K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement)

大石 泰夫
文学部 日本文学科
教授
Last Updated :2025/06/14

研究者基本情報

氏名

  • 氏名

    大石 泰夫, オオイシ ヤスオ

連絡先

  • 連絡先

    y-oishi[at]kokugakuin.ac.jp

所属・職名

  • 文学部 日本文学科, 教授

学位

  • 2010年01月20日, 博士(文学), 國學院大學, 文学関係, 文博乙第249号, 芸能伝承の民俗学的研究

本学就任年月日

  • 2019年04月01日

研究分野

  • 国文学,  
  • 民俗学,  

研究活動

論文

  • ヤマトの中の吉野ー金峯山寺蔵王道の「蓮華会」と「蛙跳び行事」を考えるー, 大石泰夫, 『水門―言語と歴史』, 50, 67, 2025年03月25日, 水門の会
  • 民俗芸能の継承への提言―民俗芸能研究は今何ができるのか―, 大石泰夫, 『伝承文化研究の現代的課題』, 405, 434, 2025年03月31日, 國學院大學
  • 防災と民俗, 大石泰夫, 『國學院雑誌』, 第125巻, 第11号, 1, 16, 2024年11月15日, 國學院大學
  • 令和2年度民俗芸能学会オンライン大会フォーラム第一部, 大石泰夫, 『民俗芸能研究』, 第70号, 2021年05月01日, 民俗芸能学会
  • 上磯地区の民俗芸能, 大石泰夫, 『上磯の文化』, 第4号, 105, 112, 2021年03月01日, いまべつを語り継ぐ会
  • 荒馬と太刀振り, 大石泰夫, 『上磯の文化』, 第4号, 98, 104, 2021年03月01日, いまべつを語り継ぐ会
  • シンポジウム未知のものと出会うときー文学におけるみちのくの発見―, 大石泰夫, 『文学・語学』, 第229号, 93, 100, 2020年09月01日, 全国大学国語刻文学会
  • 2018年度 文化財防災ネットワーク推進事業シンポジウム 地域防災と文化財―自然災害を知り、地域の貴重な文化財的資源を守り、伝える, 大石泰夫, 文化財防災ネットワーク推進事業シンポジウム, 65, 77, 2020年03月31日, 文化財防災ネットワーク推進室
  • 2019年度 文化遺産防災ネットワーク有識者会議記録集, 大石泰夫, 2019年度 文化遺産防災ネットワーク有識者会議記録集, 119, 133, 2020年03月31日, 文化財防災ネットワーク推進室
  • 梅の花の歌の成立, 大石泰夫, 『國學院雑誌』, 第120巻, 10号, 1, 15, 2019年10月15日, 國學院大學
  • 民俗学からみた『万葉集』―新嘗祭と『万葉集』―, 大石泰夫, 『現代思想』, 第47巻, 11号, 218, 224, 2019年08月15日, 青土社
  • 宇久須の人形三番叟, 大石泰夫, 『民俗芸能』, 第97号, 8, 19, 2017年11月25日, 民俗芸能刊行委員会
  • 古代の儀礼―卯杖・卯槌と剛卯と―, 大石泰夫, 『古代の文化圏とネットワーク』(古代文学と隣接科学2), 217, 236, 2017年11月10日, 竹林舎
  • 卯槌について, 大石泰夫, 『國學院雑誌』, 第118巻, 4号, 141, 152, 2017年04月15日, 國學院大學
  • 中国寧波市周辺の獅子舞, 大石泰夫, 『國學院雑誌』, 第116巻, 8号, 49, 63, 2015年08月15日, 國學院大學
  • 國學院大學の万葉集研究の方法, 大石泰夫, 『日本文学論究』, 第74冊, 19, 26, 2015年03月20日, 國學院大學國文學會
  • 民俗のサクラと万葉のサクラと, 大石泰夫, 『國學院雑誌』, 第116巻, 第1号, 211, 224, 2015年01月15日, 國學院大學
  • 『隋書』倭国伝にみる大王の太陽崇拝について, 大石泰夫, 『明日香風』, 第33巻, 2号, 10, 13, 2014年04月01日, 飛鳥保存財団
  • イベントと民俗芸能, 大石泰夫, 『講座東北の歴史』, 第5巻, 376, 397, 2014年02月28日, 清文堂
  • 民俗芸能における「実践」の研究とは何か, 大石泰夫, 『日本民俗学』, 262号, 155, 178, 2010年05月31日, 日本民俗学会
  • 芸能伝承の民俗学的研究, 大石泰夫, 博士論文, 2009年07月01日, 國學院大學
  • 高橋虫麻呂の筑波山に登る歌考, 大石泰夫, 『古代文芸論叢』, 686, 698, 2009年11月03日, おうふう
  • 〈地域〉と民俗芸能―伝承のあり方を考える―, 大石泰夫, 『地域学』, 7巻, 173, 192, 2009年03月31日, 弘前学院大学地域総合文化研究所
  • 水分神社の祭祀と信仰―万葉集の成立基盤としてのヤマトの信仰的世界観―, 大石泰夫, 『万葉古代学研究所年報』, 7号, 33, 45, 2009年03月16日, 万葉古代学研究所
  • 老人と過疎―民俗芸能の継承から, 大石泰夫, 『国文学 解釈と鑑賞』, 73巻, 8号, 124, 131, 2008年08月01日, 至文堂
  • 伊豆の三番叟を考える, 大石泰夫, 『静岡県民俗学会誌』, 26号, 9, 22, 2008年03月31日, 静岡県民俗学会
  • 伊豆の三番叟―田方地方を中心として―, 大石泰夫, 『伊豆の郷土研究』, 33号, 67, 78, 2008年03月01日, 田方地方文化財保護審議委員連絡協議会
  • 民俗芸能の伝播, 大石泰夫, 『岩手郷土文学の研究』, 7号, 1, 20, 2007年03月25日, 岩手郷土文学研究会
  • 文学語学研究の目的と方法―上代文学―, 大石泰夫, 『文学・語学』, 185号, 40, 44, 2006年06月03日, 全国大学国語刻文学会
  • 伊豆半島の三番叟―研究史の整理と東子浦人形三番叟の復活―, 大石泰夫, 『中日本民俗論』, 145, 174, 2006年05月20日, 静岡県民俗学会
  • 「盛岡さんさ踊り」考―イベント祭りと民俗芸能―, 大石泰夫, 『日本文学会誌』, 18号, 34, 57, 2006年03月18日, 盛岡大学日本文学会
  • 東歌の「母」, 大石泰夫, 『萬葉研究』, 21号, 75, 93, 2005年12月24日, 萬葉研究会
  • 高橋虫麻呂をさぐる―氏族・任官・伝説, 大石泰夫, 『笠金村・高橋虫麻呂・田辺福麻呂 人と作品』, 87, 109, 2005年09月15日, おうふう
  • 演技の熟練への構造―西伊豆宇久須の三番叟の事例を手がかりとして―, 大石泰夫, 『民俗芸能研究』, 38号, 31, 58, 2005年03月30日, 民俗芸能学会
  • 万葉集東歌相聞歌の一特質―うたわれる歌の再検討―, 大石泰夫, 『文学部の多様なる世界』, 55, 72, 2003年03月05日, 教育史料出版会
  • 岩手県の神楽と巫覡, 大石泰夫, 『巫覡盲僧学会会報』, 14号, 6, 9, 2002年03月31日, 巫覡盲僧学会
  • 芸能の二面性(神事性と娯楽性), 大石泰夫, 『芸術と娯楽の民俗』, 110, 125, 1999年08月05日, 雄山閣出版
  • 東歌覚書―新たなる「民謡」論を目指して―, 大石泰夫, 『日本文学会誌』, 11号, 89, 96, 1999年03月08日, 盛岡大学日本文学会
  • 民俗芸能における「老いと老人」, 大石泰夫, 『日本民俗学』, 214号, 95, 99, 1998年05月31日, 日本民俗学会
  • 「目」を起こす「鳥」―上代霊鳥伝承の側面から―, 大石泰夫, 『日本文学会誌』, 10号, 9, 28, 1998年03月31日, 盛岡大学日本文学会
  • 民俗芸能と民俗芸能研究, 大石泰夫, 『日本民俗学』, 213号, 82, 97, 1998年02月28日, 日本民俗学会
  • 泊瀬川下流の祭りと伝承, 大石泰夫, 『泊瀬川の祭りと伝承』, 101, 125, 1997年03月29日, おうふう
  • 千葉の民俗, 大石泰夫, 『静岡県民俗学会誌』, 17号, 69, 77, 1997年03月31日, 静岡県民俗学会
  • 東北の神楽, 大石泰夫, 『東北の風土と文化』, 59, 70, 1997年03月01日, 盛岡大学
  • 秋田県雄勝郡の小野小町伝説と祭り―小野小町のフォークロア序説―, 大石泰夫, 『古典と民俗学論集―櫻井満先生追悼―』, 410, 427, 1997年02月02日, おうふう
  • 依り来るカミの化生―伊東市富戸の鹿島踊りの民俗学的考察―, 大石泰夫, 『静岡県民俗学会誌』, 16号, 55, 66, 1996年03月31日, 静岡県民俗学会
  • 舒明天皇国見歌「海原は鷗立ち立つ」をめぐって, 大石泰夫, 『日本文学会誌』, 8号, 1, 8, 1996年03月31日, 盛岡大学日本文学会
  • 奥宇陀の民俗基盤, 大石泰夫, 『宇陀の祭りと伝承』, 125, 133, 1995年10月21日, おうふう
  • 若者の民俗としての三匹獅子舞, 大石泰夫, 『千葉県松戸市の三匹獅子舞』, 151, 158, 1994年03月25日, 松戸市教育委員会
  • 「民俗芸能の伝承・断絶・再生」がめざすもの, 大石泰夫, 『民俗芸能研究』, 18号, 15, 25, 1993年11月15日, 民俗芸能学会
  • 「天下御免」の三番叟-西伊豆の若衆と芸能-, 大石泰夫, 『課題としての民俗芸能研究』, 451, 474, 1993年10月30日, ひつじ書房
  • 自然と信仰, 大石泰夫, 『万葉集の民俗学』, 326, 336, 1993年04月10日, おうふう
  • 山の文学誌, 大石泰夫, 『日本文学の世界』, 49, 59, 1993年03月15日, 盛岡大学日本文学科
  • 葛城の祭り, 大石泰夫, 『古典と民俗学』, 17号, 8, 15, 1993年03月, 古典と民俗学の会
  • 言代主神の「鳥の遊び」考, 大石泰夫, 『日本文学会誌』, 4号, 11, 21, 1992年03月16日, 盛岡大学日本文学会
  • 西伊豆の若者組―賀茂村宇久須を事例として―, 大石泰夫, 『共同生活と人間形成』, 3.4合併号, 9, 19, 1992年03月14日, 和敬塾
  • 氏子地域と宮座, 大石泰夫, 『生駒谷の祭りと伝承』, 66, 71, 1991年04月25日, 桜楓社
  • 金峯山寺年中行事の特質, 大石泰夫, 『吉野の祭りと伝承』, 27, 58, 1990年04月11日, 桜楓社
  • 八月踊りの始源―奄美大和村の事例から―, 大石泰夫, 『民俗芸能研究』, 11号, 1, 20, 1989年03月02日, 民俗芸能学会
  • 「やわんたまち」―調査と研究の課題―, 大石泰夫, 『古典と民俗学』, 13, 3, 11, 1989年03月, 古典と民俗学の会
  • 真間の手児奈伝説歌考, 大石泰夫, 『國學院大學大学院紀要―文学研究科―』, 20号, 138, 159, 1989年03月10日, 國學院大學大学院
  • 高橋虫麻呂論, 大石泰夫, 修士論文, 1989年01月13日, 國學院大學
  • 飛鳥川と石の信仰, 大石泰夫, 『飛鳥の祭りと伝承』, 59, 76, 1989年02月05日, 桜楓社
  • 虫麻呂の地名表現―東国関係歌をめぐって―, 大石泰夫, 『美夫君志』, 37号, 21, 32, 1988年08月31日, 美夫君志会
  • 奄美大島大和村の八月行事―八月正月の構造, 大石泰夫, 『國學院雑誌』, 第88巻, 2号, 21, 32, 1986年02月15日, 國學院大學

Misc

  • 氏子地区の諸相・長柄, 大石泰夫, 『大和神社の祭りと伝承』, 113, 121, 1988年04月01日, 桜楓社
  • 一日の生活・一年の生活, 大石泰夫, 『富戸の民俗―伊東市』, 134, 146, 1988年03月31日, 静岡県教育委員会
  • 食べる技術, 大石泰夫, 『富戸の民俗―伊東市』, 173, 181, 1988年03月31日, 静岡県教育委員会
  • 一年の生活, 大石泰夫, 『原保の民俗―田方郡中伊豆町』, 159, 162, 1987年03月31日, 静岡県教育委員会
  • 食べる技術, 大石泰夫, 『原保の民俗―田方郡中伊豆町』, 184, 197, 1987年03月31日, 静岡県教育委員会
  • 奄美大島―大和村の採訪記録(4), 大石泰夫, 『古典と民俗学』, 11号, 1, 11, 1987年03月02日, 古典と民俗学の会
  • 八月三節, 大石泰夫, 『奄美大和村の年中行事』、, 142, 151, 1985年11月15日, 白帝社
  • 葬制・墓制, 大石泰夫, 『沖縄県久高島の民俗』、, 50, 57, 1984年12月22日, 白帝社
  • 坂越舟祭り記録, 大石泰夫, 『古典と民俗学』, 6号, 9, 13, 1982年09月03日, 古典と民俗学の会
  • 37, 21-32, 1988年
  • 20, 138-159, 1989年
  • 11, 1-20, 1990年
  • 4, 11-21, 1991年
  • (8), 1-8, 1996年
  • (16), 55-66, 1996年
  • (213), 82-97, 1998年
  • (214), 95-99, 1998年

著書等出版物

  • 47都道府県・民俗芸能百科, 大石泰夫, 丸善出版, 2023年10月01日
  • 伝承文学を学ぶ, 大石泰夫, 清文堂, 2021年12月20日
  • 祭りの年輪, 大石泰夫, ひつじ書房, 2016年04月08日
  • 芸能の〈伝承現場〉論―若者たちの民俗的学びの共同体―, 大石泰夫, ひつじ書房, 2007年09月14日
  • 万葉民俗学を学ぶ人のために, 大石泰夫, 世界思想社, 2003年10月10日
  • 葛城山の祭りと伝承, 大石泰夫, 桜楓社, 1993年09月15日
  • 1990年
  • 1992年
  • 1993年
  • 1993年

創作・作品

  • 鹿児島県大島郡大和村における民俗学的調査
  • 奈良県御所市における民俗学的調査
  • 静岡県賀茂郡賀茂村における民俗学的調査
  • 岩手県における民俗学的調査

その他

  • 防災と民俗, 國學院雑誌, 第125巻第11号, 國學院大學, 2024年11月15日, 2024年11月15日, 1, 16
  • 災害と文化財、そして民俗, 國學院雑誌, 第125巻第8号, 國學院大學, 2024年08月15日, 2024年08月15日, 20, 21

競争的資金

  • 万葉集の民俗学的研究
  • 民俗芸能研究
  • 17520133, 郷土文学受容についての通・共時的把握とその地域教養教育への活用に関する基礎的研究, 岩手県をフィールドとし、そこで生み出された郷土文学といわれる文学的作品、営為が地域においてどのように受容され、機能し、意義付けられてきたか、地域の視点に立って考察することを助成期間の目的と位置づけ、3名の共同研究者および1名の研究協力者によって合計7回の研究会を開催、研究の方向性、内容を共有しながら、それぞれの持つ専門分野からの調査、研究を試みた。その結果助成期間中に「岩手郷土文学研究」第6号〜第8号の3冊の報告書を作成刊行、全国の研究機関、研究者に送付して、評価を受けた。本報告書には研究の目的・実施計画として掲げた、作品の研究状況、教育現場の受容、マスコミの報道などの受容形態の把握、関連資料、伝聞資料等の収集を通じ郷土文学を多様な視点から考察した論考、調査報告を発表した。具体的には「「岩手教育」における「郷土文学」受容の問題-教育現場における郷土の再発見ということ」「訪れし人々(一)-「岩手日報」「岩手毎日新聞」に見る文壇の位相」(松本博明)「宮沢賢治と岩手県」「宮沢賢治〔修学旅行復命書〕-旅における生まれ故郷・ふるさとへのまなざし」(佐々木民夫)「民俗芸能の伝播」「「盛岡さんさ踊り」-イベント祭りと民俗芸能作品と研究状況」(大石泰夫)「鈴木彦次郎の初期文学に関する一考察(二)-大正末年から昭和二年までの雑誌文献調査報告を中心に」(須藤宏明)「山崎和賀流論(二)-その到達点と郷土文学としての俳句の可能性に触れて」「岩手県俳句界の現状に関する調査報告」(豊泉豪-研究協力者)の8本である。またこれらの論考、報告には、論文としての価値を有するだけでなく、巻末に資料収集、調査結果に基づく詳細なデータ、表が掲げられており、斯界の郷土文学研究に貴重なデータとして、送付した研究者から高い評価を得ている。

教育活動

担当授業

  • 伝承文学演習III, 2019, 「民俗芸能」という言葉があり、そう呼ばれている芸能がある。また類似する言葉として「郷土芸能」というものもある。一体それはどういうものなのだろうか。また、広義に「芸能」と言ったときにも、その定義には大きな問題がある。「民俗芸能とは何か」さらに根源的に「芸能とは何か」ということから始めて、具体的に現在日本全国各地に伝承されている民俗芸能を取り上げ、その研究方法について受講者の発表・討議を交えて考えたい。| 前期では、芸能の発生、日本の芸能の歴史について具体的に論文を講読し、民俗芸能を見ながら考える。| 後期では、受講者がそれぞれ具体的に民俗芸能を選んで調べ、発表する形式をとって、受講者の調査が研究へと展開することを目指したい。|
  • 伝承文学概説I, 2019, 講義形式の授業。| 伝承文学とは、文学を伝承性の視点からとらえる場合の一つの方法である。したがって記載文芸および口承文芸にとどまらず、広範な伝承文化全体の中からとらえる必要がある。私たちの生活文化を見直し、日本の民俗文化を理解するために、まずは記載文芸としての文学作品や口承文芸としての昔話、伝説、世間話などを対象として、その背後に存在する民俗文化の特性を把握する。さらには世界的に類似した口承、記載文芸との比較を通してより広い視野から理解し学んでいく。
  • 伝承文学概説II, 2019, 講義形式の授業。| 伝承文学とは、文学を伝承性の視点からとらえる場合の一つの方法である。したがって記載文芸および口承文芸にとどまらず、広範な伝承文化全体の中から見出すことができる。私たちの生活文化を見直し、日本の民俗文化を理解するために、まずは記載文芸としての文学作品や口承文芸としての昔話、伝説、世間話などを対象として、その背後に存在する民俗文化の特性を把握する。さらには世界的に類似した口承、記載文芸との比較を通してより広い視野から理解し学んでいく。
  • 民俗学史I, 2019, 日本民俗学は、柳田國男を中心として折口信夫の深い理解のもとに、太平洋戦争前の1930年代に創生された学問である。戦争の混乱期を経て戦後に新たな出発をしたが、その発展の過程にはいくつかの劃期があった。民俗学がアカデミズムの中に位置づけられていく過程、歴史学や文化人類学などの諸隣接科学との関係、そのほか日本民俗学がどのような歴史を経て現在に至っているのか。その過程を整理して理解しておくことが重要である。これを追跡し再確認することによって、現在の民俗学が克服すべき問題点も、民俗学の大きな可能性も、明らかになるのである。本授業では、民俗への意識の萌芽から、日本民俗学が確立してゆく過程を確認しつつ、学問の中での日本民俗学の位置を確認し、新たな発展への可能性を考えて見たい。この民俗学史Ⅰでは、民俗学全般を扱う。
  • 民俗学史, 2019, -
  • 民俗学史II, 2019, 日本民俗学は、柳田國男を中心として折口信夫の深い理解のもとに、太平洋戦争前の1930年代に創生された学問である。戦争の混乱期を経て戦後に新たな出発をしたが、その発展の過程にはいくつかの劃期があった。民俗学がアカデミズムの中に位置づけられていく過程、歴史学や文化人類学などの諸隣接科学との関係、そのほか日本民俗学がどのような歴史を経て現在に至っているのか。その過程を整理して理解しておくことが重要である。これを追跡し再確認することによって、現在の民俗学が克服すべき問題点も、民俗学の大きな可能性も、明らかになるのである。本授業では、民俗への意識の萌芽から、日本民俗学が確立してゆく過程を確認しつつ、学問の中での日本民俗学の位置を確認し、新たな発展への可能性を考えて見たい。この民俗学史Ⅱでは、太平洋戦争後と折口信夫と芸能を扱う。
  • 卒業論文, 2019
  • 伝承文学演習III, 2020, 本授業は、主に Zoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。|「民俗芸能」という言葉があり、そう呼ばれている芸能がある。また類似する言葉として「郷土芸能」というものもある。一体それはどういうものなのだろうか。また、広義に「芸能」と言ったときにも、その定義には大きな問題がある。「民俗芸能とは何か」さらに根源的に「芸能とは何か」ということから始めて、具体的に現在日本全国各地に伝承されている民俗芸能を取り上げ、その研究方法について受講者の発表・討議を交えて考えたい。| 前期では、芸能の発生、日本の芸能の歴史について学ぶ。適宜、YouTubeのURLを紹介して民俗芸能を見ながら考える。| 後期では、受講者がそれぞれ具体的に民俗芸能を選んで調べ、発表する形式をとって、受講者の調査が研究へと展開することを目指したい。
  • 伝承文学概説I, 2020, 講義形式の授業。| 伝承文学とは、文学を伝承性の視点からとらえる場合の一つの方法である。したがって記載文芸および口承文芸にとどまらず、広範な伝承文化全体の中からとらえる必要がある。私たちの生活文化を見直し、日本の民俗文化を理解するために、まずは記載文芸としての文学作品や口承文芸としての昔話、伝説、世間話などを対象として、その背後に存在する民俗文化の特性を把握する。さらには世界的に類似した口承、記載文芸との比較を通してより広い視野から理解し学んでいく。
  • 伝承文学概説II, 2020, 本授業は、主にZoomを利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。| 伝承文学とは、文学を伝承性の視点からとらえる場合の一つの方法である。したがって記載文芸および口承文芸にとどまらず、広範な伝承文化全体の中から見出すことができる。私たちの生活文化を見直し、日本の民俗文化を理解するために、まずは記載文芸としての文学作品や口承文芸としての昔話、伝説、世間話などを対象として、その背後に存在する民俗文化の特性を把握する。さらには世界的に類似した口承、記載文芸との比較を通してより広い視野から理解し学んでいく。
  • 民俗学史I, 2020, 本授業は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、3回分の授業を課題提出、12回分の授業を、K-SMAPYⅡを利用した講義資料・課題提示による遠隔授業を組合せて実施する。そして、このシラバスはそれを前提として記述するが、対面授業が可能となれば対面授業に切り替えることを前提しておく。日本民俗学は、柳田國男を中心として折口信夫の深い理解のもとに、太平洋戦争前の1930年代に創生された学問である。戦争の混乱期を経て戦後に新たな出発をしたが、その発展の過程にはいくつかの劃期があった。民俗学がアカデミズムの中に位置づけられていく過程、歴史学や文化人類学などの諸隣接科学との関係、そのほか日本民俗学がどのような歴史を経て現在に至っているのか。その過程を整理して理解しておくことが重要である。これを追跡し再確認することによって、現在の民俗学が克服すべき問題点も、民俗学の大きな可能性も、明らかになるのである。本授業では、民俗への意識の萌芽から、日本民俗学が確立してゆく過程を確認しつつ、学問の中での日本民俗学の位置を確認し、新たな発展への可能性を考えて見たい。この民俗学史Ⅰでは、日本民俗学前史と成立までを扱う。
  • 民俗学史, 2020, -
  • 民俗学史II, 2020, 本授業は、主に Zoom を利用した双方向型オンライン授業(ライブ配信)として実施する。Zoom での授業と教科書・授業の内容をまとめる課題提出とを併用する。日本民俗学は、柳田國男を中心として折口信夫の深い理解のもとに、太平洋戦争前の1930年代に創生された学問である。戦争の混乱期を経て戦後に新たな出発をしたが、その発展の過程にはいくつかの劃期があった。民俗学がアカデミズムの中に位置づけられていく過程、歴史学や文化人類学などの諸隣接科学との関係、そのほか日本民俗学がどのような歴史を経て現在に至っているのか。その過程を整理して理解しておくことが重要である。これを追跡し再確認することによって、現在の民俗学が克服すべき問題点も、民俗学の大きな可能性も、明らかになるのである。本授業では、民俗への意識の萌芽から、日本民俗学が確立してゆく過程を確認しつつ、学問の中での日本民俗学の位置を確認し、新たな発展への可能性を考えて見たい。この民俗学史Ⅱでは、日本民俗学の成立を確認しつつ、太平洋戦争中から戦後の展開、折口信夫の発生論を扱う。
  • 伝承文学概説I, 2021, 【オンデマンド授業】|伝承文学とは、日本民俗学の方法を用いて文学や文化を理解する学問手法です。|伝承文学は日本文学・日本語学と共に、國學院大學の文学研究の特色となっています。|伝承文学概説では、伝承文学と日本民俗学の基礎を学びます。||伝承文学は、日本民俗学の方法を用いて、各時代・地域に生きた普通の人びと(常民)の、ものの考え方や感じ方と、それを基にした生活全般の行為の総体(民俗)から、文学や文化を考察します。|したがって、伝承文学においては文字となった文学のみならず、生業・衣食住・年中行事・民間信仰・祭礼・芸能等、過去から現在に至るまでの幅広い民俗文化全般を対象とします。|中でもとりわけ文学(記載文芸)と関りの深い「口承文芸」――民話や民謡など口伝えの文芸――の領域を重視して進めていきます。||伝承文学概説では、古典文学作品と口承文芸とを比較し、その背後に存在する民俗文化の特性を理解していきます。|さらに口承文芸・記載文芸の国際比較や、現代文化への影響などを通してより広い視野から理解し、その概念や研究方法を学びます。||【遠隔授業実施に際して】|この授業では通常、対面講義を行ってきました。|しかし、新型コロナウイルスの影響で、そのような授業形態をとることができません。|代替措置として、PDF等で配布する資料を読んで、教員の講義動画を視聴し、毎回の小課題を提出する「オンデマンド授業(録画された講義を視聴し学習する授業)」の形式で行います。||授業動画や資料の配信方法や、課題やその提出方法、単位認定の方法は担当教員により異なります。|第一回目の授業をよく聞いて、準備してください。
  • 伝承文学概説II, 2021, 【オンデマンド授業】|伝承文学とは、日本民俗学の方法を用いて文学や文化を理解する学問手法です。|伝承文学は日本文学・日本語学と共に、國學院大學の文学研究の特色となっています。|伝承文学概説では、伝承文学と日本民俗学の基礎を学びます。||伝承文学は、日本民俗学の方法を用いて、各時代・地域に生きた普通の人びと(常民)の、ものの考え方や感じ方と、それを基にした生活全般の行為の総体(民俗)から、文学や文化を考察します。|したがって、伝承文学においては文字となった文学のみならず、生業・衣食住・年中行事・民間信仰・祭礼・芸能等、過去から現在に至るまでの幅広い民俗文化全般を対象とします。|中でもとりわけ文学(記載文芸)と関りの深い「口承文芸」――民話や民謡など口伝えの文芸――の領域を重視して進めていきます。||伝承文学概説では、古典文学作品と口承文芸とを比較し、その背後に存在する民俗文化の特性を理解していきます。|さらに口承文芸・記載文芸の国際比較や、現代文化への影響などを通してより広い視野から理解し、その概念や研究方法を学びます。||【遠隔授業実施に際して】|この授業では通常、対面講義を行ってきました。|しかし、新型コロナウイルスの影響で、そのような授業形態をとることができません。|代替措置として、PDF等で配布する資料を読んで、教員の講義動画を視聴し、毎回の小課題を提出する「オンデマンド授業(録画された講義を視聴し学習する授業)」の形式で行います。||授業動画や資料の配信方法や、課題やその提出方法、単位認定の方法は担当教員により異なります。|第一回目の授業をよく聞いて、準備してください。|
  • 民俗芸能論I, 2021, 本授業は遠隔授業(オンデマンド型)で行う。| 「民俗芸能」という言葉があり、そう呼ばれている芸能がある。また類似する言葉として「郷土芸能」というものもある。一体それはどういう定義でそう呼ばれているのだろうか。また、広義に芸能と言ったときにも、その定義には大きな問題がある。| そして、そうした民俗芸能を研究するということは、何を考究するために行われているのだろうか。この授業では、そうした問題を実際に伝承されている民俗芸能の伝承現場から考える。そこで次のような柱を建てて授業を組み立てたい。| ①日本の芸能の歴史的展開②人々の生活と芸能③芸能の伝播と定着④民俗芸能の伝承現場|特に民俗芸能論Ⅰでは民俗として現在伝承されているものから考えたい。|授業の中では、視聴覚教材を使い実際にある芸能を実感しながら、芸能に流れる日本人の心の世界を探ってみたい。
  • 民俗芸能論II, 2021, 本授業は遠隔授業(オンデマンド型)で実施する。| 「民俗芸能」という言葉があり、そう呼ばれている芸能がある。また類似する言葉として「郷土芸能」というものもある。一体それはどういう定義でそう呼ばれているのだろうか。また、広義に芸能と言ったときにも、その定義には大きな問題がある。| そして、そうした民俗芸能を研究するということは、何を考究するために行われているのだろうか。この授業では、日本における芸能の史的な展開を伝統芸能として伝承されている能・歌舞伎・人形浄瑠璃を理解しつつ、民俗芸能について考える。そこで次のような柱を建てて授業を組み立てたい。| ①日本の芸能の歴史的展開②伝統芸能についての理解③民俗芸能の伝承現場|特に民俗芸能論Ⅱでは芸能史の立場から芸能を考えたい。授業の中では、視聴覚教材を使い実際にある芸能を実感しながら、芸能に流れる日本人の心の世界を探ってみたい。
  • 伝承文学演習III, 2021, 本授業は、対面授業として実施する。| 前期では、芸能の発生、日本の芸能の歴史について学ぶ。適宜、YouTubeのURLを紹介して民俗芸能を見ながら考える。| 後期では、受講者がそれぞれ具体的に民俗芸能を選んで調べ、発表する形式をとって、受講者の調査が研究へと展開することを目指したい。
  • 伝承文学概説I, 2022, 【対面授業】|伝承文学とは、日本民俗学の方法を用いて文学や文化を理解する学問手法です。|伝承文学は日本文学・日本語学と共に、國學院大學の文学研究の特色となっています。|伝承文学概説では、伝承文学と日本民俗学の基礎を学びます。||伝承文学は、日本民俗学の方法を用いて、各時代・地域に生きた普通の人びと(常民)の、ものの考え方や感じ方と、それを基にした生活全般の行為の総体(民俗)から、文学や文化を考察します。|したがって、伝承文学においては文字となった文学のみならず、生業・衣食住・年中行事・民間信仰・祭礼・芸能等、過去から現在に至るまでの幅広い民俗文化全般を対象とします。|中でもとりわけ文学(記載文芸)と関りの深い「口承文芸」――民話や民謡など口伝えの文芸――の領域を重視して進めていきます。||伝承文学概説では、古典文学作品と口承文芸とを比較し、その背後に存在する民俗文化の特性を理解していきます。|さらに口承文芸・記載文芸の国際比較や、現代文化への影響などを通してより広い視野から理解し、その概念や研究方法を学びます。|
  • 伝承文学概説II, 2022, 【対面授業】|伝承文学とは、日本民俗学の方法を用いて文学や文化を理解する学問手法です。|伝承文学は日本文学・日本語学と共に、國學院大學の文学研究の特色となっています。|伝承文学概説では、伝承文学と日本民俗学の基礎を学びます。||伝承文学は、日本民俗学の方法を用いて、各時代・地域に生きた普通の人びと(常民)の、ものの考え方や感じ方と、それを基にした生活全般の行為の総体(民俗)から、文学や文化を考察します。|したがって、伝承文学においては文字となった文学のみならず、生業・衣食住・年中行事・民間信仰・祭礼・芸能等、過去から現在に至るまでの幅広い民俗文化全般を対象とします。|中でもとりわけ文学(記載文芸)と関りの深い「口承文芸」――民話や民謡など口伝えの文芸――の領域を重視して進めていきます。||伝承文学概説では、古典文学作品と口承文芸とを比較し、その背後に存在する民俗文化の特性を理解していきます。|さらに口承文芸・記載文芸の国際比較や、現代文化への影響などを通してより広い視野から理解し、その概念や研究方法を学びます。|
  • 民俗芸能論I, 2022, 本授業は対面授業で行う。ただし、第1回授業はオンデマンドで行う。| 「民俗芸能」という言葉があり、そう呼ばれている芸能がある。また類似する言葉として「郷土芸能」というものもある。一体それはどういう定義でそう呼ばれているのだろうか。また、広義に芸能と言ったときにも、その定義には大きな問題がある。| そして、そうした民俗芸能を研究するということは、何を考究するために行われているのだろうか。この授業では、そうした問題を実際に伝承されている民俗芸能の伝承現場から考える。そこで次のような柱を建てて授業を組み立てたい。| ①日本の芸能の歴史的展開②人々の生活と芸能③芸能の伝播と定着④民俗芸能の伝承現場|特に民俗芸能論Ⅰでは日本芸能史を現在伝承されているものから考えたい。|授業の中では、視聴覚教材を使い実際にある芸能を実感しながら、芸能に流れる日本人の心の世界を探ってみたい。
  • 民俗芸能論II, 2022, 本授業は対面授業で実施する。| 「民俗芸能」という言葉があり、そう呼ばれている芸能がある。また類似する言葉として「郷土芸能」というものもある。一体それはどういう定義でそう呼ばれているのだろうか。また、広義に芸能と言ったときにも、その定義には大きな問題がある。| そして、そうした民俗芸能を研究するということは、何を考究するために行われているのだろうか。この授業では、芸能の史的な展開を考えるのではなく、現在伝承されている民俗芸能を正確に把握することによって、その芸能が伝承地の人々にどういう意味を持って伝承されているのか。また、伝承するにあたってどのような工夫がはかられているのかということを中心に考える。そこで次のような柱を建てて授業を組み立てたい。| ①ある地に伝承されている民俗芸能の正確な理解②伝承している現場③伝承者達にとっての民俗芸能の意味|特に民俗芸能論Ⅱでは伝承現場から立ち上がる議論を考えたい。授業の中では、視聴覚教材を使い実際にある芸能を実感しながら、芸能に流れる日本人の心の世界を探ってみたい。
  • 伝承文学演習III, 2022, 本授業は、対面授業として実施する。| 前期では、民俗芸能についての基本的な考え方捉え方を学びつつ、受講者が調査・研究する芸能を決め、それに関わる先行研究の批判的な検証を行って、それぞれの調査・研究を進める。| 後期では、受講者がそれぞれ具体的に調査してきた民俗芸能について発表する形式をとって、受講者の調査が研究へと展開することを目指していく。
  • 伝承文学概説I, 2023
  • 伝承文学概説II, 2023
  • 民俗芸能論I, 2023
  • 民俗芸能論II, 2023
  • 伝承文学演習ⅢA, 2023
  • 伝承文学演習III, 2023
  • 伝承文学演習ⅢB, 2023
  • 伝承文学概説I, 2023, 【対面授業】|伝承文学とは、日本民俗学の方法を用いて文学や文化を理解する学問手法です。|伝承文学は日本文学・日本語学と共に、國學院大學の文学研究の特色となっています。|伝承文学概説では、伝承文学と日本民俗学の基礎を学びます。||伝承文学は、日本民俗学の方法を用いて、各時代・地域に生きた普通の人びと(常民)の、ものの考え方や感じ方と、それを基にした生活全般の行為の総体(民俗)から、文学や文化を考察します。|したがって、伝承文学においては文字となった文学のみならず、生業・衣食住・年中行事・民間信仰・祭礼・芸能等、過去から現在に至るまでの幅広い民俗文化全般を対象とします。|中でもとりわけ文学(記載文芸)と関りの深い「口承文芸」――民話や民謡など口伝えの文芸――の領域を重視して進めていきます。||伝承文学概説では、古典文学作品と口承文芸とを比較し、その背後に存在する民俗文化の特性を理解していきます。|さらに口承文芸・記載文芸の国際比較や、現代文化への影響などを通してより広い視野から理解し、その概念や研究方法を学びます。|
  • 伝承文学概説II, 2023, 【対面授業】|伝承文学とは、日本民俗学の方法を用いて文学や文化を理解する学問手法です。|伝承文学は日本文学・日本語学と共に、國學院大學の文学研究の特色となっています。|伝承文学概説では、伝承文学と日本民俗学の基礎を学びます。||伝承文学は、日本民俗学の方法を用いて、各時代・地域に生きた普通の人びと(常民)の、ものの考え方や感じ方と、それを基にした生活全般の行為の総体(民俗)から、文学や文化を考察します。|したがって、伝承文学においては文字となった文学のみならず、生業・衣食住・年中行事・民間信仰・祭礼・芸能等、過去から現在に至るまでの幅広い民俗文化全般を対象とします。|中でもとりわけ文学(記載文芸)と関りの深い「口承文芸」――民話や民謡など口伝えの文芸――の領域を重視して進めていきます。||伝承文学概説では、古典文学作品と口承文芸とを比較し、その背後に存在する民俗文化の特性を理解していきます。|さらに口承文芸・記載文芸の国際比較や、現代文化への影響などを通してより広い視野から理解し、その概念や研究方法を学びます。|
  • 民俗芸能論I, 2023, 「民俗芸能」という言葉があり、そう呼ばれている芸能がある。また類似する言葉として「郷土芸能」というものもある。一体それはどういう定義でそう呼ばれているのだろうか。また、広義に芸能と言ったときにも、その定義には大きな問題がある。| そして、そうした民俗芸能を研究するということは、何を考究するために行われているのだろうか。この授業では、そうした問題を実際に伝承されている民俗芸能の伝承現場から考える。そこで次のような柱を建てて授業を組み立てたい。| ①日本の芸能の歴史的展開②人々の生活と芸能③芸能の伝播と定着④民俗芸能の伝承現場|特に民俗芸能論Ⅰでは日本芸能史を現在伝承されているものから考えたい。|授業の中では、視聴覚教材を使い実際にある芸能を実感しながら、芸能に流れる日本人の心の世界を探ってみたい。
  • 民俗芸能論II, 2023, 本授業は対面授業で実施する。| 「民俗芸能」という言葉があり、そう呼ばれている芸能がある。また類似する言葉として「郷土芸能」というものもある。一体それはどういう定義でそう呼ばれているのだろうか。また、広義に芸能と言ったときにも、その定義には大きな問題がある。| そして、そうした民俗芸能を研究するということは、何を考究するために行われているのだろうか。この授業では、芸能の史的な展開を考えるのではなく、現在伝承されている民俗芸能を正確に把握することによって、その芸能が伝承地の人々にどういう意味を持って伝承されているのか。また、伝承するにあたってどのような工夫がはかられているのかということを中心に考える。そこで次のような柱を建てて授業を組み立てたい。| ①ある地に伝承されている民俗芸能の正確な理解②伝承している現場③伝承者達にとっての民俗芸能の意味|特に民俗芸能論Ⅱでは伝承現場から立ち上がる議論を考えたい。授業の中では、視聴覚教材を使い実際にある芸能を実感しながら、芸能に流れる日本人の心の世界を探ってみたい。
  • 伝承文学演習ⅢA, 2023, 民俗芸能についての基本的な考え方捉え方を学びつつ、受講者が調査・研究する芸能を決め、それに関わる先行研究の批判的な検証を行って、それぞれの調査・研究を進める。
  • 伝承文学演習III, 2023, 前期の内容については(伝承文学演習ⅢA 渋谷 大石 泰夫 金曜3限)を参照してください。後期の内容については(伝承文学演習ⅢB 渋谷 大石 泰夫 金曜3限)を参照してください。
  • 伝承文学演習ⅢB, 2023, -受講者がそれぞれ具体的に調査してきた民俗芸能について発表する形式をとって、受講者の調査が研究へと展開することを目指していく。|

学外活動

学協会活動

  • 上代文学会
  • 全国大学国語国文学会
  • 日本民俗学会
  • 岩手民俗の会
  • 芸能学会

学外委員等活動

  • 2024年08月01日, 北上市史編さん専門委員, 民俗部会会長
  • 2024年06月01日, 北上市文化財審議会, 会長
  • 2024年08月01日, 奥州市文化財審議会委員, 委員
  • 2024年04月01日, 文化遺産の防災に関する有識者会議委員, 委員
  • 2024年06月10日, 2026年06月09日, 藝能学会, 常任理事
  • 2023年10月01日, 2027年10月01日, 一般社団法人日本民俗学会, 会長
  • 1992年, 2027年03月, 岩手民俗の会, 運営委員, 岩手民俗の会