研究者基本情報

氏名

• 氏名

  安西　晋二, アンザイ　シンジ

連絡先

• 連絡先

  s.anzai[at]kokugakuin.ac.jp

所属・職名

• 文学部　日本文学科, 准教授

学位

• 2015年03月20日, 博士（文学）, 國學院大學, 文学関係, 文甲第189号, 反復と変形の文学－近代小説における準拠の方法－
• 2003年25月, 修士（文学）, 鶴見大学大学院, 文学関係, 「澁澤龍彥の〈私〉―そのイメージとスタイル」
• 2000年03月20日, 学士（文学）, 國學院大學, 文学関係, 「夢の文学世界―澁澤龍彥『高丘親王航海記』論」

本学就任年月日

• 2024年04月01日

研究分野

• 日本近現代文学, 日本近現代文学（主に戦後以降）、澁澤龍彥

研究活動

論文

• 『一讀三歎當世書生氣質』の挿絵　―初版本と別製本とをめぐって, 安西晋二, 『鶴見日本文学』, 第7号, 2015年03月, 鶴見大学
• 明治四十年代の洋学受容―『新帰朝者日記』の中の音楽―, 安西晋二, 『永井荷風研究ノート』, 2006年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 挿絵の図像学―『濹東綺譚』の方法―, 安西晋二, 『永井荷風研究ノート2』, 2007年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 〈しゃべるように書く〉ということ―『田園の憂鬱』から『都会の憂鬱』へ―, 安西晋二, 『佐藤春夫研究ノート』, 2008年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 〈愛憐〉というフェティシズム―『柳橋新誌』の雛妓表象―, 安西晋二, 『成島柳北・服部撫松研究ノート』, 2009年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 戯画化のためのレトリック―〈正直正太夫〉と〈緑雨醒客〉―, 安西晋二, 『齋藤緑雨研究ノート』, 2010年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 〈内部〉と交響する主題―福永武彦「私の内なる音楽」のシベリウス批評―, 安西晋二, 『研究ノート・文学と音楽』, 2011年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 吉田秀和「音楽的文明論」の射程―永井荷風との交差―, 安西晋二, 『研究ノート・文学と音楽2』, 2012年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 文学史叙述の可能性―太宰治「女の決闘」評価の諸相から―, 安西晋二, 『研究ノート・日本文学の地平に向けて』, 2013年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 尾崎紅葉「新色懺悔」の構造―告白・婚姻・処女性―, 安西晋二, 『三遊亭円朝・尾崎紅葉研究ノート』, 2014年02月, 國學院大學大学院文学研究科傅馬ゼミ
• 〈怪奇〉を語る澁澤龍彥―非人間的存在への志向―, 安西晋二, 『日本文学論究』, 第84冊, 2025年03月20日, 國學院大學國文學會
• 「ゴミ」のアクチュアリティ―多和田葉子「捨てない女」を取り巻く社会状況―, 安西晋二, 『國學院大學教育学研究紀要』, 第58号, 2024年02月20日, 國學院大學教育学研究室
• 澁澤龍彥「髑髏盃」における〈鎌倉〉―怪異の発生と場所のアイデンティティ―, 安西晋二, 『國学院大學紀要』, 第62巻, 2024年02月14日, 國學院大學
• 偽りの情報と物語空間―「澁澤龍彥六道の辻」「魚鱗記」の嘘―, 安西晋二, 『信州豊南短期大学紀要』, 第40号, 2023年03月, 信州豊南短期大学
• 澁澤龍彥が語る石川淳―交点としてのダンディズム―, 安西晋二, 『アナホリッシュ國文學』, 2022年11月, 白順社
• 岡本起泉の描いた〈毒婦〉―お傳・お竹の形象―, 安西晋二, 國學院大學仮名垣魯文研究会編『明治初期文学資料集　岡本起泉 一』, 2022年03月, 國學院大學1016研究室
• 蛍の光は何を照らし出したか―語りの批評性と玉鬘の物語（論）―, 安西晋二, 久保朝孝編『源氏物語を開く―専門を異にする国文学研究者による論考54編』, 2021年03月, 武蔵野書院
• 多和田葉子「献灯使」に描かれた〈老い〉―身体と認識の差異―, 安西晋二, 『國學院雑誌』, 第120巻, 第７号, 2019年07月, 國學院大學
• 願望としての転生譚―『豊饒の海』批評から『高丘親王航海記』へ―, 安西晋二, 『三島由紀夫研究』, 第18巻, 2018年05月, 鼎書房
• 紀行文のまなざし―澁澤龍彥『城』が語る幻想―, 安西晋二, 『國學院雑誌』, 第118巻, 第1号, 2017年03月, 國學院大學
• 増幅される〈笑い〉―太宰治「貧の意地」と井原西鶴「大晦日はあはぬ算用」―, 安西晋二, 『國學院雑誌』, 第117巻, 第１号, 2016年01月, 國學院大學
• 「わたし」をめぐる物語の変容―川上弘美「神様」と「神様2011」―, 安西晋二, 『國學院大學教育学研究室紀要』, 第49号, 2015年02月20日, 國學院大學教育学研究室
• 歴史文学批判と評伝の方法論―石川淳「諸國畸人傳」への視角―, 安西晋二, 『國學院雑誌』, 第115巻, 第9号, 2014年09月, 國學院大學
• 〈猥褻〉をめぐる闘争―澁澤龍彥と野坂昭如との照応から―, 安西晋二, 『昭和文学研究』, 第68集, 2014年03月, 昭和文学会
• 方法としての「饒舌」と「説話」―〈私〉をめぐる言説の一側面―, 安西晋二, 『日本文學論究』, 第73冊, 2014年03月, 國學院大學國文學會
• 太宰治「女の決闘」のなかの近代文学史―起点としての「十九世紀的リアリズム」・森鷗外―, 安西晋二, 『日本近代文学』, 第89集, 2013年11月, 日本近代文学会
• 澁澤龍彥「ねむり姫」論―引用／翻案の方法―, 安西晋二, 『國學院雑誌』, 第113巻, 第10号, 2012年10月, 國學院大學
• 習作期の中村真一郎―「向陵時報」掲載作品と創作意識―, 安西晋二, 『中村真一郎手帖』, 第7号, 2012年04月, 白水社
• 「修羅」を統べる〈ヒメ〉の力―〈史〉の破棄と胡摩の造型―, 安西晋二, ウィリアム・J・タイラー、鈴木貞美編『石川淳と戦後日本』, 2010年03月, ミネルヴァ書房
• 芥川龍之介「六の宮の姫君」論―話形の解体と翻案の方法―, 安西晋二, 『國學院大學紀要』, 2010年02月, 第48巻
• 澁澤龍彥の見たサド裁判―パロディとしての「エロティック革命」―, 安西晋二, 『國學院雑誌』, 第108巻, 第12号, 2008年12月, 國學院大學
• 三島由紀夫「橋づくし」論―エピグラフが意味するもの―, 安西晋二, 『國學院大學大学院紀要―文学研究科』, 第37輯, 2006年03月, 國學院大學大学院
• 石川淳「普賢」論―言葉の限界の模索―, 安西晋二, 『日本文學論究』, 第64冊, 2005年03月, 國學院大學國文學會
• 澁澤龍彥「撲滅の賦」論―見る／見られるという自意識―, 安西晋二, 『国文鶴見』, 第34冊, 2005年03月, 鶴見大学
• 澁澤龍彥『唐草物語』の方法―幻想空間を創出するスタイル―, 安西晋二, 『國學院雑誌』, 第105巻, 第５号, 2004年03月, 國學院大學

Misc

• 「淫者山へ乗りこむ」ほか, 安西晋二, 安藤宏、大原祐治、十重田裕一編『坂口安吾大事典』, 2022年06月, 勉誠出版
• 実践と現状の狭間で惑うこと―紅野謙介『国語教育の危機―大学入学共通テストと新学習指導要領』によせて―, 安西晋二, 『國學院大學教育学研究室紀要』, 第53号, 2018年03月, 國學院大學教育学研究室
• 太田代志朗・田中寛・鈴木比佐雄編『高橋和巳の文学と思想―その〈志〉と〈憂愁〉の彼方に』, 安西晋二, 『昭和文学研究』, 第80集, 2020年03月, 昭和文学会
• 研究動向　澁澤龍彥, 安西晋二, 『昭和文学研究』, 第83集, 2021年09月, 昭和文学会
• 中村三春『物語主義―太宰治・森敦・村上春樹―』, 安西晋二, 『日本近代文学』, 第111集, 2024年11月15日, 日本近代文学会

著書等出版物

• 『反復／変形の諸相―澁澤龍彥と近現代小説』, 安西晋二, 翰林書房, 2016年02月24日
• 『明治初期毒婦小説集成』第１巻, 中村正明・安西晋二, ゆまに書房, 2025年04月30日, 第１巻
• 『明治初期毒婦小説集成』第２巻, 中村正明・安西晋二, ゆまに書房, 2025年04月30日, 第２巻

講演・発表

• 〈猥褻〉をめぐる断層―澁澤龍彥・野坂昭如の闘争方針―, 安西晋二, 昭和文学会春季大会, 2013年06月08日
• 文学に描かれた〈老い〉―多和田葉子「献灯使」の身体性―, 安西晋二, 國學院大學國文學會春季大会, 2018年06月17日
• 澁澤龍彥「護法」における典拠との距離―物化する身体と眩惑する空間―, 安西晋二, 第10回 南開大学・國學院大學院生フォーラム, 2024年09月15日
• 〈怪奇〉を語る澁澤龍彥, 安西晋二, 國學院大學國文學會春季大会, 2024年06月22日

学外活動

社会貢献活動

• 国士舘大学での非常勤講師, 国士舘大学, 2024年09月01日, 2025年03月31日, 国士舘大学における非常勤講師としての活動。実質的には、2024年9月30日より毎週月曜日に授業を担当（週１回３コマ）。また、同大学にて2024年12月中旬から2025年２月上旬までは集中講義も担当（日時未定）する。