K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

澤﨑 久和
文学部 中国文学科
教授(特別専任)
Last Updated :2024/07/04

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    澤﨑 久和, サワザキ ヒサカズ

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所属・職名

  • 文学部 中国文学科, 教授(特別専任)

学歴

  • 1979年04月, 1981年09月, 東北大学, 大学院文学研究科中国学専攻博士課程後期 中途退学
  • 1977年04月, 1979年03月, 修了, 東北大学, 大学院文学研究科中国学専攻博士課程前期
  • 1973年04月, 1977年03月, 卒業, 東北大学, 文学部中国文学科, 中国文学専攻

学位

  • 1977年03月, 文学修士, 東北大学, 文学関係, 晩年の李商隠とその詩
  • 文学修士

職歴

  • 2021年04月, 9999年, 國學院大學文学部, 教授(特別専任)
  • 2020年04月, 2021年03月, 福井大学, 特命教授(教育学部)
  • 2000年04月, 2020年03月, 福井大学, 教授(教育地域科学部、教育学部)
  • 1986年04月, 2000年03月, 福井大学, 助教授(教育学部、教育地域科学部)
  • 1981年10月, 1986年03月, 高知大学, 講師(人文学部)

本学就任年月日

  • 2021年04月01日

研究分野

  • 唐代伝奇小説
  • 唐詩
  • 宋詩
  • 白居易

研究活動

論文

  • 唐代小説「封陟」と「任生」, 澤崎久和, 國學院雜誌, 124, 7, 1, 20, 2023年07月15日, 國學院大學
  • 唐代小説の中の詩歌, 澤崎久和, 國學院中國學會報, 67, 1, 26, 2021年12月25日, 國學院大學中國學會
  • 唐代小説「辛察」と「煎餅招鬼」, 澤崎久和, 石川忠久先生星寿記念論文集 菊を採る東籬の下, 243, 261, 2021年10月26日, 汲古書院
  • 唐代伝奇小説「裴航」と宋詞―楊沢民「倒犯〔藍橋〕」を中心に―, 澤崎久和, 新しい漢字漢文教育, 70, 46, 55, 2020年06月30日, 全国漢文教育学会編
  • 『歴代詠史百律』諸本間の異同について, 澤崎久和, 大沼枕山『歴代詠史百律』の研究, 13, 23, 2020年02月27日
  • 白居易「以詩爲佛事」と『維摩経』ー宋代への継承を視野に入れて―, 澤崎 久和, 白居易研究年報, 16, 11, 35, 2015年12月25日, 勉誠出版, 本論文は拙文「白居易「以詩爲佛事」と『維摩経』」を承けて以下のことを明らかにした。(1)白居易の詩句「以詩為佛事」は『維摩経』菩薩行品中の言葉に依拠していること。これに関連して「先以詩句牽、後令入佛智」も『維摩経』仏道品に依拠していること。(2)白居易の「以詩為佛事」は晁迥の著作に影響を与えていること。さらには、晁迥以外の北宋の文人によっても、詩文の創作と「佛事」とを結びつける例が認められること。本稿はこれらによって北宋における白居易詩文受容の一例を示す。
  • 晁迥『法蔵砕金録』と白居易詩文初探, 澤崎久和, 白居易研究年報, 15, 78, 101, 2015年03月31日, 勉誠出版, 北宋・晁迥の『法蔵砕金録』は北宋初における思想・宗教及び文学を知る上で重要な文献である。本稿は『法蔵砕金録』が多数の白居易詩文を引用してこれに高い評価を与えていること、及び晁迥が白居易の詩に依拠した自身の詩(擬詩)を創作していることを指摘し、北宋における白居易受容の具体例について解明した。
  • 白居易「心泰身寧是歸處、故郷可獨在長安」について, 澤崎 久和, 中国文史論叢, 8, 55, 66, 2012年03月17日
  • 白居易の詩における<故郷>, 澤崎 久和, 学林, 53・54, 291, 314, 2011年12月20日, 中国藝文研究会
  • 『文苑英華』所収『麗情集』「長恨歌伝」の本文について, 澤崎 久和, 白居易研究年報, 11, 105, 144, 2010年12月28日, 勉誠出版
  • 関義臣撰『秋声窓詩抄別集』と武生騒動, 澤崎 久和, 越前市史編纂だより, 5, 1, 11, 2010年03月31日
  • 「同宿」の詩―白居易詩の表現―, 澤崎 久和, 未名, 27, 1, 44, 2009年03月
  • 白居易の「贈物詩」について, 澤崎 久和, 福井大学教育地域科学部紀要第Ⅰ部、人文科学(国語学・国文学・中国学編), 59, 11, 42, 2009年01月
  • 宋詩自注所引の白居易関係資料―王禹偁・宋庠―, 澤崎 久和, 白居易研究年報, 7, 222, 242, 2006年10月01日
  • 唐代における望郷帰夢の詩, 澤崎 久和, 新しい漢字漢文教育, 41, 18, 28, 2005年11月30日
  • 「招客」の詩-白居易詩の表現-, 澤崎 久和, 白居易研究年報, 5, 20, 44, 2004年08月10日
  • 劉禹錫「送春曲」三首をめぐって, 澤崎 久和, 中国中世文学研究 四十周年記念論文集, 257, 269, 2001年10月25日
  • 『西国立志編』の漢字語彙―英語片仮名表記を有する漢字語彙とその索引―, 永井崇弘; 岡島昭浩; 澤崎 久和; 李忠啓, 国語国文学(福井大学国語学会), 40, 31, 78, 2001年03月21日
  • 『西国立志編』の漢語-左傍訓を有する漢字語彙とその索引-, 岡島昭浩; 澤崎 久和; 永井崇弘; 李忠啓, 福井大学教育地域科学部紀要Ⅰ(人文科学), 51, 19, 88, 2000年12月
  • 「傷心」と「清心」-李白の詩-, 澤崎 久和, 中国思想の流れ(中)隋唐・宋元(晃洋書房), 63, 68, 2000年05月20日
  • 偶作詩の成立と白居易 ー「偶作」「偶成」「偶題」ー, 澤崎 久和, 中国中世文学研究, 36, 1, 21, 1999年07月
  • 『麗情集』所収「長恨歌伝」について, 澤崎 久和, 東洋古典學研究, 5, 28, 46, 1998年05月01日
  • 内閣本『廬山記』所収詩の本文及びその校異と問題点, 澤崎 久和, 福井大学教育学部紀要Ⅰ(人文科学), 48, 1, 46, 1997年12月
  • 白居易と仙遊寺, 澤崎 久和, 国語国文学(福井大学国語学会), 36, 51, 62, 1997年03月20日
  • 白居易詩「飽食」考-白居易の詩における身体と精神-, 澤崎 久和, 福井大学教育学部紀要Ⅰ(人文科学), 47, 13, 31, 1996年12月
  • 白居易詩中的比較表現手法, 澤崎 久和, 国際漢学論壇, 2, 433, 448, 1995年10月, 西北大学出版社
  • 内閣文庫蔵宋刊本『廬山記』による『全唐詩』の補訂, 澤崎 久和, 福井大学教育学部紀要Ⅰ(人文科学), 44, 21, 34, 1995年03月, 福井大学
  • 白居易の日常生活, 澤崎 久和, 白居易研究講座(白居易の文学と人生), 1, 251, 269, 1993年06月12日
  • 白居易と絵画, 澤崎 久和, 福井大学教育学部紀要Ⅰ(人文科学), 40, 1, 21, 1991年07月30日
  • 王維詩「青苔」考, 澤崎 久和, 国語国文学(福井大学国語国文学会), 30, 97, 110, 1991年03月01日
  • 白居易の写真詩をめぐって, 澤崎 久和, 福井大学教育学部紀要Ⅰ(人文科学), 39, 1, 29, 1991年02月28日
  • 白居易の詩における「自問」について, 澤崎 久和, 福井大学教育学部紀要Ⅰ(人文科学), 38, 1, 28, 1990年07月30日
  • 『松陵集』の構成と編次-沈開生氏「皮日休繋年考弁」補正-, 澤崎 久和, 国語国文学(福井大学国語国文学会), 26, 1, 16, 1987年04月
  • 『花間集』における「沿襲」, 澤崎 久和, 高知大学学術研報告(人文科学), 34, 73, 94, 1985年10月
  • 『花間集』における「昏・魂・痕」等について, 澤崎 久和, 高知大国文, 15, 40, 48, 1984年12月
  • 唐詩における擬人法, 澤崎 久和, 高知大国文, 13, 1, 15, 1982年12月
  • 晩年の李商隠における仏教信仰と駢文作家活動-晩年の詩の成立契機-, 澤崎 久和, 集刊東洋学, 42, 25, 39, 1979年10月

Misc

  • 『河東記』訳注稿(十), 赤井益久、岡田充博、澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 36, 17, 178, 2023年02月, 名古屋大学大学院人文学研究科中国語中国文学分野・専門, 赤井益久、岡田充博
  • 書評:赤井益久著『唐代伝奇小説の研究』, 澤﨑久和, 國學院雜誌, 123, 7, 41, 45, 2022年07月15日, 國學院大學
  • 『河東記』訳注稿(九), 赤井益久・岡田充博・澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 35, 23, 86, 2022年02月, 名古屋大学大学院人文学研究科中国語中国文学分野・専門, 赤井益久、岡田充博
  • 書評:佐野誠子『怪を志す 六朝志怪の誕生と展開』, 澤崎久和, 新しい漢字漢文教育, 72, 117, 117, 2021年11月30日, 全国漢文教育学会
  • 『河東記』訳注稿(八), 赤井益久; 岡田充博; 澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 34, 48, 104, 2021年02月, 名古屋大学大学院文学研究科中国語中国文学分野・専門, 赤井益久、岡田充博
  • 晁迥『法蔵砕金録』所収白居易関係資料訳注稿(四), 澤崎久和, 白居易研究年報, 20, 261, 298, 2020年09月30日
  • 『河東記』訳注稿(七), 赤井益久; 岡田充博; 澤崎久和, 名古屋大学中国語学中国文学論集, 33, 77, 172, 2020年02月, 名古屋大学中国語中国文学分野・専門, 赤井益久、岡田充博
  • 『河東記』訳注稿(六), 赤井益久; 岡田充博; 澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 32, 41, 106, 2019年02月, 名古屋大学大学院人文学研究科中国語中国文学分野・専門, 赤井益久、岡田充博
  • 晁迥『法蔵砕金録』所収白居易関係資料訳注稿(三), 澤崎久和, 白居易研究年報, 19, 321, 349, 2018年12月28日
  • 『河東記』訳注稿(五), 赤井益久; 岡田充博; 澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 31, 112, 184, 2018年02月, 名古屋大学大学院人文学研究科中国語中国文学分野・専門, 赤井益久、岡田充博
  • 晁迥『法蔵砕金録』所収白居易関係資料訳注稿(二), 澤崎久和, 白居易研究年報, 18, 329, 353, 2017年12月28日
  • 『河東記』訳注稿(四), 赤井益久; 岡田充博; 澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 30, 225, 289, 2017年03月, 名古屋大学中国文学研究室, 赤井益久、岡田充博
  • 晁迥『法蔵砕金録』所収白居易関係資料訳注稿(一), 澤崎久和, 白居易研究年報, 17, 251, 279, 2016年12月25日
  • 『河東記』訳注稿(三), 赤井益久; 岡田充博; 澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 29, 193, 252, 2015年12月, 名古屋大学中国文学研究室, 赤井益久、岡田充博
  • 特集に寄せて, 澤崎久和, 白居易研究年報, 15, 2, 7, 2015年03月31日
  • 『河東記』訳注稿(二), 赤井益久; 岡田充博; 澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 28, 69, 116, 2014年12月, 名古屋大学中国文学研究室, 赤井益久、岡田充博
  • 『河東記』訳注稿(一), 赤井益久; 岡田充博; 澤崎久和, 名古屋大学中国語学文学論集, 27, 21, 47, 2014年08月, 名古屋大学中国文学研究室, 赤井益久、岡田充博
  • (書評)丸山茂『唐代の文化と詩人の心―白樂天を中心に―』, 澤崎久和, 白居易研究年報, 12, 235, 252, 2011年12月31日
  • 碑文と漢詩, 澤崎 久和, 越前市史 資料編14 武生騒動, 203, 221, 2010年03月31日
  • 宋詩自注所引の白居易関係資料(三)―南宋詩―, 澤崎 久和, 白居易研究年報, 9, 265, 305, 2008年10月01日, 勉誠出版
  • 宋詩自注所引の白居易関係資料(二)―北宋詩―, 澤崎 久和, 白居易研究年報, 8, 190, 222, 2007年10月01日
  • 白居易の詩と贈答品, 澤崎久和, 新釈漢文大系季報, 102, 1, 3, 2005年07月10日
  • ふたたび仙遊寺を訪ねて, 澤崎 久和, 国語国文学(福井大学国語学会), 42, 49, 51, 2003年03月20日
  • 白居易(白楽天) 親しみやすさが生んだ人気, 澤崎 久和, 週刊朝日百科 世界の文学, 105, 11:142, 143, 2001年07月29日
  • 志村良治先生と短歌, 澤崎久和, トンシュエ, 20, 14, 15, 2000年09月16日
  • 偶作詩と白居易, 澤崎 久和, 1999年度中唐文学会報, 27, 32, 1999年10月01日
  • 白居易詩の比較表現, 澤崎 久和, 第五回中唐文学会大会資料集, 1, 8, 1994年
  • (書評)唐代の妓女・妓館と唐詩との関わりを知るために, 澤崎久和, 東方, 141, 20, 23, 1992年12月05日
  • 『花間集』的沿襲, 澤崎久和, 詞學, 9, 90, 120, 1992年07月
  • 白居易の「百道判」にみられる婚姻観(翻訳), 澤崎 久和; 馬歌東, 国語国文学(福井大学国語国文学会), 27, 1, 12, 1988年

著書等出版物

  • 唐代小説集『河東記』詳注, 赤井益久、岡田充博、澤崎久和, 汲古書院, 2024年05月15日
  • 大沼枕山『歴代詠史百律』の研究, 詹満江; 石川忠久; 市川桃子; 澤崎久和; 三上英司; 松浦史子; 有木大輔; 大村和人; 高芝麻子; 遠藤星希; 大戸温子, 汲古書院, 2020年02月27日
  • 杜甫全詩訳注(一), 澤崎久和他, 講談社, 2016年06月10日
  • 白居易詩研究, 澤崎 久和, 研文出版, 2013年02月28日
  • 詞学の用語 『詞学名詞釈義』訳注, 明木茂夫; 池田智幸; 小田美和子; 神部明果; 澤崎 久和; 萩原正樹; 藤原祐子; 保苅佳昭; 松尾肇子; 村越貴代美, 汲古書院, 2010年03月25日
  • 宋代の詞論-張炎『詞源』-, 明木 茂夫; 玄 幸子; 澤崎 久和; 萩原 正樹; 保苅 佳昭; 松尾 肇子, 中国書店, 2004年03月10日
  • 『白氏文集』諸本作品検索表[稿], 神鷹徳治; 岡田充博; 澤崎 久和; 下定雅弘, 帝塚山学院大学(非売品), 1996年03月10日
  • 表現マスター中国語-浅きから深きへの16章-, 黒坂満輝; 笠原祥士郎; 澤崎 久和, 同学社, 1991年02月01日
  • 皮日休詩索引, 志村良治; 澤崎 久和; 門脇廣文ほか東北大学文学部中国文学研究室, 采華書林, 1983年11月
  • 仙台における魯迅の記録, 阿部兼也; 渡辺襄; 阿部美智子; 澤崎 久和; 佐竹保子; 小林豊; 村川由美; 寅野滋; 北川幹夫, 平凡社, 1978年02月24日

競争的資金

  • 26370406, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業(基盤研究(C)(一般)), 北宋における白居易受容の研究
  • 245056, 文部科学省, 科学研究費助成事業(研究成果公開促進費), 白居易詩研究
  • 15K02441, 大沼枕山明治期詩業の比較文学的研究, 大沼枕山明治期詩業の『歴代詠史百律』百三首全てに詳細な訳注を施した。研究期間中、国立歴史民俗博物館、福生市郷土資料室、会津若松市立会津図書館、茨城大学図書館、西尾市岩瀬文庫、蓬左文庫等を調査し、枕山の書簡、逸詩、軸物や扇面への揮毫、鈔本の『詠物詩』等の存在を確認した。また、国文学研究資料館、国立公文書館、国会図書館、大阪大学図書館、藝術大学図書館等を調査し、訳注を施した『歴代詠史百律』には二種類のテクストがあることを究明した。さらに、訳注を施す課程で得た枕山の詠史詩の特徴についての知見を、「大沼枕山と陶淵明」、「幕末明治期における詠史百首流行と『歴代詠史百律』」など、数篇の論考にまとめた。;日本漢詩文の研究はまだ着手されたばかりの段階と言わざるを得ないが、幕末明治期最大の漢詩人大沼枕山の研究は特に進んでいない。就中その明治期の詩は僅か百三十数首が遺稿として纏められているにすぎず、その詩業のほとんどは輯佚もされず、機関誌や雑誌に埋もれ、あるいは散逸し、研究されないままである。;本研究は大沼枕山の明治期の詩業の一部を明らかにするものであり、学界に一石を投ずることになるはずである。枕山の『歴代詠史百律』は、彼の明治期の詩業の中の代表的な作品集であり、今回、初めて訳注が施され、近いうちに出版される予定であるので、一般の読者にも歓迎され、広く受容されることを企図している。
  • 26370406, 北宋における白居易受容の研究, 本研究は白居易に関して、北宋・晁迥の『法蔵砕金録』が重要なテキストであることを解明した。要点を三つ挙げる。(1)本書が多数の白居易の詩文を引用し、高い評価を与えていること。(2)晁迥が白居易の詩に依拠した自身の詩(擬詩)を創作していること。(3)白居易の「以詩為仏事」という文学観は『維摩経』中の言葉に依っており、この語が晁迥に影響を与えたこと。また、白居易に関する一部の章の訳注を作成した。;北宋・陳舜兪の『廬山記』も多くの白居易詩文を収録する。そこで、陳舜兪の『廬山記』諸本を調査し、これに含まれる白居易詩文の意義を確認した。

教育活動

担当授業

  • 中国原典研究I, 2021, 白居易の作品は『白氏文集』に詩文合わせて三千数百篇を存し、そのほとんどは作詩年代を特定することができる。白居易の生涯をたどりつつその詩文を読むことにより、作品の特色と後世への影響について考察する。なお、今期は白居易の江州時代までを扱う。
  • 中国原典演習I, 2021, 白居易の詩文集『白氏文集』から、四十代初めに母の喪に服していた時の作、「効陶潜体詩十六首」を読む。陶潜は陶淵明のことで、その陶淵明にならって作った十六首の詩には陶淵明の詩を典拠とする詩句が多いばかりではなく、様々な先秦漢魏六朝の詩文が取り込まれている。白居易の詩とその典拠を毎回発表形式で読むことを通じて、中国古来の人々の人生観・人間観が文学の中でどのように表現されてきたかを探求する。
  • 中国文学通史, 2021, 中国文学は長い歴史と多様なジャンルを有する。それらの歴史的展開を、時代区分、作者、作品、時代背景等を考えながら学ぶ。あわせて、文学史に関わるさまざまな述語について理解する。
  • 唐宋詩文演習, 2021, 中国古典文学のうち、詩の黄金時代である唐代と宋代の詩歌から主要な作品を取り挙げ、その注釈と共に読解する。あわせて、唐代宋代の散文も取り上げる。古典詩を読むには、古来の注釈に沿って読むことによって詩歌に対する伝統的なアプローチの方法を知ることとともに、受講者自身が現在の目で読み、調べ、考え、味わうことが必要である。本授業ではそのための基礎を培いたい。
  • 唐宋詩文演習, 2021, 中国古典文学のうち、詩の黄金時代である唐代と宋代の詩歌から主要な作品を取り挙げ、その注釈と共に読解する。あわせて、唐代宋代の散文も取り上げる。古典詩を読むには、古来の注釈に沿って読むことによって詩歌に対する伝統的なアプローチの方法を知ることとともに、受講者自身が現在の目で読み、調べ、考え、味わうことが必要である。本授業ではそのための基礎を培いたい。
  • 中国文学特殊講義B, 2021, 主として『太平広記』所収の「再生」に関わる作品を時代の順及び内容の別によって選読し、中国古典小説の史的展開を「再生譚」をテーマに概観する。
  • 中国文学通史, 2022, 中国文学は長い歴史と多様なジャンルを有する。それらの歴史的展開を、時代区分、作者、作品、時代背景等を考えながら学ぶ。あわせて、文学史に関わるさまざまな述語について理解する。
  • 唐宋詩文演習, 2022, 中国古典文学のうち、詩の黄金時代である唐代と宋代の詩歌から主要な作品を取り挙げ、その注釈と共に読解する。あわせて、唐代宋代の散文も取り上げる。古典詩を読むには、古来の注釈に沿って読むことによって詩歌に対する伝統的なアプローチの方法を知ることとともに、受講者自身が現在の目で読み、調べ、考え、味わうことが必要である。本授業ではそのための基礎を培いたい。
  • 唐宋詩文演習, 2022, 中国古典文学のうち、詩の黄金時代である唐代と宋代の詩歌から主要な作品を取り挙げ、その注釈と共に読解する。あわせて、唐代宋代の散文も取り上げる。古典詩を読むには、古来の注釈に沿って読むことによって詩歌に対する伝統的なアプローチの方法を知ることとともに、受講者自身が現在の目で読み、調べ、考え、味わうことが必要である。本授業ではそのための基礎を培いたい。
  • 中国文学特殊講義B, 2022, 主として『太平広記』所収の唐代伝奇小説を選読する。今期は「杜子春」とその類話を読み、中国古典小説の展開の一例について検討する。
  • 中国原典研究I, 2022, 白居易の作品は『白氏文集』に詩文合わせて三千数百篇を存し、そのほとんどは作詩年代を特定することができる。白居易の生涯をたどりつつその詩文を読むことにより、作品の特色と後世への影響について考察する。なお、今期は蘇州時代までを扱う。
  • 中国原典演習I, 2022, 白居易は生涯の間に多くの唱和詩を残した。唱和の相手は少なくないが、中でも最も親しい友人であった元稹と劉禹錫とはそれぞれ多数の唱和詩を残している。唱和詩は中唐頃から徐々に盛んに作られるようになり、宋代では広く見られる創作方法となる。白居易とその友人たちとの唱和詩は中国古典文学史の中に一つの画期をなすものと言えよう。| 白居易と元稹の唱和詩を毎回発表形式で読むことを通じて、「唱和」という文学形式について知るとともに、そこに表現されるものの特徴と意義について探求する。
  • 唐宋詩文演習, 2023
  • 唐宋詩文演習, 2023
  • 中国原典研究I, 2023
  • 中国文学特殊講義B, 2023
  • 唐宋詩文演習, 2023
  • 中国原典演習I, 2023
  • 唐宋詩文演習, 2023, 中国古典文学のうち、詩の黄金時代である唐代と宋代の詩歌から主要な作品を取り挙げ、その注釈と共に読解する。あわせて、唐代宋代の散文も取り上げる。古典詩を読むには、古来の注釈に沿って読むことによって詩歌に対する伝統的なアプローチの方法を知ることとともに、受講者自身が現在の目で読み、調べ、考え、味わうことが必要である。本授業ではそのための基礎を培いたい。
  • 唐宋詩文演習, 2023, 中国古典文学のうち、詩の黄金時代である唐代と宋代の詩歌から主要な作品を取り挙げ、その注釈と共に読解する。あわせて、唐代宋代の散文も取り上げる。古典詩を読むには、古来の注釈に沿って読むことによって詩歌に対する伝統的なアプローチの方法を知ることとともに、受講者自身が現在の目で読み、調べ、考え、味わうことが必要である。本授業ではそのための基礎を培いたい。
  • 中国原典研究I, 2023, 白居易の作品は『白氏文集』に詩文合わせて三千数百篇を存し、そのほとんどは作詩年代を特定することができる。白居易の生涯をたどりつつその詩文を読むことにより、作品の特色と後世への影響について考察する。なお、今期は洛陽時代までを扱う。
  • 中国文学特殊講義B, 2023, 主として『太平広記』所収の唐代伝奇小説を選読する。今期は「李徵」とその類話を読み、中国古典小説の展開の一例について検討する。
  • 唐宋詩文演習, 2023, 中国古典文学のうち、詩の黄金時代である唐代と宋代の詩歌から主要な作品を取り挙げ、その注釈と共に読解する。あわせて、唐代宋代の散文も取り上げる。古典詩を読むには、古来の注釈に沿って読むことによって詩歌に対する伝統的なアプローチの方法を知ることとともに、受講者自身が現在の目で読み、調べ、考え、味わうことが必要である。本授業ではそのための基礎を培いたい。
  • 中国原典演習I, 2023, 白居易は生涯の間に多くの唱和詩を残した。唱和の相手は少なくないが、中でも最も親しい友人であった元稹と劉禹錫とはそれぞれ多数の唱和詩を残している。唱和詩は中唐頃から徐々に盛んに作られるようになり、宋代では広く見られる創作方法となる。白居易とその友人たちとの唱和詩は中国古典文学史の中に一つの画期をなすものと言えよう。| 白居易と元稹の唱和詩を毎回発表形式で読むことを通じて、「唱和」という文学形式について知るとともに、そこに表現されるものの特徴と意義について探求する。| 今期は「使東川」詩の後半を読む。

学外活動

学協会活動

  • 全国漢文教育学会
  • 中国社会文化学会
  • 中唐文学会
  • 東方学会
  • 東北中国学会
  • 日本中国学会
  • 和漢比較文学会

学外委員等活動

  • 2014年04月01日, 越前市史編纂委員会, 委員