崇神紀祭祀記事の意味するもの-疫病の克服と国家の成立-, 谷口 雅博, 『上代文学』, 128号, 30, 44, 2022年04月30日, 上代文学会
研究ノート:大碓命は小碓命に殺害されたのか, 谷口 雅博, 『上代文学研究論集』, 6号, 54, 68, 2022年03月10日, 國學院大學 上代文学研究室
香山と比婆山, 谷口雅博, 『上代文学研究論集』, 5, 1, 16, 2021年03月10日, 國學院大學上代文学研究室
イザサの小浜とタギシの小浜-葦原中国平定神話の地名-, 谷口雅博, 『古代文学』, 60, 57, 68, 2021年03月01日, 古代文学会
『日本書紀』の素戔嗚尊, 谷口雅博, 『國學院雜誌』, 121, 11, 186, 201, 2020年11月15日, 國學院大學
『古事記』天皇御代替わりの記載形式, 谷口雅博, 『國學院雜誌』, 120巻, 11号, 43, 59, 2019年11月15日, 國學院大學
アメノヒホコ伝説をめぐって, 谷口雅博, 『古事記學』, 5, 151, 166, 2019年03月10日, 國學院大學研究開発推進機構古事記学センター
『古事記』天孫降臨神話の文脈, 古代文学と隣接諸学10『「記紀」の可能性』(瀬間正之編), 427, 449, 2018年04月02日, 竹林舎
旅ー『万葉集』挽歌の「旅人」ー, 吉田修作編『ことばの呪力ー古代語から古代文学を読むー』, 180, 193, 2018年03月25日, おうふう
『出雲国風土記』「古老伝云」の内と外, 谷口 雅博, 『日本文学』, 66巻5号, 2, 11, 2017年05月10日, 日本文学協会, 『出雲国風土記』には「古老伝云」で始まる記事が十六例ある。この十六例と、それ以外の多くの記事との間に内容上・性質上の差異があるかどうか、これまで明らかにされてきてはいない。本稿では大原郡の記事における古老系と非古老系の差異について検討し、古老系が土地に固有の、中央側の認識していない伝えを記載するものであるのに対し、非古老系は中央神話と関連するもの、または既に中央側に認識されている記事である可能性について論じた。
『肥前国風土記』佐嘉郡郡名起源説話の特質-異伝記載の意図を考える-, 『萬葉語文研究』, 第12集, 27, 50, 2017年03月30日, 和泉書院
『古事記』における「黄泉国」の位置づけ, 『古事記學』, 第3号, 137, 153, 2017年03月10日, 國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター
『古事記』八岐大蛇退治神話の空間認識-地名から考える-, 『上代文学研究論集』, 第1号, 73, 86, 2017年03月10日, 國學院大學上代文学研究室
古事記の世界認識-交錯する神の世界と人の世界-, 『東アジア文化研究』, 第2号, 1, 15, 2017年02月20日, 國學院大學大学院文学研究科
『古事記』『日本書紀』の「角鹿」の位置付け, 季刊『悠久』, 147, 24, 36, 2016年10月20日, おうふう
仁徳記53番歌と国生み神話, 季刊『悠久』, 146, 56, 65, 2016年08月20日, おうふう
地名起源説話と土地の言葉, 『古代文学』, 55号, 2016年03月01日, 古代文学会
大国主神の「亦名」記載の意義, 『論集上代文学』, 第37冊, 2016年01月31日, 萬葉七曜会
ほんとうに和銅五年に誕生したのか, 『古代史研究の最前線 古事記』, 2015年05月25日, 洋泉社
『古事記』における神と人, 明日香風, 133, 2015年01月01日, 古都飛鳥保存財団
『肥前国風土記』弟日姫子説話考-異類婚姻譚と歌-, 『國學院雜誌』, 115巻10号, 2014年10月15日, 國學院大學
崇神天皇, 『歴史読本』, 58巻4号, 78, 83, 2013年04月01日, 新人物往来社
『古事記』上巻・出雲系系譜記載の意義, 「古事記」編纂1300年に寄せて『日本神話をひらく』第九回日本文学国際会議, 192, 210, 2013年03月31日, フェリス女学院大学
古事記の成立を考える, 國學院大學創立130周年記念事業 文学部企画 学術講演会・シンポジウム報告書, 8, 19, 2013年03月01日, 國學院大學 文学部
『古事記』神話の中の災害-災いをもたらすモノ-, 季刊『悠久』, 129号, 23, 36, 2013年01月25日, おうふう
『出雲国風土記』の声と語り, 語りの講座『昔話の声とことば』, 208, 235, 2012年12月19日, 三弥井書店
『古事記』「祖」字の用法, 『國學院雑誌』, 112巻11号, 110, 122, 2011年11月15日, 國學院大學
「風土記」の異類婚-始祖を語る〈型〉-, 『古代文学』, 50, 38, 44, 2011年03月01日, 古代文学会
「『日本書紀』の応神天皇像」, 季刊『悠久』, 121号, 42, 54, 2010年08月30日, おうふう
「『常陸国風土記』国名起源説話考」, 『國學院雜誌』, 111巻7号, 1, 13, 2010年07月15日, 國學院大學
「王権伝承と歴史叙述」, 『躍動する日本神話』, 94, 109, 2010年05月06日, 森話社
「民間神話と伝説・昔話」, 『躍動する日本神話』, 204, 219, 2010年05月06日, 森話社
「神武東征」, 『歴史読本』, 55巻4号, 158, 163, 2010年04月01日, 新人物往来社
「『常陸国風土記』香島郡「事向」の文脈」, 青木周平先生追悼『古代文芸論叢』, 413, 425, 2009年11月11日, 青木周平先生追悼論文集刊行会
「『出雲国風土記』楯縫郡・神名樋山条-神の発話内容を考える-」, 『日本文学』, 58巻11号, 70, 74, 2009年11月10日, 日本文学協会
「『出雲国風土記』地名起源記事の文体-〈秋鹿郡〉を中心に-」, 『風土記の表現-記録から文学へ-』, 131, 148, 2009年07月01日, 笠間書院, 『出雲国風土記』の地名起源説話は、その殆どが神との関わりにおいて説かれる点に特質がある。本論では、それらの説話を「神坐型」と「神詔型」に分類し、それぞれの特質について検討した。具体的にどの言葉がどのように地名に繋がるかということのみではなく、神の名を地名に付けると言うこと、或いは神が発した言葉を由来とすることそれ自体が大きな意味を持つという点について確認すると共に、そうした由来語りの基準として、秋鹿郡の記事があったのではないかと論じた。
「「木の国」の神話」, 『古代文学』, 48号, 53, 58, 2009年03月01日, 『古事記』の大国主神の国譲り神話は、大国主神の鎮座する神殿造営という要素が大きな位置を占めている。これまで指摘されていなかったが、稲羽の素兔の神話から根之堅州国訪問神話に至る話の中にも、神殿造営を意識した表現が各所に配置されていると読むことが出来る。本稿は、「木」の国から「根」の国へという展開を中心に、意図的に文字(漢字)に様々な意味を暗示させつつ神話を展開していくという、「書く」神話の特質について論じたものである。
「『常陸国風土記』多珂郡「サチ争い」説話の意義」, 菅野雅雄博士喜寿記念『記紀・風土記論究』, 462, 477, 2009年03月01日, おうふう, 『常陸国風土記』多珂郡に記された、倭武天皇と橘皇后との山海のサチ争い説話記載の意義について論じた。この説話はヤマト朝廷側による常陸国掌握を語る『常陸国風土記』全体の意図の中で、海の霊力を具えた橘皇后による海のサチの獲得を語ることで、常陸世界の掌握を示しているものと見られる。『常陸国風土記』の倭武天皇記事の最後にこの話を配列している点に、書としての構成意識が見られる点とあわせて、『常陸国風土記』の作品世界を考える意味において重要な記事であることを論じた。
『出雲国風土記』楯縫郡・神名樋山条 : 神の発話内容を考える(読む), 谷口 雅博, 日本文学, 58, 11, 70, 74, 2009年, 日本文学協会
「さぶ」, 近藤信義編『修辞論』, 349, 356, 2008年12月01日, おうふう
「物部麁鹿火」, 『歴史読本』, 53巻11号, 122, 127, 2008年11月01日
『古事記の表現と文脈』(博士論文), 2008年11月01日, おうふう
「『出雲国風土記』の「御祖命」-仁多郡三津鄕を中心に-」, 『かぎろひ』, 創刊号, 54, 65, 2008年09月01日
「三種の神器(『古事記』の研究から考える)」, 『歴史読本』, 53巻6号, 112, 117, 2008年06月01日
「近世の『日本書紀』研究」, 『歴史読本』, 52巻14号, 92, 99, 2007年12月01日
「謀反を知らせる歌-タケハニヤスの反乱(崇神記・紀)より-」, 『日本文学』, 56巻5号, 13, 21, 2007年05月01日
謀反を知らせる歌 : タケハニヤスの反乱(崇神記・紀)より(<特集>古代文学における<風聞>), 谷口 雅博, 日本文学, 56, 5, 13, 21, 2007年, 日本文学協会, 『古事記』『日本書紀』の崇神天皇条に記載されたタケハニヤスの反乱の物語における予兆の歌を取り上げ、その記載意義を、それぞれの文脈の中に位置付けて解釈を試みた。より直接的な意味を示す歌で天皇に向けて反乱を警告する『古事記』に対し、『日本書紀』は意図的に歌と物語との間に隙間を作り、謎かけの要素を持たせるという方法を取っている。その違いは主に「姫遊びすも」という詞章の有無によると見ることが出来る。
「番能邇邇藝命」, 『歴史読本』, 51巻12号, 150, 158, 2006年09月01日
「『播磨国風土記』の天日槍命と葦原志許乎命」, 『大美和』, 110号, 12, 19, 2006年01月01日
「神武天皇と崇神天皇」, 『國文學・解釈と教材の研究』, 51巻1号, 50, 57, 2006年01月01日
「『播磨国風土記』「一云」「一家云」の用法」, 『古代文学』, 44号, 63, 74, 2005年03月01日
「『常陸国風土記』の時代認識」, 『國語と國文學』, 81巻11号, 60, 71, 2004年11月01日
「『古事記』下巻・反逆物語の語り口」, 『東アジアの古代文化』, 120号, 67, 75, 2004年08月01日
「崇神紀・大物主神祭祀の意義」, 『大三輪』, 106号, 26, 33, 2004年01月01日
「古事記上巻抄」, 青木周平編『古事記受容史』, 173, 190, 2003年05月01日, 笠間書院
「『古事記』上巻・大穴牟遅神への「詔命」」, 菅野雅雄博士古稀記念
『古事記・日本書紀論究』, 102, 117, 2002年03月01日, おうふう
「常陸国風土記」, 『風土記を学ぶ人のために』, 217, 235, 2001年08月01日, 世界思想社
「『古事記』における「倭建命」と「倭」」, 『古代文学』, 39号, 67, 78, 2000年03月01日
「『古事記』における「告」字の用法 -上巻の構想との関わりから-」, 中村啓信先生古稀記念
『記紀万葉論攷』
, 40, 54, 2000年03月01日
「古事記神話における「国」の生成 -「国生」「国作」の意義-」, 『古事記年報』, 40号, 23, 40, 1998年01月01日
「『出雲国風土記』郡鄕名の表記意識-地名起源記事との関わりから-」, 『日本文學論究』, 55冊, 33, 44, 1996年03月01日
「古事記「天の石屋戸神話」における「詔直」の意義」, 『古事記年報』, 37号, 47, 67, 1995年01月01日
「神功皇后新羅征討伝承の神話性-表現に見る古事記の構想-」, 古事記研究大系8『古事記の文芸性』, 201, 225, 1993年09月01日, 高科書店
「鵜葺草葺不合命」, 尾畑喜一郎編『日本神話要説』, 201, 207, 1992年12月01日, おうふう
「「若くありきと吾が思わなくに」-紀117番歌における嘆きの表現」, 『美夫君志』, 45号, 44, 54, 1992年11月01日
「古事記における大物主神-その位置付けを中心として-」, 『國學院大學大学院紀要文学研究科』, 21輯, 281, 301, 1990年03月10日, 國學院大學大学院
「古事記における「詔」字の使用意識」, 『古事記年報』, 32号, 101, 123, 1990年01月28日, 古事記学会
「『常陸国風土記』記載「風俗諺」の成立」, 『日本文學論究』, 46冊, 1, 13, 1987年03月20日, 國學院大學國語國文學會