本語を見る〉ことで,新たな新鮮な見方が得られるはずである。| 将来,日本語教育に従事しない人にも,「日本語再発見」として興味を持ってもらえる内容であろうと思う。本講を,日本語との新たな出会いの場にしてほしい。| なお,実際に教えることを模した実演系の内容も,できれば少し採り入れたいが,それができるかどうかは人数にもよる。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法||
  • 日本語教育学演習ⅠA, 2023
  • 日本語教育学演習I, 2023
  • 日本語教育学演習ⅠB, 2023
  • 日本語教育学演習ⅡA, 2023
  • 日本語教育学演習II, 2023
  • 日本語教育学演習ⅡB, 2023
  • 日本語教育研究I, 2023
  • 日本語教育研究II, 2023
  • 日本語教育学演習ⅠA, 2023, 〈日本語教育の入門的な知識を体系的に身につける〉ことと,〈日本語教育の学習を通して日本語そのものを見つめ直し,日本語について新たな発見をしながら,ことばを観察・分析する目を養い,ことばの魅力を改めて感じる〉ことを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 具体的には,日本語の初級前半の教科書を本講のメインテキストとし,各課の趣旨を捉え,いくつかの文法項目の意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。他に,ことばの意味の分析や指導法,その他の日本語教育の諸相(読解の指導,中級の文法項目など),関連する日本語学上のトピックについても一部だが扱う。また,〈教授者が学習者に伝える〉とはどういうことか,〈授業を運ぶ〉とはどういうことか,などの一端についても,わかって(感じて)もらえるようにしたい。| 広い意味では日本語学的な授業の一種であるが,〈日本語学習者の目で日本語を見る〉とか〈日本語学習者のための文法〉という面がしばしば出てくるので,新たな切り口に接し,新鮮に感じてもらえるであろう。〈実際にどう教えるか〉にも,時間を一部割きたい(教案を書いたり,実際に教えることを模して実演したりしてもらい,改善を図る)[どの程度できるかは,人数にもよるが]。 | 「毎回1~2人だけが大きな課題を課せられて臨み,発表する」というタイプの普通の演習の方式ではなく(日本語教育の場合,学生諸君の予備知識がそれほど十分ではないので,少なくとも初めのうちはこのやり方は難しいと思う),「毎回,当方が事前課題を課し,その答を各自全員が準備した上で(授業前の指定された時刻までにK-SmapyⅡに答を提出した上で)授業に臨む」という演習の方式を採る予定(下記「授業時間外の学習方法」参照)。毎回の準備に必要な時間は40~80分程度を想定している。学生諸君が日本語教育に馴染んできたら,年度の途中からは,発表者を割り当てて,発表してもらう方式を一部採り入れる可能性もあるが,それがどの程度可能かは,人数などにもよるであろう。| |[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育学演習I, 2023, 前期の内容については(日本語教育学演習ⅠA 渋谷 菊地 康人 月曜2限)を参照してください。後期の内容については(日本語教育学演習ⅠB 渋谷 菊地 康人 月曜2限)を参照してください。
  • 日本語教育学演習ⅠB, 2023, 〈日本語教育の入門的な知識を体系的に身につける〉ことと,〈日本語教育の学習を通して日本語そのものを見つめ直し,日本語について新たな発見をしながら,ことばを観察・分析する目を養い,ことばの魅力を改めて感じる〉ことを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 具体的には,日本語の初級後半の教科書を本講のメインテキストとし,各課の趣旨を捉え,いくつかの文法項目の意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。他に,ことばの意味の分析や指導法,その他の日本語教育の諸相(読解の指導,中級の文法項目など),関連する日本語学上のトピックについても一部だが扱う。また,〈教授者が学習者に伝える〉とはどういうことか,〈授業を運ぶ〉とはどういうことか,などの一端についても,わかって(感じて)もらえるようにしたい。| 広い意味では日本語学的な授業の一種であるが,〈日本語学習者の目で日本語を見る〉とか〈日本語学習者のための文法〉という面がしばしば出てくるので,新たな切り口に接し,新鮮に感じてもらえるであろう。〈実際にどう教えるか〉にも,時間を一部割きたい(教案を書いたり,実際に教えることを模して実演したりしてもらい,改善を図る)[どの程度できるかは,人数にもよるが]。 | 「毎回1~2人だけが大きな課題を課せられて臨み,発表する」というタイプの普通の演習の方式ではなく(日本語教育の場合,学生諸君の予備知識がそれほど十分ではないので,少なくとも初めのうちはこのやり方は難しいと思う),「毎回,当方が事前課題を課し,その答を各自全員が準備した上で(授業前の指定された時刻までにK-SmapyⅡに答を提出した上で)授業に臨む」という演習の方式を採る予定(下記「授業時間外の学習方法」参照)。毎回の準備に必要な時間は40~80分程度を想定している。学生諸君が日本語教育に馴染んできたら,年度の途中からは,発表者を割り当てて,発表してもらう方式を一部採り入れる可能性もあるが,それがどの程度可能かは,人数などにもよるであろう。| |[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育学演習ⅡA, 2023, 〈日本語教育の入門的な知識を体系的に身につける〉ことと,〈日本語教育の学習を通して日本語そのものを見つめ直し,日本語について新たな発見をしながら,ことばを観察・分析する目を養い,ことばの魅力を改めて感じる〉ことを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 具体的には,日本語の初級前半の教科書を本講のメインテキストとし,各課の趣旨を捉え,いくつかの文法項目の意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。他に,ことばの意味の分析や指導法,その他の日本語教育の諸相(読解の指導,中級の文法項目など),関連する日本語学上のトピックについても一部だが扱う。また,〈教授者が学習者に伝える〉とはどういうことか,〈授業を運ぶ〉とはどういうことか,などの一端についても,わかって(感じて)もらえるようにしたい。| 広い意味では日本語学的な授業の一種であるが,〈日本語学習者の目で日本語を見る〉とか〈日本語学習者のための文法〉という面がしばしば出てくるので,新たな切り口に接し,新鮮に感じてもらえるであろう。〈実際にどう教えるか〉にも,時間を一部割きたい(教案を書いたり,実際に教えることを模して実演したりしてもらい,改善を図る)[どの程度できるかは,人数にもよるが]。 | 「毎回1~2人だけが大きな課題を課せられて臨み,発表する」というタイプの普通の演習の方式ではなく(日本語教育の場合,学生諸君の予備知識がそれほど十分ではないので,少なくとも初めのうちはこのやり方は難しいと思う),「毎回,当方が事前課題を課し,その答を各自全員が準備した上で(授業前の指定された時刻までにK-SmapyⅡに答を提出した上で)授業に臨む」という演習の方式を採る予定(下記「授業時間外の学習方法」参照)。毎回の準備に必要な時間は40~80分程度を想定している。学生諸君が日本語教育に馴染んできたら,年度の途中からは,発表者を割り当てて,発表してもらう方式を一部採り入れる可能性もあるが,それがどの程度可能かは,人数などにもよるであろう。| |[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育学演習II, 2023, 前期の内容については(日本語教育学演習ⅡA 渋谷 菊地 康人 金曜6限)を参照してください。後期の内容については(日本語教育学演習ⅡB 渋谷 菊地 康人 金曜6限)を参照してください。
  • 日本語教育学演習ⅡB, 2023, 〈日本語教育の入門的な知識を体系的に身につける〉ことと,〈日本語教育の学習を通して日本語そのものを見つめ直し,日本語について新たな発見をしながら,ことばを観察・分析する目を養い,ことばの魅力を改めて感じる〉ことを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 具体的には,日本語の初級後半の教科書を本講のメインテキストとし,各課の趣旨を捉え,いくつかの文法項目の意味・用法を分析し,項目によってはその指導法までを考えることが中心となる。他に,ことばの意味の分析や指導法,その他の日本語教育の諸相(読解の指導,中級の文法項目など),関連する日本語学上のトピックについても一部だが扱う。また,〈教授者が学習者に伝える〉とはどういうことか,〈授業を運ぶ〉とはどういうことか,などの一端についても,わかって(感じて)もらえるようにしたい。| 広い意味では日本語学的な授業の一種であるが,〈日本語学習者の目で日本語を見る〉とか〈日本語学習者のための文法〉という面がしばしば出てくるので,新たな切り口に接し,新鮮に感じてもらえるであろう。〈実際にどう教えるか〉にも,時間を一部割きたい(教案を書いたり,実際に教えることを模して実演したりしてもらい,改善を図る)[どの程度できるかは,人数にもよるが]。 | 「毎回1~2人だけが大きな課題を課せられて臨み,発表する」というタイプの普通の演習の方式ではなく(日本語教育の場合,学生諸君の予備知識がそれほど十分ではないので,少なくとも初めのうちはこのやり方は難しいと思う),「毎回,当方が事前課題を課し,その答を各自全員が準備した上で(授業前の指定された時刻までにK-SmapyⅡに答を提出した上で)授業に臨む」という演習の方式を採る予定(下記「授業時間外の学習方法」参照)。毎回の準備に必要な時間は40~80分程度を想定している。学生諸君が日本語教育に馴染んできたら,年度の途中からは,発表者を割り当てて,発表してもらう方式を一部採り入れる可能性もあるが,それがどの程度可能かは,人数などにもよるであろう。| |[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法,ことばの意味|
  • 日本語教育研究I, 2023, (1) 日本語教育の基礎知識を学ぶことと,(2) 日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養い,改めて日本語を知ることを,2つの大きな柱とする。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 日本語を母語としない人に日本語を教える〈日本語教育〉は,次第に社会的なニーズも高まり,教授者も増えてきているが,良質の教育が提供できる教授者になるためには,専門的な勉強や,教授技術を高めるための努力が必要である。本講は,日本語教育に関心をもつ受講者が,将来,日本語教授者になった場合に良質な教育が提供できるように,「日本語教育研究Ⅱ」(後期)と合わせて,必要な基礎知識をしっかり提供したい。日本語教育界で広く共有されている基礎知識のほか,一部,本講担当者の経験と研究を踏まえての独自の成果・見方を紹介する場合もある。| 日本語教授者には,日本語についての知識以外にも,学習者の目線や習得に目を向ける能力,学習者への提示の仕方や練習の仕方を工夫する能力,文化的・社会的な把握力,その他さまざまな能力が要請されるので,これらについても授業の中で触れていくが,最も欠かせないのは,やはり,日本語そのものについて,持つべき知識や分析する力を持ち,それを踏まえて〈学習者にわかりやすく,学習者が上手になる授業〉を展開する能力である。そこで,本講では,受講者の皆さんが,日本語そのものについての知識(特に文法的な知識)や,日本語を分析する能力(いわば「日本語を見る目」)を身につけることができるように,ということをもう1つの目標とする。それはまた,日本語の奥深さを感じる体験でもある。こちらは,日本語学の領域といえるが,日本語教育を通して日本語を見ることで,新たな新鮮な見方が得られるはずである。| 以上を趣旨とする授業を,日本語の初級前半の教科書を用いて,これを分析することを通して行う。| 将来,日本語教育に従事する可能性が高くない人にも,「日本語再発見」として興味を持ってもらえる内容であろうと思う。本講を,日本語との新たな出会いの場にしてほしい。| なお,実際に教えることを模した実演系の内容も,できれば少し採り入れたいが,それができるかどうかは人数にもよる。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法|
  • 日本語教育研究II, 2023, 前期に開講した「日本語教育研究Ⅰ」の続篇として,(1) 日本語教育の基礎知識を学ぶこと,(2) 日本語そのものを見つめる(観察・分析する)目を養い,改めて日本語を知ることを,2つの大きな柱とする授業である。将来,日本語教育に従事する可能性が高い人を益する授業にしたいが,そうでない人にとっても,日本語を新たに見つめ直す有益な体験ができるような授業にしたい。| 日本語教授者には,日本語教育についての知識以外にも,学習者の目線や習得に目を向ける能力,学習者への提示の仕方や練習の仕方を工夫するスキル,文化的・社会的な把握力,その他さまざまな能力が要請されるが(これらについても授業の中で触れていくが),最も欠かせないのは,やはり,日本語そのものについて,持つべき知識や分析する力を持ち,それを踏まえて〈学習者にわかりやすく,学習者が上手になる授業〉を展開する能力である。| そこで,本講では,受講者の皆さんが,日本語教育の基礎知識を身につけるとともに,日本語そのものについての知識(特に文法的な知識)や,日本語を分析する能力(いわば「日本語を見る目」)を身につけることができるように,ということを重視する。これが上記の (1) と (2) であるが,特に (2) はまた〈日本語の奥深さ〉を感じる体験でもある。こちらは日本語学の領域といえるが,普通の日本語学の見方にとどまらず,〈日本語教育を通して日本語を見る〉ことで,新たな新鮮な見方が得られるはずである。| 以上を趣旨とする授業を,日本語の初級後半の教科書を用いて,これを分析することを通して行う。| 将来,日本語教育に従事しない人にも,「日本語再発見」として興味を持ってもらえる内容であろうと思う。本講を,日本語との新たな出会いの場にしてほしい。| なお,実際に教えることを模した実演系の内容も,できれば少し採り入れたいが,それができるかどうかは人数にもよる。||[キーワード]日本語,日本語教育,日本語学,日本語文法||

学外活動

学協会活動

  • 日本語文法学会, 2000年
  • 日本語学会, 1975年
  • 日本言語学会, 1982年
  • 日本語教育学会, 1984年
  • 日本語教育方法研究会, 2000年

学外委員等活動

  • 2000年04月, 9999年, 国語学会/日本語学会, 評議員
  • 1988年04月, 2021年03月, 日本言語学会, 委員/評議員
  • 2013年04月, 2016年03月, 日本語文法学会, 会長
  • 2011年06月, 2015年05月, 日本語教育学会, 大会委員
  • 2000年04月, 2014年03月, 日本語文法学会, 評議員
  • 2006年04月, 2012年03月, 日本言語学会, 常任委員
  • 2005年, 2007年, 文化審議会国語分科会, 委員, 「敬語の指針」の作成
  • 2000年04月, 2004年03月, 日本語文法学会, 運営委員・大会委員長
  • 1999年06月, 2003年05月, 日本語教育学会, 理事
  • 1997年06月, 1999年05月, 日本語教育学会, 理事・大会委員長
  • 1993年06月, 1997年05月, 日本語教育学会, 評議員・大会委員
  • 1986年10月, 1988年03月, 日本言語学会, 事務局長
  • 1985年04月, 1988年03月, 日本言語学会, 常任委員