K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

柏木 亨介
神道文化学部 神道文化学科
助教
Last Updated :2022/03/15

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    柏木 亨介, カシワギ キョウスケ

所属・職名

  • 神道文化学部 神道文化学科, 助教

学位

  • 2008年03月25日, 博士(文学), 筑波大学, 文学関係, 博甲第4523号

本学就任年月日

  • 2020年04月01日

研究分野

  • 民俗学・文化人類学, 村落社会における社会規範と祭祀

研究活動

論文

  • 戦後社会における旧華族神職家の継承 : 阿蘇神社宮司三代の事例, 柏木 亨介, 日本民俗学 = Bulletin of the Folklore Society of Japan, 307, 33, 67, 2021年08月, 日本民俗学会
  • 疫病習俗からみる日本人の病因観と差別の論理 : 祟りと業, 柏木 亨介, 神道宗教 = Journal of Shintō studies, 258, 61, 89, 2020年05月, 神道宗教学会
  • 現代台湾社会における民俗の発露 : 2010年台南市市議会議員選挙の民俗調査から, 柏木 亨介, 比較民俗研究, 31, 4, 32, 2017年03月, 比較民俗研究会
  • 経営者心理からみた稲荷信仰―八王子織物業の歴史から―, 柏木亨介, 朱, 54, 226, 239, 2011年03月16日, 伏見稲荷大社
  • 武蔵野における神社の存立形態―近代神社関係資料の民俗学的分析―, 柏木亨介, 小平の歴史を拓く―市史研究―, 2, 12, 40, 2010年03月31日, 小平市企画政策部
  • 和歌森太郎の伝承論における社会規範概念, 柏木 亨介, 史境, 59, 38, 54, 2009年09月, 歴史人類学会
  • 哀しみの解消としての民俗--いわき市のじゃんがら念仏踊りを通して, 柏木 亨介, 民俗学論叢, 24, 31, 46, 2009年05月, 相模民俗学会
  • 寄合における総意形成の仕組み--個人的思考から社会集団的発想への展開, 柏木 亨介, 日本民俗学, 254, 25, 56, 2008年05月, 日本民俗学会
  • ムラ生活の心得―ムラハチブ裁判の分析を通して―, 柏木亨介, 長野県民俗の会会報, 28, 47, 64, 2005年11月15日, 長野県民俗の会
  • ムラの規範と意味づけ--神職成長過程における対社会関係分析, 柏木 亨介, 民俗学論叢, 20, 19, 34, 2005年04月, 相模民俗学会
  • 水資源をめぐるムラの経験と規範 (共同研究 環境利用システムの多様性と生活世界), 柏木 亨介, 国立歴史民俗博物館研究報告, 123, 103, 127, 2005年03月, 国立歴史民俗博物館
  • 祭祀空間の再構成--祭祀の場所の移動を通して, 柏木 亨介, 日本民俗学, 237, 67, 83, 2004年02月, 日本民俗学会

著書等出版物

  • 神社合祀再考, 由谷裕哉編, 岩田書院, 2020年07月
  • 国家神道と国体論―宗教とナショナリズムの学際的研究―, 藤田大誠編, 弘文堂, 2019年09月30日
  • 現代民俗学のフィールド, 古家信平編, 吉川弘文館, 2018年03月10日
  • 別冊 環23 江戸―明治 連続する歴史, 浪川健治・古家信平編, 藤原書店, 2018年01月10日
  • 明治神宮以前・以後―近代神社をめぐる環境形成の構造転換―, 藤田大誠・青井哲人・畔上直樹・今泉宣子編, 鹿島出版会, 2015年02月20日
  • 〈人〉に向きあう民俗学, 門田岳久・室井康成編, 森話社, 2014年06月25日
  • 小平市史 地理・考古・民俗編, 小平市史編さん委員会編, 小平市, 2013年03月29日
  • 郷土再考―新たな郷土研究を目指して―, 由谷裕哉編, 角川学芸出版, 2012年02月25日
  • 郷土史と近代日本, 由谷裕哉・時枝務編, 角川学芸出版, 2010年03月31日

受賞

  • 2010年10月, 日本民俗学会, 2010年度日本民俗学会研究奨励賞, 「和歌森太郎の伝承論における社会規範概念」『史境』59号

競争的資金

  • 20K22041, 国家神道の社会事業的性格の研究-感染症対策事業における神社界の役割と活動-, 本研究は、明治期から昭和戦前期にかけて、当時蔓延した感染症に対する各種神社団体の諸活動の実態と地域社会に及ぼした効果の考察を通して、近代国家確立期における国家神道の社会事業的性格を明らかにするものである。近代国家確立期における医療・衛生と神道との関係性を明らかにすることで、当時の神道に期待された社会事業の内容、および神道の社会的実践性の外縁を地域社会に生きる人々の視点から提示する。;2020年度は、国立療養所大島青松園(高松市)と国立療養所菊池恵楓園(熊本県菊池市)において、地元神職団体による療養所への慰問活動に関する資料の収集を行なった。また、阿蘇神社(阿蘇市、熊本県神社庁阿蘇支部)において神社界(官社)と社会事業、公共事業との関係性について調査を行なった。;国立療養所大島青松園(高松市)では、同園自治会が保管する日誌のうち戦前から戦後にかけての21年分を閲覧、写真撮影を行った。その結果、香川県神職会による同園の慰問活動は、戦前は同神職会会長、副会長、地元支部の神職が訪問して病気平癒祈願祭を執り行っていたが、戦後は慰霊祭という名で地元支部の神職のみが訪問するかたちになっており、戦前と戦後とでは慰問活動の質的変化がみられることがわかった。また、日誌には様々な宗教団体の慰問活動が記されていることから、各宗教団体の活動内容やその比較といった研究にも寄与しうる資料であることが判明した。;国立療養所菊池恵楓園(熊本県菊池市)では、同園が保管する恵楓神社創建に関わる公文書と、同園自治会が所蔵する日誌の閲覧、写真撮影を行なった。その結果、皇太后下賜金の使途に関する通達文、社殿建築の入札書類、御神体授受の領収書などの存在から、同園の神社創建は療養所と管轄県が主体となって進められていたことが判明した。;阿蘇神社での調査では、コロナ禍での祭礼の対応と、熊本地震災害復興における神社界の取り組みについて担当者と会談し、神社と行政との連携の仕方について説明を受けた。;以上の調査で得られた資料の分析結果をもとに、今後収集すべき資料と調査対象先を絞ることが可能となった。;2020年度は新型コロナウイルス感染拡大に対する緊急事態宣言発出の影響を受けて調査開始が当初の計画より数ヶ月ほど延びたものの、おもな調査対象機関である国立療養所大島青松園(高松市)と国立療養所菊池恵楓園(熊本県合志市)の園長および入所者自治会から本研究に対する理解が得られ、計画通りの日数で調査を実施することができた。これは、申請者が数年前から同所を訪問していたために関係者とのラポールが築けていたことによるものである。;こうした実績から2021年度も調査対象機関から調査実施許可が得られると考えており、当初の予定通り研究を進めることができる見込みである。;両機関の所蔵資料を閲覧、撮影し、大島青松園に関しては県神職会が病気平癒祈願祭を毎年催行していたこと、菊池恵楓園に関しては設計図や入札記録から神社建立の詳細が判明したことから、次年度の調査対象機関の資料照会が円滑にできるものと考えている。;2021年度は、ハンセン病療養所に対して積極的な社会事業活動を展開したとみられる香川県神職会、岡山県神職会、京都求らいの会、および熊本県の活動実態を調査する。調査計画としては大きく分けて、(1)府県および神職団体が保管する感染症対策資料の収集、(2)国立療養所の神社および祭祀の実態、の2点の調査から成る。;(1)は、各種公的機関(府県庁、府県立図書館)および府県神社庁を訪問し、各々が保管する文献・記録類の複写および撮影、(2)は国立ハンセン病療養所(邑久光明園(岡山県瀬戸内市)、大島青松園(香川県高松市)、菊池恵楓園(熊本県合志市))の神社社殿と跡地の現状調査(撮影および関係者への聞き書き)および現行の祭祀の調査を行う。;2021年度も新型コロナウイルス感染対策で入館・入園規制中のため、先方と協議のうえで日程を決めていく必要があるが、年内での調査を計画している。;以上の収集資料を分析し、戦前の神職団体の社会事業の活動内容の概要をまとめる。それに加えて、療養所において神社祭祀の観察および聞き書きを行い、往時の状況に関する伝承を記録する。神職会資料と療養所の伝承を関連させながら、国家神道による社会事業の実態を学会発表および論文投稿というかたちで公表する。

学外活動

学協会活動

  • 日本民俗学会, 2002年
  • 歴史人類学会, 2002年
  • 相模民俗学会, 2004年
  • 長野県民俗の会, 2005年
  • 現代民俗学会, 2009年
  • 日本文化人類学会, 2010年
  • 神道宗教学会, 2020年