K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

エリック シッケタンツ
神道文化学部 神道文化学科
准教授
Last Updated :2024/09/25

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    エリック シッケタンツ, エリック クリストファー シッケタンツ

所属・職名

  • 神道文化学部 神道文化学科, 准教授

学位

  • 2012年09月, 博士(文学), 東京大学

本学就任年月日

  • 2018年10月01日

研究分野

  • 宗教と政治の関係, 宗教と政治の関係
  • 近代中国宗教, 近代中国宗教
  • 近代日本宗教, 近代日本宗教

研究活動

論文

  • 民國時期救劫思想與政治論述 -以悟善社與救世新教為中心, Erik Schicketanz (施陸), 扶鸞文化與民眾宗教國際學術研討會論文集, 2020年, 博揚出版社
  • 藤澤親雄の形而上学的地政学, エリック シッケタンツ, 國學院雑誌, 2022年12月, 國學院大学
  • 境野黄洋の仏教史研究とその思想的背景, シッケタンツ, エリック, 國學院雑誌, 122, 5, 21, 35, 2021年05月, 國學院大学
  • 現代中国における清明節の復活--共産党政権の文化政策における祖先祭祀の位置づけについての考察, エリック・シッケタンツ, 死生学研究, 13, 2010年01月01日, 東京大学大学院人文社会系研究科
  • Wang Hongyuan and the Import of Japanese Esoteric Buddhism to China during the Republican Period, Erik Schicketanz, Buddhism Across Asia: Networks of Material, Intellectual and Cultural Exchange, vol. 1, 2014年03月01日, Institute of Southeast Asian Studies, Singapore
  • 「近代中国仏教における宗派概念とそのポリティクス」, エリック・シッケタンツ, 『ブッダの変貌 交錯する近代仏教』, 2014年03月01日, 法蔵館
  • Narratives of Buddhist decline and the concept of the sect (zong) in modern Chinese Buddhist thought, Erik Schicketanz, Studies in Chinese Religions, 3, 3, 2017年11月29日, Taylor&Francis

Misc

  • Review of Anderson, Emily, Christianity and Imperialism in Modern Japan: Empire for God. H-Shukyo, H-Net Reviews, Erik Schicketanz, H-Net Reviews, 2016年10月01日, H-Net

著書等出版物

  • 堕落と復興の近代中国仏教ー日本仏教との邂逅とその歴史像の構築, エリック・シッケタンツ, 法蔵館, 2016年07月25日

競争的資金

  • 21K00052, 中国地方道教史における扶鸞文化の革新的役割に関する学際的研究, 本研究は、「扶鸞」(ふらん)または「扶けい」と呼ばれる中国古来の降神術が、地方信仰にいかなる宗教的革新をもたらしたのかを問うものである。扶鸞文化は、道教経典に代表される、文字を神聖視する高位文化の伝統と結びついて発展してきた。と同時に、扶鸞は基層のシャーマニズムに起源をもち、神霊の身体への憑依や口述による霊的啓示、宣講や説唱といった民俗芸能とも親和性が高い霊的手段である。本研究では、扶鸞の書承伝統と口承伝統を媒介する性格に注目し、文献学と文化人類学的方法を組み合わせた研究方法により、書承と口承の相互作用の解明を試みる。さらに海外の研究グループと連携を図り、その成果を国内外に広く発信する。;2022年度は、共同研究として2回の研究会(オンライン)を開催し、ゲストも交えて、各自の研究の進捗状況や今後の共同研究の計画について討論を行った。第1回は2022年10月29日に①エリック・シッケタンツ「江朝宗と悟善社について」と②小武海櫻子(ゲスト)「近代マレーシアにおける青蓮教系教派について」、という二つの報告を行った。シッケタンツは、本発表で民国期の政治と扶鸞についての研究の方向性をほぼ固めた。小武海の報告は、扶鸞と関連の深い先天道、同善社のマレーシアにおける展開に関するもので、本研究計画ではカバーできていない領域を補う貴重な情報提供となった。;第2回は、2023年2月5日に①森由利亜「閔一得『呂祖師三尼醫世説述』の形成」②志賀 市子「19世紀飛鸞救劫運動の本土化と地方宗教:粤西鑑江流域の「玉皇宮主」信仰を中心に」、という二つの報告を行った。森は今後とも清代の呂祖扶鸞信仰と内丹や龍門派の関係を探っていく予定である。志賀は玉皇宮主信仰を事例として、ジェンダーの観点から見た扶鸞信仰、扶鸞の口承伝統と書承伝統を媒介する役割について論じた。この他研究会では、最終年度に開催する国際ワークショップとその成果出版についても、踏み込んだ議論を行った。;個人では、メンバーそれぞれが扶鸞に関わるテーマの論文を執筆したり、口頭発表をしたりと、着実に研究を進めている。志賀は上記の論文を台湾の雑誌に発表した他、粤西地域の経堂の「儒壇」を称する科儀書の解読を進めた。森は前年に引き続き、17世紀中国の常州の内丹家である朱元育と潘易庵の内丹修養法について研究するとともに、19世紀に湖州金蓋山を中心に活動した内丹家であり呂祖扶ケイ信仰の実践者でもある閔一得の『呂祖師三尼醫世説述』の成書について検討した。シッケタンツは江朝宗に関する資料研究を進め、シンガポールでその成果の一端を発表した。;最終年度に開催する予定の国際ワークショップにおけるテーマが明確化し、メンバー全員の研究テーマもそれに向けてほぼ固まり、資料収集や分析を進めている。;またコロナ禍が収束したことで、海外での調査や資料収集が可能となってきたことも、今後の研究の進展にプラスに働くことが予想される。;共同研究としては、本年度前半に海外の扶鸞に関する最新の研究、とくにVincent GoossaertのMaking the Gods Speak: The Ritual Production of Revelation in Chinese Religious History(Harvard University Asia Center,2022)をテキストとして読書会を開催し、扶鸞に関わる研究課題や理論の整理を行う予定である。後半は、最終年度のワークショップに向けた予備報告会を開催する。;個人研究としては、志賀は8月に台湾で世界宗教博物館所蔵の鸞書の資料調査と台南でのフィールドワークを予定している。森は扶鸞で作成された清代の内丹書の解読を進めていく予定である。シッケタンツは江朝宗と悟善社の研究をさらに進めるため、関連資料の購入を予定している。

教育活動

担当授業

  • 神道と文化, 2019, 神道は本学の建学の精神であり、多様性や寛容性を有する日本文化を理解する上で看過できない。この講義では、神道と深い関係を持つ本学の校史を学ぶことからはじめ、神道の古典、歴史および祭祀・有職故実についての基礎知識を学ぶ。神道を知ることは、自己認識を深めることにとどまらず、国際交流・理解の基準作りにもなる。
  • 仏教文化研究I, 2019, 悟りを得、この世を超越し、涅槃に入ることを最終的な理想とする仏教は、その一方で歴史的な現実としては、さまざまな社会的団体あるいは政治勢力と何らかの関係を結ばざるを得なかった。その上、国家などの政治勢力との関係は必ずしも固定的ではなく、場所と時代によって協力的、抵抗的、消極的などさまざまな態度を取ることがあった。本授業は仏教を政治勢力との具体的な関係を通じて理解することを目的とし、その事例として、日本仏教の歴史を6世紀から19世紀まで講義する。また、国家との関係のみならず、仏教と社会との関わり方、そして仏教がざまざまな形で人々に提供してきた救済のあり方も検討する。|
  • 仏教文化研究II, 2019, 前期において、日本史における仏教と王権、そして仏教と社会の変化し続けてきた関係を戦前まで確認したが、後期の授業では、この眼差しを現代アジアの諸国に移す。上座部、密教、大乗という仏教内部の流派による分類のみならず、仏教は異なる政治的・社会的環境の中で、異なる形を取って存在しており、非常に多様な宗教現象である。本授業は特に政教関係と社会参加という二つのテーマに注目しながら、日本仏教を含めたアジアの代表的な仏教伝統を紹介する。また、仏教はさまざまな場において、紛争、ジェンダー、社会の変貌などの課題にいかに取り組んでいるかについても検討する。
  • 英語V, 2019, 「神道英語」とは、基礎的かつ実用的な英会話・文書づくりのための2セメスタ分の講義である。普段、神社で奉仕する神職はあまり外国語と「縁がない」と思われがちだが、いまや国際化・グロバル化の時代には神社などの日本文化の施設に訪れ、参拝する外国人も多いだけではなく、海外神社もあり、神道を次世代の自然スピリチュアリティとさえ予想する人がいる。そのときに、社頭での親切かつ正確な神社案内、祭神の説明などは大切な役割のひとつである。このコースでは、一般的な入門英語で勉強しない社頭会話、境内の案内板の書き方など、神道・神社に特有な語彙、会話パターンを身につけることが目的である。そのために、確実な方法として宿題やクラス中の「パターン練習」を重視する。基礎的な自己紹介からはじまり、応用パターンも取り入れながら簡単で、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 宗教学演習I, 2019, 1950年代から1960年代にかけて、多くの学者が近代化による宗教の消滅を予言した。しかし、予言は現実しなかっただけでなく、現在でも宗教は世界における主要な勢力の一つに数えられている。グローバル化(globalization)の結果、多様な文化と多様な社会がより緊密な関係を持ち、より複雑に交錯するようになった。そして、さまざまな宗教がかつて存在しなかった場所へも普及し、異なる宗教と接触する事態が生まれている。|19世紀と20世紀にはグローバル化を背景に、全世界を覆う経済ネットワークが成立し、いくつかの植民地帝国の存在が重要な役割を果した。そこでは、国家間レベルでの宗教外交が行われただけでなく、貿易ルートを使って、あるいは植民地帝国が開拓した土俵の上で、移民による新しい宗教コミュニティーが移植され、布教師がそれぞれの帝国の宗教を世界各地に広げようとした。また、植民地帝国が作り出した枠の中から、国境を越えたトランスナショナルな宗教ネットワークが生まれた。そして、宗教と宗教の出会いは平和共存だけでなく、宗教対立あるいは宗教テロという問題も引きおこしている。|  グローバル化の現象は、地域間を比較する視座を提供する。本演習では、現在の宗教のグローバル化をめぐる諸問題を考えるが、その際には必ず問題の背景にある歴史的経緯についても考える。そして、具体的なテーマについて考察する中で、論文の読み方や書き方、読んだ資料を批判的に考察するなどの学術的な技術を身につけて欲しいと思っている。
  • 宗教学演習II, 2019, 1950年代から1960年代にかけて、多くの学者が近代化による宗教の消滅を予言した。しかし、予言は現実しなかっただけでなく、現在でも宗教は世界における主要な勢力の一つに数えられている。グローバル化(globalization)の結果、多様な文化と多様な社会がより緊密な関係を持ち、より複雑に交錯するようになった。そして、さまざまな宗教がかつて存在しなかった場所へも普及し、異なる宗教と接触する事態が生まれている。|19世紀と20世紀にはグローバル化を背景に、全世界を覆う経済ネットワークが成立し、いくつかの植民地帝国の存在が重要な役割を果した。そこでは、国家間レベルでの宗教外交が行われただけでなく、貿易ルートを使って、あるいは植民地帝国が開拓した土俵の上で、移民による新しい宗教コミュニティーが移植され、布教師がそれぞれの帝国の宗教を世界各地に広げようとした。また、植民地帝国が作り出した枠の中から、国境を越えたトランスナショナルな宗教ネットワークが生まれた。そして、宗教と宗教の出会いは平和共存だけでなく、宗教対立あるいは宗教テロという問題も引きおこしている。|  グローバル化の現象は、地域間を比較する視座を提供する。本演習では、現在の宗教のグローバル化をめぐる諸問題を考えるが、その際には必ず問題の背景にある歴史的経緯についても考える。そして、具体的なテーマについて考察する中で、論文の読み方や書き方、読んだ資料を批判的に考察するなどの学術的な技術を身につけて欲しいと思っている。
  • 英語VI, 2019, 「神道英語」とは、基礎的かつ実用的な英会話・文書づくりのための通年の講義である。普段、神社で奉仕する神職はあまり外国語と「縁がない」と思われがちだが、いまや国際化・グローバル化の時代には神社などの日本文化の施設に訪れ、参拝する外国人も多いだけではなく、海外神社もあり、神道を次世代の自然なスピリチュアリティとさえ見る人もいる。そのときに、社頭での案内、祭神の説明などは大切な役割のひとつである。このコースでは、一般的な入門英語で勉強しない社頭会話、境内の案内板の書き方など、神道・神社に特有な語彙、会話パターンを身につけることが目的である。そのために、確実な方法として「パターン練習」を重視する。基礎的な自己紹介からはじまり、応用パターンも取り入れながら簡単で、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 英語V, 2019, 「神道英語」とは、基礎的かつ実用的な英会話・文書づくりのための2セメスタ分の講義である。普段、神社で奉仕する神職はあまり外国語と「縁がない」と思われがちだが、いまや国際化・グロバル化の時代には神社などの日本文化の施設に訪れ、参拝する外国人も多いだけではなく、海外神社もあり、神道を次世代の自然スピリチュアリティとさえ予想する人がいる。そのときに、社頭での親切かつ正確な神社案内、祭神の説明などは大切な役割のひとつである。このコースでは、一般的な入門英語で勉強しない社頭会話、境内の案内板の書き方など、神道・神社に特有な語彙、会話パターンを身につけることが目的である。そのために、確実な方法として宿題やクラス中の「パターン練習」を重視する。基礎的な自己紹介からはじまり、応用パターンも取り入れながら簡単で、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 宗教学演習I, 2019, 1950年代から1960年代にかけて、多くの学者が近代化による宗教の消滅を予言した。しかし、予言は現実しなかっただけでなく、現在でも宗教は世界における主要な勢力の一つに数えられている。グローバル化(globalization)の結果、多様な文化と多様な社会がより緊密な関係を持ち、より複雑に交錯するようになった。そして、さまざまな宗教がかつて存在しなかった場所へも普及し、異なる宗教と接触する事態が生まれている。|19世紀と20世紀にはグローバル化を背景に、全世界を覆う経済ネットワークが成立し、いくつかの植民地帝国の存在が重要な役割を果した。そこでは、国家間レベルでの宗教外交が行われただけでなく、貿易ルートを使って、あるいは植民地帝国が開拓した土俵の上で、移民による新しい宗教コミュニティーが移植され、布教師がそれぞれの帝国の宗教を世界各地に広げようとした。また、植民地帝国が作り出した枠の中から、国境を越えたトランスナショナルな宗教ネットワークが生まれた。そして、宗教と宗教の出会いは平和共存だけでなく、宗教対立あるいは宗教テロという問題も引きおこしている。|  グローバル化の現象は、地域間を比較する視座を提供する。本演習では、現在の宗教のグローバル化をめぐる諸問題を考えるが、その際には必ず問題の背景にある歴史的経緯についても考える。そして、具体的なテーマについて考察する中で、論文の読み方や書き方、読んだ資料を批判的に考察するなどの学術的な技術を身につけて欲しいと思っている。
  • 宗教学演習II, 2019, 1950年代から1960年代にかけて、多くの学者が近代化による宗教の消滅を予言した。しかし、予言は現実しなかっただけでなく、現在でも宗教は世界における主要な勢力の一つに数えられている。グローバル化(globalization)の結果、多様な文化と多様な社会がより緊密な関係を持ち、より複雑に交錯するようになった。そして、さまざまな宗教がかつて存在しなかった場所へも普及し、異なる宗教と接触する事態が生まれている。|19世紀と20世紀にはグローバル化を背景に、全世界を覆う経済ネットワークが成立し、いくつかの植民地帝国の存在が重要な役割を果した。そこでは、国家間レベルでの宗教外交が行われただけでなく、貿易ルートを使って、あるいは植民地帝国が開拓した土俵の上で、移民による新しい宗教コミュニティーが移植され、布教師がそれぞれの帝国の宗教を世界各地に広げようとした。また、植民地帝国が作り出した枠の中から、国境を越えたトランスナショナルな宗教ネットワークが生まれた。そして、宗教と宗教の出会いは平和共存だけでなく、宗教対立あるいは宗教テロという問題も引きおこしている。|  グローバル化の現象は、地域間を比較する視座を提供する。本演習では、現在の宗教のグローバル化をめぐる諸問題を考えるが、その際には必ず問題の背景にある歴史的経緯についても考える。そして、具体的なテーマについて考察する中で、論文の読み方や書き方、読んだ資料を批判的に考察するなどの学術的な技術を身につけて欲しいと思っている。
  • 世界宗教文化論I, 2019, 宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 ―― 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ヒンドゥー教、仏教、儒教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。前期の授業では、近代的な宗教概念を確認した上で、アジア地域に注目して、ヒンドゥー教、仏教、儒教を取り上げる。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。
  • 世界宗教文化論II, 2019, 宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 ―― 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ヒンドゥー教、仏教、儒教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。後期の授業では、一神教の誕生を確認した上で、中東地域に注目して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を取り上げる 。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。
  • 世界宗教文化論I, 2020, 宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教、という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。後期の授業では、一神教の誕生を確認した上で、中東地域に注目して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を取り上げる 。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。||本授業はオンデマンド形式で実施される。毎回、授業時にいくつかのファイルに分割されたファイルがアップされる。講義内容にもとづいて、次週にGoogleFormsを使用して、小テストが行われる。小テストアクセスのためのURLを二週間目から毎週授業時にK-SmapyIIを通じて共有します、テストは授業時間が終了すると、アクセスできなくなる。||講義内容に関して質問があれば、K-SmapyIIのクラスフォーラム機能を使用して私に知らせてください。
  • 世界宗教文化論II, 2020, 本授業は、主にYouTubeを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。||宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。前期の授業では、近代的な宗教概念を確認した上で、南アジアに注目して、ヒンドゥー教、仏教、シク教を取り上げる。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。||授業の手順は❶毎週、授業時に新しい講義がYouTubeの専用チャンネルにアップされるので好きな時に見てください。❷その次の週の授業時間内にGoogle Formsを使用して、小テストが行われる。❸小テストにアクセスするためのURLを毎週授業時にK-SmapyIIを通じて送信する。テストは授業時間が終了すると、アクセスできなくなる。毎週、参加任意のZoomも開きます。フリートークでぜひ何かネタを考えてご参加ください。||講義内容に関して質問があれば、K-SmapyIIのクラスフォーラム機能を使用して私に知らせてください。
  • 仏教文化研究I, 2020, 悟りを得、この世を超越し、涅槃に入ることを最終的な理想とする仏教は、その一方で歴史的な現実としては、さまざまな社会的団体あるいは政治勢力と何らかの関係を結ばざるを得なかった。その上、国家などの政治勢力との関係は必ずしも固定的ではなく、場所と時代によって協力的、抵抗的、消極的などさまざまな態度を取ることがあった。本授業は仏教を政治勢力との具体的な関係を通じて理解することを目的とし、その事例として、日本仏教の歴史を6世紀から19世紀まで講義する。また、国家との関係のみならず、仏教と社会との関わり方、そして仏教がざまざまな形で人々に提供してきた救済のあり方も検討する。||本授業はオンデマンド形式で実施される。毎回、授業時にいくつかのファイルに分割されたファイルがアップされる。講義内容にもとづいて、次週にGoogleFormsを使用して、小テストが行われる。小テストアクセスのためのURLを二週間目から毎週授業時にK-SmapyIIを通じて共有します、テストは授業時間が終了すると、アクセスできなくなる。||講義内容に関して質問があれば、K-SmapyIIのクラスフォーラム機能を使用して私に知らせてください。
  • 仏教文化研究II, 2020, 本授業は、主にYouTubeを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。||前期において、日本史における仏教と王権、そして仏教と社会の変化し続けてきた関係を戦前まで確認したが、後期の授業では、この眼差しを現代アジアの諸国に移す。上座部、密教、大乗という仏教内部の流派による分類のみならず、仏教は異なる政治的・社会的環境の中で、異なる形を取って存在しており、非常に多様な宗教現象である。本授業は特に政教関係と社会参加という二つのテーマに注目しながら、日本仏教を含めたアジアの代表的な仏教伝統を紹介する。また、仏教はさまざまな場において、紛争、ジェンダー、社会の変貌などの課題にいかに取り組んでいるかについても検討する。||授業の手順は次の通りになる。本授業では、6回小テストが行われ、最後にレポートを提出していただく。小テストを行う週は3、5、7、9、11、13週目となる。毎回の小テストの対象は前二回の講義である。❶授業時に新しい講義がYouTubeの専用チャンネルにアップされるので好きな時に見てください。❷小テストの授業時間内にGoogle Formsを使用して、小テストが行われる。❸小テストが行わる週には、テストにアクセスするためのURLを授業時になったらK-SmapyIIを通じて送信する。テストは授業時間が終了すると、アクセスできなくなる。レポートは900字以上となり、提出の締め切りは授業の最終回である。レポートのテーマは早めに報告する。毎週、参加任意のZoomも開きます。フリートークでぜひ何かネタを考えてご参加ください。||講義内容に関して質問があれば、K-SmapyIIのクラスフォーラム機能を使用して私に知らせてください。
  • 英語V, 2020, 「神道英語」とは、基礎的かつ実用的な英会話・文書づくりのための2セメスタ分の講義である。|神社の社頭という場は外国語と縁遠いように思われがちだが、いまや神社などを訪れ、参拝する外国人も多い。海外神社もあり、神道を次世代的な自然スピリチュアリティと予想する人もいる。| 日本語使用者以外に対する、社頭での神社案内、祭神の説明などは、今後ますます必要とされるであろう。| このコースは、一般的な入門英語で勉強しない社頭会話、境内の案内板の書き方など、神道・神社に特有な語彙、会話パターン等を身につけることが目的とする。そのために、宿題やクラス内の「パターン練習」を重視する。基礎的な自己紹介からはじまり、応用パターンも取り入れながら簡単で、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 英語VI, 2020, 【授業の形態について】|本授業は、主に Zoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。適宜、Power Point教材や、音声教材などを使用する。||「神道英語」とは、基礎的かつ実用的な英会話・文書づくりのための2セメスタ分の講義である。神社の社頭という場は外国語と縁遠いように思われがちだが、いまや神社などを訪れ、参拝する外国人も多い。海外神社もあり、神道を次世代的な自然スピリチュアリティと予想する人もいる。| 日本語使用者以外に対する、社頭での神社案内、祭神の説明などは、今後ますます必要とされるであろう。このコースは、一般的な入門英語で勉強しない社頭会話、境内の案内板の書き方など、神道・神社に特有な語彙、会話パターン等を身につけることが目的とする。基礎的な自己紹介からはじまり、応用パターンも取り入れながら簡単で、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 世界宗教文化論I, 2020, 宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教、という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。後期の授業では、一神教の誕生を確認した上で、中東地域に注目して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を取り上げる 。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。||本授業はオンデマンド形式で実施される。毎回、授業時にいくつかのファイルに分割されたファイルがアップされる。講義内容にもとづいて、次週にGoogleFormsを使用して、小テストが行われる。小テストアクセスのためのURLを二週間目から毎週授業時にK-SmapyIIを通じて共有します、テストは授業時間が終了すると、アクセスできなくなる。||講義内容に関して質問があれば、K-SmapyIIのクラスフォーラム機能を使用して私に知らせてください。
  • 世界宗教文化論II, 2020, 本授業は、主にYouTubeを利用したオンデマンド型オンライン授業(録画配信)として実施する。||宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。前期の授業では、近代的な宗教概念を確認した上で、南アジアに注目して、ヒンドゥー教、仏教、シク教を取り上げる。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。||授業の手順は❶毎週、授業時に新しい講義がYouTubeの専用チャンネルにアップされるので好きな時に見てください。❷その次の週の授業時間内にGoogle Formsを使用して、小テストが行われる。❸小テストにアクセスするためのURLを毎週授業時にK-SmapyIIを通じて送信する。テストは授業時間が終了すると、アクセスできなくなる。毎週、参加任意のZoomも開きます。フリートークでぜひ何かネタを考えてご参加ください。||講義内容に関して質問があれば、K-SmapyIIのクラスフォーラム機能を使用して私に知らせてください。
  • Japan Studies, 2020, This course will follow a thematic approach in order to investigate how religion is located withi n modern and contemporary Japanese society. Particular attention is paid to the interaction be tween religion and wider society as well as politics and the wider historical dynamics that shap e these relationships.||This course will be conducted through a combination or prerecorded lectures, readings shared through K-SmapyII and Zoom discussion sessions.||My narrated Power Point lecture about the topic each week will be uploaded in two to three files. Please listen to my lecture and do the reading so we can discuss the topic in a Zoom session convened during class time.
  • Japan Studies, 2020, 本授業は、主に Zoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。|This class will be conducted via live Zoom sessions.||Following a roughly chronological approach, this course will sketch out the key features and elements of Japanese religiosity in the pre-modern period. it will cover worship of indigenous deities (kami), the introduction of continental traditions such as Buddhism and Confucianism into Japanese religious culture and systems of salvation and ritual. Attention will also be paid to the historic shifts in Japanese religious life and the changing relationship between its constituent parts.||Several excursions will be conducted in relation to themes covered in class. The course has been designed in combination with the spring course, but can also be taken as an independent unit.
  • 宗教学演習I, 2020, 本演習は「近代」という時代に焦点を当て、近代が宗教にどのような影響を与えたか を考察する。18・19 世紀以降、近代科学の発展と啓蒙思想は従来の宗教が提供した世 界観を相対化させ、宗教の社会における立場を大きく変化させた。多くの人は近代化が 進むにつれて宗教の消滅さえ予言していたが、宗教はさまざまな形で新しい環境に合わ せながら現存している。この授業では、まず近代(モダニティ)という時代はどのよう な特徴を持っているかを検討してから、近代の重要な構成要素である近代自然科学、ナ ショナリズム、世俗主義と宗教との関係を紹介し、宗教の近代に対する反応の多様性に 注目する。本演習は、学生が調査テーマを選び、自主的にそれについて調べ、その結果 を毎学期一回授業中の発表で報告して、他の参加者と議論をする。||今回はコロナ流行のため対面授業を実施できないため、前期はオンデマンド形式、双方向形式(Zoom)およびK-SmapyIIを通じて授業を行う。オンライン授業だが、技術的に可能であれば学生による発表を行いたい。人数が多いため、個人発表という形ではなく、グループ発表を行う。私によるテーマ入門は音声付きのPPTファイルとしてアップロードされる。輪読の際、事前に論文をK-SmapyIIにおいて共有し、授業の前にリアクション・ペーパーを送ってもらう。それをたたき台にしてZoomを通じてディスカションを行う。||グループ発表の詳細についてはガイダンスの際に述べる。
  • 宗教学演習II, 2020, 本演習は「近代」という時代に焦点を当て、近代が宗教にどのような影響を与えたか を考察する。18・19 世紀以降、近代科学の発展と啓蒙思想は従来の宗教が提供した世 界観を相対化させ、宗教の社会における立場を大きく変化させた。多くの人は近代化が 進むにつれて宗教の消滅さえ予言していたが、宗教はさまざまな形で新しい環境に合わ せながら現存している。この授業では、まず近代(モダニティ)という時代はどのよう な特徴を持っているかを検討してから、近代の重要な構成要素である近代自然科学、ナ ショナリズム、世俗主義と宗教との関係を紹介し、宗教の近代に対する反応の多様性に 注目する。本演習は、学生が調査テーマを選び、自主的にそれについて調べ、その結果 を毎学期一回授業中の発表で報告して、他の参加者と議論をする。||今回はコロナ流行のため対面授業を実施できないため、前期はオンデマンド形式、双方向形式(Zoom)およびK-SmapyIIを通じて授業を行う。オンライン授業だが、技術的に可能であれば学生による発表を行いたい。人数が多いため、個人発表という形ではなく、グループ発表を行う。私によるテーマ入門は音声付きのPPTファイルとしてアップロードされる。輪読の際、事前に論文をK-SmapyIIにおいて共有し、授業の前にリアクション・ペーパーを送ってもらう。それをたたき台にしてZoomを通じてディスカションを行う。||グループ発表の詳細についてはガイダンスの際に述べる。
  • 世界宗教文化論, 2020, -
  • Japan Studies, 2021, This course will follow a thematic approach in order to investigate how religion is located withi n modern and contemporary Japanese society. Particular attention is paid to the interaction be tween religion and wider society as well as politics and the wider historical dynamics that shape these relationships.
  • Japan Studies, 2021, Following a roughly chronological approach, this course will sketch out the key features and elements of Japanese religiosity in the pre-modern period. it will cover worship of indigenous deities (kami), the introduction of continental traditions such as Buddhism and Confucianism into Japanese religious culture and systems of salvation and ritual. Attention will also be paid to the historic shifts in Japanese religious life and the changing relationship between its constituent parts.
  • 世界宗教文化論I, 2021, 宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教、という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。後期の授業では、一神教の誕生を確認した上で、中東地域に注目して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を取り上げる 。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。
  • 世界宗教文化論II, 2021, 宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。前期の授業では、近代的な宗教概念を確認した上で、南アジアに注目して、ヒンドゥー教、仏教、シク教を取り上げる。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。
  • 仏教文化研究I, 2021, 悟りを得、この世を超越し、涅槃に入ることを最終的な理想とする仏教は、その一方で歴史的な現実としては、さまざまな社会的団体あるいは政治勢力と何らかの関係を結ばざるを得なかった。その上、国家などの政治勢力との関係は必ずしも固定的ではなく、場所と時代によって協力的、抵抗的、消極的などさまざまな態度を取ることがあった。本授業は仏教を政治勢力との具体的な関係を通じて理解することを目的とし、その事例として、日本仏教の歴史を6世紀から19世紀まで講義する。また、国家との関係のみならず、仏教と社会との関わり方、そして仏教がざまざまな形で人々に提供してきた救済のあり方も検討する。
  • 仏教文化研究II, 2021, 前期において、日本史における仏教と王権、そして仏教と社会の変化し続けてきた関係を戦前まで確認したが、後期の授業では、この眼差しを現代アジアの諸国に移す。上座部、密教、大乗という仏教内部の流派による分類のみならず、仏教は異なる政治的・社会的環境の中で、異なる形を取って存在しており、非常に多様な宗教現象である。本授業は特に政教関係と社会参加という二つのテーマに注目しながら、日本仏教を含めたアジアの代表的な仏教伝統を紹介する。また、仏教はさまざまな場において、紛争、ジェンダー、社会の変貌などの課題にいかに取り組んでいるかについても検討する。
  • 英語V, 2021, 「神道英語」とは、基礎的かつ実用的な英会話・文書づくりのための2セメスタ分の講義である。| 神社の社頭という場は外国語と縁遠いように思われがちだが、いまや神社などを訪れ、参拝する外国人も多い。海外神社もあり、神道を次世代的な自然スピリチュアリティと予想する人もいる。| 日本語使用者以外に対する、社頭での神社案内、祭神の説明などは、今後ますます必要とされるであろう。| このコースは、一般的な入門英語で勉強しない社頭会話、境内の案内板の書き方など、神道・神社に特有な語彙、会話パターン等を身につけることが目的とする。基礎的な自己紹介からはじまり、応用パターンも取り入れながら簡単で、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 英語VI, 2021, 「神道英語」とは、基礎的かつ実用的な英会話・文書づくりのための2セメスタ分の講義である。神社の社頭という場は外国語と縁遠いように思われがちだが、いまや神社などを訪れ、参拝する外国人も多い。海外神社もあり、神道を次世代的な自然スピリチュアリティと予想する人もいる。| 日本語使用者以外に対する、社頭での神社案内、祭神の説明などは、今後ますます必要とされるであろう。このコースは、一般的な入門英語で勉強しない社頭会話、境内の案内板の書き方など、神道・神社に特有な語彙、所作の説明、会話パターン等を身につけることが目的とする。応用パターンも取り入れながら簡単で、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 東アジア文化研究I, 2021, 本授業では前近代の中国宗教をさまざまな角度から紹介し考察する。宗教を広い定義で捉え、一つの統一された物語を紹介するより、教員にとって代表的なトピックや課題をセレクトして紹介する。その上では、仏教も中国宗教における重要な構成要素であるが、ここでは中国の宗教思想の主な流れをなしている儒教と道教に注目しながら、民間信仰、「邪教」とされる信仰や怪異などの周辺の現象も視野に入れる。
  • 東アジア文化研究II, 2021, 本授業では近現代の中華世界における宗教をさまざまな現象を通じて検討する。本授業において、主には漢民族の宗教文化に注目し、それを中華民国、中華人民共和国、東南アジアの華僑というパースペクティブから考察する。前期と同様に、特に政治、国家や社会との関わりを中心として紹介するが、周縁の現象も紹介する。
  • 宗教学演習I, 2021, 1950年代から1960年代にかけて、多くの学者が近代化による宗教の消滅を予言した。しかし、予言は現実しなかっただけでなく、現在でも宗教は世界における主要な勢力の一つに数えられている。グローバル化(globalization)の結果、多様な文化と多様な社会がより緊密な関係を持ち、より複雑に交錯するようになった。そして、さまざまな宗教がかつて存在しなかった場所へも普及し、異なる宗教と接触する事態が生まれている。|19世紀と20世紀にはグローバル化を背景に、全世界を覆う経済ネットワークが成立し、いくつかの植民地帝国の存在が重要な役割を果した。そこでは、国家間レベルでの宗教外交が行われただけでなく、貿易ルートを使って、あるいは植民地帝国が開拓した土俵の上で、移民による新しい宗教コミュニティーが移植され、布教師がそれぞれの帝国の宗教を世界各地に広げようとした。また、植民地帝国が作り出した枠の中から、国境を越えたトランスナショナルな宗教ネットワークが生まれた。そして、宗教と宗教の出会いは平和共存だけでなく、宗教対立あるいは宗教テロという問題も引きおこしている。|  グローバル化の現象は、地域間を比較する視座を提供する。本演習では、現在の宗教のグローバル化をめぐる諸問題を考えるが、その際には必ず問題の背景にある歴史的経緯についても考える。そして、具体的なテーマについて考察する中で、論文の読み方や書き方、読んだ資料を批判的に考察するなどの学術的な技術を身につけて欲しいと思っている。|
  • 宗教学演習II, 2021, 1950年代から1960年代にかけて、多くの学者が近代化による宗教の消滅を予言した。しかし、予言は現実しなかっただけでなく、現在でも宗教は世界における主要な勢力の一つに数えられている。グローバル化(globalization)の結果、多様な文化と多様な社会がより緊密な関係を持ち、より複雑に交錯するようになった。そして、さまざまな宗教がかつて存在しなかった場所へも普及し、異なる宗教と接触する事態が生まれている。|19世紀と20世紀にはグローバル化を背景に、全世界を覆う経済ネットワークが成立し、いくつかの植民地帝国の存在が重要な役割を果した。そこでは、国家間レベルでの宗教外交が行われただけでなく、貿易ルートを使って、あるいは植民地帝国が開拓した土俵の上で、移民による新しい宗教コミュニティーが移植され、布教師がそれぞれの帝国の宗教を世界各地に広げようとした。また、植民地帝国が作り出した枠の中から、国境を越えたトランスナショナルな宗教ネットワークが生まれた。そして、宗教と宗教の出会いは平和共存だけでなく、宗教対立あるいは宗教テロという問題も引きおこしている。|  グローバル化の現象は、地域間を比較する視座を提供する。本演習では、現在の宗教のグローバル化をめぐる諸問題を考えるが、その際には必ず問題の背景にある歴史的経緯についても考える。そして、具体的なテーマについて考察する中で、論文の読み方や書き方、読んだ資料を批判的に考察するなどの学術的な技術を身につけて欲しいと思っている。|
  • Japan Studies, 2022, This course will follow a thematic approach in order to investigate how religion is located within modern and contemporary Japanese society. Particular attention is paid to the interaction be tween religion and wider society as well as politics and the wider historical dynamics that shape these relationships.
  • Japan Studies, 2022, Following a roughly chronological approach, this course will sketch out the key features and elements of Japanese religiosity in the pre-modern period. it will cover worship of indigenous deities (kami), the introduction of continental traditions such as Buddhism and Confucianism into Japanese religious culture and systems of salvation and ritual. Attention will also be paid to the historic shifts in Japanese religious life and the changing relationship between its constituent parts.
  • 英語Ⅲ(神道文化の英語表現), 2022, 日本と密接な関係を持つ神道文化は、外国語とは縁遠いように思われがちである。だが日本を訪問する外国人には、神社を参拝する人も多い。海外神社も存在しているし、日本発のポップカルチャーなどに登場する神社に関心を持つ人も増えている。日本語使用者以外に対する、社頭での神社案内、祭神の説明などは、今後ますます必要とされるであろう。| このコースは、一般的な英語学習の対象とならない神社社頭の会話、境内の案内板の書き方、神道・神社に特有な語彙や考え方、会話パターン等の修得を目的とする。基礎からはじまり応用まで、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 英語Ⅲ(神道文化の英語表現), 2022, 日本と密接な関係を持つ神道文化は、外国語とは縁遠いように思われがちである。だが日本を訪問する外国人には、神社を参拝する人も多い。海外神社も存在しているし、日本発のポップカルチャーなどに登場する神社に関心を持つ人も増えている。日本語使用者以外に対する、社頭での神社案内、祭神の説明などは、今後ますます必要とされるであろう。| このコースは、一般的な英語学習の対象とならない神社社頭の会話、境内の案内板の書き方、神道・神社に特有な語彙や考え方、会話パターン等の修得を目的とする。基礎からはじまり応用まで、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 東アジア文化研究I, 2022, 本授業では前近代の中国宗教をさまざまな角度から紹介し考察する。宗教を広い定義で捉え、一つの統一された物語を紹介するより、教員にとって代表的なトピックや課題をセレクトして紹介する。その上では、仏教も中国宗教における重要な構成要素であるが、ここでは中国の宗教思想の主な流れをなしている儒教と道教に注目しながら、民間信仰、「邪教」とされる信仰や怪異などの周辺の現象も視野に入れる。
  • 東アジア文化研究II, 2022, 本授業では近現代の中華世界における宗教をさまざまな現象を通じて検討する。本授業において、主には漢民族の宗教文化に注目し、それを中華民国、中華人民共和国、東南アジアの華僑というパースペクティブから考察する。前期と同様に、特に政治、国家や社会との関わりを中心として紹介するが、周縁の現象も紹介する。
  • 世界宗教文化論I, 2022, 宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教、という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。後期の授業では、一神教の誕生を確認した上で、中東地域に注目して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を取り上げる 。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。
  • 世界宗教文化論II, 2022, 宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。前期の授業では、近代的な宗教概念を確認した上で、南アジアに注目して、ヒンドゥー教、仏教、シク教を取り上げる。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。
  • 宗教学演習I, 2022, 本演習は「近代」という時代に焦点を当て、近代が宗教にどのような影響を与えたか を考察する。18・19 世紀以降、近代科学の発展と啓蒙思想は従来の宗教が提供した世 界観を相対化させ、宗教の社会における立場を大きく変化させた。多くの人は近代化が 進むにつれて宗教の消滅さえ予言していたが、宗教はさまざまな形で新しい環境に合わ せながら現存している。この授業では、まず近代(モダニティ)という時代はどのよう な特徴を持っているかを検討してから、近代の重要な構成要素である近代自然科学、ナ ショナリズム、世俗主義と宗教との関係を紹介し、宗教の近代に対する反応の多様性に 注目する。本演習は、学生が調査テーマを選び、自主的にそれについて調べ、その結果 を毎学期一回授業中の発表で報告して、他の参加者と議論をする。
  • 宗教学演習II, 2022, 本演習は「近代」という時代に焦点を当て、近代が宗教にどのような影響を与えたか を考察する。18・19 世紀以降、近代科学の発展と啓蒙思想は従来の宗教が提供した世 界観を相対化させ、宗教の社会における立場を大きく変化させた。多くの人は近代化が 進むにつれて宗教の消滅さえ予言していたが、宗教はさまざまな形で新しい環境に合わ せながら現存している。この授業では、まず近代(モダニティ)という時代はどのよう な特徴を持っているかを検討してから、近代の重要な構成要素である近代自然科学、ナ ショナリズム、世俗主義と宗教との関係を紹介し、宗教の近代に対する反応の多様性に 注目する。本演習は、学生が調査テーマを選び、自主的にそれについて調べ、その結果 を毎学期一回授業中の発表で報告して、他の参加者と議論をする。
  • 仏教文化研究I, 2022, 悟りを得、この世を超越し、涅槃に入ることを最終的な理想とする仏教は、その一方で歴史的な現実としては、さまざまな社会的団体あるいは政治勢力と何らかの関係を結ばざるを得なかった。その上、国家などの政治勢力との関係は必ずしも固定的ではなく、場所と時代によって協力的、抵抗的、消極的などさまざまな態度を取ることがあった。本授業は仏教を政治勢力との具体的な関係を通じて理解することを目的とし、その事例として、日本仏教の歴史を6世紀から19世紀まで講義する。また、国家との関係のみならず、仏教と社会との関わり方、そして仏教がざまざまな形で人々に提供してきた救済のあり方も検討する。
  • 仏教文化研究II, 2022, 前期において、日本史における仏教と王権、そして仏教と社会の変化し続けてきた関係を戦前まで確認したが、後期の授業では、この眼差しを現代アジアの諸国に移す。上座部、密教、大乗という仏教内部の流派による分類のみならず、仏教は異なる政治的・社会的環境の中で、異なる形を取って存在しており、非常に多様な宗教現象である。本授業は特に政教関係と社会参加という二つのテーマに注目しながら、日本仏教を含めたアジアの代表的な仏教伝統を紹介する。また、仏教はさまざまな場において、紛争、ジェンダー、社会の変貌などの課題にいかに取り組んでいるかについても検討する。
  • 仏教文化研究, 2022, 前期:悟りを得、この世を超越し、涅槃に入ることを最終的な理想とする仏教は、その一方で歴史的な現実としては、さまざまな社会的団体あるいは政治勢力と何らかの関係を結ばざるを得なかった。その上、国家などの政治勢力との関係は必ずしも固定的ではなく、場所と時代によって協力的、抵抗的、消極的などさまざまな態度を取ることがあった。本授業は仏教を政治勢力との具体的な関係を通じて理解することを目的とし、その事例として、日本仏教の歴史を6世紀から19世紀まで講義する。また、国家との関係のみならず、仏教と社会との関わり方、そして仏教がざまざまな形で人々に提供してきた救済のあり方も検討する。||後期:前期において、日本史における仏教と王権、そして仏教と社会の変化し続けてきた関係を戦前まで確認したが、後期の授業では、この眼差しを現代アジアの諸国に移す。上座部、密教、大乗という仏教内部の流派による分類のみならず、仏教は異なる政治的・社会的環境の中で、異なる形を取って存在しており、非常に多様な宗教現象である。本授業は特に政教関係と社会参加という二つのテーマに注目しながら、日本仏教を含めたアジアの代表的な仏教伝統を紹介する。また、仏教はさまざまな場において、紛争、ジェンダー、社会の変貌などの課題にいかに取り組んでいるかについても検討する。
  • Japan Studies, 2023
  • Japan Studies, 2023
  • 英語Ⅲ(神道英語を学ぶ), 2023
  • 英語Ⅳ(神道英語を学ぶ), 2023
  • 東アジア文化研究I, 2023
  • 東アジア文化研究II, 2023
  • 世界宗教文化論I, 2023
  • 世界宗教文化論II, 2023
  • 宗教学演習I, 2023
  • 宗教学演習II, 2023
  • 仏教文化研究I, 2023
  • 仏教文化研究II, 2023
  • 仏教文化研究, 2023
  • Japan Studies, 2023, -This course will follow a thematic approach in order to investigate how religion is located within modern and contemporary Japanese society. Particular attention is paid to the interaction be tween religion and wider society as well as politics and the wider historical dynamics that shape these relationships.
  • Japan Studies, 2023, -Following a roughly chronological approach, this course will sketch out the key features and elements of Japanese religiosity in the pre-modern period. it will cover worship of indigenous deities (kami), the introduction of continental traditions such as Buddhism and Confucianism into Japanese religious culture and systems of salvation and ritual. Attention will also be paid to the historic shifts in Japanese religious life and the changing relationship between its constituent parts.
  • 英語Ⅲ(神道英語を学ぶ), 2023, -日本と密接な関係を持つ神道文化は、外国語とは縁遠いように思われがちである。だが日本を訪問する外国人には、神社を参拝する人も多い。海外神社も存在しているし、日本発のポップカルチャーなどに登場する神社に関心を持つ人も増えている。日本語使用者以外に対する、社頭での神社案内、祭神の説明などは、今後ますます必要とされるであろう。| このコースは、一般的な英語学習の対象とならない神社社頭の会話、境内の案内板の書き方、神道・神社に特有な語彙や考え方、会話パターン等の修得を目的とする。基礎からはじまり応用まで、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 英語Ⅳ(神道英語を学ぶ), 2023, -日本と密接な関係を持つ神道文化は、外国語とは縁遠いように思われがちである。だが日本を訪問する外国人には、神社を参拝する人も多い。海外神社も存在しているし、日本発のポップカルチャーなどに登場する神社に関心を持つ人も増えている。日本語使用者以外に対する、社頭での神社案内、祭神の説明などは、今後ますます必要とされるであろう。| このコースは、一般的な英語学習の対象とならない神社社頭の会話、境内の案内板の書き方、神道・神社に特有な語彙や考え方、会話パターン等の修得を目的とする。基礎からはじまり応用まで、正確な応答できるようになることを目指す。
  • 東アジア文化研究I, 2023, -本授業では前近代の中国宗教をさまざまな角度から紹介し考察する。宗教を広い定義で捉え、一つの統一された物語を紹介するより、教員にとって代表的なトピックや課題をセレクトして紹介する。その上では、仏教も中国宗教における重要な構成要素であるが、ここでは中国の宗教思想の主な流れをなしている儒教と道教に注目しながら、民間信仰、「邪教」とされる信仰や怪異などの周辺の現象も視野に入れる。
  • 東アジア文化研究II, 2023, -本授業では近現代の中華世界における宗教をさまざまな現象を通じて検討する。本授業において、主には漢民族の宗教文化に注目し、それを中華民国、中華人民共和国、東南アジアの華僑というパースペクティブから考察する。前期と同様に、特に政治、国家や社会との関わりを中心として紹介するが、周縁の現象も紹介する。
  • 世界宗教文化論I, 2023, -宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教、という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。後期の授業では、一神教の誕生を確認した上で、中東地域に注目して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を取り上げる 。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。
  • 世界宗教文化論II, 2023, -宗教テロ、中東と東南アジアにおける民族紛争、アメリカ合衆国における教育とキリスト教の論争 —— 各メディアで海外ニュースを見ると、宗教絡みの報道が溢れている。近年、すでに世界情勢を宗教抜きに理解することはできなくなっていると言ってよいほどである。また、文学や映画も、宗教についての描写が理解できないと、作品そのものが理解できないことがある。これらの報道や描写を正しく理解するためには、関連する宗教の起源、主な思想や歴史発展などの背景知識が求められる。|『世界宗教文化論』は前期と後期を通して、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、シク教という現代世界における主な宗教伝統に焦点を当てる。前期の授業では、近代的な宗教概念を確認した上で、南アジアに注目して、ヒンドゥー教、仏教、シク教を取り上げる。各伝統の紹介では、それぞれの宗教の歴史的成立過程を中心として、その基本的な考え方と歴史的な展開を紹介する。また、代表的な事例を通じて、それぞれの宗教伝統が現代世界に対して及ぼしている影響を確認する。
  • 宗教学演習I, 2023, -本演習は「近代」という時代に焦点を当て、近代が宗教にどのような影響を与えたか を考察する。18・19 世紀以降、近代科学の発展と啓蒙思想は従来の宗教が提供した世 界観を相対化させ、宗教の社会における立場を大きく変化させた。多くの人は近代化が 進むにつれて宗教の消滅さえ予言していたが、宗教はさまざまな形で新しい環境に合わ せながら現存している。この授業では、まず近代(モダニティ)という時代はどのよう な特徴を持っているかを検討してから、近代の重要な構成要素である近代自然科学、ナ ショナリズム、世俗主義と宗教との関係を紹介し、宗教の近代に対する反応の多様性に 注目する。本演習は、学生が調査テーマを選び、自主的にそれについて調べ、その結果 を毎学期一回授業中の発表で報告して、他の参加者と議論をする。
  • 宗教学演習II, 2023, -本演習は「近代」という時代に焦点を当て、近代が宗教にどのような影響を与えたか を考察する。18・19 世紀以降、近代科学の発展と啓蒙思想は従来の宗教が提供した世 界観を相対化させ、宗教の社会における立場を大きく変化させた。多くの人は近代化が 進むにつれて宗教の消滅さえ予言していたが、宗教はさまざまな形で新しい環境に合わ せながら現存している。この授業では、まず近代(モダニティ)という時代はどのよう な特徴を持っているかを検討してから、近代の重要な構成要素である近代自然科学、ナ ショナリズム、世俗主義と宗教との関係を紹介し、宗教の近代に対する反応の多様性に 注目する。本演習は、学生が調査テーマを選び、自主的にそれについて調べ、その結果 を毎学期一回授業中の発表で報告して、他の参加者と議論をする。
  • 仏教文化研究I, 2023, -悟りを得、この世を超越し、涅槃に入ることを最終的な理想とする仏教は、その一方で歴史的な現実としては、さまざまな社会的団体あるいは政治勢力と何らかの関係を結ばざるを得なかった。その上、国家などの政治勢力との関係は必ずしも固定的ではなく、場所と時代によって協力的、抵抗的、消極的などさまざまな態度を取ることがあった。本授業は仏教を政治勢力との具体的な関係を通じて理解することを目的とし、その事例として、日本仏教の歴史を6世紀から19世紀まで講義する。また、国家との関係のみならず、仏教と社会との関わり方、そして仏教がざまざまな形で人々に提供してきた救済のあり方も検討する。
  • 仏教文化研究II, 2023, -前期において、日本史における仏教と王権、そして仏教と社会の変化し続けてきた関係を戦前まで確認したが、後期の授業では、この眼差しを現代アジアの諸国に移す。上座部、密教、大乗という仏教内部の流派による分類のみならず、仏教は異なる政治的・社会的環境の中で、異なる形を取って存在しており、非常に多様な宗教現象である。本授業は特に政教関係と社会参加という二つのテーマに注目しながら、日本仏教を含めたアジアの代表的な仏教伝統を紹介する。また、仏教はさまざまな場において、紛争、ジェンダー、社会の変貌などの課題にいかに取り組んでいるかについても検討する。
  • 仏教文化研究, 2023, 前期:悟りを得、この世を超越し、涅槃に入ることを最終的な理想とする仏教は、その一方で歴史的な現実としては、さまざまな社会的団体あるいは政治勢力と何らかの関係を結ばざるを得なかった。その上、国家などの政治勢力との関係は必ずしも固定的ではなく、場所と時代によって協力的、抵抗的、消極的などさまざまな態度を取ることがあった。本授業は仏教を政治勢力との具体的な関係を通じて理解することを目的とし、その事例として、日本仏教の歴史を6世紀から19世紀まで講義する。また、国家との関係のみならず、仏教と社会との関わり方、そして仏教がざまざまな形で人々に提供してきた救済のあり方も検討する。||後期:前期において、日本史における仏教と王権、そして仏教と社会の変化し続けてきた関係を戦前まで確認したが、後期の授業では、この眼差しを現代アジアの諸国に移す。上座部、密教、大乗という仏教内部の流派による分類のみならず、仏教は異なる政治的・社会的環境の中で、異なる形を取って存在しており、非常に多様な宗教現象である。本授業は特に政教関係と社会参加という二つのテーマに注目しながら、アジアの代表的な仏教伝統を紹介する。また、仏教はさまざまな場において、紛争、ジェンダー、社会の変貌などの課題にいかに取り組んでいるかについても検討する。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • 日本近代仏教史研究会, 2013年04月01日
  • American Academy of Religion (AAR), 2015年04月01日
  • Association for Asian Studies (AAS), 2011年11月01日
  • 日本宗教学会, 2006年04月01日