2019, 考古学研究の前提は、モノの時期的(いつの?)・空間的(どこの?)位置付けを理解することです。そこで当演習では、弥生時代以降の遺構・遺物を取り上げて、それらの編年について考えていきます。具体的には、①編年論に関する講義を行った上で、②典型的な論文を購読して考古学者の思考法を理解していきます。その上で、③受講者にテーマを与えて演習発表を行う手順で進めていく予定です。テーマは、弥生時代・古墳時代をメインに考えていますが、初回授業時にアンケートを実施しますので、受講者の関心によっては、古代・中世・近世の資料についても触れていこうと思っています。
2019, 考古資料(遺跡・遺物)は、一体どのような目的で作られ、どのように使われたのでしょうか。その意図を解明する糸口は、遺構の様態や、遺物の精緻な観察から窺い知ることができます。そこで当演習では、主に弥生時代・古墳時代の遺跡・遺物を取り上げて、考古資料の意義を明らかにするための研究方法について考えていきます。具体的には、①機能論に関する講義を行った上で、②典型的な論文を購読して考古学者の思考法を理解していきます。その上で、③受講者にテーマを与えて演習発表を行う手順で進めていく予定です。当時の生活道具や、生活・政治・葬送・祭祀の場などを取り扱う予定ですが、初回授業時にアンケートを実施しますので、受講者の関心によっては、古代・中世・近世の事例についても触れていこうと思っています。
2020, 考古学研究の第一歩は、モノの時期的(いつの?)・空間的(どこの?)位置付けを理解した上で、それらが果たした具体的機能(どんな?)を明らかにしていくことにほかなりません。そして、先学らが脈々と積み上げてきた研究の到達点が、これから皆さん自身が取り組んでいくことになる個別研究の出発点になるのです。|そこで当演習では、主に弥生時代から近現代(及び併行期の中国・朝鮮)の遺構・遺物を対象とする考古学的論文を取り上げ、考古学者が研究の目的を達成するために、どのような資料を選択し、どのような分析手法を開発してきたのか、研究の歴史を振り返っていきましょう。||【注意】|本授業は、主にZoom を利用した双方向型授業として実施します。Kスマにて事前配布した資料に基く課題を設け、毎週月曜日の16:10よりオンラインで開講する予定です。なお、全15回の授業が12回程度に減りますので、その分は課題とレポートなどに置き換えて、到達度の判断を行いたいと思います。登校困難につき、オフィスアワーも実施が難しいので、学習指導はKスマに掲出したメールアドレスに一報頂ければ対応します。||【シラバス修正】|今年度は、COVID-19による授業開始の遅れと、オンライン授業の実施に伴い、シラバスの日程に若干の変更が生じますが、大筋はこのまま「講義→論文講読→演習発表」の順で進めていきたいと思います。講義では、考古学概論未受講の受講生もいるとのことですので、簡単に考古学の成り立ちと研究法について解説します。論文講読は、Kスマにて配布したモデル論文の読解を進めます。その上で、現在Kスマにて行っている事前アンケートに基づき、皆さんの関心分野に合せた課題論文を選定し、演習発表をお願いする予定。具体的には、事前に課題論文の要旨をまとめてもらい、オンライン授業時に考古学的な研究法の特徴についてディスカッションする、という形になります。オンライン授業の日程・方法については、受講生の関心分野・WEB環境などを聴取した上で決定し、Kスマにて告知します。
2021, 考古学研究の第一歩は、モノの時期的(いつの?)・空間的(どこの?)位置付けを理解することである。そこで、この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する遺構・遺物を取り上げて、それらの編年・分布について考えていく。特に、先学が積み上げてきた業績の講読を重ねることで、これまでに如何なる研究手法が開発されてきたのか理解し、これを「真似ぶ」ことによって自らの研究手法を練磨してもらいたい。|なお、発表の課題は、受講者の関心分野を聴取した上で決定する。
2021, 考古資料(遺跡・遺物)は、一体どのような目的で作られ、どのように使われたのだろうか。その意図を解明する糸口は、遺構の様態や、遺物の精緻な観察から獲得することができる。そこで、この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する遺構・遺物を取り上げて、それらの機能について考えていく。特に、先学が積み上げてきた業績の講読を重ねることで、これまでに如何なる研究手法が開発されてきたのか理解し、これを「真似ぶ」ことによって自らの研究手法を練磨してもらいたい。|なお、発表の課題は、受講者の関心分野を聴取した上で決定する。
2021, この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する考古学的な研究論文の執筆方法を学ぶ。具体的には、2年次に修得した研究の方法論に基づき、4年次の卒業論文の作成に向けた準備を進めていく。前期は、受講者個々人の関心分野にまつわる研究史を整理した上で、明確な研究解題を設定することを目的とする。
2021, この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する考古学的な研究論文の執筆方法を学ぶ。具体的には、2年次に修得した研究の方法論に基づき、4年次の卒業論文の作成に向けた準備を進めていく。後期は、前期に設定した研究解題のもとで、研究対象資料を収集・集成し、適切な方法で分析を進めていくことを目的とする。
2021, 遺跡の破壊を伴わざるを得ない発掘調査は、考古学的な仮説を検証するために実施する一回限りの実験行為である。従って、将来的に埋蔵文化財の調査・研究に携わろうとする者は、担当者としての職業倫理と、調査に必要な知識・技術を、大学在学中に身につけておく必要がある。そこで本授業では、前期のうちに発掘調査に向けた遺跡・遺構の測量・写真撮影や、遺物の実測・製図などの原理を習得するとともに、夏期休暇中の「考古学実習Ⅰ・Ⅱ」によって実施する発掘調査(長野県安曇野市穂高古墳群を予定)の計画を立案する。そして後期は、実習発掘で出土した資料の整理から、発掘調査報告書の編集・刊行に至るまで、一連の手順を実践していく。|なお、本授業は選択科目だが、考古学を専攻する学生は準必修とする。また、これと併修する「考古学実習Ⅰ・Ⅱ」では、10日間の現地調査を実施するため、宿泊施設のキャパシティ等により考古学専攻生以外の受講を制限する場合がある。
2021, 前期の内容については、(考古学調査法 渋谷 深澤 太郎 木曜5限)を参照してください。後期の内容については、(考古学調査法Ⅱ 渋谷 深澤 太郎 木曜5限)を参照してください。
2021, 遺跡の破壊を伴わざるを得ない発掘調査は、考古学的な仮説を検証するために実施する一回限りの実験行為である。従って、将来的に埋蔵文化財の調査・研究に携わろうとする者は、担当者としての職業倫理と、調査に必要な知識・技術を、大学在学中に身につけておく必要がある。そこで本授業では、前期のうちに発掘調査に向けた遺跡・遺構の測量・写真撮影や、遺物の実測・製図などの原理を習得するとともに、夏期休暇中の「考古学実習Ⅰ・Ⅱ」によって実施する発掘調査(長野県安曇野市穂高古墳群を予定)の計画を立案する。そして後期は、実習発掘で出土した資料の整理から、発掘調査報告書の編集・刊行に至るまで、一連の手順を実践していく。|なお、本授業は選択科目だが、考古学を専攻する学生は準必修とする。また、これと併修する「考古学実習Ⅰ・Ⅱ」では、10日間の現地調査を実施するため、宿泊施設のキャパシティ等により考古学専攻生以外の受講を制限する場合がある。
2021, この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する考古学的な研究論文の執筆方法を学ぶ。具体的には、2年次に修得した研究の方法論と、3年次に設定した研究課題に基づき、卒業論文の作成を進めていく。特に、自らに課した研究の目的と、対象資料、分析方法の整合性に留意しつつ、オリジナルな論文の完成を期したい。
2021, この授業では、前期の「考古学調査法」で策定した研究計画に基づき、限られた予算・日程・人員・機材などの制約の中で発掘調査のオペレーションを組み立て、報告書刊行から遺跡の保護・活用に至る業務をマネジメントする能力の修得を目指す。|なお、現地調査は、長野県安曇野市の穂高古墳群F9号墳にて10日間実施する予定である。前半の5日間に当たる「考古学実習Ⅰ」では、調査区を設定した上で発掘を進め、遺跡の形成過程を理解する。後半の5日間に当たる「考古学実習Ⅱ」では、報告書などにおいて成果を公開するために必要な情報を記録するとともに、現地説明会などの実施を通して最新の情報をプレゼンテーションする能力を身につける。
2021, この授業では、前期の「考古学調査法」で策定した研究計画に基づき、限られた予算・日程・人員・機材などの制約の中で発掘調査のオペレーションを組み立て、報告書刊行から遺跡の保護・活用に至る業務をマネジメントする能力の修得を目指す。|なお、現地調査は、長野県安曇野市の穂高古墳群F9号墳にて10日間実施する予定である。前半の5日間に当たる「考古学実習Ⅰ」では、調査区を設定した上で発掘を進め、遺跡の形成過程を理解する。後半の5日間に当たる「考古学実習Ⅱ」では、報告書などにおいて成果を公開するために必要な情報を記録するとともに、現地説明会などの実施を通して最新の情報をプレゼンテーションする能力を身につける。
2022, 考古学研究の第一歩は、モノの時期的(いつの?)・空間的(どこの?)位置付けを理解することである。そこで、この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する遺構・遺物を取り上げて、それらの編年・分布について考えていく。特に、先学が積み上げてきた業績の講読を重ねることで、これまでに如何なる研究手法が開発されてきたのか理解し、これを「真似ぶ」ことによって自らの研究手法を練磨してもらいたい。|なお、発表の課題は、受講者の関心分野を聴取した上で決定する。
2022, 考古資料(遺跡・遺物)は、一体どのような目的で作られ、どのように使われたのだろうか。その意図を解明する糸口は、遺構の様態や、遺物の精緻な観察から獲得することができる。そこで、この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する遺構・遺物を取り上げて、それらの機能について考えていく。特に、先学が積み上げてきた業績の講読を重ねることで、これまでに如何なる研究手法が開発されてきたのか理解し、これを「真似ぶ」ことによって自らの研究手法を練磨してもらいたい。|なお、発表の課題は、受講者の関心分野を聴取した上で決定する。
2022, 前半は、業務管理を中心として、資料の保存と記録、確認方法や解説の編集、温湿度管理の方法、空気質、有害生物の管理実務(IPM)、防火、防災など日常的な業務について学習する。後半は、人文系博物館における資料の取り扱い並びに拓本製作等の資料製作実習を実施する。
2022, 基本的に博物館の実務を中心として、資料の扱い、展示、デジタル化など博物館業務について学習する。|また、期間中以外に見学実習を実施する。(予定)
2023
2023
2023
2023, 考古学研究の第一歩は、モノの時期的(いつの?)・空間的(どこの?)位置付けを理解することである。そこで、この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する遺構・遺物を取り上げて、それらの編年・分布について考えていく。特に、先学が積み上げてきた業績の講読を重ねることで、これまでに如何なる研究手法が開発されてきたのか理解し、これを「真似ぶ」ことによって自らの研究手法を練磨してもらいたい。|なお、発表の課題は、受講者の関心分野を聴取した上で決定する。
2023, 考古資料(遺跡・遺物)は、一体どのような目的で作られ、どのように使われたのだろうか。その意図を解明する糸口は、遺構の様態や、遺物の精緻な観察から獲得することができる。そこで、この演習では、原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する遺構・遺物を取り上げて、それらの機能について考えていく。特に、先学が積み上げてきた業績の講読を重ねることで、これまでに如何なる研究手法が開発されてきたのか理解し、これを「真似ぶ」ことによって自らの研究手法を練磨してもらいたい。|なお、発表の課題は、受講者の関心分野を聴取した上で決定する。
2023, 基本的に展示実務を中心として、資料解説の編集、パネル製作、展示、温湿度管理の方法な博物館業務について学習する。
2024, 基本的に博物館の実務を中心として、資料の扱い、展示、デジタル化など博物館業務について学習する。|また、期間中以外に見学実習を実施する。(予定)
2024, 基本的に博物館の実務を中心として、資料の扱い、展示、デジタル化など博物館業務について学習する。|また、期間中以外に見学実習を実施する。(予定)
2024, 基本的に展示実務を中心として、資料解説の編集、パネル製作、展示、温湿度管理の方法な博物館業務について学習する。
2024, 考古学の第一歩は、モノの時期的(いつの?)・空間的(どこの?)位置付けを理解することである。その上で、考古資料(遺跡・遺物)が、一体どのような目的で作られ、どのように使われ、どのように捨てられたのか考察することが、考古学から人類史を紐解く研究の基礎となってゆく。そこで、この演習では、主に原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する遺構・遺物を取り上げて、それらの編年・分布・機能について考えていく。特に、先学が積み上げてきた業績の講読を重ねることで、これまでに如何なる研究手法が開発されてきたのか理解し、これを「真似ぶ」ことによって自らの研究手法を練磨してもらいたい。|なお、発表の課題は、受講者の関心分野を聴取した上で決定する。
2024, 考古学の第一歩は、モノの時期的(いつの?)・空間的(どこの?)位置付けを理解することである。その上で、考古資料(遺跡・遺物)が、一体どのような目的で作られ、どのように使われ、どのように捨てられたのか考察することが、考古学から人類史を紐解く研究の基礎となってゆく。そこで、この演習では、主に原史・歴史時代分野(弥生時代末~現代)に関する遺構・遺物を取り上げて、それらの編年・分布・機能について考えていく。特に、先学が積み上げてきた業績の講読を重ねることで、これまでに如何なる研究手法が開発されてきたのか理解し、これを「真似ぶ」ことによって自らの研究手法を練磨してもらいたい。|なお、発表の課題は、受講者の関心分野を聴取した上で決定する。
2024, 基本的に展示実務を中心として、資料解説の編集、パネル製作、展示、温湿度管理の方法な博物館業務について学習する。
2024, 基本的に博物館の実務を中心として、資料の扱い、展示、デジタル化など博物館業務について学習する。|また、期間中以外に見学実習を実施する。(予定)