K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

渡辺 俊和
文学部 哲学科
准教授
Last Updated :2025/08/22

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    渡辺 俊和, ワタナベ トシカズ

所属・職名

  • 文学部 哲学科, 准教授

学位

  • 2004年03月, 博士(文学), 広島大学, 甲第3171号

本学就任年月日

  • 2018年04月01日

研究分野

  • 論理学
  • 仏教学
  • ダルマキールティ
  • ディグナーガ
  • インド哲学
  • 仏教論理学
  • 仏教認識論
  • インド論理学

研究活動

論文

  • On the Concept of nyūna in Digngas Theory of Fallacy, 渡辺俊和, In: Transmission and Transformation of Buddhist Logic and Epistemology in East Asia. Wiener Studien zur Tibetologie und Buddhismuskunde Heft 97., 151, 179, 2020年, Universität Wien
  • プラジュニャーカラグプタによる認識対象の分類(1):Pramāṇavārttikālaṅkāra ad PV III 7–9ab和訳研究, 渡辺俊和, プラジュニャーカラグプタ研究, 5, 75, 100, 2025年03月31日, プラジュニャーカラグプタ研究会
  • Pramāṇasamuccayaṭīkā ad Pramāṇasamuccaya 2.25-27ab 和訳研究:Vādavidhiの推理説への批判, 渡辺俊和, インド学チベット学研究, 28, 143, 158, 2024年, インド哲学研究会
  • プラジュニャーカラグプタによるvyatirekin批判:Pramāṇavārttikālaṅkāra ad PV IV 218ー224和訳研究, 渡辺俊和, プラジュニャーカラグプタ研究, 3, 215, 247, 2023年03月31日, プラジュニャーカラグプタ研究会
  • ダルマパーラによる二喩例並記説, 渡辺俊和, 哲学, 75, 139, 153, 2023年, 広島哲学会
  • Bhāviveka, Dharmapāla and Dharmakīrti and their criticism of a Sāṅkhya theory, 渡辺俊和, In: Burlesque of the Philosophers. Indian and Buddhist Studies in Memory of Helmut Krasser. Hamburg Buddhist Studies Series 19., 797, 818, 2023年, projekt verlag
  • 文芸作品と情動 : ラサ理論の視点から, 渡辺俊和, 國學院雑誌, 123, 11, 149, 159, 2022年11月, 國學院大學
  • On the development of the early Sāṅkhya theory of proof as reconstructed from Dignāga’s criticism, 渡辺俊和, In: Transmission and Tradition. Quotations, Paraphrases and Allusions in Texts on Indian Philosophy., 121, 150, 2022年, Austrian Academy of Sciences Press
  • "sarvaṃ mithyā bravīmi"および発話の条件について:Pramāṇavārttikālaṅkāra ad PV IV 92–94和訳研究, 渡辺俊和, プラジュニャーカラグプタ研究, 1, 271, 291, 2021年03月31日, プラジュニャーカラグプタ研究会
  • ダルマパーラの常住性批判における生因と了因, 渡辺俊和, 印度學佛教學研究, 71, 1, 885, 879, 2021年03月25日, 日本印度学仏教学会
  • 『大乗広百論釈論』における常住性批判, 渡辺 俊和, 印度學佛教學研究, 69, 2, 885, 879, 2021年03月25日, 日本印度学仏教学会
  • 玄奘門下へのディグナーガ論理学の伝播について:「エピメニデスのパラドックス」の事例から, 渡辺俊和, 國學院雑誌, 121, 3, 1, 15, 2020年03月15日, 國學院大學
  • Dharmakīrti and His Successors on āśrayāsiddha and prasaṅgaviparyaya, 渡辺俊和, In: Reverberations of Dharmakīrti’s Philosophy: Proceedings of the Fifth International Dharmakīrti Conference Heidelberg, August 26 to 30, 2014., 513, 528, 2020年, Austrian Academy of Sciences Press
  • On a manuscript of Dharmottara’s Pramāṇaviniścayaṭīkā, 渡辺俊和, In: Sanskrit manuscripts in China III. Proceedings of a panel at the 2016 Beijing International Seminar on Tibetan Studies, August 1 to 4., 425, 444, 2020年, China Tibetology Publishing House
  • nyūnaおよびjātiに関するディグナーガの見解:その変遷と背景について, 渡辺 俊和, インド論理学研究, 10, 141, 166, 2017年11月, インド論理学研究会
  • On the Problem of Negative Existential Propositions: Dignāga, Uddyotakara, and Dharmakīrti, 渡辺 俊和, 印度学仏教学研究, 64, 3, 1263, 1269, 2016年03月, 日本印度学仏教学会
  • On the Sāṅkhya Proof for the Existence of Pradhāna Criticized by Bhāviveka, 渡辺 俊和, 印度学仏教学研究, 62, 3, 1280, 1286, 2014年03月, 日本印度学仏教学会
  • Dignāga on Āvīta and Prasaṅga, 渡辺 俊和, 印度学仏教学研究, 61, 3, 1229, 1235, 2013年03月, 日本印度学仏教学会
  • Bhartṛhari, Dignāga and the Epimenides Paradox, 渡辺 俊和, Studies in Logic: A Dialogue between the East and West: Homage to Bimal Krishna Matilal, 115, 141, 2012年, Munshiram Manoharlal Publishers Private Limited
  • Dharmakīrti's interpretation of Pramāṇasamuccaya III 12, 渡辺 俊和, In: Religion and Logic in Buddhist Philosophical Analysis. Proceedings of the Fourth International Dharmakīrti Conference, Vienna, August 23-27, 459, 467, 2011年07月
  • Dharmakīrti's criticism of anityatva in the Sāṅkhya theory, 渡辺 俊和, Journal of Indian Philosoph, 39, 4-5, 553, 569, 2011年06月
  • Dharmakīrti on False Rejoinders (jāti), 渡辺俊和, 印度学仏教学研究, 58, 3, 1235, 1240, 2010年03月
  • ディグナーガとサーンキヤ学派との論争:プラダーナの存在論証を巡って, 渡辺 俊和, 印度学仏教学研究, 57, 1, 291, 295, 2008年12月
  • 推理の対象は何か — ディグナーガとウッディヨータカラ —, 渡辺俊和, 哲学, 60, 97, 112, 2008年10月
  • プラジュニャーカラグプタによるバルトリハリ批判 — “sarvaṃ mithyā bravīmi”を巡って —, 渡辺俊和, 日本仏教学会年報, 73, 109, 123, 2008年07月
  • プルシャの存在論証を巡る論争, 渡辺 俊和, 比較論理学研究, 5, 63, 77, 2008年03月25日, 広島大学比較論理学プロジェクト研究センター, 広島大学比較論理学プロジェクト研究センター研究成果報告書(2007年度)
  • On asapakṣa, 渡辺 俊和, 印度學佛教學研究, 56, 3, 1145, 1151, 2008年, 日本印度学仏教学会
  • ディグナーガとサーンキヤ学派との論争, 渡辺 俊和, 印度學佛教學研究, 57, 1, 295, 291, 2008年, 日本印度学仏教学会
  • ディグナーガのpakṣābhāsa説
— svarūpaとviśeṣaによる分類について —, 渡辺俊和, 印度学仏教学研究, 55, 1, 422, 429, 2006年12月
  • On the Problem of the Determination of Causality: bādhakapramāṇa and bheda, 渡辺俊和, 比較論理学研究, 2, 57, 61, 2005年02月
  • Causality and the Notion of bheda, 渡辺俊和, 印度學佛教學研究, 53, 2, 978, 975, 2005年, 日本印度学仏教学会
  • 因果関係決定における帰謬および「差異」の概念, 渡辺 俊和, 哲学 = The journal of Hiroshima Philosophical Society / 広島哲学会 編, 56, 119, 131, 2004年, [東広島] : 広島哲学会
  • Dharmakīrtiによる離欲者の論証, 渡辺俊和, 印度学仏教学研究, 51, 1, 405, 407, 2002年12月
  • ダルマキールティによる〈本質的結合関係〉導入を巡る議論, 渡辺俊和, 哲学, 54, 99, 110, 2002年10月
  • Dharmakīrtiの非認識論
— 相反関係を中心に —, 渡辺俊和, 南都仏教, 81, 54, 80, 2002年02月
  • dṛśyānupalabdhiにおける知覚可能性の把握, 渡辺俊和, 印度学仏教学研究, 50, 1, 331, 333, 2001年12月

著書等出版物

  • Jinendrabuddhi’s Viśālāmalavatī Pramāṇasamuccayaṭīkā chapter 6, 小野基, 室屋安孝, 渡辺俊和, China Tibetology Publishing House, Austrian Academy of Sciences Press, 2023年
  • Dharmottara’s Pramāṇaviniścayaṭīkā Chapter 3: Diplomatic Edition, Pascale Hugon in collaboration with Takashi Iwata and Toshikazu Watanabe, China Tibetology Publishing House, Austrian Academy of Sciences Press, 2020年

講演・発表

  • On the concept of nyūna in Dignāga's theory of fallacy, 18th Congress of the International Accosiation of Buddhist Studies
  • On the Manuscript of Dharmottara's Pramāṇaviniścayaṭīkā, 6th Beijing International Seminar on Tibetan Studies
  • Report on the 3rd chapter of the Pramāṇasamuccayaṭīkā, Workshop: Pramāṇasamuccayaṭīkā
  • 仏教研究今むかし, 惠光日本文化センター 仏教講座
  • Dharmakīrti and his successors on āśrayāsiddha and prasaṅgaviparyaya, 5th International Dharmakīrti conference
  • Buddhist critiques of the Sāṅkhya theory of causality: Dharmakīrti and his predecessor, 17th Congress of the International Association of Buddhist Studies
  • 仏教論理学におけるサーンキヤ学派の影響について:ディグナーガとその周辺, 広島大学大学院文学研究科
  • インド仏教思想入門, 惠光日本文化センター 仏教講座

受賞

  • 2013年08月, 日本印度学仏教学会, 日本印度学仏教学会賞, 渡辺 俊和

競争的資金

  • 22K00053, 2022, 日本学術振興会, 基盤研究(C), ディグナーガ著『集量論』における「他者のための推理」学説の生成と発展
  • 18H05568, 2018, 日本学術振興会, 研究活動スタート支援, ディグナーガ論理学における伝統と革新―『集量論』の他学派批判を中心に
  • 19K20778, 2018, 日本学術振興会, 研究活動スタート支援, ディグナーガ論理学における伝統と革新―『集量論』の他学派批判を中心に
  • 公益財団法人 仏教伝道協会, 2014年 BDK日本人留学性奨学金, インド大乗仏教における論理学思想の受容とその系譜
  • 05J07034, 2005, 日本学術振興会, 科学研究費補助金(特別研究員奨励費), 『プラマーナサムッチャヤ』第3-4章後段の研究:哲学諸派形成期の思想解明

教育活動

担当授業

  • インド思想史A, 2019, カレー、IT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、主に古代から中世にかけてのインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。|前期の授業ではインド思想の黄金期とも言える古代から中世までを、そして後期の授業では諸民族流入の時代である中世から現代までを中心に扱います。インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • インド思想史B, 2019, カレー、IT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、主に古代から中世にかけてのインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。|前期の授業ではインド思想の黄金期とも言える古代から中世までを、そして後期の授業では諸民族流入の時代である中世から現代までを中心に扱います。インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • 基礎演習IA, 2019, インドの思想と聞いて第一に思い浮かぶのは、輪廻思想であろう。実際ほとんどの学派が輪廻の存在を前提としている。しかしそのような多数派に対し、ローカーヤタ(あるいはチャールヴァーカ)と呼ばれる人々は唯物論的立場に立ち、輪廻の存在を真っ向から否定した。|この授業では、インド思想における異端であるローカーヤタ派の思想を、サンスクリット語原典の翻訳に基づいて読み進める。また、仏教を中心とする他学派からの、ローカーヤタ派の体系に対する批判も合わせて検討する。|また、授業では各自一度ずつ自分選んだテーマについて発表をしてもらい、それに訂正を加えたものを最後に提出してもらう。そのための資料の集め方、そしてレポート(論文)の書き方についてもできるだけ詳しく説明する。
  • 基礎演習I, 2019, -
  • 基礎演習IB, 2019, 思考はことばによって支配され、世界を形成する。ことばについての考察は、近現代の西洋だけのものでなく、古代インド思想の特徴の一つである。|この授業では、古代インドの言語理論を近現代西洋の視点を合わせて考察しているB.K. Matilalの“The Word and the World: India’s Contribution to the Study of Language”を、日本語訳を利用しつつ読解し、言語哲学についての諸理論を検討する。|また、授業では各自一度ずつ自分選んだテーマについて発表をしてもらい、それに訂正を加えたものを最後に提出してもらう。そのための資料の集め方、そしてレポート(論文)の書き方についてもできるだけ詳しく説明する。
  • 哲学演習, 2019, インドにおいて異端思想として発生した仏教。この授業ではインド仏教発生の思想的背景と、その中心的教義の一つである無我説の理論について検討する。|【前期】開祖ブッダの生涯(仏伝)を追うことによって、インド仏教発生の背景を理解する。|【後期】仏教を異端とならしめている「無我」の理論を、インドにとどまらず東アジアの仏教にまで影響を与えたヴァスバンドゥ(世親)の『アビダルマコーシャ』(『倶舎論』)のサンスクリット語原典の和訳を用いて検討する。|参加者には半期に一度ずつ、自ら選んだテーマについて発表を行ってもらい、それに訂正を加えたものを期末時にレポートとして提出してもらう。
  • サンスクリット語III, 2019, 履修には、サンスクリット語1をすでに履修しているか、サンスクリット語の初級文法をある程度理解していることを条件とする。|(1)15回の授業のうちの前半(第1–9回)では、前年度のサンスクリット語1に引き続き、George L. Hartの“Rapid Sanskrit Method”に基づいて文法事項を解説する。|(2)後半ではC.R. Lanmanの“A Sanskrit Reader”を利用して、「ナラ王物語」や「ヒトーパデーシャ」などの、サンスクリット語で書かれた実際の文献を読解する。|(3)また全体をつうじて、インドの文化・思想について紹介する。
  • サンスクリット語II, 2019, -
  • サンスクリット語IV, 2019, 履修には、サンスクリット語1をすでに履修しているか、サンスクリット語の初級文法をある程度理解していることを条件とする。|(1)前期に引き続き、C.R. Lanmanの“A Sanskrit Reader”を利用して、「ナラ王物語」や「ヒトーパデーシャ」などの、サンスクリット語で書かれた実際の文献を読解する。|(2)DVDなども利用して、インドの文化・思想について紹介する。
  • 比較思想A, 2019, その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「世界」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では<ことばと論理>を、後期では<自己と他者>を中心的なテーマとする。
  • 比較思想B, 2019, その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「世界」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では<ことばと論理>を、後期では<自己と他者>を中心的なテーマとする。
  • 卒業論文, 2019
  • 基礎演習IA, 2020, 【授業の形式】本授業は、Zoomを利用した双方向型授業(ライブ配信)で行う予定である。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから事前に配布された資料を読む、[2] 発表担当者は原稿(1. 内容のまとめ、2. 関心を持った点の分析と他資料との比較、3. 自身の見解の提示)を作成し、授業日前日までにK-smapy IIにアップロードする、[3] 他の受講者は授業の前までに発表原稿を読み、質問を用意しておく、[4] 授業で発表者への質疑応答を行う(動画あるいはチャットでのライブ配信を予定している)|【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)『インド人の論理学』(桂紹隆著,中公新書)を元に、同書で言及される諸先行研究や古代を中心としたインドの原典テキスト(の翻訳)にも直に触れながら、インド論理学の基本的構造について学習する|(2)受講者自身がその過程で問題点・疑問点を見出し、資料を用いて考察する方法を学ぶ| しばしば「神秘性」が強調されるインド思想。しかしその一方で古代インドの哲人たちは、各自の思想を体系化するにあたり、緻密な論理的思考に基づいている。彼らは現代の我々と共通する哲学的問題に対して、時として全く異なる視点を提供してくれる。| 他学派との論争をつうじて明らかにされる彼らの見解を理解する上で必須となるのがインド論理学の知識である。したがって本授業の第一の目的は、その基本的構造を理解することである。| また授業では、テキスト各章の要約、およびそこで発見した問題点について各自が調べたことを発表してもらう。そして他の受講者と質疑応答を行い、その結果を反映させたものをレポートとして提出してもらう。これによって自らの見解を論理的に文章化する方法を学ぶことが第二の目的である。
  • 基礎演習I, 2020, -
  • 基礎演習IB, 2020, 【授業の形式】本授業は、主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから事前に配布された資料を読む、[2] 発表担当者は原稿(1. 内容を手短にまとめる、2. 関心を持った点について、分析あるいは他資料との比較を行う、3. 自身の見解を提示する)を作成し、授業日前日までにK-smapy IIにアップロードする、[3] 他の受講者は授業の前までに発表原稿を読み、質問を用意しておく、[4] 授業で発表者への質疑応答を行う|【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)『インド哲学10講』(赤松明彦著,岩波新書)を元に、同書で言及される諸先行研究や古代を中心としたインドの原典テキスト(の翻訳)にも直に触れながら、存在論の観点から古代インドの諸哲学派の様々な見解について学ぶ|(2)受講者自身がその過程で問題点・疑問点を見出し、資料を用いて考察する方法を学ぶ|  古代インドの哲学諸派は、輪廻や業という基本的な枠組みをある程度共有しながらも、個々に独自の形而上学を形成した。そしてその基礎となっているのが多様な哲人たちの存在論である。存在についての多様な彼らの見解は、世界を見るための新たな視点をときとして我々に提供してくれる。| 本授業の第一の目的は、学派間の折衝によって展開した古代インドの存在論についての理解を深めることである。| また授業では、テキスト各章の要約、およびそこで発見した問題点について各自が調べたことを発表してもらう。そして他の受講者と質疑応答を行い、その結果を反映させたものをレポートとして提出してもらう。これによって自らの見解を論理的に文章化する方法を学ぶことが第二の目的である。
  • インド思想史A, 2020, 【授業の形式】本授業は、Zoomを利用したオンデマンド型授業を基本にしつつ、状況に応じて双方向型授業も試みる場合もある。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2] レジュメの解説と質問への回答からなる動画(20-30分程度、録画配信)を視聴する、[3] リアクションペーパーに記述するテーマが動画中で与えられるので、テーマについての自身の見解を400字程度でまとめて提出する(リアクションペーパーの提出により出席確認とする)、[4] 次回の授業のレジュメあるいは動画で質問などについての教員からの回答を確認する。|【授業内容】カレーにIT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、古代から中世を中心としたインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。| 前期の授業ではヴェーダの宗教から仏教の発生、大乗仏教の二大潮流である唯識派と中観派の学説などについて説明します。また後期の授業では、バラモン教諸哲学派とヒンドゥー教諸派の学説、そしてそれらの仏教との交渉、イスラーム・西洋文明との接触による影響について説明します。| インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • インド思想史B, 2020, 【授業の形式】本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2] 前回の授業での質問などへの回答(第1部)と、レジュメの解説(第2部)の2部構成からなる動画(40-60分程度、録画配信)を視聴する、[3] レジュメで与えられたテーマについての自身の見解を400字程度でまとめてリアクションペーパーを提出する(リアクションペーパーの提出により出席確認とする)。|【授業内容】カレーにIT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、古代から中世を中心としたインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。| 前期の授業ではヴェーダの宗教から仏教の発生、大乗仏教の二大潮流である唯識派と中観派の学説などについて説明します。また後期の授業では、バラモン教諸哲学派とヒンドゥー教諸派の学説、そしてそれらの仏教との交渉、イスラーム・西洋文明との接触による影響について説明します。| インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • 哲学演習, 2020, 【授業の形式】本授業は、Zoomを利用した双方向型授業(ライブ配信)で行う予定である。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから事前に配布された資料を読む、[2] 発表担当者は原稿(1. 内容のまとめ、2. 関心を持った点の分析と他資料との比較、3. 自身の見解の提示)を作成し、授業日前日までにK-smapy IIにアップロードする、[3] 他の受講者は授業の前までに発表原稿を読み、質問を用意しておく、[4] 授業で発表者への質疑応答を行う(動画あるいはチャットでのライブ配信を予定している)|【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)インド哲学および仏教学で存在論・認識論・言語論・真理論・道徳論などの哲学的問題がどのような視点から論じられているのかを、学術論文・著作を実際に読むことによって知り、卒業論文執筆のための多角的な視点を獲得する|(2)資料を正しく使って文献を読解し、それに基づいて自らの見解を文章化する。その際、聞き手・読み手を意識した論理的な文章を構成できるようにする。| 前期から後期の前半の授業では、聖典(ヴェーダや仏典など)の権威と真理論、仏陀論、インドの生命観、宗教の多元性などをテーマとした論文を扱う。後期の後半の授業では、「東洋哲学」の構築を目指した井筒俊彦の『意識と本質』を読解する。| 受講者には半期毎に数回の発表を担当してもらう。発表者は担当箇所の要約と問題点および自身の見解を提示し、他の受講者と質疑応答を行う。そしてその結果を反映させて改訂したものを半期毎にレポートとして提出してもらう。
  • サンスクリット語I(2), 2020, 【授業の形式】本授業は、Zoomを利用したオンデマンド型授業を基本にしつつ、状況に応じて遠隔授業となる場合もある。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2] 解説動画(20-30分、録画配信)を視聴する、[3] 毎回与えられる練習問題を解き、K-smapy IIで解答を提出する、[4] K-smapy IIで返却された解答の添削を確認する。|【授業内容】古典サンスクリット語の習得は、古代インドの、哲学・神話・文学・天文学などのあらゆる分野にわたる文献に接するために必要不可欠な手段です。|授業では練習問題を実際に解きながら文法事項の解説を行います。|そのため、事前学習として、文法事項の確認と練習問題の予習を事前に配布するレジュメを用いて行ってもらいます。|また折に触れ、インド映画や、現代のインドおよび南アジアの文学作品についても紹介します。
  • サンスクリット語I, 2020, -
  • サンスクリット語II(2), 2020, 【授業の形式】本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2] 解説動画(20-30分、録画配信)を視聴する、[3] 毎回与えられる練習問題を解き、K-smapy IIで解答を提出する、[4] K-smapy IIで返却された解答の添削を確認する。|【授業内容】古典サンスクリット語の習得は、古代インドの、哲学・神話・文学・天文学などのあらゆる分野にわたる文献に接するために必要不可欠な手段です。|授業では練習問題を実際に解きながら文法事項の解説を行います。|そのため、事前学習として、文法事項の確認と練習問題の予習を事前に配布するレジュメを用いて行ってもらいます。|また折に触れ、インド映画や、現代のインドおよび南アジアの文学作品についても紹介します。
  • 比較思想A, 2020, 【授業の形式】本授業は、Zoomを利用したオンデマンド型授業を基本にしつつ、状況に応じて遠隔授業となる場合もある。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2] 解説動画(20-30分、録画配信)を視聴する、[3] 毎回与えられるテーマに応じたリアクションペーパー(400字程度、質問なども含む)を提出する(リアクションペーパーの提出により出席確認とする)、[4] 次回の授業のレジュメあるいは解説動画で質問などについての教員からの回答を確認する。|【授業内容】その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「世界」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では言葉にかかわる問題を、後期ではアイデンティティーにかかわる問題を中心的なテーマとする。
  • 比較思想B, 2020, 【授業の形式】本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。|【授業進行の方法(予定)】[1] K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2] 前回の授業での質問などへの回答(第1部)と、レジュメの解説(第2部)の2部構成からなる動画(40-60分程度、録画配信)を視聴する、[3] レジュメで与えられたテーマについての自身の見解を400字程度でまとめてリアクションペーパーを提出する(リアクションペーパーの提出により出席確認とする)。|【授業内容】その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「認識」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では言葉にかかわる問題を、後期ではアイデンティティーにかかわる問題を中心的なテーマとする。
  • 基礎演習IA, 2021, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)『インド人の論理学』(桂紹隆著,中公新書)を元に、同書で言及される諸先行研究や古代を中心としたインドの原典テキスト(の翻訳)にも直に触れながら、インド論理学の基本的構造について学習する|(2)受講者自身がその過程で問題点・疑問点を見出し、資料を用いて考察する方法を学ぶ| しばしば「神秘性」が強調されるインド思想。しかしその一方で古代インドの哲人たちは、各自の思想を体系化するにあたり、緻密な論理的思考に基づいている。彼らは現代の我々と共通する哲学的問題に対して、時として全く異なる視点を提供してくれる。| 他学派との論争をつうじて明らかにされる彼らの見解を理解する上で必須となるのがインド論理学の知識である。したがって本授業の第一の目的は、その基本的構造を理解することである。| また授業では、テキスト各章の要約、およびそこで発見した問題点について各自が調べたことを発表してもらう。そして他の受講者と質疑応答を行い、その結果を反映させたものをレポートとして提出してもらう。これによって自らの見解を論理的に文章化する方法を学ぶことが第二の目的である。
  • 基礎演習I, 2021, 前期の内容については、(基礎演習ⅠA 渋谷 渡辺 俊和 月曜3限)を参照してください。後期の内容については、(基礎演習ⅠB 渋谷 渡辺 俊和 月曜3限)を参照してください。
  • 基礎演習IB, 2021, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)『インド哲学10講』(赤松明彦著,岩波新書)を元に、同書で言及される諸先行研究や古代を中心としたインドの原典テキスト(の翻訳)にも直に触れながら、存在論の観点から古代インドの諸哲学派の様々な見解について学ぶ|(2)受講者自身がその過程で問題点・疑問点を見出し、資料を用いて考察する方法を学ぶ|  古代インドの哲学諸派は、輪廻や業という基本的な枠組みをある程度共有しながらも、個々に独自の形而上学を形成した。そしてその基礎となっているのが多様な哲人たちの存在論である。存在についての多様な彼らの見解は、世界を見るための新たな視点をときとして我々に提供してくれる。| 本授業の第一の目的は、学派間の折衝によって展開した古代インドの存在論についての理解を深めることである。| また授業では、テキスト各章の要約、およびそこで発見した問題点について各自が調べたことを発表してもらう。そして他の受講者と質疑応答を行い、その結果を反映させたものをレポートとして提出してもらう。これによって自らの見解を論理的に文章化する方法を学ぶことが第二の目的である。
  • インド思想史A, 2021, 【授業の形式】本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。|【授業進行の方法】[1]K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2]前回の授業での質問などへの回答(第1部)と、レジュメの解説(第2部)の2部構成からなる動画(40-60分程度、録画配信)を視聴する、[3]レジュメで与えられたテーマについての自身の見解を400字程度でまとめてリアクションペーパーを提出する(リアクションペーパーの提出により出席確認とする)。|【授業内容】カレーにIT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、古代から中世を中心としたインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。| 前期の授業ではヴェーダの宗教から仏教の発生、大乗仏教の二大潮流である唯識派と中観派の学説などについて説明します。また後期の授業では、バラモン教諸哲学派とヒンドゥー教諸派の学説、そしてそれらの仏教との交渉、イスラーム・西洋文明との接触による影響について説明します。| インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • インド思想史B, 2021, 【授業内容】カレーにIT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、古代から中世を中心としたインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。| 前期の授業ではヴェーダの宗教から仏教の発生、大乗仏教の二大潮流である唯識派と中観派の学説などについて説明します。また後期の授業では、バラモン教諸哲学派とヒンドゥー教諸派の学説、そしてそれらの仏教との交渉、イスラーム・西洋文明との接触による影響について説明します。| インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • 哲学演習, 2021, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)インド哲学および仏教学で言語論・存在論・認識論などの哲学的問題がどのような視点から論じられているのかを、和文だけでなく英文の学術論文・著作を実際に読むことによって知り、卒業論文執筆のための多角的な視点を獲得する|(2)資料を正しく使って文献を読解し、それに基づいて自らの見解を文章化する。その際、聞き手・読み手を意識した論理的な文章を構成できるようにする。|授業では、言語論、宗教の多元性、ブッダ論、悟り体験などをテーマとした論文や著作を扱う。また、受講者の希望があれば、希望する論文などの読解・ディスカッションも行う。|受講者には半期毎に数回の発表を担当してもらう。発表者は担当箇所の要約と問題点および自身の見解を提示し、他の受講者と質疑応答を行う。
  • サンスクリット語III, 2021, 履修には、サンスクリット語I, IIをすでに履修しているか、サンスクリット語の初級文法をある程度理解していることを条件とする。|(1)15回の授業のうちの前半(第1–9回)では、前年度のサンスクリット語1に引き続き、George L. Hartの“Rapid Sanskrit Method”に基づいて文法事項を解説する。|(2)後半ではC.R. Lanmanの“A Sanskrit Reader”を利用して、「ナラ王物語」や「ヒトーパデーシャ」などの、サンスクリット語で書かれた実際の文献を読解する。|(3)また全体をつうじて、インドの文化・思想について紹介する。
  • サンスクリット語II, 2021, 前期の内容については、(サンスクリット語Ⅲ(2) 渋谷 渡辺 俊和 火曜3限)を参照してください。後期の内容については、(サンスクリット語Ⅳ(2) 渋谷 渡辺 俊和 火曜3限)を参照してください。
  • サンスクリット語IV, 2021, 履修には、サンスクリット語I, IIをすでに履修しているか、サンスクリット語の初級文法をある程度理解していることを条件とする。|(1)前期に引き続き、C.R. Lanmanの“A Sanskrit Reader”を利用して、「ナラ王物語」や「ヒトーパデーシャ」などの、サンスクリット語で書かれた実際の文献を読解する。|(2)DVDなども利用して、インドの文化・思想について紹介する。
  • 比較思想A, 2021, 【授業の形式】本授業は、Zoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。|【授業進行の方法】[1]K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2]前回の授業での質問などへの回答(第1部)と、レジュメの解説(第2部)の2部構成からなる動画(40-60分程度、録画配信)を視聴する、[3]レジュメで与えられたテーマについての自身の見解を400字程度でまとめてリアクションペーパーを提出する(リアクションペーパーの提出により出席確認とする)。|【授業内容】その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「世界」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では言葉にかかわる問題を、後期ではアイデンティティーにかかわる問題を中心的なテーマとする。
  • 比較思想B, 2021, 【授業の形式】本授業は、Zoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。|【授業進行の方法】[1]K-smapy IIから配布されたレジュメを読む、[2]前回の授業での質問などへの回答(第1部)と、レジュメの解説(第2部)の2部構成からなる動画(40-60分程度、録画配信)を視聴する、[3]レジュメで与えられたテーマについての自身の見解を400字程度でまとめてリアクションペーパーを提出する(リアクションペーパーの提出により出席確認とする)。|【授業内容】その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「認識」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では言葉にかかわる問題を、後期ではアイデンティティーにかかわる問題を中心的なテーマとする。
  • 基礎演習IA, 2022, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)大学での学術的活動で基本となる、文献を批判的に読解し、そして自身の見解を説得力のある形で言語化するための訓練を行うこと|(2)『インド文化入門』(辛島昇著,ちくま学芸文庫)を元に、現代インドの諸問題、そしてその原点でもある古代インドの思想・文化について学習すること| 大学での学術活動で必要とされるのは、自らが関心を持った問題について、関連するテーマを扱う文献を批判的に検討し、論理的に自身の見解を他者に向けて提示する技術である。この技術を身につけるために本授業では、文献資料の収集から学術論文の読解・作成の方法について学習する。その上で、インドの思想・文化について検討し、現代の我々の思考・生き方をより広い視点から眺めるためのひとつの外なる目を獲得することを目指す。| また授業では、テキスト各章の要約、およびそこで発見した問題点について各自が調べたことを発表してもらう。そして他の受講者と質疑応答を行い、その結果を反映させたものをレポートとして提出してもらう。これによって自らの見解を論理的に文章化する方法を学ぶ。
  • 基礎演習IB, 2022, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)『インド哲学10講』(赤松明彦著,岩波新書)を元に、同書で言及される諸先行研究や古代を中心としたインドの原典テキスト(の翻訳)にも直に触れながら、存在論の観点から古代インドの諸哲学派の様々な見解について学ぶ|(2)受講者自身がその過程で問題点・疑問点を見出し、資料を用いて考察する方法を学ぶ|  古代インドの哲学諸派は、輪廻や業という基本的な枠組みをある程度共有しながらも、個々に独自の形而上学を形成した。そしてその基礎となっているのが多様な哲人たちの存在論である。存在についての多様な彼らの見解は、世界を見るための新たな視点をときとして我々に提供してくれる。| 本授業の第一の目的は、学派間の折衝によって展開した古代インドの存在論についての理解を深めることである。| また授業では、テキスト各章の要約、およびそこで発見した問題点について各自が調べたことを発表してもらう。そして他の受講者と質疑応答を行い、その結果を反映させたものをレポートとして提出してもらう。これによって自らの見解を論理的に文章化する方法を学ぶことが第二の目的である。
  • インド思想史A, 2022, カレーにIT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、古代から中世を中心としたインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。| 前期の授業ではヴェーダの宗教から仏教の発生、大乗仏教の二大潮流である唯識派と中観派の学説などについて説明します。また後期の授業では、バラモン教諸哲学派とヒンドゥー教諸派の学説、そしてそれらの仏教との交渉、イスラーム・西洋文明との接触による影響について説明します。| インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • インド思想史B, 2022, 【授業内容】カレーにIT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、古代から中世を中心としたインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。| 前期の授業ではヴェーダの宗教から仏教の発生、大乗仏教の二大潮流である唯識派と中観派の学説などについて説明します。また後期の授業では、バラモン教諸哲学派とヒンドゥー教諸派の学説、そしてそれらの仏教との交渉、イスラーム・西洋文明との接触による影響について説明します。| インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • 比較思想A, 2022, その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「世界」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では言葉にかかわる問題を、後期ではアイデンティティーにかかわる問題を中心的なテーマとする。
  • 比較思想B, 2022, その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「認識」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では言葉にかかわる問題を、後期ではアイデンティティーにかかわる問題を中心的なテーマとする。
  • 哲学演習, 2022, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)インド哲学および仏教学で認識論、存在論、文化的アイデンティティーなどの問題がどのような視点から論じられているのかを、学術論文・著作の精読によって知り、卒業論文執筆のための多角的な視点を獲得する。|(2)資料を正しく使って文献を読み解き、それに基づいて自らの見解を文章化する。その際、聞き手・読み手を意識した論理的な文章を構成できるようにする。| 授業では、仏教認識論、現代インド論、言語論、宗教論などをテーマとした論文や著作を扱う。また、受講者の希望があれば、希望する論文などの読解・ディスカッションも行う。| 受講者には半期毎に数回の発表を担当してもらう。発表者は担当箇所の要約と問題点、および自身の見解を提示し、他の受講者と質疑応答を行う。
  • サンスクリット語I(2), 2022, 古典サンスクリット語の習得は、古代インドの、哲学・神話・文学・天文学などのあらゆる分野にわたる文献に接するために必要不可欠な手段です。授業では練習問題を実際に解きながら文法事項の解説を行います。また折に触れ、インド映画や、現代のインドおよび南アジアの文学作品についても紹介します。
  • サンスクリット語I, 2022, 前期の内容については、(サンスクリット語Ⅰ(2)(H30〜) 渋谷 渡辺 俊和 木曜4限)を参照してください。後期の内容については、(サンスクリット語Ⅱ(2)(H30〜) 渋谷 渡辺 俊和 木曜4限)を参照してください。
  • サンスクリット語II(2), 2022, 古典サンスクリット語の習得は、古代インドの、哲学・神話・文学・天文学などのあらゆる分野にわたる文献に接するために必要不可欠な手段です。授業では練習問題を実際に解きながら文法事項の解説を行います。また折に触れ、インド映画や、現代のインドおよび南アジアの文学作品についても紹介します。
  • 基礎演習IA, 2023
  • 基礎演習IB, 2023
  • インド思想史A, 2023
  • インド思想史B, 2023
  • 比較思想A, 2023
  • 比較思想B, 2023
  • 哲学演習, 2023
  • サンスクリット語III, 2023
  • サンスクリット語II, 2023
  • サンスクリット語IV, 2023
  • 基礎演習IA, 2023, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)大学での学術的活動で基本となる、文献を批判的に読解し、そして自身の見解を説得力のある形で言語化するための訓練を行うこと|(2)『インド文化入門』(辛島昇著,ちくま学芸文庫)ならびに『ヒンドゥー教10講』(赤松明彦著,岩波新書)を元に、現代インドの諸問題、そしてその原点でもある古代インドの思想・文化について学習すること| 大学での学術活動で必要とされるのは、自らが関心を持った問題について、関連するテーマを扱う文献を批判的に検討し、論理的に自身の見解を他者に向けて提示する技術である。この技術を身につけるために本授業では、文献資料の収集から学術論文の読解・作成の方法について学習する。その上で、インドの思想・文化について検討し、現代の我々の思考・生き方をより広い視点から眺めるためのひとつの外なる目を獲得することを目指す。| また授業では、テキスト各章の要約、およびそこで発見した問題点について各自が調べたことを発表してもらう。そして他の受講者と質疑応答を行い、その結果を反映させたものをレポートとして提出してもらう。これによって自らの見解を論理的に文章化する方法を学ぶ。
  • 基礎演習IB, 2023, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)『インド哲学10講』(赤松明彦著,岩波新書)を元に、同書で言及される諸先行研究や古代を中心としたインドの原典テキスト(の翻訳)にも直に触れながら、存在論の観点から古代インドの諸哲学派の様々な見解について学ぶ|(2)受講者自身がその過程で問題点・疑問点を見出し、資料を用いて考察する方法を学ぶ|  古代インドの哲学諸派は、輪廻や業という基本的な枠組みをある程度共有しながらも、個々に独自の形而上学を形成した。そしてその基礎となっているのが多様な哲人たちの存在論である。存在についての多様な彼らの見解は、世界を見るための新たな視点をときとして我々に提供してくれる。| 本授業の第一の目的は、学派間の折衝によって展開した古代インドの存在論についての理解を深めることである。| また授業では、テキスト各章の要約、およびそこで発見した問題点について各自が調べたことを発表してもらう。そして他の受講者と質疑応答を行い、その結果を反映させたものをレポートとして提出してもらう。これによって自らの見解を論理的に文章化する方法を学ぶことが第二の目的である。
  • インド思想史A, 2023, カレーにIT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、古代から中世を中心としたインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。| 前期の授業ではヴェーダの宗教から仏教の発生、大乗仏教の二大潮流である唯識派と中観派の学説などについて説明します。また後期の授業では、バラモン教諸哲学派とヒンドゥー教諸派の学説、そしてそれらの仏教との交渉、イスラーム・西洋文明との接触による影響について説明します。| インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • インド思想史B, 2023, 【授業内容】カレーにIT、ヒンドゥー教、ガンジス、輪廻にボリウッド、そして「神秘」に「多様性」。日本の精神文化にも影響を与えたインドについて、多くの人はこんな漠然としたイメージしか持っていないのではないでしょうか。この授業の目的は、古代から中世を中心としたインドの思想を紹介することによって、私たちのインドについての知識を「なんとなく」から「なるほど」へと変えることです。| 前期の授業ではヴェーダの宗教から仏教の発生、大乗仏教の二大潮流である唯識派と中観派の学説などについて説明します。また後期の授業では、バラモン教諸哲学派とヒンドゥー教諸派の学説、そしてそれらの仏教との交渉、イスラーム・西洋文明との接触による影響について説明します。| インドの文化・思想の一見した奇抜さの奥に潜む、哲人達の冷徹な論理的思考を辿り、日本にいながらのインド体験をしてみてください。
  • 比較思想A, 2023, その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「世界」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では言葉にかかわる問題を、後期ではアイデンティティーにかかわる問題を中心的なテーマとする。
  • 比較思想B, 2023, その地理的な位置と同様、インドの思想・文化には「西洋」にも「東洋」にも属さない独自性、そして魅力が存在する。この授業では、「ことば」「存在」「認識」「神」「自己」などという普遍的なテーマについての古代から現代に至る西洋・東洋の思想家たちによる見解をインドの思想家たちの見解と比較し、世界の新たな見方を提供することを目的とする。|前期では言葉にかかわる問題を、後期ではアイデンティティーにかかわる問題を中心的なテーマとする。
  • 哲学演習, 2023, 【授業内容】本授業の目的は以下の2点である:|(1)インド哲学および仏教学で認識論、存在論、文化的アイデンティティーなどの問題がどのような視点から論じられているのかを、学術論文・著作の精読によって知り、卒業論文執筆のための多角的な視点を獲得する。|(2)資料を正しく使って文献を読み解き、それに基づいて自らの見解を文章化する。その際、聞き手・読み手を意識した論理的な文章を構成できるようにする。| 授業では、仏教認識論、現代インド論、言語論、宗教論などをテーマとした論文や著作を扱う。また、受講者の希望があれば、希望する論文などの読解・ディスカッションも行う。| 受講者には半期毎に数回の発表を担当してもらう。発表者は担当箇所の要約と問題点、および自身の見解を提示し、他の受講者と質疑応答を行う。
  • サンスクリット語III, 2023, 履修には、サンスクリット語I, IIをすでに履修しているか、サンスクリット語の初級文法をある程度理解していることを条件とする。|(1)15回の授業のうちの前半(第1–11回)では、前年度のサンスクリット語I, IIに引き続き、George L. Hartの“Rapid Sanskrit Method”に基づいて文法事項を解説する。|(2)後半ではC.R. Lanmanの“A Sanskrit Reader”を利用して、「ナラ王物語」や「ヒトーパデーシャ」などの、サンスクリット語で書かれた実際の文献を読解する。|(3)また全体をつうじて、インドの文化・思想について紹介する。
  • サンスクリット語II, 2023, 前期の内容については(サンスクリット語Ⅲ(2)(H30〜) 渋谷 渡辺 俊和 木曜3限)を参照してください。後期の内容については(サンスクリット語Ⅳ(2)(H30〜) 渋谷 渡辺 俊和 木曜3限)を参照してください。
  • サンスクリット語IV, 2023, 履修には、サンスクリット語I, IIをすでに履修しているか、サンスクリット語の初級文法をある程度理解していることを条件とする。|(1)前期に引き続き、C.R. Lanmanの“A Sanskrit Reader”を利用して、「ナラ王物語」や「ヒトーパデーシャ」などの、サンスクリット語で書かれた実際の文献を読解する。|(2)DVDなども利用して、インドの文化・思想について紹介する。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • International Association of Buddhist Studies
  • インド思想史学会会員
  • 西日本インド思想史学会会員
  • 広島哲学会会員
  • 日本仏教学会会員
  • 日本印度学仏教学会会員