1955年「旅欧日記」から見る謝冰心の社会的地位, 牧野格子, 國學院中國學會報, 第66輯, 2020年12月25日, 國學院大學中國學會, 2004年に発見された謝冰心の私的日記は、1955年から1990年代まで長い期間にわたるものである。発表者は2018年3月、2019年9月に日記現物の閲覧を行った。日記の字は非常に細かく読みにくい。王炳根・元冰心文学館館長は日記を解読し、一部を『冰心日記』(2018年)として出版した。その中の「旅欧日記」とは、王炳根氏が便宜上名付けたもので、1955年6月29日から7月28日までの31日間の欧州訪問に関する簡潔な記録である。
本発表では、『冰心日記』所収「旅欧日記」と日記現物の該当箇所を比較対照し、訂正箇所を指摘した上で、この期間に参加した「世界母親大会」やその他欧州での活動内容を明らかにした。さらにこの時期の前後に行った謝冰心の外遊、1950年代の謝冰心の創作状況、1955年欧州訪問時の中国女性訪問団団長の李徳全、同時代女性作家の丁玲との比較を通して、謝冰心の当時の社会的地位を探り、彼女が非常に恵まれた立場にあったことを述べた。
謝冰心とエレン・ラモット”ペキン・ダスト”――異文化接触における不幸な邂逅――, 牧野格子, 國學院雑誌, 120, 8, 2019年08月15日, 國學院大學國學院雑誌編集委員会
英訳本『春水』における翻訳手法と新解釈への可能性, 牧野 格子, 『春水』手稿と日中の文学交流──周作人、謝冰心、濱一衛──, 115, 144, 2019年03月15日, 花書院
ハーバード大学ホートン図書館所蔵
ボイントン文書ならびに謝冰心直筆の書簡について, 牧野格子, 國學院中國學會報, 第64輯, 2018年12月25日, 國學院大學中國學會
一九二七年中国におけるアメリカ留学派遣と北伐に伴う
影響について――『申報』記事を中心に――, 牧野格子, 國學院中國學會報, 63輯, p65, p79, 2017年12月25日, 國學院大學中國學會, 本論文は、1927年の中国におけるアメリカ留学派遣の状況について述べたものである。当時の状況を知るには上海で発行されていた大新聞『申報』掲載記事は唯一有効な資料である。1927年、中国国民党による北伐軍が勝利し、上海市を掌握したことで、アメリカ留学派遣の状況が再び一変した。国民党による派遣体制の変化を歓送会などから明らかにした。
関於包貴思ーー以与冰心、楊剛的交流為中心, 牧野格子, 冰心論集2016, 2017年10月01日, 海峡文芸出版社, 本論文は、「グレース・ボイントンについて――謝冰心、楊剛との交流を中心に――」(『關西大學中國文學會紀要』第27号、2006年)を大幅に変更し、中国語訳したものである。謝冰心の燕京大学時代の恩師であるボイントンについて、二人の教え子との交流を通して、彼女自身の心の変化を読み取った。
土井彦一郎訳註『西湖の夜』初探, 牧野格子, 國學院中國學會報, 第六十二輯, 2016年12月25日, 國學院大學中國學會, 本論文は、昭和14(1939)年白水社より発行された中国現代文学の翻訳集『西湖の夜』について述べたものである。土井彦一郎は少年時に中国の商家で修業し、また帰国後は英語、フランス語、漢文を学び教養を深めた実業家である。中国文学の専門家ではないが、何故このような翻訳集を出したのか、この問いを探る中で、戦前日本における中国文学理解の一端を見出すことができる。
一九二六年中国におけるアメリカ留学派遣について——『申報』記事を中心に——, 牧野格子, 國學院中國學會報, No.61, 2015年12月25日, 國學院大學中國學會, 1920年代の中国は各地の軍閥が覇権を争い、各地で戦争が起こった。上海も例外ではなく、1926年にはそれまでの北洋政府の支配から孫伝芳が実権を握った。それに伴い1910年代から行われているアメリカ留学派遣事業も一変した。本文では留学生数、留学生に対する歓送会の内容、出発前の手続きや宿泊施設の充実化を挙げ、政権交代が与えた影響を明らかにした。
桂崇基について, 牧野格子, 國學院中國學會報, No.60, 2014年12月25日, 國學院大學中國學會, 本論文は、1925年5月の五三〇事件において、アメリカから帰国した留学生代表として支援活動を行った桂崇基について述べたものである。彼は孫文の援助を受けアメリカに留学し、帰国後は中国国民党左派として活動した。蒋介石抬頭後は目覚ましい活躍はなかったが、遷台後は教育事業に尽力し大学学長となった。歴史に埋もれた小人物ではあるが、歴史の一端を見る上で非常に興味深い。
「一九二五年中国におけるアメリカ留学派遣とその周辺について――『申報』記事より――」, 牧野格子, 『國學院中國學會報』, 第五十九輯, 2013年12月25日, 國學院大學中國學會, 1925年5月に中国初の反帝国主義運動であり労働者運動である五三〇事件が起き、その後五三〇運動として中国全土に広がっていった。その影響はアメリカに向かう留学生よりも、アメリカ在学もしくは帰国した留学生に及ぼしていた。中国人留学生が行った支援運動について『申報』記事から明らかにした。
「謝冰心的“問題”与“主義”」, 牧野格子, 冰心論集 2012, 2013年06月01日, 上海交通大学出版社, 本論文は、「謝冰心における「問題」と「主義」」(『『國學院中國學會報』 第55輯、2009年』)を中国語に訳したものである。筆者が発見した謝冰心の佚文「評閲述感」(1940年)で謝冰心は創作において「問題」探究を重視するべきと書いた。いつからそうした創作観が始まったのか、1920年代から40年代までの作品から探った。
1924年『申報』記事からみるアメリカ留学派遣――「移民法」改正による影響を中心に――, 牧野格子, 『國學院中國學會報』, No.56, 2013年03月23日, 國學院大學中國學會, アメリカ政府は19世紀末から数度「移民法」を改正し、アジアからの移民を制限してきた。1924年改正された「移民法」は日本からの移民に打撃を与えたことで有名だが、実際、中国人学生のアメリカ留学にも非常に大きな影響を与えた。留学生数は激減し、派遣体制も変更が検討された。本論文では中国で「移民法」改正が如何に報じられたか、留学生が如何に対処したかについて述べた。
「謝冰心と“蒋夫人文学奨金コンクール”:文芸部門受賞作品審査をめぐって」, 牧野格子, 『関西大学中国文学会紀要』(萩野脩二教授退休記念号), 第33号, 2012年03月31日, 関西大学中国文学会
「謝冰心と梁実秋--アメリカ留学とその後」, 牧野格子, 『國學院雑誌』, 第112巻第8号, 2011年08月31日, 國學院大學
「胡春冰と話劇運動について」, 牧野格子, 『國學院大學紀要』, 第49号, 2011年02月14日, 國學院大學
「留学生としての聞一多と謝冰心」, 牧野格子, 『神話と詩』(日本聞一多学会報), 第九号, 2010年12月25日, 日本聞一多学会
1936年広東省における民族主義文学運動と新生活運動の展開について : 『時代文芸』、『新生路月刊』等の"民族英雄"の視点から (岡田英樹教授退職記念論集), 牧野 格子, 立命館文學, 615, 804, 794, 2010年03月, 立命館大学
「謝冰心における「問題」と「主義」」, 『國學院中國學會報』, 第55輯, 2009年12月25日, 國學院中國學會
「雑誌『新生路月刊』概観―編集内容、文芸欄「新生園地」を中心に―」, 『國學院雑誌』, 第110巻第2号, 2009年02月01日, 國學院大學
「謝冰心と“蒋夫人奨金文学コンクール”」, 『國學院中國學會報』, 第53輯, 2007年12月25日, 國學院中國學會
呉文藻の政治性, 牧野格子, 『関西大学中国文学会紀要』, 第28号, 37, 52, 2007年03月01日, 関西大学中国文学会, 謝冰心の夫、呉文藻は中国社会学、人類学の祖と言われている。まず彼が如何なる学問を学んできたか述べ、アメリカ留学期(1923~29)から雲南・重慶時代(1938~46)にかけて如何なる政治的思想を持っていたのか述べた。雲南・重慶時代、周囲にいたリベラルの人々と近しい思想を持っていたが、独自の経路を辿っていた。呉文藻の政治に如何に対処したのか、謝冰心の対応と比較しながら、当時の彼らの政治性を分析した。
「グレース・ボイントンについて――謝冰心、楊剛との交流を中心に」, 牧野格子, 『関西大学中国文学会紀要』, 第27号, 111, 130, 2006年03月01日, 関西大学中国文学会, 燕京大学の英語教師だったグレース・ボイントンの中国での32年間について述べた。彼女には二人のお気に入りの教え子がいた。その二人とは謝冰心と女性作家兼新聞記者である楊剛であった。ボイントンと謝冰心、楊剛との交流を中心に、ボイントンの中国に対する思いが如何なるものであったかを述べた。
「関於在威爾斯利大学的中国和日本留学生的交流――以謝冰心為例」, 牧野格子, 『冰心論集三』, 497, 508, 2004年11月01日, 海峡文芸出版社, 《論文》「ウェルズリーの中国人留学生と日本人留学生:再考」の内容を中国語に訳したものである。
「謝冰心――アメリカ留学時期の研究」(博士論文), 牧野格子, 関西大学大学院, 2004年09月30日, 関西大学
「ウェルズリーの中国人留学生と日本人留学生:再考」, 牧野格子, 『千里山文学論集』, 第70号, 45, 60, 2003年09月01日, 関西大学大学院文学研究科, 《論文》「ウェルズリーの中国人留学生と日本人留学生―― 一枚の写真をめぐる疑問点」で出した推論をウェルズリー・カレッジのアーカイブから新たに提供された2枚の写真を対照することによって、再考、訂正した。
2枚の写真とは、1924年に撮影されたものである。2枚のうち1枚は、アメリカ人のハート教授を囲んで、当時在籍していた謝冰心、瀬尾すみ江を含む中国人留学生と日本人留学生を写したものである。この写真にはそれぞれの人物を示すキャプションが付いており、間違いのないものである。それぞれの人物を調査し、《論文》4で使用した写真の人物と対照しながら、特定を行った。
もう1枚は、1924年にウェルズリー・カレッジで、日本人留学生が上演した劇のときの写真である。謝冰心と瀬尾すみ江と他、2人の日本人留学生が写っている。
その写真から、謝冰心と日本人留学生との関係を考察し、謝冰心の演劇観について簡単に述べた。
「瀬尾すみ江について――謝冰心の視点から」, 牧野格子, 『千里山文学論集』, 第67号, 69, 87, 2002年03月01日, 関西大学大学院文学研究科, 《論文》「三島すみ江について――謝冰心の日本の友人」の瀬尾(三島)について、謝冰心の視点から見た瀬尾を考察した。ただ、謝冰心の作品には、1946年に日本で二人が再会するまで、瀬尾の名が現れたことはなかった。1946年から51年、謝冰心一家が東京で暮らしていたとき、彼女たちは雑誌などで対談を行っている。謝冰心は、瀬尾という日本の友人の存在をなぜそれまで明かさなかったのか、謝冰心の日本観、女性観からその理由を探った。
「1923年アメリカ留学生の姿――『申報』等記事より」, 牧野格子, 『現代中国』, 第75号, 191, 198, 2001年10月01日, 日本現代中国学会, 《論文》「謝冰心のアメリカ留学――出発前の状況」で使用した素材をもとに、当時の中国人留学生がアメリカで専攻した実学とそれを奨励した社会的背景に光を当てた。最後に実学を専攻するという主流の傾向から外れて、文学、社会学を専攻した謝冰心や呉文藻などにも触れた。留学生たちが中国に帰国後、如何なる職業に就いたかについても述べた。
「ウェルズリーの中国人留学生と日本人留学生―― 一枚の写真をめぐる疑問点」, 牧野格子, 『千里山文学論集』, 第66号, 129, 139, 2001年09月01日, 関西大学大学院, 謝冰心のウェルズリー・カレッジ時代の一枚の写真に関して疑問を呈した。この写真に写っている謝冰心を含む中国人留学生と日本人留学生がそれぞれ誰であるかを当時ウェルズリー・カレッジに在籍していた学生の個別の写真をもとに特定を試みた。
「三島すみ江について――謝冰心の日本の友人」, 牧野格子, 『野草』, 第68号, 40, 59, 2001年08月01日, 中国文芸研究会, 謝冰心がウェルズリー・カレッジに留学していたとき、同時期に留学していた日本人留学生、三島(旧姓、瀬尾)すみ江について述べた。三島が英語で書いた2冊の著書、“My Narrow Isle”、“The Broader Way”における謝冰心ほか中国人留学生についての記述から、三島から見た謝冰心像を探ることができる。三島にとって、謝冰心は彼女の人生を変えたほど強い影響を与えた人であったことを述べた。
「関於冰心赴美留学――出発前的情況」, 牧野格子, 『冰心論集』, 208, 218, 2000年10月01日, 海峡文芸出版社, 《論文》「謝冰心のアメリカ留学――出発前の状況」とほぼ同じ内容を中国語に訳したものである。
「謝冰心のアメリカ留学――出発前の状況」, 牧野格子, 『千里山文学論集』, 第64号, 147, 172, 2000年09月01日, 関西大学大学院, 中国近現代文学を代表する女性作家の一人である謝冰心(1900-1999)は、1923年から1926年まで、アメリカ東海岸にあるウェルズリー・カレッジに留学した。1923年8月17日、彼女を含む約150人の中国人アメリカ留学生が出発するが、それまでに彼らが上海で何を行ったか、彼らのために如何なる歓送会が開かれたかを、当時上海で発行されていた『申報』などの記事から述べた。そこから、彼らが社会から如何なる期待を受けていたのかを明らかにした。
「ボイントン日記」における日中戦争時期関連の記述について――「通州事件」を中心に――, 牧野格子, 國學院大學中國學會 第64回大会, 2021年10月24日, 國學院大學中國學會, 日本 東京 國學院大學, ハーバード大学ラドクリフ研究所シュレジンジャー図書館所蔵のボイントン日記は、書かれた時期、内容ともに日中戦争下の中国におけるアメリカ人宣教師の生活を知ることのできる貴重な資料である。本発表では1937年7月29日北京郊外の通州で起きた「通州事件」に関するボイントンの記述に注目した。日記中に登場する他のアメリカ人宣教師を調査し、彼ら自身による通州事件に関する証言を発見した。これらの資料から、「通州事件」に関して、新たな事実、解釈を探る可能性について述べた。
1955年「旅欧日記」から見る謝冰心の社会的地位, 牧野格子, 國學院大學中國學會第二二〇回例会, 2021年01月10日, 國學院大學中國學會, 日本 東京都 國學院大學, 2004年に発見された謝冰心の私的日記の閲覧を通して、謝冰心著、王炳根編『冰心日記』(2018年)収録の「旅欧日記」の箇所と現物を対照しながら、1955年当時の謝冰心の社会的地位を明らかにした。
冰心受洗考, 牧野格子, 冰心文学第六届国際検討会, 2020年12月18日, 冰心文学館, 中華人民共和国福建省福州市冰心文学館, 謝冰心の受洗については今まで確定する資料がなかった。しかし、謝冰心の恩師であるボイントンの家族宛の手紙に、謝冰心の受洗を確定する記述が見つかった。本発表では、受洗時の詳細、謝冰心のキリスト教信仰について知見を述べた。
英訳本『春水』における翻訳手法について, 牧野格子, 日本現代中国学会第68回全国学術大会, 2018年10月21日, 日本現代中国学会, 日本・東京・早稲田大学
謝冰心と台湾の関係, 牧野格子, 國學院大學中國學會第61回大會, 2018年06月17日, 國學院大學中國學會, 日本、東京、國學院大學
中國現代女作家冰心與台灣的関係, 牧野格子, 國立清華大學人文社会研究中心, 2018年03月12日, 國立清華大學人文社会研究中心, 国立清華大學 新竹 台湾
ボイントン訳『春水』における注釈について, 牧野格子, 「『春水』手稿と日中の文学交流ーー周作人、冰心、濱一衛」国際シンポジウム, 2018年02月06日, 九州大学伊都キャンパス中央図書館
An Introduction on “Leçons Progressives Pour L’étude Du Chinois Parlé Et Écrit ”(Kung Yü So T’an 公餘瑣談), 牧野格子, Eighth Italian-Japanese-Chinese Researchers Seminar
on Language and Cultural Exchanges(第八届意日中研究生語言文化交流研究論壇), 2017年09月11日, Italian Institute of Oriental Studies Department -ISO, Sapienza University of Rome, ローマ・サピエンツァ大学 ローマ イタリア, 1886年北京で刊行された欧米人向け中国語教科書 〝An Introduction on “Leçons Progressives Pour L’étude Du Chinois Parlé Et Écrit ”(Kung Yü So T’an 公餘瑣談)についての初歩的研究である。この教科書は、ハーバード大学ワイドナー図書館の貴重書として、所蔵されている。著者はフランス人官僚であったベルニエで、教科書には中国語会話の例文が示され、対照する形で、フランス語と英語の訳が付されている。会話の形で、中国の文化、歴史を学べる内容である。後半は『西廂記』についての章も収録されている。この章からは、トーマス・ウェード編纂の中国語教科書『語言自邇集』からの影響が認められる。
なお、発表したフォーラムは日中伊の大学院生対象であったが、特別に教員として発表を行った。このフォーラムでの使用言語は英語である。
国民革命前後のアメリカ留学派遣, 牧野格子, 國學院大學中國學會, 2017年01月07日, 國學院大學中國文學會, 國學院大學 東京 日本
関於包貴思ーー以与冰心、楊剛的交流為中心, 牧野格子, 冰心文学第五届国際学術研討会, 2016年11月04日, 雲南大学, 雲南大学 雲南省 昆明市 中華人民共和国
謝冰心と「愛着」の理論, 國學院大學中國學會第58回大会, 2015年06月21日, 國學院大學中國學會
桂崇基と五・三〇事件, 國學院大學中國學會第207回例会, 2014年12月06日, 國學院大學中國學會
「中国現代文学者のアメリカ留学経験
――1920年代の留学派遣状況を中心に――」
, 牧野格子, 國學院大學中國學會, 2013年10月05日, 國學院大學中國學會, 國學院大學 東京 日本
「中國現代文學者的留美經驗」, 牧野格子, 國立清華大學臺灣文學研究所 講義, 2013年03月19日, 國立清華大學, 國立清華大學 新竹 台湾
謝冰心的“問題”与“主義”, 牧野格子, 冰心文学第四届国際学術研討会, 2012年10月05日, 冰心文学館, 中国・重慶 重慶師範大学
アメリカ留学生としての聞一多と謝冰心, 牧野格子, 日本聞一多学会第十六回研究大会, 2012年08月04日, 二松学舎大学, 日本 東京 二松学舎大学
謝冰心再評価に向けての考察, 牧野格子, 國學院大學中國學會第55回大会, 2012年06月24日, 國學院大學中國學會, 日本 東京 國學院大學
「謝冰心と梁実秋」, 牧野格子, 國學院大學中國學會 第198回例会, 2011年10月01日, 國學院大學中國學會, 日本 東京 國學院大學
謝冰心と‘蒋夫人文学奨金コンクール’――受賞作品中心に―, 牧野格子, 中国女性史研究会5月例会, 2011年05月21日, 中国女性史研究会, 日本 東京 東洋文庫
胡春冰について, 牧野格子, 國學院大學中國學會第194回例会, 2010年07月24日, 國學院大學中國學會, 日本 東京 國學院大學
抗日戦争期「民族英雄」の成立について, 牧野格子, 國學院中國學會第52回大会, 2009年06月14日, 國學院大學中國學會, 日本 東京 國學院大學
「雑誌『新生路』月刊に関する考察―文芸欄を中心に」, 牧野格子, 國學院大學中國學會第190回例会, 2008年11月29日, 國學院大學中國學會, 日本 東京 國學院大學
抗日時期の謝冰心について, 牧野格子, 國學院大學中國學會第50回大会, 2007年07月01日, 國學院大學中國學會, 日本 東京 國學院大學
呉文藻、謝冰心夫妻の重慶時代――リベラル知識人の観点から――, 牧野格子, 日本中国学会第58回大会, 2006年10月01日, 日本中国学会, 日本 東京 大東文化大学板橋キャンパス, 呉文藻の政治的な思想の変遷を見、呉文藻は国民政府の中での仕事と謝冰心の国民政府に対する対応を比較しながら、呉文藻と謝冰心の間の政治性の違いを述べた。その違いを踏まえて、それでも行動を共にした二人の中の意義を述べた。
謝冰心とボイントン, 牧野格子, 現代中国学会関西部会春季研究集会, 2005年03月01日, 現代中国学会関西部会春季研究集会(於 キャンパスプラザ京都), <<論文>>「グレース・ボイントンについて――謝冰心、楊剛との交流を中心に」の内容とほぼ同じである。
呉文藻のアメリカ留学時期について, 牧野格子, 日本現代中国学会関西部会夏季研究集会, 2004年07月01日, 日本現代中国学会関西部会夏季研究集会(於 関西大学), KANSAI University Osaka Japan, 謝冰心の夫である呉文藻のアメリカ留学時期について述べた。彼は謝冰心と同じ1923年にアメリカに渡り、ダートマス・カレッジ、コロンビア大学院で、社会学を学んだ。最終的に博士号を取得し、帰国後は中国社会学の開祖として、費孝通などの社会学者を育てた。本発表では、呉文藻、聞一多、梁実秋と同時期にアメリカに留学していた3人を取り上げ、彼らがアメリカ留学時期に如何なることをしていたかを見た。それらを踏まえて、3人をそれぞれのパターンに分類し、呉文藻のアメリカ留学生としての位置を述べた。
アメリカの大学院で学んだ一年間, 牧野格子, 中国文芸研究会例会, 2004年02月01日, 中国文芸研究会, 日本 京都 白雲荘, 「アメリカ大学院の授業に参加して」の発表とほぼ同じ内容である。
アメリカ大学院の授業に参加して, 牧野格子, 現代中国研究会, 2003年10月01日, 現代中国研究会 公開講演会, 日本 京都 佛教大学四条センター, プリンストン大学に留学中、授業に参加したときの内容や、様子などについて述べた。
“Before Mona Lisa Smile: Asian Women at Wellesley College 1920-1930”, 牧野格子, ウェルズリー大学での講義, 2003年03月01日, ウェルズリー大学 東アジア学部, アメリカ マサチューセッツ州 ウェルズリー大学, 19世紀末から始まったウェルズリー・カレッジの日本人留学生の歴史と、20世紀初頭から始まったウェルズリー・カレッジの中国人留学生の歴史について述べた。それらの歴史が、日本人女子アメリカ留学と中国人女子アメリカ留学の全体の歴史から見て、如何なる位置にあるのかを述べた。最後に謝冰心と瀬尾すみ江の交流について述べた。
謝冰心のアメリカ留学――出発前の情況, 牧野格子, 日本現代中国学会 全国学術大会, 2000年10月01日, 日本現代中国学会 全国学術大会(於 京都大学), 《論文》「1923年アメリカ留学生の姿――『申報』等記事より」と同じ内容である。
関於冰心赴美留学――出発前的情況, 牧野格子, 冰心文学首届国際学術研討会, 1999年10月01日, 冰心文学館, 中華人民共和国 福建省 長楽市 冰心文学館, 《論文》「関於冰心赴美留学――出発前的情況」と同じ内容である。
「アメリカ留学時期における謝冰心」, 牧野格子, 中国文芸研究会, 1998年11月01日, 中国文芸研究会, 大阪経済大学, 謝冰心のアメリカ留学時期について、当時調査中の資料などについて発表した。