K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

椎原 晶子
観光まちづくり学部 観光まちづくり学科
教授
Last Updated :2024/02/04

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    椎原 晶子, シイハラ アキコ

所属・職名

  • 観光まちづくり学部 観光まちづくり学科, 教授

学位

  • 1989年03月25日, 藝術学修士, 東京藝術大学, 美術関係, 修美第2730号, 「諏方道物語」〜歴史的街路・街区の環境と文化を継承するデザインガイドラインに関する研究
  • 1986年03月25日, 藝術学士, 東京藝術大学, 美術関係, 第12292号, 初期メンデルゾーンの建築ヴィジョン

本学就任年月日

  • 2021年04月01日

研究活動

論文

  • 1「歴史的街区における街路構成の研究」, 森晶子(椎原晶子)旧姓, 日本デザイン学会‘88大会デザイン学研究 , No.68, 74, 75, 1988年10月, 日本デザイン学会
  • 2「江戸の場末、谷中根津千駄木の伝統的住環境について〜生活環境と親しみについて(2) : 東京都台東区、上野桜木・谷中におけるケーススタディー」, 前野嶤、中村精二、手嶋尚人、山田博子、森晶子(椎原晶子)旧姓, 日本建築学会大会 学術講演梗概集 , F,都市計画、建築経済、住宅問題、建築歴史意匠, 129, 130, 1989年09月, 日本建築学会, 前野嶤、中村精二、手嶋尚人、山田博子、森晶子(椎原晶子)旧姓
  • 3「江戸の場末、谷中根津千駄木の伝統的住環境について その2 : 門前町屋型住宅地における街区構成バリエーション」, 森晶子(椎原晶子)旧姓、手嶋直人、前野嶤, 日本建築学会大会 学術講演梗概集, F,都市計画、建築経済、住宅問題、建築歴史意匠, 3, 4, 1989年09月, 日本建築学会, 森晶子、手嶋直人、前野嶤
  • 4「江戸の場末、谷中根津千駄木の伝統的住環境について その3:伝統的住環境の人間的側面からの研究」, 森晶子(椎原晶子)旧姓、児島理志、手嶋尚人、前野まさる、中村精二, 日本建築学会大会 学術講演梗概集, F,都市計画、建築経済、住宅問題、建築歴史意匠, 11, 12, 1990年10月, 日本建築学会, 森晶子(椎原晶子)旧姓、児島理志、手嶋尚人、前野まさる、中村精二
  • 5「学校・地域・専門家の協力によるまちづくり教育の実践例:谷中・本郷・高知・東村山」, 椎原晶子, 『関東における小学校社会科副読本の現状分析』, 47, 53, 2000年03月, 日本建築学会関東支部都市計画専門研究委員会
  • 6「歴史的都市基盤地区における親しまれる環境の継承と阻害〜東京都台東区谷中初音の道地区を事例に〜」, 椎原晶子、手嶋尚人、益田兼房, 第35回日本都市計画学会学術研究論文集, 799, 804, 2000年11月, 日本都市計画学会, 椎原晶子、手嶋尚人、益田兼房
  • 7「都市部における重層的な歴史的環境の保全について」, 椎原晶子、中村文美 , 2004日本建築学会建築学会北海道大会都市計画部門研究協議会「「景観」の制度化と都市計画」, 2004年09月, 日本建築学会都市計画委員会, 椎原晶子、中村文美 
  • 8「歴史的建造物の保存に果たすNPOの役割」, 中村文美、椎原晶子, 文化財保存修復学会第27回大会報告集, 14, ポスター, 2005年05月, 文化財保存修復学会, 中村文美、椎原晶子
  • 9「住民による地域資源を活かしたまちづくりと都市計画提案の可能性」, 椎原晶子、前野まさる, 2009年度日本建築学会大会(東北)都市計画部門研究懇談会資料集, 77, 80, 2007年09月, 日本建築学会都市計画委員会, 椎原晶子、前野まさる
  • 10「密集市街地の歴史的環境保全と防災両立のまちづくり:法制度活用とコミュニティ事業による可能性:谷中地区での検証」, 椎原晶子, 『都市計画』(特集:ふつうの町の「歴史を活かす」まちづくり), 58巻(1号), 277 号, 45, 50, 2009年02月, 日本都市計画学会
  • 11「景観・まちづくりヴィジョンを共有する手法としての「いいとこ探し」」, 椎原晶子, 『景観の計画的リビジョン』(2009年度日本建築学会大会(東北), 都市計画部門研究懇談会資料集, 77, 80, 2009年08月, 日本建築学会都市計画委員会
  • 12「まちの生活文化の継承・発展にむけて、歴史的建物を核にしたとりくみ〜東京、谷中の事例から」, 椎原晶子, 「私の考える日本のサスティナブルエリアデザインとコミュニティアーキテクト〜地域固有の空間形成、まちづくりの仕組み・手法とその担い手像」, 211, 214, 2010年09月, 日本建築学会
  • 13「歴史的建造物の保全活用を通した地域景観・文化の価値創造から都市計画へ〜東京、台東区谷中地区のまちづくりからの考察〜」, 椎原晶子, 「景観の計画的リビジョン2」(2010年度日本建築学会大会(北陸), 都市計画部門PD資料集, 65, 68, 2010年09月, 日本建築学会都市計画委員会
  • 14「地域主体の歴史まちづくりの取り組み--台東区・谷中界隈の歴史的資産の活用とまちづくり (特集 歴史を活かしたまちづくりの推進--その回顧と)」, 椎原晶子, 『地域政策研究』(地方自治研究機構), 53号, 39, 43, 2010年12月, 地方自治研究機構
  • 15「谷中学校からの展開・タイムマネジメントを考える」, 椎原晶子, 「共創次代の都市デザイン像〜景観の計画的リビジョン」(2011年度日本建築学会大会(関東), 都市計画部門研究協議会資料集, 9, 12, 2011年08月, 日本建築学会都市計画委員会
  • 16「東京スカイツリー周辺のガバナンスによるまちづくりの展開 その3 向こう三軒両隣の活動からガーデニング講座へ」, 岡田雅代、鈴木繁康、椎原晶子, 日本建築学会2012年度日本建築学会大会研究発表梗概集 , 都市計画, 263, 264, 2012年08月, 日本建築学会, 岡田雅代、鈴木繁康、椎原晶子
  • 17「文様ガラス「小紋」の製法について」, 加藤雅久、福濱嘉宏、椎原晶子, 日本建築学会 2012年度日本建築学会大会梗概集, 建築・歴史意匠, 455, 456, 2012年08月, 日本建築学会, 加藤雅久、福濱嘉宏、椎原晶子
  • 18「密集市街地における防災性向上と地域文脈継承両立の課題: 東京都・谷中地区での取組から」, 椎原晶子, 日本建築学会 2013年度日本建築学会大会 , 都市計画部門資料集, 79, 82, 2013年08月, 日本建築学会都市計画委員会
  • 19「住宅市場における伝統家屋活用の可能性と課題について_都市部の伝統家屋活用における中間組織の役割その1」, 佐藤まどか、椎原晶子、田中正和、中村文美, 日本建築学会、2014年度日本建築学会大会(近畿)研究発表梗概集 , 建築社会システム, 363, 364, 2014年09月, 日本建築学会, 佐藤まどか、椎原晶子、田中正和、中村文美
  • 20「住宅市場における伝統家屋活用の可能性と課題について_都市部の伝統家屋活用における中間組織の役割その2」, 田中正和、椎原晶子、佐藤まどか、中村文美, 日本建築学会、2014年度日本建築学会大会(近畿)研究発表梗概集, 建築社会システム, 365, 366, 2014年09月, 日本建築学会, 田中正和、椎原晶子、佐藤まどか、中村文美
  • 21「ふるさとになれるまち : 職住エリアと地域文化資源の総合的再生 : 東京,谷中界隈における取組みとヴィジョン (特集 都市のリジェネレーション)」, 椎原晶子, 『都市計画』(特集:都市のリジェネレーション) , 314号, 64, 67, 2015年04月, 日本都市計画学会
  • 22「文化資源を生かしたまちづくりのしくみづくり その1 谷中地区におけるプロジェクトスクール(まちづくり編)の試み」, 片桐由希子、椎原晶子, 日本建築学会、2016年度日本建築学会大会(九州)研究発表梗概集 , 建築社会システム , 131, 136, 2016年09月, 日本建築学会
  • 23「文化資源を生かしたまちづくりのしくみづくり その2 地域の活動の継承・発展の基盤としての地域文化資源アーカイブの可能性」, 片桐由希子、椎原晶子, 日本建築学会、2018年度日本建築学会大会(東北)研究発表梗概集 , 都市計画, 1107, 1108, 2018年09月, 日本建築学会
  • 24「文化資源を生かしたまちづくりのしくみづくり その3 住民・企業・専門家・大学・自治体協働の地域づくりプロセス:東京都心北東部・谷中地」, 椎原晶子,片桐由希子, 日本建築学会、2018年度日本建築学会大会(東北)研究発表梗概集 , 都市計画, 1109, 1110, 2018年09月, 日本建築学会
  • 25「歴史的風致と防災を両立する「ふるさと・東京」を目指して : 台東区谷中地区の取組から」, 椎原晶子, 『月刊文化財』 (特集 文化財活用のアイデア) -- (観光に活かす), 661号, 15, 17, 2018年10月, 第一法規

著書等出版物

  • 1『新編・谷根千路地事典』, 江戸のあるまち上野谷根千研究会編, 星雲社、住まいの図書館出版局, 1995年07月
  • 2『新・町並み時代』, 全国町並み保存連盟編, 学芸出版社, 1999年10月
  • 3『台東区史通史編』, 台東区史編纂専門委員会編 , 台東区, 2000年03月
  • 4『まちづくり教科書第7巻 安心・安全まちづくり』, 日本建築学会編著, 丸善, 2005年04月
  • 5『景観法と景観まちづくり』, 日本建築学会編著, 学芸出版社, 2005年05月
  • 6『路地からのまちづくり』, 西村幸夫編著 , 学芸出版社, 2006年12月
  • 7『[東日本大震災・原発事故]復興まちづくりに向けて』, 学芸出版社編著, 学芸出版社, 2011年07月
  • 8『景観再考:景観からのゆたかな人間環境づくり宣言』, 日本建築学会編著 , 鹿島出版会, 2013年08月
  • 9 『歴史文化遺産『日本の町並み』上巻, 苅谷勇雅、西村幸夫 他、編著 , 山川出版社, 2016年01月
  • 10『東京文化資源区の歩き方』, 東京文化資源会議編著 , 勉誠出版, 2016年03月
  • 11『受け継がれる住まい〜住居の保存と再生法』, 住総研「受け継がれる住まい」調査研究委員会 編集発行, 柏書房, 2016年09月

競争的資金

  • 21K20464, 歴史文化資源保全と防災対策を両立する地域まちづくりに関する研究, 東京都心部の歴史ある木造密集地域、 谷中、向島などの路地や町家、屋敷等、歴史文化資源の保全や防災上の課題を、地域の実態と住民、自治体、事業者等のヒアリングを踏まえて検討する。;あわせて、京都や金沢などの先進的な歴史都市の防災対策、神戸や熊本など旧市街地の震災復興を図る地区の取り組みや課題などを比較調査し、東京等の大都市部においても、歴史文化資源保全と防災対策を両立する地域まちづくりの可能性と、そのために必要な制度・事業等を検証する。;本研究の目的は、「歴史文化資源保全と防災対策を両立する地域まちづくり」を実現するための課題と有効な方策を明らかにすることである。 歴史まちづくりを率先して進める地区だけでなく、大都市部の木造密集市街地や一般的な市街地においても、路地や木造住宅・店舗などの歴史的文化資源を保全しつつ、防災安全性の向上やコミュニティ育成を続ける方策について研究する。;路地や木造の家・商店の続く木造密集地域は、一般的には防災上危険な地区として、道路拡幅や不燃化建替による防災安全性の向上が求められるが、本研究では、その環境を歴史的文化的資源として捉え、生活文化、コミュニティ、景観、生業の継承・発展、ひいては災害復興時の拠り所として、ハード・ソフト両面からの防災対策を行い、安全に保全活用していく方策を検証する。;令和4年度は、文献調査により、各地の木造密集市街地における歴史的建造物や路地を生かすまちづくりに関する制度・事業、木造密集地域の防災性向上の両立を図る都市整備の状況、今後の整備課題の確認を行った。;令和5年度は、路地や木造住宅の多い都市において、歴史的文化資源の保全と防災対策を両立する制度事業等を実施している地区、京都、大阪、神戸、金沢等の調査を行い、その課題の分析、東京都市部の歴史的木造密集地域にも適用できる方策の検討を行う。;特に、谷中、向島など東京都心部に近い歴史ある木造密集地域の路地や町家等、歴史文化資源の保全や防災上の課題を、地域の実態と住民、自治体、事業者等のヒアリングを踏まえて検討する。あわせて、京都や金沢などの先進的な歴史都市の防災対策、神戸や熊本など旧市街地の震災復興を図る地区の取り組みや課題などを比較調査し、東京等の大都市部においても、歴史文化資源保全と防災対策を両立する地域まちづくりの可能性と、そのために必要な制度・事業等を検証する。;令和4年度は、資料・文献等による調査・研究を行ったが、コロナ禍の影響により、出張調査、現地ヒアリングを実施することができなかった。;そのため、現地調査やヒアリング、比較検討については令和5年度に実施する。;本研究では、江戸東京をつなぐ東京都心部の寺町、商店街などの木造密集地域が抱える課題と照らし合わせて、都心部での歴史文化資源と防災の両立に資する制度・事業の必要性、適用可能性を検証する。;特に、木造住宅や路地を保全再生しやすい制度・事業の適用について、歴史的建造物等の建築基準法適用除外に関する条例の制定、地域の消防対策を担保に準防火地域を外して運用する例(京都市、同祇園町南側地区等)、貯水槽設置や耐震補強等による歴史的市街地の防災対策を行う例(京都市、金沢市)、街区内に防災空地を設けて路地の現状幅員を活かす例(神戸市駒ヶ林地区)、大震災前に建造物等の文化財登録・指定しておくことの重要性(神戸市、熊本市等)など、各地の先進事例を調べて比較し、東京などの都市部にも適用できる「文化資源を保全活用しやすい防災対策」を研究する。;大都市中心部では、防災対策や地価高騰などのため、伝統的建造物や路地等の歴史的風致を維持保全・活用することが困難になっている。例えば、東京都台東区の寺町谷中は、震災・戦災による焼失を免れたところが多く、江戸時代以来の道筋・町割りと寺院や町家等の 伝統的建物が多いが、一部は東京都の木密地域の重点整備地域に指定され、道路拡幅と不燃化促進による防災対策が優先されている。;その中で、1)伝統的建造物や路地等を防災規定上も保全活用しやすい法・制度の積極的な運用、2)税制緩和や融資・出資等の金融支援、3)相続時の借受けや買取支援、 事業継承などが有効と考えられる・。;地区ごとの課題の共通性や差異、その要因と解決の糸口を分析し、東京等の都市部の歴史的地区の建物や路地を保全活用しやすい「歴史文化地区」を実現するための要件を検討する。;本研究は、各地区の住民、事業者、地域団体、行政とのまちづくり連携と現地調査を通して、実践的な課題の抽出と、施策提案をつなぐ形で行なっていく。

教育活動

担当授業

  • 導入ゼミナール, 2022, 1年次前期の必修となる本科目では、観光まちづくり学部での学習を始めるにあたり、大学における主体的な学修の方法を理解し、基礎的な学修能力を身につけることを目的とする。|具体的には、初歩的なアカデミックスキルとして、文献検索・引用の作法や、論理的な記述方法に基づいたレポートの作成方法を修得する。また、 他者と協働して課題に取り組むためのディスカッションやプレゼンテーシ ョンの作法について、観光やまちづくりにかかわる課題を通して実践的に身につける。
  • 観光まちづくり演習Ⅱ(地域分析), 2023
  • 導入ゼミナール, 2023
  • 観光まちづくり演習Ⅱ(地域分析), 2023, 2年次後期の必修となる本科目では、2年次前期の「観光まちづくり演習Ⅰ」で修得した調査手法を活用して、具体的な地域を対象とした総合的な分析と、複数地域との比較分析等を通じて、対象地域の特性と課題を実践的に把握できるようになることを目的とする。また、グループで課題に取組むことから、目標に向かって他者と議論し、協働する姿勢を身につけることを目指す。最終段階では、総合的な分析を通して把握した地域の特性・課題について発表を行う。
  • 導入ゼミナール, 2023, 1年次前期の必修となる本科目では、観光まちづくり学部での学習を始めるにあたり、大学における主体的な学修の方法を理解し、基礎的な学修能力を身につけることを目的とする。|具体的には、初歩的なアカデミックスキルとして、文献検索・引用の作法や、論理的な記述方法に基づいたレポートの作成方法を修得する。また、他者と協働して課題に取り組むためのディスカッションやプレゼンテーシ ョンの作法について、観光やまちづくりにかかわる課題を通して実践的に身につける。

学外活動

社会貢献活動

  • 特定非営利活動法人 たいとう歴史都市研究会, 2021年04月01日