ピアレビュー方式の協同的な推敲活動における筆名使用についての調査研究, 深谷優子, 國學院雑誌, 124, 3, (1), (14), 2023年03月15日, 國學院大學
協同的な推敲におけるピアの実在性の影響, 深谷優子; 市川洋子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 68, 2, 47, 60, 2020年06月, 東北大学大学院教育学研究科
俳句の省略表現の解釈の変容:選句理由と他者コメントの分量の観点から, 深谷 優子, 日本心理学会大会発表論文集, 79, 0, 3PM, 119, 2015年09月22日
台湾の学校図書館にみる閲読課程とその取組, 深谷優子, 國學院大學教育学研究室紀要, 59, 7, 25, 2025年02月20日, 國學院大學教育学研究室
授業における動画利用の実際とその課題, 深谷優子, 國學院大學教育学研究室紀要, 58, 75, 89, 2024年02月20日, 國學院大學教育学研究室
継続したピアレビュー方式の協同推敲活動が小論の作成および推敲に対する書き手の思考態度に与える効果, 深谷優子; 市川洋子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 67, 2, 23, 37, 2019年06月, 東北大学大学院教育学研究科
読書・インターネット利用と進行中の言語変化―ガ/ノ交替に着目して―, 水野 奈津美; 和田 裕一; 深谷 優子; 新国 佳祐, 日本心理学会大会発表論文集, 82, 0, 3AM, 082-3AM-082, 2018年, 公益社団法人 日本心理学会
協同的な推敲におけるピアについて書き手はどう認識しているのか, 深谷優子; 市川洋子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 65, 2, 17, 29, 2017年, 東北大学大学院教育学研究科
How Students Comprehend Haiku: Through Understanding Elliptical and Figurative Expressions, FUKAYA Yuko, International Journal of Psychology, 51, 817, 2016年07月, Wiley
Effects of Peer Presence on Collaborative Essay Revision, FUKAYA Yuko; ICHIKAWA Yoko, International Journal of Psychology, 51, 467, 2016年07月, Wiley
類似経験の想起が共感およびポジティブ情動喚起に及ぼす効果, 中野友香子; 岩崎佳奈; 深谷優子, 日本心理学会大会発表論文集, 79, 0, 1EV, 114, 2015年09月22日
省略表現の解釈の変化における他者コメントの役割, 深谷優子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 62, 2, 2015年06月, 東北大学大学院教育学研究科
リーディング・リテラシーと読書態度との関係, 中野友香子; 佐藤誠子; 深谷優子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 62, 2, 2015年06月
読書嗜好尺度の開発, 中野友香子; 佐藤誠子; 深谷優子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 61, 2, 73, 83, 2014年06月
スウェーデンの読書活動推進政策の展開:学校図書館へのアクセスと機能を中心にして, 深谷優子; 林寛平; 秋田喜代美, 読書科学, 56, 1, 14, 25, 2014年03月28日, 日本読書学会
ICT環境における言語情報の理解, 深谷優子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 61, 1, 115, 121, 2013年12月27日
国語教育, 深谷優子, 児童心理学の進歩(金子書房), 52, 113, 134, 2013年06月20日, 金子書房
統語的曖昧文の処理におけるカンマの音韻的役割, 新国 佳祐; 邑本 俊亮; 深谷 優子, 心理学研究, 83, 3, 193, 201, 2012年08月, 日本心理学会
評価方法予告が動機づけに及ぼす影響:達成目標志向性と自発的学習時間の分析から, 中野友香子; 深谷優子, 東北教育心理学研究, 12, 33, 40, 2011年
俳句における「詠み」と「読み」の心理(2)―創作と鑑賞の相互作用による熟達化の分析―, 皆川 直凡; 佐藤 手織; 鈴木 雅実; 深谷 優子, 74, 0, WS071, WS071, 2010年09月20日
教授・学習の心理学:協同的な学習の支援, 小川佳万; 安保英勇; 胡建華; 宮腰英一; 深谷優子, 平成22年度教育学研究科長裁量経費企画研究 国際講演「教育研究の諸相」の報告, 2010年
読解および作文スキルを向上させるピアレビューを用いた共同推敲, 深谷優子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 57, 2, 2009年06月
読解における図表を用いた概要作成の効果, 深谷 優子, 読書科学, 52, 1, 15, 24, 2009年03月30日, 日本読書学会
日本における教授・学習の諸問題, 小川佳万; 王建華; 何善亮; 深谷優子; 崔光輝; 安保英勇, 平成21年度教育学研究科長裁量経費企画研究 国際シンポジウム「教員の資質向上戦略に関する日中比較研究」, 2009年
俳句理解における心情把握と読書経験との関連, 深谷優子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 57, 1, 167, 172, 2008年12月22日
メタディスコースが包括的なテキストの読解に与える効果, 深谷優子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 56, 2, 113, 121, 2008年06月26日
複数テキストはいかに統合的に理解されるか:読解中の活動に注目して, 大河内祐子; 深谷優子, 認知科学, 14, 4, 575, 587, 2007年12月01日
教授・学習研究の動向, 深谷 優子, 教育心理学年報, 45, 82, 91, 2006年03月30日
包括的なテキストの一貫性と読解処理, 深谷優子, 東北大学大学院教育学研究科研究年報, 53, 2, 163, 173, 2005年03月28日
Effects of Peer-Reviewing in Revising Process of College Students’ Writing, FUKAYA, Yuko, The Joint Workshop of Cognition and Learning Through Media-Communication for Advanced e-Learning, 69, 72, 2003年09月08日
歴史という教科の学び, 深谷優子, 東京大学大学院教育学研究科紀要, 42, 313, 318, 2003年03月10日
信号が歴史教科書の記憶と理解に与える効果: 本文と欄外情報とを関連づける信号の挿入, 大河内祐子; 深谷優子; 秋田喜代美, 心理学研究, 72, 3, 227, 233, 2001年
関連する情報への注意喚起の信号が歴史教科書の読み方に及ぼす影響, 深谷 優子; 大河内祐子; 秋田喜代美, 読書科学, 44, 4, 125, 129, 2000年12月
多様な情報を含むテキストの談話構造と読解の検討, 深谷優子, テクニカルコミュニケーションシンポジウム'00発表論文集, 78, 80, 2000年08月31日
小学校歴史教科書における談話構造が学習に及ぼす影響, 深谷 優子; 大河内祐子; 秋田喜代美, 読書科学, 44, 1, 1, 10, 2000年04月
適切な文章にするための推敲とは, 深谷優子, 東京大学大学院教育学研究科紀要, 39, 313, 317, 2000年03月15日
文章の連接性が理解に及ぼす影響, 深谷優子, テクニカルコミュニケーションシンポジウム'99発表論文集, 114, 117, 1999年09月02日
局所的な連接性を修正した歴史テキストが学習に及ぼす影響, 深谷 優子, 教育心理学研究, 47, 1, 78, 86, 1999年03月
テキスト学習研究, 深谷優子, 東京大学大学院教育学研究科紀要, 36, 291, 299, 1996年12月20日
読むこと考えること, 深谷優子, 東北大学出版会 会報「宙」, 33, 2020年09月, 東北大学出版会
より豊かに自分の物語を紡ぐ, 深谷優子, 学校図書館, 768, 50, 51, 2014年10月, 全国学校図書館協議会
文章の読みかた・まとめかた, 深谷優子, 学校図書館, 767, 40, 41, 2014年09月, 全国学校図書館協議会
外国語で読むこと, 深谷優子, 学校図書館, 766, 62, 63, 2014年08月, 全国学校図書館協議会
グローバルな読解力,ローカルな読解力, 深谷優子, 学校図書館, 765, 50, 51, 2014年07月, 全国学校図書館協議会
読書は”善”か, 深谷優子, 学校図書館, 764, 58, 59, 2014年06月, 全国学校図書館協議会
読書とライフコース, 深谷優子, 学校図書館, 763, 70, 71, 2014年05月, 全国学校図書館協議会
読解学習の支援と読解力の育成, 深谷優子, 東北大学『まなびの杜』, 42, 4, 5, 2007年12月30日, 東北大学
研究を支えている人の輪・場の輪・テーマの輪, 深谷優子, 発達心理学研究ニューズレター, 50, 4, 5, 2007年02月28日
知的発達・熟達化への関心:よりよく生きるために, 深谷優子, 発達心理学研究ニューズレター, 32, 7, 8, 2001年02月20日, 発達心理学会
「わからない」がわかるには:メタ認知的方略の教授, 深谷優子, 学習評価研究, 9, 2, 76, 77, 1998年09月30日, C.S.L.学習評価研究所
知識や経験をうまく使えるか:問題解決の転移, 深谷優子, 学習評価研究, 9, 1, 108, 110, 1998年06月15日, C.S.L.学習評価研究所
これからの国語科教育はどうあるべきか, 日本読書学会, 東洋館出版社, 2024年03月03日
読書教育の未来, 日本読書学会, ひつじ書房, 2019年07月
学習科学ハンドブック [第二版] 第3巻 領域専門知識を学ぶ/学習科学研究を教室に持ち込む, Sawyer; R. Keith; Rober; K; 望月, 俊男; 益川, 弘如; 大島, 純; 森, 敏昭; 秋田, 喜代美; 白水, 始, 北大路書房, 2017年09月
心理学辞典, 下山晴彦; 代表; 大塚雄作; 遠藤利彦; 齋木潤; 中村知靖, 誠信書房, 2014年09月
最新 心理学事典, 藤永保, 平凡社, 2013年12月11日
教育心理学エチュード : 新たなエンサクロペディア, 糸井, 尚子; 仲本, 美央; 深谷, 優子; 渡辺, 千歳; 関口, 貴裕; 森田, 裕介; 杵鞭, 広美; 松尾, 直博; 藤野, 博; 奥野, 誠一; 鎌倉, 利光; 出口, 保行; 藤本, 昌樹; 中山, 千秋; 松田, 修; 小泉, 智恵, 川島書店, 2012年
エピソードでつかむ 児童心理学, 伊藤亜矢子, ミネルヴァ書房, 2011年01月30日
よくわかる学校教育心理学, 森敏昭; 青木多寿子; 淵上克義, ミネルヴァ書房, 2010年04月20日
学習科学ハンドブック, R.K.ソーヤー; 森敏昭; 秋田喜代美, 培風館, 2009年07月30日
心理学のポイント・シリーズ:心理学概論, 森敏昭, 学文社, 2008年10月25日
教育心理学キーワード, 森敏昭; 秋田喜代美他, 有斐閣, 2006年11月10日
授業研究と談話分析, 秋田喜代美, 放送大学教育振興会, 2006年03月20日
叙述のスタイルと歴史教育, 渡辺 雅子, 三元社, 2003年12月
授業を変える:認知心理学のさらなる挑戦, アメリカ合衆国研究; 森敏昭; 秋田喜代, 北大路書房, 2002年10月30日
認知心理学者 新しい学びを語る, 森 敏昭 編, 北大路書房, 2002年09月
教育心理学:<エクササイズ>で学ぶ発達と学習, 小山望; 古池若葉; 渡辺俊彦; 萩原英敏; 田崎美弥子; 深谷優子; 小泉晋一; 鈴木弘充; 廣瀬英子; 大熊光穂, 建帛社, 2002年05月
文章理解の心理学:認知、発達、教育の広がりの中で, 大村彰道; 秋田喜代美; 久野雅樹, 北大路書房, 2001年09月10日
協同的な活動におけるピア由来の懸念を低減させる試み, 深谷優子;市川洋子, 日本発達心理学会 第35回大会, 2024年03月06日, 日本発達心理学会
授業逸脱行動に対する教師志望学生の想定原因の多面性を促すトレーニングの開発(1), 市川洋子;深谷優子, 日本教師学学会第24回大会, 2023年03月19日, 日本教師学学会
教師が生徒の視座に立とうとするとき:授業時の逸脱行動に対する教師志望学生の原因認知の特徴と対応行動との関連, 市川洋子;深谷優子, 日本発達心理学会 第34回大会, 2023年03月05日, 日本発達心理学会
協同的な推敲活動における筆名の識別性の違いが書き手に与える効果, 深谷優子; 市川洋子, 日本心理学会第85回大会, 2021年09月01日
協同的な推敲活動における筆名の使用が書き手の意欲に与える効果, 深谷優子; 市川洋子, 日本心理学会第84回大会, 2020年09月08日
小論の作成・推論時に書き手は何を重要視するか ―継続した協同推敲活動が書き手の意識の変容に与える効果―, 深谷優子; 市川洋子, 日本教育心理学会第59回総会, 2017年10月07日
Relationship between Preservice Teachers’ Comprehension, Perception, and Motivation Regarding Journal Writing, 市川 洋子; 深谷 優子, ECER 2017 Copenhagen, 2017年08月23日
実習日誌における省察レベルと日誌継続意欲との関連―教員志望学生を対象としたアンケート調査からー, 市川洋子, 日本教師学学会第18回大会, 2017年03月04日
Effects of Peer Presence on Collaborative Essay Revision, FUKAYA Yuko; ICHIKAWA Yoko, the 31st International Congress of Psychology 2016 (ICP2016), 2016年07月27日
How Students Comprehend Haiku: Through Understanding Elliptical and Figurative Expressions., FUKAYA Yuko, the 31st International Congress of Psychology 2016 (ICP2016), 2016年07月25日
俳句の省略表現の解釈の変容 ―選句理由と他者コメントの分量の観点から―, 深谷優子, 日本心理学会第79回大会, 2015年09月24日
類似経験の想起が共感およびポジティブ情動喚起に及ぼす効果 ―他者の苦労および努力体験エピソードを用いて―, 中野友香子; 岩崎佳奈; 深谷優子, 日本心理学会第79回大会, 2015年09月22日
学生の感動体験の質的分析 ―他者のエピソードを見聞することによる感動体験の検討―, 中野友香子; 深谷優子; 岩崎佳奈, 日本教育心理学会第57回総会, 2015年08月26日
リーディング・リテラシーと読書態度との関係, 中野友香子; 佐藤誠子; 深谷優子, 日本教育心理学会第56回総会, 2014年11月08日
なぜ子どもへの学習支援が役立たなくなるのか ―介在するメカニズムと本当の支援のあり方―, 山本博樹; 企画; 司会; 話題提供者; 吉田甫(企画; 司会者; 伊藤貴昭; 川那部隆司; 上企画者; 深谷優子; 宮本正一; 藤村宣之; 題提; 安永悟; 定討論者, 日本教育心理学会第56回総会, 2014年11月07日
中学生・高校生の読書と学校の読書推進活動(1)-生徒による読書推進積極性評価による指導体制・環境の学校間差-, 秋田喜代美; 深谷優子; 上原友紀子, 日本教育心理学会第55回総会, 2013年08月19日
中学生・高校生の読書と学校の読書推進活動(2)-未来志向・市民性と学校の読書推進との関連-, 深谷優子; 秋田喜代美; 上原友紀子; 宇佐美 慧; 南風原 朝和, 日本教育心理学会第55回総会, 2013年08月19日
心理学者の読書活動とライフコース―最近の大規模読書調査をもとに―, 森 敏昭; 村井 潤一郎; 指定討論者; 白川 佳子; 企画; 司会者; 深谷 優子; 企; 話題提供者; 藤森裕治; 濱田秀行, 日本教育心理学会第55回総会, 2013年08月19日
スウェーデンの青少年読書指導と図書館, 林寛平; 深谷優子; 秋田喜代美, 日本読書学会第57回大会, 2013年08月04日
中学生及び高校生の読書活動の実態とその規定要因(1)―学校読書環境と読書行動―, 秋田喜代美; 深谷優子; 上原友紀子; 足立幸子, 日本発達心理学会第24回大会, 2013年03月15日
中学生及び高校生の読書活動の実態とその規定要因(2)―読書量・読書ジャンルと意識・意欲・能力との関連―, 深谷優子; 上原友紀子; 秋田喜代美; 足立幸子, 日本発達心理学会第24回大会, 2013年03月15日
中学生及び高校生の読書活動の実態とその規定要因(3)―過去の読書活動及び読書方略と読書量との関連―, 上原友紀子; 深谷優子; 秋田喜代美; 足立幸子, 日本発達心理学会第24回大会, 2013年03月15日
国語力の発達的基盤:幼児期の読み習得と理解をめぐって, 森 敏昭; 村井 潤一郎; 白川 佳子; 指定討論者; 深谷 優子; 司会者; 垣花 真一郎; 針生 悦子; 藤木 大介, 日本教育心理学会第54回総会, 2012年11月
詩歌および推理小説の読書経験と読書態度の尺度開発(1)―検査‐再検査による検討―, 日本心理学会第75回大会, 2011年09月17日
ことばの力の育成・発達支援, 森 敏昭; 村井 潤一郎; 指定討論者; 白川 佳子; 深谷 優子; 高橋 登; 小松 孝至, 日本教育心理学会第53回総会, 2011年07月26日
環境教育における講義および実験・野外観察活動の効果 ―水環境に関するセミナー受講者を対象として―, 深谷 優子; 中野 友香子, 日本教育心理学会第53回大会, 2011年07月24日
日本における教授・学習の諸問題, 南京師範大学 学術講演会, 2010年12月27日
教授・学習の心理学:協働的な学習の支援, 平成22年度教育学研究科長裁量経費企画研究 国際講演 「教育研究の様相」の報告, 2010年12月27日
俳句における「詠み」と「読み」の心理(2):創作と鑑賞の相互作用による熟達化の分析, 皆川 直凡; 司会; 話題提供者; 佐藤 手織; 企; 話題提供者; 鈴木 雅実; 深谷 優子, 日本心理学会第74回, 2010年09月21日
詩歌および推理小説の読書経験と読書態度との関連(1):読書態度尺度の開発とその検討, 日本心理学会第74回大会, 2010年09月20日
テスト状況における心拍と課題遂行の関係, 中野 友香子; 深谷 優子, 日本心理学会第74回大会, 2010年09月20日
教育心理学研究におけるgerontology, 森 敏昭; 村井 潤一郎; 指定討論者; 白川 佳子; 深谷 優子; 野内 類; 圷 洋一; 野村 晴夫, 日本教育心理学会第52回総会, 2010年08月29日
評価方法予告が自発的学習量に及ぼす影響:達成目標志向性の観点から, 中野 友香子; 深谷 優子, 日本教育心理学会第52回総会, 2010年08月27日
日本の教師の成長の場としての授業研究( 『日台教師の職能発達シンポジウム』), 国立台湾師範大学教育科学学院・東北大学大学院教育学研究科, 2010年03月18日, 台湾 台北
日本における教授・学習の諸問題( 『教師と学生の日中比較』), 南京師範大学教育科学学院・東北大学大学院教育学研究科, 2009年11月03日, 南京
社会科教科書の学習での支援ニーズとは(『児童・生徒の支援ニーズから組み立てる教材学習の支援―改めて「支援ニーズ」とは何か―』), 日本教育心理学会第51回総会, 2009年09月20日, 東京
教育心理学研究における統計的検定の再考, 日本教育心理学会第51回総会, 2009年09月20日, 東京
俳句理解と読書傾向との関連:推理小説に対する好嫌の観点から, 日本心理学会第73回大会, 2009年08月26日, 京都
外国籍児童・生徒への教育支援方略の検討, 日本心理学会第73回大会, 2009年08月26日, 京都
ピアレビューによる共同推敲がエッセイに与える効果, 日本教育心理学会第50回総会, 2008年10月11日, 東京
教育心理学研究の可能性を拓くツールとしての統計解析, 日本教育心理学会第50回総会, 2008年10月11日, 東京
俳句理解における心情把握と読書経験との関係, 日本心理学会第72回大会, 2008年09月19日, 札幌
物語文章の読解力の検討:読書歴と登場人物の心情把握との関係から, 教授学習過程研究会, 2008年03月01日, 札幌
メタディスコースが包括的なテキストの読解に与える効果-テキストに対する評価の観点から, 日本心理学会第71回大会, 2007年09月18日, 東京
教育心理学者,学際的共同研究を語る, 日本教育心理学会第49回総会, 2007年09月15日, 埼玉
読解における図表を用いた概要作成の効果, 日本心理学会第70回大会, 2006年11月03日, 福岡
量的分析と質的分析-統合を目指した研究の実際-, 日本教育心理学会第48回総会, 2006年09月16日, 岡山
読解力の測定と育成 - 読解(力)概念の変遷を踏まえて, 東京大学大学院教育学研究科 教育測定・カリキュラム開発(ベネッセコーポレーション)講座 公開研究会, 2006年05月25日
読解における「図表」の作成:視覚的オーガナイザとしての役割(『理解・学習における図表の働きを考える —さらなる研究の発展へ—』), 日本教育心理学会第47回総会, 2005年09月17日, 札幌
学力評価法の新たな可能性, 日本教育心理学会第47回総会, 2005年09月17日, 札幌
授業介入研究の新たな可能性, 日本教育心理学会第46回総会, 2004年10月09日, 冨山
共同推敲が意見の精緻化に及ぼす影響係, 日本心理学会第68回大会, 2004年09月12日, 大阪
文章読解中の疑問生成(3), 大村彰道; 深谷 優子; 大河内 祐子, 日本心理学会第67回大会, 2003年09月13日, 東京
あらためて教育評価を問う: 「学力」を伸ばす教師および評価実践とは, 日本教育心理学会第45回総会, 2003年08月23日, 大阪
学び手の省察を育む(『改めて学びの意味を問う』), 日本教育心理学会第44回総会, 2002年10月12日, 熊本
文章の好みと読解時の書き込みとの関連, 日本教育心理学会第44回総会, 2002年10月12日, 熊本
インターネットと教育, 日本教育心理学会第43回総会, 2001年09月07日, 名古屋
歴史という教科の学び:日本の小学校における歴史の教科書の特徴の検討(『認知と叙述のスタイルから見た歴史教育』), 国際日本文化研究センター, 2001年09月07日, 京都, 『認知と叙述のスタイルから見た歴史教育』
複数テキストをどう読むか(1):多次元尺度構成法(MDS)による検討, 大河内祐子; 深谷 優子, 日本教育心理学会第43回総会, 2001年09月07日, 名古屋
複数テキストをどう読むか(2):うまく統合できなかった例の検討, 大河内祐子; 深谷 優子, 日本教育心理学会第43回総会, 2001年09月07日, 名古屋
文章読解中の疑問生成(2):実際の講義場面から, 大村彰道; 深谷 優子; 大河内祐子, 日本教育心理学会第43回総会, 2001年09月07日, 名古屋
テキスト外情報を用いた疑問生成, 深谷 優子; 大河内 祐子; 大村彰道, 日本心理学会第64回大会, 2000年11月07日, 京都
生成された歴史の学習目標と要約の検討, 日本教育心理学会第42回総会, 2000年09月16日, 東京
文章読解中の疑問生成, 大村 彰道; 深谷 優子; 大河内 祐子, 日本教育心理学会第42回総会, 2000年09月16日, 東京
熟達した研究者における疑問発展の過程, 大河内 祐子; 深谷 優子; 大村 彰道, 日本教育心理学会第42回総会, 2000年09月16日, 東京
多様な情報を含むテキストの談話構造と読解の検討, テクニカルコミュニケーションシンポジウム'00, 2000年09月, 東京
小学校歴史教科書の談話構造の分析(4): 読者への語りかけの内容と構造の時系列的変化, 深谷 優子; 大河内 祐子; 秋田 喜代美, 日本発達心理学会第11回大会, 2000年03月27日, 東京
小学校歴史教科書の談話構造の分析(3):全体構成および欄外情報の時系列的比較, 大河内 祐子; 深谷 優子; 秋田 喜代美, 日本発達心理学会第11回大会, 2000年03月27日, 東京
文章の連接性が理解に及ぼす影響, テクニカルコミュニケーションシンポジウム'99, 1999年09月, 東京
社会科教科書における談話構造が学習に及ぼす影響(2):メタディスコースへの注意喚起の信号を大学生はどのように読むのか, 深谷 優子; 大河内 祐子; 秋田 喜代美, 日本教育心理学会第41回総会, 1999年08月25日, 神戸
社会科教科書における談話構造が学習に及ぼす影響(3):本文と欄外情報の記憶と学習に注意喚起の信号がもたらす効果, 大河内 祐子; 深谷 優子; 秋田 喜代美, 日本教育心理学会第41回総会, 1999年08月25日, 神戸
自然現象と疑問の喚起, 大村 彰道; 大河内 祐子; 深谷 優子, 日本教育心理学会第41回総会, 1999年08月25日, 神戸
歴史教科書における談話構造の分析(1):本文部分での事象間関係の記述の比較, 深谷 優子; 秋山 祐子; 秋田 喜代美, 日本発達心理学会第10回大会, 1999年03月27日, 大阪
歴史教科書における談話構造の分析(2):欄外情報の記述の比較, 秋山 祐子; 深谷 優子; 秋田 喜代美, 日本発達心理学会第10回大会, 1999年03月27日, 大阪
テキストの形式が学習者の理解評価に及ぼす影響, 日本心理学会第62回大会, 1998年10月08日, 東京
学習を促進するテキストの検討(2):テキストの修正と促進された理解レベル, 日本教育心理学会第39回総会, 1997年09月24日, 広島
文章に明示されていない表現がその要約に表出する割合の検討:1文の情報量と文章との交互作用, 日本心理学会第61回大会, 1997年09月17日, 神戸
学習を促進するテキストの検討(1):テキストの修正と理解・読み手要因との関連, 日本教育心理学会第39回総会, 1996年11月02日, 筑波
25K00877, 2025, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 現代の読書の実相ー多次元的読みの認知過程ー
21K02865, 2021, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 原因スキーマを手がかりとした教員志望学生の省察深化の解明と支援プログラムの開発
20K03356, 2020, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 協同的な推敲活動におけるピアの匿名性および識別性の効果に関する教育心理学的研究
16K04288, 2016, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 協同的な推敲におけるピアの実在性の役割とその影響過程の解明, 本研究は,複数の書き手がお互いに読んでコメントし合うピアレビュー方式の協同推敲において,時間及び対話の空間を共有する距離にピアがいること(物理的実在性)が与える影響を解明することを目的とした。主な成果は,1) 協同的な推敲活動の継続が書き手の思考態度(mindset)の形成及び体系化に寄与する, 2) ピアの物理的実在性がリアルな読み手からのアクチュアルなコメントの実感をもたらす,3) 物理的実在性がない場合でも筆名がピアの心理的実在性を担保する効果をもつ,4) 意欲などの点においてピアの物理的実在性と心理的実在性は完全に等価とは言えない,である。
16K12795, 2016, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究, 教育実習日誌を利用した教員志望学生の主体的実践省察の熟達化の解明と支援開発, 本研究では、教育実習中に活用される実習日誌に対する教員志望学生の作成活用の実態を検討し、その後の実践省察でも日誌を作成利用しようとする意欲(日誌継続意欲)に影響を与える要因を探索的に検討した。その結果、日誌の意義理解と心理的負担感が影響することが示唆された。さらに、実践記述と考察を書くことの難しさ、そもそも効果的な対処法を思いつけないといった日誌作成上の心理的負担を軽減するため、2つの介入(日誌の再読・生徒逸脱行動を捉える観点の増加)を実施した。その結果、日誌記述や実践考察がより精緻化された。また、多くの観点から生徒の逸脱行動を捉え、効果的な対処行動を見つけ出すことが可能となった。
25590168, 2013, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究, 俳句的省略表現の理解過程における復元・拡充の心理的解明及び熟達化支援, 本研究課題では,スマートフォン等の携帯性に優れた端末の普及に伴い,断片的で省略を含む言語表現が今日用いられやすい実態を指摘した。そうした今日的な言語表現である断片的かつ省略された言語表現の理解過程には,詩歌の理解時に行われる,省略表現を散文的表現にパラフレーズ(paraphrase)する過程(復元過程)とその後より多くの推論や再度パラフレーズを行う過程(拡充過程)の知見が援用できると論じた。さらに,こうしたいわば俳句的省略表現を理解する際の情報の復元・拡充過程を支援する方策として,他者とのコミュニケーションを用いた方法を提案した。
22730500, 2010, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 俳句の省略表現の読解に関する教育心理学的研究, 本研究では,日本の文化・社会に特有の省略や直接表現を避けた言語表現の代表として俳句を取りあげ,俳句理解に関連する個人特性測定のための尺度として,読書経験・読書態度尺度を開発した。また,ピアレビュー(共同推敲)の教授技法を用いたところ,主に俳句理解の質的側面が支援可能であること,またその前提として,自分で予想したり考えたりするなどの思索専念傾向の態度を保障するような環境づくりが重要であることが明らかとなり,俳句理解の支援のための実践的な方策の示唆を得た。
18730402, 2006, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 若手研究(B), 包括的なテキストの読解力育成に関する研究, 包括的なテキストを含めた読解について理論を整理し、現代における読解概念の広がりを把捉可能な新たな枠組を提案した。その枠組に基づき、読解中のパラフレーズおよび変換の機能を援助・促進する教授技法として、(1)を用いた概要を作成させる技法(文章から図表への変換を伴う)と(2)ピアレビューを用いた共同推敲(作文と読解の両者をパラフレーズして活用する)を作出した。効果研究の実証的証拠とともに、両者を有効な読解力育成プログラムとして提案した。
01J04859, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費, 歴史リテラシー獲得を支える認知的要因および社会的要因の分析, 歴史の理解と学習を支える歴史リテラシーがどのように獲得されていくのか、その獲得を支える要因の分析を学習者および教師の認知的側面と、日本における学習環境の特徴という社会的側面から行うことを目的とした。
前年度までに行った研究の知見は以下のとおりである。
歴史の学習に関する先行研究を概観した。複数の研究知見から示唆されるのは、歴史の学びにおいて各種史料を呈示する順番が学習者の理解で重要ということである。その観点で日本の教科書を省みると、そこで学習者がどのように情報に接していくのか、その順番の配慮がわかりにくい構成となっていた。さらに、歴史の学びでは、メタディスコースすなわち語りの文に敏感になることが重要であり、パラフレーズすなわち学習者が自分の言葉で反芻することが学びをはぐくむものであることを示した。学習者の持つ「認識についての信念」に関わる文献を収集し、それをもとに調査を行った。この結果、学習の方法の信念に関しては、先行研究の報告とは異なっている可能性が示唆された。また、学習者のもつ信念のひとつとして、文章のスタイルを調べ、それが読解時の行動とも関わる可能性を指摘した。教師の意識に関して文献を収集し、検討した。歴史教育における学習材である教科書について検討した。とくに、学習指導要領の変遷を踏まえて教科書の時代変化を考察し、また現行の小中学校の社会科・歴史教科書の特徴をあきらかにした。
上記を踏まえた本年度の研究では、教科書の研究を中心に行った。
歴史教育における重要な学習材である教科書は、様式および形態が多種多様である情報の読解を必要とする点が特徴である。このように複数の情報を読み、自分の意見を形成する過程について、大学生を対象として検討した。その結果、それぞれの情報を丁寧に読み、それを自分の言葉で言い換えできた学生のみが、うまく自分の意見を深められたことがあきらかとなった。
21K02865, 原因スキーマを手がかりとした教員志望学生の省察深化の解明と支援プログラムの開発, 本研究の目的は、教員志望学生を対象とし、①生徒行動に対して教師が想起する原因の共起性や複雑性を測定する尺度(教師版帰属複雑性尺度)を作出すること、②生徒逸脱行動場面における教員志望学生の帰属複雑性が生徒に対する対処と喚起感情に与える影響を解明すること、③生徒逸脱行動に対する想起原因の共起複雑性(帰属複雑性)に介入する教員志望学生対象のプログラムの開発を行い、その実施と評価を行うことである。;本研究の目的は、教員志望学生を対象とし、①生徒行動に対して教師が想定する原因の共起性や複雑性を測定する尺度を作出すること、②生徒逸脱行動場面において想定する原因の特徴と対処、喚起感情との関連を検討すること、③生徒逸脱行動に対する想定原因の共起複雑性に介入する教員志望学生対象のプログラムの開発を行い、その実施と評価を行うことである。;上記の①と②について、令和4年度は、令和3年度の調査結果(教育実習生の生産的な振り返りや教師効力感の育成を念頭に置いた場合、一般的な帰属複雑性尺度をそのまま使用するのではなく、教育場面を意識した質問項目に修正する必要があること)を受けて、教師志望学生が想定する生徒の言動の原因の特徴とその対処法について場面提示法を用いて詳細な検討を試みた。その結果、授業における生徒の逸脱行動場面において教師志望学生が想定する原因について複数のカテゴリーが得られた。さらに教師志望学生が想定しやすい原因(生徒の欲求と顕在的環境の影響)と想定しにくい原因(生徒の能力・信念、潜在的環境の影響)があることが示唆された。くわえて現職教師対象の先行研究と同様に、教師志望学生が対象であっても、逸脱行動の原因として生徒本人によるコントロールが非常に難しいと考えられる原因も含めて多様な原因を想定することが相互作用的対処の試みを促進することが示唆された。また③については、IPEパラダイムを活用して教師志望学生を対象としたトレーニングを試験的に実施しその効果を確認した。具体的には、教師志望学生が生徒の逸脱行動に対して想定する原因の量と多様性が増すことが確認された。;新型コロナ蔓延の影響で、令和3年度(初年度)に計画していた調査、国際会議での報告、国内での研究報告等がほぼ実施できず、令和4年度になってもその遅れが完全には取り戻せずにいる。さらに尺度作成において当初の計画では既存尺度を修正して使用する予定であったが、調査結果を分析したところ尺度項目を大幅に変更する必要が出てきてしまった。そのため進捗状況としてはやや遅れてしまっている。;令和5年度は、新型コロナウィルス感染症の5類移行に伴い、国際会議での報告も積極的に進めていく。また授業における生徒逸脱行動に対する教師志望学生の対処法と原因認知との関連性について質的に検討し、初年度予定していた尺度項目を迅速に進める予定である。
20K03356, 協同的な推敲活動におけるピアの匿名性および識別性の効果に関する教育心理学的研究, 本研究は,ピアレビュー方式の協同的な推敲活動を行う際にピアとの関係性悪化を懸念する書き手がいることに着目し,書き手が用いる筆名の匿名性と識別性の程度を操作し,それが協同的な推敲活動および書き手の思考態度に与える影響を解明することを目的とする。また,書き手の不安や懸念を低減するような協同的な推敲活動のプログラムの提案も行う。;本研究課題は、5年の研究期間で1. ピアの匿名性および識別性の程度が書き手の推敲および思考態度に及ぼす影響の解明、2. 協同的な推敲活動において書き手にとって不安や懸念を低減する条件の特定、3. 1.および2.の成果を活用した書き手の不安・懸念を低減させる、より効果的な読解力育成および作文支援としての協同的な推敲活動のプログラムの開発、を目的とするものである。;第3年目にあたる令和4年度は、前年度に収集したデータ(協同的な推敲活動に際し、筆名の特定しやすさ(識別性)として任意の名詞(識別性高)/指定された数字(識別性低)とを設定し、ピアの匿名性および識別性の程度が書き手の推敲および思考態度に及ぼす影響の解明と、協同的な推敲活動において書き手にとって不安や懸念を低減する条件の特定を試み、その成果は雑誌論文として発表した(研究目的2)に該当)。具体的には、筆名でのピアレビュー方式での協同的な推敲活動に取り組んだ大学生54名を対象とした調査では、協同的な活動において筆名使用が好まれる実態が確認された。筆名の好みとしては、ある程度制約が設けられた範囲内で自分で決定した筆名を用いることを望んでおり、これは識別性(印象深さ)のある筆名を望むものの同時に匿名性もある程度保たれることを好むためと解釈された。;得られた知見に基づき、令和4年度は参加者がより安心して協同的な活動に十全に取り組める協同的な推敲活動プログラムの試案を作成し、その効果を検討するべく大学生を対象として調査した(研究目的3.に該当)。収集したデータについては、令和5年度に分析・発表する予定である。;データ収集、分析及び発表はおおむね計画通りに進められた。;書き手のネガティブな情動反応や構えである不安・懸念を低減するような協同推敲活動プログラム試案の改善を行う。令和4年度に実施した、試案の効果研究のデータ分析を行う。また、これまでの一連の研究で得られた知見および成果を整理し書き手の不安・懸念に関連する要因およびその低減のための要件・条件の特定をさらに進め、反映させた改訂プログラムを策定しその効果を検討する。
JP21K02865, 原因スキーマを手がかりとした教員志望学生の省察深化の解明と支援プログラムの開発, 本研究の目的は、教員志望学生を対象とし、①生徒行動に対して教師が想起する原因の共起性や複雑性を測定する尺度(教師版帰属複雑性尺度)を作出すること、②生徒逸脱行動場面における教員志望学生の帰属複雑性が生徒に対する対処と喚起感情に与える影響を解明すること、③生徒逸脱行動に対する想起原因の共起複雑性(帰属複雑性)に介入する教員志望学生対象のプログラムの開発を行い、その実施と評価を行うことである。;本研究の目的は、教員志望学生を対象とし、①生徒逸脱行動に対して教師が想定する原因の共起性や複雑性を測定する尺度を作出すること、②生徒逸脱行動場面において想定する原因の特徴と対処、喚起感情との関連を検討すること、③生徒逸脱行動に対する想定原因の共起複雑性に介入する教員志望学生対象のプログラム開発を行い、その実施と評価を行うことである。;令和5年度は、教員志望学生対象の帰属複雑性尺度の項目作成の準備のために、授業における生徒逸脱行動に対する教師志望学生の対処法と想定原因との関連性について質的に検討した。授業中の生徒による逸脱行動に対して教員志望学生が試みようとした対処法は、1)生徒への強い叱責、2)授業改善も含め生徒を取り巻く状況・環境への働きかけ、3)情報収集(生徒の話を聴く/状況を知るための質問をする)、4)無視、5)その他、であった。令和4年度に作成した想定原因のカテゴリー(生徒の欲求、生徒の認知知覚、生徒の知識信念、生徒の能力、顕在的環境、潜在的環境、長期的文脈)との関連を検討したところ、生徒の欲求を原因と捉えていると1)の対処法を選択することが多く、生徒の欲求以外の原因をも想定している場合は2)と3)の対処法が多いといった傾向がみられた。さらに対処法の選択理由と照らし合わせると、生徒によって引き起こされる逸脱行動の原因として、生徒の言動をひき起こしている潜在的環境、長期的文脈、さらには生徒の能力や知識信念等を想定していた場合、それらは実際に目に見える情報からだけでは判断しにくいため、教師(教員志望学生)は生徒に話を聴くといった情報収集を試みることが多いと推測された。また、生徒の逸脱行動の原因として、生徒の本人の内的原因からだけでなく、生徒を取り巻く環境や状況にも原因の一端があると考えた場合には、授業のやり方や内容を改善しようとする傾向が高まったのだと推測される。;当初は多少の修正で使用できると考えていた尺度が、予備調査の結果、使用できないことが判明したため、一から作り直す必要が生じた。;教員志望学生を対象とした帰属複雑性尺度を新たに作成し、その妥当性と信頼性を検討する。
JP20K03356, 協同的な推敲活動におけるピアの匿名性および識別性の効果に関する教育心理学的研究, 本研究は,ピアレビュー方式の協同的な推敲活動を行う際にピアとの関係性悪化を懸念する書き手がいることに着目し,書き手が用いる筆名の匿名性と識別性の程度を操作し,それが協同的な推敲活動および書き手の思考態度に与える影響を解明することを目的とする。また,書き手の不安や懸念を低減するような協同的な推敲活動のプログラムの提案も行う。;本研究課題は、5年の研究期間で1) ピアの匿名性および識別性の程度が書き手の推敲および思考態度に及ぼす影響の解明、2) 協同的な推敲活動において書き手にとって不安や懸念を低減する条件の特定、3) 1)および2)の成果に基づき、書き手の不安・懸念を低減した、より効果的な読解力育成および作文支援としての協同的な推敲活動のプログラムの開発、を目的とするものである。第4年目にあたる令和5年度は、これまでに得られた上記1)及び2)の研究成果を踏まえて、教示による介入が、実際に書き手の不安・懸念を低減する効果があるかを検討した(研究目的3)。;ピアレビュー方式の協同的な作文推敲活動において、参加者が抱きやすいピア由来の心配や不安が、教示による介入によって低減可能かを検討した。大学生を対象とし、1)課題作文作成、2)ピアレビュー活動、3)リフレクション、から構成される協同的な作文推敲活動のセッションを3回行った。分析対象の62名の大学生のうち、1回目セッションの際のピア由来の心配や不安を覚える参加者が約半数いたことから、彼らの3セッションでのピアに由来する心配や不安の変化を分析した。その結果、協同的な活動に際してのピア由来の懸念は、実際に協同的な活動を経験することで漸次的に低減していくと考えられるものの、単に協同的な活動を複数回経験するよりも、教示による介入を活動とを組み合わせるほうがより効果的に低減していく可能性が示された。;本研究課題では、1) ピアの匿名性および識別性の程度が書き手の推敲および思考態度に及ぼす影響の解明、2) 協同的な推敲活動において書き手にとって不安や懸念を低減する条件の特定、3) 1)および2)の成果に基づき、書き手の不安・懸念を低減した、より効果的な読解力育成および作文支援としての協同的な推敲活動のプログラムの開発、を研究目的としているが、これまでに1)及び2)を終え、3)の試案の検討まで行っており、データ収集、分析、発表は概ね計画通りに進められている。;最終年度である令和6年度は、これまでの研究成果を踏まえて、研究目的3について、参加者がより安心して協同的な活動に十全に取り組める協同的な推敲活動プログラムとして開発・提案する予定である。