K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

小林 裕和
観光まちづくり学部 観光まちづくり学科
教授
Last Updated :2023/05/13

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    小林 裕和, コバヤシ ヒロカズ

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所属・職名

  • 観光まちづくり学部 観光まちづくり学科, 教授

学歴

  • 2008年04月, 2017年03月, 北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院, 観光創造専攻 博士後期課程
  • 1986年04月, 1990年03月, 東北大学, 理学部, 地理学科

学位

  • 2022年09月26日, 博士(観光学), 北海道大学, 第7162号
  • 1990年03月28日, 理学士, 東北大学, 理学関係

職歴

  • 2005年07月, 2007年03月, 中央大学研究開発機構, 戦略経営研究プロジェクト, 客員研究員
  • 2014年05月, 2016年11月, Travel Plaza (Europe) B.V., Director
  • 2014年07月, 2016年11月, Europa Mundo Vacaciones, 社外取締役
  • 2017年04月, 2020年03月, 相模女子大学, 客員教授
  • 2018年04月, 2021年03月, 株式会社JTB, 経営戦略本部, 経営戦略担当部長
  • 2020年04月, 9999年, 相模女子大学, 大学院社会起業研究科, 特任教授
  • 2021年04月, 2022年02月, 株式会社JTB, 地域ソリューション事業部, 開発推進担当部長
  • 2022年04月, 9999年, 國學院大學, 観光まちづくり学部, 教授

本学就任年月日

  • 2022年04月01日

資格

  • 2020年05月10日, Étudier en France: French Intermediate course B1-B2 (École Polytechnique)
  • 2022年05月27日, A Beginner's Guide to Writing in English for University Study issued by University of Reading

研究分野

  • スマート・デスティネーション, スマート・デスティネーション, デジタル技術を活用した観光地域のあり方について
  • スマートツーリズム, スマートツーリズム, デジタルを活用したツーリズムについて
  • 観光学
  • 観光イノベーション
  • DMO
  • 観光地域づくり法人
  • DMC
  • 観光まちづくり
  • 観光DX
  • 地域活性化
  • 観光マーケティング
  • 持続可能な観光

研究活動

論文

  • 営利組織としてのDMOにおける地域課題解決の志向性 ~株式会社くまもとDMCと株式会社かまいしDMCを事例として~, 小林 裕和, 社会起業研究, 3, 19, 35, 2023年03月20日, 相模女子大学専門職大学院社会起業研究科
  • 持続可能な観光と持続可能な観光, 九里徳泰 小林裕和, 日本観光研究学会第21回全国大会論文集, 297, 298, 2006年12月, 日本観光研究学会, 2006 年 4 月、第三次環境基本計画において、政府の描く“持続可能な社会”像が明らかとなった。そこでは、物質的な面だけでなく、精神的な面からも、安心、豊かさ、健やかで快適な暮らし、歴史と誇りある文化、結びつきの強い地域コミュニティといったものを、我が国において将来世代にわたって約束するとともに、世界全体をそのような社会としていくことに積極的に貢献していく必要があるとしている。そこで基本計画の示す持続可能な社会において、「持続可能な観光」をどのように実現すべきか、統合的アプローチ、指標を用いることによる観光の持続可能な社会への貢献を考察した。本研究は、日本観光研究学会「持続可能な観光」研究分科会、2005 年度の研究報告である。
  • ビジター産業を生み出す地域資産の経営と新たなる文化創り, 小林裕和, 経営情報学会 2007 年秋季全国研究発表大会予稿集, 8, 11, 2007年, 経営情報学会, 観光によるまちづくりは、すでに多くの全国各地で取り組まれている。地域の資源はその価値を適切なプロ セスにより見出すことにより、資産として活用することが可能となる。そしてビジターを受け入れる取り組 みを一過性のものではなく、持続的なものとすることにより、地域は新たな価値を発見し創造できる。山形 県米沢市の小野川温泉の事例により、地域活性化のダイナミズムを抽出し、ビジター産業の持続的な発展が どのようにして実現するかを提示した。
  • システム・アプローチによる持続可能な観光のシステムに関する分析について ~東アジアを事例として~, 小林裕和, 日本観光研究学会第 23 回全国大会論文集, 487, 488, 2008年11月, 日本観光研究学会
  • 観光デジタルトランスフォーメーションによる「地域とともにある観光」へ ―脱「観光」についての試論―, 小林 裕和, 第37回日本観光研究学会全国大会学術論文集, 27, 32, 2022年12月, 日本観光研究学会, 新型コロナ感染症は世界の観光に大きな影響を与えたが、2022年は着実に市場は回復しつつある。コロナ危機後は、より情報技術の発展による影響や地域の関係者の連携による観光の必要性が指摘されている。そこで観光におけるデジタル技術の活用の視点から、観光が今後向かうべき方向を明確にすることが本稿の目的である。先行研究のレビューから、関係者が総がかりで取り組む「地域とともにある観光」への転換が必要であり、その実現のために観光DXの必要性を提示した。DMOはその推進役として、地域の関係者から地域の資源を活用する信託を得て、あるべき観光の実現に向けて、各種取り組みのスチュワード(執事)の役割を担う。
  • 地域における旅行サービスビジネスの役割に関する包括的理解とその枠組みについて, 小林裕和, 北海道大学学術成果コレクション, 2022年09月26日, 北海道大学
  • 観光地域を拠点とした旅行サービス事業の概念整理 ―形成・発展史の検討による相対化を通じて―, 小林裕和, 観光研究, 33, 2, 47, 59, 2022年03月31日, 日本観光研究学会
  • 着地型観光の再解釈と地域観光企業 -島根県 隠岐旅工舎を事例として-, 小林裕和, 観光マネジメント・レビュー, 2, 2, 11, 2022年03月31日, 日本観光経営学会
  • 社会起業家としてのトマス・クック, 小林裕和, 社会起業研究, 2, 21, 36, 2022年03月01日, 相模女子大学専門職大学院社会企業研究科
  • 観光社会的企業とその起業プロセスにおけるソーシャル・キャピタル構築 ―富山県富山市八尾町 株式会社OZLinks社を事例として―, 小林裕和, 社会起業研究, 1, 1, 52, 67, 2021年03月, 相模女子大学専門職大学院社会企業研究科, 本論文は、観光分野における社会的企業を研究対象として、その概念の整理をしたうえで、富山県富山市八尾町を拠点として事業を行う企業を事例として、その創業プロセスにおける必要な経営資源であるソーシャル・キャピタルに注目して、事業を構想してから創業までのストーリーを記述した。その結果、事業構想から実際の起業まで、通常の起業プロセスよりも早かったことを明らかにした。その考察から、観光分野においては、社会的企業にとって、多様なステークホルダーがかかわる観光の特性を生かして起業を促進することができるという優位性があるという、「ソーシャル・キャピタル構築強化理論」として、仮説的にて提示した。
  • 旅行業における商品イノベーションを引き起こす旅行商品の特性について, 小林裕和, 国際広報メディア・観光学ジャーナル, 10, 61, 72, 2010年03月10日
  • 旅行業におけるイノベーションの考察, 小林裕和, 日本観光研究学会全国大会学術論文集, 24, 1, 14, 2009年
  • グローバル・ツーリズム試論--二国間ツーリズム・システムからみた持続可能な観光, 小林裕和, 日本観光研究学会全国大会学術論文集, 23, 429, 432, 2008年11月
  • サステイナブルツーリズム論--地球温暖化と観光産業, 九里 徳泰; 小林 裕和, 日本観光研究学会全国大会学術論文集, 22, 201, 204, 2007年12月, 日本観光研究学会
  • 持続可能な観光論-歴史・理論・戦略, 九里徳泰; 小林裕和, 日本観光研究学会第21 回全国大会学術論文集(2006年12月), 21, 81, 84, 2006年12月, 日本観光研究学会
  • 持続可能な観光の実践経営モデル -指標、経営戦略、SR、CSの観点から-, 九里 徳泰; 小林 裕和; 香坂 玲, 日本観光研究学会第 20 回全国大会学術論文集, 137, 140, 2005年12月
  • MICE 研究の意義と課題~ 観光研究の新たな領域として~, 小林裕和, 日本観光研究学会第 20 回全国大会学術論文集, 233, 236, 2005年12月
  • 持続可能な観光 ―そのフレームワークと概念の体系化への試考―, 九里徳泰; 敷田麻実; 小林裕和, 日本観光研究学会第 20 回全国大会学術論文集, 253, 254, 2005年12月
  • 旅行業における CSR マネジメント ~持続可能な社会における観光産業の新たな機能と役割~, 九里 徳泰; 小林 裕和, 日本観光研究学会第19回全国大会論文集, 261, 264, 2004年12月
  • 「温泉地域価値」と観光地域づくり--山形県米沢市小野川温泉の事例, 小林裕和, 日本温泉地域学会, 2, 9, 16, 2004年, 日本温泉地域学会
  • 観光における持続可能性と観光価値評価, 九里徳泰; 小林裕和, サステイナブルマネジメント, 2, 1, 29, 41, 2002年06月
  • 動的な生態観光系としての温泉地におけるマーケティング戦略-山形県小野川温泉を事例として-, 小林裕和, 第17回日本観光研究学会全国大会, 2002, 2002年
  • 文明システムにおける「観光」現象の新しいパラダイム--観光産業の新しいマーケティング・システム構築への考察 (「21世紀の日・米・中関係」プロジェクト), 九里徳泰; 小林裕和, 中央大学政策文化総合研究所年報, 4, 4, 185, 196, 2000年, 中央大学政策文化総合研究所
  • 日本におけるツーリズムの現状と、サービスマネジメントの必要性, 九里 徳泰; 小林 裕和, 中央大学政策文化総合研究所年報, 3, 31, 44, 1999年, 中央大学政策文化総合研究所

Misc

  • インバウンドコラム 観光地DX最前線~欧州スマートツーリズム首都2022に選出スペイン・バレンシアの取り組み, 小林裕和, やまとごころ.jp, 2022年12月23日, やまとごころ
  • 英国の観光政策における COVID-19 感染拡大への対応とその示唆, 小林裕和, 新型コロナ・特別プロジェクト報告書, 29, 30, 2021年06月01日, 日本観光研究学会, 2019年末から始まった新型コロナウイルスの感染拡大は、日本のみならず全世界の観光に大きな影響を及ぼしています。旅行・観光は「不要不急」といわれ、国民は「ステイホーム」の呼びかけによって外出そのものを控えるよう政府や自治体によって要請されてきました。そのため交通機関をはじめとする旅行・観光関連産業はほぼ壊滅的な様相を呈し、今後の見通しは厳しい状況です。 しかしながら、衣食住、旅といわれるように、旅行・観光は人々の生活に根差した基本的な活動欲求の一つとなっています。 こうした状況下にあって、観光研究の専門家集団である本学会としても、今回の新型コロナが旅行・観光にどのような影響を及ぼしたのか、また、今後、どのような対応が期待されるのかなどについて、国内のみならず世界的な視点から総合的に研究し、その成果を速やかに公開し、さらにはアーカイブ化しておく必要があると考え、「新型コロナ・特別プロジェクト」を2020年5月に発足しました。本プロジェクトは、定量、国際、変容、方策の4チームで編成し、60名以上の研究者が参画して進められ、2021年5月に報告書をまとめ、公表しました。
  • 日本におけるDMCの起源とデスティネーション・マネジメント (株)DMC沖縄と沖縄MICE市場発展を事例として, 小林裕和, 日本国際観光学会論文集, 29, 85, 91, 2022年03月31日, 日本国際観光学会
  • 変貌するインバウンド市場と観光政策の進化に向けて (特集 海外ゲストのおもてなし), 小林裕和, 月刊自治研, 52, 616, 25, 33, 2010年12月
  • 旅行会社における地域と連携した外国人旅行者誘致の取り組みと今後の展開 (特集 インバウンド促進に向けた地域での取り組み), 小林裕和, 地域政策研究, 50, 15, 21, 2010年03月
  • インバウンド(訪日旅行)マーケットの展望 (特集 これからの日本の展望), 小林裕和, 季刊「企業経営」, 105, 12, 15, 2009年01月
  • リアル・ジャパンかわらばん--全国広域観光振興事業 JR西日本&JTBの観光開発プロジェクト「DISCOVER WEST」キャンペーンによる新たな地域活性化戦略, 小林裕和, 月刊観光, 449, 69, 71, 2004年03月

著書等出版物

  • 旅行業の扉 : JTB100年のイノベーション, 高橋, 一夫, 碩学舎,中央経済社 (発売), 2013年05月
  • これでわかる!着地型観光 : 地域が主役のツーリズム, 尾家, 建生; 金井, 萬造, 学芸出版社, 2008年11月
  • にぎわい文化と地域ビジネス, 相原, 憲一, 春風社, 2004年11月

講演・発表

  • 「地域産業はダイバシティをどのように活かせるか?」, 小林裕和, 経営情報学会 2008年秋季全国研究発表大会 特別セッション, 2008年11月09日, 経営情報学会, 日本・仙台
  • ビジター産業とイノベーション, 小林裕和, 地域のオープンイノベーションフォーラム, 2009年06月28日, 日本・浜松
  • 全体が部分の和でない世界をデザインする, 小林裕和, 経営情報学会 2011年春季全国研究発表大会, 2011年05月29日, 経営情報学会, 東京都・専修大学
  • MICE市場の発展とDestination Management, 小林裕和, DMO / DMC の進化 – Destination Management / Destination Marketing, 2023年03月07日, MPI Japan Chapter, 日本・六本木, 観光地経営におけるMICEの役割と可能性について解説し、MICEの地域連携による地域貢献と持続可能なエリアマネジメントについて、考える機会を提供します
  • Destination digital transformation derived with accommodation as a new digital intermediary: The centroid of tourism distribution gravity moving toward destination, 小林裕和, 3rd World Conference on Smart Destinations, 2022年11月21日, The Government of Spain, the Generalitat Valenciana, Valencia City Council, Visit València Foundation, スペイン・バレンシア
  • STRATEGIC SUSTAINABLE MANAGEMENT OF TRAVEL INDUSTRY IN A RECYCLING SOCIETY, 九里徳泰; 小林裕和, 第10回アジア太平洋観光研究学会(於:長崎国際大学), 2004年07月

競争的資金

  • 相模女子大学, 2021年度 特定研究助成費A, 地域を事業活動拠点とするデスティネーション・マネジメント・カンパニーによる新市場創造と事業成長プロセスについて
  • 相模女子大学, 2020年度 特定研究助成費A, 観光・交流分野における社会的企業の起業・事業化のスタートアップ・プロセスについて

教育活動

教育活動に関する実践・工夫・取組等

  • 2020, ケースメソッド教授法を取り入れた授業, 地域活性化論において、地域活性化の取り組みのケース教材をオリジナルで作成し、ケースメソッド授業を行った。ケース教材は、島根県海士町、徳島県神山町、宮崎県都農ワインの3種類を作成した。

学外活動

学協会活動

  • 経営情報学会 研究部会「社会ネットワークと感性価値スピルオーバー」幹事, 2010年04月01日, 2014年03月31日
  • 経営情報学会 研究部会「事業デザインマネジメントと人間情報科学」幹事, 2006年04月01日, 2010年03月31日
  • 観光情報学会, 2022年08月03日
  • 日本観光経営学会, 2020年04月, 9999年
  • 日仏経営学会, 2018年03月, 9999年
  • 日本国際観光学会, 2013年11月, 9999年
  • 日本マーケティング学会, 2012年08月, 9999年
  • 観光学術学会, 2012年04月, 9999年
  • 日本観光研究学会, 1999年03月, 9999年
  • 人文地理学会, 1989年11月, 9999年
  • 日本地理学会, 1989年11月, 9999年

学外委員等活動

  • 2023年01月10日, 2023年03月31日, 内閣官房地域ツーリズム促進調査研究業務, 地域ツーリズム調査研究会委員(座長), 座長 地域ツーリズム促進調査研究業務における、調査研究会の委員就任
  • 2022年10月11日, 2022年10月14日, 東京都産業労働局, 「DXによる旅行事業者レベルア ップ応援事業費補助金」における対面審査会(二次審査会)の委員, 東京都内の旅行事業者が効率化・生産性向上や顧客データの蓄積・分析によるニーズの把握等、様々な効果を見込むことができるデジタル技術等の積極的な導入のために策定したDX化事業計画書の実行に係る経費の一部の補助により、旅行事業者におけるDX導入を促進することを目的とした「DXによる旅行事業者レベルアップ応援事業費補助金」事業を東京都が実施。
  • 2022年05月20日, 2023年03月17日, 観光庁, 「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による観光・地域経済活性化実証事業に係る実証事業選定委員会」委員
  • 2022年05月20日, 2023年03月17日, 観光庁, 「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による観光・地域経済活性化実証事業に係る有識者委員会」委員
  • 2022年08月, 2023年03月31日, 観光庁観光産業課, 「宿泊施設を核とした観光地のDX推進に向けた実証事業」選定委員, 宿泊施設が核となってDX技術を活用し、地域の観光関係事業者等との連携を通じ、地域全体での収益力向上を目指す実証事業を行う。そのため、実証にあたりふさわしい申請かどうかについての意見を述べる。
  • 2022年08月, 2022年08月31日, 観光庁観光地域振興部観光資源課, 「ワーケーション推進事業」モデル実証事業選考委員, 「ワーケーション推進事業」における モデル実証事業実施にあたり、書類をもとに審査、採点を行う。
  • 2022年04月01日, 2022年05月31日, 観光庁, 「持続可能性の高い観光地経営の実現に向けた観光DX推進緊急対策に係る実証事業選定委員会」委員, 観光庁では、デジタル技術を活用し、観光地の密を避けるための混雑回避、地域全体の周遊による消費促進、顧客のリピート化につながる取組等を実施することで、観光地経営の改善を図り、地域活性化を実現したいと考えている。そのため、「持続可能性の高い観光地経営の実現に向けた観光DX推進緊急対策に係る実証事業」を実施することとなり、実証事業実施者の公募を行った。当該実施者の選定を行い、その選定委員会の委員として委嘱を受け承諾し、選定委員会へ出席した。
  • 2009年04月, 2011年03月, 福井県, 福井県海外誘客推進協議会委員
  • 2009年03月, 2009年06月, 観光庁, 国際交流拡大のためのMICE推進方策検討会 検討委員