K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

下間 久美子
観光まちづくり学部 観光まちづくり学科
教授
Last Updated :2024/03/09

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    下間 久美子, シモツマ クミコ

所属・職名

  • 観光まちづくり学部 観光まちづくり学科, 教授

学歴

  • 1990年03月, 卒業, 千葉大学, 工学部建築学科
  • 1990年04月01日, 1992年03月31日, 修了, 東京大学, 大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程
  • 1992年04月01日, 1994年03月31日, 退学, 東京大学, 大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程

学位

  • 1992年03月, 修士(工学), 東京大学, 工学関係, 歴史的環境保全整備手法に関する研究-城下町村上におけるケース・スタディー
  • 1996年03月, 博士(工学), 東京大学, 工学関係, 住環境創出の指標としての歴史的建造物の保存及び活用に係る研究

職歴

  • 1994年04月, 1995年06月, 文化庁, 文化財保護部建造物課調査部門, 文部技官
  • 1995年07月, 1996年06月, 国連教育科学文化機関, 世界遺産センター, アソシエート・エキスパート
  • 1995年07月, 1995年06月, 文部省, 学術国際局国際企画課, 文部事務官
  • 1996年07月, 1997年06月, 国連教育科学文化機関, バンコク事務所, アソシエート・エキスパート
  • 1997年07月, 2001年03月, 文化庁, 文化財保護部建造物課修理企画部門, 文部技官
  • 2001年04月, 2002年03月, 文化庁, 文化財保護部建造物修理企画部門, 文化財調査官
  • 2002年04月, 2004年03月, 文化財保存修復研究国際センター, プロジェクト・マネージャー
  • 2004年04月, 2007年03月, 文化庁, 文化財部参事官(建造物担当)付整備活用部門, 文化財調査官
  • 2007年04月, 2012年03月, 文化庁, 文化財部参事官(建造物担当)付伝統的建造物群部門, 文化財調査官
  • 2012年04月, 2016年03月, 文化庁, 文化財部参事官(建造物担当)付整備活用部門, 文化財調査官
  • 2014年04月, 2017年03月, 文化庁, 伝統文化課文化財保護調整室, 文化財総合活用推進調査官
  • 2016年04月, 2017年03月, 文化庁, 文化財部参事官(建造物担当)付伝統的建造物群部門, 文化財調査官
  • 2017年04月, 2018年08月, 文化庁, 文化財部参事官(建造物担当)付伝統的建造物群部門, 主任文化財調査官
  • 2018年09月, 2022年03月, 文化庁, 文化財部記念物課文化的景観部門, 主席、主任文化財調査官

本学就任年月日

  • 2022年04月01日

研究分野

  • 都市保全(歴史的な都市、町並み、集落の保全)
  • 文化財(特に文化財建造物の防災及び活用、集落・町並みの保全、文化的景観の保全、世界遺産)

研究活動

論文

  • 「住環境創出の指標としての歴史的建造物の保存及び活用に係る研究」, 下間(栗林)久美子, 学位論文(博士), 2006年03月, ***, 戦後の国土開発や都市開発の中で、民間が所有し日常的に使用する多様で多数の歴史的建造物が文化財保護の対象に含まれる中で、保護の概念がどのように変化したかを事例に基づき考察し、景観保全の発展と相まって、住環境創出の指標としての位置づけを強くしていく過程を論じたものである。とりわけ、民家から民家群へと保護の対象が拡大され、また、市街地に残る多様な施設にも目が向けられるようになる中で、大規模な開発圧力だけではなく、使うために生じる小規模な改修要求にも対応する必要性が高まり、歴史的建造物を「守る」ことと「壊す」ことの間に多様な残し方が許容されるようになっていくこと、また、残す意義や残し方がまちづくりの方針としての性格を強めていくことに着目したもの。
  • 「飛騨古川における景観ガイドプラン策定に関する研究」, 下間(栗林)久美子、西村幸夫, 1993年度日本都市計画学会学術研究論文集, 第28巻, 241, 247, 1993年10月25日, 日本都市計画学会, 岐阜県古川市(現・飛騨市)が平成4年度に財団法人日本ナショナルトラスト(現・公益財団法人)に委託して実施した「景観ガイドプラン策定調査」で調査員として収集した情報に基づき、建築の現況、地区ごとの景観の特徴と課題、中望景観や遠望景観の特徴と課題等を明らかにし、これらを根拠に導きだせる今後の景観誘導の基本的な考え方や、地区ごとの整備の方針や課題、建築規制の在り方等についてまとめたものである。
  • 「歴史的環境保全整備手法に関する研究―城下町村上におけるケース・スタディ―」, 下間(栗林)久美子, 学位論文(修士), 1992年02月, ***, 新潟県村上市が旧武家町を対象として平成2~3年度に実施した「越後村上城下町伝統的建造物群保存対策調査」の中で、調査員として収集した情報を用いて、地割や伝統的建造物、生垣等の保存状況を明らかにし、また、景観の特徴を分析し、そこから導き出せる歴史的環境の保全整備手法を論じたものである。

Misc

  • 「文化的景観の挑戦と課題」, 下間久美子, 造景2022, 18, 25, 2022年08月31日, 株式会社建築資料研究社
  • 「シリーズ文化財を歩く452 加賀海岸地域の海岸砂防林及び集落の文化的景観」, 下間久美子, 文部科学教育通信, №504, 52, 53, 2021年03月22日, ジアース教育新社
  • 「シリーズ文化財を歩く428 アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」, 下間久美子, 文部科学教育通信, №480, 2020年03月23日, ジアース教育新社
  • 「シリーズ文化財を歩く411 宇和海狩浜の段畑と農漁村景観」, 下間久美子, 文部科学教育通信, №462, 44, 45, 2019年06月24日, ジ アース教育新社
  • 「シリーズ文化財を歩く400 智頭の林業景観」, 下間久美子, 文部科学教育通信, №451, 44, 45, 2019年01月14日, ジ アース教育新社
  • 「伝統的建造物群保存地区の保存とまちづくり」, 下間久美子, 都市と交通, 105号, 6, 7, 2017年02月28日, 公益社団法人日本交通計画協会
  • 「NPOと文化財、歴史と文化を地域の元気に!」, 文化庁文化財部参事官(建造物担当)整備活用部門(文責:下間久美子), 月刊文化財, №632, 6, 9, 2016年05月01日, 文化庁監修・第一法規株式会社発行
  • 巻頭論文「国際専門家会合『文化遺産と災害に強い地域社会』の背景、目的、成果」, 下間久美子, 第3回国連防災世界会議の枠組みにおける国際専門家会合「文化遺産と災害に強い地域社会」報告書, 1, 8, 2016年03月, 独立行政法人国立文化財機構
  • 「第三回国連防災世界会議の枠組みにおける国際専門家会合“文化遺産と災害に強い地域社会”について」, 下間久美子, 月刊文化財, 36, 39, 2015年07月01日, 文化庁監修・第一法規株式会社発行
  • 「文化財(建造物)保存活用計画の策定について 」, 下間久美子, 月刊文化財, 38, 45, 2014年04月01日, 文化庁監修・第一法規株式会社発行
  • 「NPO等による文化財建造物の管理活用事業 気仙沼市内湾地区の国登録文化財群の復興プロジェクト」, 下間久美子, 月刊文化財, 49, 51, 2013年11月01日, 文化庁監修・第一法規株式会社発行
  • 「重要伝統的建造物群保存地区の災害復旧」, 文化庁文化財部参事官(建造物担当)伝統的建造物群部門(文責:下間久美子), 月刊文化財, №583, 47, 50, 2012年04月01日, 文化庁監修・第一法規株式会社発行
  • 「伝建地区制度をより良く活用するために」, 文化庁文化財部参事官(建造物担当)伝統的建造物群部門(文責:林良彦、下間久美子、清永洋平), 月刊文化財, №559, 8, 15, 2010年04月01日, 文化庁監修・第一法規株式会社発行
  • 「第31回世界遺産委員会の概要」, 下間久美子, 月刊文化財, №529, 13, 18, 2007年10月01日, 文化庁監修・第一法規株式会社発行
  • 「『NPO等による文化財建造物活用の推進事業』の背景と概要」, 文化庁文化財部参事官(建造物担当)整備活用部門(文責:長尾充、下間久美子), 文化庁月報, №453, 12, 17, 2006年06月25日, 文化庁編集・株式会社ぎょうせい発行
  • 「重要文化財建造物の環境保全の取組」, 文化庁文化財部参事官(建造物担当)整備活用部門(文責:下間久美子), 文化庁月報, 12, 15, 2005年07月25日, 文化庁編集・株式会社ぎょうせい発行
  • 「登録審議にみる世界遺産の課題 」, 下間久美子, 月刊文化財, 20, 25, 2005年01月01日, 文化庁監修・第一法規株式会社発行
  • 「風景計画と文化財保護」, 下間久美子、亀井伸雄, 『日本の風景計画:都市の景観コントロール 到達点と将来展望』, 30, 56, 2003年06月30日, 西村幸夫+町並み研究会編著、学芸出版社発行
  • 連載「保存修理の社会学・2」, 【概要】を参照, 文化庁月報, №397~№402, 2001年10月25日, 文化庁編集・株式会社ぎょうせい発行, 【概要】重要文化財建造物の保存修理の課題から文化財と社会との関係性を高めていく必要を論じた連載の第二弾であり、①下間久美子「社会との共生」、②金出ミチル「アメリカの歴史保存を支える背景」、③川上利次「森林と木の文化再生」、④安藤邦廣「水辺の保全と茅葺屋根の再生」、⑤後藤治「文化財の保存活用は市民の手で」、⑥下間久美子「これからの社会を見据えて」、の6編から成る。 掲載号(年月)は№397(2001年10月)から№402(2002年3月)まで。
  • 連載「保存修理の社会学」, 【概要】参照, 文化庁月報, 2001年04月25日, 文化庁編集・株式会社ぎょうせい発行, 【概要】重要文化財建造物の保存修理の課題から文化財と社会との関係性を高めていく必要を論じた連載の第一弾であり、①下間久美子「保存修理に見出す新たな役割」、②近藤光雄「文化財修復現場の一斉公開を終えて」、③實川理「保存修理を通して地域ぐるみで文化財のあり方を考える」、④村上裕道「ヘリテージマネージャー制度」、賀古唯義「活きた芝居小屋への再生」、⑥下間久美子「社会学的考察のすすめ」、の6編から成る。 掲載号(年月)は№391(2001年4月)から№396(2001年9月)まで。
  • 「重要文化財建造物の修理ー現状と課題」, 文化庁文化財部建造物課修理企画部門(文責:下間久美子), 文化庁月報, 6, 9, 2000年06月25日, 文化庁編集・株式会社ぎょうせい発行
  • 「文化財建造物の火災とその予防」, 文化庁文化財部建造物課修理企画部門(文責:下間久美子), 文化庁月報, №376, 8, 10, 2000年01月25日, 文化庁編集・株式会社ぎょうせい発行
  • 「都市景観条例にみる歴史的資産の継承とまちづくり」, 栗林久美子, 『都市の歴史とまちづくり』, 41, 60, 1995年03月01日, 大河直躬編著・学芸出版社発行
  • 「ゆとりと潤いのあるキャンパスの創造を目指してーその素材としての文化財ー」, 文化庁文化財保護部建造物課調査部門(文責:栗林久美子), 文化庁月報, 4, 11, 1994年08月25日, 文化庁編集・株式会社ぎょうせい発行

著書等出版物

  • 『観光まちづくりの展望 地域をみつめ、地域を動かす』, 西村幸夫+國學院大學地域マネジメント研究センター編著, 学芸出版社, 2024年02月29日
  • 共訳『建築・都市遺産の防災指針―世界文化遺産のためのマネジメント・マニュアル』, 益田兼房、下間久美子、西和彦、福島綾子, アルヒーフ, 2008年03月01日, 原作は“RISK PREPAREDNESS: A management manual for World Cultural Heritage”(ハーブ・ストーベル著、1998、 ICCROM)で、文化遺産のマネジメント・プロセスで防災の課題に対処する重要性が高まってきたこと、保存のより広い分野で予防的取り組みに力が注がれる傾向が強くなってきたこと等を受けて、世界遺産のマネジメント・マニュアルの一つとして建築や都市の防災の基本的な考え方や事例をまとめた手引書である。 益田兼房の監修の下、下間久美子が第1~5章、西和彦が第6~8章、福島綾子が第9~12章の翻訳を行った。また、巻末には下間久美子が「翻訳者あとがき」として著者ハーブ・ストーベル氏について紹介をしている。
  • 『日本の美術第472号 長崎居留地』, 下間久美子, 至文堂, 2005年08月01日, 本書は「日本の近代都市シリーズ」を構成する一冊であり、長崎居留地を取り上げたものである。文化遺産に内在する生活的要素(living aspects of heritage)と生活環境に内在する文化的要素(heritage components in a living environment)の両方を認識しながら、文化遺産を都市生活の中で楽しみ、次世代に継承しようとする考え方を「living heritage approach」として位置づけ、長崎居留地の発展の経緯を辿る中で、このアプローチの意義について考察している。補章では、ICCROMで担当したリビング・ヘリテージ・サイト・プログラムを紹介しながら、「living heritage approach」について補足的に解説している。
  • 共訳『ペナン 都市の歴史』, 下間(栗林)久美子、山内奈美子, 学芸出版社, 1996年03月10日, 原作は“OLD PENANG”(サリーナ・ヘイズ・ホイト著, 1991, Oxford University Press)であり、ペナンの都市やそこでの生活の特徴や特性を、その歴史的背景を踏まえながら紹介したものである。栗林久美子(現・下間久美子)と山内奈美子の共訳になり、前者が第1章から第4章、後者が第5章から第7章を翻訳した。

その他

  • 【事業名称】第三回国連防災世界会議の枠組みにおける国際専門家会合「文化遺産と災害に強い地域社会」、【開催】2015年3月11日〜17日、, 【業績概要】UNESCOおよびICCROM、文化庁、独立行政法人国立文化財機構が、ICOMOS−ICORP(国際記念物会議防災国際学術委員会)および ICOM-DRTF(国際博物館会議災害救援タスクフォース )等の協力を得て、2015年3月11日〜17日に、東京都港区および宮城県仙台市で開催した国際専門家会合である。 災害に強い地域社会の確実な構築のために文化遺産及び文化の果たす役割を確認し、防災全体の枠組みの中に文化遺産防災を的確に位置付けることを目的とするもので、中核となる東京戦略会議(3月11─13日)には、世界各地域のから50名以上の専門家が出席した。また、一部は、 第3回国連防災世界会議本体会議テーマ別会合「災害に強い文化遺産」(3月15日)としてUNISDR、 UNESCO、ICCOM、ICOMOS-ICORP、文化庁、国立文化財機構が共同で開催した。 この会議開催における日本の連絡窓口として、国際機関や関係省庁、出席者等との連絡調整にあたると共に、会議の司会、「国際専門家会合『文化遺産と災害に強い地域社会』勧告 」の作成、報告書(和文、英文)の監修等を担った。
  • 【事業名称】ICCROM Living Heritage Site Programme (LHSP:イクロム・リビング・ヘリテージ・サイト事業)における専門家会合、【参加期間】2002年4月~2004年3月、, 【業績概要】アジアでは保存技術を有した専門家は育ちつつあるものの、計画的な管理の実践にまで至ってはおらず、また、保存のための伝統的な技能が残ってはいるものの、後継者の育成や資材供給の仕組みが失われつつあることが課題であった。LHSPは、これらの課題に対応するため、東南アジア及び南アジアを主対象とし、地域に根ざした文化遺産の継承のあり方を検討するために2002年より開始されたICCROMのプロジェクトである。 そのキックオフとして、(a)課題、(b)協力者、(c)事業目標達成のための戦略及び具体的取り組み、等を具体的に認識することを目的として、2005年9月(SARSの流行により2002年12月から延期)に開催された専門家会合の企画・運営・報告書作成を担当した。
  • 【事業名称】UNESCO-ICCROM Asian Academy for Heritage Management (AAHM: ユネスコ・イクロム遺産管理のためのアジアンアカデミー)第1回実地研修、【参加期間】2002年4月~2003年12月、, 【業績概要】AAHMは、UNESCOバンコク事務所とICCROMの支援によって平成13年に設立されたアジア太平洋地域の教育機関のネットワークであり、研修、調査研究、情報共有等を通じて、文化遺産の管理に係る専門的資質の向上を図ることを目的とする。ICCROMのプロジェクト・マネジャーとしてこの設立に携わると共に、UNESCOバンコク事務所、香港大学、マカオ旅游学院等と協力し、平成13年12月に開催された第1回実地研修(於:中華人民共和国マカオ特別行政区)のカリキュラム開発を行い、講師としてこれに参加した。
  • 【事業名称】文化庁アジア・太平洋地域文化財建造物保存修復協力事業 「ブータンの歴史的建造物に係る保存修復協力事業」、【参加期間】1998年4月~2000年3月、, 【業績概要】ブータン王国の依頼に基づき平成4年度~同14年度に行われた文化庁アジア・太平洋地域文化財建造物保存修復協力事業で、ブータンの文化財担当職員を招聘し、また日本の専門家を派遣し、相手国の専門家育成に協力を行ったものである。事業は第1期(予備調査:平成4~7年)、第2期(本調査:平成8~10年)、第3期(フォローアップ:平成11~13年)に区分して実施された。
  • 【事業名称】Wat Phu Project (Lao PDR)、ワット・プー事業(ラオス人民民主主義共和国)、【参加期間】1996年07月~1997年06月、, 【業績概要】ワット・プーは、ラオス南部に所在するクメール文化の影響を見せるヒンドゥー教寺院の遺跡である。ユネスコ・バンコク事務所に在勤中、日本国、イタリア国のそれぞれが拠出するユネスコ信託基金により実施された2件のワット・プー事業を担当し、現地の保存管理体制の構築を支援すると共に、保存対策検討のための連絡調整全般を担った。 成果としてまとめられた”Zoning and Environemental Management Plan for the Preservation of Wat Phu site (ワット・プー遺跡の保存のためのゾーニング及び環境管理計画)”は、平成13年に本遺跡が世界遺産登録された際の申請書類の一部を成す。

教育活動

担当授業

  • 導入ゼミナール, 2022, 1年次前期の必修となる本科目では、観光まちづくり学部での学習を始めるにあたり、大学における主体的な学修の方法を理解し、基礎的な学修能力を身につけることを目的とする。|具体的には、初歩的なアカデミックスキルとして、文献検索・引用の作法や、論理的な記述方法に基づいたレポートの作成方法を修得する。また、 他者と協働して課題に取り組むためのディスカッションやプレゼンテーシ ョンの作法について、観光やまちづくりにかかわる課題を通して実践的に身につける。
  • 基礎ゼミナールA, 2022
  • 地域遺産論, 2023
  • 導入ゼミナール, 2023
  • 基礎ゼミナールA, 2023
  • 地域遺産論, 2023, 本講義においては、地域の気候風土や歴史の中で、その土地の人々が絶えず発展させてきた価値や信仰、知識や技術、伝統等を包括的に表す環境を「地域遺産」と捉える。|この視点に基づき読み解く地域遺産の特徴や特性とは何かをの読み解き方について学ぶと共に、地域遺産を構成する個々の地域資源(自然資源、有形文化資源、無形文化資源等)の位置づけについて考える。|過去から何を受け継ぎ、現代を生きる自分たちのために何を見出しかつ利用し、次世代に何を継承していくのかを思考する力を養うことが、本講義の目的であるが、併せて日本における歴史的・伝統的な都市・町並み・集落の特徴、住宅の形式や意匠等に係る基礎知識の習得を目指すものである。|
  • 導入ゼミナール, 2023, 1年次前期の必修となる本科目では、観光まちづくり学部での学習を始めるにあたり、大学における主体的な学修の方法を理解し、基礎的な学修能力を身につけることを目的とする。|具体的には、初歩的なアカデミックスキルとして、文献検索・引用の作法や、論理的な記述方法に基づいたレポートの作成方法を修得する。また、他者と協働して課題に取り組むためのディスカッションやプレゼンテーシ ョンの作法について、観光やまちづくりにかかわる課題を通して実践的に身につける。
  • 基礎ゼミナールA, 2023, 本科目は1年次後期に開講する少人数制の選択科目のゼミナールである。担当教員が専門分野に従って提示する課題の中から2つに取り組むことで、観光まちづくりに関連する各専門分野のより個別的な内容にふれるとともに、観光まちづくりへの多様なアプローチを実践的に学んでいく。また、導入ゼミナールで身につけたアカデミックスキルを実際の研究やプロジェクトに近い形で活用する。|本科目の履修を通して、自らの興味・関心を観光まちづくりの関連分野でどのように位置づけ、掘り下げていくことができるのかを考える。

学外活動

学外委員等活動

  • 2023年03月11日, 一般社団法人日本イコモス国内委員会, 理事/副委員長(2022年3月~現在に至る)
  • 2024年01月30日, 姫島村文化財保存活用地域計画協議会, 委員(2024年1月30日~現在に至る)
  • 2023年07月10日, 葛飾柴又の文化的景観保存・活用推進委員会, 委員(2023年度~現在に至る)
  • 2023年06月01日, 犬山市歴史まちづくり協議会(2023年度~現在に至る), 委員
  • 2023年05月25日, 東京都建設局, 都立日比谷公園旧公園資料館等保存・活用事業事業者審査委員会委員(2023年度)
  • 2023年05月01日, 美濃市, 美濃市歴史まちづくり協議会委員(2023年度~現在に至る)
  • 2023年01月31日, 姫島村文化的景観整備活用委員会, 委員(2022年度~現在に至る)
  • 2022年12月06日, 犬山市歴史まちづくり協議会専門部会, 委員(2022年度~現在に至る)

社会貢献活動

  • X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏 #58「石見銀山」, BS-TBS, 2024年01月15日
  • 令和5年度第5回長崎学ネットワーク会議公開学習会, 長崎学ネットワーク会議, 2024年01月10日
  • ACCU文化遺産に関わる国際会議2023 アジア太平洋地域における文化財防災の現状と課題(Ⅲ)災害へのレジリエンスを高めるための減災の取り組みと事前の備え, 公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター, 2023年12月12日, 2023年12月13日
  • 第26回“城下町松代”街なみ景観賞 表彰式 まちづくり講演会, 長野商工会議所松代支部・松代中心市街地活性化協議会, 2023年11月22日
  • 令和5年文化財マネジメント職員養成研修, 文化庁, 2023年11月08日
  • 令和5年度全国伝統的建造物群保存地区協議会 北海道・東北地区まちなみ保存講演会(ブロック研修会), 福島県喜多方市, 2023年10月19日
  • おおいた姫島・おおいた豊後大野ジオパーク認定10周年記念イベント, 大分県, 2023年10月15日
  • シンポジウム「つなげ!えひめの文化財」, 愛媛県, 2023年10月01日, ・基調講演「知って、まもって、活かしてつなぐ-みんなのたからが文化財-」 ・パネルディスカッション司会
  • JIA再生部会公開セミナー「日本は文化的景観を受け止められるか」, 2023年09月20日, 講演「日本は文化的景観を受け止められるか」 文化的景観は、使いながら建物を守る、観光で祭りを守る、創意工夫で食文化を継承する等、いわゆるリビングヘリテージの複合体のような文化財である。そのため、何を守っているのか曖昧で、守り方も不明瞭で、巷では「わかりにくい文化財」と言われることもある。 しかし、登録有形文化財は如何に守り得るか(平成 8 年~)、文化財保存活用地域計画に基づき「地域社会総がかり」での継承を如何に推進し得るか(平成 30 年~)、登録文化財制度を用いて無形の文化財を如何に伝えていくか(令和 3 年~)等、いずれも根底にある問題は文化的景観と同じである。 文化財としての「真正さ」と、居住環境に向き合う「真剣さ」、その両側面を満たす「良い現状変更」があるということに、社会的コンセンサスを築き上げていく必要があるのではないだろうか。文化的景観制度の運用状況を通して、現在の文化財保護の課題を考えてみたい。
  • 2023信州歴史町並みフォーラム in 妻籠, 2023年09月10日
  • 立教大学文学部史学科日本史専修演習講義, 2023年06月25日
  • 令和4年度文化財マネジメント職員養成研修(後期), 文化庁, 2023年02月01日
  • 浮羽まるごと博物館「歴史的環境を活かしたまちづくり」講演会+座談会, 浮羽まるごと博物館協議会, 2023年01月29日
  • 全国フットバスの集い2022 in うすき フットバスフォーラム, 臼杵フットパス推進実行委員会, 2022年10月29日
  • JICA 課題別研修「文化遺産を活用した持続可能な観光開発」, JICA, 2022年10月26日
  • 令和4年度文化財マネジメント職員養成研修(前期), 文化庁, 2022年09月28日
  • 石見銀山遺跡世界遺産登録15周年記念 講演会・パネルディスカッション, 大田市、大田市教育委員会, 2022年07月03日