2023
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2023, 美学・芸術学への入門として、西洋ルネサンスの「万能人」レオナルド・ダ・ヴィンチの芸術と思想を検討します。レオナルドは絵画をなによりも「精神的なもの」と捉えましたが、そこには言葉と図像、人間と自然、芸術と思想の関係についての特異な洞察が秘められています。レオナルドの絵画を分析し、手記を読解することで、美学・芸術学研究の基礎を身につけます。あわせて関連文献の読解もおこないます。受講者には、担当分の作品分析と文献読解の報告発表、毎回の議論・グループワークへの参加などを求めます。
2023, 美学・芸術学への入門として、美術史家アビ・ヴァールブルクが晩年に取り組んだ未完の図版集『ムネモシュネ・アトラス』の読解と検討をおこないます。『ムネモシュネ・アトラス』は、西洋の古代から現代にいたるおよそ1000点の図像を、複数のパネル(現存する最終版の記録写真では63枚)のうえに縦横に配置して、西洋文明の歴史を可視化しようとしたものです。日本語版を手引きに、重要なパネルを一つ一つ検討していくことで、美学・芸術学研究の基礎を身につけます。あわせて、関連文献の読解もおこないます。受講者には、担当分のパネル分析と文献読解の報告発表、毎回の議論・グループワークへの参加などを求めます。|
2023, 現代における芸術運動の多様な展開を、哲学思想との関係を考慮しつつ、検討します。現代の芸術家は、「芸術とは何か」という根本的な問いに向きあうなかで、しばしば哲学者と応答しあい、たんに個々の作品を制作するばかりでなく、一つの運動としてその活動を展開してきました。とりわけ影響力の大きい芸術運動を取り上げて、その絵画・彫刻・音楽・舞台・映画・写真・文芸等々の作品を考察しながら、講義を進めていきます。受講者には、試験のほか、議論への参加や小論の執筆を求めることがあります。
2023, 西洋ルネサンスにおける新しい哲学思想の動向を、芸術文化との関係を考慮しつつ、検討します。イタリアを中心にヨーロッパで多彩な芸術が新しく花開いたルネサンスには、哲学もまた「人文主義」(ヒューマニズム)の名のもとに、人間と世界、言葉と学問、社会と歴史、政治と文化についての新たな鋭い洞察をもたらしました。しかもルネサンスの「万能人」たちが象徴するように、このとき哲学は芸術と分かちがたく結びついていました。ルネサンスの重要な哲学者・芸術家たちの言葉を、とくに絵画への言及に注目して読解し、講義を進めていきます。受講者には、試験のほか、議論への参加や小論の執筆を求めることがあります。
2023, 古代から近代にいたる西洋の美学史を辿りながら、美と芸術をめぐる思想の数々を検討します。人類の誕生以来、数え切れないほどの芸術が生み出されてきましたが、それと同じくらい古くから人間はその芸術について考え、語りあい、書きしるしてきました。そのなかで西洋の重要文献を読解し、それを西洋美術史の流れと照らしあわせつつ、講義を進めていきます。受講者には、試験のほか、議論への参加や小論の執筆を求めることがあります。
2023, 現代の美学史を巡りながら、美と芸術についての思想の数々を検討します。芸術とは何か、今この時代にとって芸術に何の意味があるのか――この問いこそ、現代の芸術がたえず向き合っているものです。芸術は、たとえば幸福の追求として、あるいは社会の鏡として、または真理の探究として、そして病理の治療として、そのつど多面的な相貌を見せます。今日とくに影響力のある哲学者・思想家・芸術家の言葉を読解し、それを具体的な芸術作品と照らしあわせつつ、講義を進めていきます。受講者には、試験のほか、議論への参加や小論の執筆を求めることがあります。
2023, 美学論文の読解と執筆をおこないます。それを通して、美学という学問分野の広がりを知るとともに、研究に必要な技術(資料収集・文献読解・作品分析・計画立案・論文執筆)を身につけます。講読する論文は、受講者の関心にあわせて決定しますが、美と感性の理論のほか、絵画・彫刻・音楽・舞踊・文芸等の諸芸術を扱ったものを想定しています。執筆する論文は、3年次生は小論文、4年次生は卒業論文を想定しています。受講者には、論文の読解と執筆のほか、毎回の議論・合評・グループワークへの参加などを求めます。
2024, 西洋ルネサンスに成立した「ヒューマニズム」(人文主義)を美学の観点から再考します。ヒューマニズムの根底には、人間の不定形さ、見かけの不確実さ、言葉の曖昧さについての透徹した洞察があります。それを美学的に検討するとともに、あわせて後世への影響と拡散も考察します。受講者には、論述試験のほか、関連文献の読解や毎回の議論への参加を求めます。
2024, 美術史家アビ・ヴァールブルクが晩年に取り組んだ、ルネサンスの哲学者ジョルダーノ・ブルーノに関する未完の研究を再構成し、ルネサンスから現代をつなぐ想像力論の系譜として考察をおこないます。それとともに、「社会的記憶」としてのイメージの理論を構想します。受講者には、論述試験のほか、関連文献の読解や毎回の議論への参加を求めます。
2024, 現代の芸術哲学を巡りながら、美と芸術についての思想の数々を検討します。芸術とは何か、今この時代にとって芸術に何の意味があるのか――この問いこそ、現代の芸術がたえず向き合っているものです。芸術は、たとえば幸福の追求として、あるいは社会の鏡として、または真理の探究として、そして病理の治療として、そのつど多面的な相貌を見せます。今日とくに影響力のある哲学者・思想家・芸術家の言葉を読解し、それを具体的な芸術作品と照らしあわせつつ、講義を進めていきます。受講者には、論述試験のほか、毎回の議論への参加や発言を求めます。
2024, 美学・芸術学の論文の読解と執筆をおこないます。それを通して、芸術研究の広がりを知るとともに、研究に必要な技術(資料収集・文献読解・作品分析・計画立案・論文執筆)を身につけます。講読する論文は、受講者各自が選択しますが、美と感性の理論のほか、絵画・彫刻・音楽・舞台・文芸等の諸芸術を扱ったものを想定しています。執筆する論文は、3年次生は小論文(8000字)、4年次生は卒業論文(20000字)です。受講者には、論文の読解と執筆のほか、毎回の議論・合評・グループワークなどへの参加を求めます。
2024, 古代から近代にいたる西洋の美学史を辿りながら、美と芸術をめぐる思想の数々を検討します。人類の誕生以来、数え切れないほどの芸術が生み出されてきましたが、それと同じくらい古くから人間はその芸術について考え、語りあい、書きしるしてきました。そのなかで西洋の重要文献を読解し、それを西洋美術史の流れと照らしあわせつつ、講義を進めていきます。受講者には、論述試験のほか、毎回の議論への参加や発言を求めます。
2024, 美学・芸術学への入門として、西洋ルネサンスの「万能人」レオナルド・ダ・ヴィンチの芸術と思想を検討します。レオナルドは絵画をなによりも「精神的なもの」と捉えましたが、そこには言葉と図像、人間と自然、芸術と思想の関係についての特異な洞察が秘められています。レオナルドの絵画を分析し、手記を読解することで、美学・芸術学研究の基礎を身につけます。あわせて関連文献の読解もおこないます。受講者には、担当分の作品分析の報告発表(受講者数にもよるがグループ発表の予定)、毎回の議論・グループワークへの参加などを求めます。
2024, 美学・芸術学への入門として、美術史家アビ・ヴァールブルクが晩年に取り組んだ未完の図版集『ムネモシュネ・アトラス』の読解と検討をおこないます。『ムネモシュネ・アトラス』は、西洋の古代から現代にいたるおよそ1000点の図像を、複数のパネル(現存する最終版の記録写真では63枚)のうえに縦横に配置して、西洋文明の歴史を可視化しようとしたものです。日本語版を手引きに、重要なパネルを一つ一つ検討していくことで、美学・芸術学研究の基礎を身につけます。あわせて、関連文献の読解もおこないます。受講者には、担当分の作品分析の報告発表(受講者数にもよるがグループ発表の予定)、毎回の議論・グループワークへの参加などを求めます。