Kritische Theorie der Toleranz in japanischen Fällen, 田原 彰太郎, 茨城大学人文社会科学部紀要 人文社会科学論集, 3, 43, 55, 2024年02月
自律の実質的構想 ─共通の特徴に基づくアプローチ─, 田原 彰太郎, 人文社会科学論集, 55, 76, 2022年02月
カントと徳の問題――「善に対する正の優位」を通してのアプローチ――, 田原 彰太郎, 『徳と政治――徳倫理と政治哲学の接点――』, 85, 104, 2019年05月20日, 晃洋書房
なぜ道徳は哲学を必要とするのか―イマヌエル・カントの場合, 田原 彰太郎, Philosophia, 105, 103, 120, 2018年03月26日
Was gibt den kategorischen Imperativ?, Shotaro Tahara, Natur und Freiheit: Akten des XII. Internationalen Kant-Kongresses, 2199, 2207, 2018年, Walter de Gruyter
自律的行為者の行方 ── 個人主義的構想から実質的構想への展開 ──, 田原彰太郎, WASEDA RILAS JOURNAL, 5, 193, 203, 2017年10月21日, 早稲田大学総合人文科学研究センター
経験主義批判としての最高善論, 田原彰太郎, 知泉書簡, 16, 8, 22, 2015年
カント的行為者を文脈に位置付ける―バーバラ・ハーマンの道徳的熟慮論を手がかりとして―, 田原彰太郎, 現代カント研究, 13, 68, 83, 2015年, 晃洋書房
Bereicherung der Debatte über Autonomie―Potentialität der Kantischen Autonomie in der Gegenwart―, 田原彰太郎, 『第一回大阪哲学 ゼミナール報告集』, 45, 58, 2015年
Herman’s “Enlarged Version of Kantian Theory” ―View from the Deliberative Field―, 田原彰太郎, Philosophia, 101, 11, 27, 2014年, 早稲田大学哲学会
「格率の普遍化可能性と道徳性-カント『道徳形而上学の基礎づけ』第二章おける<道徳的判定の手続きとしての定言命法>研究―」(博士論文), 田原彰太郎, 2013年01月
目的自体とは何か―目的自体の方式を理解するために―, 田原彰太郎, 日本カント研究, 13, 213, 229, 2012年, 理想社
ヘンリー・シュー『人権と文化的差異』, 田原彰太郎, 『ドイツ応用倫理学研究』 (平成22年度科学研究費補助金(基盤研究A)研究成果報告書), 179, 188, 2012年
定言命法と道徳形而上学 : 定言命法の新たな解釈基盤, 田原 彰太郎, フィロソフィア, 99, 61, 82, 2011年, 早稲田大学哲学会
カントと「普遍化可能性」論--「普遍化可能性」はカント倫理学研究の中心でありうるか, 田原 彰太郎, 早稲田大学大学院文学研究科紀要. 第1分冊, 56, 35, 49, 2010年, 早稲田大学大学院文学研究科
格率の関連する記述の問題, 田原 彰太郎, 哲学世界, 31, 45, 57, 2008年, 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻
行為の道徳的判定の基準―考えることにおける矛盾について―, 田原彰太郎, 『日本カント研究』, 9, 157, 172, 2008年, 理想社
カントの命法理論--規範とその基礎づけについて, 田原 彰太郎, 早稲田大学大学院文学研究科紀要. 第1分冊, 53, 29, 44, 2007年, 早稲田大学大学院文学研究科
カント的自律を現代の自律研究と接続する試み, 田原 彰太郎, 2024年度早稲田大学哲学会, 2024年07月06日
「道徳的自律と自律的道徳」の読解, 田原 彰太郎, 批判的社会理論研究会 第44回研究例会, 2024年03月23日
人権理論におけるカント的自律の現代的意義, 田原 彰太郎, 第14回大阪哲学ゼミナール, 2023年09月02日
2023年05月04日
経験からの独立なきア・プリオリ:カント的実践哲学における一潮流の検討, 倫理におけるア・プリオリ, 2020年02月28日
Autonomy and moral coercion, Shotaro Tahara, Japanese-German workshop, 2019年03月26日, DFG, Waseda University
“The priority of the right over the good” reconsidered in a Kantian way, 田原 彰太郎, 第六回大阪哲学ゼミナール, 2018年09月18日, 大阪哲学ゼミナール事務局, 大阪
「承認論の再検討―自律と公平性という観点から」(藤野寛著『「承認」の哲学――他者に認められるとはどういうことか』合評会でのコメンテーター), 田原彰太郎, 現代倫理学研究会12月例会, 2016年12月, 現代倫理学研究会, 東京(専修大学)
「カント的グローバル・ジャスティスの可能性」, 田原彰太郎, 第四回大阪哲学ゼミナール, 2016年12月, 大阪哲学ゼミナール事務局, 大阪(大阪大学)
“Why do morals need philosophy?”, Shotaro Tahara, Colloquium: Current Themes in Japanese Kant-Studies, 2016年09月, 東京(早稲田大学)
「コースガードにおける超越論的論証と自律」, 田原彰太郎, 『超越論的論証:その本質と発展可能性』第7回研究会, 2016年03月, 山形(山形大学)
「人を尊重すること―カント倫理学におけるその体系的位置づけ―」, 田原彰太郎, 第二回大阪哲学ゼミナール, 2015年12月, 大阪哲学ゼミナール事務局, 大阪(大阪大学)
„Was gibt den kategorischen Imperativ?“, Shotaro Tahara, Der 12. Internationale Kant-Kongress, 2015年09月, Kant Gesellschaft, ウィーン(ウィーン大学)
„Bereicherung der Debatte über Autonomie―Potentialität der Kantischen Autonomie in der Gegenwart―“, Shotaro Tahara, 第一回哲学ゼミナール, 2015年03月, 大阪哲学ゼミナール事務局, 大阪(大阪大学)
„Das Paradoxon der Autonomie“, Shotaro Tahara, ハイナー・クレンメ教授来日記念シンポジウム, 2015年03月, 東京(お茶の水女子大学)
「経験主義批判としての最高善論」, 田原彰太郎, 日本カント協会大39回学会, 2014年11月, 日本カント協会, 岡山(岡山大学)
「カント的行為者を文脈に位置付ける―バーバラ・ハーマンの道徳的熟慮論を手がかりとして―」, 田原彰太郎, カント研究会第266回例会, 2012年12月, カント研究会, 東京(法政大学)
「行為の道徳的判定と定言命法の諸方式―目的自体と自律を中心として―」, 田原彰太郎, 日本哲学会第71回大会, 2012年05月, 日本哲学会, 大阪(大阪大学)
「定言命法と道徳形而上学―定言命法の新たな解釈基盤―」, 田原彰太郎, カント研究会第253回例会, 2011年07月, カント研究会, 東京(法政大学)
「道徳的判定の基準としての人間性の方式」, 田原彰太郎, 日本カント協会第35回学会, 2010年11月, 日本カント協会, 新潟(新潟大学)
「カントと道徳的判断の問題―定言命法の統一的理解に関する一視点―」, 田原彰太郎, 早稲田大学哲学会哲学部会秋季研究発表会, 2009年12月, 早稲田大学哲学会, 東京(早稲田大学)
「『普遍化可能性』はカント倫理学の基軸でありうるか」, 田原彰太郎, 日本倫理学会第60回大会, 2009年10月, 日本倫理学会, 愛知(南山大学)
「カントと普遍化可能性論」, 田原彰太郎, 第37回インター・ユニバーシティ哲学研究会、大正大学, 2009年02月, 東京(大正大学)
「格率の普遍化可能性―厳格主義的カント解釈を超えて―」, 田原彰太郎, カント研究会第216回例会, 2007年11月, カント研究会, 東京(法政大学)
「考えることにおける矛盾―『道徳形而上学の基礎づけ』における行為の ,道徳的判定の基準について―」, 田原彰太郎, 日本カント協会第32回学会, 2007年10月, 日本カント協会, 茨城(筑波大学)
「意志の原理としての定言命法―カント倫理学における普遍主義―」, 田原彰太郎, 早稲田大学哲学会学会, 2007年07月, 早稲田大学哲学会, 早稲田大学(東京)
20K12777, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 自律と道徳的強制に関わる倫理学的研究―実質的構想とカント実践哲学を手掛かりとして, 本研究課題の2年目に当たる2021年度には、これまでに行った実質的構想に関する基礎的研究の成果をまとめた論文「自律の実質的構想――共通の特徴に基づくアプローチ」を公刊した。この論文では、まず、自律の実質的構想に含まれる代表的立場には、一般的に挙げられるよりも多くの共通の特徴が見いだせることを指摘した。この論文で挙げたのは、課題、方法論、実質性、フェミニズム的関心、関係性、全人性という六つの特徴である。この六つの特徴を明示したという点が、本研究の独自の成果である。この論文ではさらに、この六つの特徴を用いて、実質的構想の代表的立場である規範的能力説、社会関係説、自尊心説という三つの立場を説明した。この説明によって、六つの特徴が実質的構想に含まれる代表的な各立場に共有されていることが裏付けられるとともに、この六つの共通の特徴がどのように各立場のなかで具体化されているのか、という新しい観点から実質的構想が解明された。
この論文を作成する過程で、ジェラルド・ドゥオーキンとジョン・クリストマンの諸文献を中心に、自律の価値中立的構想の研究も進めた。この研究の進展によって、価値中立的構想を支持する議論の中には、実質的構想の問題点を明らかにするために有用な論点がある、との知見を得ることができた。
なお、本研究課題では、2020年にドイツ・フランクフルトにて開催予定であったワークショップに参加することになっていたが、このワークショップが新型コロナウィルスの世界的な感染拡大によって、2020年度に続き、2021年度にも実現できず、2023年へと延期された。
科学研究費助成事業, 「《経験的改訂を容れる「ア・プリオリ」概念》を用いたカント的超越論哲学の組み換え」
「《経験的改訂を容れる「ア・プリオリ」概念》を用いたカント的超越論哲学の組み換え」
【科学研究費助成事業】, 「出版当時の議論状況を反映させたカント『実践理性批判』の再検討」
「自律の倫理学的研究―現代カント主義を中心として―」
早稲田大学, ライナー・フォルストの「正当化への権利」とそれを基礎とした正義論の展開
【科学研究費助成事業】, 「カントの道徳的判断論とその発展的解釈」
JP25K03517, 自律尊重の道徳基底的解釈:実質的構想とカント哲学の接続を通して, 本研究の目的は、実質的構想とカント哲学とを接続することによって、自律尊重の道徳基底的解釈を提案することである。実質的構想に対しては、自律尊重の失敗という重大な批判があるが、実質的構想はこの批判に十分に応えることができていない。実質的構想に基づき自律の尊重を考えることの主たる困難は、行為者の選好を修正せずに受け入れるという自律尊重の選好基底的解釈を用いることができないにもかかわらず、その他に利用可能な解釈がないという点にある。本研究では、実質的構想が利用可能な解釈をカント哲学の研究を通して道徳基底的解釈として構築することによって、実質的構想に基づく自律尊重のあり方を提案する。
JP20K12777, 自律と道徳的強制に関わる倫理学的研究―実質的構想とカント実践哲学を手掛かりとして, 本研究は、現代の自律理論を基礎として自律と道徳的強制との関係を明らかにする。自律と道徳的強制とは通常、道徳的強制が各個人の自律を制約するという仕方で関連付けられる。しかし、現代の自律理論のなかには、行為者が自律的であるためにはある種の道徳的強制を受け入れなければならないという仕方で、道徳的強制を自律の条件として位置付ける立場がある。この立場は自律の実質的構想と呼ばれる。本研究の主たる研究対象となるのが、この実質的構想である。本研究は、この実質的構想という観点から、自律とは何であり、自律を尊重するとは何をすることなのかを明らかにする。;本研究は、自律とは何か、自律はなぜ重要かを基礎的問いとし、この問いを道徳的強制との関係において考察するものであった。とくに実質的構想(現代自律理論における有力な立場の一つ)とカント実践哲学に着目することによって、本研究は進められた。本研究の成果は、①実質的構想の各立場の中に通常よりも多くの共通の特徴を見出したこと、②実質的構想の問題点を明示し、その問題点への取り組みにおいてカント実践哲学が思想的資源として役立つことを明らかにしたこと、③実質的構想や現代におけるカント的自律が、フェミニズム、人権、寛容という論点の中でもちうる役割を究明したこと、とまとめることができる。;本研究では、実質的構想という自律理論の比較的に新しい立場、ならびに、自律に関する古典ともいえるカント実践哲学に基づき、自律の基礎的研究を行った。本研究では、自律の内実やその問題点を明らかにしたゆえに、学問諸分野や社会実践が自律に関して掘り下げて考察をする際に有益な観点を提供できるはずである。;さらに本研究は、フェミニズム、人権、寛容という現代社会において重要な論点のなかで自律が重要な役割を持っていることを明らかにしたゆえに、社会のあるべき姿を考える際には自律への着目が不可欠であるということも示せたはずである。
JP17K02186, 《経験的改訂を容れる「ア・プリオリ」概念》を用いたカント的超越論哲学の組み換え, 本研究は、特に分析認識論で展開されてきた《経験的改訂を容れるア・プリオリ》の構想に依拠して、認識・倫理の歴史性を勘案しつつもなお「カント的」たり得るような新たな超越論哲学の枠組みの提起を目指した。千葉は認識論分野を担当し、特にL. バンジョーのア・プリオリ論に依拠し、カント理論哲学がもつ問題点を克服する方途を示した。田原は倫理学分野を担当し、カント的な普遍的道徳規範を、経験からの独立を主張することなく正当化する現代的試みを明らかにするとともに、ア・プリオリ性を備えたカント的道徳法則のもとであっても歴史的に変化しうる道徳判断の可能性を追求した。;本研究は、最近の分析認識論におけるア・プリオリ論に依拠しつつ、しばしば自明視される「ア・プリオリ」についてのカント的理解を問い直し、特に認識・倫理の歴史性の問題に取り組むことを通じて、カント理論哲学並びに実践哲学の現代的展開のための基礎的枠組みを彫琢する、という課題の着手点を打ち立てた。また、特に倫理学に関して、普遍化可能性研究における基礎文献の邦訳を出版することにより、この点についての日本語圏の研究に寄与した。
JP17H07165, 出版当時の議論状況を反映させたカント『実践理性批判』の再検討, 本研究は、カント『実践理性批判』および関連著作を「論争」という観点から読み解いた。本研究がとくに注目したのは、「善に対する正の優位」というテーマである。このテーマは様々な解釈が可能なものではあるが、カントに即して解すれば、「幸福に対する道徳の優位」をこのテーマは意味している。道徳に対する幸福の優位を主張する様々な思想家に対抗して、幸福に対する道徳の優位をカントが説くというのが、本研究の着眼点である「論争」の内実である。本研究によって、カントが反論を試みた「道徳に対する幸福の優位」はどのようなものであり、カントがどのような論拠からそれらに対して反論を行ったのかが明らかになった。;カントの実践哲学は、倫理学の歴史を考えるうえでも、現在の倫理学研究の動向を理解するうえでも重要である。『実践理性批判』はこのカントの実践哲学における最重要著作のひとつである。以下の関連する二つの点において本研究は、今後のカント研究、さらにより広く倫理学研究にも有意義だと思われる。(1)本研究は、『実践理性批判』をカントと同時代の思想家との論争という新しい切り口から理解する道を開いた。(2)本研究は、実践哲学における「論争家としてのカント」を論じた。このような論じ方自体が、これまでのカント研究のなかにはあまりなかったものである。