心と水　―西行詠「心のそこ」の表現形成について―, 荒木　優也, 日本文学論究, 81, 75, 85, 2022年03月20日, 國學院大學國文學會, 本論文では、西行が心と水との関係性から、恋う心の深さを表現することにも用いられた「心のそこ」という言葉に清らかさを発見し、仏教的述懐を詠む歌に用いることを可能にしたことを論じた。そして、西行詠における「心のそこ」とは、清らかさと恋情とが同居し得るものと結論づけた。

増幅する心象 : 西行「衣河」詠の成立と享受について, 荒木 優也, 平泉文化研究年報 = Annual report of the Hiraizumi Studies, 19, 67, 76, 2019年03月, 「世界遺産平泉」保存活用推進実行委員会

壺の碑・外の浜風 : 地名が喚起するイメージ, 荒木 優也, 平泉文化研究年報 = Annual report of the Hiraizumi Studies, 18, 69, 76, 2018年03月, 「世界遺産平泉」保存活用推進実行委員会

共振するイメージ : 西行「束稲山」詠について, 荒木 優也, 平泉文化研究年報 = Annual report of the Hiraizumi Studies, 17, 53, 60, 2017年03月, 「世界遺産平泉」保存活用推進実行委員会

國學院大學図書館所蔵『新古今和歌集』酒井宇吉氏旧蔵本下帖の解題と翻刻, 荒木 優也, 國學院大學校史・学術資産研究, 9, 149, 217, 2017年03月, 國學院大學研究開発推進機構校史・学術資産研究センター

國學院大學図書館所蔵『新古今和歌集』酒井宇吉氏旧蔵本上帖の解題と翻刻, 荒木 優也, 國學院大學校史・学術資産研究, 8, 87, 145, 2016年03月, 國學院大學研究開発推進機構校史・学術資産研究センター

落葉の系譜 : 人麻呂から西行へ (創刊一二〇周年記念特集 万葉集 : 文学・歴史・民俗(1)), 荒木 優也, 國學院雜誌 = The Journal of Kokugakuin University, 115, 10, 201, 212, 2014年10月, 國學院大學総合企画部

西行和歌の研究：その仏教的和歌観を中心に, 荒木 優也, 國學院大學博士学位論文 文甲第177号, 2014年03月, 主査：國學院大學教授 辰巳正明
副査：國學院大學准教授 谷口雅博
副査：お茶の水女子大学教授 浅田徹

國學院大學図書館所蔵『二十一代集』について--附 契沖書入本『新古今和歌集』校異, 荒木 優也, 國學院大學校史・学術資産研究, 2, 95, 136, 2010年03月, 國學院大學研究開発推進機構校史・学術資産研究センター

佳作論文 西行「御裳濯河歌合」の形成--空海「秘密曼荼羅十住心論」との関係から (学生懸賞論文発表), 荒木 優也, 国学院雑誌, 103, 7, 28, 41, 2002年07月, 国学院大学出版部

國學院大學図書館所蔵『新古今和歌集』酒井宇吉氏旧蔵本下帖の解題と翻刻, 荒木 優也, 國學院大學校史・学術資産研究, 9, 149, 217, 2017年03月, 國學院大學研究開発推進機構校史・学術資産研究センター

國學院大學図書館所蔵『新古今和歌集』酒井宇吉氏旧蔵本上帖の解題と翻刻, 荒木 優也, 國學院大學校史・学術資産研究, 8, 87, 145, 2016年03月, 國學院大學研究開発推進機構校史・学術資産研究センター

國學院大學図書館所蔵『二十一代集』について--附 契沖書入本『新古今和歌集』校異, 荒木 優也, 國學院大學校史・学術資産研究, 2, 95, 136, 2010年03月, 國學院大學研究開発推進機構校史・学術資産研究センター

吉田家：神道と典籍を伝えた家～國學院大學図書館所蔵吉田家旧蔵資料～（企画展示およびリーフレット）, 國學院大學研究開発推進機構; 校史; 学術資産研究センター, 2018年03月, 國學院大學博物館

神仏・異類・人 ―奈良絵本・絵巻にみる怪異―（企画展示およびリーフレット）, 國學院大學研究開発推進機構; 校史; 学術資産研究センター; 針本正行; 大東敬明; 渡邉卓; 佐々木理良; 荒木優也, 2015年11月, 國學院大學博物館

日本時代文学史II, 2024, 西行は『新古今和歌集』に最多入集した歌人として有名であるとともに、文学史上ではその伝説も重要である。|たとえば、その出家の理由は、歌集などからはまったく明らかにはならないが、説話・軍記・能においては様々に語られ、今日に至るまでも小説家らに取り沙汰されている。|本講義では、中世・近世の韻文・散文に描かれる西行に着目し、その展開を追うことで、軍記・能・室町物語(御伽草子・奈良絵本)・俳諧・落語といった中世から近世にかけての文学史の展開について理解を深めることを目標とする。

日本文学演習ⅢA, 2024, 平安時代前期に成立した『古今和歌集』は、勅撰和歌集の最初であり、以後の日本文化の規範の一つを作り上げた歌集である。|本演習では、小野小町・在原業平・僧正遍昭ら六歌仙、紀貫之・紀友則ら『古今集』撰者の和歌を中心に取り上げ、『万葉集』の歌などの先行する表現も視野に入れつつ、考察を進める。|履修者は『古今和歌集』の指定された和歌１首を必ず担当し、それぞれ先行研究・注釈書の比較検討、歌語の解釈、考察を行う。そして、学期末には発表した和歌の注釈を完成させて提出することを義務とする。

日本文学史I, 2024, 文学史というと、知識を暗記するだけというイメージがあるかもしれない。暗記というと悪いイメージがあるかもしれないが、ものごとを考えるためには、その考える材料としての知識が必要であり、ある程度暗記する必要があることも確かである。ただし、それとともにその暗記した知識をどう繋げていくかということが重要となってくる。|本講座では、知識を蓄えるとともにそれがどのように繋げられるかについて、文学史的観点から示していく。

日本文学演習ⅢB, 2024, 80年ぶりに編まれた勅撰集『後拾遺和歌集』には、一条朝の歌人たちの歌が多く収載されている。そのなかでも目を引くのが、和泉式部詠が67首も入集していることである。|本演習では、和泉式部の歌に焦点をあて、古典和歌の理解、研究方法の獲得をめざす。また、王朝和歌から中世和歌への結節点のひとつとして、和泉式部の和歌を考えたい。|履修者は、前期・後期にそれぞれ指定される和歌の発表を必ず担当し、『新編国歌大観』を用いながら歌語の解釈、歌の考察を行う。そして、前期・後期の学期末に、それら発表をまとめ直したレポートを提出することを義務とする。

日本文学演習ⅢB, 2024, 平安時代前期に成立した『古今和歌集』は、勅撰和歌集の最初であり、以後の日本文化の規範の一つを作り上げた歌集である。|本演習では、小野小町・在原業平・僧正遍昭ら六歌仙、紀貫之・紀友則ら『古今集』撰者の和歌を中心に取り上げ、『万葉集』の歌などの先行する表現も視野に入れつつ、考察を進める。|履修者は『古今和歌集』の指定された和歌１首を必ず担当し、それぞれ先行研究・注釈書の比較検討、歌語の解釈、考察を行う。そして、学期末には発表をもとに小論文を作成し提出することを義務とする。

日本文学史I, 2024, 文学史というと、知識を暗記するだけというイメージがあるかもしれない。暗記というと悪いイメージがあるかもしれないが、ものごとを考えるためには、その考える材料としての知識が必要であり、ある程度暗記する必要があることも確かである。ただし、それとともにその暗記した知識をどう繋げていくかということが重要となってくる。|本講座では、知識を蓄えるとともにそれがどのように繋げられるかについて、文学史的観点から示していく。

日本文学演習ⅡB, 2024, 80年ぶりに編まれた勅撰集『後拾遺和歌集』には、一条朝の歌人たちの歌が多く収載されている。そのなかでも目を引くのが、和泉式部詠が67首も入集していることである。|本演習では、和泉式部の歌に焦点をあて、古典和歌の理解、研究方法の獲得をめざす。また、王朝和歌から中世和歌への結節点のひとつとして、和泉式部の和歌を考えたい。|履修者は、前期・後期にそれぞれ指定される和歌の発表を必ず担当し、『新編国歌大観』を用いながら歌語の解釈、歌の考察を行う。そして、前期・後期の学期末に、それら発表をまとめ直したレポートを提出することを義務とする。

日本文学演習ⅢA, 2024, 80年ぶりに編まれた勅撰集『後拾遺和歌集』には、一条朝の歌人たちの歌が多く収載されている。そのなかでも目を引くのが、和泉式部詠が67首も入集していることである。|本演習では、和泉式部の歌に焦点をあて、古典和歌の理解、研究方法の獲得をめざす。また、王朝和歌から中世和歌への結節点のひとつとして、和泉式部の和歌を考えたい。|履修者は、前期・後期にそれぞれ指定される和歌の発表を必ず担当し、『新編国歌大観』を用いながら歌語の解釈、歌の考察を行う。そして、前期・後期の学期末に、それら発表をまとめ直したレポートを提出することを義務とする。

日本文学演習ⅡB, 2024, 平安時代前期に成立した『古今和歌集』は、勅撰和歌集の最初であり、以後の日本文化の規範の一つを作り上げた歌集である。|本演習では、小野小町・在原業平・僧正遍昭ら六歌仙、紀貫之・紀友則ら『古今集』撰者の和歌を中心に取り上げ、『万葉集』の歌などの先行する表現も視野に入れつつ、考察を進める。|履修者は『古今和歌集』の指定された和歌１首を必ず担当し、それぞれ先行研究・注釈書の比較検討、歌語の解釈、考察を行う。そして、学期末には発表をもとに小論文を作成し提出することを義務とする。

日本文学演習ⅡA, 2024, 80年ぶりに編まれた勅撰集『後拾遺和歌集』には、一条朝の歌人たちの歌が多く収載されている。そのなかでも目を引くのが、和泉式部詠が67首も入集していることである。|本演習では、和泉式部の歌に焦点をあて、古典和歌の理解、研究方法の獲得をめざす。また、王朝和歌から中世和歌への結節点のひとつとして、和泉式部の和歌を考えたい。|履修者は、前期・後期にそれぞれ指定される和歌の発表を必ず担当し、『新編国歌大観』を用いながら歌語の解釈、歌の考察を行う。そして、前期・後期の学期末に、それら発表をまとめ直したレポートを提出することを義務とする。

日本文学演習ⅡA, 2024, 平安時代前期に成立した『古今和歌集』は、勅撰和歌集の最初であり、以後の日本文化の規範の一つを作り上げた歌集である。|本演習では、小野小町・在原業平・僧正遍昭ら六歌仙、紀貫之・紀友則ら『古今集』撰者の和歌を中心に取り上げ、『万葉集』の歌などの先行する表現も視野に入れつつ、考察を進める。|履修者は『古今和歌集』の指定された和歌１首を必ず担当し、それぞれ先行研究・注釈書の比較検討、歌語の解釈、考察を行う。そして、学期末には発表した和歌の注釈を完成させて提出することを義務とする。

日本時代文学史I, 2024, 本講座では、『千載和歌集』『新古今和歌集』『新勅撰和歌集』三代の勅撰和歌集の成立を中心に見ていくことで、院政期の和歌史を確認していく。そして、そののちの日本文化の基盤のひとつがこの時代にどのように生成されていったかを考える。|『千載集』は、４、５、６番目の勅撰集『後拾遺集』『金葉集』『詞花集』を乗り越え、それ以前の勅撰集『古今集』『後撰集』『拾遺集』、すなわち三代集の正格に和歌を回帰させる意図をもって藤原俊成が編纂した勅撰集である。もちろんそれは単なる回帰におさまらず、虚構性・実情性・宗教性などの点で『新古今集』へとつながる文学表現の獲得が認められる。『新古今集』はその『千載集』をうけて絢爛豪華な花を咲かせ、続く『新勅撰集』は果実を実らせた。|本講座では、その歴程を辿り文学史的事実を確認していくことを中心に講座を進めていく。