K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

柏木 亨介
神道文化学部 神道文化学科
准教授
Last Updated :2024/04/12

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    柏木 亨介, カシワギ キョウスケ

所属・職名

  • 神道文化学部 神道文化学科, 准教授

学位

  • 2008年03月25日, 博士(文学), 筑波大学, 文学関係, 博甲第4523号

本学就任年月日

  • 2020年04月01日

研究分野

  • 民俗学・文化人類学, 村落社会における社会規範と祭祀

研究活動

論文

  • 戦後神道研究における民俗学の位置−民俗学的神道研究の展望−, 柏木亨介, 國學院雑誌, 123, 12, 149, 167, 2022年12月15日, 國學院大學
  • 真宗門徒の死者供養にみる民俗的心意−愛媛県今治市大三島町野々江のイハイを背負う盆踊り−, 柏木亨介, 國學院雑誌, 123, 9, 1, 20, 2022年09月15日, 國學院大學
  • 災害復興と地域振興のなかの神社−阿蘇の自然災害を事例に−, 柏木亨介, 神道宗教, 264・265, 77, 110, 2022年01月25日, 神道宗教学会
  • 戦後社会における旧華族神職家の継承 : 阿蘇神社宮司三代の事例, 柏木 亨介, 日本民俗学 = Bulletin of the Folklore Society of Japan, 307, 33, 67, 2021年08月, 日本民俗学会
  • 疫病習俗からみる日本人の病因観と差別の論理 : 祟りと業, 柏木 亨介, 神道宗教 = Journal of Shintō studies, 258, 61, 89, 2020年05月, 神道宗教学会
  • 現代台湾社会における民俗の発露 : 2010年台南市市議会議員選挙の民俗調査から, 柏木 亨介, 比較民俗研究, 31, 4, 32, 2017年03月, 比較民俗研究会
  • 経営者心理からみた稲荷信仰―八王子織物業の歴史から―, 柏木亨介, 朱, 54, 226, 239, 2011年03月16日, 伏見稲荷大社
  • 武蔵野における神社の存立形態―近代神社関係資料の民俗学的分析―, 柏木亨介, 小平の歴史を拓く―市史研究―, 2, 12, 40, 2010年03月31日, 小平市企画政策部
  • 和歌森太郎の伝承論における社会規範概念, 柏木 亨介, 史境, 59, 38, 54, 2009年09月, 歴史人類学会
  • 哀しみの解消としての民俗--いわき市のじゃんがら念仏踊りを通して, 柏木 亨介, 民俗学論叢, 24, 31, 46, 2009年05月, 相模民俗学会
  • 寄合における総意形成の仕組み--個人的思考から社会集団的発想への展開, 柏木 亨介, 日本民俗学, 254, 25, 56, 2008年05月, 日本民俗学会
  • ムラ生活の心得―ムラハチブ裁判の分析を通して―, 柏木亨介, 長野県民俗の会会報, 28, 47, 64, 2005年11月15日, 長野県民俗の会
  • ムラの規範と意味づけ--神職成長過程における対社会関係分析, 柏木 亨介, 民俗学論叢, 20, 19, 34, 2005年04月, 相模民俗学会
  • 水資源をめぐるムラの経験と規範 (共同研究 環境利用システムの多様性と生活世界), 柏木 亨介, 国立歴史民俗博物館研究報告, 123, 103, 127, 2005年03月, 国立歴史民俗博物館
  • 祭祀空間の再構成--祭祀の場所の移動を通して, 柏木 亨介, 日本民俗学, 237, 67, 83, 2004年02月, 日本民俗学会

著書等出版物

  • 神社合祀再考, 由谷裕哉編, 岩田書院, 2020年07月
  • 国家神道と国体論―宗教とナショナリズムの学際的研究―, 藤田大誠編, 弘文堂, 2019年09月30日
  • 現代民俗学のフィールド, 古家信平編, 吉川弘文館, 2018年03月10日
  • 別冊 環23 江戸―明治 連続する歴史, 浪川健治・古家信平編, 藤原書店, 2018年01月10日
  • 明治神宮以前・以後―近代神社をめぐる環境形成の構造転換―, 藤田大誠・青井哲人・畔上直樹・今泉宣子編, 鹿島出版会, 2015年02月20日
  • 〈人〉に向きあう民俗学, 門田岳久・室井康成編, 森話社, 2014年06月25日
  • 小平市史 地理・考古・民俗編, 小平市史編さん委員会編, 小平市, 2013年03月29日
  • 郷土再考―新たな郷土研究を目指して―, 由谷裕哉編, 角川学芸出版, 2012年02月25日
  • 郷土史と近代日本, 由谷裕哉・時枝務編, 角川学芸出版, 2010年03月31日

受賞

  • 2010年10月, 日本民俗学会, 2010年度日本民俗学会研究奨励賞, 「和歌森太郎の伝承論における社会規範概念」『史境』59号

競争的資金

  • 20K22041, 国家神道の社会事業的性格の研究-感染症対策事業における神社界の役割と活動-, 本研究は、明治期から昭和戦前期にかけて、当時蔓延した感染症に対する各種神社団体の諸活動の実態と地域社会に及ぼした効果の考察を通して、近代国家確立期における国家神道の社会事業的性格を明らかにするものである。近代国家確立期における医療・衛生と神道との関係性を明らかにすることで、当時の神道に期待された社会事業の内容、および神道の社会的実践性の外縁を地域社会に生きる人々の視点から提示する。;本研究では、昭和戦前期から終戦直後にかけての国立ハンセン病療養所における神職団体の慰問活動に関する資料を収集し、いわゆる「国家神道」の社会事業の性格について分析を進めた。;国立療養所大島青松園(香川県)、国立療養所菊池恵楓園(熊本県)、国立療養所邑久光明園(岡山県)、金光教教学研究所(岡山県)、および京都府立京都学・歴彩館において関連文書等を調査した。;その結果、戦前の国立ハンセン病療養所の神社および神職団体の慰問活動には、1)地元神職団体の主導、2)療養所および地元行政(県)の主導、3)入所者(自治会)側の主導、の3つの方向が存在することが判明した。;従来の社会事業に関する研究では、キリスト教団の活動がおもに分析されていたが、本研究は国家神道の社会事業に着目することによって、戦前期の宗教と社会との関係性を捉えるフレームワークの再構築に寄与しうるものである。;それに加えて、病に対する人々の不安心理に神道がどのような対応してきたかという本研究の問いと成果は、祭りの形式や神社行政制度ではなく、一般人の日常生活を視点に据える民俗学的視点からなされたものであり、社会事業実践のあり方として3つの方向性を明らかにするとともに、今後の政策や事業にも寄与しうる知識、情報である。

教育活動

担当授業

  • 神道と文化, 2022, 神道は本学の建学の精神であり、多様性や寛容性を有する日本文化を理解する上で必須なものである。この講義では、神道と深い関係を持つ本学の校史を学ぶことからはじめ、神道の古典・歴史・祭りについての基礎知識を学ぶ。
  • 日本宗教文化論I, 2022, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。村落景観、年中行事、人生儀礼といったトピックを設け、日常生活の時空間にみられる神々およびその地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 日本宗教文化論II, 2022, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。生業と観光というトピックから、日常と非日常の場面にみられる神々について解説する。また日本の周辺地域の宗教文化についても取り上げ、日本の神々の地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 神道文化基礎演習, 2022, 以下の作業を通じて、神道文化・宗教文化の基本的な知識を修得するとともに、これからの大学生活において必要となる学修方法と学修習慣を身につける。|1.『國學院大學の歴史』のテキストを用いて、母校となる國學院大學の建学の精神や歴史について学ぶ。|2. 『プレステップ神道学』・『神道事典』を用いて、神道に関する基礎知識を得る。|3. 國學院大學図書館および國學院大學博物館の利用を通じて、神道文化・宗教文化の自主的な学修方法を身につける。|4. 神道・宗教に関する課題図書・課題論文を読んでリポートを作成し、これから神道文化・宗教文化を専門的に学修する上での基礎学力を身につける。|5. 神道文化・宗教文化に関する発表テーマを設定して調査・研究を進め、自らの考えを整理して、成果発表を行う。
  • 神道文化演習, 2022, 神道文化や宗教学に関する文献や論文を講読し、その内容について資料を作成し発表することで、資料・史料やデータの読み方、それに基づく自らの考えの発表方法を身につける。| また、資料・史料やデータの扱い方、それを使った論述方法(発表・論文の作成方法)についても学ぶ。
  • 日本宗教文化論I, 2022, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。村落景観、年中行事、人生儀礼といったトピックを設け、日常生活の時空間にみられる神々およびその地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 日本宗教文化論II, 2022, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。生業と観光というトピックから、日常と非日常の場面にみられる神々について解説する。また日本の周辺地域の宗教文化についても取り上げ、日本の神々の地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 日本宗教文化論, 2022, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。日本の風土・景観、年中行事、人生儀礼、生業、衣食住、観光といった場面にみられる神々について解説する。また日本の周辺地域の宗教文化についても取り上げ、民俗宗教の神々の地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 日本文化を知る(民俗宗教論), 2022, 本授業では、私たちの日常生活における宗教的側面について具体例を挙げながら解説していく。とりわけ、風土・景観、年中行事、人生儀礼、生業といった場面にみられる神々について取り上げ、日本文化の地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 宗教学演習I, 2022, 本演習では、人びとの日々の暮らしのなかで育まれ伝えられてきた習俗慣行を通して、地域文化の研究方法について考える。わが国の神祇信仰は時の政権や外来知識の影響を受けつつも、その本質を民衆の日常生活のなかに求めたのが柳田國男であった。前半は彼の著作を輪読し、郷土研究における民俗学的分析法の基本を学ぶ。後半は、自治体発行の市町村史などを読み込み、年中行事や冠婚葬祭といった習俗慣行、地域社会における氏神社の性格や役割について分析するとともに、各自が関心をもった地域について調査する。発表の場ではお互いの発表内容を参照しながら議論し、郷土研究の方法論への理解を深めていく。必要に応じてフィールドワークの初歩的な指導も行うことがある。発表にあたっては資料収集、資料分析、論理展開の3点を意識しながら行い、論文作成に繋げていく。
  • 宗教学演習II, 2022, 本演習では、人びとの日々の暮らしのなかで育まれ伝えられてきた習俗慣行を通して、地域文化の研究方法について考える。わが国の神祇信仰は時の政権や外来知識の影響を受けつつも、その本質を民衆の日常生活のなかに求めたのが柳田國男であった。前半は彼の著作を輪読し、郷土研究における民俗学的分析法の基本を学ぶ。後半は、自治体発行の市町村史などを読み込み、年中行事や冠婚葬祭といった習俗慣行、地域社会における氏神社の性格や役割について分析するとともに、各自が関心をもった地域について調査する。発表の場ではお互いの発表内容を参照しながら議論し、郷土研究の方法論への理解を深めていく。必要に応じてフィールドワークの初歩的な指導も行うことがある。発表にあたっては資料収集、資料分析、論理展開の3点を意識しながら行い、論文作成に繋げていく。
  • 神社神道概説, 2022, 本授業では、前半において神社神道に関する基本事項について事例を交えながら解説していく。後半では神道の特色について実例を紹介しながら解説していく。
  • 神道と文化, 2023
  • 神道と環境I, 2023
  • 日本宗教文化論I, 2023
  • 日本宗教文化論II, 2023
  • 日本宗教文化論I, 2023
  • 日本宗教文化論II, 2023
  • 日本文化を知る(民俗宗教論), 2023
  • 神道文化演習, 2023
  • 宗教学演習I, 2023
  • 宗教学演習II, 2023
  • 神道と環境I, 2023
  • 神道と環境I, 2023
  • 神道と文化, 2023, 神道は本学の建学の精神であり、多様性や寛容性を有する日本文化を理解する上で必須なものである。|この講義では、神道と深い関係を持つ本学の校史を学ぶことからはじめ、神道の古典・歴史・祭りについての基礎知識を学ぶ。
  • 神道と環境I, 2023, 自然環境と社会環境をめぐる身近な事例について民俗神道の視点から考えていく。災害、国土開発、農耕、村落など、毎回テーマを設定して考えていく。
  • 日本宗教文化論I, 2023, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。村落景観、年中行事、人生儀礼といったトピックを設け、日常生活の時空間にみられる神々およびその地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 日本宗教文化論II, 2023, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。生業と観光というトピックから、日常と非日常の場面にみられる神々について解説する。また日本の周辺地域の宗教文化についても取り上げ、日本の神々の地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 日本宗教文化論I, 2023, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。村落景観、年中行事、人生儀礼といったトピックを設け、日常生活の時空間にみられる神々およびその地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 日本宗教文化論II, 2023, 日本の宗教文化の理解にあたっては、その自然宗教的性格からして私たちの日常生活との関わりのなかで考えていくことが重要である。本授業は宗教学の諸理論を踏まえつつ民俗学、文化人類学的視点から日本の宗教文化を解説していく。生業と観光というトピックから、日常と非日常の場面にみられる神々について解説する。また日本の周辺地域の宗教文化についても取り上げ、日本の神々の地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 日本文化を知る(民俗宗教論), 2023, 本授業では、私たちの日常生活における宗教的側面について具体例を挙げながら解説していく。とりわけ、風土・景観、年中行事、人生儀礼、生業といった場面にみられる神々について取り上げ、日本文化の地域性、時代性、普遍性の把握を目指す。
  • 神道文化演習, 2023, 神道文化や宗教学に関する文献を講読し、その内容について資料を作成し発表することで、資料・史料やデータの扱い方、それを使った論述方法(発表や論文の作成方法)を身につける。
  • 宗教学演習I, 2023, 本演習では、人びとの日々の暮らしのなかで育まれ伝えられてきた習俗慣行を通して、神社および神道の研究方法について考える。わが国の神祇信仰は時の政権や外来知識の影響を受けつつも、その本質を民衆の日常生活のなかに求めたのが柳田國男であった。前半は彼の著作を輪読し、郷土研究および民俗神道の研究方法を学ぶ。後半は、自治体発行の市町村史などを読み込み、年中行事や冠婚葬祭といった習俗慣行、地域社会における氏神社の性格や役割について分析するとともに、各自が関心をもった地域について調査する。発表の場ではお互いの発表内容を参照しながら議論し、郷土研究の方法論への理解を深めていく。必要に応じてフィールドワークの初歩的な指導も行うことがある。発表にあたっては資料収集、資料分析、論理展開の3点を意識しながら行い、論文作成に繋げていく。
  • 宗教学演習II, 2023, 本演習では、人びとの日々の暮らしのなかで育まれ伝えられてきた習俗慣行を通して、神社および神道の研究方法について考える。わが国の神祇信仰は時の政権や外来知識の影響を受けつつも、その本質を民衆の日常生活のなかに求めたのが柳田國男であった。前半は彼の著作を輪読し、郷土研究および民俗神道の研究方法を学ぶ。後半は、自治体発行の市町村史などを読み込み、年中行事や冠婚葬祭といった習俗慣行、地域社会における氏神社の性格や役割について分析するとともに、各自が関心をもった地域について調査する。発表の場ではお互いの発表内容を参照しながら議論し、郷土研究の方法論への理解を深めていく。必要に応じてフィールドワークの初歩的な指導も行うことがある。発表にあたっては資料収集、資料分析、論理展開の3点を意識しながら行い、論文作成に繋げていく。
  • 神道と環境I, 2023, 自然環境と社会環境をめぐる身近な事例について民俗神道の視点から考えていく。災害、国土開発、農耕、村落など、毎回テーマを設定して考えていく。
  • 神道と環境I, 2023, 自然環境と社会環境をめぐる身近な事例について民俗神道の視点から考えていく。災害、国土開発、農耕、村落など、毎回テーマを設定して考えていく。

学外活動

学協会活動

  • 日本民俗学会, 2002年
  • 歴史人類学会, 2002年
  • 相模民俗学会, 2004年
  • 長野県民俗の会, 2005年
  • 現代民俗学会, 2009年
  • 日本文化人類学会, 2010年
  • 神道宗教学会, 2020年