K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

青柳 秀幸
人間開発学部 健康体育学科
助手
Last Updated :2024/10/10

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    青柳 秀幸, アオヤギ ヒデユキ

所属・職名

  • 人間開発学部 健康体育学科, 助手

学歴

  • 2018年04月, 9999年, 国士舘大学, 大学院スポーツ・システム研究科スポーツ・システム専攻スポーツ教育コース博士課程

学位

  • 2018年03月20日, 修士(体育科学), 国士舘大学, 体育関係, 第一六MD〇〇一号, 学校教育における教育目標とオリンピック・パラリンピック教育の関係性 −児童の資質・能力育成の観点から−

職歴

  • 2018年04月01日, 2021年03月31日, 東京都多摩市役所, くらしと文化部 オリンピック・パラリンピック推進室, 会計年度任用職員(専門スタッフ)

本学就任年月日

  • 2023年04月01日

資格

  • 2018年03月, 高等学校教諭専修免許(保健体育)
  • 2018年03月, 中学校教諭専修免許(保健体育)
  • 2016年03月, 小学校教諭一種免許

研究分野

  • オリンピック・ムーブメント史、体育・スポーツ史、オリンピック・パラリンピック教育、スポーツ教育学、体育原理, オリンピックの理念(オリンピズム・オリンピック精神)の普及活動の歴史、オリンピック・パラリンピック教育のあり方、課題の検討, オリンピック・パラリンピックムーブメントにおける教育的な意義や価値、また、それを通じた人間形成に着目しています。そして、それらに関する歴史的な観点からのアプローチや概念整理、多様な方々との協力による実践活動をしています。国内外の一人でも多くの人々に、建設的な批判精神を持ちながら「理念」と共にオリンピックを捉え、考え、活用して貰えたら嬉しいと考えています。

研究活動

論文

  • 第18回オリンピック競技大会(東京/1964)を契機とした開催都市東京都によるオリンピックの理念の普及活動, 青柳秀幸、田原淳子, 体育史研究, 41, 19, 40, 2024年03月31日, 体育史学会,  東京2020大会を巡って指摘されたオリンピックの理念に対する認識や理解の不十分さを問題の背景として、日本で初めてオリンピック競技大会が開催された第18回オリンピック競技大会に焦点を当てた研究である。開催都市東京都によるオリンピックの理念の普及活動に着目し、理念に対する認識と普及のための組織体制、活動の内容および特徴を明らかにした。主に東京都公文書館に所蔵されていた約9,200件の文書を悉皆的に検討した結果、以下の事柄などが明らかになった。オリンピック準備局(前身組織を含む)は、オリンピックの理念の普及活動を広報宣伝活動の業務として確立し、1961年には当時のオリンピック運動に関する社会的関心事や、都市のハード面の整備といった東京都自体の関心以上に、クーベルタンの理想をどれだけ実現できるかを最大の課題としていた 。東京都は、学校および社会教育の場に限らず、1961年には都内各区市町村の役所、出張所、町内会などに向けて印刷物を作成・配布した他、ラジオや映画、展覧会などを媒体として、広く都の内外の一般の人々に向けてオリンピックの理念の普及を図った。
  • オリンピック・パラリンピック教育の目的・目標と教育基本法における「教育の目標」の関係, 青柳秀幸・田原淳子, 体育・スポーツ科学研究, 第22号, 1, 27, 2022年03月01日, 国士舘大学体育・スポーツ科学学会, 本研究では、先行研究を検討して4点の課題を提示し、これまで明確にされてこなかったオリンピック・パラリンピック教育の目的・目標と日本の学校教育の根幹・指針である教育基本法における「教育の目標」との関係を論理的に明らかにした。
  • 地域ヘルスプロモーションセンター活動報告−令和5(2023)年度−, 青柳秀幸、富田一誠、神事努、青木康太朗、小林唯、髙山真琴、林貢一郎、渡辺啓太, 國學院大學人間開発学研究, 15, 151, 180, 2024年02月28日, 國學院大學人間開発学会・國學院大學人間開発学部
  • 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした大学と地方公共団体における連携事業の成果と課題:パラリンピック・ムーブメントに着目したトークイベントを事例として, 田口康之、青柳秀幸、田原淳子, 国士舘大学体育研究所報, 第39, 91, 112, 2021年03月31日, 国士舘大学体育学部附属体育研究所, 国士舘大学と多摩市が主催した東京2020大会組織委員会公認プログラムの成果と課題を、アンケート調査の結果から分析した。そこでは、当該イベントにより障がい者や障がい者スポーツ、パラリンピック・ムーブメントに関する参加者の認識などが深まったことなどを明らかにした。
  • 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした大学と地方公共団体における連携事業の成果と課題 : 自転車競技ロードレースに着目したトークイベントを事例として, 増本 達哉、青柳 秀幸、田原 淳子, 体育・スポーツ科学研究, 20, 1, 22, 2020年03月01日, 国士舘大学体育・スポーツ科学学会, 国士舘大学と多摩市が主催した東京2020大会組織委員会公認プログラムの成果と課題をアンケート調査の結果から分析した。また、当該プログラムが参加者が求め・期待した事柄に大きく寄与できたこと、今後は参加者から質問を十分に受け付ける必要性があることなどを明らかにした。

Misc

  • メディア報道:フランス(パリ)スポーツ週刊誌への取材記事掲載:「Trois ans après, le legs olympique de Tokyo」, Hideyuki AOYAGI, La Tribune Dimanche : LA TRIBUNE olympique PARIS 2024, p.20, p.20, 2024年04月21日, La Tribune Dimanche
  • 国際オリンピック委員会(International Olympic Committee)オリンピック研究センター(Olympic Studies Center)における研究活動報告, 青柳秀幸, 國學院大學 人間開発学部「Weekly通信」, 2023年09月13日, 國學院大學 人間開発学部
  • 東京2020大会を契機としたオリンピック・パラリンピック教育の現状と課題, 青柳 秀幸, JOA Times, 41, 2018年10月, 日本オリンピック・アカデミー(JOA)
  • 若手研究者が語る、オリンピック・パラリンピック教育の魅力:国士舘大学大学院 スポーツ・システム研究科 青柳秀幸氏に質問, 青柳 秀幸、村松 知香, 女子体育, 62, 2021年08月01日, 日本女子体育連盟, オリンピック・パラリンピック教育に関する内容を中心に、大学院における研究及びその関連諸活動に取組むこととなった経緯、オリンピック競技大会とムーブメントの関係などについて執筆した。

著書等出版物

  • 今よりもっと楽しくなる!!新しい体育の授業づくり ~陸上運動編~, 国士舘大学体育授業研究会2017, ティアンドエイチ, 2017年06月23日

講演・発表

  • オリンピックを理念がある「ムーブメント」として捉えてみませんか?~スポーツを通じた教育的意義、価値、人間形成の歴史に着目して~, 青柳 秀幸, 令和6年度オンライン公開講座「稽古照今のオリンピック」, 2024年09月24日, 國學院大學, コーディネーター:神事 努先生/ 第1回担当:青柳 秀幸/ 第2回担当:渡辺 啓太先生_オリンピックにおけるアスリートの価値とサポート 〜パリ2024オリンピックにおける現地での活動を通じて〜/ 第3回担当:備前 嘉文先生_近代オリンピックの功罪 ~日本で再びオリンピックを開催する必要はあるのか?~/
  • 研究セミナー:第18回オリンピック競技大会(東京/1964)を契機とした開催都市東京都によるオリンピックの理念の普及活動 〜理念がある「ムーブメント」および「教育活動」としてのオリンピックに関する研究蓄積を目指して〜, 青柳 秀幸, 人間開発学会 第16回大会, 2024年09月28日, 國學院大學 人間開発学会
  • 硬式野球部投手のリーグ戦前後の身体変化について, 宮下拓斗(人間開発学部健康体育学科 学生)、馬庭大器(人間開発学部健康体育学科 学生)、根本大貴(國學院大學地域ヘルスプロモーションセンター 客員研究員)、平田史哉(國學院大學地域ヘルスプロモーションセンター 客員研究員)、青柳秀幸(人間開発学部健康体育学科 助手)、富田一誠(人間開発学部健康体育学科 教授), 人間開発学会 第16回大会, 2024年09月28日, 國學院大學 人間開発学会
  • オリンピックの理念や目的を知って、みんなで語りませんか? :オリンピックを「ムーブメント」として捉えて、人々やアスリートの生き方、在り方を問うてみよう。, 青柳秀幸, オリンピックの目的を知ってるからこそオリンピックが語れる人に一緒になりませんか?, 2024年04月26日, 日本スポーツメンタルコーチ協会、Space (Sports Mental)
  • 1964年オリンピック東京大会を契機としたオリンピック精神の普及活動, 青柳秀幸・田原淳子, 日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会 於:オンライン, 2021年09月09日
  • 講演, 青柳 秀幸, 東京2020大会組織委員会公認プログラム:多摩市巡回セミナー「オリンピック・パラリンピックをもっと知って、みんなで語りませんか?!~オリンピック・パラリンピックが目指していることとその歴史~」, 2021年02月20日, オリンピック・パラリンピックを創始した、クーベルタンやグットマンの意図及び歴史的背景、また、現在各ムーブメントが直面している諸課題などについて講演すると共に、参加者との意見交換を行った。2月20日、於:愛宕かえで館。2月27日、於:ヴィータ・コミューネ。2月28日、於:ひじり館。 3月6日、於:ゆう桜ヶ丘。
  • Current situation of SDGs and sport in Japan, Hideyuki AOYAGI, “Sport as an enabler of Sustainable Development” online seminar, 2021年01月30日, The independent youth body of the European Sports NGO(ENGSO:欧州全域で活動するNGO)
  • Educational, promotional and inspirational activities related to the 1964 Tokyo Olympic Games : Initiatives by private organizations and local communities, Hideyuki AOYAGI and Junko TAHARA, The 2020 Yokohama Sport Conference : Online, 2020年09月08日
  • An Overview of Olympic and Paralympic Education in Japan conducted on the Occasion of the Tokyo 2020 Game, 青柳 秀幸, 日仏オリンピック研究センター情報交換会 於:オンライン, 2020年08月17日, 日本オリンピック・アカデミー
  • 1964年東京オリンピックに関した教育活動について:クーベルタンとオリンピズムに着目して, 青柳 秀幸, JOM(日本オリンピックミュージアム)クーベルタンフォーラム2020, 2020年01月26日, 日本オリンピック委員会, 東京1964大会を契機に展開されたクーベルタンとオリンピズムに関する教育活動の概観を、朝日及び読売新聞のデータベースにおけるキーワード検索機能を用いて検討した。結果として、先行研究とは異なる複数の主体が活動を展開していたことや、当時の出来事の判断基準にクーベルタンの見解やオリンピズムが用いられていたこと、児童・生徒の作文に学習の成果が表れていたことなどを明らかにした。
  • オリンピック・パラリンピックが目指していること, 青柳 秀幸, 講演, 2019年12月18日, 東京都武蔵村山市立雷塚小学校
  • オリンピック・パラリンピックの理念(目指していること)や価値を身近に感じながら、東京2020大会のモットーを考えてみよう!, 青柳 秀幸, 第7回 日本オリンピック・アカデミー(JOA) ユースセッション in 中京, 2019年12月, 日本オリンピック・アカデミー(JOA)
  • How the 1964 Tokyo Olympic Games Spread Olympism in Japan: International Understanding, Public Morality and Excellence, Junko TAHARA and Hideyuki AOYAGI, Congres International L'Olympisme : Un Miroir et un Aiguillon pour des Sociétés en Mutations!, 2019年10月16日, Comité International Pierre de Coubertin(CIPC), France, Cergy
  • パラリンピックの理念と歴史について, 青柳 秀幸, 東京2020大会組織委員会公認プログラム 〜東京2020パラリンピック開催まであと1年!〜トークイベントin TAMA「パラリンピアンから学ぶ、限界への跳躍」, 2019年09月29日
  • 小学校体育とオリンピック・パラリンピック教育の関係性, 青柳 秀幸、田原 淳子, 日本体育学会第69回大会(於:徳島大学), 2018年08月24日
  • オリンピック・パラリンピックとおもてなしの心, 青柳 秀幸, 講演, 2018年02月19日, 東京都多摩市立諏訪小学校

その他

  • International Olympic Academy, 57th International Session for Young Participants, Representative from Japan. Main topic : Governance in Sport and the Olympic Movement. Special Topic : Ethics, Education and Governance in the Olympic Movement., Greece, Ancient Olympia, 2017年06月17日, 2017年07月01日

受賞

  • 2023年06月, 日本学生支援機構, 特に優れた業績による返還免除, 博士課程:半額
  • 2018年05月, 日本学生支援機構, 特に優れた業績による返還免除, 修士課程:全額
  • 2018年03月20日, 国士舘大学, 優秀修士論文賞, 学位論文

学外活動

学協会活動

  • 日本オリンピック・アカデミー(JOA), 2016年
  • 日本体育・スポーツ・健康学会, 2016年06月
  • 日本スポーツ教育学会, 2017年04月
  • 体育史学会, 2019年05月
  • スポーツ史学会, 2022年10月

学外委員等活動

  • 2023年06月01日, 日本オリンピック・アカデミー, 総務委員会:幹事
  • 2021年10月, 2023年09月, 日本ピエール・ド・クーベルタン委員会(CJPC), 事務局
  • 2019年04月, 2020年02月, 日本オリンピック委員会, 日本オリンピックミュージアム新春企画展「オリンピズムの原点を紐解く−クーベルタンのことばと思い−」ワーキンググループメンバー
  • 2017年04月, 日本オリンピック・アカデミー, 広報委員会 オリンピック・コンサート部門
  • 2017年04月, 2023年03月, 日本オリンピック・アカデミー, オリンピック研究委員会 オリンピック教育研究部門
  • 2017年04月, 日本オリンピック・アカデミー, オリンピック研究委員会:副委員長(2023年〜現在) JOAコロキウム(談話会)部門:責任者(2023年〜現在)

社会貢献活動

  • スポーツ体育健康科学 学術フォーラム 兼 日本スポーツ体育健康科学学術連合第5回大会「体育・スポーツのインクルーシブな共生社会の未来を考える」における運営スタッフ, 日本スポーツ体育健康科学学術連合, 2024年01月20日
  • 日本学術会議 公開シンポジウム 「生殖補助医療のこれから-社会の合意に至るために考えること-」における運営補助業務, 日本学術会議法学委員会生殖補助医療と法分科会, 2023年08月26日
  • 日本オリンピック・アカデミー(JOA) ユース・セッション実行委員会委員, 2016年03月, 2019年12月
  • 日本学術会議 学術フォーラム「科学的エビデンスに基づく「スポーツの価値」の普及の在り方」における運営補助業務, 日本学術会議, 2019年10月03日
  • 日本学術会議 公開シンポジウム「スポーツと暴力」における運営補助業務, 日本学術会議, 2020年02月08日
  • 日本学術会議 学術フォーラム 「人生におけるスポーツの価値と科学的エビデンス:新型コロナ感染後の社会のために」における運営補助業務, 日本学術会議, 2020年06月18日
  • スポーツ指導に必要なLGBTの人々への配慮に関する調査研究:体育・スポーツにおける多様な性の在り方研修会における運営スタッフ, 日本スポーツ協会, 2021年02月23日
  • 環境保護の視点からみるスポーツの持続可能性に関する調査研究:第1回JSPOスポーツと環境フォーラムにおける運営スタッフ, 日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会、東京都, 2020年12月12日