K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

上石田 麗子
文学部 外国語文化学科
准教授
Last Updated :2023/12/21

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    上石田 麗子, カミイシダ レイコ

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連絡先

  • 連絡先

    kamiishida[at]kokugakuin.ac.jp

所属・職名

  • 文学部 外国語文化学科, 准教授

学歴

  • 2000年06月, エヴァグリーン・ステート・カレッジ(交換留学) パフォーミング・アーツ・アンド・カルチャー・プログラム 単位互換制度により学士号
  • 2002年03月31日, 卒業, 宮崎大学, 教育学部, 人文社会課程欧米文化専攻
  • 2002年04月01日, 2004年03月31日, 修了, 九州大学大学院, 人文科学府言語修士課程, 英文学専修
  • 2004年04月01日, 2007年03月31日, 満期退学, 九州大学大学院, 人文科学府言語博士課程, 英文学専修

学位

  • 修士(文学)

職歴

  • 2007年04月01日, 上田女子短期大学, 専任講師

本学就任年月日

  • 2008年04月01日

研究分野

  • 20世紀イギリス小説 特にD.H.ロレンス

研究活動

論文

  • 「溶解と単独化-Women in Loveに描かれる両極の運動」, 上石田麗子, 『九大英文学』, 第46号, 125, 147, 2003年12月01日, 九州大学大学院英語学・英文学研究会, D. H. ロレンスの5作目の長編小説Women in Love (1920)における二人の主人公の対照的な存在様式から、同小説が自己存在の社会からの独立を目指す運動と、産業システムへの混和を目指す両極の運動を描いた物語であると論じた。自己の存在の単独性を獲得した境地で、外界と他者の「生きた他者性」を追求することをロレンスは理想として肯定したと結論付けた。
  • Singling into Individuality” or Dissolving into Chaos: Antithetical Impulses in Women in Love (「『個人への分離』か混沌への溶解か:Women in Loveに描かれる両極の運動」), 上石田麗子, 修士論文, 2004年01月01日, Master thesis, 「存在の不確定性と言語の曖昧さ」というテーマを中心に、D.H.ロレンスの小説『恋する女たち』に現れた言語の特徴を考察した。具体的には、『恋する女たち』という小説では、言語の意味及び価値が確定されることなく常にシフトしていると論じ、二項対立的な解釈からなおも逃れうる言語の曖昧な要素、人間存在の不確定性がこの小説のダイナミズムを生み出している、と論じた。
  • 「言語が終わって現実が始まる場所で-St. Mawrに描かれる『言葉以後』の世界」, 上石田麗子, 『九大英文学』, 第47号, 71, 93, 2004年12月01日, 九州大学大学院英語学・英文学研究会, 中篇小説『セント・モア』(1925)についての論文。ロレンスの言語否定の問題に焦点を当てた。ヒロイン母娘は、決まり文句の応酬だけで生気のない英国上流社会から、人間の文明を拒否する未開の荒野への移動を行う。つまり、彼女たちは言語の世界から非言語の世界に逃走する。しかしその自然が異様な存在感を持つ土地は、人間の言葉による描写=言葉による所有を拒否する。ここで描かれる言語以後の世界は、言葉が無力な場所である。そこでは人間の営為が無化される。「言葉を用いる作家が言葉によって全力をこめて言葉を否定することのアポリアを、この小説は明示している」と結論した。
  • 「Kangarooに表れた相対性理論とシェストフ哲学の影響-1920年代初頭におけるロレンスのRelativityへの関心について」, 上石田麗子, 『D. H. ロレンス研究』, 第16号, 16, 31, 2006年03月01日, 日本ロレンス協会, 1920年代初頭にロレンスが、アインシュタインの相対性理論やレオ・シェストフの反観念主義哲学から受けたインパクトに基づきKangarooという長編小説を執筆したことを当時の書簡、詩、書評を参考に考察。この作品は観念の絶対性を拒否し、主人公自身の思想をも相対化する。主人公サマーズの思想が絶えず変動するのは、ロレンスが小説という表現手段を人間の思考や感情の流動性を描くものとして考えていたからであると主張した。
  • "The Paradox in Lawrence’s Speculative Writings", 上石田麗子, 『D. H. ロレンス研究』, 第17号, 43, 53, 2007年03月01日, 日本ロレンス協会, D. H. ロレンスの内部では、絶対性と相対性の議論が複雑に自己展開している。本来相互作用的であり過ぎ去りゆくものである相対性(人・動物・者の相関性)を観念的な絶対者の位置に置くことによって、ロレンスの言語表現は矛盾に陥らざるを得ない。本論では、ロレンスの絶対性と相対性、存在の始原に関する高度に思弁的な思考活動の発展と行き着く矛盾を、 ‘The Crown’(1915)と中期のエッセイ ‘The Novel’(1925)、‘Him with His Tail in His Mouth’(1925)の比較により論考した。ロレンスが読み影響を受けたと思われる同時代の哲学者アンリ・ベルクソン(Henri Bergson)、ウィリアム・ジェイムズ(William James)の主知主義(intellectualism)批判を参考にした。
  • "Negative Theology in The Plumed Serpent", 上石田麗子, 『上田女子短期大学紀要』, 第31号, 2008年01月01日, 上田女子短期大学, The Plumed Serpent(1926)は「現代人に宗教は可能か」という問題にロレンスが真正面から取り組んだ物語であると同時に、彼の否定神学者としての側面が色濃く反映された小説である。この小説では神が、「その名が一度も発されたことの無い者」と否定の言葉によって表現される。神はすべての理解を超越する者、神秘そのものと考えられている。そのような神は名付けられず、ただ暗示によってしか語ることができないために、顕現として、蛇と鷲のシンボルが用いられる。本論では、ロレンスの否定神学者的神観念を考察したのち、「言葉では表現できない神」の顕現としてロレンスが用いた蛇と鷲というシンボルの、ヨーロッパ文明、ゾロアスター教、ニーチェ、アステカ文明における歴史的文脈を概観した。
  • 「言語的動物/ 動物的言語:ロレンスとウルフにおける言語観の違い」, 上石田麗子, 『ワルプルギス 2009』, 2009, 33, 55, 2009年03月16日, 國學院大學外国語研究室・外国語文化学科, ウルフは『幕間』(1941)の末尾で、言語を超えたものへの志向を見せており、その点はロレンスと類似している。それにも拘わらずウルフがロレンスの一見類似した志向を批判するのはなぜであろうか?本論では、ロレンスとウルフの動物観及び、言語の意味伝達不可能性についての二人の態度の違いを比較しながらこの問題を考えた。ロレンスにおいて言語があくまで動物との対極にあるのに対し、ウルフにおいて言語自体が動物のように捉えられている箇所などにも注目した。最後に、ウルフによるロレンス批判という観点から、『幕間』という晩年の作品に表れるウルフ自身の言語観について考察した。
  • 「『トリストラム・シャンディ』における想念と言葉の増殖」, 上石田麗子, 『國學院雑誌』, 110, 10, 1, 12, 2009年10月15日, 國學院大學, 『紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見』 (1960-67)においては、題名とは反し、主人公の「生涯」はほとんど語られない。代わりに、父ウォルターの饒舌と、叔父トビーの要塞造りに果てしなく脱線していく。この脱線のメカニズムを、 作中に出てくる‘idea’という言葉の特徴的な取り扱い方から考察する。多くの批評家がすでに指摘しているように、この作品はジョン・ロックの『人間知性論』 (1689)の多大な影響下にある。本論では、スターンがロック哲学における観念(‘idea’)の定義をいかに換骨奪胎して作品に取り入れ、曲線的な語り方を生み出しているかを考える。最終的には、想念(ideas)を思惟の ‘object’(「対象」)として扱うのみではなく、外界から脳内に侵入してくるobject(「物体」)のように扱うことで生まれる脱線の構造を明らかにしようと試みた。
  • 「『灯台へ』における対象の捕捉の問題」, 上石田麗子, 『Walpurgis 2010』, 2010, 2010年03月01日, 國學院大學文学部外国語研究室・外国語文化学科, ヴァージニア・ウルフの小説『灯台へ』(1927)は端的に言うと、避暑地で休日を過ごすある家族が、島の近くの灯台へ小舟で行くことを決めるが、強風のために諦め、何年後かについに家族での灯台行きに成功するまでの物語である。しかしこの小説は、それだけでは説明しきれない、謎めいた雰囲気に満ちている。家族が灯台行きにこだわる理由も、作中の芸術家リリー・ブリスコーが作品の結末と同時に仕上げる絵画が実際にはどのようなものであったのかも、決して説明されない。本論は、この作品の主題を、視線あるいは想像によって対象は捕捉されうるか、という問題についての物語であると想定する。登場人物の知覚活動(perception)の分析、特に画家リリー・ブリスコーの創作行為の過程の分析を通じて、この小説でウルフが試みたことを考察する。
  • 「バンクシー― ヴァンダル、ラディカル、ブリストル」, 上石田麗子, 『ワルプルギス 2013』, 2013年03月16日, 國學院大學外国語研究室・外国語文化学科, イギリスのグラフィティ・ライター、バンクシーの、故郷ブリストルにおける活動歴を概観し、その作風をブリストルとの関わりから解き明かした。最後に、バンクシーの存在がブリストルの文化的風土に与えた影響についての考察を試みた。
  • 「『ゼイリブ』に描かれる同時代からの引喩について」, 上石田麗子, 『國學院雑誌』, 1291号, 2014年11月15日, 國學院大學, 映画『ゼイリブ』("They Live")と原作の短編 “Eight O’clock in the Morning”(Ray Nelson, 1963)および、直接的に映画に影響を与えたコミック “Nada”(Bill Wray, 1986)との比較研究や、劇中におけるテレビや広告、消費社会、舞台となっている架空の街Justicevilleにおけるグラフィティの描かれ方についての考察を通じ、本作に込められたメッセージを読み解いた。また、映画内では明らかにされない1980年代アメリカ社会からの引喩の意図についても論じた。
  • 「グラフィティ研究序説」, 上石田麗子, 『ワルプルギス 2015』, 1, 22, 2015年03月16日, 國學院大學外国語研究室・外国語文化学科, グラフィティの起源と発展を概観した。まず、現代のグラフィティの起源と1980年代までの発展の歴史を明らかにした。次に、同世代までの先行研究を概説した。最後に、グラフィティに対する是非それぞれの意見を参照しつつ、その存在が提起する諸問題について考察した。
  • 「スプレー缶の鳴る音―グラフィティ映画研究」, 上石田麗子, 『日本映画学会第10回大会プロシーディングス』, 4, 17, 2015年03月27日, 日本映画学会, 発表では、以下の 3 点を⽬的とした。(1) 現代のグラフィティの起源を明らかにする、(2) 映画の中で描かれて来たグラフィティの描写の変遷を辿る、(3) 現代の代表的グラフィティ・ライターの制作戦略における映像メディアの重要性を考察する。グラフィティを意識的に取り込んだ映画の中で共通して⽤いられているのは、「スプレー⽸の鳴る⾳」である。この事象を通底⾳として、グラフィティ映画の系譜を明らかにしようと試みた。グラフィティは、描いてすぐ “go over”(別のアーティストに上書き)されるなど、極めて⼀回性の⾼いアートであるため、その作品の記録は録画技術に依存している。グラフィティ・アーティストたちが、⾃⽴的かつ即時性のある活動を可能にする現代の SNS やデジタルディヴァイスに⽀えられている様相を、彼らの作品発表形態から概観した。
  • 「『グラフィティの信念』を巡る匿名性と記名性の相克」, 上石田麗子, 『國學院雑誌』, 116, 7, 1, 18, 2015年07月, 國學院大學, グラフィティ萌芽期の1970年代、ニューヨークのニュースメディアにおいてグラフィティがどのように認知されていたか、解明することを目的とした。手掛かりとしたのは、グラフィティを初めてアートとして紹介したと言われるジョン・ナーとノーマン・メイラーによるフォトエッセイ集、『グラフィティの信念』である。グラフィティは当初匿名性の高いアートであると見なされていたが、同書のメイラーのエッセイは、このアート・フォームが記名性と作家性を獲得するのに寄与したという論を展開した。
  • 「屋敷系オカルト映画における心霊主義、メディア、ミディアム(霊媒)」, 上石田麗子, 『國學院雑誌』, 124, 11, 21, 43, 2023年11月15日, 國學院大學, 20世紀後半の欧米圏で製作された幽霊屋敷系オカルト映画において、心霊主義と霊媒の存在が重要な要素であることを明らかにした。第一に、それらのオカルト映画においては、屋敷が恐怖の媒介となること、第二に、屋敷に潜む霊は地縛霊として描かれ、移動するものではなかったことを主張した。まず本稿で多用する用語の定義を紹介した。次に、現代心霊主義と霊媒の概念を把握し、建造物自体が心霊現象の媒介となるというストーンテープ理論の概要を見た。第三に、霊媒と建造物の関わり合いの実例として、ウィンチェスター・ハウスについて紹介した。第四に、霊媒の出てくる代表的は小説・映画作品を参考に、心霊主義や霊媒の存在が欧米圏の屋敷系ホラー映画においてどのように描かれてきたかを考察した。

Misc

  • Nanette Norris, Modernist Myth: Studies in H. D., D. H. Lawrence, and Virginia Woolf (書評), 上石田麗子, 『D. H. ロレンス研究』, 第20号, 2010年03月20日, 日本ロレンス協会, Nanette Norris氏による2008年の単著の書評。本書で著者は、H. D., ロレンス,ウルフといった三人のモダニスト作家に共通するのは、グノーシス主義やカバラといった秘教的知識の伝達者であるという点と、暗号化されたメッセージを作品に込めている点であると主張している。論じられるテクストはそれぞれ、"Helen in Egypt" (H. D), "Mrs Dalloway" (ウルフ), "The Plumed Serpent"(ロレンス)である。著者の批評方法はジュリア・クリステヴァの「間テクスト性」の概念を根底に置き、各学問の垣根を越境し、哲学・宗教・精神分析学のテクストからの影響を文学作品中に読み込み、作品に新たな可能性を吹き込んでいると結論付けた。
  • 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』から見える、現代アートにおける「オリジナル」と「複製」の関係について, 上石田麗子, 日本映画学会会報, 32, 2012年09月12日, 日本映画学会, グラフィティ・ライター、バンクシーの監督作『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』における現代アート批判について、「オリジナル」と「複製」の関係から論じた。
  • Kirsty Martin, Modernism and the Rhythms of Sympathy (書評), 上石田麗子, 『D. H. ロレンス研究』, 第24号, 2014年03月25日, 日本ロレンス協会, カースティ・マーティン氏による2013年の単著を書評した。本書は、シンパシーを鍵概念として、ヴァーノン・リー、ヴァージニア・ウルフ、D. H. ロレンスの小説を読む試みである。マーサ・ナスバウムの著作に議論の枠組みの多くを負っている。"Empathy"はドイツ語の"Einfühlung"から来ており、ヴァーノン・リーが英訳して用いた。シンパシーと自立した個人、抽象化作用、生気論との関係等について論じている。
  • 「本当のテロの話をしよう」ー真鍋厚『テロリスト・ワールド』」(書評), 上石田麗子, 『レイモンド・ウィリアムズ研究』, 6, 2016年03月20日, レイモンド・ウィリアムズ研究会, 『テロリスト・ワールド』(現代書館、2016年2月)の書評。映画や漫画におけるテロの文化表象、日本におけるテロの歴史、現在のシリア情勢等の観点から本書はテロリズムを分析・解体している。本書で大きな問題として扱われている「国家アクターによるテロ行為」に関する箇所を中心にレビューした。
  • 'Suffragette and the Problem of Localization in Japan', 上石田麗子, 『レイモンド・ウィリアムズ研究』, 7, 2017年03月16日, レイモンド・ウィリアムズ研究会, 映画"Suffragette"についての映画評。最初に映画のプロット及び細部の描写数点を取り上げ、そこから推察されるメッセージについて考察。のちに映画のパブリック・イメージが日本の宣伝においてどのように改変されたか、その改変の意図はどのようなものであったかを、邦題(『未来を花束にして』)、ポスター・ヴィジュアル、惹句の3点から批判的に検証した。
  • 『文学とアダプテーション― ヨーロッパの文化的変容』書評, 上石田麗子, 日本映画学会会報, 第54号, 5, 9, 2018年07月20日, 日本映画学会, 2017年発行の論集『文学とアダプテーション― ヨーロッパの文化的変容』を、リンダ・ハッチオンの『アダプテーションの理論』(2006, 邦訳2012)に基づき分析した。
  • 「サフラジェットとその末裔たち」, 上石田麗子, 『國學院雑誌』, 122, 5, 18, 19, 2021年05月, 國學院大學, エメリン・パンクハーストの伝記漫画が日本で出版された(『エメリン・パンクハースト』 (瑞樹 奈穂, ポプラ社, 2020年)。そのことを契機として、本エッセイではアメコミや映画等のポップ・カルチャーにおけるサフラジェットの描かれ方を紹介した。
  • 伊藤慎吾, 中村正明.『〈生ける屍〉の表象文化史ー死霊・骸骨・ゾンビー』(紹介), 上石田麗子, 『國學院雑誌』, 123, 1, 17, 17, 2022年01月, 國學院大學, 『〈生ける屍〉の表象文化史ー死霊・骸骨・ゾンビー』(2019)の紹介。本書はJホラーにおいて幽霊表象がいかにゾンビ表象に取って代わられたか明らかにし、ゾンビを日本文学史の文脈に位置づけた点で、画期的であるとした。
  • Kumiko Hoshi. "D. H. Lawrence and Pre-Einstein Modernist Relativity" (書評), 上石田麗子, 『D. H. ロレンス研究』, No. 31, 32, 20, 26, 2022年03月, 日本ロレンス協会, 星久美子氏の博士論文を基にした研究書"D. H. Lawrence and Pre-Einstein Modernist Relativity"の書評。本書は、ロレンスがいかにアインシュタイン以前・以後の相対性概念に反応し、作品に取り込んだかを丁寧に検証している。ロレンスが前期・中期の著作においていかに相対性の概念を援用したかを、極めて学際的な視点を駆使しながら著者は詳細に分析していると結論づけた。

講演・発表

  • 「溶解と単独化-Women in Loveに描かれる両極の運動」, 上石田麗子, 日本英文学会第56回九州支部大会, 2003年10月01日, 於鹿児島大学, 鹿児島
  • 「忘却の過程としてのKangaroo」, 上石田麗子, 日本ロレンス協会第36回大会, 2005年06月01日, 久留米大学, 久留米
  • 「“The Nameless”: The Plumed Serpentにおける否定神学」, 上石田麗子, 日本ロレンス協会第38回大会, 2007年06月01日, 神戸女学院大学, 神戸
  • The Paradox in Lawrence’s Speculative Writings:Twentieth-Century Anti-Idealism of Bergson, William James and D. H. Lawrence, 上石田麗子, 国際D. H. ロレンス学会第11回大会, 2007年08月01日, D. H. ロレンス協会, ノッティンガム
  • 「動物的言語/言語的動物:ロレンスとウルフにおける言語観の違い」, 上石田麗子, 日本ヴァージニア・ウルフ協会第28回全国大会シンポジウム「ウルフ、D. H. ロレンス、ジョイスにおける『言葉』の彼方」, 2008年11月02日, 日本ヴァージニア・ウルフ協会第28回全国大会シンポジウム「ウルフ、D. H. ロレンス、ジョイスにおける『言葉』の彼方」, 広島, 鵜飼信光(九州大学)、扶瀬幹生(聖心女子大学), St. Mawr(1925)で、ヒロインは、St. Mawrという非言語的存在である馬に対して憧れを抱き、アメリカの荒野の上に「言葉によって堕落していない理想郷」というフィクションを構築しようとする。そこには、ロレンス文学の言語を超えたものへの志向が顕著に表れている。これは、言語という既存のシステムからの逃走と捉えられるが、そのようなシステムからの逃走自体が、システムを思わせる型となり、ウルフの1932年10月2日の日記にあるような、ロレンスは「読者をも彼の体系(システム)に引き入れようとする」という批判を招く。ウルフは『幕間』(1941)の末尾で、言語を超えたものへの志向を見せているが、それにも拘わらずウルフがこのようにロレンスの一見類似した志向を批判するのはなぜであろうか?この発表では、ロレンスとウルフの動物観及び、言語の意味伝達不可能性についての二人の態度の違いを比較しながらこの問題を考えた。ロレンスにおいて言語があくまで動物との対極にあるのに対し、ウルフにおいて言語自体が動物のように捉えられている箇所などにも注目した。
  • 「THEY LIVEに描かれる同時代からの引喩について」, 上石田麗子, 日本映画学会第8回全国大会, 2012年12月01日, 日本映画学会, ジョン・カーペンターの映画"They Live"(1988)と、Ray Nelsonの原作 “Eight O’clock in the Morning”(1963)、直接的に映画に影響を与えたコミック “Nada”(1986)との比較を通じ、映画独自の視点を分析した。映画内におけるテレビや広告、消費社会、舞台となっている架空の街Justicevilleにおけるグラフィティの描かれ方を論じ、本作に込められたメッセージを読み解いた。また、映画内では明らかにされないallusion(引喩)の意図についても論じた。
  • スプレー缶の鳴る音―グラフィティ映画研究, 上石田麗子, 日本映画学会第10回大会, 2014年12月06日, 日本映画学会, 映画の中に描かれて来たグラフィティ(Graffiti)の描写の変遷を辿るとともに、欧米社会におけるグラフィティの受容状況の変化を概観した。第一に、現代のグラフィティの起源を明らかにし、映画の中でのグラフィティを用いた演出について具体的作品に言及しながらその歴史を辿った。第二に、グラフィティ・ライターの映画から、現代の代表的グラフィティ・ライターの制作戦略を考察した。グラフィティを意識的に取り込んだ映画の中で共通して用いられているのは、「スプレー缶の鳴る音」である。この事象を通底音として、グラフィティ映画の系譜を明らかにした。

教育活動

担当授業

  • 外国語総合演習A, 2019, イギリスの文化、歴史、地域について学ぶ。|自ら設定したイギリスに関するテーマについて文献を収集、分析、考察し、プレゼンテーションとレポート作成を行う。
  • 外国語総合演習B, 2019, イギリスの文化、歴史、地域について学ぶ。|自ら設定したイギリスに関するテーマについて文献を収集、分析、考察し、プレゼンテーションとレポート作成を行う。
  • 文化基礎演習A, 2019, イギリス諸島の文化や歴史に関する書籍を参考に、イギリスの文化、歴史についてのレポートを書く。
  • 文化基礎演習B, 2019, イギリス諸島の文化や歴史に関する書籍を参考に、イギリスの文化、歴史についてのレポートを書く。
  • 英語展開演習B, 2019, ジョージ・オーウェルが1948年に出版した小説『1984年』を読む。ダブル・シンク、ニュースピークといった本作特有の概念についても学ぶ。
  • 英語文献演習IA, 2019, ティー、階級社会、学校制度と大学、女性の社会進出度など、イギリスを知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。1回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 英語文献演習I, 2019, -
  • 英語文献演習IB, 2019, 現代社会を知るためのトピックスを英語で読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。1回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 外国語文化導入演習, 2019, この授業は、外国語文化学科で学び始める学生たちに大学での学修方法を理解してもらいつつ、学修に主体的に取り組むことを促すためのものである。大学での学修と高校までのそれとの間には大きな違いがあることを、ここでしっかりと認識してもらいたい。| 具体的には、この授業では、ノートのとり方や整理の仕方、大学生に求められる高度な日本語運用能力の鍛え方、図書館やインターネットを使った文献調査の方法、研究のルールとテーマ設定の仕方、そしてレポート(term paper)の書き方などを、徐々に、そして確実に、学んでいってもらう。一つ一つの課題に対処していく中で、大学生らしい学修スキル、ならびに卒業論文を執筆するための基礎的スキルを身につけていってもらいたい。|
  • 外国文学I(英), 2019, Katherine MansfieldやThomas Hardyといったイギリス人作家の作品の背景について学びながら、彼らの書いた短編小説を読んでいく。授業開始前に、担当箇所(各人約1ページの予定)の翻訳とその箇所のキーポイント(作品のテーマやキャラクター分析等)をワード文書にし、添付ファイルにて教員のメールアドレスに送付すること。
  • 英米地域文化論II, 2019, イギリス諸島の歴史に関する映画を参考に、イギリスの文化、歴史を学ぶ。文化的・歴史的背景を映画を観る前に説明する。
  • 卒業論文, 2019
  • 英語演習IA, 2020, 本授業は、主にZoom利用したオンデマンド型授業として実施する。受講者のデータ通信量を考慮し毎回の授業は約30分程度だが、小テストの提出と添削、メールによる質問の受付により対面授業との差を補う。|スピーキング、リスニング、ライティングといった様々なアクティビティを通じ、英語でコミュニケーションを行う練習をする。性格、感情、経験、健康状態を英語で表現できるようにする。
  • 英語演習I, 2020, -
  • 英語演習IB, 2020, 本授業は、主に Zoomを利用したオンデマンド型 オンライン授業(録画配信 として実施する。|国内や海外で英語話者と初めて対面したときに交わすであろう会話を練習する。テキスト内のアクティビティとエクササイズには、これらの会話に役立つであろう語彙、文法、慣用句が含まれている。
  • 英語文献演習IA, 2020, 本授業は、主にZoom利用したオンデマンド型授業として実施する。受講者のデータ通信量を考慮し毎回の授業は約30分程度だが、小テストの提出と添削、メールによる質問の受付により対面授業との差を補う。|テキストの内容は、以下の通りである。ティー、階級社会、学校制度と大学など、イギリスを知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。2回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 英語文献演習I, 2020, -
  • 英語文献演習IB, 2020, 本授業は、 主に Zoomを利用したオンデマンド型 オンライン 授業 (録画配信 として実施する。アイルランドやイギリス(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)の成り立ち、歴史上の人物、料理、マザーグース、ピーター・ラビットや湖水地方など、それぞれの国を知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。1回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 外国語文化導入演習, 2020, 本授業は、主に Zoom を利用した双方向型授業として実施する。|→Zoom使用に対応した進め方になるため、予定の細部は変更される可能性があることを理解されたい||この授業は、外国語文化学科で学び始める学生たちに、大学での学修方法を理解してもらいつつ、学修に主体的に取り組むことを促すためのものである。大学での学修と高校までのそれとの間には大きな違いがあることを、ここでしっかりと認識してもらいたい。| 具体的には、この授業では、ノートのとり方や整理の仕方、大学生に求められる高度な日本語運用能力の鍛え方、図書館やインターネットを使った文献調査の方法、研究のルールとテーマ設定の方法、そしてレポート(term paper)の書き方などを、徐々に、そして確実に、学んでいってもらう。一つ一つの課題に対処していく中で、大学生らしい学修スキル、ならびに卒業論文を執筆するための基礎的スキルを身につけていってもらいたい。
  • 外国文学I(英), 2020, 本授業は、主にZoomを利用したオンデマンド型授業として実施する。受講者のデータ通信量を考慮し毎回の授業は約40分程度だが、テキストに関する質問への解答の提出と添削、模範解答例示、メールによる質問の受付により対面授業との差を補う。|ジョージ・オーウェルが1948年に出版した小説『1984年』を読む。ダブル・シンク、ニュースピークといった本作特有の概念についても学ぶ。
  • 外国語文化導入演習, 2020, 本授業は、主に Zoom を利用した双方向型授業として実施する。|→Zoom使用に対応した進め方になるため、予定の細部は変更される可能性があることを理解されたい||この授業は、外国語文化学科で学び始める学生たちに、大学での学修方法を理解してもらいつつ、学修に主体的に取り組むことを促すためのものである。大学での学修と高校までのそれとの間には大きな違いがあることを、ここでしっかりと認識してもらいたい。| 具体的には、この授業では、ノートのとり方や整理の仕方、大学生に求められる高度な日本語運用能力の鍛え方、図書館やインターネットを使った文献調査の方法、研究のルールとテーマ設定の方法、そしてレポート(term paper)の書き方などを、徐々に、そして確実に、学んでいってもらう。一つ一つの課題に対処していく中で、大学生らしい学修スキル、ならびに卒業論文を執筆するための基礎的スキルを身につけていってもらいたい。
  • 英米語研究I, 2020, 本授業は、 主に Zoomを利用したオンデマンド型 オンライン 授業 (録画配信 として実施する。前半では、英語の古英語、中英語、近代英語の成り立ちや外国からの語彙流入の歴史を学ぶ。後半では、現在世界中で使われている英語の運用について、基本的な事項を学ぶ。スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどの英語について学び、最後にイギリス英語とアメリカ英語の違いを認識する。
  • 外国文学I(英), 2020, 本授業は、主にZoom利用したオンデマンド型授業として実施する。受講者のデータ通信量を考慮し毎回の授業は約40分程度だが、テキストに関する質問への解答の提出と添削、模範解答例示、メールによる質問の受付により対面授業との差を補う。|ジョージ・オーウェルが1948年に出版した小説『1984年』を読む。ダブル・シンク、ニュースピークといった本作特有の概念についても学ぶ。
  • 英語コミュニケーション演習A, 2020, 本授業は、主に Zoomを利用したオンデマンド型 オンライン授業(録画配信 として実施する。国内や海外で英語話者と初めて対面したときに交わすであろう会話を練習する。テキスト内のアクティビティとエクササイズには、これらの会話に役立つであろう語彙、文法、慣用句が含まれている。
  • 外国文化入門(イギリス文化・文学), 2021, 本授業はオンデマンドの遠隔授業にて行う。|イギリスの文化、歴史、地域、文学について学ぶ。授業の前半はイギリスの歴史、文化、後半はイギリス文学について学ぶ。文学については、『英国文学史要』というテキストを参照する。|自ら設定したイギリスに関するテーマについて文献を収集、分析、考察し、レポート作成を行う。
  • 英語演習IA, 2021, スピーキング、リスニング、ライティングといった様々なアクティビティを通じ、英語でコミュニケーションを行う練習をする。性格、感情、経験、健康状態を英語で表現できるようにする。
  • 英語演習I, 2021, 前期の内容については、(英語演習ⅠA 渋谷 上石田麗子 火曜4限)を参照してください。後期の内容については、(英語演習ⅠB 渋谷 上石田麗子 火曜4限)を参照してください。
  • 英語演習IB, 2021, 国内や海外で英語話者と初めて対面したときに交わすであろう会話を練習する。テキスト内のアクティビティとエクササイズには、これらの会話に役立つであろう語彙、文法、慣用句が含まれている。
  • 英語文献演習IA, 2021, テキストの内容は、以下の通りである。ティー、階級社会、学校制度と大学など、イギリスを知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。2回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 英語文献演習I, 2021, 前期の内容については、(英語文献演習ⅠA 渋谷 上石田麗子 火曜3限)を参照してください。後期の内容については、(英語文献演習ⅠB 渋谷 上石田麗子 火曜3限)を参照してください。
  • 英語文献演習IB, 2021, アイルランドやイギリス(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)の成り立ち、歴史上の人物、料理、マザーグース、ピーター・ラビットや湖水地方など、それぞれの国を知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。1回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 外国文学I(英), 2021, ジョージ・オーウェルが1948年に出版した小説『1984年』を読む。ダブル・シンク、ニュースピークといった本作特有の概念についても学ぶ。
  • 外国語文化導入演習, 2021, この授業では、外国語文化学科で学び始めるみなさんが、大学での学修方法を理解しつつ、学修に主体的に取り組む方法を学びます。大学での学修は、高校までとは大きな違いがあるためです。|具体的には、ノートのとり方や整理の仕方、大学生に求められる高度な日本語運用能力の鍛え方、図書館やインターネットを使った文献調査の方法、研究のルールとテーマ設定の仕方、そしてレポート(term paper)の書き方などを、徐々に、そして確実に、学んでいきます。一つ一つの課題に対処していくことで、大学生らしい学修スキル、ならびに卒業論文を執筆するための基礎的スキルを身につけます。
  • 英米語研究I, 2021, 前半では、英語の古英語、中英語、近代英語の成り立ちや外国からの語彙流入の歴史を学ぶ。後半では、現在世界中で使われている英語の運用について、基本的な事項を学ぶ。スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどの英語について学び、最後にイギリス英語とアメリカ英語の違いを認識する。
  • 外国文学I(英), 2021, ジョージ・オーウェルが1948年に出版した小説『1984年』を読む。ダブル・シンク、ニュースピークといった本作特有の概念についても学ぶ。
  • 英語コミュニケーション演習A, 2021, スピーキング、リスニング、ライティングといった様々なアクティビティを通じ、英語でコミュニケーションを行う練習をする。性格、感情、経験、健康状態を英語で表現できるようにする。
  • 外国文化入門(イギリス文化・文学), 2022, イギリスの文化、歴史、地域、文学について学ぶ。授業の前半はイギリスの歴史、文化、後半はイギリス文学について学ぶ。文学については、『英国文学史要』というテキストを参照する。|自ら設定したイギリスに関するテーマについて文献を収集、分析、考察し、レポート作成を行う。
  • 英語文献演習IA, 2022, テキストの内容は、以下の通りである。歴史、多様性、民主主義、科学、宗教など多角的でアカデミックな視点から、約800語の文章を読み解き、イギリスの真の姿を捉える。予習は必須である。
  • 英語文献演習IB, 2022, 歴史上の出来事と人物について紹介された21のエピソードから、12を読む。各章、リーディングのためのエッセイと、エピソードを話題にしたダイアローグを読み、様々な練習問題に取り組む。
  • 英語文献演習IA, 2022, テキストの内容は、以下の通りである。ティー、階級社会、学校制度と大学など、イギリスを知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。2回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 英語文献演習IB, 2022, アイルランドやイギリス(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)の成り立ち、歴史上の人物、料理、マザーグース、ピーター・ラビットや湖水地方など、それぞれの国を知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。1回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 外国文学I(英), 2022, ジョージ・オーウェルが1948年に出版した小説『1984年』を読む。ダブル・シンク、ニュースピークといった本作特有の概念についても学ぶ。英米圏の文学におけるディストピア小説の歴史を知る。イギリスの思想家ジェレミー・ベンサムが考案し、フランスの思想家ミシェル・フーコーが紹介したパノプティコンという監視システムや、イギリスの映画研究者ローラ・マルヴィが提唱した"male gaze"(男性のまなざし)といった観点も参考にする。
  • 外国語文化導入演習, 2022, この授業では、外国語文化学科で学び始めるみなさんが、大学での学修方法を理解しつつ、学修に主体的に取り組む方法を学びます。大学での学修は、高校までとは大きな違いがあるためです。|具体的には、ノートのとり方や整理の仕方、大学生に求められる高度な日本語運用能力の鍛え方、図書館やインターネットを使った文献調査の方法、研究のルールとテーマ設定の仕方、そしてレポート(term paper)の書き方などを、徐々に、そして確実に、学んでいきます。一つ一つの課題に対処していくことで、大学生らしい学修スキル、ならびに卒業論文を執筆するための基礎的スキルを身につけます。
  • 英語コミュニケーション演習A, 2022, スピーキング、リスニング、ライティングといった様々なアクティビティを通じ、英語でコミュニケーションを行う練習をする。性格、感情、経験、健康状態を英語で表現できるようにする。
  • 英米語概論Ⅰ, 2022, 前半では、英語の古英語、中英語、近代英語の成り立ちや外国からの語彙流入の歴史を学ぶ。後半では、現在世界中で使われている英語の運用について、基本的な事項を学ぶ。スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどの英語について学び、最後にイギリス英語とアメリカ英語の違いを認識する。|本授業は5回のオンデマンド授業を含む。
  • 外国文学I(英), 2022, ジョージ・オーウェルが1948年に出版した小説『1984年』を読む。ダブル・シンク、ニュースピークといった本作特有の概念についても学ぶ。英米圏の文学におけるディストピア小説の歴史を知る。イギリスの思想家ジェレミー・ベンサムが考案し、フランスの思想家ミシェル・フーコーが紹介したパノプティコンという監視システムや、イギリスの映画研究者ローラ・マルヴィが提唱した"male gaze"(男性のまなざし)といった観点も参考にする。
  • 英語コミュニケーション演習A, 2022, 国内や海外で英語話者と初めて対面したときに交わすであろう会話を練習する。テキスト内のアクティビティとエクササイズには、これらの会話に役立つであろう語彙、文法、慣用句が含まれている。||対面型授業のほか、4回のオンデマンド授業を含める。オンデマンド授業の際には、KSMAPY経由で課題を提出する。
  • 外国文化入門(イギリス文化・文学), 2023
  • 英語演習IA, 2023
  • 英語演習IB, 2023
  • 英語文献演習IA, 2023
  • 英語文献演習IB, 2023
  • 外国文学I(英), 2023
  • 外国語文化導入演習, 2023
  • 英米語概論Ⅰ, 2023
  • 外国文学I(英), 2023
  • 英語コミュニケーション演習A, 2023
  • 外国文化入門(イギリス文化・文学), 2023, イギリスの文化、歴史、地域、文学について学ぶ。授業の前半はイギリスの歴史、文化、後半はイギリス文学について学ぶ。文学については、『英国文学史要』というテキストを参照する。|自ら設定したイギリスに関するテーマについて文献を収集、分析、考察し、レポート作成を行う。
  • 英語演習IA, 2023, スピーキング、リスニング、ライティングといった様々なアクティビティを通じ、英語でコミュニケーションを行う練習をする。性格、感情、経験、健康状態を英語で表現できるようにする。
  • 英語演習IB, 2023, アイルランドやイギリス(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)の成り立ち、歴史上の人物、料理、マザーグース、ピーター・ラビットや湖水地方など、それぞれの国を知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。1回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 英語文献演習IA, 2023, テキストの内容は、以下の通りである。ティー、階級社会、学校制度と大学など、イギリスを知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。2回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 英語文献演習IB, 2023, アイルランドやイギリス(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)の成り立ち、歴史上の人物、料理、マザーグース、ピーター・ラビットや湖水地方など、それぞれの国を知るためのトピックスを読む。解りやすい注釈を参考にしながら、本文を読む。1回につき1章進む予定のため、予習は必須である。
  • 外国文学I(英), 2023, ジョージ・オーウェルが1948年に出版した小説『1984年』を読む。ダブル・シンク、ニュースピークといった本作特有の概念についても学ぶ。英米圏の文学におけるディストピア小説の歴史を知る。イギリスの思想家ジェレミー・ベンサムが考案し、フランスの思想家ミシェル・フーコーが紹介したパノプティコンという監視システムや、イギリスの映画研究者ローラ・マルヴィが提唱した"male gaze"(男性のまなざし)といった観点も参考にする。
  • 外国語文化導入演習, 2023, この授業では、外国語文化学科で学び始めるみなさんが、大学での学修方法を理解しつつ、学修に主体的に取り組む方法を学びます。大学での学修は、高校までとは大きな違いがあるためです。|具体的には、ノートのとり方や整理の仕方、大学生に求められる高度な日本語運用能力の鍛え方、図書館やインターネットを使った文献調査の方法、研究のルールとテーマ設定の仕方、そしてレポート(term paper)の書き方などを、徐々に、そして確実に、学んでいきます。一つ一つの課題に対処していくことで、大学生らしい学修スキル、ならびに卒業論文を執筆するための基礎的スキルを身につけます。
  • 英米語概論Ⅰ, 2023, 前半では、英語の古英語、中英語、近代英語の成り立ちや外国からの語彙流入の歴史を学ぶ。後半では、現在世界中で使われている英語の運用について、基本的な事項を学ぶ。スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどの英語について学び、最後にイギリス英語とアメリカ英語の違いを認識する。|本授業は5回のオンデマンド授業を含む。
  • 外国文学I(英), 2023, D. H. ロレンスの長編小説『恋する女たち』を読む。要約と、作品解釈を発表する。発表は輪番制で、授業初日及び第二回に割り当て表を配布する。
  • 英語コミュニケーション演習A, 2023, スピーキング、リスニング、ライティングといった様々なアクティビティを通じ、英語でコミュニケーションを行う練習をする。性格、感情、経験、健康状態を英語で表現できるようにする。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • 福岡ロレンス研究会, 2003年03月, 2007年03月
  • 日本英文学会九州支部, 2003年07月
  • 日本ロレンス協会, 2004年03月
  • 日本英文学会, 2006年09月
  • 日本ヴァージニア・ウルフ協会, 2008年09月
  • 日本映画学会, 2012年07月
  • レイモンド・ウィリアムズ研究会, 2014年07月
  • D. H. Lawrence Society of North America, 2014年08月