K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

淺井 理恵子
文学部 外国語文化学科
教授
Last Updated :2019/04/20

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    淺井 理恵子, アサイ リエコ

所属・職名

  • 文学部 外国語文化学科, 教授

学位

  • 修士(文学)

研究分野

  • アメリカ史

研究活動

論文

  • 「冷戦初期アメリカの女性と軍事――アンナ・ローゼンバーグの事例から」, 淺井理恵子, 『國學院雑誌』, 第120巻, 第1号, 2019年01月, 國學院大學
  • Jeannette Rankin and the Women’s Peace Movement in the United States (修士論文), 1997年01月01日, 津田塾大学大学院文学研究科, アメリカ合衆国初の女性下院議員で平和主義者であるジャネット・ランキン(1880-1973)の生涯と活動を、アメリカ女性による平和運動の文脈に位置付けながら、第一次世界大戦前からヴェトナム反戦運動にいたるまで考察した。さらに、ランキンの平和主義の特徴である絶対平和主義と母性原理を検討し、今日の女性運動におけるランキンの平和思想の意義について論じた。
  • Jeannette Rankin on Peace and Women, 『論集』, 第20号, 13, 31, 1999年03月01日, 津田塾大学大学院英文学会, ジャネット・ランキンの活動を概観し、彼女の平和と女性に関する思想を、同時代に活躍した女性運動家ジェーン・アダムズ(1860-1935)とキャリー・キャット(1859-1847)と比較しながら検討した。三者とも女性を本質的に平和志向であると解釈した点は一致していたが、男性と平和の捉え方においては相違があった。最後に、男女の差異に基づくランキンの平和思想は今日の女性運動においてもなお有効な戦略であると結んだ。
  • Commemoration of Hiroshima and Nagasaki: The U.S. Nuclear Disarmament Movement from 1946 to 1959 (後期博士課程終了報告論文), 2000年12月01日, 津田塾大学大学院文学研究科, アメリカの平和運動がアメリカ社会における原爆投下の公的記憶形成過程において果たした役割についての研究。平和団体や反核グループが戦後繰り返し行っている8月6日の記念活動に注目し、特に終戦後から1950年代後半までの諸活動を考察した。さらに、それらを伝えた新聞報道の内容を検討することにより、これらの記念活動がどのように社会に受容され、以降の原爆表象をいかに規定したか、という点について論述した。
  • Commemoration of Hiroshima Day in the Antinuclear Weapons Movement in the United States, 1950-1955: The Case of the Fellowship of Reconciliation, Tsuda Review 46 (紀要), 1, 26, 2001年11月01日, 近年発展の目覚しい歴史と記憶に関する研究成果を踏まえ、アメリカの平和団体が8月6日の広島原爆投下の日に行った記念活動の意味を分析した。本稿では特に、戦前から活動を続けている宗教的平和団体が1950年と1955年に行った記念活動を取り上げた。先行研究は、平和・反核運動はヒロシマをもっぱら反核の象徴として呈示したと述べているが、それだけにとどまらず、原爆の歴史表象に自らの宗教的立場・社会的使命を投影させ、社会に発信したことを示した。
  • 「アメリカ平和運動史研究の展開-過去20年間の動向を中心に」, 『津田塾大学言語文化研究所報』, 第18号, 35, 47, 2003年07月01日, アメリカ平和運動史の研究動向を分析し、この研究領域の課題と将来の展望について論じた。最初に平和運動史研究の成り立ちと展開を概観し、過去20年間に起こった新しい動向について解説した。そして最後に、平和運動を社会改革運動と捉えること、また運動の国境横断的なネットワークに注目する、という二つの方向性を呈示することにより、アメリカ史像の再構築にこの分野が積極的に参与する可能性を示した。
  • 「せめぎ合あうヒロシマの記憶-1955年シカゴにおける広島原爆投下日の記念集会とその新聞報道をめぐる一考察」, 『立教アメリカン・スタディーズ』, 第26号(紀要), 111, 128, 2004年03月01日, 原爆投下の集合的記憶と公的記憶の関係についての研究。広島原爆投下から10年後の1955年8月6日にシカゴで行われた原爆投下の記念集会を取り上げ、集会を計画・遂行した平和団体の開催目的、実際の集会内容、またそれを報じたシカゴの日刊新聞やエスニック新聞である日系新聞の記事を検討し、平和運動内部で形成されたヒロシマの集合的記憶が外部社会に受容されヒロシマの公的記憶に回収されていく過程を考察した。
  • Commemoration of Hiroshima and Nagasaki Days in the United States: A Preliminary Comparison, 1980 and 1985, 『情報文化論』, vol. 7 (2005-2006), 74, 90, 2006年12月31日, 情報文化研究会, Upon the anniversary of the atomic bombing of Hiroshima and Nagasaki, American critics of nuclear weapons have invoked them as a symbol of nuclear threats to highlight their opposition. Drawing on new perspectives on historical memory and commemorations, this paper examines the way in which Americans publicly commemorated August 6 and 9 on the 35th and 40th anniversaries of the bombings, especially in the context of U.S. nuclear disarmament activism. Through comparisons with those in 1950s, the paper argues that commemorations of the atomic bombing of Japan in early 1980s multiplied in number but were more likely to be held in relation with local issues.
  • 「原爆とアメリカの反核運動―8月6日の記念活動を中心に―」, 『國學院雑誌』, 第107巻第12号, 1, 11, 2006年12月01日, 國學院大學, アメリカ社会では「原爆投下が戦争終結を早め、多くのアメリカ人の命を救った」という公的記憶 (public memory) が確立している。核兵器大国アメリカにおいて最も先鋭な批判集団である反核・平和諸団体は、その政治的位置にもかかわらず、この公的記憶を塗り替えることに成功していない。このような状況がいかにして生まれたか検証することが本稿の目的である。本稿では特に、反核団体による8月6日の広島原爆投下日の記念活動を考察し、反核運動が原爆をどのように歴史表象したか検討する。
  • Hiroshima and the U.S. Peace Movement: Commemoration of August 6, 1948-1960, The United States and the Second World War: New Perspectives on Diplomacy, War, and the Home Front (本のタイトル) , 333, 365, 2010年06月01日, Fordham University Press, This work attempts to examine the role that the U.S. peace movement played in shaping the American public memory of the atomic bombing of Hiroshima. It particularly pays attention to public commemorations held from the late 1940s through the early 1960s, when the nuclear disarmament movement experienced great ebbs and flows. This work demonstrates that meanings other than that of a symbol of nuclear dangers have been attached to Hiroshima since the late 1940s, but Hiroshima as a symbol of nuclear menace came to dominate activists' rhetoric in the early 1960s. It then concludes by following the process of the dehistoricization of Hiroshima up to the 1980s.
  • 「フェミニスト」とは誰か?―アメリカ史研究における1960-70年代の女性解放運動研究の動向と展望, Walpurgis 2012(外国語文化学科・外国語研究室紀要), 2012年03月16日, 國學院大学
  • アメリカの女性軍人政策史―第二次世界大戦以降を中心に, Walpurgis 2016 (國學院大學外国語研究室・外国語文化学科紀要), 2016年03月16日, 國學院大學 外国語研究室・外国語文化学科
  • 米軍のマンパワー政策とジェンダー―「女性軍人に関する国防諮問委員会」の設立背景について, 『國學院雑誌』, 第117巻第5号, 2016年05月15日, 國學院大學, 1951年にアメリカ国防総省の諮問機関として発足した「女性軍人に関する国防諮問委員会」の設立背景につて考察した。終戦から1950年代初頭にかけて、米軍のマンパワー政策は国家安全保障機構の再編、徴兵制度をめぐる政策の揺れ、軍隊の人種統合など、さまざまな重要課題と問題を抱えていた。このような状況の下で、米軍への女性の常設配置を決めた法律が成立し、女性の入隊促進や女性軍人の支援を目的とした「女性軍人に関する国防諮問委員会」が創設されたことを明らかにした。
  • 第二言語習得における多読授業の可能性―自律的学習を目指して, Walpurgis 2018 (國學院大學外国語研究室・外国語文化学科紀要), 2018年02月28日, 國學院大學外国語研究室・外国語文化学科

Misc

  • 「フェミニズムの歴史・現在・未来――エステル・フリードマン セミナー参加記」, CPAS(Center for Pacific and American Studies) Newsletter, 第5巻第2号, 20, 21, 2005年03月01日, 東京大学アメリカ太平洋地域研究センター,  2004年10月31日に東京大学アメリカ太平洋地域研究センターで行われた、スタンフォード大学のエステル・フリードマン教授のセミナーについて報告する。フリードマン氏は30年に渡りアメリカ女性史研究に携わってこられ、この分野の草分けともいえる存在だ。今回の講演は、2002年出版のNo Turning Back: The History of Feminism and the Future of Women(2005年2月に邦訳刊行)の内容に沿って進められた。フリードマン氏は、組織化された運動としてのフェミニズムの歴史的淵源から話を始め、以後フェミニズムが展開した多様な戦略や、歴史の推移とともに変化してきた達成課題について論じた。学際的かつ国際的な視野から現在の動向と未来への展望について語る姿からは、社会変革力としてのフェミニズムの可能性が力強く伝わってきた。
  • 真珠湾への道程―中国はアメリカの「手先」にされたのか シドニー・パッシュ セミナー参加記 , CPAS Newsletter, 第12巻第1号, 2011年09月01日, 東京大学アメリカ太平洋地域研究センター
  • グレッグ・ロビンソン著「シティズンシップの最前線―人種、シティズンシップ、そして同性婚」, 『家族と教育』(ジェンダー史叢書 第2巻), 2011年12月17日, 明石書店

講演・発表

  • 「アメリカ社会における女性平和運動―1961年から1972年における『平和のための女性ストライキ』から―』(佐藤雅哉報告へのコメント), 佐藤雅哉, 日本アメリカ史学会第12回例会(修士論文報告会), 2008年04月, 日本アメリカ史学会, 佐藤雅哉氏はアメリカの女性反核団体「平和のための女性ストライキ」の活動を、女性史やジェンダー史の枠を超えて、他の社会運動や人種・階級的要素という、より広い社会的文脈のなかで捉えなおした。それに対し、当該団体に注目してアメリカ史像の再構築を試みている点を評価しつつ、問題設定の明確化の必要性を指摘した。
  • 「1960年代アメリカの女性運動について」, 2007年12月16日, 情報文化研究会,  アメリカ合衆国の女性史研究の進展により、1960年代後半から1970年代にかけて高揚した女性解放運動は、女性たちの意志と行動のみならず、さまざまなファクターや偶然の出来事が重なった結果生じたことが分かっている。これらの研究成果を踏まえて、本報告ではおもに、政策レベルにおける女性運動発展の遠因を探った。

その他

  • 「リーとランキン-二人の平和主義者」, 『日本グローバル協会 レポート』(ニューズレター), 2002年06月01日, 二人の女性平和主義者バーバラ・リーとジャネット・ランキンの平和観を比較したエッセイ。ランキンはアメリカの第二次大戦参戦決議に対し、上下両院を通じ唯一の反対票を投じた。リーもまた、9.11の同時多発テロを受けブッシュ大統領が議会に要請した武力行使決議に対し、上下院でただひとり反対票を投じた。二人のとった行動や状況には多くの共通点がある一方、その行動を支えた両者の平和観には大きな相違があったことを指摘した。
  • 小事典「現代アメリカのキーワード」の1項目:‘シンディ・シーハン’, 『現代アメリカのキーワード』(中公新書1857), 中央公論新社, 2006年08月01日, 280, 282, 本書は、現代アメリカで重要な意味を持つ81のキーワードを選び、解説したもの。その中で、イラク戦争に反対するアメリカ人女性シンディ・シーハンの項目を担当した。シーハンはイラク戦争で息子を失い、反戦・平和運動に深く関わるようになった。この項目ではシーハンの活動内容を詳述し、彼女に対するアメリカ社会の反応にもふれている。

教育活動

担当授業

  • 英語文献演習IA, 2019, ・新聞記事や時事的な話題を扱った論説文を読む。|・授業は受講生の予習をもとに進められる。|・各章で段落ごとの担当者を決め、授業で教壇に立って説明してもらう。|・担当が当たっていない学生は、予習の段階では速読を意識する。|・授業では、本文や練習問題で取り上げられている重要構文・文法・語彙について随時説明・確認する。|・テキストの理解度を測るため、小テストを実施する。
  • 英語文献演習I, 2019, -
  • 英語文献演習IB, 2019, 1.コースの約2/3は「英語文献演習1A」と同じ内容で進める|・新聞記事や時事的な話題を扱った論説文を読む。|・授業は受講生の予習をもとに進められる。|・各章で段落ごとの担当者を決め、授業で教壇に立って説明してもらう。|・担当が当たっていない学生は、予習時には速読を意識する。|・本文や練習問題の重要構文・文法・語彙について、教員が随時補足説明する。|・テキストの理解度を測るため、小テストを実施する。|2.コースの後半1/3では英文ライティングの書き方を学ぶ|・パラグラフの構造について学ぶ|・パラグラフの構造を意識しながら、英文を書く
  • 英語文献演習IA, 2019, 400語程度の平易な論説文を読む。授業では、正確な英文理解に不可欠な重要文法・構文を随時確認しながら文章を読み進めるとともに、論説文やニュース英語で頻繁に使われる重要語彙をできるだけ多く身につけることを目指す。
  • 英語文献演習I, 2019, -
  • 英語文献演習IB, 2019, 400語程度の平易な論説文を読む。授業では重要構文や文法を随時確認しながら文章を読み進めるとともに、論説文や時事英語でよく使われる単語・熟語をできるだけ多く身につける。
  • 外国語文化導入演習, 2019, この授業は、外国語文化学科で学び始める学生たちに大学での学修方法を理解してもらいつつ、学修に主体的に取り組むことを促すためのものである。大学での学修と高校までのそれとの間には大きな違いがあることを、ここでしっかりと認識してもらいたい。| 具体的には、この授業では、ノートのとり方や整理の仕方、大学生に求められる高度な日本語運用能力の鍛え方、図書館やインターネットを使った文献調査の方法、研究のルールとテーマ設定の仕方、そしてレポート(term paper)の書き方などを、徐々に、そして確実に、学んでいってもらう。一つ一つの課題に対処していく中で、大学生らしい学修スキル、ならびに卒業論文を執筆するための基礎的スキルを身につけていってもらいたい。|
  • 英米現代事情II, 2019, アメリカの多様性に富んだ社会の断面とアメリカが直面する課題について学び、現代アメリカが抱える諸問題を検討する。授業では、アメリカ固有の社会問題やアメリカに特徴的な社会現象などを取り上げる。表層的、一面的な理解に終わらないよう、歴史的背景や背後にある伝統的な価値観などを踏まえながら各トピックについて論じていく。受講者がそれぞれのトピックについて正確に理解するとともに、問題の所在を捉え分析する思考力を養うよう指導していく。| 最初の4週でアメリカに関する基本事項をおさえる。その後は、教員による各トピックの講義、グループ/全体でのディスカッション、およびコメントペーパーなどの組み合わせで授業を進める。最終授業日に、授業の理解度を測るため試験を行う。トピックの理解を深めるため、英文資料の使用も予定している。
  • 英語演習IIA, 2019, 対面的なコミュニケーション場面(会話、プレゼンテーション、ディスカッション)における正確かつ効果的な意思疎通の方法の練習を中心とする。実際のコミュニケーション場面を想定した練習をし、その中で、語彙、構文、発音等の知識や技能を確認する。| 「英語演習2A」では、自分自身および自分の身の回りのことを主な話題とする。|各回の授業はおおよそ以下のように構成する:(1) 前回の復習及び課題の確認、 (2) 各回のテーマに関するプレゼンテーション、ディスカッション、アクティビティ、(3) 基礎知識の確認。
  • 英語演習II, 2019, -
  • 英語演習IIB, 2019, 対面的なコミュニケーション場面(会話、プレゼンテーション、ディスカッション)における正確かつ効果的な意思疎通の方法の練習を中心とする。実際のコミュニケーション場面を想定した練習をし、その中で、語彙、構文、発音等の知識や技能を確認する。| 「英語演習2B」では、社会一般の問題を主な話題とする。|各回の授業はおおよそ以下のように構成する:(1) 前回の復習及び課題の確認、 (2) 各回のテーマに関するプレゼンテーション、ディスカッション、アクティビティ、(3) 基礎知識の確認。
  • 英米地域文化論II, 2019, 本講義では、20世紀のアメリカを振り返り、現代アメリカが抱える諸問題の起源について考えます。アメリカの政治や外交のみならず、市民生活や社会運動、大衆文化などにも目配りしながら、アメリカ人の経験した1世紀をたどります。トランプ政権の誕生後、アメリカは内向きになり、日本を取り巻く環境も大きく変わろうとしています。ここで今一度アメリカの20世紀を振り返り、より良い未来を切り拓く糧としたいと思います。| 授業では、講義内容の理解を深めるため、史資料(英文含む)やDVD、動画等を使用する予定です。
  • 卒業論文, 2019
  • 英語展開演習A, 2019, この授業では、1980年代のアメリカについて書かれた文章を読み、英語読解力を高めながら、1980年代のアメリカについて学ぶ。コースの後半では、各自の担当箇所を教壇で説明してもらう。| 近年、1980年代への関心が増している。'80年代のアメリカは「レーガン・ブッシュ」政権に象徴される「保守優位の時代」であり、冷戦が終結した時代としても記憶されている。トランプ政権の誕生以降、トランプとレーガンの比較や、1980年代への言及がしばしばなされるようになっている。| 授業では、当時のアメリカ社会や、'80年代を象徴する人物であるロナルド・レーガンに関する理解を深めるため、教員による補足講義や、DVD視聴を取り入れる。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018, 文学部ガイドブックを参照のこと。

学外活動

学協会活動

  • アメリカ学会, 1997年
  • アメリカ史学会, 1997年
  • アメリカ政治研究会, 1999年
  • Graduate Students in American Studies Programs, 2000年07月, 2002年03月
  • アメリカ史像研究会, 2001年04月, 2007年03月
  • 情報文化研究会 会員, 2006年12月, 2010年03月
  • ジェンダー史学会, 2004年12月
  • ジェンダー史学会