K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

野中 哲照
文学部 日本文学科
教授
Last Updated :2023/12/21

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    野中 哲照, ノナカ テッショウ

所属・職名

  • 文学部 日本文学科, 教授

学位

  • 2013年02月, 博士(文学), 早稲田大学, 博6364号

本学就任年月日

  • 2015年04月01日

研究分野

  • 日本中世文学

研究活動

論文

  • 『源氏物語』の終わりかた ─認知バイアスの分析から─, 野中哲照, 久保朝孝編『源氏物語を開く ―専門を異にする国文学研究者による論考54編―』, 2021年03月, 武蔵野書院, 『源氏物語』の最終巻である夢浮橋巻は、中途半端な終わりかたをしている。これについて先行研究は、作者の病気や老衰などといった外部的な要因で説明することが多かった。語るべきことを十分に語ったからだという評価もみられるが、それも消極的評価と言える。論者は、「物語は後ろから発想される」という考えかたをしている。浮舟が入水に失敗し、出家の道を歩んでいくのか、あるいは薫のもとに嫁すのかの二者択一的な岐路に立たせるところで物語を閉じることは、作者が最初に発想したことであったと考える。なぜならば、『源氏物語』第一部は、桐壺帝の子として生まれた光源氏が臣下に下され准太上天皇になるというV字型構想に支えられ、第二部は若菜上巻を頂点として紫上や光源氏の死去に至るという逆V字型構想に支えられているからである。すなわち、第一部・第二部ともに〈閉じられた結末〉であり、読者の日常から切り離された物語なのである。これらと別の路線を歩もうとしたため、作者は〈閉じない結末〉を指向した。これによって、読者の日常の中に生命力を持ち続ける物語たろうとしたのだろう。
  • 研究展望〈初期軍記〉 (2005年11月~2019年9月), 野中哲照, 軍記と語り物, 57, 2021年03月, 軍記・語り物研究会
  • 「那須与一」の裏メッセージとその発信源 ―『平家物語』〈綱引き〉論の糸口として―, 野中哲照, 日本文学論究, 80, 15, 31, 2021年03月, 國學院大學國文學會
  • 國學院大學図書館所蔵『讃州矢嶋之図』の紹介と考察 ―屋島合戦伝承の一資料として―, 野中哲照, 校史・学術資産研究, 13, 1, 79, 2021年03月, 國學院大學研究開発推進機構
  • 伊勢平氏〈あとずさり定着〉論, 野中哲照, 古典遺産, 69, 2020年03月, 古典遺産の会
  • 國學院大學図書館所蔵 奈良絵本『伏見常盤』の考察と翻刻, 野中哲照, 國學院大學 校史・学術資産研究, 12, 1, 69, 2020年03月, 國學院大學研究開発推進機構
  • 〔中世〕具象から抽象へ―『平家物語』巻七「忠度都落」のことなど―, 野中哲照, 日本文学論究, 79, 17, 23, 2020年03月, 國學院大學國文學會
  • 〔紹介〕松尾葦江編 軍記物語講座第三巻『平和の世は来るか 太平記』, 野中哲照, 國學院雑誌, 121, 3, 16, 16, 2020年03月, 國學院大學
  • 時代社会を映す鏡としての『後三年記』 ―王朝国家期の領土広域化現象―, 野中哲照, 軍記物語講座 第一巻『武者の世が始まる』, 2020年01月, 花鳥社
  • 《新刊紹介》 松林靖明著『中世の戦乱と文学』, 野中 哲照, 古典遺産, 68, 74, 75, 2019年03月, 古典遺産の会
  • 公地公民制から王土王民思想へ ―王朝国家における〈神聖天皇〉成立の回路―, 野中 哲照, 古典遺産, 68, 1, 26, 2019年03月, 古典遺産の会
  • 『将門記』対句集中部=〈描写慨嘆評価層〉の後次性, 野中 哲照, 國學院大學紀要, 57, 57, 85, 2019年01月, 國學院大學
  • 『将門記』貞盛層の後次性, 野中 哲照, 古典遺産, 67, 1, 36, 2018年03月, 古典遺産の会
  • 『将門記』興世王層の後次性 ―武蔵紛争記事の分析とともに―, 野中 哲照, 國學院大學大学院紀要, 49, 2018年03月, 國學院大學大学院
  • 『将門記』玄明玄茂層の基幹性 ―常陸紛争記事の分析とともに―, 野中 哲照, 日本文学論究, 77, 2018年03月, 國學院大學國文學會
  • 軍記物語の成立, 野中 哲照, 季刊 悠久 第二次, 151, 2017年11月, 鶴岡八幡宮悠久事務局
  • 中世の胎動と『源氏物語』, 野中 哲照, 日本文学の展望を拓く4『文学史の時空』, 2017年11月, 笠間書院
  • 安倍頼時追討の真相 ―永承六年~天喜五年の状況復元―, 野中 哲照, 國學院雑誌, 117, 1, 22, 2016年07月, 國學院大學
  • 『陸奥話記』形成期における源氏寄りプロパガンダの存在 ―康平七年『頼義奏状』『義家奏状』の虚実―, 野中 哲照, 日本文学論究, 75, 49, 68, 2016年03月, 國學院大學國文學會
  • 文化史の中世――文学史をとりまく武具史・絵画史・書道史――, 近藤好和, 髙岸輝, 橋本貴朗, 野中哲照, 日本文学論究, 75, 1, 25, 2016年03月, 國學院大學國文學會
  • 『陸奥話記』の高階経重問題, 野中 哲照, 國學院雑誌, 117, 2, 1, 20, 2016年02月, 國學院大學
  • 『陸奥話記』形成の最終段階――その前景化と韜晦の方法をめぐって――, 野中 哲照, 國學院大學紀要, 54, 125, 147, 2016年01月, 國學院大學
  • 歴史の簒奪―〈清原氏の物語〉から〈源氏の物語〉へ―, 野中哲照, 『いくさと物語の中世』, 2015年08月, 汲古書院
  • 「『陸奥話記』と『今昔物語集』前九年話の先後関係」, 『鹿児島国際大学大学院学術論集』, 6集, 2014年11月01日
  • 「『陸奥話記』の形成過程論のための前提――『扶桑略記』『今昔物語集』との関わりから――」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論集』, 15巻3号, 2014年12月01日
  • 「『陸奥話記』の原型としての『奥州合戦記』」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論集』, 15巻4号, 2015年03月01日
  • 「出羽山北清原氏の系譜 ―吉彦氏の系譜も含めて―」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論集』, 15巻1号, 68, 104, 2014年06月01日
  • 「中世の胎動と宗教多極化政策―仏法偏重から仏法・神祇均衡へ―」, 『古典遺産』, 63号, 40, 86, 2014年03月01日
  • 「平安後期神事仏事年表五種」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論集』, 14巻4号, 369, 422, 2014年03月01日
  • 「後三年の戦後を読む―吉彦一族の滅亡と寛治六年清衡合戦―」, 『鹿児島国際大学大学院学術論集』, 5集, 39, 51, 2014年01月01日
  • 「河内源氏の台頭と石清水八幡宮―『陸奥話記』『後三年記』成立前後の時代背景―」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論集』, 14巻3号, 239, 288, 2013年12月01日
  • 「薩摩硫黄島の稲村岳信仰―エビス信仰の源流―」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論』, 14巻2号, 155, 184, 2013年09月01日
  • 「吉彦秀武の実像―二人の「荒川太郎」の関係を軸に―」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論』, 14巻1号, 61, 84, 2013年06月01日
  • 「『後三年記』序文の偽書性」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論集』, 13巻4号, 411, 436, 2013年03月01日
  • 「もうひとつの後三年合戦像―公戦・私戦判定をめぐる軋轢から―」, 『古典遺産』, 62号, 13, 25, 2013年01月01日
  • 「延慶本『平家物語』硫黄島譚の実体密着性―〈硫黄島熊野〉の発見―」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論集』, 13巻3号, 299, 320, 2012年12月01日
  • 「薩摩硫黄島の境界性と『平家物語』」, 『鹿児島国際大学国際文化学部論集』, 13巻2号, 212, 234, 2012年09月01日
  • 「中世の黎明と〈後三年トラウマ〉」, 『軍記と語り物』, 47号, 1, 12, 2011年03月01日
  • 「『今鏡』の表現構造」, 『鹿児島国際大学大学院学術論集』, 1集, 1, 14, 2009年10月01日
  • 「『保元物語』 ―諸本論の可能性―」, 『中世文学の回廊』, 204, 215, 2008年03月01日, 勉誠出版
  • 「『北国太平記』と『北国全太平記』は別書である ―馬場信意の転換期―」, 『古典遺産』, 55号, 29, 44, 2005年12月01日
  • 「虚構とは何か ―認知科学からの照射―」, 『国文学研究』, 142集, 2, 20, 2004年03月01日
  • 「衰退史観から反復史観へ―院政期びとの歴史認識の変容を追って―」, 『院政期文化論集3 時間と空間』, 41, 64, 2003年10月01日, 森話社
  • 「『奥州後三年記』注釈(七)」, 『古典遺産』, 51号, 30, 44, 2001年07月01日
  • 「『奥州後三年記』注釈(六)」, 『古典遺産』, 50号, 217, 236, 2000年08月01日
  • 「『奥州後三年記』の文学史的位置―歴史文学史の再構築を目指して―」, 『軍記文学の始発―初期軍記』, 292, 312, 2000年05月01日, 汲古書院
  • 「『平家物語』の表現構造(用例掲出稿)」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 64号, 1, 33, 1999年06月01日
  • 「『奥州後三年記』注釈(五)」, 『古典遺産』, 49号, 55, 69, 1998年12月01日
  • 「『奥州後三年記』の語る私戦化要因」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 63号, 11, 24, 1998年11月01日
  • 「南九州の〈神話〉と縁起」, 『国文学 解釈と鑑賞』, 59, 67, 1998年11月01日
  • 「『平家物語』の表現構造(総論)」, 『平家物語 主題・構想・表現』 , 277, 303, 1998年10月01日, 汲古書院
  • 「『奥州後三年記』のメッセージ ―後三年合戦私戦化の表現を追って―」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 62号, 23, 31, 1998年06月01日
  • 「『奥州後三年記』注釈(四)」, 『古典遺産』, 48号, 44, 59, 1998年06月01日
  • 「歴史文学の系譜と展開」, 『軍記文学の系譜と展開』, 3, 18, 1998年03月01日, 汲古書院
  • 「『平家物語』と硫黄島―「軽の大臣」伝承をめぐって―」, 『薩琉文化』, 61号, 1, 19, 1998年02月01日
  • 「『奥州後三年記』における〈前九年アナロジー〉」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 61号, 1, 11, 1997年11月01日
  • 「『保元物語』テクストの変容 ―諸本の動態的展開と京図本の位置―」, 『保元物語の形成』, 269, 289, 1997年07月01日, 汲古書院
  • 「『奥州後三年記』欠失部の復元」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 60号, 29, 41, 1997年06月01日
  • 「〈構想〉の発生」, 『国文学研究』, 122集, 33, 43, 1997年06月01日
  • 「戦国軍記辞典 群雄割拠篇」, 1997年02月01日, 和泉書院
  • 「『奥州後三年記』欠失部の表現」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 59号, 1, 18, 1996年11月01日
  • 「『奥州後三年記』注釈(三)」, 『古典遺産』, 47号, 61, 81, 1996年11月01日
  • 「『奥州後三年記』欠失部の内容」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 58号, 1, 20, 1996年06月01日
  • 「『奥州後三年記』欠失部の分量」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 57号, 1, 14, 1996年03月01日
  • 「『奥州後三年記』の成立年代」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 56号, 23, 33, 1995年11月01日
  • 「『奥州後三年記』注釈(二)」, 『古典遺産』, 46号, 16, 32, 1995年09月01日
  • 「『奥州後三年記』の成立圏 ―奥州成立の可能性をさぐる―」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 55号, 1, 11, 1995年03月01日
  • 「『保元物語』における〈保元以前〉と〈現在〉―鳥羽院旧臣にみる重層構造の根底認識―」, 『国文学研究』, 15集, 61, 72, 1995年02月01日
  • 「『奥州後三年記』の文学史的位相―作品成立の時代をさぐる(5)―」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 54号, 27, 40, 1994年12月01日
  • 「『奥州後三年記』注釈(一)」, 『古典遺産』, 45号, 31, 48, 1994年10月01日
  • 「『保元物語』における〈鳥羽院聖代〉の演出―美福門院の機能をめぐって―」, 『国文学研究』, 113集, 73, 83, 1994年06月01日
  • 「『奥州後三年記』の古相―作品成立の時代をさぐる(4)―」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 53号, 13, 23, 1994年03月01日
  • 「『奥州後三年記』本文の時代相―作品成立の時代をさぐる(3)、敬語の用法をめぐって―」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 52号, 49, 60, 1993年11月01日
  • 「平家物語 漢籍の受容」, 『平家物語 受容と変容』 , 107, 128, 1993年10月01日, 有精堂
  • 「『奥州後三年記』貞和本と承安本との関係―作品成立の時代をさぐる(2)―」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 51号, 65, 79, 1993年03月01日
  • 「貞和本『奥州後三年記』の後次性―作品成立の時代をさぐる(1)―」, 『鹿児島短期大学研究紀要』, 50号, 1, 9, 1992年10月01日
  • 「『保元物語』の構造―崇徳院怨霊譚と為朝渡島譚との関わりから―」, 『国文学研究』, 107集, 44, 53, 1992年06月01日
  • 「『奥州後三年記』の表現連鎖―承安本との関係調査のための前提として―」, 『古典遺産』, 42号, 34, 44, 1992年03月01日
  • 「『奥州後三年記』から『後三年合戦絵詞』へ」, 『室町藝文論攷』, 1, 19, 1991年12月01日, 三弥井書店
  • 「『保元物語』の〈現在〉と為朝渡島譚」, 『国文学研究』, 104集, 43, 53, 1991年06月01日
  • 「『奥州後三年記』の本文研究(本文篇)」, 『古典遺産』, 41号, 48, 65, 1991年02月01日
  • 「『奥州後三年記』の本文研究(研究篇)」, 『学術研究』, 39号, 31, 40, 1991年12月01日
  • 「『保元物語』における語り手の〈現在〉と崇徳院怨霊」, 『国文学研究』, 101集, 23, 35, 1991年06月01日
  • 「『奥州後三年記』の文体と語り手の表現意識」, 『学術研究』, 38号, 45, 56, 1989年12月01日
  • 「『保元物語』合戦部の展開」, 『軍記と語り物』, 25号, 21, 35, 1989年03月01日
  • 「作品研究「兼平」」, 『観世』, 平成元年3月号, 30, 38, 1989年03月01日
  • 「『保元物語』合戦部の構造」, 『古典遺産』, 39号, 1, 25, 1988年03月01日
  • 「為朝像の造型基調―重層論の前提として―」, 『軍記と語り物』, 24号, 1, 11, 1988年03月01日
  • 「語り手の視座―歴史文学をとおして―」, 『早稲田大学大学院文学研究科紀要別冊』, 14集, 1, 13, 1988年01月01日

Misc

  • 「物語の登場人物「有王」「安徳天皇」「今井兼平」「梶原景時」「熊谷直実」「後白河院」」, 『平家物語ハンドブック』, 2007年02月01日, 三省堂
  • 「武具と装束」, 『平家物語ハンドブック』, 228, 233, 2007年02月01日, 三省堂
  • 「『平家物語』の諸本」, 『平家物語ハンドブック』, 23, 32, 2007年02月01日, 三省堂
  • 「〈幽玄〉再考 ―能「忠度」「井筒」から―」, 『第32回篠山春日能解説図録』, 4, 5, 2005年04月01日
  • 「「平知盛」「平教経」」, 歴史群像シリーズ76『源義経』 , 154, 155, 2005年01月01日, 学習研究社
  • 「「崇徳天皇」「藤原忠通・藤原頼長」「源為義・平忠正」「源義朝」「源義平」「藤原通憲」「平忠常・藤原信頼・工藤茂光・金王丸」」, 歴史群像シリーズ『図説・源平合戦人物伝』 , 2004年10月01日, 学習研究社
  • 「狂言「栗燒」「柑子」と竈神」, 2004たまプラーザキャンパスウィーク第7回狂言の会パンフレット, 2004年10月01日, 國學院大學
  • 「狂言「薩摩守」の変容」, 2002たまプラーザキャンパスウィーク第5回狂言の会パンフレット, 2002年10月01日, 國學院大學
  • 「印南野の鬼(狂言「首引」解説)」, 1998たまプラーザキャンパスウィーク狂言鑑賞パンフレット, 1998年10月01日, 國學院大學
  • 「〈観能小論〉景清伝承の底流(能「景清」解説)」, 第24回篠山春日能解説図録, 1997年04月01日
  • 「〈観能小論〉能「藤戸」と在地伝承(能「藤戸」解説)」, 第23回篠山春日能解説図録, 6, 7, 1996年04月01日
  • 「〈観能小論〉三十六人の竈神(狂言「栗焼」解説)」, 第18回丹波夜能パンフレット, 1994年09月01日
  • 「「平家物語絵巻」関係年表・「平家物語絵巻」関係地図・「平家物語絵巻」関係系図」, 『平家物語絵巻』, 巻第十二, 244, 256, 1992年03月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その12」, 『平家物語絵巻』, 巻第十二付録, 2, 3, 1992年03月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その11, 『平家物語絵巻』, 巻第十一付録, 2, 3, 1992年01月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その10」, 『平家物語絵巻』, 巻第十付録, 2, 3, 1991年11月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その9」, 『平家物語絵巻』, 巻第九付録, 2, 3, 1991年09月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その8」, 『平家物語絵巻』, 巻第八付録, 2, 3, 1991年07月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その7」, 『平家物語絵巻』, 巻第七付録, 2, 3, 1991年05月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その6」, 『平家物語絵巻』, 巻第六付録, 2, 3, 1991年03月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その5」, 『平家物語絵巻』, 巻第五付録, 2, 3, 1991年01月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その4」, 『平家物語絵巻』, 巻第四付録, 2, 3, 1990年11月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その3」, 『平家物語絵巻』, 巻第三付録, 2, 3, 1990年09月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その2」, 『平家物語絵巻』, 巻第二付録, 2, 3, 1990年07月01日, 中央公論社
  • 「「平家物語絵巻」の舞台 その1」, 『平家物語絵巻』, 巻第一付録, 2, 3, 1990年05月01日, 中央公論社
  • 「〈観能小論〉桜忠度(能「忠度」解説)」, 『第17回篠山春日能解説図録』 , 3, 4, 1989年04月01日
  • 「「将門記」(梗概)」, 『一冊で百冊の古典を読む』, 26, 27, 1989年02月01日, 友人社

著書等出版物

  • 陸奥話記の成立, 野中 哲照, 汲古書院, 2017年02月01日, 『陸奥話記』は親源氏の時代に成立し、反源氏へと方向性を変えながら形成された、重層的な構造体である。
  • 保元物語の成立, 野中 哲照, 汲古書院, 2016年02月01日, 『保元物語』は、平安後期から鎌倉後期にかけて、いくつもの層が折り重なった重層的構造体である。
  • 後三年記詳注, 汲古書院, 2015年02月01日
  • 後三年記の成立, 野中 哲照, 汲古書院, 2014年11月01日, 『後三年記』は、通説では1347年に成立したとされているが、じつは1124年ごろに成立した。
  • 戦国軍記事典 天下統一篇, 古典遺産の会, 和泉書院, 2011年12月01日
  • 平家物語大事典, 大津雄一、日下力、佐伯真一、櫻井陽子, 東京書籍, 2010年11月01日
  • 新編日本古典文学全集53 曾我物語, 梶原正昭、大津雄一、野中哲照, 小学館, 2002年06月01日
  • 戦国軍記事典 群雄割拠篇, 古典遺産の会, 和泉書院, 1997年02月

講演・発表

  • 「延慶本『平家物語』の事実密着性」, 軍記・語り物研究会, 2012年08月01日, 於 梅光学院大学
  • 「〈中央〉と〈地方〉と〈辺境〉(東山道編)」, 平成22年度科学研究費補助金 基盤研究 「軍記文学における〈中央〉と〈地方〉に関する多角的研究」招請, 2012年07月01日, 於 学士会館
  • 「全権委任〈征夷大将軍〉の成立―歴史の転換点としての後三年合戦―」, 軍記・語り物研究会, 2010年08月01日, 於 大学コンソーシアムあきたカレッジプラザ
  • 「「形成」の名のもとに―栃木孝惟氏の文学史・成立論のめざしたもの―」, 第365回軍記・語り物研究会 企画例会, 2005年04月01日, 於 早稲田大学国際会議場
  • 「『平家物語』と硫黄島―「軽の大臣」伝承をめぐって―」, 鹿児島短期大学付属南日本文化研究所公開研究会, 1997年11月01日, 於 鹿児島短期大学
  • 「よみがえる『奥州後三年記』」, 第1回 鹿児島国語国文学会, 1996年06月01日, 於 鹿児島大学
  • 「『奥州後三年記』成立時代続考」, 軍記・語り物研究会大会, 1992年08月01日, 於 中京大学
  • 「『奥州後三年記』の成立時代 ―『後三年合戦絵詞』の問題もふくめて―」, 中世文学会秋季大会, 1989年10月01日, 於 札幌大学
  • 「『保元物語』合戦部の構造と展開」, 軍記物談話会第235回例会, 1988年10月01日, 於 同志社大学
  • 「為朝像の造型基調 ―断層論の前提として―」, 軍記物談話会第228回例会, 1987年07月01日, 於 國學院大學
  • 「金沢文庫本『言泉集』最勝講記事について」, 仏教文学会東部例会, 1986年04月01日, 於 鶴見大学

その他

  • 「いま何が問題か―初期軍記―」, 『国文学解釈と教材の研究』, 45巻7号, 2000年06月01日, 112, 113
  • 「〈研究展望〉〈中世〉軍記・歴史文学(前期)」, 『文学・語学』, 164号, 1999年06月01日, 75, 78
  • 「軍記・語り物研究への一提言」, 『國學院雑誌』, 第92巻第1号, 國學院大學, 1991年01月01日, 322, 337
  • 「「形成」の名のもとに ―栃木孝惟のめざしたもの―」, 『軍記と語り物』, 42号, 2006年03月01日, 62, 63
  • 「梶原先生の築かれた礎」, 『古典遺産』, 49号, 1999年06月01日, 37, 44

競争的資金

  • 09710323, 秋田・岩手・宮城三県の実地踏査による『奥州後三年記』の実体密着性と虚構性の研究, 奥羽山脈を横断する7ルート[(1)秋田県横手市-仙人峠・巣郷越(国道107号)-岩手県北上市 (2)秋田県平鹿郡十文字町-柏峠・手倉越(同397号)-岩手県水沢市 (3)秋田県平鹿郡十文字町-須川越(同342号)-岩手県ー関市 (4)秋田県湯沢市-田代峠・文字越(同398号)-宮城県栗原郡築館町 (5)秋田県雄勝郡雄勝町-鬼首峠(同108号)-宮城県古川市 (5)秋田県仙北郡田沢湖町-国見峠(同46号)-岩手県盛岡市 (7)山形県新庄市-中山峠(同47号)-宮城県玉造郡鳴子町]において、実測距離・斜度・推定される当時の道幅など前年度の自然地理学的調査を踏まえて、2年目にあたる今年度は人文地理学的調査を行った。具体的には、標高最高地点(峠)から最初の水場・田畑跡・人里跡・寺社・近世番所跡までの距離を、東西両側について計測した。2年間の調査の結果、『奥州後三年記』に記された奥羽山脈横断記事のルートは、次のように推定できる。(1)は、衣川と横手とを往還するルートとしてもっとも平易で、古道伝承もあるが、衣川が起点である場合、そこから北上までの迂回分の距離が難点。(2)は、衣川と横手とを往還する最短ルートで、東西両側の難所もごく一部で、また近世の番所跡や「山北道」の古称からみて、もっとも頻繁に利用された道であると思われる。(3)は、温泉水によって冬場も凍結しにくいメリットはあるが、川の増水や崖の崩落に悩まされたと推定される。(4)は、近世の番所跡はあるものの起伏が激しすぎ、平安期にはほとんど使われなかったと思われる。(5)は、多賀城を起点とした場合、もっとも最短かつ平易で、大軍の進軍にも利用されたと思われる。(6)(7)は平易な道だが、衣川を起点とする場合には、迂回してまでも選択するほどのメリットはない。以上の調査結果から、衣川と横手とを往来する場合は(2)が、多賀城と横手・雄物川町を往来する場合は(5)がそれぞれ用いられたとの推定結論を得るに至った。

教育活動

担当授業

  • 日本文学演習I, 2019, 『平家物語』後半部には、いわゆる源平三大合戦(一の谷合戦、屋島合戦、壇の浦合戦)が含まれています。その中でも、有名な「那須与一」(扇の的)を含む屋島合戦譚、平家滅亡を語る壇の浦合戦譚を読みます。『平家物語』の山場です。| 演習では、『平家物語』の延慶本・中院本・覚一本・下村本等の比較検討を行います。それらを比べ読みすることによって、源平合戦に対する歴史認識の変容を分析することになります。『平家物語』諸本の振れ幅は大きく、それを検討することは当時の歴史認識のうねりを知ることにつながります。
  • 日本文学演習II, 2019, 『将門記』は平将門の物語です。時代は平安中期、場所は関東地方。現在の茨城県坂東市を中心にして、千葉県、栃木県、群馬県、東京都、神奈川県の地名が出てきます。これら〈坂東八か国〉を席捲して独立国家の建設を目指した将門の行いは、後世の源頼朝や徳川家康に影響を与えたと言われています。| 関東に住む我々になじみの深い地域が舞台になっていますので、地図に親しみながら物語世界の理解を深めてゆきたいと思います。| 野中の卒業論文履修希望者は、この演習の履修を推奨します。|(なお、現行方式は今年度までで、2020年度から4年生による卒論の中間発表などを行う予定です。)
  • 日本文学演習III, 2019, 『将門記』は平将門の物語です。時代は平安中期、場所は関東地方。現在の茨城県坂東市を中心にして、千葉県、栃木県、群馬県、東京都、神奈川県の地名が出てきます。これら〈坂東八か国〉を席捲して独立国家の建設を目指した将門の行いは、後世の源頼朝や徳川家康に影響を与えたと言われています。| 関東に住む我々になじみの深い地域が舞台になっていますので、地図に親しみながら物語世界の理解を深めてゆきたいと思います。| 野中の卒業論文履修希望者は、この演習の履修を推奨します。|(なお、現行方式は今年度までで、2020年度から4年生による卒論の中間発表などを行う予定です。)
  • 日本古典文学研究IIIA, 2019, 『平家物語』諸本は大きく分けて語り本系と読み本系に分かれるが、この授業(前期)では語り本系諸本を比較検討する。一般に図書館や書店で見かける『平家物語』は語り本系の中でも覚一本(かくいちぼん、1371年成立)である。この授業では、覚一本を中心に据えつつ、語り本系の中院本(なかのいんぼん)、屋代本(やしろぼん)、下村本などと比較検討する。受講生に、釈文作りの作業を課す(授業時間内)。古典の授業ではあるがパソコン教室で行うため、主体的に取り組むことができるはずである。|取り扱う部分は、『平家物語』終盤の巻10、巻12の予定。|
  • 日本古典文学研究IIIB, 2019, 『平家物語』諸本は大きく分けて語り本系と読み本系に分かれるが、この授業(後期)でも前期と同じく語り本系諸本を比較検討する。一般に図書館や書店で見かける『平家物語』は語り本系の中でも覚一本(かくいちぼん、1371年成立)である。この授業では、覚一本を中心に据えつつ、語り本系の中院本(なかのいんぼん)、屋代本(やしろぼん)、下村本などと比較検討する。受講生に、釈文作りの作業を課す(授業時間内)。古典の授業ではあるがパソコン教室で行うため、主体的に取り組むことができるはずである。|取り扱う部分は、前期の進捗状況によって決定する。ただし、前期で扱わなかった異本(語り本系)にする可能性もある。
  • 卒業論文, 2019
  • 日本文学演習I, 2020, 本授業は、主にZOOMを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。||軍記ものの代表作として名高い『保元』『平治』『平家』。そのうち、平治合戦(平治の乱)を描いた『平治物語』の異本分析を行う。平氏が勝ち、源氏が負けたいくさであり、ここでの功績を起点として、平清盛ら平家一門の栄華が訪れます。しかし、ご存知のように、その平家も25年後には滅びてしまいます。ということは、当時の認識には、それを「良かった!」とするか「残念だった!」とするかの両方が混じることになります。『平治物語』の異本分析をすることは、当時の歴史認識のうねりや綱引きを知ることにつながるのです。そのような軍記の異本世界を知ることは、みなさんにとってエキサイティングな経験になることでしょう。
  • 日本文学演習II, 2020, 本授業は、主にZOOMを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。||『平家物語』には、12巻系統と13巻系統があります。図書館や書店で見かけられる一般的な『平家物語』は13巻系統で、その第13巻を「灌頂巻」と言います。そこに書かれてある内容は、建礼門院(平徳子。清盛の娘)の物語です。平家一門が壇の浦(下関市)で滅亡したあとも彼女は生き残り、平家一門の供養をしながら余生を過ごします。12巻系統の伝本では、建礼門院の物語が第11巻・第12巻に分散されて編年的に収められているのに対して、13巻本系統の伝本では、彼女の物語が一括されて最終巻に送られています。これは『平家物語』全体の構想に関わる重要な相違ですし、いくさの世界での〝女の物語〟のありようを考える材料でもあります。それらをみんなで分析しましょう。
  • 日本文学演習II, 2020, 本授業は、主にZOOMを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。||『日本霊異記』『今昔物語集』『宇治拾遺物語』『古事談』『続古事談』『発心集』『十訓抄』『古今著聞集』『沙石集』など、中古から中世にかけての説話文学作品を素材として、そこに出てくる日本人の習俗・慣習、日本の文化事象について考える。| 受講者それぞれが自分の研究テーマを持ち、それについて研究発表を行う。
  • 日本文学演習2/日本文学演習3, 2020, 本授業は、主にZOOMを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。||『平家物語』には、12巻系統と13巻系統があります。図書館や書店で見かけられる一般的な『平家物語』は13巻系統で、その第13巻を「灌頂巻」と言います。そこに書かれてある内容は、建礼門院(平徳子。清盛の娘)の物語です。平家一門が壇の浦(下関市)で滅亡したあとも彼女は生き残り、平家一門の供養をしながら余生を過ごします。12巻系統の伝本では、建礼門院の物語が第11巻・第12巻に分散されて編年的に収められているのに対して、13巻本系統の伝本では、彼女の物語が一括されて最終巻に送られています。これは『平家物語』全体の構想に関わる重要な相違ですし、いくさの世界での〝女の物語〟のありようを考える材料でもあります。それらをみんなで分析しましょう。
  • 日本文学演習2/日本文学演習3, 2020, 本授業は、主にZOOMを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。||『日本霊異記』『今昔物語集』『宇治拾遺物語』『古事談』『続古事談』『発心集』『十訓抄』『古今著聞集』『沙石集』など、中古から中世にかけての説話文学作品を素材として、そこに出てくる日本人の習俗・慣習、日本の文化事象について考える。| 受講者それぞれが自分の研究テーマを持ち、それについて研究発表を行う。
  • 日本文学概説I, 2020, 小林秀雄は、『平家物語』を読んで読者が流す涙を「塩辛い」と表現しました。汗の匂い、耳を塞ぎたくなる怒号、生臭い空気感なども含めて、戦場のリアリティが表現されているということかと思います。ただしそれは、リアルであることとは少し違います。絵や彫刻を見て、「本物よりも本物らしい」と感じた経験は、誰にもあるでしょう。その場合、後者の「本物」とは何でしょう。それを物語に置き換えると、作り物である物語に込められた「本物らしい本物」とは何かということになります。それがいわゆる史実でないことだけは、たしかです。そこに気づくためには、まずは『平家物語』の世界を深く読み味わうことが必要です。読者として、研究者として、教育者としての向き合い方はもちろん異なりますが、まずは読者として『平家物語』を味わうことが物語分析や教材研究の出発点になります。
  • 日本文学概説II, 2020, 本授業は、主にZoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施|する。|小林秀雄は、『平家物語』を読んで読者が流す涙を「塩辛い」と表現しました。汗の匂い、耳を塞ぎたくなる怒号、生臭い空気感なども含めて、戦場のリアリティが表現されているということかと思います。ただしそれは、リアルであることとは少し違います。絵や彫刻を見て、「本物よりも本物らしい」と感じた経験は、誰にもあるでしょう。その場合、後者の「本物」とは何でしょう。それを物語に置き換えると、作り物である物語に込められた「本物らしい本物」とは何かということになります。それがいわゆる史実でないことだけは、たしかです。そこに気づくためには、まずは『平家物語』の世界を深く読み味わうことが必要です。読者として、研究者として、教育者としての向き合い方はもちろん異なりますが、まずは読者として『平家物語』を味わうことが物語分析や教材研究の出発点になります。
  • 日本文学概説I, 2020, 小林秀雄は、『平家物語』を読んで読者が流す涙を「塩辛い」と表現しました。汗の匂い、耳を塞ぎたくなる怒号、生臭い空気感なども含めて、戦場のリアリティが表現されているということかと思います。ただしそれは、リアルであることとは少し違います。絵や彫刻を見て、「本物よりも本物らしい」と感じた経験は、誰にもあるでしょう。その場合、後者の「本物」とは何でしょう。それを物語に置き換えると、作り物である物語に込められた「本物らしい本物」とは何かということになります。それがいわゆる史実でないことだけは、たしかです。そこに気づくためには、まずは『平家物語』の世界を深く読み味わうことが必要です。読者として、研究者として、教育者としての向き合い方はもちろん異なりますが、まずは読者として『平家物語』を味わうことが物語分析や教材研究の出発点になります。
  • 日本文学概説II, 2020, 本授業は、主にZoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施|する。|小林秀雄は、『平家物語』を読んで読者が流す涙を「塩辛い」と表現しました。汗の匂い、耳を塞ぎたくなる怒号、生臭い空気感なども含めて、戦場のリアリティが表現されているということかと思います。ただしそれは、リアルであることとは少し違います。絵や彫刻を見て、「本物よりも本物らしい」と感じた経験は、誰にもあるでしょう。その場合、後者の「本物」とは何でしょう。それを物語に置き換えると、作り物である物語に込められた「本物らしい本物」とは何かということになります。それがいわゆる史実でないことだけは、たしかです。そこに気づくためには、まずは『平家物語』の世界を深く読み味わうことが必要です。読者として、研究者として、教育者としての向き合い方はもちろん異なりますが、まずは読者として『平家物語』を味わうことが物語分析や教材研究の出発点になります。
  • 日本文学講読I, 2021, 『平家物語』には文学を学ぶための普遍的な問題がぎっしり詰まっています。ということは、中世文学であるとか、軍記ジャンルであるとか、そういうアプローチをするものではないということです。「私は『源氏物語』を専門にしたいから」「僕は近代文学で卒論を書くつもりだから」――そんな偏狭な縄張り意識に呪縛されるのは、もうやめましょう。この授業は、物語を生み出す人間の認知・認識を明らかにするものです。物語を生み出す「人間とは何ぞや」を考える授業です。
  • 日本文学講読II, 2021, 軍記と言えば合戦ものであり、おもに男性が活躍する世界です。その中で、合戦の中心にいないはずの女性たちは、どのように描かれているのでしょう。『保元物語』の源為義の北の方、『平治物語』の常盤、『平家物語』の祇王、小宰相、建礼門院、『承久記』の北条政子など、女性たちの物語があります。それらを読んでいきます
  • 日本文学概説I, 2021, 作家が、どんな物語を書こうかと考える時、ふつうはエンディングから発想されるものです。シンデレラストーリーなら、王子様との結婚が先に規定され、それを引き立たせるために冒頭や中盤が練られてゆきます。しかし、冒頭と末尾がきちんと対応しておらず、不整合をきたしている場合もあります。いわゆる構想のねじれです。この授業では『平家物語』の始まりと終わりを読むことによって、物語を支える複数の指向(バイアス)の存在を考えます。
  • 日本文学概説II, 2021, 作家が、どんな物語を書こうかと考える時、ふつうはエンディングから発想されるものです。シンデレラストーリーなら、王子様との結婚が先に規定され、それを引き立たせるために冒頭や中盤が練られてゆきます。しかし、冒頭と末尾がきちんと対応しておらず、不整合をきたしている場合もあります。いわゆる構想のねじれです。この授業では『平家物語』の始まりと終わりを読むことによって、物語を支える複数の指向(バイアス)の存在を考えます。
  • 日本文学演習I, 2021, 源平の三大合戦と言えば、一の谷合戦、屋島合戦、壇の浦合戦。この演習では、『平家物語』の三大合戦を分析します。| ただ読むのではありません。『平家物語』には数多くの異本があります。異本を比べ読みすると、一の谷合戦のイメージや人物像がずいぶん違うことに気づいたりします。この演習では、そのような異本の比べ読み、分析を発表していただきます。| 表現の微細な差異から多くの情報を得て、部分と全体、機能と演繹を反復し、緻密な想像力と豊かな感受性を鍛えてゆきます。面白くも、ためになる演習でありたいと思っています。
  • 日本文学演習II, 2021, 中世散文を対象とし、自分でテーマを持ち、それについてとことん調べ、読みこんで深く掘り下げます。そこまではただの自由研究なのですが、それを論文というかたちで構造化してゆきます。| この作業を通して、部分と全体、微視と巨視を往復する柔軟な思考力を養い、機能と演繹を反復して緻密な論理構成力を身に着けてゆきます。| 原則として野中哲照を指導教員とする卒業論文履修者(4年生)を対象とし、野中で卒論を書く予定の3年生も、履修を強く推奨します。
  • 日本文学演習III, 2021, 中世散文を対象とし、自分でテーマを持ち、それについてとことん調べ、読みこんで深く掘り下げます。そこまではただの自由研究なのですが、それを論文というかたちで構造化してゆきます。| この作業を通して、部分と全体、微視と巨視を往復する柔軟な思考力を養い、機能と演繹を反復して緻密な論理構成力を身に着けてゆきます。| 原則として野中哲照を指導教員とする卒業論文履修者(4年生)を対象とし、野中で卒論を書く予定の3年生も、履修を強く推奨します。
  • 日本文学概説I, 2022, 作家が、どんな物語を書こうかと考える時、ふつうはエンディングから発想されるものです。シンデレラストーリーなら、王子様との結婚が先に規定され、それを引き立たせるために冒頭や中盤が練られてゆきます。しかし、冒頭と末尾がきちんと対応しておらず、不整合をきたしている場合もあります。いわゆる構想のねじれです。この授業では『平家物語』の始まりと終わりを読むことによって、物語を支える複数の指向(バイアス)の存在を考えます。
  • 日本文学概説II, 2022, 作家が、どんな物語を書こうかと考える時、ふつうはエンディングから発想されるものです。シンデレラストーリーなら、王子様との結婚が先に規定され、それを引き立たせるために冒頭や中盤が練られてゆきます。しかし、冒頭と末尾がきちんと対応しておらず、不整合をきたしている場合もあります。いわゆる構想のねじれです。この授業では『平家物語』の始まりと終わりを読むことによって、物語を支える複数の指向(バイアス)の存在を考えます。
  • 日本文学講読I, 2022, 『平家物語』には文学を学ぶための普遍的な問題がぎっしり詰まっています。中世文学であるとか、軍記ジャンルであるとか、そういうアプローチをするものではないということです。「私は『源氏物語』を専門にしたいから」「僕は近代文学で卒論を書くつもりだから」――そんな偏狭な縄張り意識に呪縛されるのは、もうやめましょう。この授業は、物語を生み出す人間の認知・認識を明らかにするものです。物語を生み出す「人間とは何ぞや」を考える授業です。
  • 日本文学講読II, 2022, 軍記と言えば合戦ものであり、おもに男性が活躍する世界です。その中で、合戦の中心にいないはずの女性たちは、どのように描かれているのでしょう。『保元物語』の源為義の北の方、『平治物語』の常盤、『平家物語』の祇王、小宰相、建礼門院、『承久記』の北条政子など、女性たちの物語があります。それらを読んでいきます
  • 日本文学演習ⅠA, 2022, 『平家物語』でもっとも人気のある武将は、なんといっても木曾義仲でしょう。高等学校の教科書にも載る「木曾最期」は、涙なしには読めません。その章段は『平家物語』の巻九にあるのですが、そもそも「最期」以前の木曾義仲は、どのように描かれているのでしょうか。この演習では、木曾義仲挙兵譚に相当する『平家物語』の巻七・巻八を読みます。|ところで、『平家物語』は数多くの異本があることで知られています。異本を比べ読みすると、木曾義仲の人物像や合戦場面のイメージがずいぶん異なることに気づきます。 表現の微細な差異から多くの情報を得て、部分と全体、機能と演繹を反復し、緻密な想像力と豊かな感受性を鍛えてゆきます。|面白くも、ためになる演習でありたいと思っています。
  • 日本文学演習I, 2022, 前期の内容については、(日本文学演習ⅠA 渋谷 野中 哲照 火曜5限)を参照してください。後期の内容については、(日本文学演習ⅠB 渋谷 野中 哲照 火曜5限)を参照してください。
  • 日本文学演習ⅠB, 2022, 『平家物語』でもっとも人気のある武将は、なんといっても木曾義仲でしょう。高等学校の教科書にも載る「木曾最期」は、涙なしには読めません。その章段は『平家物語』の巻九にあるのですが、そもそも「最期」以前の木曾義仲は、どのように描かれているのでしょうか。この演習では、木曾義仲挙兵譚に相当する『平家物語』の巻七・巻八を読みます。|ところで、『平家物語』は数多くの異本があることで知られています。異本を比べ読みすると、木曾義仲の人物像や合戦場面のイメージがずいぶん異なることに気づきます。 表現の微細な差異から多くの情報を得て、部分と全体、機能と演繹を反復し、緻密な想像力と豊かな感受性を鍛えてゆきます。|面白くも、ためになる演習でありたいと思っています。
  • 日本文学演習II, 2022, 中世散文の領域で、学生各自がテーマを持ち、それについてとことん調べ、読みこんで深く掘り下げて、研究発表をします。説話の人、軍記の人、日記・紀行の人、随筆の人など。作品ではなく、古典世界の文化論、時代社会論でも構いません。中学校・高校の頃、「押し付けられる勉強ではなく、自分の好きなことを研究したい」と思っていませんでしたか? 今こそ、それを実現しましょう。ここでの発表に、決まった「型」もありません。|卒論履修の人はその中間報告をしても構いませんし、卒論の研究余滴(脱線編、スピンオフ)でもよいです。非履修の人は中世散文の中から自由にテーマを選び、いわゆる〝学術的な方法〟にこだわらず、説得力だけをめざして研究発表してみてください。この授業で目指すのは、学生の主体性と問題解決能力の獲得です。そのために、押し付けられたものではなく、自分の問題意識に沿って何かを深めてみましょう。| 野中研究室で卒論を書く4年生、その予定の3年生は、履修を推奨します。
  • 日本文学演習III, 2022, 中世散文の領域で、学生各自がテーマを持ち、それについてとことん調べ、読みこんで深く掘り下げて、研究発表をします。説話の人、軍記の人、日記・紀行の人、随筆の人など。作品ではなく、古典世界の文化論、時代社会論でも構いません。中学校・高校の頃、「押し付けられる勉強ではなく、自分の好きなことを研究したい」と思っていませんでしたか? 今こそ、それを実現しましょう。ここでの発表に、決まった「型」もありません。|卒論履修の人はその中間報告をしても構いませんし、卒論の研究余滴(脱線編、スピンオフ)でもよいです。非履修の人は中世散文の中から自由にテーマを選び、いわゆる〝学術的な方法〟にこだわらず、説得力だけをめざして研究発表してみてください。この授業で目指すのは、学生の主体性と問題解決能力の獲得です。そのために、押し付けられたものではなく、自分の問題意識に沿って何かを深めてみましょう。| 野中研究室で卒論を書く4年生、その予定の3年生は、履修を推奨します。
  • 日本文学概説I, 2023
  • 日本文学概説II, 2023
  • 日本文学講読I, 2023
  • 日本文学講読II, 2023
  • 日本文学演習ⅠA, 2023
  • 日本文学演習I, 2023
  • 日本文学演習ⅠB, 2023
  • 日本文学演習ⅡA, 2023
  • 日本文学演習II, 2023
  • 日本文学演習ⅡB, 2023
  • 日本文学演習ⅢA, 2023
  • 日本文学演習III, 2023
  • 日本文学演習ⅢB, 2023
  • 日本文学概説I, 2023, 國學院大學の歴史や建学の精神、日本文学研究の伝統について解説し、その学問的特質を踏まえた文学(日本文学)研究についての基礎的な事項を講述する。具体的な文学作品のいくつかを取り上げ、その表現における特質を考察した上で、読むこと、調べること、考えること、そして書くことの四項目について実践し、文学研究に関わるコミュニケーション全般を体験する。毎回の授業は、専任教員のオムニバス形式で進めていく。
  • 日本文学概説II, 2023, 現在の日本文学研究にはさまざまな立場・方法がある。その多様性を、専任教員がそれぞれの専門領域について講じるオムニバス形式によって学ぶ。すなわち概説Ⅱでは、概説Ⅰにおいて学んだ基礎的知識を踏まえた上で、7名の担当者が時代やジャンルごとの一般論を語るというよりもそれぞれの専門性を活かして研究の面白さや意義深さを具体的に伝える。そのことによって、受講生自身の研究に対する姿勢を考える機会とする。
  • 日本文学講読I, 2023, 『平家物語』には文学を学ぶための普遍的な問題がぎっしり詰まっています。中世文学であるとか、軍記ジャンルであるとか、そういうアプローチをするものではないということです。「私は『源氏物語』を専門にしたいから」「僕は近代文学で卒論を書くつもりだから」――そんな偏狭な縄張り意識に呪縛されるのは、もうやめましょう。この授業は、物語を生み出す人間の認知・認識を明らかにするものです。物語を生み出す「人間とは何ぞや」を考える授業です。
  • 日本文学講読II, 2023, 軍記と言えば合戦ものであり、おもに男性が活躍する世界です。その中で、合戦の中心にいないはずの女性たちは、どのように描かれているのでしょう。『保元物語』の源為義の北の方、『平治物語』の常盤、『平家物語』の祇王、小宰相、建礼門院、『承久記』の北条政子など、女性たちの物語があります。それらを読んでいきます
  • 日本文学演習ⅠA, 2023, NHK大河ドラマで源義経役を滝沢秀明さん、神木隆之介さん、菅田将暉さんとその時代のスターが務められたように、源平合戦の主役は義経です。その義経の伝説的な活躍が〝鵯越(ひよどりごえ)の坂落とし〟で、これを含む一の谷合戦譚を読みます。中学校の教科書に出る「敦盛最期」、高等学校の教科書や問題集に出る「忠度最期」も一の谷合戦譚に含まれています。教師を目指す人には、教材研究にもなります。|ところで、『平家物語』は数多くの異本があることで知られています。異本を見ると、意外な義経像が語られているかもしれません。異本の比べ読みによってそれぞれの伝本の物語づくりの思想の違いに気づくことができます。表現の微細な差異から多くの情報を得て、緻密な想像力と豊かな感受性を鍛えてゆきます。対読者意識のバイアスを受けて作られる物語分析の理論も学ぶことになりますので、将来、映画・ドラマ制作、小説・脚本の執筆、演出、役者を目指すような人にも役立ちます。
  • 日本文学演習I, 2023, 前期の内容については(日本文学演習ⅠA 渋谷 野中 哲照 火曜3限)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅠB 渋谷 野中 哲照 火曜3限)を参照してください。
  • 日本文学演習ⅠB, 2023, NHK大河ドラマで源義経役を滝沢秀明さん、神木隆之介さん、菅田将暉さんとその時代のスターが務められたように、源平合戦の主役は義経です。その義経の伝説的な活躍が〝鵯越(ひよどりごえ)の坂落とし〟で、これを含む一の谷合戦譚を読みます。中学校の教科書に出る「敦盛最期」、高等学校の教科書や問題集に出る「忠度最期」も一の谷合戦譚に含まれています。教師を目指す人には、教材研究にもなります。|ところで、『平家物語』は数多くの異本があることで知られています。異本を見ると、意外な義経像が語られているかもしれません。異本の比べ読みによってそれぞれの伝本の物語づくりの思想の違いに気づくことができます。表現の微細な差異から多くの情報を得て、緻密な想像力と豊かな感受性を鍛えてゆきます。対読者意識のバイアスを受けて作られる物語分析の理論も学ぶことになりますので、将来、映画・ドラマ制作、小説・脚本の執筆、演出、役者を目指すような人にも役立ちます。
  • 日本文学演習ⅡA, 2023, 中世散文の領域で、学生各自がテーマを持ち、それについてとことん調べ、読みこんで深く掘り下げて、研究発表をします。説話の人、軍記の人、日記・紀行の人、随筆の人など。作品ではなく、古典世界の文化論、時代社会論でも構いません。中学校・高校の頃、「押し付けられる勉強ではなく、自分の好きなことを研究したい」と思っていませんでしたか? 今こそ、それを実現しましょう。ここでの発表に、決まった「型」もありません。|卒論履修の人はその中間報告をしても構いませんし、卒論の研究余滴(脱線編、スピンオフ)でもよいです。非履修の人(新4年生)は中世散文の中から自由にテーマを選び、いわゆる〝学術的な方法〟にこだわらず、説得力だけをめざして研究発表してみてください。この授業で目指すのは、学生の主体性と問題解決能力の獲得です。そのために、押し付けられたものではなく、自分の問題意識に沿って何かを深めてみましょう。
  • 日本文学演習II, 2023, 前期の内容については(日本文学演習ⅡA 渋谷 野中 哲照 火曜6限)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅡB 渋谷 野中 哲照 火曜6限)を参照してください。
  • 日本文学演習ⅡB, 2023, 中世散文の領域で、学生各自がテーマを持ち、それについてとことん調べ、読みこんで深く掘り下げて、研究発表をします。説話の人、軍記の人、日記・紀行の人、随筆の人など。作品ではなく、古典世界の文化論、時代社会論でも構いません。中学校・高校の頃、「押し付けられる勉強ではなく、自分の好きなことを研究したい」と思っていませんでしたか? 今こそ、それを実現しましょう。ここでの発表に、決まった「型」もありません。|卒論履修の人はその中間報告をしても構いませんし、卒論の研究余滴(脱線編、スピンオフ)でもよいです。非履修の人(新4年生)は中世散文の中から自由にテーマを選び、いわゆる〝学術的な方法〟にこだわらず、説得力だけをめざして研究発表してみてください。この授業で目指すのは、学生の主体性と問題解決能力の獲得です。そのために、押し付けられたものではなく、自分の問題意識に沿って何かを深めてみましょう。
  • 日本文学演習ⅢA, 2023, 中世散文の領域で、学生各自がテーマを持ち、それについてとことん調べ、読みこんで深く掘り下げて、研究発表をします。説話の人、軍記の人、日記・紀行の人、随筆の人など。作品ではなく、古典世界の文化論、時代社会論でも構いません。中学校・高校の頃、「押し付けられる勉強ではなく、自分の好きなことを研究したい」と思っていませんでしたか? 今こそ、それを実現しましょう。ここでの発表に、決まった「型」もありません。|卒論履修の人はその中間報告をしても構いませんし、卒論の研究余滴(脱線編、スピンオフ)でもよいです。非履修の人(新4年生)は中世散文の中から自由にテーマを選び、いわゆる〝学術的な方法〟にこだわらず、説得力だけをめざして研究発表してみてください。この授業で目指すのは、学生の主体性と問題解決能力の獲得です。そのために、押し付けられたものではなく、自分の問題意識に沿って何かを深めてみましょう。
  • 日本文学演習III, 2023, 前期の内容については(日本文学演習ⅢA 渋谷 野中 哲照 火曜6限)を参照してください。後期の内容については(日本文学演習ⅢB 渋谷 野中 哲照 火曜6限)を参照してください。
  • 日本文学演習ⅢB, 2023, 中世散文の領域で、学生各自がテーマを持ち、それについてとことん調べ、読みこんで深く掘り下げて、研究発表をします。説話の人、軍記の人、日記・紀行の人、随筆の人など。作品ではなく、古典世界の文化論、時代社会論でも構いません。中学校・高校の頃、「押し付けられる勉強ではなく、自分の好きなことを研究したい」と思っていませんでしたか? 今こそ、それを実現しましょう。ここでの発表に、決まった「型」もありません。|卒論履修の人はその中間報告をしても構いませんし、卒論の研究余滴(脱線編、スピンオフ)でもよいです。非履修の人(新4年生)は中世散文の中から自由にテーマを選び、いわゆる〝学術的な方法〟にこだわらず、説得力だけをめざして研究発表してみてください。この授業で目指すのは、学生の主体性と問題解決能力の獲得です。そのために、押し付けられたものではなく、自分の問題意識に沿って何かを深めてみましょう。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • 早稲田大学国文学会, 1984年04月
  • 早稲田大学国語教育学会, 1984年04月
  • 中世文学会, 1985年04月
  • 軍記物談話会(現・軍記・語り物研究会), 1985年04月
  • 早稲田大学国文学会, 1992年04月
  • 早稲田大学国語教育学会, 1992年04月
  • 西日本国語国文学会, 1995年04月
  • 西日本国語国文学会, 2006年04月, 2011年03月
  • 西日本国語国文学会, 2011年04月, 2013年03月