K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

細谷 圭
経済学部 経済学科
教授
Last Updated :2024/04/18

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    細谷 圭, ホソヤ ケイ

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所属・職名

  • 経済学部 経済学科, 教授

学位

  • 2003年03月, 博士(経済学), 一橋大学, 経博第27号

本学就任年月日

  • 2017年04月01日

研究分野

  • マクロ経済学、公共経済学

研究活動

論文

  • Endogenous Time Preference and Infrastructure-led Growth with an Unexpected Numerical Example, Kei Hosoya, Portuguese Economic Journal, Vol. 23, Issue 1, pp. 3–32, 2024年01月22日, Springer Nature
  • Relationship among COVID-19, Mobility, and Food Service Vouchers in Japan, Hiroaki Masuhara and Kei Hosoya, Applied Economics, Vol. 56, Issue 4, pp. 375–397, 2024年01月20日, Routledge (Taylor & Francis)
  • 薬価基準制度がもたらすインセンティブ構造―総額管理手法を見据えて―, 林行成・増原宏明・細谷圭〔著〕(岩村正彦・菊池馨実〔編〕), 社会保障法研究, 第18号, pp. 189–223, 2023年10月30日, 信山社
  • 診療報酬制度―インセンティブ構造からの分析―, 増原宏明・細谷圭・林行成〔著〕(岩村正彦・菊池馨実〔編〕), 社会保障法研究, 第18号, pp. 141–187, 2023年10月30日, 信山社
  • Endogenous Time Preference, and Sustainable Growth and Sustainable Development: An Outlook, Kei Hosoya, Public Policy Review, Vol. 19, No. 3, pp. 1–33, 2023年09月30日, 財務省・財務総合政策研究所
  • The Effects of Patience in a Growth Model with Infrastructure and a Related Externality, Kei Hosoya, Modern Macroeconomics with Historical Perspectives (Takahashi, S., M. Yanagihara, K. Hosoya, and T. Shinozaki [eds.]), pp. 87–106, 2023年09月16日, Springer Nature
  • Stringent Regulatory Policies for COVID-19 and Economic Rationality, Kei Hosoya and Hiroaki Masuhara, Applied Economics Letters, Vol. 30, Issue 17, pp. 2307–2314, 2023年08月31日, Routledge (Taylor & Francis)
  • Environmental Endogenous Discounting and Multiple Equilibria: A Comment, Kei Hosoya, Applied Economics Letters, Vol. 30, Issue 15, pp. 1995–2003, 2023年07月07日, Routledge (Taylor & Francis)
  • Impact of Infectious Disease Pandemics on Individual Lifetime Consumption: An Endogenous Time Preference Approach, Kei Hosoya, Journal of Macroeconomics, Vol. 76, 103506, 2023年06月01日, Elsevier
  • 増原・細谷(2022)への補遺, 増原宏明・細谷圭, 國學院経済学, 第71巻, 第2号, pp. 21–78, 2023年03月30日, 國學院大學経済学会
  • COVID-19パンデミックに日本はどう対応してきたか?–医療提供体制と人々の行動–, 増原宏明・細谷圭, 社会保障研究, 第7巻, 第3号, pp. 184–209, 2022年12月25日, 国立社会保障・人口問題研究所
  • 内生的な時間選好と持続的成長および持続的発展:展望, 細谷 圭, フィナンシャル・レビュー, 第150号, pp. 93–116, 2022年12月22日, 財務省・財務総合政策研究所
  • What Impacts Do Human Mobility and Vaccination Have on Trends in COVID-19 Infections? Evidence from Four Developed Countries, Hiroaki Masuhara and Kei Hosoya, RIETI Discussion Paper 22-E-087, 2022年09月08日, 独立行政法人経済産業研究所
  • Convergent Movement of COVID-19 Outbreak in Japan Based on SIR Model, Hiroaki Masuhara and Kei Hosoya, Economic Analysis and Policy, Vol. 73, pp. 29–43, 2022年03月01日, Elsevier
  • コロナショックと日本の医療体制, 増原宏明・細谷圭, 宮川努[編著]『コロナショックの経済学』第2章所収, 2021年04月25日, 中央経済社
  • HJKモデルに基づいたCOVID-19の経済的評価–日本における感染の第1期を対象として–, 細谷圭, 東北学院大学経済学論集, 第194・195合併号(高橋秀悦教授・仁昌寺正一教授 退任記念号), pp. 239–278, 2021年03月31日, 東北学院大学学術研究会
  • コロナショックと日本の医療体制:状況報告と論点整理, 増原宏明・細谷圭, RIETIポリシー・ディスカッション・ペーパー 21-P-003, 2021年02月03日, 独立行政法人経済産業研究所
  • Importance of a Victim-Oriented Recovery Policy after Major Disasters, Kei Hosoya, Economic Modelling, Vol. 78, pp. 1–10, 2019年05月01日, Elsevier
  • 大学院への(での)マクロ経済分析道具箱(2), 細谷 圭, 國學院経済学, 第67巻, 第1号, pp. 229–254, 2018年09月30日, 國學院大學経済学会
  • Accounting for Growth Disparity: Lucas’s Framework Revisited, Kei Hosoya, Review of Development Economics, Vol. 21, Issue 3, pp. 874–887, 2017年08月01日, Wiley
  • Seeking a Better Recovery Process from Major Natural Disasters: A Lesson from Several Growth Models with Multiple Equilibria, Kei Hosoya, Theoretical Economics Letters, Vol. 7, No. 5, pp. 1532–1544, 2017年08月01日, SCIRP
  • Recovery from Natural Disaster: A Numerical Investigation Based on the Convergence Approach, Kei Hosoya, Economic Modelling, Vol. 55, pp. 410–420, 2016年06月01日, Elsevier
  • 大学院への(での)マクロ経済分析道具箱(1), 細谷 圭, 東北学院大学経済学論集, No. 185, pp. 87–99, 2015年12月01日, 東北学院大学学術研究会
  • Determinants of Health Expenditures: Stylized Facts and a New Signal, Kei Hosoya, Modern Economy, Vol. 5, No. 13, pp. 1171–1180, 2014年12月01日, SCIRP
  • Public Health Infrastructure and Growth: Ways to Improve the Inferior Equilibrium under Multiple Equilibria, Kei Hosoya, Research in Economics, Vol. 68, Issue 3, pp. 194–207, 2014年09月01日, Elsevier
  • Growth and Multiple Equilibria: A Unique Local Dynamics, Kei Hosoya, Economic Modelling, Vol. 29, Issue 5, pp. 1662–1665, 2012年09月01日, Elsevier
  • Roles of Educational and Health Human Capital Accumulation in Economic Growth, Kei Hosoya, Tohoku Gakuin University Economic Review, No. 178, pp. 43–53, 2012年03月01日, 東北学院大学学術研究会
  • Global Indeterminacy in a Model with Public Health Spending, Kei Hosoya, Tohoku Gakuin University Economic Review, No. 177, pp. 459–469, 2011年12月01日, 東北学院大学学術研究会
  • 医療支出と高齢化に関するRed Herring仮説の検討-マクロデータによるアプローチ, 細谷 圭, 東北学院大学経済学論集, No. 174, pp. 59–84, 2010年09月01日, 東北学院大学学術研究会
  • 高齢化は不可避的に医療支出の増加を引き起こすか-OECD Health Dataからの知見-, 細谷 圭, 東北学院大学経済学論集, No. 164, pp. 285–307, 2007年03月01日, 東北学院大学学術研究会
  • Trends in Demographics and Survival for Patients (pts) with Advanced Non-Small Cell Lung Cancer (NSCLC), Kaoru Kubota, Hiroaki Masuhara, Kei Hosoya, and others, Journal of Clinical Oncology, 2006 ASCO Annual Meeting Proceedings, Vol. 24, No. 18S, p. 7114, 2006年06月01日, American Society of Clinical Oncology
  • Resource Augmenting Technological Progress and Sustainable Development, Hisao Kumamoto and Kei Hosoya, Journal of Commerce, Economics and Economic History, Vol. 74, No. 3, pp. 1–18, 2006年03月01日, 福島大学経済学会
  • Growth, Welfare and Healthcare Financing Policy, Kei Hosoya, Tohoku Gakuin University Economic Review, No. 160, pp. 121–127, 2005年12月01日, 東北学院大学学術研究会
  • The Speed of Convergence in a Two-Sector Growth Model with Health Capital, Kei Hosoya, Tohoku Gakuin University Economic Review, No. 159, pp. 27–44, 2005年09月01日, 東北学院大学学術研究会
  • 自己負担率の変化と患者の受診行動, 増原宏明・熊本尚雄・細谷圭, 田近栄治・佐藤主光編『医療と介護の世代間格差』第1章所収, 2005年09月01日, 東洋経済新報社
  • 健康資本蓄積とマクロ経済の収束, 細谷 圭, 医療と社会, Vol. 14, No. 3, pp. 139–146, 2004年12月01日, 医療科学研究所
  • 人的資本形成と教育政策, 細谷 圭, 国民経済雑誌, 第190巻, 第3号, pp. 1–17, 2004年09月01日, 神戸大学経済経営学会
  • 医療費格差と診療行為の標準化-腎不全レセプトデータを用いた比較分析-, 細谷圭・林行成・今野広紀・鴇田忠彦, 鴇田忠彦編著『日本の医療改革』第5章所収, 2004年09月01日, 東洋経済新報社
  • レセプトデータによる医療費改定の分析, 鴇田忠彦・細谷圭・林行成・熊本尚雄, 鴇田忠彦編著『日本の医療改革』第7章所収, 2004年09月01日, 東洋経済新報社
  • Tax Financed Government Health Expenditure and Growth with Capital Deepening Externality, Kei Hosoya, Economics Bulletin, Vol. 5, No. 14, pp. 1–10, 2003年08月01日, Economics Bulletin
  • Essays on Economic Growth and Development: New Perspectives from Health, Education, and Wealth, Kei Hosoya, 一橋大学博士学位論文, 2003年03月01日, 一橋大学
  • Non-Separable Utility, Wealth Effects, and Economic Growth in a Monetary Economy, Kei Hosoya, Economics Bulletin, Vol. 15, No. 10, pp. 1–7, 2002年12月01日, Economics Bulletin
  • 医療費格差と診療行為の標準化-腎不全レセプトデータを用いた比較分析-, 細谷圭・林行成・今野広紀・鴇田忠彦, 医療と社会, Vol. 12, No. 2, pp. 121–137, 2002年10月01日, 医療科学研究所
  • レセプトデータによる医療費改定の分析, 鴇田忠彦・細谷圭・林行成・熊本尚雄, 経済研究, 第53巻, 第3号, pp. 226–235, 2002年07月01日, 一橋大学経済研究所

著書等出版物

  • Modern Macroeconomics with Historical Perspectives, Takahashi, S., M. Yanagihara, K. Hosoya, and T. Shinozaki [eds.], Springer Nature, 2023年09月16日
  • ベーシック+日本経済論(第2版), 宮川努・細野薫・細谷圭・川上淳之, 中央経済社, 2021年02月17日
  • ブランシャール マクロ経済学 下 第2版, オリヴィエ・ブランシャール〔著〕/中泉真樹・知野哲朗・中山徳良・細谷圭・渡辺愼一〔訳〕, 東洋経済新報社, 2020年04月01日
  • ブランシャール マクロ経済学 上 第2版, オリヴィエ・ブランシャール〔著〕/中泉真樹・知野哲朗・中山徳良・細谷圭・渡辺愼一〔訳〕, 東洋経済新報社, 2020年04月01日
  • 医療経済学15講, 細谷圭・増原宏明・林行成, 新世社, 2018年11月10日
  • ベーシック+日本経済論, 宮川努・細野薫・細谷圭・川上淳之, 中央経済社, 2017年04月01日, プラスアルファを読者に与えることを目標として編まれる日本経済論の最新のテキストブックである.対象としては,学部1,2年生や社会人を想定している.
  • ケインズ全集第14巻 一般理論とその後:第Ⅱ部 弁護と発展, ドナルド・モグリッジ〔編〕/清水啓典・柿原和夫・細谷圭〔訳〕, 東洋経済新報社, 2016年01月01日
  • ジョーンズ マクロ経済学 Ⅱ 短期変動編, チャールズ・I・ジョーンズ〔著〕/宮川努・荒井信幸・大久保正勝・釣雅雄・徳井丞次・細谷圭〔訳〕, 東洋経済新報社, 2011年10月01日
  • ジョーンズ マクロ経済学 Ⅰ 長期成長編, チャールズ・I・ジョーンズ〔著〕/宮川努・荒井信幸・大久保正勝・釣雅雄・徳井丞次・細谷圭〔訳〕, 東洋経済新報社, 2011年05月01日
  • MBAのためのミクロ経済学入門 Ⅱ ゲーム・情報と経営戦略, デビッド・M・クレプス〔著〕/中泉真樹・尾近裕幸・熊本尚雄・林行成・細谷圭・増原宏明〔訳〕, 東洋経済新報社, 2009年03月01日
  • MBAのためのミクロ経済学入門 Ⅰ 価格と市場, デビッド・M・クレプス〔著〕/中泉真樹・尾近裕幸・熊本尚雄・林行成・細谷圭・増原宏明〔訳〕, 東洋経済新報社, 2008年04月01日
  • 東アジア再生への途, 世界銀行〔著〕/柳原透〔監訳〕/【第4章】是永隆文・細谷圭〔訳〕, 東洋経済新報社, 2000年09月01日

競争的資金

  • 番号なし, 2021, 日本経済研究センター, 日本経済研究センター研究奨励金, COVID-19パンデミックが経済社会に及ぼす影響に関する実証研究
  • 21K01507, 2021, 日本学術振興会, 科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C), COVID-19等の経済的ネガティブイベントと時間選好率との関係性の探究
  • 15K03448, 複数均衡モデルを基礎とした震災後の長期経済動学の考察, 本研究は,東日本大震災からの経済復興について,マクロ動学モデル分析とそれに関する数値解析を用いて独自のアプローチを試みるものである。復興プロセスにおける経済政策の内容やその作用の仕方の違い,また人々の選好形成様式の違いなどによって,地域マクロ経済の長期均衡がだいぶ異なったものになる可能性があるのではないか,というのが本研究の着眼点である。おもに新しく開発する複数均衡モデル等に基づいて,均衡動学の特性を総合的に把握し,特に長期的成長率の観点から優れるケースの状況を評価する。そこで得られた知見から,大震災からの経済復興にとって何が有効なのかを明らかにしたい。;当初目標としていた特徴を備えた複数均衡モデルの構築に成功した。この基盤的モデルは今後の研究においても活用が期待できる。複数均衡モデルの検討を通じて,「より良い復興」を達成するための基本的指針が明らかになった。特に復興政策のギアチェンジのタイミングが重要である。加えて,復興を速めるための重要なヒントもいくつか得られた。とはいえ,ほぼ完全な復興には,約一世代を要するため,ゆとりある心構えで復興に取り組むことが大事である。研究期間後期に行った内生的時間選好率関数を実装した理論研究でも興味深い成果が得られた。このことは,研究代表者が今後も継続する震災研究にとって大きな役割を果たすことが期待される。
  • 24730251, 成長モデルの収束特性を基礎とした災害復興の考察, 本研究では,公共インフラと資本の深化による外部性によって特徴づけられる成長モデルを用いて,2011年の東日本大震災をはじめとした大規模自然災害からの復興プロセスを理論的に検討する.特に,収束分析を活用して復興の進捗を多角的に分析することで,復興の加速に資する政策内容を明らかにしたい.主要な結果を列挙する(資本毀損率を10%に設定).(1)震災後,長期均衡への収束速度は低下する.(2)収束の鈍化は移行期間を長くするため,復興の長期化が懸念される.(3)数値解析より,現在の進捗は20%目前と予想できる.(4)復興を加速させるため,インフラの再構築にあたっては,「選択と集中」が非常に重要である.
  • 20730163, 医療支出に関するRed Herring仮説のマクロ経済的検証, 本研究は、人口の高齢化と医療支川をめぐるred herring仮説(医療支出の増加に対する高齢化主因説の妥当性)について、検討を行うものである。まず、OECD加盟30カ国を対象としたマクロレベルのパネルデータセットを新たに構築し、それに基づきさまざまな推定方法や定式化の下で実証分析を行った。その結果、高齢化の殿代理変数はほとんどのケースで有意に正であった。このことから、多くのミクロ実証分析で示唆されるRed Herring仮説は、本研究のようなマクロ分析では妥当性を持たないことが明らかとなった。
  • 21K01507, COVID-19等の経済的ネガティブイベントと時間選好率との関係性の探究, 本研究は,動学マクロ経済学において重要な役割が付与される時間選好率の決定に注目する。時間割引に関係する重要性の高い経済的・社会的課題を取り上げるが,それらに共通するのは経済主体の意思決定に無視できない影響を及ぼすネガティブイベントに分類できるという点である。具体的には「COVID-19」「東日本大震災」「地球環境問題」に焦点を当てるが,事態の進展速度と将来の不確実性の度合いにおいて,これらのイベントの間には著しい違いが存在する。こうした違いが時間選好率の内生的決定要因を左右し,結果的に経済のパフォーマンスに影響するはずであり,理論分析と実証的なチェックによって理論的仮説を検証する。;本研究は,動学マクロ経済学において重要な役割が付与される時間選好率の決定に注目する。時間割引に関係する重要性の高い課題に注目するが,共通するのは経済主体の意思決定に無視できない影響を及ぼすネガティブイベントに分類できる点である。具体的には「COVID-19」「東日本大震災」「地球環境問題」に焦点を当てるが,イベントの進展速度と将来の不確実性の度合いにおいて,これらのイベントの間には著しい違いがある。そうした違いが時間選好率の内生的決定要因を左右し,結果的に経済のパフォーマンスに大きく影響する可能性があり,理論分析と実証的なチェックによって仮説の検証を試みる。;令和4年度は,研究プロセスも充実したものとなったが,多くの研究論文を公刊させることができた。内容の一端については,以下の「現在までの進捗状況」の項で述べることとし,本項では研究実績を形式的に整理しておく。;本報告書では,採択済みでオンライン版が公開されているものも含めて記載していくが,末尾の研究業績に含めるものは,冊子版が出版されて巻号ページ等が確定したものに限る。実績を大別すると,研究テーマの基盤である時間割引に関する理論研究とそれと密接に関係するCOVID-19についての実証研究に分類することができる。理論的研究は4点が公刊され,その中の1点が確定業績となった。実証研究(いずれもCOVID-19関連)としては公的機関刊行のディスカッションペーパー1点を含む5点が公刊され,その中の3点が確定業績となった。;令和4年度から5年度にかけて,これらの研究はさらに深められ研究論文としてまとめ上げられる予定であり,すでに刊行が予定されているものも複数存在する。これまで広い意味でのパンデミック研究に集中してきたが,その収束傾向の実態に合わせ,徐々に地球環境問題や大規模自然災害にも目を向けた研究のウェイトを高めていく予定である。;令和4年度における確定公刊業績は4点である。中心的なものに限定して紹介する。時間割引の問題は,マクロ経済学が対象とする重要テーマのいずれにも関係してくる根元的なテーマである。持続可能性など長期にわたる問題はその最たる例であろう。したがって,自然環境の質や枯渇性資源についてアプローチする場合にも,時間選好率の内生的決定に注目した研究が重要性を帯びてきている。理論的な厳密性にも配慮しながら,こうした分野を展望した論文として「内生的な時間選好と持続的成長および持続的発展:展望」を執筆した(『フィナンシャル・レビュー』第150号,pp. 93-116)。これ以外にも,環境マクロ経済学の特殊テーマや時間選好率を通じたCOVID-19の消費への影響などの分析を行った。これらを基盤として,後続の研究もいくつか生み出されつつある。;COVID-19の実証研究については,理論的研究へのフィードバックをプロジェクトの中~終盤で行うことを期しているが,パンデミック自体が継続中であることから,社会的にも有意義と考えられる現状の分析に注力してきた。特に,ワクチンとモビリティの感染動態への影響を可能な範囲で国際比較しておくことは,将来の同様の事態を見据えて極めてプライオリティが高いだろう。この方面での成果としては,“What Impacts Do Human Mobility and Vaccination Have on Trends in COVID-19 Infections? Evidence from Four Developed Countries”を執筆し(増原宏明・信州大学経法学部教授との共著),基本文献として読まれることを目指している。加えて,日本のコロナショックを概観した論考を国立社会保障・人口問題研究所編の『社会保障研究』に寄稿した。その他の実証研究も大きく進展した。;冊子体での確定業績となっていないため,本報告書での明示的な記載は見送るが,パンデミックによる健康へのダメージと消費プロファイルを時間選好率の観点から架橋する基盤的フレームワークを完成させ,その論考が歴史と定評のある英文国際学術雑誌に採択された。これを同じ方面で拡張する研究も期待でき,事実,投稿準備の段階にあるが,別の方面で,地球環境問題から発せられるダメージの長期的影響を考えるようなケースにも適用可能であると思われる。このフレームワークを縦横に展開させながら,本プロジェクトの個別テーマの探究を深めていきたい。他方で,環境との関わりにおいては,先述の『フィナンシャル・レビュー』掲載論文の成果も有効に活用することになるだろう。;令和5年度の研究プランは次の通りである。新たな理論モデルの提案については,複数の投稿中の原稿と投稿準備中の原稿を抱えており,英文国際学術雑誌や英文書籍での公刊を目指したい。特に,Springer-Nature社から2023年中に刊行予定の書籍に,時間割引に関する基礎的かつ包括的な論考を寄稿しており,これが遅滞なく出版されるよう尽力したい(ボリューム自体の編者にも名を連ねている)。;信州大の増原教授と2020年から共同研究を行ってきたCOVID-19の実証プロジェクトもひとまず締め括りの年度を迎える。プロジェクトの中で最も中核的な論考として位置づけられる上述の“What Impacts~”論文は,公刊へ向けた最終段階にあり,有力な雑誌への掲載を目指したい。また,OECD加盟国を対象として,経済損失の度合いと感染による死者数をおもな観点としたパフォーマンス評価論文にも取り組んでおり,その完成と投稿に努めたい。いわゆるパンデミック・フィリップス曲線を分析の出発点とした論考であり,約3年にわたるパンデミック期間での各国のパフォーマンスが明らかにされる予定である。

教育活動

担当授業

  • マクロ経済学, 2019, 本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題やいわゆる「アベノミクス」についても随所で言及・検討する。|
  • 経済理論入門, 2019, 経済学の土台にはミクロ経済学とマクロ経済学があり(加えて経済統計学),その上に多くの応用的な科目が乗る(例:産業組織論,国際金融論・・)。したがって,基礎的なミクロとマクロの考え方やアプローチ法を習得することは経済学部生にとってマストであり,それを学ぶためにこの授業が存在する。| その内容は世界標準と言えるものであるが,プラスしていくつかの興味深いトピックを取り上げ,道具の応用の仕方を学んだり,経済学的評価を試みる。例えば,ミクロパートなら,大規模自然災害時におけるモノの配分方法について議論してみたい(難題である・・)。|
  • 基礎演習A, 2019, 「基礎演習A」では、大学生に求められる基礎的学修スキルについて、グループワークを主体として修得します。ここでいう基礎的学修スキルとは、ノートの取り方、専門書の読み方、レジュメ(報告資料)やレポートの作成の仕方、情報検索・収集の仕方、発表の仕方といった大学での学びに必須の「基礎学力」だけでなく、そうした基礎学力や専門知識を生かす力=「社会人基礎力」を指します。|  社会人基礎力とは経済産業省が定義したもので、「前に踏み出す力」(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)、「考え抜く力」(疑問を持ち、考え抜く力)、「チームで働く力」(多様な人々とともに、目標に向けて協力する力)からなり、大学生活だけでなく社会に出ても必要となります。|  この授業では、全体を通じて4人程度の少人数のグループワークをもとに基礎学力の修得を図り、後半では課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を中心として社会人基礎力を涵養します。|  この「基礎演習A」と後期に開講される「基礎演習B」を通じて、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大學経済学部が目指す「経済と経済学に関する基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備えた、社会に貢献する専門的教養人」の陶冶を目指します。
  • 基礎演習B, 2019, 「基礎演習B」では、「基礎演習A」で修得した大学生に求められる基礎的学修スキル(基礎学力に加えて、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」)を前提として、実際に企業・行政・NPOなどの外部組織から与えられた課題に対して、解決策を導き立案するための課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を行います。社会では「答え」のない課題に取り組む機会が増えますので、この授業ではこうした課題に対する取り組み方、つまり主体的かつ根気強く取り組み、他者に働きかけ、設定した目標に対して計画的かつ協働して実行していく方法、を定着させます。 |  また、この授業では課題解決策のプランについて、全てのクラスで代表チームを選出し全体発表するプレゼン大会を実施します。プレゼン大会では課題提供先の前で発表し、頂戴したコメントはもちろん他チームの発表を通じて、自分の基礎的学修スキルや学修態度を相対化させます。これによって、自分に不足している部分を理解するとともに、それらを今後の大学生活で補い、さらに主体的に学び成長するための契機とします。|  さらに、現実に外部組織が抱えている課題を理解し、それに対する解決策を立案する過程で幅広い問題意識の醸成を図り、プロジェクト終了後はそうした問題意識を専門教育へ誘導する取り組み(教員任意設定課題)を各クラスで行います。| 1年間を通じた「基礎演習A」と「基礎演習B」を通じて、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大学経済学部が目指す「経済と経済学に関する基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備えた、社会に貢献する専門的教養人」の陶冶を目指します。|
  • 演習III(2), 2019, 本ゼミクラスでは,各自が設定した卒業研究内容に直接的に深く関係する基本文献をいくつか取り上げ,レジュメに基づいて紹介・検討してもらう。基本文献は日本語のものに限定せず,英語のものについても積極的に検討対象とする。また,必要に応じて,専門学術書籍だけでなく比較的読みやすい学術論文にも誘導したい(たとえば,アメリカ経済学会が発行しているJournal of Economic Perspectives掲載論文等→1999年以降のものはオンライン版に無料でアクセス可能)。このクラスでの作業は,優れた卒論を書くためには決して避けては通れないものであり,どういった先行研究を登山口とするかで卒論の成否が決まると言っても過言ではない。受講生はこのことを十分に理解して,クラスに参加して欲しい。
  • 演習IV, 2019, 本ゼミクラスでは,卒業研究の内容を報告してもらい,年末を目途に卒業論文を仕上げる。各回のゼミは,参加者の状況に応じて次の形態のいずれかで行う。①個別指導,②複数人個別指導,そして③全体検討会である。演習4は半期で第8セメスターに配置されているが,卒論指導自体は4年次に通年で行うことになる(前期の開催日は受講者と相談の上で適宜決定する)。
  • 日本の経済, 2019, この科目は、経済学を初めて学ぶ人のためにあります。日本経済についての基礎知識と経済学的な見方・考え方の基本を学習します。最も基礎的な科目であるため、経済学部では、また、共通教育プログラムの専門教養科目群「経済学A」「経済学B」でも、必修科目になっています。||| 高校でも「政治・経済」や「現代社会」で経済に関する基本的なことがらを学ぶことになっていますが、経済学という学問のイメージはなかなかつかみにくいのではないでしょうか。この授業では、経済学が皆さんの身近な存在となるように、日本がどのような経済問題に直面しているのか(きたのか)を示し、そうした諸問題を理解するためにはどのような知識が必要であるのかを説明します。担当する教員が共同で執筆したテキストに基づいて、共通した内容を学びます。|| | 経済学部の場合、3年に進級するためには、この授業の単位を修得しなければなりません。もし1年の前期に修得できなければ、8月のサマーセッションの受講が義務づけられます。この授業で、経済と経済学に関する基礎中の基礎をしっかり学び、興味関心のある専門分野へと進んでいって下さい。
  • 演習II(4), 2019, 本ゼミクラスでは,マクロ経済学がカバーする内容の中から一つの分野を選び出し,一年間(30回)にわたって専門的かつある程度高度に,深く掘り下げた学びを行う。取り上げる分野としては,「経済成長の理論と実証」「金融政策」「日本経済のマクロ分析」等が候補となるが,今年度は経済成長に挑戦する。使用するテキストは,この分野においてユニークかつ卓越した研究で世界的に知られるチャールズ I. ジョーンズ教授(スタンフォード大学)によるテキスト(英語)の最新版である。
  • 演習I(2), 2019, 本ゼミクラスでは,経済学を深く学んでいく上での基礎固めを行う。あらかじめテーマを限定せず,いくつかの候補となるテーマの中から受講生みんなで相談して決めてもらう。選択されたテーマを学ぶのにふさわしいと考えるテキストブックについて,輪読形式で精読を行う。内容に加えて,レジュメやパワーポイントスライドの作成の仕方,プレゼンテーションの作法についても併せてアドバイスする。昨年度(平成30年度)は,最初に担当者の方から「社会保障論」「統計学・計量経済学」「日本経済論」を提示し,結果的に学生たちが選んだのは「日本経済論」であった。本シラバスの授業計画の項目は,昨年度と同内容を想定し,暫定的に記載しておく。|
  • サマーセミナー(演習II), 2019, 本ゼミクラスでは,一橋大学経済学部が編集・出版した『教養としての経済学』を輪読することにより,経済学的思考を多角的に深めながら,経済学の守備範囲の広さを体感する。サマーセッションの時期に,大学の教室でのクラスに加えて一泊二日のゼミ合宿を行い,集中的な学びの機会としたい。
  • サマーセミナー(演習III), 2019, このサマーセミナーでは,今年度末に提出する卒業論文の中間報告と検討を行う。各報告に討論者をつけ,多角的な観点から論文の質の向上を図りたい。
  • マクロ経済Ⅰ, 2020, 【重要:新型コロナウイルス対応の授業実施の変更ポイントをまとめて示す】本授業は,主にZoomを利用した双方向型授業として実施する。授業内容に即したPowerPoint資料を提示し,担当者が解説を加えるかたちで進める。PowerPoint資料の配布の可否をはじめとした提示・活用方法については初回の講義で担当者が詳しく説明する。成績評価についてはリポートによる評価を基本とし,内容については担当者がガイダンス等で詳しく説明する。| 本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題やいわゆる「アベノミクス」についても随所で言及・検討する。
  • マクロ経済Ⅰ, 2020, 本授業は,主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(定刻ライブ配信)として実施し,あわせて受講生の便宜を図るため,録画を配信する。本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題やいわゆる「アベノミクス」についても随所で言及・検討する。
  • 基礎演習A, 2020, 【重要】|【授業の実施形態】本授業はオンラインコミュニケーションツール「Zoom」を活用して授業を実施します。詳細は「K-SMAPYⅡ」内の掲示にて講義連絡をするので、必ず確認して授業に臨むようにしてください。|【授業回数の変更について】授業回数は12回に短縮し、当面、遠隔授業で行う予定ですが新型コロナウイルスの感染状況や社会情勢を見極めて大学当局から対面授業への移行が要請された際は通常の対面授業に戻す予定です。本来の回数から不足する3回分については,資料の補足を行ったり,課題を課したりすることにします。||【授業内容】|   「基礎演習A」では、大学生に求められる基礎的学修スキル(スタディスキル)について、グループワークを主体として修得します。ここでいう基礎的学修スキルとは、ノートの取り方、情報検索・収集の仕方、専門書の読み方、情報整理の仕方、構成の立て方、レポート・レジュメ(報告資料)・スライド作成の仕方、発表の仕方といった大学での学びに必須の「基礎学力」だけでなく、そうした基礎学力や専門知識を生かす力=「社会人基礎力」を指します。|  社会人基礎力とは経済産業省が定義したもので、「前に踏み出す力」(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)、「考え抜く力」(疑問を持ち、考え抜く力)、「チームで働く力」(多様な人々とともに、目標に向けて協力する力)からなり、大学生活だけでなく社会に出ても必要となります。|  この授業では、全体を通じて4人程度の少人数のグループワークをもとに基礎学力の修得を図り、後半では課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を中心として社会人基礎力を涵養します。| この「基礎演習A」と後期に開講される「基礎演習B」を通じて、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大學経済学部が目指す「経済と経済学に関する基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備えた、社会に貢献する専門的教養人」の陶冶を目指します。
  • 基礎演習B, 2020, *重要|【授業の実施形態】|本授業はオンラインコミュニケーションツール「Zoom」を活用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施します。詳細は「K-SMAPYⅡ」内の掲示にて講義連絡をしますので、必ず確認して授業に臨むようにしてください。||【授業内容】|「基礎演習B」では、「基礎演習A」で修得した大学生に求められる基礎的学修スキル(基礎学力に加えて、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」)を前提として、実際に企業・行政・NPOなどの外部組織から与えられた課題に対して、解決策を導き立案するための課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を行います。社会では答えのない課題に取り組む機会が増えます。この授業ではこうした社会に存在する課題に対する取り組み方を学びます。具体的には主体的かつ根気強く取り組み、他者に働きかけ、設定した目標に対して計画的かつ協働して実行していくスキルを定着させていきます。 |  また、この授業では課題解決策のプランについて、全てのクラスで代表チームを選出し、全体で発表するプレゼン大会を実施します。プレゼン大会では課題提供先の組織の方々の前で発表し、もらったコメントを受けて自分の基礎的学修スキルや学修態度を相対化させます。これによって、自分に不足しているスキルや態度を把握するとともに、それらを今後の大学生活で補い、成長するための契機とします。|  さらに、現実に外部組織が抱えている課題を理解し、それに対する解決策を立案する過程で幅広い問題意識の醸成を図り、プロジェクト終了後はそうした問題意識をレポートに落とし込み、専門教育へ誘導する取り組み(教員任意設定課題)を各クラスで行います。|  1年間を通して取り組む「基礎演習A」と「基礎演習B」によって、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大学経済学部が掲げる「経済と経済学に関する基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備えた、社会に貢献する専門的教養人」の陶冶を目指します。
  • 経済理論入門, 2020, 【重要:新型コロナウイルス対応の授業実施の変更ポイントをまとめて示す】本授業は,主にZoomを利用した双方向型授業として実施する。授業内容に即したPowerPoint資料を提示し,担当者が解説を加えるかたちで進める。PowerPoint資料の配布の可否をはじめとした提示・活用方法については初回の講義で担当者が詳しく説明する。成績評価についてはリポートによる評価を基本とし,内容については担当者がガイダンス等で詳しく説明する。| 現代経済学の土台にはミクロ経済学とマクロ経済学があり(加えて経済統計学),その上に多くの応用的な科目が接続する(例:産業組織論,国際金融論・・)。したがって,基礎的なミクロ経済学とマクロ経済学の考え方やアプローチ法を習得することは経済学部生にとって必須であり,そのエッセンスを学ぶためにこの授業が存在する。| 授業の内容は世界標準と言えるものであるが,プラスしていくつかの興味深いトピックを取り上げ,道具の応用の仕方を学びながら,経済学的な観点からの評価を試みる。例えば,大規模自然災害時におけるモノの配分方法や環境問題への対処方法といったことが格好の分析対象となり得るだろう。||
  • 経済理論入門, 2020, 本授業は,主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(定刻ライブ配信)として実施し,あわせて受講生の便宜を図るため,録画を配信する。現代経済学の土台にはミクロ経済学とマクロ経済学があり(加えて経済統計学),その上に多くの応用的な科目が接続する(例:産業組織論,国際金融論・・)。したがって,基礎的なミクロ経済学とマクロ経済学の考え方やアプローチ法を習得することは経済学部生にとって必須であり,そのエッセンスを学ぶためにこの授業が存在する。|授業の内容は世界標準と言えるものであるが,プラスしていくつかの興味深いトピックを取り上げ,道具の応用の仕方を学びながら,経済学的な観点からの評価を試みる。例えば,大規模自然災害時におけるモノの配分方法や環境問題への対処方法といったことが格好の分析対象となり得るだろう。
  • 演習III(2), 2020, 本授業は,主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(定刻ライブ配信)として実施する。本ゼミクラスでは,卒業研究の内容を報告してもらい,年末を目途に卒業論文を仕上げる。各回のゼミは,参加者の状況に応じて次の形態のいずれかで行う。①個別指導,②複数人個別指導,そして③全体検討会である。演習4は半期で第8セメスターに配置されているが,卒論指導自体は4年次に通年で行うことになる(前期の開催日は受講者と相談の上で適宜決定する)。
  • 演習IV, 2020, 本授業は,主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(定刻ライブ配信)として実施する。本ゼミクラスでは,卒業研究の内容を報告してもらい,年末を目途に卒業論文を仕上げる。各回のゼミは,参加者の状況に応じて次の形態のいずれかで行う。①個別指導,②複数人個別指導,そして③全体検討会である。演習4は半期で第8セメスターに配置されているが,卒論指導自体は4年次に通年で行うことになる(前期の開催日は受講者と相談の上で適宜決定する)。
  • 演習II(4), 2020, 【重要:新型コロナウイルス対応の授業実施の変更ポイントをまとめて示す】本授業は,主にZoomを利用した双方向型授業として実施する。授業内容に即したPowerPoint資料を提示し,担当者(報告者)が解説を加えるかたちで進める。PowerPoint資料の配布の可否をはじめとした提示・活用方法については初回の講義で担当者が詳しく説明する。| 本ゼミクラスでは,マクロ経済学がカバーする内容の中から一つの分野を選び出し,一年間(30回)にわたって専門的かつある程度高度に,深く掘り下げた学びを行う。取り上げる分野としては,「経済成長の理論と実証」「金融政策」「日本経済のマクロ分析」等が候補となるが,今年度は経済成長に挑戦する。使用するテキストは,この分野においてユニークかつ卓越した研究で世界的に知られるチャールズ I. ジョーンズ教授(スタンフォード大学)によるテキスト(英語)の最新版である。
  • サマーセミナー(演習II), 2020, このサマーセミナーでは,今年度末に提出する卒業論文の中間報告と検討を行う。各報告に討論者をつけ,多角的な観点から論文の質の向上を図りたい。
  • サマーセミナー(演習III), 2020, このサマーセミナーでは,今年度末に提出する卒業論文の中間報告と検討を行う。各報告に討論者をつけ,多角的な観点から論文の質の向上を図りたい。
  • 基礎演習A, 2022, 【授業内容】| 「基礎演習A」では、大学生に求められる基礎的学修スキル(スタディスキル)について、グループワークを主体として修得します。ここでいう基礎的学修スキルとは、ノートの取り方、情報検索・収集の仕方、専門書の読み方、情報整理の仕方、論理構成の立て方、レポート・レジュメ(報告資料)・スライド作成の仕方、発表の仕方といった大学での学びに必須の「基礎学力」だけでなく、そうした基礎学力や専門知識を生かす力(後者を「社会人基礎力※」と呼ぶこともあります)を指します。| この授業では、全体を通じて4人程度の少人数のグループワークをもとに基礎学力の修得を図り、後半では課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)に取り組み、他者との協働スキルを養います。| この「基礎演習A」と後期に開講される「基礎演習B」を通じて、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大學経済学部が目指す「経済学の基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備え、未来への実践的で創造的な対応力を身につけた、社会に貢献できる専門的教養人」の陶冶を目指します。||※経済産業省は、社会人基礎力を「前に踏み出す力」(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)、「考え抜く力」(疑問を持ち、考え抜く力)、「チームで働く力」(多様な人々とともに、目標に向けて協力する力)と定義しています。||【授業1回分実施方法について】|本授業の回数は15回ですが、そのうちの授業1回分は課題を課します。
  • 基礎演習B, 2022, 【授業内容】|「基礎演習B」では、「基礎演習A」で修得した大学生に求められる基礎的学修スキル(基礎学力に加えて、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」)を前提として、実際に企業・行政・NPOなどの外部組織から与えられた課題に対して、解決策を導き立案するための課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を行います。社会では答えのない課題に取り組む機会が増えます。この授業ではこうした社会に存在する課題に対する取り組み方を学びます。具体的には主体的かつ根気強く取り組み、他者に働きかけ、設定した目標に対して計画的かつ協働して実行していくスキルを定着させていきます。 |  また、この授業では課題解決策のプランについて、全てのクラスで代表チームを選出し、全体で発表するプレゼン大会を実施します。プレゼン大会では課題提供先の組織の方々の前で発表し、もらったコメントを受けて自分の基礎的学修スキルや学修態度を相対化させます。これによって、自分に不足しているスキルや態度を把握するとともに、それらを今後の大学生活で補い、成長するための契機とします。|  さらに、現実に外部組織が抱えている課題を理解し、それに対する解決策を立案する過程で幅広い問題意識の醸成を図り、プロジェクト終了後はそうした問題意識をレポートに落とし込み、専門教育へ誘導する取り組み(教員任意設定課題)を各クラスで行います。|  1年間を通して取り組む「基礎演習A」と「基礎演習B」によって、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大学経済学部が掲げる「経済学の基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備え、未来への実践的で創造的な対応力を身につけた、社会に貢献できる専門的教養人」の陶冶を目指します。||【授業1回分実施方法について】|本授業の回数は15回ですが、そのうちの授業1回分は課題を課します。
  • 経済理論入門, 2022, 「経済理論入門」は、私たちが直面する様々な「経済問題」を分析し、解決策を考えるための「道具」である「経済理論=ミクロ経済学+マクロ経済学」の基礎的部分を学習します。すごく大事なこと ==>「道具」は役に立たなければ意味がない!| 私たちの住んでいる経済社会は市場社会といわれます。「ミクロ経済学」の主要な分析対象はこの市場です。それぞれの家計(消費者)がどんな買い物をするか、それぞれの企業(生産者)がどんなふうにモノやサービスを提供するかを考えながら、需要と供給が出会う場としての市場でどのように価格が形成されるか、そうした市場の長所と短所は何かを分析します。それらをふまえ、たとえば貿易の自由化をどう評価すべきかなどについて、あなた自身で考えることができるようになります。| 「マクロ経済学」は、GDPなどの概念に代表されるように、経済の全体の動きを大づかみに理解するためのものです。日本の経済を全体としてみた場合の「景気」、「雇用」、「金利」、そして「為替相場」などが相互にどのように関係しているのかを学びながら、経済をマクロ的に見る目を養ってゆきます。政府の財政政策や日本銀行の金融政策などについて、あなた自身で評価できる(意見がもてる)ようになります。| この「経済理論入門」の学修後、「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」を本格的に学んで、あなたの分析力をいっそう磨いてください。| 具体的な授業計画等は、担当教員によって違う可能性がありますが、上記の内容については共通しています。| 授業にかんする重要なことは、KSMAPYⅡを通じてお知らせするので必ずチェックのこと。
  • マクロ経済Ⅰ, 2022, 本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題,いわゆる「アベノミクス」,新型コロナウイルス感染症のマクロ経済への影響についても随所で言及・検討する。
  • 演習Ⅰ, 2022, 本ゼミクラスでは,経済学を深く学んでいく上での基礎固めを行う。あらかじめテーマを限定せず,いくつかの候補となるテーマの中から受講生みんなで相談して決めてもらう。選択されたテーマを学ぶのにふさわしいと考えるテキストブックについて,輪読形式で精読を行う。内容に加えて,レジュメやパワーポイントスライドの作成の仕方,プレゼンテーションの作法についても併せてアドバイスする。過年度は,最初に担当者の方から「社会保障論」「統計学・計量経済学」「日本経済論」を提示し,結果的に学生たちが選んだのは「日本経済論」であった。本シラバスの授業計画の項目は,過年度と同内容を想定し,暫定的に記載しておく。|
  • 演習ⅡA, 2022, 本ゼミクラスでは,マクロ経済学がカバーする内容の中から一つの分野を選び出し,一年間(30回;単位上は前期2単位と後期2単位に分かれている)にわたって専門的かつある程度高度に,深く掘り下げた学びを行う。取り上げる分野としては,「経済成長の理論と実証」「金融政策」「日本経済のマクロ分析」等が候補となるが,今年度は経済成長に挑戦する。使用するテキストは,この分野においてユニークかつ卓越した研究で世界的に知られるチャールズ I. ジョーンズ教授(スタンフォード大学)によるテキスト(英語)の最新版である。
  • 演習II(4), 2022, 本ゼミクラスでは,マクロ経済学がカバーする内容の中から一つの分野を選び出し,一年間(30回;単位上は前期2単位と後期2単位に分かれている)にわたって専門的かつある程度高度に,深く掘り下げた学びを行う。取り上げる分野としては,「経済成長の理論と実証」「金融政策」「日本経済のマクロ分析」等が候補となるが,今年度は経済成長に挑戦する。使用するテキストは,この分野においてユニークかつ卓越した研究で世界的に知られるチャールズ I. ジョーンズ教授(スタンフォード大学)によるテキスト(英語)の最新版である。
  • 演習ⅡB, 2022, 本ゼミクラスでは,マクロ経済学がカバーする内容の中から一つの分野を選び出し,一年間(30回;単位上は前期2単位と後期2単位に分かれている)にわたって専門的かつある程度高度に,深く掘り下げた学びを行う。取り上げる分野としては,「経済成長の理論と実証」「金融政策」「日本経済のマクロ分析」等が候補となるが,今年度は経済成長に挑戦する。使用するテキストは,この分野においてユニークかつ卓越した研究で世界的に知られるチャールズ I. ジョーンズ教授(スタンフォード大学)によるテキスト(英語)の最新版である。
  • マクロ経済Ⅰ, 2022, 本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題,いわゆる「アベノミクス」,新型コロナウイルス感染症のマクロ経済への影響についても随所で言及・検討する。
  • マクロ経済Ⅱ, 2022, 本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題,いわゆる「アベノミクス」,新型コロナウイルス感染症のマクロ経済への影響についても随所で言及・検討する。
  • 日本の経済, 2022, この科目は,経済学を初めて学ぶ人のためにあります。日本経済についての基礎知識と経済学的な見方・考え方の基本を学習します。| 高校でも「政治・経済」や「現代社会」で経済に関する基本的な事柄を学ぶことになっていますが,経済学という学問のイメージはなかなかつかみにくいのではないでしょうか。この授業では,経済学が皆さんの身近な存在となるように,日本がどのような経済問題に直面しているのか(きたのか)を示し,そうした諸問題を理解するためにはどのような知識が必要であるのかを説明します。| 毎回の授業では,テキストの該当する章を読み事前学習を行うことが必須の準備となります。|
  • 演習Ⅰ, 2023
  • 演習ⅡA, 2023
  • 演習II(4), 2023
  • 演習ⅡB, 2023
  • 演習Ⅲ(卒業論文)A, 2023
  • 演習III(4), 2023
  • 演習Ⅲ(卒業論文)B, 2023
  • 基礎演習A, 2023
  • 基礎演習B, 2023
  • マクロ経済Ⅰ, 2023
  • マクロ経済Ⅰ, 2023
  • マクロ経済Ⅱ, 2023
  • 演習Ⅰ, 2023, 本ゼミクラスでは,経済学を深く学んでいく上での基礎固めを行う。あらかじめテーマを限定せず,いくつかの候補となるテーマの中から受講生みんなで相談して決めてもらう。選択されたテーマを学ぶのにふさわしいと考えるテキストブックについて,輪読形式で精読を行う。内容に加えて,レジュメやパワーポイントスライドの作成の仕方,プレゼンテーションの作法についても併せてアドバイスする。過年度は,最初に担当者の方から「社会保障論」「統計学・計量経済学」「日本経済論」を提示し,結果的に学生たちが選んだのは「日本経済論」であった。本シラバスの授業計画の項目は,過年度と同内容を想定し,暫定的に記載しておく。|
  • 演習ⅡA, 2023, 本ゼミクラスでは,マクロ経済学がカバーする内容の中から一つの分野を選び出し,一年間にわたって専門的かつある程度高度に,深く掘り下げた学びを行う。取り上げる分野としては,「経済成長の理論と実証」「金融政策」「日本経済のマクロ分析」等が候補となるが,今年度は経済成長に挑戦する。使用するテキストは,この分野においてユニークかつ卓越した研究で世界的に知られるチャールズ I. ジョーンズ教授(スタンフォード大学)によるテキスト(英語)の最新版である。
  • 演習II(4), 2023, 本ゼミクラスでは,マクロ経済学がカバーする内容の中から一つの分野を選び出し,一年間にわたって専門的かつある程度高度に,深く掘り下げた学びを行う。取り上げる分野としては,「経済成長の理論と実証」「金融政策」「日本経済のマクロ分析」等が候補となるが,今年度は経済成長に挑戦する。使用するテキストは,この分野においてユニークかつ卓越した研究で世界的に知られるチャールズ I. ジョーンズ教授(スタンフォード大学)によるテキスト(英語)の最新版である。
  • 演習ⅡB, 2023, 本ゼミクラスでは,マクロ経済学がカバーする内容の中から一つの分野を選び出し,一年間にわたって専門的かつある程度高度に,深く掘り下げた学びを行う。取り上げる分野としては,「経済成長の理論と実証」「金融政策」「日本経済のマクロ分析」等が候補となるが,今年度は経済成長に挑戦する。使用するテキストは,この分野においてユニークかつ卓越した研究で世界的に知られるチャールズ I. ジョーンズ教授(スタンフォード大学)によるテキスト(英語)の最新版である。
  • 演習Ⅲ(卒業論文)A, 2023, 本授業は,対面型授業として実施する。本ゼミクラスでは,卒業研究の内容を報告してもらい,年末を目途に卒業論文を仕上げる。各回のゼミは,参加者の状況に応じて次の形態のいずれかで行う。①個別指導,②複数人個別指導,そして③全体検討会である。卒論指導自体は通年で行うことになる。
  • 演習III(4), 2023, 本授業は,対面型授業として実施する。本ゼミクラスでは,卒業研究の内容を報告してもらい,年末を目途に卒業論文を仕上げる。各回のゼミは,参加者の状況に応じて次の形態のいずれかで行う。①個別指導,②複数人個別指導,そして③全体検討会である。卒論指導自体は通年で行うことになる。
  • 演習Ⅲ(卒業論文)B, 2023, 本授業は,対面型授業として実施する。本ゼミクラスでは,卒業研究の内容を報告してもらい,年末を目途に卒業論文を仕上げる。各回のゼミは,参加者の状況に応じて次の形態のいずれかで行う。①個別指導,②複数人個別指導,そして③全体検討会である。卒論指導自体は通年で行うことになる。
  • 基礎演習A, 2023, 【授業内容】| 「基礎演習A」では、大学生に求められる基礎的学修スキル(スタディスキル)について、グループワークを主体として修得します。ここでいう基礎的学修スキルとは、ノートの取り方、情報検索・収集の仕方、専門書の読み方、情報整理の仕方、論理構成の立て方、レポート・レジュメ(報告資料)・スライド作成の仕方、発表の仕方といった大学での学びに必須の「基礎学力」だけでなく、そうした基礎学力や専門知識を生かす力=「社会人基礎力」を指します。| 社会人基礎力とは経済産業省が定義したもので、「前に踏み出す力」(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)、「考え抜く力」(疑問を持ち、考え抜く力)、「チームで働く力」(多様な人々とともに、目標に向けて協力する力)からなり、大学生活だけでなく社会に出ても必要となります。| この授業では、全体を通じて4人程度の少人数のグループワークをもとに基礎学力の修得を図り、後半では課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を中心としてに社会人基礎力を涵養します。| この「基礎演習A」と後期に開講される「基礎演習B」を通じて、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大學経済学部が目指す「経済と経済学に関する基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備えた、社会に貢献する専門的教養人」の陶冶を目指します。||【授業1回分実施方法について】|本授業の回数は15回ですが、そのうちの1回は授業1回分の課題を課します。
  • 基礎演習B, 2023, 【授業内容】| 「基礎演習B」では、「基礎演習A」で修得した大学生に求められる基礎的学修スキル(基礎学力に加えて、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」)を前提として、実際に企業・行政・NPOなどの外部組織から与えられた課題に対して、解決策を導き立案するための課題解決型学習(PBL:Problem-Based Learning)を行います。社会では答えのない課題に取り組む機会が増えます。この授業ではこうした社会に存在する課題に対する取り組み方を学びます。具体的には主体的かつ根気強く取り組み、他者に働きかけ、設定した目標に対して計画的かつ協働して実行していくスキルを定着させていきます。 | また、この授業では課題解決策のプランについて、全てのクラスで代表チームを選出し、全体で発表するプレゼン大会を実施します。プレゼン大会では課題提供先の組織の方々の前で発表し、もらったコメントを受けて自分の基礎的学修スキルや学修態度を相対化させます。これによって、自分に不足しているスキルや態度を把握するとともに、それらを今後の大学生活で補い、成長するための契機とします。| さらに、現実に外部組織が抱えている課題を理解し、それに対する解決策を立案する過程で幅広い問題意識の醸成を図り、プロジェクト終了後はそうした問題意識をレポートに落とし込み、専門教育へ誘導する取り組み(教員任意設定課題)を各クラスで行います。| 1年間を通して取り組む「基礎演習A」と「基礎演習B」によって、経済学部での学びと社会との関連性を知り、國學院大学経済学部が掲げる「経済と経済学に関する基礎力と日本経済に関する知見を兼ね備えた、社会に貢献する専門的教養人」の陶冶を目指します。||【授業1回分実施方法について】|本授業の回数は15回ですが、そのうちの1回は授業1回分の課題を課します。
  • マクロ経済Ⅰ, 2023, 本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題,いわゆる「アベノミクス」,新型コロナウイルス感染症のマクロ経済への影響についても随所で言及・検討する。
  • マクロ経済Ⅰ, 2023, 本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題,いわゆる「アベノミクス」,新型コロナウイルス感染症のマクロ経済への影響についても随所で言及・検討する。
  • マクロ経済Ⅱ, 2023, 本格的なマクロ経済学にはじめて出会うことを想定して,重要なトピックを精選してわかりやすく丁寧な講義を行っていく。ただし,安易にレベルを下げず,たとえば上級の公務員試験を目標とするような学生にとっても価値ある講義を目指したい。| 現代のマクロ経済学の標準的な体系から見ると,本講義はだいたい初級から中級までの内容をカバーすることになる。経済成長といった長期の問題から景気循環(経済変動)といった短期の問題まで幅広く考察していく。また,基礎理論の応用問題として,東日本大震災からの復興に絡むマクロ経済問題,いわゆる「アベノミクス」,新型コロナウイルス感染症のマクロ経済への影響についても随所で言及・検討する。

オフィスアワーの実施時期・曜時

  • 2018

学外活動

学協会活動

  • 日本経済政策学会理事, 2022年05月
  • 日本経済学会 会員, 2001年10月
  • 日本経済政策学会 会員, 2004年05月
  • 日本経済学会 2007年度秋季大会プログラム委員, 2007年01月, 2007年09月
  • 日本経済政策学会 第66回全国大会準備運営委員, 2009年01月, 2009年05月
  • 日本経済政策学会 理事, 2015年05月

学外委員等活動

  • 2021年04月01日, 学習院大学経済経営研究所(GEM), 客員所員
  • 2021年01月01日, 独立行政法人経済産業研究所(RIETI), プロジェクトメンバー
  • 2014年09月, 一般財団法人統計研究会客員主任研究員
  • 2015年05月01日, 日本経済政策学会, 理事