K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

大東 敬明
研究開発推進機構
教授
Last Updated :2024/12/03

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    大東 敬明, ダイトウ タカアキ

ホームページ・researchmap等のリンク

所属・職名

  • 研究開発推進機構, 教授

学歴

  • 2006年04月01日, 2009年03月31日, 満期退学, 國學院大學大学院, 文学研究科博士課程後期

学位

  • 2010年03月, 博士(神道学), 國學院大學, 文甲第123号

本学就任年月日

  • 2011年04月01日

研究分野

  • 神道史、神道思想史、祭祀・祭礼, 神祇史,神道史,神道,神仏習合,祭礼,祭祀, 日本の神祇をめぐる歴史(神道史)のうち、神仏習合や中世に形成される神道思想とその展開について研究している。具体的には寺院やそこでの儀礼におけるにおける神祇の現れ方や、僧侶が相伝した神道切紙、祓に用いられた中臣祓である。 最近は、仏教の影響によって形成された神祇・神道をめぐる言説を、どのように神社や神職たちが受容し、地域に根づいた神道を形成したのかについて、興味を持っている。

研究活動

論文

  • 神道印信類の集成と伝播―真福寺大須文庫所蔵資料にふれながら―, 大東敬明, 日本仏教綜合研究, 21, 107, 128, 2023年09月, 日本仏教綜合研究学会
  • 『神道沿革史論』以前の清原貞雄―外来信仰と神道史, 大東敬明, 伊藤聡・斎藤英喜編『神道の近代(アジア遊学281)』, 213, 226, 2023年03月20日, 勉誠出版
  • 除魔・結界の呪法と芸能―「翁」の成立環境と、その近隣, 大東敬明, 高橋悠介編『宗教芸能としての能楽』(アジア遊学265), 12, 22, 2022年01月25日, 勉誠出版, 興福寺西金堂修二会に関わる薪猿楽記事(『衆徒記鑑古今一濫』『興福寺縁起』等)について、現行の修正会・修二会の呪師作法や『中堂呪師作法』(真福寺大須文庫)等と関連付けながら読み解き、『陀羅尼集経』巻8及び興福寺・薬師寺・法隆寺における太刀を用いた呪師作法と同記事との関連を指摘した。これにより、能楽の「翁」の成立環境の近隣にあった呪師(法呪師)による除魔・結界の呪法を想定した。
  • 御流神道玉水流『御流神道横印信集』の形成―『神道印信類聚 大師流』との比較を通して―, 大東敬明, 中山一麿監修・伊藤聡編『寺院文献資料学の新展開』第十巻 神道資料の調査と研究Ⅰ 神道灌頂玉水流と西福寺, 93, 132, 2021年07月31日, 臨川書店, 御流神道玉水流は、西福寺・活済(1708〜77)が整備した御流神道の一派を指す学術用語であり、智積院・鑁啓(1718〜94)が相承し、広く流布した。「八十通印信」は、16世紀頃に両部神道の印信類を類聚して成立した。本稿では、國學院大學所蔵『神道印信類聚 大師流』(宮地本・西田本)と玉水流の『御流神道横印信集』(河野本)を比較し、その基盤には、活済が相承した関西圏及び南都周辺に流布した両部神道の知識・伝授があった。この動きは、中世神道が近世の時代状況に合わせて変容する過程ともとらえられる。
  • 素盞烏流(出雲流)神道の形成と神祇書の相承ー近世における中世神道の展開ー, 大東敬明, 日本書紀と出雲観(島根県古代文化センター研究論集26), 155, 166, 2021年03月31日, 島根県教育委員会, 17世紀後半、日御碕社別当・学雄は、同社検校に対して神道伝授を行った。さらに高野山に於いても神道伝授を行い、『御流神道灌頂式 初後夜』ほかを授与した。学雄はこれを「素盞烏流」「出雲流」と称している。この神道が形成された背景には、出雲大社の神仏分離や祭神変更があったと推定する。素盞嗚尊流神道は、出雲では広まらなかったようであるが、高野山に於いて英仙らが神道伝授を整備する中で、その伝書も取り込まれ、出雲以外の地域の人々に広まった。
  • 國學院大學所蔵の祭礼図のアーカイヴスと展示, 大東敬明, HERITEX, 3, 248, 258, 2020年03月25日, 名古屋大学人文学研究科附属 人類文化遺産テクスト学研究センター
  • 東泉院の神道資料と下方五社, 大東敬明, 六所家総合調査だより 特別号2 東泉院の神道資料, 3, 14, 2018年03月, 富士山かぐや姫ミュージアム, 富士山かぐや姫ミュージアム所蔵:六所家旧蔵資料のうち、神道・神祇に関わる資料を通覧すると、①富士山南麓の富士市周辺に鎮座する下方五社び近世における年中行事や大宮(富士山本宮浅間大社)との関わり、②近世に高野山より広まった神道流派(英仙流)の有り様、③下方五社別当(東泉院)と社人たちとの関わり、④下方五社の神仏判然の様子などを具体的にみることができる。特に③では、別当が社人たちに神道伝授を行っていること、その内容や伝授までの手順などを明らかにした。
  • 札幌まつりと東京の祭礼文化-近代における神田祭のイメージの一端-, 大東敬明, 江戸総鎮守 神田明神論集, 1, 101, 123, 2017年05月, 神田神社, 札幌まつりの概要を記した後、栗田鉄馬の石版画や新聞記事から、同祭礼では、かつて江戸型(重層)の山車が曳かれていたこと、それは電線などの関係で、単層の山車へと改造されていったことを指摘した。また、札幌まつりの山車及びお囃子のルーツを神田祭に求める伝承に注目し、この背景には、同祭礼が東京の祭礼文化を受け入れており、神田祭を東京の祭礼文化の象徴と考える人々がいた可能性がある。
  • 御膳谷奉拝所・御饌石と井上頼寿−「御旅所考」にふれながら−, 大東敬明, 朱, 60, 144, 162, 2017年03月, 伏見稲荷大社, 井上頼寿は、近畿地方を中心に丹念な民俗調査を行った人物である。本稿では、井上の著作や、現在、國學院大學が所蔵しているノート・手帳の分析を通して、彼の御旅所についての考えを分析した。ここから井上は、神社の「本社に祀られる神は、御旅所に於いて毎年発現し、その様子は、毎年、祭祀を通して再現される」と考えており、この考えを伏見稲荷大社御膳谷奉拝所・御饌石にあてはめて理解していたと指摘した。
  • 萩原龍夫と国民精神文化研究所・教学錬成所, 大東敬明, 『昭和前期の神道と社会』, 313, 334, 2016年02月99日, 弘文堂, 本論文は、「萩原龍夫の二十代 : 国民精神文化研究所・教学錬成所での活動に注目して」(『國學院大學研究開発推進センター研究紀要』7、2013年3月)の要旨をまとめ直したものである。
  • 札幌まつりの形成期−山車と祭礼行列に注目して−, 大東敬明, 北海道神宮研究論叢, 2014年09月, 弘文堂, 札幌まつりでは、札幌神社(現在の北海道神宮)での例祭ののち、神輿渡御と御旅所(遥拝所、頓宮)への駐輦が行われる。札幌の人々は、山車や屋台、仮装行列などを出し、街を飾った。明治11年から大正7年までの札幌まつりについて新聞記事などからみると、札幌が開拓地から都市へと変貌してゆく過程で、祭りに参加する地区や山車が増え、神輿・山車の行列も長くなっていく。また、この祭りは札幌の人々にとって精神的な紐帯となっていた。
  • 神道切紙と寺社圏—國學院大學図書館所蔵『諸大事』を通路として—, 大東敬明, 『中世寺社の空間・テクスト・技芸 「寺社圏」のパースペクティブ』(アジア遊学174), 2014年06月30日, 勉誠出版, 『諸大事』は、真福寺第4世・政祝が所持していた切紙などを類聚し、一本にまとめたものである。これには280通ほどの切紙類が収められ、そのうち、70通ほどが神祇・神道に関わる印信・切紙(神道切紙)である。本稿では、神道切紙に絞って分析し、それらの切紙が三宝院御流、室生山、伊勢の神宮周辺などと、直接、間接に繋がりながら、徐々に収集・蓄積され、相承されたものであると推定した。
  • 『諸国大明神神名帳』と修正会・修二会の伝播 (特集 資料がかたる物語、記録からよむ物語), 大東 敬明, 國學院雜誌 = The Journal of Kokugakuin University, 114, 11, 138, 152, 2013年11月, 國學院大學綜合企画部, 神名帳は、神の名を列記したものであり、勧請神名帳は法会の場に神を勘定するために用いられる。本稿で分析対象とした國學院大學図書館所蔵『諸国大明神神名帳』(宮地直一旧蔵資料)及び同内容の神名帳は、京都府旧乙訓郡周辺地域に伝来したものが多い。同地域では、オコナイや玄孫子講といった年頭の行事(仏教儀礼)が行われており、これらは、その儀礼で用いられて可能性がある。
  • 宮地直一の事績と宮地直一コレクション, 大東敬明, モノと心に学ぶ伝統の知恵と実践 : 文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業オープン・リサーチ・センター整備事業成果論集, 69, 82, 2013年03月, 國學院大學研究開発推進機構伝統文化リサーチセンター, 宮地直一の事績を略述した上で、その学問は近世以来の学問によって蓄積された資料の上に、明治以降の新しい歴史学の方法で「神祇史」(現在の神道史)の体系を作り上げた。宮地は神祇行政に関わる官僚でもあったため、それは学問としてのみではなく、実学としても機能していた。
  • 萩原龍夫の二十代 : 国民精神文化研究所・教学錬成所での活動に注目して, 大東 敬明, 國學院大學研究開発推進センター研究紀要, 7, 83, 116, 2013年03月, 國學院大學研究開発推進センター, 歴史民俗学者として知られる萩原龍夫(1916〜1985)の神社研究のうち、東京文理科大学在学中から国民精神文化研究所・教学錬成所に勤務していた頃を扱った。この頃の萩原は、中世神道研究を通して、その成立背景や時代などを考察しようとしていた。萩原は、後に民俗学の方法を用いる。これは、村落信仰の担い手としての神社、吉田神道・伊勢神道の成立基盤とその時代背景を理解するための方法を模索していたことがあった。
  • 鎌倉・南北朝時代における中臣祓注釈─『中臣祓注抄』と称名寺聖教『大中臣祭文』との比較から─, 大東敬明, 『中世神話と神祇・神道世界』, 379, 400, 2011年04月, 竹林舎, 『中臣祓注抄』と称名寺聖教『大中臣祭文』を比較し、両本に記された中臣祓の注釈には共通基盤があること、それは鎌倉時代から南北朝時代には形成されていたことを明らかにした。その注釈は裏書きや傍書として書き込まれ、伝写の過程で本文に組み込まれて割注となることもあった。本文と注は必ずしも対になるものでなく、本文から注釈が切り離され、直接の関係が想定し得ない本文に書き加えられることもあった。
  • 二十世紀前半の中臣祓研究--企画展「おはらいの文化史」余滴 (「國學院の学術資産に見るモノと心」プロジェクト), 大東 敬明, 國學院大學伝統文化リサーチセンター研究紀要, 3, 241, 250, 2011年03月, 國學院大學研究開発推進機構伝統文化リサーチセンター, 明治末年から昭和21年までの中臣祓研究について整理した上で、その中に國學院大學や宮地直一の役割を位置づけた。その周辺には、國學院大學や京都大学で行われた神道関係資料の展示、神道に関する文献の目録化、諸資料の類聚事業があった。
  • 「八十通印信」と南都, 大東 敬明, 巡礼記研究, 7, 1, 18, 2010年10月, 巡礼記研究会, 「八十通印信」は、両部神道の印信・口訣・諸言説を集成したもので、16世紀中頃までには成立していたと考えられている。この「八十通印信」の相承を、血脈や配列から分析し、これには頼尊以後、貞祐が相承した系統と、宥仟が相承した系統(南都系)があることを明らかにした。そのうえで、後者は中近世移行期の東大寺法華堂を中心に南都周辺の僧侶たちに受容された。やがて、南都系の印信に貞祐系の血脈を書き加えた系統が生み出され、玉水・西福寺活済ら、智積院鑁啓が相承したことにより、以後、多く流布した。なお、本論文の内容は、この後に行われた、西福寺や高幡山金剛寺(高幡不動)の調査を踏まえ、「御流神道玉水流『御流神道横印信集』の形成―『神道印信類聚 大師流』との比較を通して」(伊藤聡編『寺院文献資料学の新展開』10、臨川書店、2021年)で再考している。
  • 日御碕社別当・学雄と高野山—國學院大學図書館所蔵『唯一神道集』を通路として—, 大東敬明, 『史料から見た神道 國學院大學の学術資産を中心に』, 77, 103, 2009年03月, 弘文堂, 國學院大學図書館所蔵『唯一神道集』に収められた「天照太神啓白」「六根清浄祓」が近世前期に日御碕社別当の恵光院・学雄が整備した素盞烏流神道にかかわるものであることを明らかにした。また、学雄は、高野山に素盞烏流神道の灌頂次第を送るなどもしていた。学雄の後、素盞烏流神道は日御碕社周辺では受け継がれなかったが、高野山へ送った学雄の伝書は同地で受け継がれていった。なお、本論文は「素盞烏流(出雲流)神道の形成と神祇書の相承ー近世における中世神道の展開ー」(『日本書紀と出雲観(島根県古代文化センター研究論集26)』)として改稿している。
  • 宮地直一コレクションと『大祓詞註釈大成』--企画展「文献にみる祓の世界」の報告 (「國學院の学術資産に見るモノと心」プロジェクト), 大東 敬明, 國學院大學伝統文化リサーチセンター研究紀要, 1, 377, 390, 2009年03月, 國學院大學研究開発推進機構伝統文化リサーチセンター, 昭和10〜16年に刊行された『大祓詞註釈大成』には、祓で用いられる大祓詞・中臣祓の本文・注釈が数多く収められている。これは宮地直一・山本信哉・河野省三によって編纂された。本稿では、この編纂の背景には山本信哉と金光教内で要職を務めた佐藤範雄が三上一彦、井上頼囶との関係があること、また、現在、國學院大學図書館が所蔵する宮地直一旧蔵資料のうちには、編纂に関わる資料が残されている。
  • 東大寺二月堂修二会「中臣祓」の典拠と構成--南都寺院における中臣祓の一例として (宗教者の身体と社会) -- (民間宗教の中・近世から近代へ), 大東 敬明, 国立歴史民俗博物館研究報告, 142, 193, 209, 2008年03月, 国立歴史民俗博物館, 東大寺二月堂修二会に参籠する練行衆は、洗面、入浴の後、二月堂へ上堂する前などに「中臣祓」を行う。このときに用いられる祓具には、作法などが書かれた紙が巻き付けられている。本稿では、それを分析し、両部神道・修験道などで用いられた「伊勢柏手祓」のほか、複数の系統の祓詞より構成されることを明らかにした。また、この点は、同法会が諸儀礼の要素を取り込んで独自の形式としてゆく点とも共通していることを指摘した。なお、本論文は、『言説・儀礼・参詣 〈場〉と〈いとなみ〉の神道研究』(共著、弘文堂、2009年)に第2部「儀礼篇-寺院儀礼における中臣祓」第3章(単著)として収めた。
  • 素盞烏流(出雲流)神道について--日御碕神社宮司家・小野家所蔵文書を中心にして, 大東 敬明, 國學院大學研究開発推進センター研究紀要, 2, 67, 95, 2008年03月, 國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター, 日御碕神社宮司家・小野家所蔵を通して、真言神道(両部神道)の地方的・地域的展開について考察した。近世前期、同社の別当・恵光院学雄は、同社検校に神道伝授を行っており、これは「素盞烏流」を称していた。管見の限り、同流の伝書・切紙は、すべて学雄の手を経ており、同流の形成には彼が深く関わっていると推定できる。また、この時期には出雲大社において神仏分離が行われており、素盞烏流神道の背景には、それも関連している。なお、本論文は「素盞烏流(出雲流)神道の形成と神祇書の相承ー近世における中世神道の展開ー」(『日本書紀と出雲観(島根県古代文化センター研究論集26)』)として改稿した。
  • 東大寺法華堂衆の神祇書受容とその流伝, 大東 敬明, 國學院大學大学院紀要. 文学研究科, 39, 79, 100, 2007年, 國學院大學大学院, 中近世移行期の東大寺法華堂衆の神祇書(両部神道の思想書や儀礼次第)受容とその流伝について、諸資料の奥書から明らかにした。16世紀後半、東大寺法華堂では神道灌頂が行われており、神祇書の書写も行われた。そこで受容された神祇書の一部は、西福寺・活済を経て智積院にもたらされた。また、随心院や東寺宝菩提院へもたらされたものもあった。以上の点から、東大寺法華堂衆が受容した神祇書の一部は、近世になると真言宗の知のネットワークを介して広まっていったといえる。
  • 蓮乗院寅清の諸活動―東大寺二月堂修二会「中臣祓」研究の一助として―, 大東敬明, 日本文化と神道, 3, 259, 291, 2006年12月, 國學院大學21世紀COEプログラム神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成, 蓮乗院寅清は、中世後期から近世初期にかけて活動した東大寺法華堂衆である。彼は大仏再建のための勧進活動、修験道、両部神道に関わり、さらに東大寺修二会にも参籠していた。中世後期の東大寺法華堂衆が両部神道を受容していたことは、現行の同法会の祓の作法(「中臣祓」)の形成に関連するのではないかと推定した。
  • 常世国考, 大東 敬明, 帝京国文学, 6, 449, 465, 1999年09月, 帝京大学国語国文学会

Misc

  • 企画展「祓 儀礼と思想」資料解説・コラム, 大東敬明, 國學院大學博物館 企画展「祓 儀礼と思想」, 2023年05月20日, 國學院大學博物館
  • 祭礼の変遷, 大東敬明, 神道の祭りと歴史, 32, 33, 2023年03月31日, 國學院大學学術資料センター
  • 宮地直一旧蔵資料の調査・研究・展示, 大東敬明・髙橋あかね・松本菜摘美, 國學院大學 研究開発推進機構 機構ニュース, 32, 11, 11, 2023年03月25日, 國學院大學 研究開発推進機構
  • 資料紹介 宮地直一旧蔵『諏訪神道書(諏訪大明神深秘御本事大事)』写の自筆注記について 解題と翻刻, 大東敬明, 國學院大學 研究開発推進機構紀要, 15, 99, 142, 2023年03月31日, 國學院大學 研究開発推進機構
  • 一宮大聖院・智海覚書, 大東敬明, 海部穀成(総監修), 三橋健(編)『籠神社の綜合的研究』, 500, 511, 2022年04月27日, 清文堂出版, 籠神社に付属していた大聖院を興し、その住持となった真言僧・智海(1422〜1503以降)は15世紀後半から16世紀初頭にかけて丹後国守護であった一色義直、延永氏や山田氏といった在地被官と交渉を持ちながら活動した。彼はこの一環として、いくつかの寺院の造営、籠神社の法楽寺としての大聖院の建立、縁起の書写、不動明王を描く等をおこなったのである。その活動は守護と一宮を結びつけるものであった。
  • 『井上頼寿資料と北白川天神宮秋季大祭献饌』「井上頼寿資料と十輪寺修正会」, 大東敬明, 京都の祭り・行事―地蔵盆とコロナ禍の地域行事―, 40, 41, 2022年03月31日, 京都ふるさと伝統行事普及啓発実行委員会
  • 「御旅所祭祀の成立」「祓」「神仏習合と両部神道の展開」「吉田神道の成立」「祭礼の広がりと四季のまつり」(『資料で見る神道史 國學院大學博物館 神道展示室 ガイドブック』), 大東敬明, 資料で見る神道史 國學院大學博物館 神道展示室 ガイドブック, 2022年03月31日, 國學院大學 研究開発推進機構 学術資料センター
  • 伊藤聡著『神道の中世ー伊勢神宮・吉田神道・中世日本紀ー』, 大東敬明, 説話文学研究, 56, 107, 109, 2021年09月30日, 説話文学会
  • 「神道印信類」解題, 大東敬明, 伊藤聡編 名古屋大学大学院文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター監修 (真福寺善本叢刊<第三期>神道篇 (3) )御流神道, 331, 371, 2021年07月31日, 臨川書店, 真福寺大須文庫に収められる神道印信類は、南北朝時代から室町時代のものを含み、その中心となるのは「八十通印信」であった。同文庫の神道印信群が、八十通印信が成立する前に成立していた印信を類聚していることが確認できる。また、元亀元年(1573)2月に伝授された「神道印信類十三通」を始めとし、後世、流布しなかったと考えられる印信群もみられた。
  • 神道印信類 翻刻(1,2), 大東敬明,中野顕正, 伊藤聡編 名古屋大学大学院文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター監修 (真福寺善本叢刊<第三期>神道篇 (3) )御流神道, 205, 283, 2021年07月31日, 臨川書店, Ⅰ:「神道印信類十三通」(14通)、Ⅱ:その他の神道印信類(101通)の翻刻を行い、大東は後者を主に担当した。翻刻にあたっては、もとのまとまりが崩れて伝来した印信類をもとのまとまりを想定して収録した。
  • 玉水流資料集, 中山一麿、木下佳美、大東敬明, 中山一麿(監修)伊藤聡(編)『寺院文献資料学の新展開』10 神道資料の調査と研究Ⅰ 神道灌頂玉水流と西福寺, 2021年07月, 臨川書店
  • 解説「西田長男と『熊野の本地』」「苦しむ神」「神話と芸能」「八幡信仰」(展示図録『特別列品 神の新たな物語 熊野と八幡の縁起』), 大東敬明, 展示図録『特別列品 神の新たな物語 熊野と八幡の縁起』, 2021年05月13日, 國學院大學博物館
  • 「北海道神宮例祭(札幌まつり)」「須坂祇園祭」, 大東敬明, 『山・鉾・屋台の祭り研究事典』, 2021年03月30日, 思文閣出版
  • 富士登拝の口決について―國學院大學図書館所蔵『神道門前法則・三種神祇之事』所収「冨士山決」の紹介を通して―, 大東敬明, 富士山学, 1, 34, 44, 2021年03月25日, 雄山閣, 國學院大學河野省三博士記念文庫所蔵『神道門前法則・三種神祇之事』に収められた「富士登拝」についての口決(富士山決)を紹介し、その翻刻私案を示した。その内容分析を合わせて行い、「富士山決」とあわせて収められる「三種神祇之事」「二所参詣口決」は、いずれも富士山と直接関わらないことから、富士山にかかわる口決が神祇にかかわる言説の一つとして受容されていたと考えられる。また、「富士山決」の内容は、『富士山縁起之状』とほぼ一致していた。
  • 「井上頼寿資料と八瀬天満宮社例祭―八瀬祭―」「井上頼寿資料と粟田祭―粟田神社大祭―」「井上頼寿資料と伏見稲荷大社 大山祭」, 大東敬明, 京都の祭り・行事―京都市の府下の諸行事2, 2021年03月23日, 京都ふるさと伝統行事普及啓発実行委員会
  • 井上頼寿が残した記録, 大東敬明, 京都の祭り・行事―京都市と府下の諸行事, 37, 42, 2020年03月31日, 京都ふるさと伝統行事普及啓発実行委員会
  • 各地の来迎会(練供養)調査報告 浄真寺(東京都世田谷区), 大東敬明, 當麻寺二十五菩薩来迎会(聖衆来迎練供養会式)調査報告書2020, 185, 187, 2020年03月31日, 葛城市教育委員会
  • 祭りの季節, 大東敬明, 四季の祭りと神道の歴史, 8, 9, 2020年02月28日, 國學院大學学術資料センター
  • 折口信夫「大嘗祭の本義」と四季のまつり, 大東敬明, 企画展「大嘗祭」図録, 84, 85, 2019年11月01日, 國學院大學博物館
  • 札幌まつりの歴史, 大東敬明・森悟朗, 北海道神宮と札幌まつりの歴史, 2019年09月01日, 北海道神宮社務所
  • 解題・翻刻「天宮事太祝詞」「天津祝詞」, 大東敬明, 岡田莊司編 真福寺善本叢刊〈第3期〉第1巻 神道古典, 2019年07月31日, 臨川書店, 真福寺大須文庫が所蔵する『天都宮事太祝詞』『天津祝詞』の翻刻し、解題を執筆した。これらはいずれも中臣祓に関わる資料である。『天都宮事太祝詞』は、①「中臣祓天津祝詞太祝詞」②「祝言注」③「旧事本紀ノ二三ニ曰ク」より構成され、①は度会常昌が後宇多院・後醍醐天皇へ奉った祓本の一端をうかがわせるものである。『天津祝詞』は『中臣祓訓解』の抄出本であり、その受容の一端をうかがわせるものであった。
  • 中世における中臣祓と注釈, 大東敬明, 祓の信仰と系譜, 12, 13, 2019年06月30日, 國學院大學学術資料センター
  • 【書評】伊藤聡著『神道の形成と中世神話』, 大東敬明, 説話文学研究, 52, 194, 197, 2018年09月, 説話文学会
  • 新谷尚紀著『神道入門―民俗伝承学から日本文化を読む』, 大東敬明, 國學院雑誌, 119, 8, 70, 70, 2018年08月, 國學院大學
  • 歌川芳艶「新材木町附祭礼」-口絵解題-, 大東敬明, 最後の天下祭-文久2年の山王祭-, 15, 16, 2018年05月, 國學院大學博物館
  • 資料からみた祭り : 祭具と神話 (特集 研究開発推進機構十周年), 大東 敬明, 國學院大學研究開発推進機構紀要, 10, 129, 146, 2018年03月, 國學院大學研究開発推進機構
  • 東泉院の神道資料 写真・解題, 大東敬明, 六所家総合調査だより 特別号② 東泉院の神道資料, 33, 35, 2018年03月, 富士山かぐや姫ミュージアム
  • 一英斎芳艶画「新材木町附祭礼」, 大東敬明, 國學院大學研究開発推進機構ニュース, 21, 2017年06月, 國學院大學研究開発推進機構
  • 【書評】吉野亨著『特殊神饌についての研究』, 大東敬明, 神道宗教, 246, 2017年04月, 神道宗教学会
  • 洛中洛外図の中の吉田社・斎場所, 大東敬明, 國學院大學神道資料館 館報, 16, 16, 16, 2017年02月, 國學院大學学術資料センター
  • 祭礼の変遷, 大東敬明, 祭祀・祭礼の変遷−古代・中世を中心に−, 18, 19, 2017年02月, 國學院大學学術資料センター
  • おわりに, 大東敬明, 神輿文化を考える, 73, 77, 2017年02月, 國學院大學学術資料センター
  • 「富士山決」覚書, 大東敬明, 富士山―その景観と信仰・芸術―(展示図録), 2016年09月, 國學院大學博物館
  • 井上頼寿, 大東敬明, 戦後神社界の群像, 2016年07月, 神社新報社
  • 神道印信目録, 大東敬明, 六所家総合調査報告書 聖教, 2016年03月, 富士市教育委員会
  • 江戸の祭−天下祭と天王祭−, 大東敬明, 國學院大學神道資料館 館報, 15, 2016年02月, 國學院大學学術資料センター
  • 「二所参詣口決」覚書 (特集 中世東国に於ける神社の歴史的展開), 大東 敬明, 神道宗教, 225, 79, 98, 2012年01月, 神道宗教学会
  • 【書評と紹介】千々和到編『日本の護符文化』, 大東敬明, 国史学, 204, 105, 111, 2011年08月, 国史学会

著書等出版物

  • 真福寺善本叢刊 〈第三期〉神道篇 別巻1 神皇正統録・元元集, 伊藤聡, 大東敬明, 臨川書店, 2024年07月31日
  • 中世神道入門 カミとホトケの織りなす世界, 伊藤聡・門屋温 監修/新井大祐・鈴木英之・大東敬明・平沢卓也 編, 勉誠出版, 2022年04月25日, 単著の執筆項目は次の通りである。 「三輪流神道」「御流神道」「天児屋命」「牛頭天王」「蔵王権現」「度会行忠」「度会常昌」「度会家行」「中臣祓訓解」「伊勢二所太神宮神名秘書」「太神宮参詣記」
  • 真福寺善本叢刊〈第3期〉第4巻 中世神道資料集, 阿部泰郎・大東敬明編, 臨川書店, 2020年10月31日, 『諸大事』翻刻:大東敬明・佐藤隆彦・木下智雄 『諸大事』解題:大東敬明 「中世神道資料集」総論:大東敬明
  • 『言説・儀礼・参詣―〈場〉と〈いとなみ〉の神道研究』, 新井大祐, 大東敬明, 森悟朗, 弘文堂, 2009年03月01日, 「第2部儀礼篇―寺院儀礼における中臣祓―」を担当。 寺院における儀礼にも神祇が現れることに注目し、これまで神道史で扱われてきた祭り・神事と同様に「神祇にかかわる儀礼」として研究対象とすることを述べた。そのうえで、寺院儀礼にみえる神祇や神道と共通する事柄について、東大寺修二会における注連縄や祓、中臣祓にかかわる儀礼(中臣祓・大中臣祓)を取り上げ、神道史の立場から分析した。そこから、神道、陰陽道、方堅など、様々な儀礼を取り込みながら、東大寺修二会の現行儀礼が構成されていることを指摘した。

講演・発表

  • 発題1:中臣祓と伊勢神宮をめぐる中世の言説―両部神道書・伊勢神道書を中心に―, 大東敬明, 明治聖徳記念学会公開シンポジウム, 2024年07月13日, 明治聖徳記念学会, 東京
  • 中世の中臣祓注釈における祓の神々―儀礼と言説の間―, 大東敬明, 明治聖徳記念学会 第70回研究例会, 2023年09月30日, 明治聖徳記念学会, 日本・東京
  • 日本の夏!江戸と祭り, 大東敬明, 日本の夏に出会う展 特別協力:國學院大學博物館, 2023年07月07日, 東急プラザ 渋谷, 東京都渋谷区
  • 祓と神仏習合―國學院大學博物館 企画展「祓 儀礼と思想」余滴―, 大東敬明, 國學院大學 令和5年度 國學院大學 特別講座「日本文化論」第3回, 2023年05月24日, 國學院大學,  國學院大學 渋谷キャンパス 2023年5月24日
  • 電気街とオタクの街―人・物流の交差点, 大東敬明, 令和5年 明神塾 神田神社 第1回 第2部, 2023年04月29日, 神田神社, 東京 神田明神文化交流館「EDOCCO」, 現在の秋葉原は、オタクの街として知られているが、かつては電気街、青果市場がある街としても知られていた。本報告では、関東大震災から現在までの秋葉原の歴史を概観し、ゲーム・アニメ・メイドカフェといったオタク文化が、秋葉原にどのように作用し、現在の状況に立ったのかを示した。これは、ITお守りの授与、神田祭とアニメのコラボといった活動を行っている現在の神田神社の展開とも密接に関連する。
  • 神祇書・神道印信類の集成と伝播, 大東敬明, 第21回 日本仏教綜合研究学会 学術大会「寺院調査の進展と仏教史研究」, 2022年12月11日, 日本仏教綜合研究学会, 東京, 寺院調査によって見出された資料ほかを用いながら、15世紀〜18世紀における神道印信類の修正や伝播について概観した。この中で、両部神道書と伊勢神道の言説との関わりや、各地の神社で神道印信類が受け入れられる事例を紹介した。これらを通して、仏教の一部として「神道」があることを指摘した。
  • 『賀茂注進雑記』と中世の神々・神道, 大東敬明, 上賀茂神社歴史講座 第4回, 2022年09月25日, 賀茂別雷神社, 京都:賀茂別雷神社, 『賀茂注進雑記』第一 当宮本縁 に引用される『大和豊秋津嶋卜定記』 、聖徳太子伝、『神代巻秘決』『卜部兼邦百首和歌』『神祇正宗』の典拠となった箇所を指摘し、ここから、これらの神道書を上賀茂神社の神職がみていたことがわかるとした。あわせて同 第三 神宝・神服・祭器等 に「神道行事諸具」として挙げられる道具は「宗源神道行事」の道具と共通することを指摘した。
  • 江戸の天王祭と神輿文化, 大東敬明, 神道 ・神社の信仰とその歴史 三(第5回), 2022年09月10日, 神田神社, 東京都千代田区, 江戸の神輿祭りを通覧したうえで、天王祭について言及し、江戸の神輿文化を学際的に明らかにする意義を述べた。
  • 中世における神話の変貌と神功皇后譚, 大東敬明, 第46回日本文化を知る講座「蒙古襲来の影響を多角的に考える」(令和3年度 國學院大學研究開発推進機構主催オンライン公開講座「蒙古襲来の実態とその影響」), 2021年12月10日, 國學院大學研究開発推進機構, web
  • 素盞烏流(出雲流)神道と御流唯一神道 ―近世の中世神道―, 大東敬明, 島根県古代文化センター テーマ研究事業「日本書紀と出雲観に関する研究」 第4回客員研究員共同検討会, 2019年03月23日, 島根県古代文化センター , 松江
  • 咒師作法再考ー修正会・修二会研究の視点からー, 大東敬明, 〈能と仏教〉研究会 第四回公開研究会, 2019年03月13日, 野上記念法政大学能楽研究所 2018年度共同研究「能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究」(研究代表者:高橋悠介), 東京都 法政大学
  • 追加 後期展示の予告ー源氏の刀の物語ー, 大東敬明, 國學院大學博物館 特別展「神に捧げた刀」ミュージアムトーク, 2019年02月09日
  • 祈年の法会に招かれる神々, 大東敬明, 國學院大學博物館 ミュージアムトーク, 2019年01月12日, 國學院大學博物館
  • Daijōsai and Kokugakuin University Collection, 大東敬明・木村大樹, 古代日本の神話と儀礼, 2018年09月20日, 國學院大學古事記学センター、ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所共催, アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所, 木村大樹
  • 下方五社別当・東泉院の神祇・神道資料, 大東敬明, 第24回 神社史料研究会 サマーセミナー, 2018年08月26日, 神社史料研究会
  • 札幌まつりの展開と東京・京都の祭礼, 大東敬明, 第5回 山鉾屋台研究会, 2018年03月04日, 山鉾屋台研究会, 京都市
  • 國學院大學所蔵の祭礼図とデジタルアーカイヴ 大東敬明, 大東敬明, 文化遺産としてのアーカイヴス, 2017年06月02日, オーストリア・科学アカデミーアジア文化・思想研究所
  • 『紀伊続風土記』と正月行事の神名帳, 大東敬明, 紀州地域学共同研究会 第5回例会(東京), 2015年03月06日, 紀州地域学共同研究会
  • 思想と伝承−萩原龍夫の20代−, 大東敬明, 史料と伝承の会, 2014年09月06日, 史料と伝承の会
  • 昭和前期における「祭」研究, 大東敬明, 第20回 神社史料研究会 サマーセミナー, 2014年08月26日, 神社史料研究会
  • 神と仏教儀礼-奈良県における神名帳奉唱儀礼を中心に-, 大東敬明, 東アジアの宗教をめぐる交流と地域的展開, 2013年10月10日, 国立歴史民俗博物館・イリノイ大学, イリノイ大学
  • 國學院大學図書館所蔵「井上氏旧蔵資料」からみた井上頼寿, 大東敬明, 京都民俗学会 第30回記念年次研究大会, 2011年12月18日, 京都民俗学会, 京都
  • 延暦寺根本中堂修正会における咒師作法―『中堂咒師作法』をめぐって―, 大東敬明, 第47回 藝能史研究會 大会, 2010年06月06日, 藝能史研究會

その他

  • 特別展「文永の役750年 Part2 絵詞に探るモンゴル襲来―『蒙古襲来絵詞』の世界―」図録  第4章「「神風」をめぐる神と人」, 特別展「文永の役750年 Part2 絵詞に探るモンゴル襲来―『蒙古襲来絵詞』の世界―」, 2024年11月30日, 2025年02月16日, 35, 40
  • 國學院大學博物館企画展「神輿―つながる人と人―」について, 神社新報, 3690号, 神社新報社, 2024年07月15日
  • ニコニコ美術館 企画展「祓-儀礼と思想-」(國學院大學博物館)を巡ろう, ニコニコ美術館, 2023年06月13日, ・笹生衛(解説) ・大東敬明(解説) ・吉永博彰(解説) ・橋本麻里(進行)
  • 國大博物館企画展「祓 儀礼と思想」について, 『神社新報』, 3638, 神社新報社, 2023年06月12日, 5, 5
  • 葵祭図屏風(國學院大學博物館), 『国立能楽堂』, No.463(令和4年7月), 国立能楽堂, 2022年07月01日, 22, 23, 國學院大學博物館所蔵「葵祭図屏風」について、能《賀茂物狂》と関連付けながら説明した。
  • 資料紹介「西田長男博士旧蔵資料」, 國學院大學 研究開発推進機構ニュース, 16-1(通号31), 國學院大學 研究開発推進機構, 2022年06月25日, 16, 16, 西田長男博士旧蔵資料が令和3年11月に國學院大學へ寄贈されたことを報告し、西田長男の論文と資料群との関係を略記した。
  • こもれび, 神社新報, ①「神道研究と仏教儀礼」(3588、令和4年5月23日)、②「展示で出会った神々」(神社新報3600〈令和4年8月22日〉)、③「地域の神仏習合と祭り」(神社新報3612〈令和4年11月21日〉)、④「吉備真備と大祓詞」(神社新報3624〈令和5年2月27日〉)、⑤「担げる幸せ」(神社新報3636〈令和5年〉5月29日)、⑥「祓と心の清浄」(神社新報3648〈令和5年〉8月28日)、⑦「狂言と神話から」(神社新報3660〈令和5年〉11月27日)、⑧「神輿と街歩き」(神社新報3672〈令和6年3月4日〉), 神社新報社, 2022年05月23日, 2024年03月04日
  • 年間特集「能と神祇・神道」, 金春月報, 金春月報編集部, 2022年03月01日, 第1回「御裳濯」(3月)、第2回「放生川」(4月)、第3回「采女」(5月)、第4回「誓願寺」(6月)、第5回「加茂」(7月)、第6回「源太夫」(8月)、第7回「三輪」(9月)、第8回「葛城」(10月)、第9回「鵜祭」(11月)、第10回(最終回)「龍田」(12月)
  • 【紹介】流行神ー民間信仰におけるハヤリ・スタリとそのメカニズムー, 神社新報, 3551, 神社新報社, 2021年08月02日, 6, 6
  • 國學院大學博物館 Online Museum 特別列品「神の新たな物語ー熊野と八幡の縁起ー」を特別解説!#2, 國學院大學博物館 Online Museum, 國學院大學博物館, 2021年06月05日
  • 子孫の夢に現れた姿を描く:「従二位兼見卿霊夢之像」写真(未来につなぐ学術資産研究ノート), 國學院大學学報, 691, 國學院大學, 2020年10月20日
  • 【紹介】祇園祭 温故知新/京都 祇園祭 町衆の情熱・山鉾の風流, 神社新報, 3499, 神社新報社, 2020年06月29日
  • 神話と僧侶のネットワーク(神話と仏教―『日本書紀』1300年―⑫), 仏教タイムス, 2851, 仏教タイムス社, 2020年04月30日
  • 疫病を鎮め、平安を祈る祭祀・芸能 井上頼寿『京之山』No.4(未来につなぐ学術資産研究ノート), 國學院大學学報, 689, 國學院大學, 2020年04月20日
  • 熊野の神と中世仏教(神話と仏教―『日本書紀』1300年―⑨), 仏教タイムス, 2848, 仏教タイムス社, 2020年04月09日
  • 八幡神の新たな神話(神話と仏教―『日本書紀』1300年―⑦), 仏教タイムス, 2846, 仏教タイムス社, 2020年03月26日
  • 僧侶も行った中臣祓(神話と仏教―『日本書紀』1300年―③), 仏教タイムス, 2842, 仏教タイムス社, 2020年02月27日
  • 【紹介】 松尾恒一著『日本の民俗宗教』, 神社新報, 3482, 神社新報社, 2020年02月17日
  • 大正、昭和期の京都周辺の民俗を調査した貴重資料 井上氏旧蔵資料 井上頼寿ノート・メモ, 國學院大學学報, 686, 2020年01月20日
  • 國學院大學博物館 企画展「大嘗祭」について, 神社新報 , 3469号, 神社新報社, 2019年11月04日, 4, 4
  • 吉田家伝来資料と國學院大學, 國學院大學学報, 683, 2019年10月20日
  • 【新刊紹介】日本の民俗信仰を知るための30章(八木透著), 神社新報, 3458, 神社新報社, 2019年08月12日
  • 人間が囃し踊れば、疫神がついてくる?! 横山華山筆「やすらい祭・賀茂競馬図屛風」右隻, 國學院大學 学報, 680, 2019年06月20日
  • 折口信夫「大嘗祭の本義」②「古代信仰の元の姿」と大嘗祭, 國學院大學学報, 674, 國學院大學, 2018年12月10日
  • 折口信夫「大嘗祭の本義」①, 國學院大學学報, 673, 國學院大學, 2018年11月10日
  • 國學院出身の神職・神道学者 江見清風 吉田神道研究に先鞭, 國學院大學学報, 665, 2018年02月10日
  • 近現代神道史の一齣 忘れられた神道研究(前篇:京都帝国大学における神道研究、後篇:肥後和男と「地域の神」), 神社新報, 2017年06月08日, 2017年06月15日
  • 神名帳と修正会・修二会~東大寺修二会を中心に~, 中外日報, 2017年04月08日
  • 受け継がれる資料 萩野由之から宮地直一へ, 國學院大學学報, 661, 國學院大學, 2017年10月10日

競争的資金

  • 21H00478, 2021, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 両部神道の伝播と継承に関する総合的研究
  • 18H00615, 日本宗教教育の国際的プラットフォーム構築のための総合的研究, 2020年度は、予定していた海外調査は行えなかったが、国内での調査や教材作成に注力をした。とくに海外の大学でも使えるYouTube動画の作成では、海外の研究者と協力し、質の高い英語字幕を付している。「神社に行こう」1、2;研究代表者の平藤喜久子は、上記の動画の作成のほか、日本神話に関連する地域の教材写真の撮影、対馬の神道関連の史跡の写真撮影を行った。;研究分担者の星野靖二は、主として文献とインターネット上の情報によって、英語圏の大学において日本の宗教がどのように教えられているのかについての調査を進めた。大東敬明は、國學院大學博物館に於いて、令和3年度に行う企画展「What is Shinto?」の展示計画に参加した。同展示は神道を概説するもので、本科学研究費の成果の一部も反映させる予定である。岩野祐介は、教会関係者対象のオンライン講座で、本科研の成果も含め、日本キリスト教史に関係する講演を行った。徳野崇行は、幸先詣(12月29日の神田明神、湯島天神、12月31日の深大寺)、コロナ禍の初詣(1月1日の明治神宮)の調査を行い、教材作成を行っている。黒崎浩行は、2018・2019年度に熊本県人吉市・球磨郡湯前町で祭礼・神楽の映像記録と関係者への聞き取り調査を行ったが、2020年7月4日、同地域が豪雨災害に遭い、新型コロナウイルス感染症の影響により祭礼が中止・縮小となった。2021年2月に同地域を再訪し、現況の観察と関係者への聞き取り調査を行った。櫻井義秀は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、タイ・韓国への渡航ができず海外の日本宗教教育の視察等はできなかった。代わりに「タイ仏教のかたち」というオンライン公開講座の講師他を務める他、文献で宗教文化の研究を行った。;新型コロナウイルスの感染拡大という、申請時に予期していなかった状況に見舞われ、海外調査、海外での研究発表等はできなくなってしまった。しかしながらzoomで研究会を行ったり、海外の研究者との交流は続けることができており、またその分質の高い教材を作成することに注力することができた。;昨年度に引き続き、今後もしばらくは海外での調査や国際学会への参加は難しいものと思われるが、その分日本宗教の教材作成の質を高めることに注力し、写真や映像の専門家の研究協力を得るなどして、研究を推進していく予定である。
  • 22H00005, 宗教テクスト文化遺産アーカイヴス創成学術共同体による相互理解知の共有, 日本の希有な多様性を示す宗教文化の諸位相を、宗教テクストという概念のもとに、世界普遍の課題としての遺産理念と、人文学の再生・探求とを重ねて問い直す。その実践の拠点として、多数の宗教テクストを蔵す龍谷大学に「宗教テクスト文化遺産アーカイヴス研究基盤」を創設し、さらに寺社や各地域に伝存する各種宗教テクストの探査救出ー記録保存ー解読再現ー社会共有のサイクルによるアーカイヴス化を行い、遺産として創成する。従来の研究蓄積と最新の知見を踏まえ、先端デジタル人文学を活用して高度な多元学術データを構築し、そこに析出される〈間宗教テクスト〉の解明を通じ、「相互理解知」の発見と共有の実現を志向する研究である。;本研究の初年度にあたり、龍谷大学の世界仏教文化研究センターを、本研究において、宗教文化遺産のアーカイブ化の拠点として構築する。その実践を通じて、多角的な国際連携による研究と、各機関とその研究者との連携/成果共有が継続的に可能となる研究基盤(プラットフォーム)を作り出すことが目指された。そのために、2023年4月に龍谷ミュージアムで開催する特別展「真宗と聖徳太子」企画に全面的に参画し、本研究の目的かつ対象である聖徳太子の宗教文化遺産、特に太子伝と太子絵伝の重要なテクスト・作品をアーカイブ化して遺産とすることにより、この研究基盤を実践しつつ立ち上げることが、学内における最優先の研究事業となった。そのワークショップを、大宮図書館とミュージアムで開催し、学外では、安城歴史博物館にて本證寺絵伝のデジタル・スキャニングを行い画像データを取得した。東京大学史料編纂所と共同し、青蓮院吉水蔵聖教のデジタル・アーカイブ化を開始してこれまでに十箱分のデータを作成した。同時に、これまでの調査の成果を資料集として編纂し、論文に概要を公刊した。国立歴史民俗博物館と国文学研究資料館と共同し、奥会津真言寺院の宗教テクスト文化遺産調査の成果を統合し、資料集として編集するとともに、地元に報告した。名古屋大学の人類文化遺産テクスト学研究センターと、真福寺大須文庫の宗教テクスト文化遺産アーカイブ化を推進し、ハーバード大学とのハーバード美術館蔵南無仏太子像の共同研究成果を刊行した。「受法用心集」研究会では、基盤的なテクストデータを作成して提供し、国内諸学会において招聘報告及び講演を行い、海外では米国と仏国で共同研究のための研究会や学会の招聘講演を行った。;この初年度に、本来は最終的な課題として設定していた、龍谷ミュージアムにおける聖徳太子の宗教文化遺産についての展覧会を開催することとなり、学術展示として特別展規模の展示を、本研究の目的の重要な対象である聖徳太子絵伝や太子伝についてのアーカイブ化による研究成果によって構成した。そのため、中世太子絵伝の最高傑作である本證寺聖徳太子絵伝、善光寺絵伝全14幅(重要文化財)のデジタル・スキャニングを企て、関係各位の協力でその画像データを取得でき、その様々な活用が、展覧会展示を通じてはかられている。これからの修復保存や文化的利用の可能性は計り知れない。これに加えて、国際共同研究の成果である、ハーバード美術館南無仏太子像の研究成果を、この展覧会に紹介するために、公開データを活用したレプリカ作成などにより、立体的な展示を実現した。史料編纂所と共同して開始した青蓮院吉水蔵聖教(重要文化財)のデジタル化は、天台密教の最高のアーカイブとして貴重な文化遺産を新たな学術資源として世界的に貢献するものであり、将来的にこれも計り知れない意義を持つ事業となろう。また、中央の大寺院と対照的に、地方の山間地域である奥会津の真言寺院調査の成果として、広域に伝存する膨大な宗教テクスト文化遺産の全貌が総合的に明らかになったことは、これも画期的な発見であり、今後の全国的な宗教テクスト文化遺産の調査研究において座標となる成果である。なお、国際共同研究の成果として、「ハーバード美術館南無仏太子像の研究』が公刊され、また、青蓮院吉水蔵の調査成果は、慈円の新発見著作の総合的な報告資料集が、コレージュ・ド・フランスとの国際共同研究の成果として、「慈円著作聖教類纂』が編まれ、提供、公開された。以上のように、予想を超えた大きな進捗を示している。;本年度の初めに開催される、龍谷ミュージアムの「真宗と聖徳太子」展覧会に臨み、それに出陳される貴重な宗教テクスト文化遺産をアーカイブ化して研究資源とするとともに、所蔵者をはじめとした地域や社会との成果を共有する為の学術諸活動を、公開フォーラム、シンポジウム、講演などを催し、また、デジタル技術の発展に対応した知的資源の開発にも取り組む。;青蓮院吉水蔵のデジタル化と総合的な調査研究のさらなる推進の為に、龍谷大学の世界仏教文化研究センターがより主体的に関与することを提案し、その為の方法と連携を青蓮院門跡及び史料編纂所と協議する。歴博及び国文学研究資料館との連携による奥会津地域宗教テクスト文化遺産の本格的なデジタルアーカイブ化の実現に向けて、地域自治体、研究者との協同を推進する。また、この地域にも共通する木地師の文化遺産についての、滋賀県東近江市との連携による新たな文化遺産アーカイブ事業を開始する。;これらの宗教テクスト文化遺産アーカイブ化の取り組みを通じて解明を進める、間宗教テクストとしての諸位相の文化遺産を巡って、その研究成果を、国内学会はもとより、海外の諸研究機関及び学会に進んで参加、もしくは招聘に応じて発信し、また新たな共同研究を提案していく。目下、ゲント大学(EAJS)、CAサンタバーバラ、ロンドン大学SOASが予定されている。
  • 21H00478, 両部神道の伝播と継承に関する総合的研究, 真言密教と融合した神祇思想を「両部神道」という。本研究の目的は、鎌倉時代に伊勢神宮周辺ではじまった両部神道が、全国各地にどのように伝播していったのか、さらに中世を経て、社会構造が変化した近世においてどのように継承されていったのかを明らかにしようとするものである。このことは、今まであまり注目されることが少なかった密教寺院に所蔵される一次資料(両部神道関係の典籍、文書)を精査することで、その実態を捉えることは可能なのである。以上の作業を通じて、神道と仏教とが習合・融合した日本列島の宗教文化の意義を捉え直すことを目指す。;2022年度は、コロナもようやく下火になりつつあることもあって、調査研究はある程度進展を見せるようになった。;高野山については、大学図書館に加えて高野山の子院のひとつである西南院においても調査ができるようになり、今年度は大学図書館1回、西南院2回の調査を行い、御流神道聖教の書誌データの採集を行った。調査は代表者が単独で行った。東泉院(富士市博物館)の調査は、研究分担者である阿部・大高・大東と協力して2回の調査が実施された。その結果、神道関係のデータについて、書誌および写真撮影を終えることができた。今後、翻刻・解題等の作業についても分担が決まり、今年度から来年度にかけて進めていくことも話し合われた。;真福寺については、分担者の大東とともに3度の調査を行った。その報告の一環として『真福寺善本叢刊・神道篇』別巻の企画が立ち上がり、来年度を目途に刊行計画が立案された。善通寺については、分担者の中山とともに、1度の調査を行い、同寺所蔵の中世書写の神道書の書誌データを採集した。その報告については来年度以降に行うことが話し合われた。覚城院については、今年度も現地調査は行えなかった。ただし、分担者の中山の研究室(大阪大学)において、貸借中の同寺聖教の調査を行うことができた。その報告は来年度に行う予定である。;研究代表者の研究成果としては、『中世神道入門―カミとホトケの織りなす世界』(勉誠出版)を監修・執筆した。共同執筆者として、分担者の大東、鈴木も参加した。;コロナもようやく下火になったために、現地調査をスムーズに行えるようになったことが大きい。今年度は具体的な資料集の公刊などはできなかったが、真福寺や東泉院については、来年度以降の発表のための調査が十分に行うことができた。ただ、まだ現地調査が難しい調査地もあり、計画通りには進んでいないところもあるが、概ね順調であると評価できる。;真福寺と東泉院については、2023年度において成果報告ができるようにしたい。真福寺については『真福寺善本叢刊・神道篇』別巻として、刊行計画が進行中なので、是非実現させたい。東泉院資料については、今年度中に報告のための具体的な企画を実現させたい。高野山資料については、大学図書館資料については『寺院文献資料学の新展開』神道篇に収める準備を引き続き行う。西南院資料についても経過報告を何らかの形で行いたい。;研究体制は一部見直しも行いつつ、代表者と分担者の共同体制を維持していきたい。
  • 23K20425, 両部神道の伝播と継承に関する総合的研究, 本研究は、資料の実地調査を通じて、中世から近世に至る両部神道の形成と展開とを、中世における伝播の流れと、中世から近世への継承との両面から明らかにしようとするものである。伝播については、真福寺の神道書・密教書が、室町時代に讃岐の諸寺院にもたらされたことを明らかにする。継承については、高野山図書館及び高野山の子院の神道資料を中心として、その大きな影響を受けた東泉院の史料(静岡県富士市)の調査を行うことで、両部神道の文化史的・思想史的意義を立体的に明らかにすることを目指す。;2022年度は、コロナもようやく下火になりつつあることもあって、調査研究はある程度進展を見せるようになった。;高野山については、大学図書館に加えて高野山の子院のひとつである西南院においても調査ができるようになり、今年度は大学図書館1回、西南院2回の調査を行い、御流神道聖教の書誌データの採集を行った。調査は代表者が単独で行った。東泉院(富士市博物館)の調査は、研究分担者である阿部・大高・大東と協力して2回の調査が実施された。その結果、神道関係のデータについて、書誌および写真撮影を終えることができた。今後、翻刻・解題等の作業についても分担が決まり、今年度から来年度にかけて進めていくことも話し合われた。;真福寺については、分担者の大東とともに3度の調査を行った。その報告の一環として『真福寺善本叢刊・神道篇』別巻の企画が立ち上がり、来年度を目途に刊行計画が立案された。善通寺については、分担者の中山とともに、1度の調査を行い、同寺所蔵の中世書写の神道書の書誌データを採集した。その報告については来年度以降に行うことが話し合われた。覚城院については、今年度も現地調査は行えなかった。ただし、分担者の中山の研究室(大阪大学)において、貸借中の同寺聖教の調査を行うことができた。その報告は来年度に行う予定である。;研究代表者の研究成果としては、『中世神道入門―カミとホトケの織りなす世界』(勉誠出版)を監修・執筆した。共同執筆者として、分担者の大東、鈴木も参加した。;コロナもようやく下火になったために、現地調査をスムーズに行えるようになったことが大きい。今年度は具体的な資料集の公刊などはできなかったが、真福寺や東泉院については、来年度以降の発表のための調査が十分に行うことができた。ただ、まだ現地調査が難しい調査地もあり、計画通りには進んでいないところもあるが、概ね順調であると評価できる。;真福寺と東泉院については、2023年度において成果報告ができるようにしたい。真福寺については『真福寺善本叢刊・神道篇』別巻として、刊行計画が進行中なので、是非実現させたい。東泉院資料については、今年度中に報告のための具体的な企画を実現させたい。高野山資料については、大学図書館資料については『寺院文献資料学の新展開』神道篇に収める準備を引き続き行う。西南院資料についても経過報告を何らかの形で行いたい。;研究体制は一部見直しも行いつつ、代表者と分担者の共同体制を維持していきたい。

教育活動

担当授業

  • 神道文化基礎演習, 2019, 神道の基本的な知識を修得することをはじめ、読後リポートの作成やグループワーク・発表を行うなど、以下の作業を通じて、これからの大学生活において神道文化・宗教文化を学んでいく上で必要となる基礎力を身につける。| 1. 『國學院大學の歴史』のテキストを用いて、母校となる國學院大學の建学の精神や歴史について理解する。| 2. 『プレステップ神道学』・『神道事典』を用いた小テストを実施することにより、神道に関する基礎知識を修得する。| 3. 神道資料が展示されている國學院大學博物館を見学するとともにワークシートを作成し、モノを通じて神道文化を学修する。| 4. 神道・宗教に関する課題図書を読んでリポートを作成し、これから神道文化・宗教文化を専門的に学ぶ上での基礎学力を身につける。| 5. 神道文化・宗教文化に関する発表テーマを設定して調査・研究を進めるとともに、グループワークを通じてその内容を深化させ、最終的に成果をまとめた発表を行うことで、これからの大学での学修・研究の指針を得る。
  • 神道文化演習, 2019, 神道文化や宗教学の基本的な文献や論文を講読し、その内容について資料を作成し発表することで、資料・史料やデータの読み方、それに基づく自らの考えの発表方法を身につける。|また、担当教員が自らの研究と論文の紹介を行い、資料・史料やデータの扱い方、それを使った論述方法(発表・論文の作成方法)についても学ぶ。
  • 古典講読IIIA, 2020, 本授業は主に講義資料を利用した遠隔授業として実施する。|本授業では、学生の事前・事後学習等を促すことにより、15回の授業を12回分の遠隔授業で実施する予定である。|講義資料(PDF形式)をK-SMAPYⅡの授業資料機能を使用して配布し、また、課題を提示する。なお、在宅では入手しづらいと思われる書籍などは、講義に必要な範囲をPDFで同機能を用いて共有する。|なお、受講者のネット環境や希望を確認した上で、Zoomを用いることもある。||九条家本『延喜式』巻八(東京国立博物館所蔵)を底本とする青木紀元編『祝詞』(おうふう、1975年)を用い、『延喜式』祝詞を読む。|①『延喜式』巻八に収められた祝詞を講読し、それらを通じて祝詞の基本構成、重要語句について説明する。|③祝詞の講読にあわせて、古代神祇令制における国家祭祀の概要やその意義も講じる。|④関連する神道古典についても随時言及することにより、その理解を一層深めるとともに、古代神道史や神道神学・思想を考察する上での基礎力をも涵養する。|⑤随時、本学が有する学術資産にも言及する。
  • 古典講読IIIB, 2020, 本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。課題の提出をもって、出席とみなす(提出期限を過ぎた課題は受け取らない)。|九条家本『延喜式』巻八(東京国立博物館所蔵)を底本とする青木紀元編『祝詞』(おうふう、1975年)を用い、『延喜式』祝詞を読む。|①『延喜式』巻八に収められた祝詞を講読し、それらを通じて祝詞の基本構成、重要語句について説明する。|③祝詞の講読にあわせて、古代神祇令制における国家祭祀の概要やその意義も講じる。|④関連する神道古典についても随時言及することにより、その理解を一層深めるとともに、古代神道史や神道神学・思想を考察する上での基礎力をも涵養する。|⑤随時、本学が有する学術資産にも言及する。
  • 古典講読IIIA, 2021, 九条家本『延喜式』巻八(東京国立博物館所蔵)を底本とする青木紀元編『祝詞』(おうふう、1975年)を用い、『延喜式』祝詞を読む。|①『延喜式』巻八に収められた祝詞を講読し、それらを通じて祝詞の基本構成、重要語句について説明する。|③祝詞の講読にあわせて、古代神祇令制における国家祭祀の概要やその意義も講じる。|④関連する神道古典についても随時言及することにより、その理解を一層深めるとともに、古代神道史や神道神学・思想を考察する上での基礎力をも涵養する。|⑤随時、本学が有する学術資産にも言及する。
  • 古典講読IIIB, 2021, 九条家本『延喜式』巻八(東京国立博物館所蔵)を底本とする青木紀元編『祝詞』(おうふう、1975年)を用い、『延喜式』祝詞を読む。|①『延喜式』巻八に収められた祝詞を講読し、それらを通じて祝詞の基本構成、重要語句について説明する。|③祝詞の講読にあわせて、古代神祇令制における国家祭祀の概要やその意義も講じる。|④関連する神道古典についても随時言及することにより、その理解を一層深めるとともに、古代神道史や神道神学・思想を考察する上での基礎力をも涵養する。|⑤随時、本学が有する学術資産にも言及する。
  • 古典講読IIIA, 2022, 九条家本『延喜式』巻八(東京国立博物館所蔵)を底本とする青木紀元編『祝詞』(おうふう、1975年〈復刻予定〉)を用い、『延喜式』祝詞を読む。|①『延喜式』巻八に収められた祝詞を講読し、それらを通じて祝詞の基本構成、重要語句について説明する。|③祝詞の講読にあわせて、古代神祇令制における国家祭祀の概要やその意義も講じる。|④関連する神道古典についても随時言及することにより、その理解を一層深めるとともに、古代神道史や神道神学・思想を考察する上での基礎力をも涵養する。|⑤随時、本学が有する学術資産にも言及する。
  • 古典講読IIIB, 2022, 九条家本『延喜式』巻八(東京国立博物館所蔵)を底本とする青木紀元編『祝詞』(おうふう、1975年〈復刻予定〉)を用い、『延喜式』祝詞を読む。|①『延喜式』巻八に収められた祝詞を講読し、それらを通じて祝詞の基本構成、重要語句について説明する。|③祝詞の講読にあわせて、古代神祇令制における国家祭祀の概要やその意義も講じる。|④関連する神道古典についても随時言及することにより、その理解を一層深めるとともに、古代神道史や神道神学・思想を考察する上での基礎力をも涵養する。|⑤随時、本学が有する学術資産にも言及する。
  • 古典講読IIIA, 2023
  • 古典講読IIIB, 2023
  • 神道文化基礎演習, 2023
  • 神道文化演習, 2023
  • 古典講読IIIA, 2023, 九条家本『延喜式』巻八(東京国立博物館所蔵)を底本とする青木紀元編『[新版]祝詞 「延喜式祝詞」本文と訓本』(アーツアンドクラフツ、2022年)を用い、『延喜式』祝詞を読む。|①『延喜式』巻八に収められた祝詞を講読し、それらを通じて祝詞の基本構成、重要語句について説明する。|②祝詞の講読にあわせて、古代の国家祭祀の概要やその意義も講じる。|③関連する神道古典についても随時言及することにより、その理解を一層深めるとともに、古代神道史や神道神学・思想を考察する上での基礎力をも涵養する。
  • 古典講読IIIB, 2023, 九条家本『延喜式』巻八(東京国立博物館所蔵)を底本とする青木紀元編『[新版]祝詞 「延喜式祝詞」本文と訓本』(アーツアンドクラフツ、2022年)を用い、『延喜式』祝詞を読む。|①『延喜式』巻八に収められた祝詞を講読し、それらを通じて祝詞の基本構成、重要語句について説明する。|②祝詞の講読にあわせて、古代の国家祭祀の概要やその意義も講じる。|③関連する神道古典についても随時言及することにより、その理解を一層深めるとともに、古代神道史や神道神学・思想を考察する上での基礎力をも涵養する。|⑤随時、本学が有する学術資産にも言及する。
  • 神道文化基礎演習, 2023, 以下の作業を通じて、神道文化・宗教文化の基本的な知識を修得するとともに、これからの大学生活において必要となる学修方法と学修習慣を身につける。|1.『國學院大學の歴史』のテキストを用いて、國學院大學の建学の精神、歴史、学問の特色を学ぶ。|2. 『プレステップ神道学』・『神道事典』を用いて、神道に関する基礎知識を得る。|3. 國學院大學図書館および國學院大學博物館の利用を通じて、神道文化・宗教文化の自主的な学修方法を身につける。|4. 神道・宗教に関する課題図書・課題論文を読んでリポートを作成し、これから神道文化・宗教文化を専門的に学修する上での基礎学力を身につける。|5. 神道文化・宗教文化に関する発表を通して、クラス内で意見交換を行う。
  • 神道文化演習, 2023, 神道文化や宗教学に関する文献を講読し、その内容について資料を作成し発表することで、資料・史料やデータの扱い方、それを使った論述方法(発表や論文の作成方法)を身につける。

学外活動

学協会活動

  • 中世文学会
  • 京都民俗学会
  • 仏教文学会, 2021年04月
  • 日本仏教綜合研究学会, 2022年05月20日
  • 神道宗教学会, 2006年04月
  • 芸能史研究会
  • 説話文学会, 2017年
  • 駒沢大学宗教学研究会