K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

橋本 貴朗
文学部 日本文学科
准教授
Last Updated :2023/12/21

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    橋本 貴朗, ハシモト タカアキ

所属・職名

  • 文学部 日本文学科, 准教授

学位

  • 2009年03月, 博士(芸術学), 筑波大学, 博甲第5136号

本学就任年月日

  • 2010年04月

研究分野

  • 書道、日本書道史

研究活動

論文

  • 正倉院の筆と書跡から中国書法を見直す, 橋本貴朗, 『正倉院紀要』, 44, 1, 15, 2022年03月29日, 宮内庁正倉院事務所
  • 正倉院宝物特別調査 筆調査報告, 橋本貴朗, 『正倉院紀要』, 43, 1, 58, 2021年03月29日, 宮内庁正倉院事務所, 日野楠雄、荒井利之、藤野雲平、向久保健蔵
  • 『源氏物語』における中国書論の受容, 橋本貴朗, 『書の美』, 200, 20, 27, 2018年11月01日, 日本書学研究会
  • 『源氏物語』における中国書論の受容再考(中), 橋本貴朗, 『若木書法』, 15, 2016年02月01日, 國學院大學文学部若木書法會
  • 中世世尊寺家の書法とその周辺―「長門切」一葉の紹介を兼ねて―, 橋本貴朗, 松尾葦江編『文化現象としての源平盛衰記』, 2015年05月01日, 笠間書院
  • 『源氏物語』における中国書論の受容再考(上), 橋本貴朗, 『若木書法』, 14, 2015年02月01日, 國學院大學文学部若木書法會
  • 南北朝・室町時代における世尊寺家の書法継承―絵巻物・古筆切を中心として―, 橋本貴朗, 『鹿島美術研究』年報別冊, 31, 2014年11月01日, 鹿島美術財団
  • 『源氏物語』梅枝巻に見る中国書論の受容, 橋本貴朗, 『若木書法』, 13, 39, 54, 2014年02月01日, 國學院大學文学部若木書法會
  • 鎌倉時代における中国書論受容の一端―「似絵詞」から『明月記』に及ぶ―, 橋本貴朗, 『若木書法』, 12, 6, 20, 2013年02月01日, 國學院大學文学部若木書法會
  • 『源氏物語』絵合巻に見る中国書論の受容(下), 橋本貴朗, 『若木書法』, 11, 39, 47, 2012年02月01日, 國學院大學文学部若木書法會
  • 『源氏物語』絵合巻に見る中国書論の受容(上), 橋本貴朗, 『若木書法』, 10, 37, 45, 2011年02月28日, 國學院大學文学部若木書法会
  • 「慈光寺経」の料紙装飾について, 橋本貴朗, 『芸術学研究』, 12, 127, 137, 2008年03月01日, 筑波大学大学院人間総合科学研究科, 「慈光寺経」の料紙装飾の再検討を行ったものである。同経の段階的編纂の可能性を踏まえて、各巻の料紙装飾を改めて確認。そのうち、特に「法師功徳品」の波文様に着目して、鎌倉時代の料紙装飾に見られる波文様を整理・分類のうえ、類品との比較検討から同巻の制作年代が通説(元久3年(1206))よりも下りうる可能性を指摘した。あわせて、『栄花物語』の記述との関係から、「慈光寺経」の料紙装飾史上の位置について考察を加えた。
  • 「慈光寺経」の伝来について, 橋本貴朗, 『書芸術研究』, 1, 17, 28, 2008年03月01日, 筑波大学大学院人間総合科学研究科書研究室, 「慈光寺経」の伝来過程を、これまで顧みられることのなかった寺伝や地誌、紀行文等によって跡付けたものである。文献上の初見を示したうえで、中世における経典や宝物の散逸の逸話が、単なる伝承にとどまらない可能性を指摘。地誌や紀行文により、近世後期においては一貫して慈光寺の所蔵であることを確認した。あわせて、当該期の同経が、古物の考証等の当時の学芸史の潮流と密接に関わるものであることを明らかにした。
  • 「慈光寺経」の書風について, 橋本貴朗, 『書学書道史研究』, 17, 43, 55, 2007年09月01日, 書学書道史学会
  • 江戸時代における「慈光寺経」の補写と修復, 橋本貴朗, 『芸術学研究』, 11, 37, 46, 2007年03月01日, 筑波大学大学院人間総合科学研究科

Misc

  • 文と道―成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注稿(7)―, 中国美学研究班, 『人文科学』, 15, 261, 278, 2010年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所
  • 邱振中「中国書法の研究と制作」、林進忠「「妙は性情に在り」~書文化の本質」, 橋本貴朗, 『桐墨』, 1, 1, 5, 2010年03月01日, 大東文化大学書道研究所, 丁成東、鎌田美里
  • 勢―成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注稿(6)―, 中国美学研究班, 『人文科学』, 14, 256, 270, 2009年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所
  • 情と景―成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注稿(5)―, 中国美学研究班, 『人文科学』, 13, 260, 274, 2008年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所
  • 成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注稿(4), 中国美学研究班, 『人文科学』, 10, 130, 154, 2005年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所
  • 成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注稿(3), 中国美学研究班, 『人文科学』, 9, 204, 240, 2004年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所
  • 「成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注稿(2)」, 中国美学研究班, 『人文科学』, 8, 171, 208, 2003年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所
  • 「成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注稿」, 中国美学研究班, 『人文科学』, 7, 197, 246, 2002年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所

著書等出版物

  • 『成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注』索引(2012年度大東文化大学人文科学研究所研究報告書) , 大東文化大学人文科学研究所, 2013年03月01日
  • 『書道Ⅰ 教授資料 学習指導の研究』, 教育出版, 2013年03月01日, 角井博、加藤東陽、辻井京雲、中村伸夫、蓑毛个庵、宮崎洋一、森岡隆、大川修一、小川崇、木村則夫、小林雅澄、齋藤千尋、櫻井敦、染谷由香理、田口智之、中井敏夫、橋本貴朗、橋本弘光、深田邦明、宮崎洋司、矢野千載、若松志保、渡邉朋子
  • 『別冊太陽 日本の書』, 平凡社, 2012年01月01日, 千宗屋、関美香、山田宗正、樂吉左衛門、北河原公敬、尾川明穂、笠嶋忠幸、金子馨、金貴粉、佐々木佑記、水田至摩子、鈴木晴彦、田村麗恵、名児耶明、橋本貴朗、福井淳哉、峯岸佳葉、六人部克典、森岡隆、柳田さやか、山口英紀、山本まり子
  • 『成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注』第7冊(2010年度大東文化大学人文科学研究所研究報告書), 大東文化大学人文科学研究所, 2011年03月01日
  • 『成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注』第6冊(2009年度大東文化大学人文科学研究所研究報告書), 大東文化大学人文科学研究所 , 2010年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所中国美学研究班(代表:河内利治、門脇廣文)
  • 『決定版 日本書道史』, 芸術新聞社, 2009年05月01日, 森岡隆、橋本貴朗、水田至摩子、鈴木晴彦、石井健、村田隆志、四辻秀紀、藤本孝一、高城弘一、高木厚人、中村健太郎、萱のり子、蓑毛个庵, 日本書道史の体系的な概説書である。古墳・飛鳥時代から明治・大正・昭和に至る全9章構成。日本書道史を文化史の中に位置づけ、最新の研究成果を踏まえて、概論・年表・作品図版解説により各時代の特徴および変遷を論述したものである。古代金石文から現代作家まで重要作品約300点を収録し、鑑賞教育の手引きともなるように配慮している。国文学や美術史学など周辺領域の成果にも学び、作品と文献資料の両面から多角的に論じる。
  • 『成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注』第5冊(2007年度大東文化大学人文科学研究所研究報告書), 大東文化大学人文科学研究所, 2008年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所中国美学研究班(代表:河内利治、門脇廣文)
  • 『成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注』第4冊(2006年度大東文化大学人文科学研究所研究報告書), 大東文化大学人文科学研究所, 2007年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所中国美学研究班(代表:河内利治、門脇廣文)
  • 『新編 書道Ⅰ 教授資料/学習指導の研究』, 教育出版, 2007年03月01日, 角井博、加藤東陽、辻井京雲、中村伸夫、蓑毛个庵、森岡隆、大川修一、太田知美、加藤泰弘、小林雅澄、齋藤千尋、櫻井敦、鈴木政利、関根一秀、染谷由香理、中井敏夫、橋本貴朗、橋本弘光、深田邦明、藤原正一、宮崎洋司、若松志保
  • 『成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注』第3冊(2004年度大東文化大学人文科学研究所研究報告書), 橋本貴朗, 大東文化大学人文科学研究所, 2005年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所中国美学研究班(代表:河内利治、門脇廣文)
  • 『成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注』第2冊(2003年度大東文化大学人文科学研究所研究報告書), 橋本貴朗, 大東文化大学人文科学研究所, 2004年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所中国美学研究班(代表:河内利治、門脇廣文)
  • 『成復旺主編・中国人民大学出版社『中国美学範疇辞典』訳注』第1冊(2002年度大東文化大学人文科学研究所研究報告書), 橋本貴朗, 大東文化大学人文科学研究所, 2003年03月01日, 大東文化大学人文科学研究所中国美学研究班(代表:河内利治、門脇廣文)

講演・発表

  • 中世書流再考, 橋本貴朗, 國學院大學國文學會 秋季大会シンポジウム「文化史の中世―文学史をとりまく武具史・絵画史・書道史―」, 2015年11月28日, 東京・渋谷区(國學院大學)
  • 能書が経典を書写するとき, 橋本貴朗, 第17回国際日本学シンポジウム「日本化する法華経」, 2015年07月05日, お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター, 東京・文京区(お茶の水女子大学)
  • 徒然草の書論―世尊寺家との関わりを中心に―, 橋本貴朗, 國學院大學國文學會 10月例会, 2014年10月11日, 東京・渋谷区(國學院大學)
  • 『源氏物語』における中国書論の受容, 橋本貴朗, 東アジア美学研究会 例会, 2013年11月18日, 東京・板橋区(大東文化会館)
  • 鎌倉時代における中国書論受容の一端, 橋本貴朗, 大東文化大学人文科学研究所 平成24年度冬期研究班報告会, 2013年02月23日, 東京・板橋区(大東文化大学)
  • 「長門切」に見る世尊寺家の書法, 橋本貴朗, 公開シンポジウム「1300年代の平家物語―長門切をめぐって―」, 2012年08月31日, 科学研究費補助金 基盤研究(B)「文化現象としての源平盛衰記」研究―文芸・絵画・言語・歴史を総合して―, 東京・渋谷区(國學院大學)
  • 平安時代における中国書論受容の一端, 橋本貴朗, 東アジア美学研究会 例会, 2012年01月30日, 東京・板橋区(大東文化会館)
  • 徳運寺蔵『金光明最勝王経』巻第九の文字―異体字を中心として―, 橋本貴朗, 国際仏教学大学院大学 平成22年度第1回公開研究会, 2010年05月22日, 東京・文京区(国際仏教学大学院大学)
  • 「慈光寺経」の書風, 橋本貴朗, 書学書道史学会 第17回大会, 2006年11月11日, 大阪・柏原市(大阪教育大学)
  • 「慈光寺経」の伝来, 橋本貴朗, 書学書道史学会 第2回研究発表会, 2006年09月23日, 東京・板橋区(大東文化大学)
  • 「高野切古今和歌集」巻第五の2葉の断簡について, 橋本貴朗, 書学書道史学会 第14回大会, 2003年10月11日, 北海道・札幌(藤女子大学)

創作・作品

  • 古今和歌集巻第十六抄, 橋本貴朗, 2021年08月20日, 第37回読売書法展(国立新美術館)
  • 古今和歌集巻第十七抄, 橋本貴朗, 2019年08月23日, 第36回読売書法展(国立新美術館)
  • 古今和歌集巻第十五抄, 橋本貴朗, 2018年08月24日, 第35回読売書法展(国立新美術館)
  • 古今和歌集巻第十三抄, 橋本貴朗, 2017年08月25日, 第34回読売書法展(国立新美術館)
  • 古今和歌集巻第十四抄, 橋本貴朗, 2016年08月19日, 第33回読売書法展(サンシャインシティ文化会館)

その他

  • 調査協力:『根津美術館蔵「春日若宮大般若経および厨子」調査報告書』, 国際仏教学大学院大学日本古写経研究所, 2018年03月01日
  • 面白かった、この3つ, 『リポート笠間』, 60号, 笠間書院, 2016年05月01日
  • 能書が経典を書写するとき(要旨), 『比較日本学教育研究センター研究年報』, 12号, お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター, 2016年03月01日
  • 中世書流再考(要旨), 『日本文學論究』, 75冊, 國學院大學国文學會, 2016年03月01日
  • 第二十六回 書学書道史学会を終えて, 『書学書道史学会会報』, 30号, 書学書道史学会会報委員会, 2016年01月01日, 1, 1
  • 書学書道史学会会員研究動向(平成24年度), 『書学書道史研究』, 23号, 書学書道史学会, 2013年10月01日, 93, 108, 下田章平、青山浩之
  • 書学書道史学会会員研究動向(平成23年度), 『書学書道史研究』, 22号, 書学書道史学会, 2012年10月01日, 127, 141, 下田章平、押木秀樹
  • わたしの学生時代、あれこれ, 『学生相談室報告(平成23年度)』, 34号, 國學院大學学生相談室, 2012年07月01日, 5, 7
  • 書学書道史学会会員研究動向(平成22年度), 『書学書道史研究』, 21号, 書学書道史学会, 2011年09月01日, 108, 119, 下田章平、青山浩之
  • 書学書道史学会会員研究動向(平成21年度), 『書学書道史研究』, 20号, 書学書道史学会, 2010年09月01日, 95, 105, 下田章平、押木秀樹
  • 清水浜臣、都伎山に登る―「安倍小水麿願経」の伝来をめぐって―, 『國學院雜誌』, 111巻9号, 國學院大學, 2010年09月01日, 36, 37
  • 古写経をめぐって, 『書学書道史学会会報』, 18号, 書学書道史学会会報委員会, 2009年12月10日, 12, 12
  • 古写経の中の異体字, 『いとくら』, 5号, 国際仏教学大学院大学, 2009年12月01日, 9, 10
  • 書学書道史学会会員研究動向(平成20年度), 『書学書道史研究』, 19号, 書学書道史学会, 2009年09月01日, 109, 117, 下田章平、青山浩之
  • 書学書道史学会会員研究動向(平成19年度), 『書学書道史研究』, 18号, 書学書道史学会, 2008年09月01日, 103, 110, 菅野智明、松本仁志
  • 『日本の書画1 奈良から江戸―栗原コレクション―福山書道美術館所蔵品図録Ⅶ』, ふくやま書道美術館, 2008年04月01日, 村上翠亭、高城弘一、小林強、中村健太郎
  • 書学書道史学会会員研究動向(平成18年度), 『書学書道史研究』, 17号, 書学書道史学会, 2007年09月01日, 82, 89, 菅野智明、押木秀樹
  • 調査協力:「書学書道史学会会員研究動向(平成17年度)」, 『書学書道史研究』, 16号, 書学書道史学会, 2006年09月01日, 123, 128
  • 栗原蘆水氏蔵古筆切調査一覧, 『大東書道研究』, 13号, 大東文化大学書道研究所, 2006年03月01日, 134, 169, 高城弘一(竹苞)、小林強、村上列(翠亭)
  • 調査協力:「書学書道史学会会員研究動向(平成16年度)」, 『書学書道史研究』, 15号, 書学書道史学会, 2005年09月01日
  • 『平安かなの美』, 二玄社, 2004年10月01日, 村上翠亭、高城弘一、埴原幸枝、中村健太郎
  • 調査協力:『大東文化大学書道研究所蔵 宇野雪村文庫拓本目録』, 大東文化大学書道研究所, 2004年02月01日
  • 「慈光寺経」の研究, 『芸術研究科修士論文梗概集2002』, 筑波大学大学院芸術研究科修士課程, 2003年03月01日, 80, 83

受賞

  • 2019年08月23日, 第36回読売書法展・読売書法会, 読売奨励賞, 古今和歌集巻第十七抄
  • 2018年08月24日, 第35回読売書法展・読売書法会, 特選, 古今和歌集巻第十五抄
  • 2017年08月25日, 第34回読売書法展・読売書法会, 特選, 古今和歌集巻第十三抄
  • 2016年08月19日, 第33回読売書法展・読売書法会, 秀逸, 古今和歌集巻第十四抄

競争的資金

  • 0000, 2012, 鹿島美術財団, 「美術に関する調査研究」助成, 南北朝・室町時代における世尊寺家の書法継承―絵巻物・古筆切を中心として―

教育活動

担当授業

  • 表現文化演習II, 2020, 【本授業(後期)は、主にK-SMAPYⅡを利用した講義資料・課題提示による遠隔授業として実施する】|日本の古典文学には、しばしば書に関する記述が見られる。|書論を「広く書に関する言説」(杉村邦彦編『中国書法史を学ぶ人のために』世界思想社)と定義するならば、それらも書論であると言える。|本授業では中世文学、なかでも『徒然草』『古今著聞集』に見られる書論(特に額に関するもの)を取り上げ、関連する『夜鶴庭訓抄』などの書論書、さらに伝来する書跡とあわせて検討を加える。|それらを通して、書論・書道史研究の方法を実践的に学んでいきたい。|なお『徒然草』の作者・兼好については、近年再検討が進んでいる。この点についても及びたい。
  • 書道, 2020, 【本授業(後期)は、対面授業として実施する】|書道史上の名品に基づいて、前期は硬筆を、後期は毛筆を学修する。|楷書は、主に中国・隋の「蘇孝慈墓誌銘」により、その基礎知識と技法を学ぶ。|行書は、主に中国・東晋の王羲之「蘭亭序」により、その基礎知識と技法を学ぶ。|仮名は、主に平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」により、その基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道実習III, 2020, 【本授業は、対面授業として実施する】|前期(→サマーセッション)は、主に平安時代の優品である「高野切第三種」によりながら、仮名の実技の向上をはかる。|後期は、主に唐代の名品である孫過庭「書譜」によりながら、草書の基礎知識と技法を学ぶ。
  • 古筆学, 2020, 【本授業は、主に講義資料を利用した遠隔授業として実施する】|古筆とは「古人の筆跡」の意味であり、およそ室町時代にまでに書写されたものをいう。とりわけ平安時代中期から鎌倉時代初期の古筆は、今日の仮名書道において「古典」として尊重されている。|一方で、その書写内容の多くは歌集であり、見方を変えれば古典文学作品の古写本でもある。また、書かれた言葉そのものに着目すれば、日本語学研究の資料とも言える。|本授業では、まず古筆学の基をなす近世の古筆鑑定について概観する。その上で、主に造形面に着目しながら、上記時代の古筆を同筆・同系統ごとに通覧する。|近年、古筆には、日本文学研究の分野から高い関心が寄せられている。また、料紙(書かれた紙)の研究も盛んになっている。そうした最新動向に触れつつ、古筆・古筆学をめぐる諸論点について考察を加えたい。
  • 書論研究, 2020, 【本授業は、主にK-SMAPYⅡを利用した講義資料・課題提示による遠隔授業として実施する】|書論とは何か。|それは、「広く書に関する言説」(杉村邦彦編『中国書法史を学ぶ人のために』世界思想社)と定義することができる。|つまり、必ずしも技法論に限定されるものではなく、芸術論・鑑賞論など多岐にわたる。|本授業では、日本および中国の歴代の書論を講読することにより、古人の書をめぐる思考の諸相(どのような書がなぜ良いのか、評価の方法・基準等)を概観する。あわせて、関連する書跡の鑑賞を通して、書の見方について理解を深める。|これまでの、そして、これからの書のあり方を考える一助としたい。|日本の書論については、『源氏物語』などの古典文学作品、歌論・歌学書等も積極的に取り上げる。
  • 表現文化演習II, 2019, 古典文学作品には、しばしば書に関する記述が見られる。|書論を「広く書に関する言説」(杉村邦彦編『中国書法史を学ぶ人のために』世界思想社)と定義するならば、それらも書論であると言える。|本授業では中世文学、なかでも『徒然草』『古今著聞集』に見られる書論を取り上げ、関連する『夜鶴庭訓抄』などの書論書、さらに伝来する作品とあわせて検討を加える。|それらを通して、書論・書道史研究の方法を実践的に学んでいきたい。|なお『徒然草』の作者・兼好については、近年再検討が進んでいる。この点についても及びたい。
  • 書論研究, 2019, 書論とは何か。|それは、「広く書に関する言説」(杉村邦彦編『中国書法史を学ぶ人のために』世界思想社)と定義することができる。|つまり、必ずしも技法論に限定されるものではなく、芸術論・鑑賞論など多岐にわたる。|本授業では、日本および中国の歴代の書論を講読することにより、古人の書をめぐる思考の諸相(どのような書がなぜ良いのか、評価の方法・基準等)を概観する。あわせて、関連する書跡の鑑賞を通して、書の見方について理解を深める。|これまでの、そして、これからの書のあり方を考える一助としたい。|日本の書論については、『源氏物語』などの古典文学作品、歌論・歌学書等も積極的に取り上げる。
  • 古筆学, 2019, 古筆とは「古人の筆跡」の意味であり、およそ室町時代にまでに書写されたものをいう。とりわけ平安時代中期から鎌倉時代初期の古筆は、今日の仮名書道において「古典」として尊重されている。|一方で、その書写内容の多くは歌集であり、見方を変えれば古典文学作品の古写本でもある。また、書かれた言葉そのものに着目すれば、日本語学研究の資料とも言える。|本授業では、まず古筆学の基をなす近世の古筆鑑定について概観する。その上で、主に造形面に着目しながら、上記時代の古筆を同筆・同系統ごとに通覧する。|近年、古筆には、日本文学研究の立場から高い関心が寄せられている。また、料紙の研究も盛んになっている。そうした最新動向に触れつつ、古筆・古筆学をめぐる諸論点について考察を加えたい。
  • 書道実習III, 2019, 前期は、主に平安時代の優品である「高野切第三種」によりながら、仮名の実技の向上をはかる。|後期は、主に唐代の名品である孫過庭「書譜」によりながら、草書の基礎知識と技法を学ぶ。|
  • 卒業論文, 2019
  • 書道, 2019, 日本・中国の代表的な名品によりながら、全体を大きく三期に分けて学んでいく。|はじめに隋の「蘇孝慈墓誌銘」を中心に、楷書の基礎知識と技法を学ぶ。|つぎに東晋の王羲之「蘭亭序」を中心に、行書の基礎知識と技法を学ぶ。|そして平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」を中心に、仮名の基礎知識と技法を学ぶ。|毛筆による大字・細字のほか、硬筆もあわせて学びたい。
  • 表現文化演習II, 2022, 散らし書きとは、行の長短・高低、また行間の広狭などを変えることによって、紙面に変化と統一を与えようとする仮名書道独特の表現方法である。|古筆(古人の筆跡)の臨書を通して、様々な散らし書きの表現を学び、それをもとに創作作品を制作する。前期は主に「寸松庵色紙」を、後期は主に「継色紙」を取り上げる。|「寸松庵色紙」「継色紙」は、「升色紙」とあわせて今日「三色紙」と総称されるが、いずれも元来、色紙ではない。装丁(本の仕立て方)や料紙(書かれた紙)など、書誌学的・古筆学的観点からも丁寧に見ていきたい。
  • 書道実習III, 2022, 書道史上の代表的な名品に基づき、毛筆による臨書を中心に学修する。|前期は、主に平安時代の「高野切第三種」を取り上げて、仮名の実技の向上をはかる。|後期は、主に中国・唐の孫過庭「書譜」を取り上げて、草書の基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道Ⅰ, 2022, 書道史上の代表的な名品に基づき、毛筆・硬筆により楷書を学修する。|主に中国・隋の「蘇孝慈墓誌銘」を取り上げて、楷書の基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道, 2022, 前期の内容については、(書道Ⅰ 渋谷 橋本 貴朗 水曜1限)を参照してください。後期の内容については、(書道Ⅱ 渋谷 橋本 貴朗 水曜1限)を参照してください。
  • 書道Ⅱ, 2022, 書道史上の名品に基づき、毛筆を中心に行書と仮名を学修する。|行書は、主に中国・東晋の王羲之「蘭亭序」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。|仮名は、主に平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書論研究, 2022, 書論とは何か。|それは、「広く書に関する言説」(杉村邦彦編『中国書法史を学ぶ人のために』世界思想社)と定義することができる。|つまり、必ずしも技法論に限定されるものではなく、芸術論・鑑賞論など多岐にわたる。|本授業では、日本および中国の歴代の書論を講読することにより、古人の書をめぐる思考の諸相(どのような書がなぜ良いのか、評価の方法・基準等)を概観する。あわせて、関連する書跡の鑑賞を通して、書の見方について理解を深める。|これまでの、そして、これからの書のあり方を考える一助としたい。|日本の書論については、『源氏物語』などの古典文学作品、歌論・歌学書等も取り上げる。
  • 日本文化を知る(書道入門), 2022, 書道史上の代表的な名品に基づいて、毛筆を中心に学修する。|楷書は、主に中国・隋の「蘇孝慈墓誌銘」により、その基礎知識と技法を学ぶ。|行書は、主に中国・東晋の王羲之「蘭亭序」により、その基礎知識と技法を学ぶ。|仮名は、主に平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」により、その基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道Ⅰ, 2022, 書道史上の代表的な名品に基づき、毛筆・硬筆により楷書を学修する。|主に中国・隋の「蘇孝慈墓誌銘」を取り上げて、楷書の基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道, 2022, 前期の内容については、(書道Ⅰ 渋谷 橋本 貴朗 土曜2限)を参照してください。後期の内容については、(書道Ⅱ 渋谷 橋本 貴朗 土曜2限)を参照してください。
  • 書道Ⅱ, 2022, 書道史上の名品に基づき、毛筆を中心に行書と仮名を学修する。|行書は、主に中国・東晋の王羲之「蘭亭序」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。|仮名は、主に平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書論研究, 2023
  • 書道Ⅰ, 2023
  • 書道, 2023
  • 書道Ⅱ, 2023
  • 書道実習ⅢA, 2023
  • 書道実習III, 2023
  • 書道実習ⅢB, 2023
  • 日本文化を知る(書道入門), 2023
  • 書道Ⅰ, 2023
  • 書道, 2023
  • 書道Ⅱ, 2023
  • 書道Ⅰ, 2023
  • 書道, 2023
  • 書道Ⅱ, 2023
  • 書論研究, 2023, 書論とは何か。それは「広く書に関する言説」(杉村邦彦編『中国書法史を学ぶ人のために』世界思想社)と定義することができる。つまり、必ずしも技法論に限定されるものではなく、芸術論・鑑賞論など多岐にわたる。|本授業では、日本および中国の歴代の書論を講読することにより、古人の書をめぐる思考の諸相(どのような書がなぜ良いのか、評価の方法・基準等)を概観する。あわせて、関連する書跡の鑑賞を通して、書の見方について理解を深める。これまでの、そして、これからの書のあり方を考える一助としたい。|日本の書論については、『源氏物語』『徒然草』などの古典文学作品、歌論・歌学書等も取り上げる。
  • 書道Ⅰ, 2023, 書道史上の代表的な名品に基づき、毛筆・硬筆により楷書を学修する。|主に中国・隋の「蘇孝慈墓誌銘」を取り上げて、楷書の基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道, 2023, 前期の内容については(書道Ⅰ 渋谷 橋本 貴朗 火曜6限)を参照してください。後期の内容については(書道Ⅱ 渋谷 橋本 貴朗 火曜6限)を参照してください。
  • 書道Ⅱ, 2023, 書道史上の名品に基づき、毛筆を中心に行書と仮名を学修する。|行書は、主に中国・東晋の王羲之「蘭亭序」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。|仮名は、主に平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道実習ⅢA, 2023, 書道史上の代表的な名品に基づき、毛筆による臨書を中心に仮名を学修する。|平安時代の「高野切第三種」を取り上げて、臨書から倣書(特定の書風を模倣して書くこと)へと進み、散らし書き・大字仮名の作品制作に取り組む。|「高野切第三種」以外の仮名の名品にも触れたい。
  • 書道実習III, 2023, 前期の内容については(書道実習ⅢA 渋谷 橋本 貴朗 火曜5限)を参照してください。後期の内容については(書道実習ⅢB 渋谷 橋本 貴朗 火曜5限)を参照してください。
  • 書道実習ⅢB, 2023, 書道史上の名品に基づき、毛筆による臨書を中心に草書を学修する。|中国・唐の孫過庭「書譜」を取り上げて、臨書から倣書(特定の書風を模倣して書くこと)へと進む。|「書譜」以外の草書の名品にも触れたい。
  • 日本文化を知る(書道入門), 2023, 書道史上の代表的な名品に基づいて、毛筆を中心に学修する。|楷書は、主に中国・隋の「蘇孝慈墓誌銘」により、その基礎知識と技法を学ぶ。|行書は、主に中国・東晋の王羲之「蘭亭序」により、その基礎知識と技法を学ぶ。|仮名は、主に平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」により、その基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道Ⅰ, 2023, 書道史上の代表的な名品に基づき、毛筆・硬筆により楷書を学修する。|主に中国・隋の「蘇孝慈墓誌銘」を取り上げて、楷書の基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道, 2023, 前期の内容については(書道Ⅰ 渋谷 橋本 貴朗 土曜2限)を参照してください。後期の内容については(書道Ⅱ 渋谷 橋本 貴朗 土曜2限)を参照してください。
  • 書道Ⅱ, 2023, 書道史上の名品に基づき、毛筆を中心に行書と仮名を学修する。|行書は、主に中国・東晋の王羲之「蘭亭序」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。|仮名は、主に平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道Ⅰ, 2023, 書道史上の代表的な名品に基づき、毛筆・硬筆により楷書を学修する。|主に中国・隋の「蘇孝慈墓誌銘」を取り上げて、楷書の基礎知識と技法を学ぶ。
  • 書道, 2023, 前期の内容については(書道Ⅰ 渋谷 橋本 貴朗 土曜1限)を参照してください。後期の内容については(書道Ⅱ 渋谷 橋本 貴朗 土曜1限)を参照してください。
  • 書道Ⅱ, 2023, 書道史上の名品に基づき、毛筆を中心に行書と仮名を学修する。|行書は、主に中国・東晋の王羲之「蘭亭序」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。|仮名は、主に平安時代の「粘葉本和漢朗詠集」を取り上げて、その基礎知識と技法を学ぶ。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • 書学書道史学会, 2000年04月

学外委員等活動

  • 2019年12月01日, 読売書法会, 幹事
  • 2018年12月01日, 2019年11月30日, 読売書法会, 評議員
  • 2016年04月01日, 2020年03月31日, 宮内庁, 正倉院宝物特別調査(筆)調査員
  • 2013年04月01日, 大東文化大学書道研究所, 兼任研究員
  • 2005年04月01日, 大東文化大学人文科学研究所, 兼任研究員
  • 2003年04月01日, 2013年03月31日, 大東文化大学書道研究所, 客員研究員
  • 2001年04月01日, 2005年03月31日, 大東文化大学人文科学研究所, 学外研究員

社会貢献活動

  • 小山市立中央公民館 教養大学◇日本美術鑑賞講座「仏教美術をめぐる旅」, 小山市立中央公民館, 2021年06月29日, 2021年06月29日, 書道史からみた写経
  • 神社本庁 第106回中堅神職研修(丁), 神社本庁, 2013年04月18日, 神社書道
  • 神社本庁 第73回正階基礎研修(甲), 神社本庁, 2012年06月11日, 書道史について
  • ときがわ町 郷土誌講座「慈光寺 国宝法華経一品経―その魅力と謎に迫る―」, ときがわ町教育委員会, 2011年07月24日, 「慈光寺経」の料紙装飾とその書風